【リレー小説】腹のゆるい透明人間、黒田権蔵
2050年、東京都の黒田研究所では日夜、所長黒田権蔵による研究が行われていた。
黒田は腹がゆるくしょっちゅうトイレに行ってはいたが研究は順調だった。
ある時黒田は透明人間になる薬を発明し、それを自分で飲んだ。
その瞬間から黒田は透明人間になったのであった。 トンカツはトイレの個室に入って鍵を閉めた。
個室「ふうううう」
個室「あああああ!」
キャベツ「な、なにをやってるんだ……」 空になったウスターソース「アー、ヒモジイヨー、ヒモジイヨー」
キャベツ「このトイレカオス過ぎるだろ」 キャベツ「まあいい」
ドジャー
キャベツはトイレの水を流し、ウスターソース(皮)を宇宙空間に排出した。
トンカツ「おい何すんだ!2人が無くなっただろ!」
キャベツ「蓋か、蓋ならここにあるだろ」
トンカツ「どこにあんだよ?」
キャベツ「あるさ、ここになぁ!」
そう言うとキャベツはトンカツの頭を便器に突っ込んだ。 トンカツ「がぼ?!なにをする?!」
キャベツ「俺は脇役なんかじゃない……主役はお前じゃない……主役になるのは俺だ!」
キャベツは叫んだ。 宇宙シェフ「やかましいわ!」
キャベツは炒められ過ぎてシナシナになった。 管制官「何だロケットの挙動がおかしい。中から空気が漏れているような」
チープ管制官「なに言っているんだ、人工衛星しか載ってないんだぞ」
管制官「しかし、実際におかしいんです。このままでは落下します」
チーフ管制官「落下地点は?」
管制官「東京です」
チーフ管制官「ぐっ、この打ち上げは失敗だ!爆破するしかない」 管制官「チーフ!私が何とかしてみせます!その爆破スイッチは絶対に押さないでください!」
チーフ管制官「おお、なんて頼もしいんだ!」 管制官「フェ、ヘェーックション!!」
ポチ
管制官「あっ!」
チーフ管制官「あっ!」 管制室スピーカー「爆破スイッチが押されました。30分後に宇宙船は爆破されます」
ビービービー 宇宙船内スピーカー「爆破シグナルを受信。30分後に自爆します」
トンカツ「え?」
キャベツ「え?」 チーフ管制官「バカヤロウ!30分も待ってたら落ちちまうだろ!さっさと爆破しやがれクソ野郎!明日から仕事無くすぞ!」
管制官「ひぃぃ、わっわかりました」
ガチッ
管制官は緊急爆破レバーを倒した。
ドカーン💥 トンカツ「うわあああ!」
キャベツ「ぐわあああ!」
宇宙人「ぎゃあああ!」
三人は宇宙空間に投げ出された。 トンカツ「息があ!空気があ!」
トンカツは暴れたが少しすると我に返った。
トンカツ「あ、おれトンカツだった」
トンカツは周りを見渡す。そこは真っ暗な宇宙空間だった。 若田「因みに、アポロ計画は全部嘘。人類は月面着陸など成功していない」 若田「とりあえず中に入れるか」
若田はロボットアームを操ってトンカツ達をISSに収納した。
乗組員「なんだこれは、干からびた肉なのか?」
若田「これは干からびたトンカツだよ、豚肉に衣をつけて揚げたものだ」
乗組員「なぜそんな物が宇宙空間に漂っていたんだ?」
若田「宇宙人の侵略だ!急いでNASAに報告しなければ」 乗務員「うっ」
ギュルルルー
乗務員「ああっ」
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ 乗組員がカピカピになった代わりにトンカツは復活した。
トンカツ「ふう、水分を得られて助かったぜ」 もう一つのトイレから黒田が出てきた。
黒田「あースッキリした」 トンカツ「誰やねんお前?」
黒田「俺だよ俺」
トンカツ「俺なんて奴は知らんな」
トンカツはレバーを押した。
ドジャー
黒田は宇宙空間に流された。
メンチカツ「誰だったんだ?」
チキンカツ「知らね」 乗組員「キャベツもうまいっすよ」
乗組員「うっ!」
キャベツ「助かった…」 船外活動中の飛行士は黒田を見つけた。
飛行士「なんだこれは?」
