【リレー小説】腹のゆるい透明人間、黒田権蔵
2050年、東京都の黒田研究所では日夜、所長黒田権蔵による研究が行われていた。
黒田は腹がゆるくしょっちゅうトイレに行ってはいたが研究は順調だった。
ある時黒田は透明人間になる薬を発明し、それを自分で飲んだ。
その瞬間から黒田は透明人間になったのであった。 チャイニーズドッグ「そうアル、ケンカ良くないアル。みんな私の物アルよ」
チャイニーズドッグはホットドッグからフランクフルトを奪ってしゃぶった。 しゃぶられてるフランクフルトは絶叫した。
フランクフルト「らめ・・・らめぇぇぇぇ!!」ビクンビクン アメリカンドッグ「うるせえ!」
アメリカンドッグは銃を取り出してフランクフルト達に乱射した。
フランクフルト「ぎゃあああ!!」 ホットドッグ「これだからアメリカンドッグは…なんでも暴力で解決しようとする。君はセンスが無いよ」
アメリカンドッグ「なんだと?俺を批判するのか?」
フレンチドッグ「まぁまぁ、落ち着いて」 チャイニーズドッグ「そうアル~。暴力は良くないアル~」
チャイニーズドッグはそう言いながらフランクフルトをしゃぶった。
フランクフルト「らめえええ」 その時だった。イタリアンドッグがチャイニーズドッグに後ろからバックドロップを仕掛けたのである。
イタリアンドッグ「滞空時間15秒だ!」 バックドロップから脱出したチャイニーズドッグは華麗にバク転を繰り出した。
チャイニーズドッグ「中国5000年を舐めないでほしいある」
着地した下にはフランクフルトがいた。
「ぎゃあああ!」 フランクフルトを踏んだせいでチャイニーズドッグは足首をひねった。
チャイニーズドッグ「アイヤー!」 イタリアンドッグがトミーガンを取り出して乱射した。
イタリアンドッグ「ふははは!地獄はサイコーだぜぇ~!」 フランクフルト達は一箇所に集まり合体してジャンボフランクフルトになった。 コリアンドッグ「美味そうニダ!」
そう言ってコリアンドッグはジャンボフランクフルトに突撃した。 コリアンドッグはジャンボフランクフルトにかぶり付いた。
ジャンボフランクフルト「ぎゃーす!」 コリアンドッグ「ギャース!」
コリアンドッグの歯が砕け散った。
コリアンドッグ「なんて硬さニダ!」 ジャンボフランクフルト「クシシシ!俺の身体は鋼鉄より硬いクシー!」 コリアンドッグは歯無しの口でジャンボフランクフルトをしゃぶった。
ジャンボフランクフルト「ん…やだ…ちょっとぉ」 ジャンボフランクフルト「お前らに俺を倒すことは絶対に無理だ。諦めて異空間へ帰れ」
ジャンボフランクフルトはそう言うとニヤリと笑った。 「そうかな?」
ドッグ達は一斉にフランクフルトの串を引っこ抜いた。
フランクフルトジャンボ「き、貴様ら、なんてことを・・・・・・・・クシャァァァァァァァァァァァァ」
ぁなんてことを!?」 ジャンボフランクフルトは粉々に砕け散った。
ジャンボフランクフルト「ク、クシー」
ジャンボフランクフルトの声が消え入るように響いた。 アメリカンドッグがチャイニーズドッグの肩にぶつかった。
アメリカンドッグ「こるぁどこ見て歩いてんだよぉ」
チャイニーズドッグ「なんアルカそっちがぶつかって来たアル」
イタリアンドッグ「今後の実験はどうなっちまうんだ……」 北朝鮮ドッグ「軍事衛星を打ち上げるぞ!」
アメリカンドッグ「うるせえ漢字野郎!お前の出る幕はねぇんだよ!」
北朝鮮ドッグは激怒して核ミサイルを発射した。 核ミサイルはアメリカンドッグに当たった。
アメリカンドッグも核ミサイルを撃った。 チャイニーズドッグも核ミサイルを撃った。
核ミサイルはジャパニーズドッグに当たった。 199X年地球は核戦争により壊滅した。
荒廃した地上は力のみが支配する地獄と化した。
