【リレー小説】腹のゆるい透明人間、黒田権蔵
2050年、東京都の黒田研究所では日夜、所長黒田権蔵による研究が行われていた。
黒田は腹がゆるくしょっちゅうトイレに行ってはいたが研究は順調だった。
ある時黒田は透明人間になる薬を発明し、それを自分で飲んだ。
その瞬間から黒田は透明人間になったのであった。 黒田は外に出てみたが糞が透けて見えているので通行人に凝視された。
通行人からは糞が空中浮遊しているように見えた。 そして、透明な身体は光が細胞を透過しているので、網膜も光が透過している。
そのため、この透明人間黒田は、光を認識できないので、視覚が無いのであった。
黒田「何も見えましぇ〜ん…」 血液も透明なので赤血球が無いので黒田は少なくとも哺乳類ではない。
アメーバである。 アメーバ黒田は透明になりながらも触覚を使い街の中を進んだ。
すると黒田の前にギャルが現れた。 黒田につまずいたギャルのバッグからヘアマニキュアがこぼれ落ち、黒田の身体にふりまかれた。 黒田「キシャアアア!」
黒田の身体は煙を上げて溶けた。
後には黒い跡が残った。 すると黑い残りかすがもぞもぞと動き1か所に集まりだした。 黒い残りカスが集まってできたのは漆黒のゴキブリだった。
カサカサ カサカサ カサカサ カサカサ カサカサ 黒田ゴキブリは闇夜に飛び去り、ニ度と帰ってこなかった。 そう、黒田ゴキブリは地元を離れて都心に向けて飛び立っていったのだった。
その後ろを赤いドローンがつけていった。 ゴキブリは1匹見つけると30匹はいるという。
なので黒田ゴキブリが1匹いるということは黒田ゴキブリは30匹いるということである。
さらにその30匹にそれぞれ30匹がいて、またそれぞれ30匹がいて、またまたそれぞれ30匹がいてと続くのである。
空は黒田ゴキブリで覆いつくされ真っ暗であった。
赤いドローンは黒田ゴキブリの雲に飲み込まれて、通信は途絶えた。 全世界の空がゴキブリで覆われた。
日光が当たらない植物は枯れ果て未曾有の食糧難となった。 黒田♂「お待たせ〜」
黒田♀「お待たされっ!プンプン」 黒田Gは交尾を重ね、その数を加速度的に増やしていった。
人類は絶滅の危機に瀕していた。
地球防衛長官「このままでは人類が滅びてしまう」
世界大統領「我々の希望はサジタリウスがスーパーゴキジェットクリーナーを持ち帰ることだけだ」 街は荒れてそこには人々の無惨な姿があった
人々に人間らしさはなかった 名も無いその青年は荒れ果てた街から離れて海沿いの教会に避難していた 白い教会は潮風にさらされて壁の板が傷んでいる
青年は老神父のためにまきを切って運んだ 老神父は青年に告げた
「もう食糧がない。街に行ってくれないか」
青年はうなずく 青年はバッグに斧、そして革手袋をつけると錆びた自転車にまたがった
「二、三日で戻ります」 青年は自転車を漕ぐと海沿いの道から森の中へ続く道へ入った
青年は自転車を漕ぎ続けた 森を抜けるとその道には廃車が点々としていた
人々の亡骸も少なくなかった 亡骸の中にまだ新鮮な人間が倒れていた
青年は自転車を降りるとその人間に近づいた その人間は女だった
女の頬はやつれ痩せている
青年は女の背負うバッグに手をかけた 青年が女のバッグを漁っていると女がうっすらと目を開いた 女は「あなた…どこへ行くの…」とかすれ声で言う
青年は「街」と返事をした 「街に行ってはダメ…地獄よ…あそこは…」
「知ってます」 「乳母車に気をつけて……」
女はそう言うと目を閉じて動かなくなった 青年は街の入口にたどり着くと街の看板の下に自転車を倒した 看板の近くにバイクのタイヤが積み上げられている。
青年はそれを横目に街に入っていった。 「おう、にいちゃん、どこに行くんだ?通行料を払わずに通るつもりかい?」 一方、黒田のクローンが研究所で身を覚ました。
黒田クローン「何だこの荒れようは…?」 外には1300人のモヒカン達が押し寄せていた。
「オラァ,黒田出てこいやー」 大勢のモヒカンたちを見て黒田クローンは恐ろしくなった。
黒田クローン「く、黒田は今いないよ!」
インターフォンでそう告げると黒田クローンは再び培養液の中に入り眠りについた。 黒田の塩対応に激怒したモヒカン達は暴徒と化し、建物の中に雪崩れ込んだ。
モヒカン「く ろ だ く ろ だ く ろ だ」
モヒカン達は次々と黒田クローンが入っている培養液に飛び込んだ。 モヒカン達は培養液の中で合体してキングモヒカンになった キングモヒカンは培養ケースを突き破り研究所の天井を突き破った。火を吐くキングモヒカンは街を焼き尽くすのだった。 黒田はその様子を見ていたが研究所内の核シェルターに避難して難を逃れた。
キングモヒカンは核シェルターを踏みつけながら言った。
「おら!出てこい!」ガンガン 核シェルターの扉が開くとビーム光線がキングモヒカンの両足を貫いた。
「ぎゃー!!」
中から光線銃を持った黒田クローンが現れて言った。
「呼んだかい?」 キングモヒカン「結婚しよう」
黒田クローン「!!!?」 黒田クローン「俺と結婚したいなら神父を連れてきな」
黒田クローンは光線銃の引き金を引いた。
「ぎゃあああ!!」ジュワ~ キングモヒカンは頭のモヒカンをブーメランのように黒田クローンに投げた。
キングモヒカン「これが俺の結婚指輪だ!」
黒田クローンは光線銃で撃ち落とした。 キングモヒカン「ひどい!ひどいわ!」
キングモヒカンは悲しみの力でダークキングモヒカンへと進化した。 キングモヒカンダークは黒田クローンに抱きついた。
黒田クローン「なんだ?この力は、ぐっ動けねぇ」
キングモヒカン「酷いわ、こんなに愛しているのに」
ベキ、ゴキ
黒田クローン「ぐわっ、ほ、骨があ」
キングモヒカンダーク「ああっ、愛が止まらないのよ〜」
キングモヒカンダークの抱擁はさらに強くなっていった。
ブシュワッ!
