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【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part9
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0001名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/25(木) 05:55:47.24ID:NcToXokI
近代タロットの理解にはカバラの知識が必須であることは、割とよく
知られていると思います。
しかしなから、タロットの理解に必要なカバラの知識って、日本に
おいては、あまり紹介されていないのが現実なんですよね。

というわけで、タロットの理解に必要なカバラの基本的知識を得るために
以下の本を引用、翻訳、考察しながら、色々と勉強していきたいと思います。

書名:The QABALISTIC TAROT
   A TEXTBOOK OF MYSTICAL PHILOSOPHY
   カバラ主義のタロット
   神秘主義的哲学の教科書
著者:Robert Wang

※話題への、ソコはちゃうやろ的ツッコミとか、雑談とかは歓迎ですが、
教えて的な質問に答えたりとかは面倒なので、スルーする可能性が高いです。
0002名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/25(木) 06:04:31.54ID:NcToXokI
前スレ
【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part8.1 (Part7の再利用)
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/uranai/1499721760/290-625

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part8
http://engawa.openにch.net/test/read.cgi/uranai/1568581674/ (に→2に変換)

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part7
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/uranai/1499721760/1-289

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part6
http://mao.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1480109875/

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part5
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1453976959/

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4.1 (Part1の再利用)
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1341180469/97-356

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4
http://engawa.openにch.net/test/read.cgi/uranai/1415827871/ (に→2に変換)

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part3
http://engawa.openにch.net/test/read.cgi/uranai/1377994155/ (に→2に変換)

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part2
http://engawa.openにch.net/test/read.cgi/uranai/1346550441/ (に→2に変換)

【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/uranai/1341180469/1-96
0003名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/25(木) 06:10:28.14ID:NcToXokI
前スレは、1024k容量オーバーで書き込めなくなりましたので、
スレを立て直しました。 (^^;

なんか、色々と知らないうちに仕様が変わるので、いきなりカキコできなくなると、
ちょっと焦りますよね。 (^^;;
ちなみに、このスレで、この話が完結するのか、次スレまで行くのかは、なかなか
微妙な感じですね。

それでは、改めて、みんなでマターリいきましょう(^^)/
0004名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/25(木) 06:11:40.97ID:NcToXokI
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 216) ---
The dual energies which the Lover proposes to unite are equal and opposite, i.e.,
"twins."
「恋人」が、一体化させることを提案する二重の精力たちは、等しいものであり、かつ
正反対のものであり、すなわち、「双子」である。

The uniting of these twins is a major step upwards, toward the Godhead on the
Tree of life.
これらの双子の一体化は、「生命の木」に基づく「神」に向かう、上向きの大きな一歩
である。
--- ここまで ---

この解釈は、カードの絵柄を見る限り、トート版に限定しておいた方が良さそうです。
ゴールデン・ドーン版も、ウェイト版も、独自の世界観がありそうですしね。

とはいえ、どの版においても、この「6:恋人たち」の男女の人物像は、将来的に結婚して、
次世代となる子供(「ティファレト」)を授かることになりますので、「双子」よりも、
「夫婦」の関係にあるとしておいた方が良さそうです。

ちなみに、「深淵」を下る「小径」のうち、「2:高等女司祭」「4:皇帝」「5:法王」は
単一性を示し、「6:恋人たち」「7:戦車」は、どちらかというと二重性を示しています。
ただし、「4:皇帝」は、「3:女帝」との関係が噂されており、将来的に「6:恋人たち」と
なる可能性がありますので、そういうカップリングについても興味深いところです。

さて、ここで問題なのは、この「6:恋人たち」が、我々が「神」にアクセスできるツール
として使えるのかという点なのですが、この「小径」を遡って上位世界に行くことは基本
的には出来ないので、我々にとっては、上から下への一方通行路となっています。
つまり、上から落ちてくるものを拾うことしか許されていないわけですし、さらにそれは
実用的なものとは言い難いというか、何にでも解釈可能なものしか落ちてこないので、
それぞれで好き勝手にやってもいいんじゃないかな、とか思うのでした。(オチ無し)
0008名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/26(金) 06:13:24.04ID:Q3bFvIju
>>5
もったいないと感じて頂けるのは、嬉しいです。
でも、出版は面倒ですので、権利全て無償譲渡しますので、誰かやってください。 (^_^;;