飛行士な黒田をは剥がして放った。 ウスターソースも窓に張り付いていた。
「ヒモジイヨー、ヒモジイ……」 ガキ「父ちゃん、あの中暖かそうだよ」
親父「うるせぇバカ野郎!寒いくらい我慢しろバカ!」
母ちゃん「あんた寒いもんは寒いんだよ、なんとかしておくれよ」
親父「ええいどいつもこいつも好き勝手いいやがってちくしょうめ!」 乗組員「船長!宇宙難民が船外に無数にいます」
船長「チョコレートでも配ってやれ」
ISSから無数のチョコレートがばら撒かれた。 ガキ「父ちゃん、チョコレートだ!」
親父「ばか!そんなもの拾うな!」
母ちゃん「あら、食費が浮いていいじゃない」
チョコレート「目標発見。これより誘導を開始する」 黒田は透明になると、ハッチから船内に侵入した。
ビーッ…ビーッ…
乗組員「船長、アラームが!が、外部ハッチがオープンになっています」
船長「なに?計器の誤作動じゃないのか?」
ビッ…
乗組員「あ、アラーム停止しました!ハッチもクローズです」
船長「ほーれみろ」 ハッチから流出する空気で吸い出されたロッカーが黒田にぶつかり、そのまま船外に弾き出された。
黒田「もがぁ」 ウスターソースがその隙を使い船内に入った。
「トンカツ共、よくも俺を犠牲にしたな・・・ビックリさせてやるぜ」 乗組員「早くハッチを閉めろ」
乗組員B「だめだ閉まらない」
乗組員C「うわー」
乗組員Cは咄嗟にウスターソースをハッチに詰め込んだ。
ウスターソース「ピギャーッ」 その隙に透明人間、黒田権蔵は船内の侵入に成功していた。
黒田「あ〜寒かった…ちょっと腹が冷えたからトイレにでも行くか」 黒田がトイレに行くとそこには宇宙人がいた。
宇宙人「参ったなぁ。自分の銀河に帰りたいけど、宇宙船は爆破されてしまったし」
黒田「どうしたんだ?」
宇宙人「どうやって自分の銀河に変えればいいのか分からなくて」 黒田「スペースZが新型宇宙船を開発してるらしいぞ」
宇宙人「え?ほんとか?それ使えば故郷に帰れるかな?」
トンカツ「一旦地球に帰ってスペースZに行ってみるといい」 黒田「しかしどうやって地球に戻ればいいんだ?」
トンカツ「簡単さ」
そう言うとトンカツは黒田を宇宙船の外に投げ出した。
トンカツ「重力に任せればいいのさ」
黒田は大気圏へと突入した。 宇宙人も後を追った。
宇宙人「コスモオオオオス!」
ゴオオオオオオオ 落下地点にはアサルトライフルを構えたでんでんがいた
でんでん「ボディを透明にしちまえば何もわかりゃしねぇ!」
満面の笑みで銃を乱射した しかし弾丸は黒田には届かなかった。
黒田は燃え尽きて無くなっていたのである。 アサルトライフルの弾丸は代わりに宇宙人に当たった。
宇宙人の着ている強化服は弾丸を跳ね返し弾丸は近くにいた盗賊に当たった。
盗賊「ぐえ!」 倒れ込む盗賊の下敷きになったバッタが叫んだ。
バッタもん「うぎゃー!重てぇーっ!」 でんでん「なんだこいつは!ライフル弾が効かねぇ!」
ダダダダダダ!
宇宙人「や、やめろよぉ」
盗賊「うぎゃあ!」
バッタもん「うぐああ!」 宇宙人「俺はスペースZに行かなければいけないんだ。悪いがこれを使わせてもらう」
そう言うと宇宙人は光線銃を取り出した。 宇宙人「くらえ!」
盗賊バッタ「うおっ眩しいッ!って痛くもなんともない?」
宇宙人「ああっ間違えて懐中電灯持ってきてもうたがね!」 宇宙人「こうなったら宇宙武術で何とかしてやる」
宇宙人は武術の構えを見せた。
盗賊バッタ「ではこちらも盗賊武術をお見せしよう」
盗賊バッタは低く構えた。 宇宙人「俺はスペースZに行かなければならない。邪魔するな!」
宇宙人は右ストレートを放った。
盗賊「スペースZ?なんだ観光でもするのかキャハハ」
盗賊は宇宙人の右ストレートをさばくと右回し蹴りを放った。 宇宙人「なかなかやるな、そうでないと面白くねえ、俺様を第二形態にさせたのはお前が初めてだ」
そう言うと宇宙人は全身に力を込め始めた。
宇宙人「ハアァァッ!」
ブリッ!