黒田クローンの口から血と共に内臓が噴き出た。
キングモヒカンダーク「ああっ、あなた、どうしたの?何故動かないの?」 キングモヒカンダークは黒田をむしゃむしゃと食べた。
キングモヒカンダーク「これであなたとひとつ…」
するとキングモヒカンダークの顔が黒田クローンの顔になった。
キングモヒカンダーク黒田「研究しなきゃ。。」 そして三年の月日が経った。
モヒカンダーク黒田「やった、ついに謎が解けた!全てはこの公式であらわされるんだ!」
これが後に人類史上最高の発見と言われる1+1=3の法則である。 モヒカンダーク黒田はその足でドイツに向かった。
ドイツで開かれる科学者シンポジウムでその公式を披露するつもりなのだった。 モヒカンダーク黒田「これが私が発見した公式です」
モヒカンダーク黒田「この公式を使えば1+1=3になります」
シンポジウムの科学者「ざわざわ・・・」 科学者モーゼ「数学を根本から覆す発見だ!」
科学者「こいつを幽閉しろ!」
科学者たちがモヒカンダーク黒田を捕まえようと襲いかかった。 アイーン シュタイン「待て、この公式は人類を救う一つの解答だ!」
エロイン ハップルルン「なにを言うか、この公式は人類はおろか地球いや、宇宙を滅ぼすぞ!」 オイラン「この公式は危険すぎる!この男と共に封印するべきだ!」
しかしモヒカンダーク黒田の姿はそこにはなかった。
モヒカンダーク黒田は透明になりこの場をやり過ごそうとしていた。 科学者たち「あの男が消えたぞ」
ざわ・・・ざわ・・・
モヒカンダーク黒田はその様子を見てほくそ笑んだ。 科学者「この電磁波スキャナーを使おう」
科学者たちはスキャナーの光線であたりを照らした。
するとモヒカンダーク黒田の居場所がわかってしまった。
アイーンシュタイン「逃げろ!モヒカンダーク黒田!」
アイーンシュタインが科学者たちの前に立ちふさがった。 アイーンシュタイン「相対性理論ウォール!」
アイーンシュタインがマシンを取り出してそう叫ぶとアイーンシュタインの周囲にバリアーが張られた。
モヒカンダーク黒田はバリアーにはじき出されて窓を突き破って外に飛び出した。 そこにいた科学者もすべてはじき出されて外に飛び出した。
アイーン シュタイン「あれ? 俺またなんかやっちゃいました?」 窓を突き破ったモヒカンダーク黒田は隣のフランクフルト屋に突き刺さっていた。 フランクフルト屋に突っ込んだモヒカンダーク黒田の頭にはフランクフルトの串が刺さっていた。 親父の嫁「あらやだ、この人頭に串が刺さってフランクフルトだよ」
親父「がはは!!」 モヒカンダーク「いてて、長く生きてれば頭にフランクフルトの串が刺さることぐらいあるわな」
モヒカンダークは光線銃を取り出すとフランクフルト屋を破壊した。
親父「俺の店が!!」
嫁「あんたぁ~!」 親父はモヒカンダークをフランクフルトにして、フランクフルトコンクールに出品した。
さすがは熟練の技である。金賞を受賞してしまった。 親父は審査員を買収した。
親父「これで最優秀賞は俺様のものだ」 だが審査員は裏切って他の者にプラチナ賞を与えた。
親父は怒りに任せて嫁を張り倒した。
「あんたぁ~!」 空気嫁の頭がふわふわと浮いて口を開いた。
空気嫁「あんたぁ~!」 親父の頭も外れてふわふわと浮いた。
「幸恵~~~」 審査員はフランクフルトになったモヒカンダークを食べた。
すると審査員の顔がモヒカンダークになった。
モヒカンダーク審査員「プラチナ賞を授与する」 空気嫁と親父の生首がモヒカンダーク審査員にまとわりついた。
親父「お前は俺の最高傑作だ」
空気嫁「店頭に並べてあげるわ」 モヒカンダーク審査員は大量のフランクフルトを親父たちの口に突っ込んだ。
モヒカンダーク審査員「お前らは不合格ぅ!」 親父と空気嫁の生首は絡み合って一つになり、胴体と手足が生えた2つ顔のフランクフルト怪人になった。
フランクフルト怪人「クシー!」 フランクフルト怪人はスキル「どこでもフランクフルト」を発動させた。
モヒカンダーク審査員を始め、会場の全員がフランクフルトになった。
フランクフルト怪人「クシー!フランクフルトが食べ放題じゃあクシー」 フランクフルトになった人間たちは身動きは取れないが意識はあった。
男A「ちくしょー、どうなってるんだ!」
女A「いや!だれか助けて!」 フランクフルト怪人「クシー!おいしそうだクシー!」
男A「うわあああ!」
フランクフルト怪人はバクバクとフランクフルトを頬張った。
赤いケチャップがフランクフルト怪人の口から垂れた。 審査会場にふらりと武術家が現れた。
武術家「怪人め。成敗してくれる」 だが、あっさりと武術家はフランクフルトになってしまった。
フランクフルト怪人「お、おでに近づく者はフ、フランクフルトになるんだな」
そう言うとフランクフルト怪人は武術家フランクフルトをモリモリと食べた。
ピコーン
スキル、フランクフルトが食べ放題になりました。 フランクフルト猫はフランクフルト怪人の腹めがけて突撃した。
フランクフルト怪人「ごふっ!」
怪人の口からケチャップが飛び散った。 そして数ヶ月が過ぎた。
世界の全てがフランクフルトとなった。
フランクフルト「クシー」
フランクフルト「クシークシー」
フランクフルト「ク、クシー」 フランクフルトA「クシー?」
フランクフルトB「クシー///」
フランクフルト達は自由恋愛を始めた。 フランクフルトC「クシー!」
フランクフルトA「ク、クシー」
フランクフルトB「クシークシー!」 フランクフルトC「クシー!」
フランクフルトB「クシー!」
フランクフルト達は突つき合いをはじめた。 フランクフルト達の突き合いによって磁場が歪み異空間が現れた。
世界中のフランクフルト達がそこに吸い込まれていく。
「クシー!」「クシー?!」「クシー!」 >>74
そして異空間からアメリカンドッグが現れた。
次々とアメリカンドッグに食べられるフランクフルト達。
フランクフルトA「クシーッ」
フランクフルトB「クシャーッ」
フランクフルトC「クシクシーッ」
そこに現れたのがフレンチドッグである。 アメリカンドッグとフレンチドッグはフランクフルトの残骸の上で激しく睨み合い、お互いに一歩も引かなかった。 「ちょっと待ったあ」
アメリカンドッグ&フレンチドッグ「誰だ?」
「俺様、イタリアンドッグを忘れてもらっちゃあ困るぜ!」 「コーンドッグもいるぜ!」
アメリカンドッグ達はフランクフルト達を喰らい続けた。
フランクフルト「やばいクシー!負けるクシー!」 アメリカンドッグ「テメェ、コーンドッグは俺の本名だぞ!人の名を語るなよ!」
ブラジリアンドッグ「まあまあ二人とも落ち着いて」 ホットドック「そうだよ、喧嘩は良くないよ」
ホットドッグはフランクフルトをしゃぶりながら言った。 チャイニーズドッグ「そうアル、ケンカ良くないアル。みんな私の物アルよ」
チャイニーズドッグはホットドッグからフランクフルトを奪ってしゃぶった。 しゃぶられてるフランクフルトは絶叫した。
フランクフルト「らめ・・・らめぇぇぇぇ!!」ビクンビクン アメリカンドッグ「うるせえ!」
アメリカンドッグは銃を取り出してフランクフルト達に乱射した。