>>6
すごいですか? (^^;;
まあ、半分くらいは雑談ですので、駄文を楽しんで頂ければ幸いです。

>>7
応援カキコありがとうございます。
今回は、無警戒だったので、ちょっと焦りました。(^ ^;;

ということで、新しいスレでも、ボチボチとマイペースでいきたいと思います。 (^_^)
0009名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/26(金) 06:16:25.36ID:Q3bFvIju
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 216) ---
The principle is that as Divine Energy surged across the Abyss into manifestation,
stable dualities were formed.
原則は、「神の精力」が「深淵」を渡って顕在化の中に押し寄せるにつれて、安定した
二重性たちが形成されたことである。

The Great Work is a "marriage" of these dualities of manifestation, a return to
a primeval state.
「偉大なる作業」は、これらの顕在化の二重性たちの「結婚」であり、原始の状態への
復帰である。
--- ここまで ---

この「6:恋人たち」のレベルの「The Great Work/偉大なる作業」は、我々の知る錬金術
における「偉大なる作業」、すなわち「14:節制」や「13:死」などの「劣化ケテル=ティ
ファレト」へと至る作業とは、全く異なる次元にあることに、注意が必要です。

ついでに言うと、「marriage/結婚」は、「原始の状態への復帰」、すなわち「小径」の
上昇(逆走)ではなく、「小径」の降下、すなわち顕在化の新しいステージへの遷移と
なるはずであり、この辺りの解釈は、この本の著者であるウォン氏とワタシとの間では、
明白な違いがあります。
要は、「父」と「母」が合体して「至高神」になるのか、「父」と「母」が別の意味で
合体して「神の子」を産むのかの違いということであり、「深淵」を逆上できない派で
あるワタシとしては、どちらかというと後者の解釈であるということです。
ということで、二番目の文は、ワタシとしては「『偉大なる作業』は、これらの顕在化の
二重性たちの『結婚』であり、新しい状態への遷移である。」という解釈になります。

とはいえ、「上の如く、下も然り」の原則に基づき、「下の偉大なる作業」は「上の偉大
なる作業」との共時性を持つことも否定できませんので、まあその辺りは、妄想次第で
どうにでもなるというか、まともな議論ができない領域でもあるわけです。
つまり、すこぶるどうでもいいという結論にしか至らないということなのでした。
0010名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/26(金) 07:28:18.79ID:7X26ZF6R
>>8
えっまじで!?>諸権利の譲渡
(著作権そのものは、現代日本ではなにをどーやっても捨てられないので
その他の周辺権しかうけとれないけど)
0011名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/27(土) 06:38:36.78ID:SgYi096W
>>10
マジですよ。(^_^)
まあ、権利を無償譲渡するというか、何しても怒らないから、二次創作で好きに使っていいよ、
という意味で解釈してください。
つまり、個人であろうが法人であろうが商用目的であろうが、ワタシの著作物となる部分は、
作者の許可なく無償で自由にコピペしたり改変したり出版してもいいよ、ということです。

ただし、このスレの文章には、他人の著作物が含まれていますので、その部分については
きちんと許可を取って頂くよう、お願いします。
0012名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/27(土) 06:42:02.88ID:SgYi096W
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 216) ---
Thus, this Path may be considered the aspect of the Garden of Eden from which
mankind was expelled, but to which it may earn re-entry by consciously dealing
with what has been called the inner Sun and Moon.
従って、この「小径」は、人類がそこから追放された「エデンの園」の様相であると考え
られるかもしれないが、けれども、いわゆる内なる「太陽」と「月」と呼ばれ続けている
ものを意識的に取り扱うことにより、そこへの再入場を得るかもしれない。

The whole key to the Great Work is the uniting of the Sun and the Moon under
Mercury (the planet ruling Gemini).
「偉大なる作業」にとっての全体の鍵は、(「双児宮」を支配する惑星である)「水星」
の下での、「太陽」と「月」の一体化である。
--- ここまで ---