そんな世界を救うために1人のフランクフルトが立ち上った。 救世主フランクフルト「この滅亡した世界を救うクシ」
救世主フランクフルトはその足でアメリカに向かった。 だがアメリカは壊滅状態でビルの残骸があるだけだった。
放射能汚染された地上で救世主フランクフルトはビルの残骸を集めフランクフルト邸を建築した。 フランクフルト「フハハハ!この地は余のものよ。
余こそ世紀末の覇者である!」
マスタード「いずれは世界もフランクフルト様の手に落ちるでしょう」
フランクフルト「うむ、まずは我が軍団を増やすために民を捕まえて奴隷とせねばな」
マスタード「心得ております。ジーク・フランク!」 フランクフルト「ゆけ!マスタード!ケチャップよ!仲間を増やすのだ!」
マスタード「ははー!」
ケチャップ「ケチャ~!」 マスタード「しかし人間なんてほぼ絶滅してるだろ。どこにいるんだよ人間」
ケチャップ「地上は放射能に汚染されてるケチャ。きっと地下に潜ってるケチャ」
マスタード「なるほど、地下街か!」 マスタード「ではこの人間探知機を使おう」
ケチャップ「それはなんですかケチャ?」
マスタード「この探知機は人間を見つけるとお前に電流を流す」
ケチャップ「ケチャ?よくわからないケチャ」 マスタードとケチャップは地下鉄の構内に潜った。
ケチャップ「ぎゃ、ビリビリきた」
マスタード「みい〜つけー 地下鉄の構内には薄汚れた姿の人間が何人かいた。
人間「ありゃなんだ?」
人間「人…じゃねーな」 人間「ウンコだ!赤と黄色のウンコだ!」
ケチャップ&マスタード「・・・・・」 マスタード「人間なんて初めて見たな。。。変な生き物だ」
ケチャップ「マスタード様、早く捕まえましょう」 人間「うんこうんこ!」
人間達はマスタード達に石を投げ始めた。
マスタード「いてえ!」
ケチャップ「なにすんだこるぁ!」
ケチャップも応戦した。 マヨネーズ「おいおいうるせーよ。眠れないじゃねーか。ぶっ殺すぞ」
マヨネーズも参戦した。 マスタード「なんだあいつは?」
ケチャップ「我々に似てますね」
マスタード「なぜ人間のコロニーにこんなやつがいるんだ?」
マヨネーズ「ごちゃごちゃうるせえ。かかって来な」
人間「マヨっち!やっちまえ!」 マスタード「お前も怪人か……!なぜ人間の味方を?!」
マヨネーズ「味方なんかしてねーぜ。俺はただお前らが目障りなだけだ」
ケチャップ「ケチャチャ、人間臭い怪人ケチャ!臭う臭う!」 マヨネーズ「忠告しといてやる。ケンカじゃお前らは俺に勝てない。痛い目に遭いたくなければ帰るんだな」
マスタード「なんだと?」
ケチャップ「ケチャー!気に入らないやつだケチャ!」 マヨラー「あっ、マヨネーズだ!」
ジュルジュル
マヨネーズ「あっ、だめぇ」
マヨネーズはマヨラーに吸いつくされた。
ケチャップ「助かったケチャ」
マスタード「どなたか知りませんが助かりました。ありがとうございます」 人間「マヨっちがやられちまった!」
人間たちがざわついた。
人間「仕方ねえ!俺たちも危なくなるが、やつだ!やつを起こすんだ!」 人間「旦那!お力を貸してくだせい!」
湯呑みペロペロ少年「あぁ?」 マヨラー「もっとだ、もっとマヨネーズを食わせろ!」
マヨラーはケチャップとマスタードも吸いつくしてしまった。
マヨラー「うわっ何だこれ、マヨネーズじゃない!?」 マヨラー「うぶっ俺はマヨネーズ以外食えないんだ。腹が・・・」
マヨラーの腹が膨れて爆発した。中からマスタード、ケチャップ、マヨネーズが出てきた。 マスケチャマヨ「俺達を産んでくれてありがとう母さん。愛してるよ、さようなら」
こうして3人は楽園を探して旅立った。
後にはカラスに食べられたマヨラーの亡骸が横たわっていた。 マスタード「さてと、人間達はフランクフルト様の元へ送ったし、俺達は俺達の楽園を探すべきだな」