フランクフルト「ぎゃあああ!!」 ホットドッグ「これだからアメリカンドッグは…なんでも暴力で解決しようとする。君はセンスが無いよ」
アメリカンドッグ「なんだと?俺を批判するのか?」
フレンチドッグ「まぁまぁ、落ち着いて」 チャイニーズドッグ「そうアル~。暴力は良くないアル~」
チャイニーズドッグはそう言いながらフランクフルトをしゃぶった。
フランクフルト「らめえええ」 その時だった。イタリアンドッグがチャイニーズドッグに後ろからバックドロップを仕掛けたのである。
イタリアンドッグ「滞空時間15秒だ!」 バックドロップから脱出したチャイニーズドッグは華麗にバク転を繰り出した。
チャイニーズドッグ「中国5000年を舐めないでほしいある」
着地した下にはフランクフルトがいた。
「ぎゃあああ!」 フランクフルトを踏んだせいでチャイニーズドッグは足首をひねった。
チャイニーズドッグ「アイヤー!」 イタリアンドッグがトミーガンを取り出して乱射した。
イタリアンドッグ「ふははは!地獄はサイコーだぜぇ~!」 フランクフルト達は一箇所に集まり合体してジャンボフランクフルトになった。 コリアンドッグ「美味そうニダ!」
そう言ってコリアンドッグはジャンボフランクフルトに突撃した。 コリアンドッグはジャンボフランクフルトにかぶり付いた。
ジャンボフランクフルト「ぎゃーす!」 コリアンドッグ「ギャース!」
コリアンドッグの歯が砕け散った。
コリアンドッグ「なんて硬さニダ!」 ジャンボフランクフルト「クシシシ!俺の身体は鋼鉄より硬いクシー!」 コリアンドッグは歯無しの口でジャンボフランクフルトをしゃぶった。
ジャンボフランクフルト「ん…やだ…ちょっとぉ」 ジャンボフランクフルト「お前らに俺を倒すことは絶対に無理だ。諦めて異空間へ帰れ」
ジャンボフランクフルトはそう言うとニヤリと笑った。 「そうかな?」
ドッグ達は一斉にフランクフルトの串を引っこ抜いた。
フランクフルトジャンボ「き、貴様ら、なんてことを・・・・・・・・クシャァァァァァァァァァァァァ」
ぁなんてことを!?」 ジャンボフランクフルトは粉々に砕け散った。
ジャンボフランクフルト「ク、クシー」
ジャンボフランクフルトの声が消え入るように響いた。 アメリカンドッグがチャイニーズドッグの肩にぶつかった。
アメリカンドッグ「こるぁどこ見て歩いてんだよぉ」
チャイニーズドッグ「なんアルカそっちがぶつかって来たアル」
イタリアンドッグ「今後の実験はどうなっちまうんだ……」 北朝鮮ドッグ「軍事衛星を打ち上げるぞ!」
アメリカンドッグ「うるせえ漢字野郎!お前の出る幕はねぇんだよ!」
北朝鮮ドッグは激怒して核ミサイルを発射した。 核ミサイルはアメリカンドッグに当たった。
アメリカンドッグも核ミサイルを撃った。 チャイニーズドッグも核ミサイルを撃った。
核ミサイルはジャパニーズドッグに当たった。 199X年地球は核戦争により壊滅した。
荒廃した地上は力のみが支配する地獄と化した。
そんな世界を救うために1人のフランクフルトが立ち上った。 救世主フランクフルト「この滅亡した世界を救うクシ」
救世主フランクフルトはその足でアメリカに向かった。 だがアメリカは壊滅状態でビルの残骸があるだけだった。
放射能汚染された地上で救世主フランクフルトはビルの残骸を集めフランクフルト邸を建築した。 フランクフルト「フハハハ!この地は余のものよ。
余こそ世紀末の覇者である!」
マスタード「いずれは世界もフランクフルト様の手に落ちるでしょう」
フランクフルト「うむ、まずは我が軍団を増やすために民を捕まえて奴隷とせねばな」
マスタード「心得ております。ジーク・フランク!」 フランクフルト「ゆけ!マスタード!ケチャップよ!仲間を増やすのだ!」
マスタード「ははー!」
ケチャップ「ケチャ~!」 マスタード「しかし人間なんてほぼ絶滅してるだろ。どこにいるんだよ人間」
ケチャップ「地上は放射能に汚染されてるケチャ。きっと地下に潜ってるケチャ」
マスタード「なるほど、地下街か!」 マスタード「ではこの人間探知機を使おう」
ケチャップ「それはなんですかケチャ?」
マスタード「この探知機は人間を見つけるとお前に電流を流す」
ケチャップ「ケチャ?よくわからないケチャ」 マスタードとケチャップは地下鉄の構内に潜った。
ケチャップ「ぎゃ、ビリビリきた」
マスタード「みい〜つけー 地下鉄の構内には薄汚れた姿の人間が何人かいた。
人間「ありゃなんだ?」
人間「人…じゃねーな」 人間「ウンコだ!赤と黄色のウンコだ!」
ケチャップ&マスタード「・・・・・」 マスタード「人間なんて初めて見たな。。。変な生き物だ」
ケチャップ「マスタード様、早く捕まえましょう」 人間「うんこうんこ!」
人間達はマスタード達に石を投げ始めた。
マスタード「いてえ!」
ケチャップ「なにすんだこるぁ!」
ケチャップも応戦した。 マヨネーズ「おいおいうるせーよ。眠れないじゃねーか。ぶっ殺すぞ」
マヨネーズも参戦した。 マスタード「なんだあいつは?」
ケチャップ「我々に似てますね」
マスタード「なぜ人間のコロニーにこんなやつがいるんだ?」
マヨネーズ「ごちゃごちゃうるせえ。かかって来な」
人間「マヨっち!やっちまえ!」 マスタード「お前も怪人か……!なぜ人間の味方を?!」
マヨネーズ「味方なんかしてねーぜ。俺はただお前らが目障りなだけだ」
ケチャップ「ケチャチャ、人間臭い怪人ケチャ!臭う臭う!」 マヨネーズ「忠告しといてやる。ケンカじゃお前らは俺に勝てない。痛い目に遭いたくなければ帰るんだな」
マスタード「なんだと?」
ケチャップ「ケチャー!気に入らないやつだケチャ!」 マヨラー「あっ、マヨネーズだ!」
ジュルジュル
マヨネーズ「あっ、だめぇ」
マヨネーズはマヨラーに吸いつくされた。
ケチャップ「助かったケチャ」
マスタード「どなたか知りませんが助かりました。ありがとうございます」 人間「マヨっちがやられちまった!」
人間たちがざわついた。
人間「仕方ねえ!俺たちも危なくなるが、やつだ!やつを起こすんだ!」 人間「旦那!お力を貸してくだせい!」
湯呑みペロペロ少年「あぁ?」 マヨラー「もっとだ、もっとマヨネーズを食わせろ!」
マヨラーはケチャップとマスタードも吸いつくしてしまった。
マヨラー「うわっ何だこれ、マヨネーズじゃない!?」 マヨラー「うぶっ俺はマヨネーズ以外食えないんだ。腹が・・・」
マヨラーの腹が膨れて爆発した。中からマスタード、ケチャップ、マヨネーズが出てきた。 マスケチャマヨ「俺達を産んでくれてありがとう母さん。愛してるよ、さようなら」
こうして3人は楽園を探して旅立った。
後にはカラスに食べられたマヨラーの亡骸が横たわっていた。 マスタード「さてと、人間達はフランクフルト様の元へ送ったし、俺達は俺達の楽園を探すべきだな」
ケチャップ「暖かいところがいいケチャ」
マヨネーズ「ハワイ」
マスケチャ「え?」
マヨネーズ「ハワイ」 3人はハワイで酒を飲んでいた。
マヨネーズ「やっぱりハワイは最高ネー」
ケチャップ「・・・確かにここはハワイだけどさあ」
マスタード「店の名前じゃねぇかよ!」
お姉ちゃん「あら、怒らないで、楽しく飲みましょう」