『旧約聖書』における「エデンの園」には、いくつかのレベル、すなわち「顕在化前」と
「顕在化後」がありますが、この「6:恋人」は、「顕在化前」の「至高」から「高次」への
「fall/墜落」の場面となります。
そういうわけですので、ウォン氏は「re-entry/再入場」の可能性について言及していま
すが、ワタシとしては、その可能性は完全にゼロであると見ています。

また、錬金術の、「水星」の下での「太陽」と「月」の一体化については、化学実験の
「金(太陽)」と「銀(月)」を「水銀(水星)」により合金化(アマルガム化)する
過程として、よく知られているネタですよね。

ということで、ここは、「ケテル」に始まった宇宙創生の単一の力(エネルギー)が、
インフレーションで多様な力(エネルギー)に分化した後、再び「劣化ケテル」である
「ティファレト」に大統一され再結集するための媒介物である「メルクリウス(水銀で
あり水星)」というイメージなのかなぁ、とか思うのでした。
まあ、「7:戦車」にも、素粒子間力を媒介するイメージはありますし、似たような作用を
しているのかもしれませんね。
0013名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/02/28(日) 05:57:25.46ID:v8S21v+B
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 216) ---
In relating this symbolism to the Path of THE LOVERS, Case performed a fascinating
exercise in Gematria.
この象徴主義を「恋人たち」の「小径」に関連付けることに関して、ケース氏は「ゲマトリア」
において魅力的な演習を行った。

He took the Hebrew title of the Path from the Thirty-Two Paths of Wisdom, and
broke it down into its component parts.
彼は、「知恵の32の小径たち」から「小径」のヘブライ語の称号を取り出し、それをその
構成要素たちに分解した。

The Path of Zain, is called the Disposing Intelligence, [shin][gimel][resh][heh]
(ha-regesh), from which the following is derived: ([heh] means the), [resh] is
the Sun, [gimel] is the Moon, and [shin] is Fire.
「ザイン」の「小径」は、「処理する知性」、[shin] [gimel] [resh] [heh] (ha-regesh)
と呼ばれており、そこから以下のものが導き出される:([heh] は「the」を意味する)、
[resh] は「太陽」であり、[gimel] は「月」であり、そして [shin] は「火」である。

So [shin][gimel][resh][heh] in means the Sun + Moon + Fire. (*210)
つまり、[shin] [gimel] [resh] [heh] は、「太陽」+「月」+「火」を意味する。 (*210)
--- ここまで ---

ちなみに、(*210)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
210. Case, Thirty-Two Paths of Wisdom, Lesson 10, 1.
210. ケース著、『知恵の32の小径たち』、第10課、1ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、単なる言葉遊びですので、そういうネタもあるんだ、という感じですかね。
0014名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/01(月) 06:01:17.32ID:BjApXbE8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 216) ---
On the Tarot card, the Sun is the man, the Moon is the woman, and the Divine Fire
above the Abyss is represented by the Angel or Cupid.
「タロット」カードに関しては、「太陽」は男性、「月」は女性、そして「深淵」より上の
「神の火」は、「天使」または「クピド」により表される。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版の図案は、これとは全く異なりますので、基本的には、ウェイト版
やトート版に共通している特徴です。
まあ、トート版では、微妙に異なる点もあるのですが、基本的な構図という点では、大体
似たようなものとなっています。

ちなみに、「6:恋人たち」に似たような構図といえば、「19:太陽」があるわけですが、
錬金術的な話をするのであれば、こっちのレベルの方が、しっくりきます。

それでは、この「6:恋人たち」のレベルにおいては、この「男性=太陽」と「女性=月」
のペアが何を意味しているのかと言うと、「わかりません」という答えになるわけです。
そして、わからないのに、「男性像」や「太陽」や「女性像」や「月」に例えているのかと
言われれば、「そのようですね」という答えになります。
つまり、これ以上突っ込んだ話は、ワタシには出来ないのです。
やったとしても、何の意味も根拠も無い、単なる井戸端の噂話でしかないです。

まあ、ヤル気が無いと言われても、「6:恋人たち」の「男性=太陽」と「女性=月」に
ついては、語るためのネタ自体がありませんので、どうしようもないわけです。
ましてや、「神の火」である「天使」や「クピド」についても、さらにネタの持ち合わせ
がありませんので、そういうものなんだ、としか見ることが出来ません。