ケチャップ「暖かいところがいいケチャ」
マヨネーズ「ハワイ」
マスケチャ「え?」
マヨネーズ「ハワイ」 3人はハワイで酒を飲んでいた。
マヨネーズ「やっぱりハワイは最高ネー」
ケチャップ「・・・確かにここはハワイだけどさあ」
マスタード「店の名前じゃねぇかよ!」
お姉ちゃん「あら、怒らないで、楽しく飲みましょう」
マスタード「あっ、はい・・・」
お姉ちゃん「きゃーさすがだわ素敵🩷ボトルじゃんじゃん開けましょう」
空になったボトルが山のように積み上がっていった。 ケチャップ「ういーひっく」
マスタード「おい飲み過ぎだぞ」
マヨネーズ「もっと飲め~」
ケチャップ「うるせーひっく!酒を注ぎやがれ~!」
お姉ちゃん「はいはい♪」 ケチャップ「・んん・・・」
ケチャップが目覚めた時、席には誰もいなかった。ただ一枚の請求書を残して。
ケチャップ「なになに」
ケチャップは請求書を手に取ると請求書を見た。
ケチャップ「な、なんじゃこりゃあ!」
すると、店の奥からサングラスに黒服の男が近づいてきた。
男「お目覚めですか?連れの皆さまは貴方が会計をすると言って帰られました。そういう訳でお願いします」 ケチャップ「いくら何でもこの金額はおかしいだろ!」
男「やれやれ…兄貴〜」
すると店の奥から黒く日焼けした男が現れた。
ウスターソース「お客さん困りますねぇ」 ウスターソース「お客さん払えますぅ?」
ケチャップ「払えるわけ無いだろ!」
ウスターソース「そうですか…それじゃ近くにお金貸してくれる所あるんで、一緒に行きましょうか」 ケチャップ「なに!金を貸してくれるところがあるのか!それは助かるケチャ!」
ウスターソース「・・・・・。じゃ行きましょうか♪」 男「なんだ?」
ウスターソース「ごにょごにょ」
男「そうかそうか。おいアンタ。いくら貸してほしいんだ?」
ケチャップ「百万ぐらい?」
男「それならトンカツ十切れだな。持っていきな」
ケチャップ「と、トンカツ??」 男「この世界では札の代わりにトンカツを使うんだ。知らんのか」
ケチャップ「めっちゃかさばるケチャ…」 ウスターソース「それじゃ貰っときますよ」ひょい
ケチャップ「あ!トンカツが!」
ウスターソース「うまそーだなぁ」
むしゃむしゃとウスターソースはトンカツを食べてしまった。 >>159
> 男「なんだ?」
> ウスターソース「ごにょごにょ」
> 男「そうかそうか。おいアンタ。いくら貸してほしいんだ?」
> ケチャップ「百万ぐらい?」
> 男「それならトンカツ十切れだな。持っていきな」
> ケチャップ「と、トンカツ??」
「ピギャーッ!」
飲み込まれる瞬間、トンカツは雄叫びをあげた。
すると大地が揺れて遠くから雄叫びが聞こえた。
ケチャップ「なんだケチャ?」
ケチャップが窓から外を見ると、無数のトンカツが押し寄せてくるのが見えた。数は1万はいるだろうか。全員の目が赤く点滅している。
ウスターソース「怒ってやがる・・・」 ケチャップ「ひぃ!」
ケチャップはトンカツたちの怒りに恐れおののいた。 マスタード「トンカツ…森へお帰り この先は お前の世界ではないのよ ねえ いい子だから」 カラシ「マスタードじゃダメ!私とウスターソース、アナタよ!」
ウスターソース「仕方ねぇ、アレを止められるんなら何だってやるぜ!」 マスタード「何にも悪いことしてない!」
カラシ「トンカツと調味料とは 同じ世界に住めないのよ」
マスタード「お願い 食べないで!」
ウスターソース「やかましい、食わなきゃコッチが潰されちまう!」
ケチャップ「あわゎ もう間に合わない!」 黒田「双方静まれ!!」
ケチャップ「ひいっ!?」
トンカツ「ブヒッ!?」 フランクフルト「誰だテメェ?」
黒田「俺だよ俺、わかんねーかなあ」