マスタード「あっ、はい・・・」
お姉ちゃん「きゃーさすがだわ素敵🩷ボトルじゃんじゃん開けましょう」
空になったボトルが山のように積み上がっていった。 ケチャップ「ういーひっく」
マスタード「おい飲み過ぎだぞ」
マヨネーズ「もっと飲め~」
ケチャップ「うるせーひっく!酒を注ぎやがれ~!」
お姉ちゃん「はいはい♪」 ケチャップ「・んん・・・」
ケチャップが目覚めた時、席には誰もいなかった。ただ一枚の請求書を残して。
ケチャップ「なになに」
ケチャップは請求書を手に取ると請求書を見た。
ケチャップ「な、なんじゃこりゃあ!」
すると、店の奥からサングラスに黒服の男が近づいてきた。
男「お目覚めですか?連れの皆さまは貴方が会計をすると言って帰られました。そういう訳でお願いします」 ケチャップ「いくら何でもこの金額はおかしいだろ!」
男「やれやれ…兄貴〜」
すると店の奥から黒く日焼けした男が現れた。
ウスターソース「お客さん困りますねぇ」 ウスターソース「お客さん払えますぅ?」
ケチャップ「払えるわけ無いだろ!」
ウスターソース「そうですか…それじゃ近くにお金貸してくれる所あるんで、一緒に行きましょうか」 ケチャップ「なに!金を貸してくれるところがあるのか!それは助かるケチャ!」
ウスターソース「・・・・・。じゃ行きましょうか♪」 男「なんだ?」
ウスターソース「ごにょごにょ」
男「そうかそうか。おいアンタ。いくら貸してほしいんだ?」
ケチャップ「百万ぐらい?」
男「それならトンカツ十切れだな。持っていきな」
ケチャップ「と、トンカツ??」 男「この世界では札の代わりにトンカツを使うんだ。知らんのか」
ケチャップ「めっちゃかさばるケチャ…」 ウスターソース「それじゃ貰っときますよ」ひょい
ケチャップ「あ!トンカツが!」
ウスターソース「うまそーだなぁ」
むしゃむしゃとウスターソースはトンカツを食べてしまった。 >>159
> 男「なんだ?」
> ウスターソース「ごにょごにょ」
> 男「そうかそうか。おいアンタ。いくら貸してほしいんだ?」
> ケチャップ「百万ぐらい?」
> 男「それならトンカツ十切れだな。持っていきな」
> ケチャップ「と、トンカツ??」
「ピギャーッ!」
飲み込まれる瞬間、トンカツは雄叫びをあげた。
すると大地が揺れて遠くから雄叫びが聞こえた。
ケチャップ「なんだケチャ?」
ケチャップが窓から外を見ると、無数のトンカツが押し寄せてくるのが見えた。数は1万はいるだろうか。全員の目が赤く点滅している。
ウスターソース「怒ってやがる・・・」 ケチャップ「ひぃ!」
ケチャップはトンカツたちの怒りに恐れおののいた。 マスタード「トンカツ…森へお帰り この先は お前の世界ではないのよ ねえ いい子だから」 カラシ「マスタードじゃダメ!私とウスターソース、アナタよ!」
ウスターソース「仕方ねぇ、アレを止められるんなら何だってやるぜ!」 マスタード「何にも悪いことしてない!」
カラシ「トンカツと調味料とは 同じ世界に住めないのよ」
マスタード「お願い 食べないで!」
ウスターソース「やかましい、食わなきゃコッチが潰されちまう!」
ケチャップ「あわゎ もう間に合わない!」 黒田「双方静まれ!!」
ケチャップ「ひいっ!?」
トンカツ「ブヒッ!?」 フランクフルト「誰だテメェ?」
黒田「俺だよ俺、わかんねーかなあ」
フランクフルト「おい、お前ら知ってるか?」
ケチャップ「誰?」
マスタード「知りませんや」
マヨネーズ「いやマジで知らんわ」
黒田「あんまりだぁ〜〜」
黒田は泣いて立ち去った。
フランクフルト「おいお前ら、逃すな!捕まえろ、死体でもいい」
ケチャップマスタードマヨネーズ「ヘイわかりやした」 ケチャマスマヨは黒田に襲い掛かった。
ケチャマスマヨ「やっちまえ!」
しかし黒田は三人を飛び越えてフランクフルトを襲った。
カキンギンキン!黒田とフランクフルトのサーベルがぶつかり合う。
黒田はフランクフルトの喉元にサーベルを突き立てた。
黒田「降伏しろ」
フランクフルト「つ、強い…」 トンカツ「ん?何かぶつかったぞ」
トンカツメス「気のせいよ、さっさと行きましょう」
トンカツ「ああ、そうだな」
ブロロロロロロロ
トンカツを乗せた ブロロロ
トンカツ「しかしライトを赤くして西へ向かえなんてキングトンカツ様は何を考えているのかな」
トンカツメス「どうせまたなにかの気まぐれでしょ。やれやれだわ」
トンカツベイビー「おぎゃあ!おぎゃあ!」 トンカツ「おおべいびー、どうしたんだい」
トンカツメス「お腹すいたのかしら?」
トンカツベイビー「おぎゃあ!おぎゃあ!」 メンチカツ「キングトンカツ様、トンカツがライトを赤くして西に向かっております」
キングトンカツ「ふふふ、何も知らずに上手く踊ってくれておるわい」
メンチカツ「全くでございます」
キングトンカツ「よし、次の指令を出せ。ブルドッグソースを6ℓ飲んで月に行けとな!」 トンカツメス「また指令だわ」
トンカツ「なんだって?ブルドックソースを6㍑だと?」
トンカツメス「月に向かえって」
トンカツ「ブルドックソースなんてどこにあるんだ?」
トンカツベイビー「おぎゃあ!おぎゃあ!」
ブロロロロロロロ ここは種子島宇宙センター。
トンカツ「ソース6ℓはなんとかクリアした、宇宙船内にも忍びこんだ。金魚鉢にウェットスーツで真空も大丈夫だ」
トンカツメス「アタシ怖いわ」
トンカツ「怖いなら、無理に来なくていいんだぜ」
トンカツメス「バカにしないでよ!惚れた男について行くのが女の生き様ってやつよ」
トンカツ「無理しやがって、バカな女だぜ」
カウントダウンが始まった。 スリー、ツー、ワン,発射
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ウスターソース「ちょ,だからちょっと待てよ」 ロケットは地上を離れ大気圏を突破。真空の宇宙に届いた。
ウスターソース「あががが」 トンカツ「おい大丈夫か?」
ウスターソース「むーっここは?」
トンカツ「ロケットの中さ」
ウスターソース「俺は死んだんじゃないのか?」
トンカツ「ああ、もう少しで死ぬところだった」
トンカツメス「トンカツが咄嗟にアナタをロケットの中に入れたのよ。本当に良かったわ、アナタに、愛する人に死なれたら私はもう生きていられないから・・・うっうっうっ」
ウスターソース「心配かけて悪かったトンカツメス」
トンカツメス「お願い、もう離れないで!」
トンカツ「ちょ、おい、え〜っ」 ウスターソース「トンカツ、悪いんだけど一時間ぐらい席外してくれないかな?」
トンカツメス「お願いトンカツ」
トンカツ「え、え~」 メンチカツ「ひゃはは、見てらんないね」
トンカツ「何だ!貴様どうやって!?」 ハムカツ「ギャハ!」
トンカツ「な、な、何だお前たちは!?」 トンカツ「おいやめろよ揺れるだろ!」
メンチカツ「ヒャッハー知るかよ」
マグロカツ「おもしれぇギャハハ」
ロケット管制官「なんだこれは、ロケット内部で原因不明の振動が生じている。このままでは地上に落下するぞ!しかも東京だ!」
責任者「この打ち上げは失敗だ。やむを得ん爆破司令を出すしかない」 ビービービー!
