ヴィヴィオRX-Rが復刻発売!!価格は895万円、限定10台のみ

セバスチャン・レオーネ氏率いるAutomobili usoya(アウトモビリ・ユーソヤ)が
富士重工業(現スバル)の最高傑作軽自動車ヴィヴィオRX-Rを現代に復活させるという衝撃的なニュースが飛び込んできた!!

ヴィヴィオRX-R・フューチャー2020は単なる復刻にとどまらず、
カーボンファイバーやLED、チタン素材など現代風の装備を大量投入したことも1つの特徴。

ヴィヴィオRX-R・フューチャー2020は1人の男の「夢」を実現したクルマだ
このヴィヴィオRX-R・フューチャー2020のコンセプトは、
現代社会における、コンピューターによって制御され本当の姿がわからないスポーツカーへのアンチテーゼとして、
「ピュアで、アナログで、原始的で、本質的なリアルスポーツミニ」という要素を掲げており、
セバスチャン・レオーネ氏が14歳の頃に夢中になったオリジナルのヴィヴィオRX-Rを「ロマンティックに蘇らせた」モデルだという。

ベースはオリジナルのヴィヴィオRX-Rの低走行距離車。これをいったん分解してからコンバージョンキットを装着し、
各部を強化することで「ヴィヴィオRX-R・フューチャー2020」が成立するのだ。
フロントバンパー、ボンネット、グリルはカーボンファイバーでできており、トランクやリアスポイラー、バンパーもやはり同じくカーボン製。
センターパイプ、リヤのエキゾーストパイプはチタン製。
とにかくコストは気にせずに軽量素材を使用した結果、車体重量はわずか600キロに収まるという。

エンジンに至っては
名機EN07Xをいったん分解し、オーバーホールを施し各部のバランスを調整してWRCの実戦部隊だったエキスパートが手組みで組み上げる。
過給機にはオリジナル同様、アイシン精機のスーパーチャージャーを採用。
専用ROMで燃調を最適化、ハイオクガソリン使用時に102馬力を発生させるというから、これは痛快な走りが楽しめそう

オリジナルのヴィヴィオRX-R同様に電子制御がほぼ無いので、現代の車しか乗った事がない世代のドライバーにとっては、非常にスパルタンな乗物である事は間違いない。
なおリアシートは除去されており、2シーター化。
完全に走りだけを追求したハイエンドモデルになる
ボディカラーはWRブルーのみ。
発売は2020年秋以降になるとみられ、購入者は抽選によって選ばれる

限定10台が生産される予定だが、そのうちの1台は空冷ポルシェのカスタムで知られるジンガー・ビークル・デザインの創始者がすでにオーダーしている、とのこと。

なお、ヴィヴィオRX-Rフューチャー2020を送り出す「セバスチャン・レオーネ氏」はイタリアはヴェニスに居を構えるカーコレクター。
そのガレージにはランチャ037、デルタS4、インプレッサ555、セリカGT4、ランサーエボリューションといった、ラリーコンペティションが並ぶ。
ここまで好みがビシッと安定している人も珍しい。
だからこそブレることなくヴィヴィオRX-Rフューチャー2020作り上げることができたのだろう。