フランクフルト「おい、お前ら知ってるか?」
ケチャップ「誰?」
マスタード「知りませんや」
マヨネーズ「いやマジで知らんわ」
黒田「あんまりだぁ〜〜」
黒田は泣いて立ち去った。
フランクフルト「おいお前ら、逃すな!捕まえろ、死体でもいい」
ケチャップマスタードマヨネーズ「ヘイわかりやした」 ケチャマスマヨは黒田に襲い掛かった。
ケチャマスマヨ「やっちまえ!」
しかし黒田は三人を飛び越えてフランクフルトを襲った。
カキンギンキン!黒田とフランクフルトのサーベルがぶつかり合う。
黒田はフランクフルトの喉元にサーベルを突き立てた。
黒田「降伏しろ」
フランクフルト「つ、強い…」 トンカツ「ん?何かぶつかったぞ」
トンカツメス「気のせいよ、さっさと行きましょう」
トンカツ「ああ、そうだな」
ブロロロロロロロ
トンカツを乗せた ブロロロ
トンカツ「しかしライトを赤くして西へ向かえなんてキングトンカツ様は何を考えているのかな」
トンカツメス「どうせまたなにかの気まぐれでしょ。やれやれだわ」
トンカツベイビー「おぎゃあ!おぎゃあ!」 トンカツ「おおべいびー、どうしたんだい」
トンカツメス「お腹すいたのかしら?」
トンカツベイビー「おぎゃあ!おぎゃあ!」 メンチカツ「キングトンカツ様、トンカツがライトを赤くして西に向かっております」
キングトンカツ「ふふふ、何も知らずに上手く踊ってくれておるわい」
メンチカツ「全くでございます」
キングトンカツ「よし、次の指令を出せ。ブルドッグソースを6ℓ飲んで月に行けとな!」 トンカツメス「また指令だわ」
トンカツ「なんだって?ブルドックソースを6㍑だと?」
トンカツメス「月に向かえって」
トンカツ「ブルドックソースなんてどこにあるんだ?」
トンカツベイビー「おぎゃあ!おぎゃあ!」
ブロロロロロロロ ここは種子島宇宙センター。
トンカツ「ソース6ℓはなんとかクリアした、宇宙船内にも忍びこんだ。金魚鉢にウェットスーツで真空も大丈夫だ」
トンカツメス「アタシ怖いわ」
トンカツ「怖いなら、無理に来なくていいんだぜ」
トンカツメス「バカにしないでよ!惚れた男について行くのが女の生き様ってやつよ」
トンカツ「無理しやがって、バカな女だぜ」
カウントダウンが始まった。 スリー、ツー、ワン,発射
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ウスターソース「ちょ,だからちょっと待てよ」 ロケットは地上を離れ大気圏を突破。真空の宇宙に届いた。
ウスターソース「あががが」 トンカツ「おい大丈夫か?」
ウスターソース「むーっここは?」
トンカツ「ロケットの中さ」
ウスターソース「俺は死んだんじゃないのか?」
トンカツ「ああ、もう少しで死ぬところだった」
トンカツメス「トンカツが咄嗟にアナタをロケットの中に入れたのよ。本当に良かったわ、アナタに、愛する人に死なれたら私はもう生きていられないから・・・うっうっうっ」
ウスターソース「心配かけて悪かったトンカツメス」
トンカツメス「お願い、もう離れないで!」
トンカツ「ちょ、おい、え〜っ」 ウスターソース「トンカツ、悪いんだけど一時間ぐらい席外してくれないかな?」
トンカツメス「お願いトンカツ」
トンカツ「え、え~」 メンチカツ「ひゃはは、見てらんないね」
トンカツ「何だ!貴様どうやって!?」 ハムカツ「ギャハ!」
トンカツ「な、な、何だお前たちは!?」 トンカツ「おいやめろよ揺れるだろ!」
メンチカツ「ヒャッハー知るかよ」
マグロカツ「おもしれぇギャハハ」
ロケット管制官「なんだこれは、ロケット内部で原因不明の振動が生じている。このままでは地上に落下するぞ!しかも東京だ!」
責任者「この打ち上げは失敗だ。やむを得ん爆破司令を出すしかない」 ビービービー!