ロケットのコンピューター「爆破司令を受信しました。このロケットはあと十分で爆破されます」
トンカツ「な、なんだって?!」
トンカツメス「そんな!」
鶏カツ「コケーっ!」 宇宙船は爆発した。
トンカツ達は宇宙空間に放り出された。
そこに救世主が現れた。 それは翼の生えたキャベツだった。
キャベツ「おや、これはトンカツじゃないか。なぜこんなところに?」 宇宙シェフ「やっと素材が揃ったか」
いきなり現れた宇宙シェフはキャベツをビーム包丁で千切りにし、カツ達にウスターソースをかけた。
宇宙シェフ「お待たせしました。こちら、カツの盛り合わせになります」
宇宙人「うむ…」 トンカツ「うぐああああ!」
トンカツメス「きいやああああ!」
宇宙人「活きのいいとんかつだ」
むしゃむしゃ。
宇宙人は美味そうにトンカツを食べた。 そしてホカホカの糞を放り出すと銀河の彼方に消えていった。
宇宙シェフ「ありがとうございましたー!」
糞カツ「死ーーーーん」 宇宙人「こんな辺境の銀河に来た甲斐があったな。帰ったら娘におみやげのトンカツを食わせてやろう」
宇宙船を操縦しながら宇宙人は呟いた。
隣の席にはトンカツ弁当が置かれていた。 宇宙人「なんだか腹の調子が…・」
グルグル
宇宙人「ぐわっ、ト、トイレ〜」
宇宙シェフ「ふむ、素材が悪かったかな」 トイレの便器からトンカツたちが顔を出した。
トンカツ「一時はどうなるものかと」
トンカツメス「助かったわ…」
ウスターソース「ここはどこだ?」
キャベツ「宇宙船よ」 キャベツ「それはそうと便器の蓋はちゃんとロックをかけたのか?」
トンカツ「えっトイレの蓋なんていちいち閉めないだろ?」
キャベツ「おい、なんてことをしてくれたんだ!排泄物がどこに行くのかわかってるのか?」
トンカツ「タンクだろ?」
キャベツ「ああ、先に説明しておくべきだった…。外だよ外」
トンカツ「外って外?」
キャベツ「ああ外だ、宇宙空間だよ!」
ペコッ、バキバキ
トイレの扉がへしゃげて空いた隙間から空気が吸い込まれた。 キャベツ「はやく便器の蓋を閉めるんだ!このままだとみんな宇宙空間に吸い込まれる!」
ギュオオオオオオオオ
ウスターソース「ひええ、吸われるう!」 ウスターソース「もがっ」
ウスターソースの頭がすっぽりと便器にハマった。
トンカツ「た、助かった。ありがとうウスターソース。君の犠牲に感謝する」 トンカツメス「綺麗にハマったわね。取れないわねこれじゃ」
ウスターソース「た、助けてくれ!」
トンカツ「本当にありがとう、ウスターソース。君の犠牲に感謝する」
キャベツ「なあ、この宇宙船すげー広いぜ。探検しがいがありそうだ」 トンカツ「地球に戻らないとな」
トンカツメス「トイレを出て宇宙船を調べましょう」
ウスターソース「おーい」 トンカツメス「ねえ私トイレに行きたくなっちゃった」
トンカツ「えーっ我慢しろよ」 トンカツメス「レディーがトイレ行きたいって言ってんのよ。エスコートしなさいよ」
トンカツ「ええ……」 トイレに行ってみると、中身のソースが全て宇宙空間に吸い出され、空になったウスターソースの姿があった。 トンカツはトイレの個室に入って鍵を閉めた。
個室「ふうううう」
個室「あああああ!」
キャベツ「な、なにをやってるんだ……」 空になったウスターソース「アー、ヒモジイヨー、ヒモジイヨー」
キャベツ「このトイレカオス過ぎるだろ」 キャベツ「まあいい」
ドジャー
キャベツはトイレの水を流し、ウスターソース(皮)を宇宙空間に排出した。
トンカツ「おい何すんだ!2人が無くなっただろ!」
キャベツ「蓋か、蓋ならここにあるだろ」
トンカツ「どこにあんだよ?」
キャベツ「あるさ、ここになぁ!」
そう言うとキャベツはトンカツの頭を便器に突っ込んだ。 トンカツ「がぼ?!なにをする?!」
キャベツ「俺は脇役なんかじゃない……主役はお前じゃない……主役になるのは俺だ!」
キャベツは叫んだ。 宇宙シェフ「やかましいわ!」
キャベツは炒められ過ぎてシナシナになった。 管制官「何だロケットの挙動がおかしい。中から空気が漏れているような」
チープ管制官「なに言っているんだ、人工衛星しか載ってないんだぞ」
管制官「しかし、実際におかしいんです。このままでは落下します」
チーフ管制官「落下地点は?」
管制官「東京です」
チーフ管制官「ぐっ、この打ち上げは失敗だ!爆破するしかない」 管制官「チーフ!私が何とかしてみせます!その爆破スイッチは絶対に押さないでください!」
チーフ管制官「おお、なんて頼もしいんだ!」 管制官「フェ、ヘェーックション!!」
ポチ
管制官「あっ!」
チーフ管制官「あっ!」 管制室スピーカー「爆破スイッチが押されました。30分後に宇宙船は爆破されます」
ビービービー 宇宙船内スピーカー「爆破シグナルを受信。30分後に自爆します」
トンカツ「え?」
キャベツ「え?」 チーフ管制官「バカヤロウ!30分も待ってたら落ちちまうだろ!さっさと爆破しやがれクソ野郎!明日から仕事無くすぞ!」
管制官「ひぃぃ、わっわかりました」
ガチッ
管制官は緊急爆破レバーを倒した。
ドカーン💥 トンカツ「うわあああ!」
キャベツ「ぐわあああ!」
宇宙人「ぎゃあああ!」
三人は宇宙空間に投げ出された。 トンカツ「息があ!空気があ!」
トンカツは暴れたが少しすると我に返った。
トンカツ「あ、おれトンカツだった」
トンカツは周りを見渡す。そこは真っ暗な宇宙空間だった。 若田「因みに、アポロ計画は全部嘘。人類は月面着陸など成功していない」 若田「とりあえず中に入れるか」
若田はロボットアームを操ってトンカツ達をISSに収納した。
乗組員「なんだこれは、干からびた肉なのか?」
若田「これは干からびたトンカツだよ、豚肉に衣をつけて揚げたものだ」
乗組員「なぜそんな物が宇宙空間に漂っていたんだ?」
若田「宇宙人の侵略だ!急いでNASAに報告しなければ」 乗務員「うっ」
ギュルルルー
乗務員「ああっ」
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ 乗組員がカピカピになった代わりにトンカツは復活した。
トンカツ「ふう、水分を得られて助かったぜ」 もう一つのトイレから黒田が出てきた。
黒田「あースッキリした」 トンカツ「誰やねんお前?」
黒田「俺だよ俺」
トンカツ「俺なんて奴は知らんな」
トンカツはレバーを押した。
ドジャー
黒田は宇宙空間に流された。
メンチカツ「誰だったんだ?」
チキンカツ「知らね」 乗組員「キャベツもうまいっすよ」
乗組員「うっ!」
キャベツ「助かった…」 船外活動中の飛行士は黒田を見つけた。
飛行士「なんだこれは?」
飛行士な黒田をは剥がして放った。 ウスターソースも窓に張り付いていた。
「ヒモジイヨー、ヒモジイ……」 ガキ「父ちゃん、あの中暖かそうだよ」
親父「うるせぇバカ野郎!寒いくらい我慢しろバカ!」
母ちゃん「あんた寒いもんは寒いんだよ、なんとかしておくれよ」
親父「ええいどいつもこいつも好き勝手いいやがってちくしょうめ!」 乗組員「船長!宇宙難民が船外に無数にいます」
船長「チョコレートでも配ってやれ」
ISSから無数のチョコレートがばら撒かれた。 ガキ「父ちゃん、チョコレートだ!」
親父「ばか!そんなもの拾うな!」
母ちゃん「あら、食費が浮いていいじゃない」
チョコレート「目標発見。これより誘導を開始する」 黒田は透明になると、ハッチから船内に侵入した。
ビーッ…ビーッ…
乗組員「船長、アラームが!が、外部ハッチがオープンになっています」
船長「なに?計器の誤作動じゃないのか?」
ビッ…
乗組員「あ、アラーム停止しました!ハッチもクローズです」
船長「ほーれみろ」 ハッチから流出する空気で吸い出されたロッカーが黒田にぶつかり、そのまま船外に弾き出された。
黒田「もがぁ」 ウスターソースがその隙を使い船内に入った。
「トンカツ共、よくも俺を犠牲にしたな・・・ビックリさせてやるぜ」 乗組員「早くハッチを閉めろ」
乗組員B「だめだ閉まらない」
乗組員C「うわー」
乗組員Cは咄嗟にウスターソースをハッチに詰め込んだ。
ウスターソース「ピギャーッ」 その隙に透明人間、黒田権蔵は船内の侵入に成功していた。
黒田「あ〜寒かった…ちょっと腹が冷えたからトイレにでも行くか」 黒田がトイレに行くとそこには宇宙人がいた。
宇宙人「参ったなぁ。自分の銀河に帰りたいけど、宇宙船は爆破されてしまったし」
黒田「どうしたんだ?」
宇宙人「どうやって自分の銀河に変えればいいのか分からなくて」 黒田「スペースZが新型宇宙船を開発してるらしいぞ」
宇宙人「え?ほんとか?それ使えば故郷に帰れるかな?」
トンカツ「一旦地球に帰ってスペースZに行ってみるといい」 黒田「しかしどうやって地球に戻ればいいんだ?」
トンカツ「簡単さ」
そう言うとトンカツは黒田を宇宙船の外に投げ出した。
トンカツ「重力に任せればいいのさ」
黒田は大気圏へと突入した。 宇宙人も後を追った。
宇宙人「コスモオオオオス!」
ゴオオオオオオオ 落下地点にはアサルトライフルを構えたでんでんがいた
でんでん「ボディを透明にしちまえば何もわかりゃしねぇ!」
満面の笑みで銃を乱射した しかし弾丸は黒田には届かなかった。
黒田は燃え尽きて無くなっていたのである。 アサルトライフルの弾丸は代わりに宇宙人に当たった。
宇宙人の着ている強化服は弾丸を跳ね返し弾丸は近くにいた盗賊に当たった。
盗賊「ぐえ!」 倒れ込む盗賊の下敷きになったバッタが叫んだ。
バッタもん「うぎゃー!重てぇーっ!」 でんでん「なんだこいつは!ライフル弾が効かねぇ!」
ダダダダダダ!
