http://www.sankei.co.jp/news/040111/0111sha072.htm
スカイダイビングで墜落死 埼玉、男女2人
 11日午前10時半ごろ、埼玉県川島町の荒川河川敷近くの水田で、スカイダイ
ビングをしていた男女2人のパラシュートが開かず地面に激突し、全身打撲で2人
とも死亡した。
 死亡したのは、イベント会社「メイク」(東京都青梅市)主催の体験ダイビング
に参加した会社員、浅川貴子さん(33)=横浜市西区=と、非常勤インストラ
クターで大工の久保文男さん(37)=東京都足立区。東松山署が事故原因を
調べている。

 調べでは、インストラクター4人と体験者ら6人の計10人が同日午前10時
過ぎ、軽飛行機で川島町の本田航空の飛行場を飛び立ち、高度約3800メートル
に上昇した。

 パラシュートを背負ったインストラクターが体験者を器具で固定して2人1組で
1つのパラシュートで降下する「タンデムジャンプ」で4組が降下、また単独の
2人も飛び降りた。

 久保さんと浅川さんはタンデムで降下。メーンのパラシュートが開かず、非常用
も完全には開かず墜落したという。

 主催者側によると、事故当時、地上では秒速11−12メートルのやや強い風が
吹いていたが、ダイビングに支障はなく、天候も良好だったという。

 パラシュートは、メーンのパラシュートに異常が発生してもコンピューター制御
で自動的に非常用が開く構造になっているという。