宇宙人「えっ」
盗賊バッタ「えっ・・うわーっ、こいつやっちまった〜!」 宇宙人赤ちゃん「おぎゃあ、おぎゃあ」
宇宙人の尻から赤ちゃんが生まれた。
赤ちゃんは高速で盗賊バッタにぶつかった。
盗賊バッタ「ぎゃ!」 宇宙人「テメェ俺の糞子に何しやがる!おーよちよち痛かったでちゅねー悪いおじちゃんは懲らしめまちゅねー」
宇宙人は年齢ライトを盗賊バッタに照射した。 宇宙人「オギャーオギャー」
宇宙人赤ちゃん「おぎゃあ、おぎゃあ」 「せーん、せーん、せーん」
宇宙セミが耳障りな声で鳴いている。 ありのままの 姿見せるのよ
ノ
彡 ノ
ノ
ノノ ミ
〆⌒ ヽ彡
(´・ω・`) 衣服「旦那〜今日はどうするんです?」
宇宙セミ「ついて来い」
2人は宝石店に到着した。
宇宙セミ「宝石、金物すべて取って来い」
と言ってハンマーを渡した
衣服「え〜おいらがですか!?旦那も手伝ってくださいよ〜」
宇宙セミ「まぁいいけどよ〜足手まといになっても知らんぜ」
宇宙セミは盗んだ車を運転して宝石店に突っ込んだ。 ドグワシッヤ
店の壁は拳王親衛隊の攻撃に耐えられるように厚さ3mのコンクリートでできていた。 おっさん「俺の車をこんなにしやがって弁償しろ!」
宇宙セミ「わ,わかった。今、宝石店から宝石を盗ってくるから待ってよ」 宇宙セミは宝石店に入っていったが戻ってこなかった。
不審に思ったおっさんが宝石店に入って見た物は おっさん「これは一体」
おっさんが現場を調べると、宇宙セミは血文字でダイイングメッセージを残していた。
おっさん「かまやりました八街市でも悩ましいの?って何だ?」 ダイイングメッセージはまだ続いており「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」と書かれていた さらに「アタやはなまるやだ赤な黒を🐦⬛🟥ナフやですよね、🖼へっプーサン」と書いてあった。 おっさんはダイイングメッセージを解読することを諦めて帰宅した。 その頃、黒田は奪った宝石をメルカリに出品していた。すると一台の車が停車して中から殺し屋が出てきた。
殺し屋は黒田に向かって散弾銃を撃ち始めた。
宝石には発信機が埋め込まれていたのだ。 コスコスコスコスコスコスコスコス
おっさん「うっ、ふう〜」
おっさんはスッキリして眠りについた。 散弾銃の弾に倒れた黒田の遺体を殺し屋はミンチカツにして組織のトップに献上した。
トップ「うむ、大義である」 朝になって目が覚めたおっさんは、ご飯が炊けてないことに気づいた。
「なんでコードが抜けてるんだよ・・・」仕方がないので、おっさんは外食に出た。
「あーなに食べようかな?」 スネ夫はカニバリズムに目覚めたので、もっと美味い女を探す旅に出た。 旅に出たスネ夫はある村で肥溜めに落ちてしまう。
それがきっかけでスネ夫は食糞に目覚めるのだった。 スネ夫「今日は人肉ステーキを糞尿ソースでいただくのだ」 スネ夫「おっ、こんなところに人肉糞屋があるぞ。ちょっと入ってみるか」
店員「いらっしゃいませ〜開いている席にどうぞ」
スネ夫「よっこらしょっと、え〜っとメニューは、どれどれ」
店員「お決まりになったら、お申し付けくださいね」
スネ夫「あっはーい。えーっと、すみませーん、これください。この、ショタステーキの糞まみれセット」
店員「はいはいショタステーキの糞まみれセットですね。ショタステーキの糞まみれセット一つ入りました」
ガシャーン
スネ夫「うわっ、なんだなんだ」
スネ夫はテーブルに拘束され、そのまま厨房へと運ばれた。
シェフ「うん、なかなかいい素材ね。これなら最高の料理になるアルよ7
そう言うとシェフはスネ夫をスライスして、鉄板で焼き始めた。 両腿肉を削ぎ取られたスネ夫は止血されテーブルに戻された。
スネ夫「ううぅ…」
店員「お待たせしました、ショタのステーキ糞まみれでごさいます」 スネ夫は店から出ようとしたがドアは溶接されて出られなくなっていた。
スネ夫「トイレはどこだ!」
店員「あちらを右に曲がって突き当たりを左、そして十字路を右折して…」