宇宙人「や、やめろよぉ」
盗賊「うぎゃあ!」
バッタもん「うぐああ!」 宇宙人「俺はスペースZに行かなければいけないんだ。悪いがこれを使わせてもらう」
そう言うと宇宙人は光線銃を取り出した。 宇宙人「くらえ!」
盗賊バッタ「うおっ眩しいッ!って痛くもなんともない?」
宇宙人「ああっ間違えて懐中電灯持ってきてもうたがね!」 宇宙人「こうなったら宇宙武術で何とかしてやる」
宇宙人は武術の構えを見せた。
盗賊バッタ「ではこちらも盗賊武術をお見せしよう」
盗賊バッタは低く構えた。 宇宙人「俺はスペースZに行かなければならない。邪魔するな!」
宇宙人は右ストレートを放った。
盗賊「スペースZ?なんだ観光でもするのかキャハハ」
盗賊は宇宙人の右ストレートをさばくと右回し蹴りを放った。 宇宙人「なかなかやるな、そうでないと面白くねえ、俺様を第二形態にさせたのはお前が初めてだ」
そう言うと宇宙人は全身に力を込め始めた。
宇宙人「ハアァァッ!」
ブリッ!
宇宙人「えっ」
盗賊バッタ「えっ・・うわーっ、こいつやっちまった〜!」 宇宙人赤ちゃん「おぎゃあ、おぎゃあ」
宇宙人の尻から赤ちゃんが生まれた。
赤ちゃんは高速で盗賊バッタにぶつかった。
盗賊バッタ「ぎゃ!」 宇宙人「テメェ俺の糞子に何しやがる!おーよちよち痛かったでちゅねー悪いおじちゃんは懲らしめまちゅねー」
宇宙人は年齢ライトを盗賊バッタに照射した。 宇宙人「オギャーオギャー」
宇宙人赤ちゃん「おぎゃあ、おぎゃあ」 「せーん、せーん、せーん」
宇宙セミが耳障りな声で鳴いている。 ありのままの 姿見せるのよ
ノ
彡 ノ
ノ
ノノ ミ
〆⌒ ヽ彡
(´・ω・`) 衣服「旦那〜今日はどうするんです?」
宇宙セミ「ついて来い」
2人は宝石店に到着した。
宇宙セミ「宝石、金物すべて取って来い」
と言ってハンマーを渡した
衣服「え〜おいらがですか!?旦那も手伝ってくださいよ〜」
宇宙セミ「まぁいいけどよ〜足手まといになっても知らんぜ」
宇宙セミは盗んだ車を運転して宝石店に突っ込んだ。 ドグワシッヤ
店の壁は拳王親衛隊の攻撃に耐えられるように厚さ3mのコンクリートでできていた。 おっさん「俺の車をこんなにしやがって弁償しろ!」
宇宙セミ「わ,わかった。今、宝石店から宝石を盗ってくるから待ってよ」 宇宙セミは宝石店に入っていったが戻ってこなかった。
不審に思ったおっさんが宝石店に入って見た物は おっさん「これは一体」
おっさんが現場を調べると、宇宙セミは血文字でダイイングメッセージを残していた。
おっさん「かまやりました八街市でも悩ましいの?って何だ?」 ダイイングメッセージはまだ続いており「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」と書かれていた さらに「アタやはなまるやだ赤な黒を🐦⬛🟥ナフやですよね、🖼へっプーサン」と書いてあった。 おっさんはダイイングメッセージを解読することを諦めて帰宅した。 その頃、黒田は奪った宝石をメルカリに出品していた。すると一台の車が停車して中から殺し屋が出てきた。
殺し屋は黒田に向かって散弾銃を撃ち始めた。
宝石には発信機が埋め込まれていたのだ。 コスコスコスコスコスコスコスコス
おっさん「うっ、ふう〜」
おっさんはスッキリして眠りについた。 散弾銃の弾に倒れた黒田の遺体を殺し屋はミンチカツにして組織のトップに献上した。
トップ「うむ、大義である」 朝になって目が覚めたおっさんは、ご飯が炊けてないことに気づいた。
「なんでコードが抜けてるんだよ・・・」仕方がないので、おっさんは外食に出た。
「あーなに食べようかな?」 スネ夫はカニバリズムに目覚めたので、もっと美味い女を探す旅に出た。 旅に出たスネ夫はある村で肥溜めに落ちてしまう。
それがきっかけでスネ夫は食糞に目覚めるのだった。 スネ夫「今日は人肉ステーキを糞尿ソースでいただくのだ」 スネ夫「おっ、こんなところに人肉糞屋があるぞ。ちょっと入ってみるか」
店員「いらっしゃいませ〜開いている席にどうぞ」
スネ夫「よっこらしょっと、え〜っとメニューは、どれどれ」
店員「お決まりになったら、お申し付けくださいね」
スネ夫「あっはーい。えーっと、すみませーん、これください。この、ショタステーキの糞まみれセット」
店員「はいはいショタステーキの糞まみれセットですね。ショタステーキの糞まみれセット一つ入りました」
ガシャーン
スネ夫「うわっ、なんだなんだ」
スネ夫はテーブルに拘束され、そのまま厨房へと運ばれた。
シェフ「うん、なかなかいい素材ね。これなら最高の料理になるアルよ7
そう言うとシェフはスネ夫をスライスして、鉄板で焼き始めた。 両腿肉を削ぎ取られたスネ夫は止血されテーブルに戻された。
スネ夫「ううぅ…」
店員「お待たせしました、ショタのステーキ糞まみれでごさいます」 スネ夫は店から出ようとしたがドアは溶接されて出られなくなっていた。
スネ夫「トイレはどこだ!」
店員「あちらを右に曲がって突き当たりを左、そして十字路を右折して…」
スネ夫は辺りを見回すが窓すら無かった。
店員「それよりデザートはいかがですか?」
スネ夫「いらねえよ!それより水だ」
店員「かしこまりました。」
店員はスネ夫に管を刺して血液をグラスに入れ始めた。
店員「お待たせしました。」
店員はスネ夫の血液が入ったグラスを置いた。 店員「いやデザートは食べていただきます」
そう言うと店員はスネ夫の両目にスプーンをつきたてた。
スネ夫「ギャァ!目があっ」
店員はスネ夫の両目をスプーンで抉り出し、グラスに盛り付けた。
店員「目玉のジャンボタピオカ風味でございます」 そしてスネ夫は耳を切り落とされ、鼻を削がれ、舌を抜かれ、玉と竿を千切られるというフルコースを味わった。 【リレー小説】腹のゆるい透明人間、黒田権蔵
スネ夫編 完 2050年、東京都の黒田研究所では日夜、所長黒田権蔵による研究が行われていた。
黒田は腹がゆるくしょっちゅうトイレに行ってはいたが研究は順調だった。
ある時黒田は透明人間になる薬を発明し、それを自分で飲んだ。
その瞬間から黒田は透明人間になったのであった。 黒田は前世を繰り返さないように、強力下剤を飲んでトイレに篭った。
黒田「糞を出してしまえば完全に透明になる。フフフ」
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ
黒田「止まんねぇ」 数日後、トイレで干からびた死体となった黒田が発見された。
完 黒田は死体安置所に送られた。
警備員「くさっ。こりゃひでぇ遺体だな。」
警備員はなぞの薬品を取り出した。
警備員「さて実験開始だ。」