ロケットのコンピューター「爆破司令を受信しました。このロケットはあと十分で爆破されます」
トンカツ「な、なんだって?!」
トンカツメス「そんな!」
鶏カツ「コケーっ!」 宇宙船は爆発した。
トンカツ達は宇宙空間に放り出された。
そこに救世主が現れた。 それは翼の生えたキャベツだった。
キャベツ「おや、これはトンカツじゃないか。なぜこんなところに?」 宇宙シェフ「やっと素材が揃ったか」
いきなり現れた宇宙シェフはキャベツをビーム包丁で千切りにし、カツ達にウスターソースをかけた。
宇宙シェフ「お待たせしました。こちら、カツの盛り合わせになります」
宇宙人「うむ…」 トンカツ「うぐああああ!」
トンカツメス「きいやああああ!」
宇宙人「活きのいいとんかつだ」
むしゃむしゃ。
宇宙人は美味そうにトンカツを食べた。 そしてホカホカの糞を放り出すと銀河の彼方に消えていった。
宇宙シェフ「ありがとうございましたー!」
糞カツ「死ーーーーん」 宇宙人「こんな辺境の銀河に来た甲斐があったな。帰ったら娘におみやげのトンカツを食わせてやろう」
宇宙船を操縦しながら宇宙人は呟いた。
隣の席にはトンカツ弁当が置かれていた。 宇宙人「なんだか腹の調子が…・」
グルグル
宇宙人「ぐわっ、ト、トイレ〜」
宇宙シェフ「ふむ、素材が悪かったかな」 トイレの便器からトンカツたちが顔を出した。
トンカツ「一時はどうなるものかと」
トンカツメス「助かったわ…」
ウスターソース「ここはどこだ?」
キャベツ「宇宙船よ」 キャベツ「それはそうと便器の蓋はちゃんとロックをかけたのか?」
トンカツ「えっトイレの蓋なんていちいち閉めないだろ?」
キャベツ「おい、なんてことをしてくれたんだ!排泄物がどこに行くのかわかってるのか?」
トンカツ「タンクだろ?」
キャベツ「ああ、先に説明しておくべきだった…。外だよ外」
トンカツ「外って外?」
キャベツ「ああ外だ、宇宙空間だよ!」
ペコッ、バキバキ
トイレの扉がへしゃげて空いた隙間から空気が吸い込まれた。 キャベツ「はやく便器の蓋を閉めるんだ!このままだとみんな宇宙空間に吸い込まれる!」
ギュオオオオオオオオ
ウスターソース「ひええ、吸われるう!」 ウスターソース「もがっ」
ウスターソースの頭がすっぽりと便器にハマった。
トンカツ「た、助かった。ありがとうウスターソース。君の犠牲に感謝する」 トンカツメス「綺麗にハマったわね。取れないわねこれじゃ」
ウスターソース「た、助けてくれ!」
トンカツ「本当にありがとう、ウスターソース。君の犠牲に感謝する」
キャベツ「なあ、この宇宙船すげー広いぜ。探検しがいがありそうだ」 トンカツ「地球に戻らないとな」
トンカツメス「トイレを出て宇宙船を調べましょう」
ウスターソース「おーい」 トンカツメス「ねえ私トイレに行きたくなっちゃった」
トンカツ「えーっ我慢しろよ」 トンカツメス「レディーがトイレ行きたいって言ってんのよ。エスコートしなさいよ」
トンカツ「ええ……」 トイレに行ってみると、中身のソースが全て宇宙空間に吸い出され、空になったウスターソースの姿があった。