スネ夫は辺りを見回すが窓すら無かった。
店員「それよりデザートはいかがですか?」
スネ夫「いらねえよ!それより水だ」
店員「かしこまりました。」
店員はスネ夫に管を刺して血液をグラスに入れ始めた。
店員「お待たせしました。」
店員はスネ夫の血液が入ったグラスを置いた。 店員「いやデザートは食べていただきます」
そう言うと店員はスネ夫の両目にスプーンをつきたてた。
スネ夫「ギャァ!目があっ」
店員はスネ夫の両目をスプーンで抉り出し、グラスに盛り付けた。
店員「目玉のジャンボタピオカ風味でございます」 そしてスネ夫は耳を切り落とされ、鼻を削がれ、舌を抜かれ、玉と竿を千切られるというフルコースを味わった。 【リレー小説】腹のゆるい透明人間、黒田権蔵
スネ夫編 完 2050年、東京都の黒田研究所では日夜、所長黒田権蔵による研究が行われていた。
黒田は腹がゆるくしょっちゅうトイレに行ってはいたが研究は順調だった。
ある時黒田は透明人間になる薬を発明し、それを自分で飲んだ。
その瞬間から黒田は透明人間になったのであった。 黒田は前世を繰り返さないように、強力下剤を飲んでトイレに篭った。
黒田「糞を出してしまえば完全に透明になる。フフフ」
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ
黒田「止まんねぇ」 数日後、トイレで干からびた死体となった黒田が発見された。
完 黒田は死体安置所に送られた。
警備員「くさっ。こりゃひでぇ遺体だな。」
警備員はなぞの薬品を取り出した。
警備員「さて実験開始だ。」
遺体に注射を打ち、薬品を注入した。警備員は趣味で死者を蘇生する研究をしていた。
黒田「あれ?ここは…」
警備員「やったぜ!次は学会に発表だ」 黒田「ねぇ、ここはどこ?」
黒田は立ち上がろうとしたが、躓いてしまい転倒してしまった。
バキッ
その衝撃で首がもげてしまった。
黒田「どうなってるの?助けてよ」
警備員「むう、腐敗は治らなかったようだな」
黒田「腐敗って何すか?」
警備員「死んだお前は俺の作った薬で蘇ったんだが腐敗までは治らなかったみたいだ。すまんがお前は今日からゾンビー黒田として生きてくれ。まあ死んでいるけどな、アッハッハ」
ゾンビー黒田は首をセットすると警備員に殴りかかった。 警備員「スカル💀クラッシュパーンチ!」
警備員は華麗なステップで間合いを詰め、右ストレートをゾンビー黒田の頭に叩き込んだ。
ゾンビー黒田の頭は砕け散り、目玉だけが残った
右目玉「おい権蔵!お前顔が無くなっとるぞ」
左目玉「大丈夫かしらこの子、脳みそが無いわ」
ゾンビー黒田「大丈夫ですよ父さん母さん、僕はゾンビですから、平気です」 黒田はチャンチャンコを羽織り、下駄を履くと死体安置所を後にした。 目玉父「ところで、これからどうするんじゃ?」
ゾン田「そうですね、いつまでも霊安室に住み着いているわけにもいかないので、マウスマンとキャットウーマンを頼ろうかと思います」
目玉母「あらやだ、キャットウーマンはともかく、マウスマンは信用できないわ、大丈夫かしら」
ゾン田「大丈夫ですよ、裏切ったらブチ殺しますから」 マウスマン「よう権蔵!」
ゾゾゾの権蔵「あ、マウスマン!!」
マウスマン「いい儲け話があるんだけどよ」
目玉のオカン「権蔵、気をつけて!」 権蔵「その儲け話とやらを聞かせてもらおうか」
目玉の母「権蔵!」
権蔵「わかっていると思うが騙したら殺すぞ!」
マウスマン「わかってるってばよう,そんな怖い顔すんなってばよう」 マウスマン「そうそう!その厨房並みのエレクトパワーが欲しいんだ!」
権蔵「そうなの?いったい何をしろってんだ」
マウスマン「実は…」 キャットウーマン「騙されないで権蔵、コイツは絶対裏切るわ」
そう言うとキャットウーマンはマウスマンを食べてしまった。 マウスマン「痛い痛いって!ったく人の顔見るなり食べようとすんなって!この暴力女が」
キャットウーマン「何ですって!もう一回言ってみせろやコラァ!」
マウスマン「ギャア、ギブギブ」
ゾンビー黒田「2人ともケンカはよしなよ」0