遺体に注射を打ち、薬品を注入した。警備員は趣味で死者を蘇生する研究をしていた。
黒田「あれ?ここは…」
警備員「やったぜ!次は学会に発表だ」 黒田「ねぇ、ここはどこ?」
黒田は立ち上がろうとしたが、躓いてしまい転倒してしまった。
バキッ
その衝撃で首がもげてしまった。
黒田「どうなってるの?助けてよ」
警備員「むう、腐敗は治らなかったようだな」
黒田「腐敗って何すか?」
警備員「死んだお前は俺の作った薬で蘇ったんだが腐敗までは治らなかったみたいだ。すまんがお前は今日からゾンビー黒田として生きてくれ。まあ死んでいるけどな、アッハッハ」
ゾンビー黒田は首をセットすると警備員に殴りかかった。 警備員「スカル💀クラッシュパーンチ!」
警備員は華麗なステップで間合いを詰め、右ストレートをゾンビー黒田の頭に叩き込んだ。
ゾンビー黒田の頭は砕け散り、目玉だけが残った
右目玉「おい権蔵!お前顔が無くなっとるぞ」
左目玉「大丈夫かしらこの子、脳みそが無いわ」
ゾンビー黒田「大丈夫ですよ父さん母さん、僕はゾンビですから、平気です」 黒田はチャンチャンコを羽織り、下駄を履くと死体安置所を後にした。 目玉父「ところで、これからどうするんじゃ?」
ゾン田「そうですね、いつまでも霊安室に住み着いているわけにもいかないので、マウスマンとキャットウーマンを頼ろうかと思います」
目玉母「あらやだ、キャットウーマンはともかく、マウスマンは信用できないわ、大丈夫かしら」
ゾン田「大丈夫ですよ、裏切ったらブチ殺しますから」 マウスマン「よう権蔵!」
ゾゾゾの権蔵「あ、マウスマン!!」
マウスマン「いい儲け話があるんだけどよ」
目玉のオカン「権蔵、気をつけて!」 権蔵「その儲け話とやらを聞かせてもらおうか」
目玉の母「権蔵!」
権蔵「わかっていると思うが騙したら殺すぞ!」
マウスマン「わかってるってばよう,そんな怖い顔すんなってばよう」 マウスマン「そうそう!その厨房並みのエレクトパワーが欲しいんだ!」
権蔵「そうなの?いったい何をしろってんだ」
マウスマン「実は…」 キャットウーマン「騙されないで権蔵、コイツは絶対裏切るわ」
そう言うとキャットウーマンはマウスマンを食べてしまった。 マウスマン「痛い痛いって!ったく人の顔見るなり食べようとすんなって!この暴力女が」
キャットウーマン「何ですって!もう一回言ってみせろやコラァ!」
マウスマン「ギャア、ギブギブ」
ゾンビー黒田「2人ともケンカはよしなよ」0 マウスマン「黙ってついて来い」
そう言って一行は和歌山県のとある遺跡に来ていた。
マウスマン「ここにはお宝がたくさんあるって噂だ。ほれっ」
と言ってスコップを渡して土を掘り始めた。
黒田「ん?石碑がたくさんあるな…ここ墓地じゃないか?」
キャットウーマン「あたいらは墓荒らしってわけね!情けない」
ガコンッ
マウスマン「おっなんかあるぞ?」
出てきたのは後頭部が肥大した頭蓋骨だった。
マウスマン「なんだゴミか。」
ぽいっ…バキッ
すると地響きが鳴り響き遺跡が崩壊し始めた。
そしてマウスマンの背後にはいつの間にかぬらりひょんが立っていた。 ぬらりひょん「初めまして、私こういう者です」
ぬらりひょんは名刺を差し出した。
「株式会社墓場ホテル課長 脱裸理 火四」 マウスマン「ここで働けば大儲け間違い無しだぜなあ、ここにハンコを押すだけだぜ、ポチッとなポチッと」
キャットウーマン「ダメェ〜」
マウスマン「うるせえ、この売女ネコ女!」 キャットウーマン「なんやとワレ!」
キャットウーマンはマウスマンの口の中に鉄拳を叩き込んだ。
マウスマン「ゲバァ、歯がぁ」
キャットウーマン「お前の歯は全て破壊した。入れ歯でも入れるがよい」 マウスマン「ほざくな復讐してやる。さあ殺してみろ!だが忘れるな。死んで呪ってやる。内蔵を引き裂いて地獄にひきずりこむぞ。地獄の第三の扉やわ黒魔術で開いてやる。黒魔術から逃れることはできん。お前は死ぬ定めだ!」 キャットウーマン「言いたいのはそれだけかい?じゃあなネズミ野郎」
キャットウーマンのヘルクローがマウスマンの心臓を貫いた。
黒田「おい、やりすぎとちゃうか?」
キャットウーマン「バカね、!あんたは何回コイツに騙されたらわかるのよ?それよりお腹が空いちゃった。ご飯食べに行こうよ。美味しいネコマンマのお店知っているのよ」 黒田「オマエ乱暴だから行かない」
キャットウーマン「なんやと?ワレ」 キャットウーマン「オマエはアタイを怒らせた!フォーッ」
怒りに我を忘れたキャットウーマンはキャットクローで黒田をスライスにした。
黒田「ビギっ!」
キャットウーマン「はっ、私は何てことをしてしまったんだ、黒田を殺してしまった・・・」
キャットウーマンは黒田を殺した償いをするために旅に出た。
キャットウーマン「どこに行こうかしら、とりあえずロシアにでも行きましょうか」 ぴゅうと風が吹き、黒田の死骸の上に飛んできたチャンチャンコが被さった。
すると、スライスされた肉片がモゾモゾと集まり黒田は甦った。
黒田「あのクソ猫がぁ!」 黒田はIT企業に乗り込みエンジニア達を拉致した。そして全世界の監視カメラをハッキングしてキャットウーマンを探すために24時間監視する事にした。 「うわっなんだあれ」
「ぷーくすくす」
黒田「なんだよ、みんな俺を見てビビるっていうか笑いやがって。顔に何かついてんのか?」
黒田は不審に思い鏡を見た。
黒田「な、なんじゃこりゃ!」
スライスされた部品はくっついていたが、順番がバラバラだったのである。顔は目と口が反対に、身体は乳首とヘソが反対にといった感じで、もちろん手足も同様である。
おまけに左手の先にはチンコが付いていた。
黒田「サイコガンかよ・・」 キャットウーマン「テメーオメー生きとったんかいワレ」
キャットウーマンは黒田を微塵切りにしてハンバーグにした。
キャットウーマン「これでニャン太郎のお土産ができたわ❤」 キャットウーマン「にゃん太郎〜ご飯よ〜」
にゃん太郎「うにゃ〜パクパク……。ぺっ!糞臭いにゃん!」
そう言うと、にゃん太郎は家を飛び出し二度と帰って来なかった。 そもそも存在しなかったのだ。
そう、キャットウーマンは幻覚を見ていた。
マウスマンの黒魔術によりキャットウーマンは幻覚、幻聴、吐き気、下痢、腹痛に苛まれていた。 キャットウーマン「おのれ、ぬずみ野郎!目にもの見せてやらいでか!」
キャットウーマンは密教の秘術である呪詛返しを唱えた。
キャットウーマン「オンバラバラチンチンマンマンオッピロゲェーキェー!」 マウスマン「パルスのファルシのルシがパージでコクーン!」
なんと、キャットウーマンの呪詛返しが返されてしまった。
キャットウーマン「ぎゃあ!」 キャットウーマン「人生落ちるとこまで落ちた私にゃこんなの屁でもないさね」
キャットウーマンはキャットカーに乗り込むとマウスマンに突撃した。
キャットカーとはネコ王国か作り上げた最終兵器である。8万トンのボディから繰り出すパンチはどんな装甲をも貫き、最高速度はマッハ4、ジャンプ力は9000メートルを超える。 しかしガソリンが切れて8万トンのゴミと化した。原油価格は高騰しており1バレル100万ドルを更新。キャットウーマンはガソリンを探す旅にでるのであった。 その間にマウスマンはキャットカーを分解、改造、小型化を施し、クールなマウスカーに作り替えていた。
マウスマン「これからはカスタムEVの時代さ」
そう言うと充電を終えたマウスカーに乗り込み荒野に消えた。 突然キャットカーは爆発した。
無理な改造がブラックボックスの防御回路を発動させたのだ。
キャットカー「テキタイテキカイゾウシャハイジョシマシタ」
キャットカーは荒野を走り去った。
ブロロロロロロロロロロー めマウスマンは残りの残骸からマウスカー2を完成させた。 マウスマン「いっけー流星号!」
材料が足らずミニ四駆駆になった。 いつしかマウスマンはミニ四駆のチャンピオンになっていた。
実況「ああーっと、またまた優勝は流星号だー向かうところ敵無し、流星号の優勝を阻止できる者は現れないのか?」 黒田「ちょっと待ったーっ!」
実況「おーっと、なんと飛び込み参戦の男の手にはタミヤのブラッキー号が握られているぅ!!」 実況「あーっとブラッキー号が流星号の前に出たぁ!」
黒田「マウスマン優勝は俺のものだ!お前の天下もここまでだ!」
マウスマン「そうかな」
マウスマンはそう言うと指を鳴らした。
マウスマン「流星号チェンジブラッディモード!」
すると流星号のホイールかと正面からドリルが出現した。
ガリガリガリガリガリガリギャリー
黒田「なっ」
実況「あーっと、流星号ドリル攻撃だ!これはレギュレーション違反じゃないのか!?」
黒田「ああっブラッキー号が・・・貴様卑怯だぞ!」
マウスマン「卑怯だと?そんな甘いことを言っているから、お前は万年敗者なのだ!どんな手を使っても勝てば良いのだよ勝てばなあァァッ!」
グワラグワッシャー
実況「あーっっとブラッキー号が砕け散った!試合継続不可能!再起不能だ!」
マウスマン「黒田よお前は優し過ぎたのだ。争いのない世界へ行くがよい」
そう言うとマウスマンは黒田を斬首した。 黒田の首は勢いよく転がった。毛根が無いので摩擦ゼロで加速を失わなかったのだ。
黒田の生首がマウスマンの機体より速くゴールインした。
審判「むむ!ルールには先にゴールラインに達した者が勝者とある…うーん生首か」
協議の結果黒田が勝者になった。しかし歓声は静まり返っていた。 ジャッジ「勝者死亡にて優勝はマウスマンとなりました」
歓声が湧き上がった。 マウスマンは黒田の首を掲げて歓声に応えた。
観客「マウスマン!マウスマン!マウスマン!マウスマン!」
アナウンサー「これで世界武闘会の優勝者はマウスマンに決まりました。しばらくはマウスマンのチャンピオンの座は安泰でしょうか?」
解説「そうなりそうですね」 その時、黒田の首はカラカラと笑うと、関東を目指して空高く飛び去った。 マウスマン「フン!」
マウスマンは槍をなげた。槍は黒田の目玉を貫きビルの壁に突き刺さった。
黒田「ちくしょう!」
マウスマン「逃げるとは落ちるところまで落ちたな。恥を晒してまで生きようとする姿、見るに耐えん」
そう言うとマウスマンはネズミュゥム光線で黒田ヘッドを焼き尽くした。 「やっと見つけたよ!このネズミ野郎!」
マウスマン「お前はキャットマスク!」 キャットマスクは左肩に目玉が5個くらい付いており、右肩は肥大化して指が10cmも伸びて、先端が骨のように硬く尖っていた。さらに上半身は張り巡る血管が露出しており、あらゆる臓器が鼓動していた。さらに顔の半分の筋肉が露出しており見るも無残な化け物だった。
キャットマスク「お前が世界武闘会の優勝者か…笑わせるぜ。俺はパワーを得るために代償を払った!お前ごときに負けん!!」 しかしマウスマンのネズミュゥム光線でキャットウーマンは肉を焼かれてしまった。
黒田「現れた方の気が小さくなった!?」
──2匹が戦っている間に黒田は身体の再生を終了させていた。
黒田「力がみなぎってくる…すまん、今行くぞ!」 ジジジジ…
マウスマン「おや?670ベクレルだと!?」
マウスマンの腕に搭載していたガイガーカウンターが反応した。
黒田「さてと…続きをやろうぜ〜。」
マウスマン「お前…被曝してるな」
黒田「?」
黒田の皮膚は溶け始めた。 黒田「カラダもってくれよ!
三倍セシウム拳っ!!」
ネズミ男「な、何ざんすかー!!?」 マウスマン(通称:ネズミ男)は圧壊して爆縮した。
肉片が辺りに飛び散り汚染された。
さらに放射性物質は風に乗って周辺の地域に拡散した。
高濃度の放射性物質で汚染された世界武闘会会場周辺は居住が不可能になり、約16万人が移住を余儀なくされた。
こうして世界武闘会は幕を閉じた。 黒田「バイバイ、みんな……」
そう呟くと黒田の身体は跡形もなくかき消えた。 1週間後、透明薬の効果が切れた黒田であったが、体は萎びて殆ど食べる事も出来なくなり、薬を飲まなくても皮膚は軟弱で透明になり、骨に付いた肉が見えていた。
薬の副作用であろうか、黒田の体は痩せ細り、髪は抜け落ち、さまよえる死体さながらの見た目である。
最早まともに栄養を摂取する事も出来ず、絶え間なく強烈な飢えに苛まれ、目に入るものを手当たり次第に攻撃するようになっていた。 ジャーン!ジャーン!!(銅鑼の音)
見張り「来たぞー!黒田だーっ!」
町人「うわー!皆んな家の中に入れー!」 黒田はフライドチキン店に押し込み、客が慌てて投げ捨てたフライドチキンを貪り食った。
チキンのあばら骨が口内に刺さった。
黒田はつぶやいた。
「鶏肋…」 刺さった肋を放置したせいで口腔内が腐った黒田は、フライドチキン店への復讐を企んでいる。
チキン店の前の植え込みに身を潜めているうちに草木に身体を侵され始め、皮膚がすっかり泥や葉、小枝や小石に変わってしまった。
その変化の途中で知能と意思を失い、今は目的もなくチキン店の隣にある大きな公園の森や林を走り回っている。 助手「先生こんなところに奇妙な生き物かいます」
教授「どれどれ、むうぅ、これは新種かもしれませんな。とりあえず持ち帰って解剖してみましょう」 黒田「ギュエーッギュギュ」
教授「よしよし今楽にしてやるからな」
教授は工具箱からドリルを取り出した。 教授はドリルを黒田のケツ穴にぶち込んだ。
黒田「ギッギギギギャ〜ッ