まあ、ワタシの場合、そういうネタは、神託みたいな形で、上位から降りてくるものなの
ですが、このレベルのネタが降りてくることは、ほぼ無いというのも要因なんですよね。
(要するに、下ネタしか持ち合わせがないということなんですよねww)
0015名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/02(火) 05:31:27.61ID:vNxNyzDg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 216) ---
In explanation of this, Case states that the Sun is self-consciousness, while the
Moon is subconsciousness.
これの説明の中で、ケース氏は、「太陽」が自己意識であり、その一方で「月」は潜在意識
であると述べる。

These are both aspects of the one Life-Breath, each working through half of the body.
これらは両方とも、1つの「命の息」の様相たちであり、それぞれ体の半分を通じて働いている。

And "When the Solar and Lunar currents of the Life-Power are rightly perceived,
rightly discriminated, and when their operation is kept in proper order, the
personality of the man engaged in this practice becomes a free, unobstructed
channel for the outpouring of the cosmic life force." (*211)
そして、「『生命力』の『太陽』と『月』の流れたちが、正しく知覚され、正しく識別
され、そしてそれらの操作が適切な順序で維持される時に、この実践に従事する人の人格
は、宇宙の生命力の流出のための、自由で遮るもののない水路になる。」 (*211)
--- ここまで ---

ちなみに、(*211)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
211. Case, Thirty-Two Paths of Wisdom, Lesson 10, 2.
211. ケース著、『知恵の32の小径たち』、第10課、2ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「6:恋人たち」のレベルにおいては、「太陽=自己意識、月=潜在意識」というのは、
あまりにも低レベルの比喩だとは思うのですが、まあ、「月とスッポン」レベルである
ことを前提にした上で、そういう例えもあるかもしれないという感じですかね。
というか、もはや象徴化などでは語れないトロイメライな領域に到達しているわけで、
ワタシとしても、何が正解なのかは分からないので、適当にお茶を濁しておきます。
0016名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/04(木) 06:08:08.44ID:KdgNTWuf
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 216) ---
Case was discussing not the Waite deck, but his own BOTA version, a "correction"
of the earlier deck which changed the symbolism little, but improved the drawing
quality and eliminated the personified Minor Cards.
ケース氏は、ウェイト版デッキではなく、象徴主義をほとんど変えずに、描画品質を改善し、
そして擬人化された「小アルカナのカードたち」を排除した、それ以前のデッキの「修正」
である、彼自身の「BOTA」版について論じていた。

Thus, one would expect explanations of the cards by Waite and Case to be similar,
even despite Waite's apparent caution about what he put into print.
従って、人は、ウェイト氏が印刷物の中に込めたものについて明らかに注意を払っていたと
しても、ウェイト氏とケース氏によるカードたちの説明たちは類似していることを期待する
であろう。

Such similarities, however, are few and where Case considered this card one of
dualities unified by the Spiritual Self, Waite merely emphasized its relationship
to the Garden of Eden.
そのような類似点たちは、しかしながら、ほとんどなく、ケース氏が、このカードを「霊的
自我」により統一された二重性たちの一つであると考えたのに対し、ウェイト氏は単に、
それの「エデンの園」との関係を強調しただけである。
--- ここまで ---

ケース氏のBOTA版タロットの大アルカナのデザインは、一部の例外はあるものの、基本的
には、ウェイト版の丸パクリです。
でも、外見はそのまんまであっても、この「6:恋人たち」のレベルになってくると、全く
解釈が異なってくるのは、他の版の状況を見れば、何となく分かるかと思います。
なぜなら、誰も正解を知らないままで、自分なりの「正解」を描き、自分なりの「正解」を
説明しなければならないからなんですよね。
ということで、我々も、そのような様々な「正解」の中から、自分なりの「正解」を求め
続けていくのか、もしくは、あきらめるのかを、選択しておく必要があるわけです。
0017名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/05(金) 06:08:11.79ID:FpgBoCTO
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 217) ---
He referred to Adam and Eve and to the Tree of Knowledge of Good and Evil, but
made no mention of Spiritual Alchemy in this card which he called "love before
it is contaminated by gross material desire," adding that "in a very high sense,
the card is a mystery of the Covenant and the Sabbath." (*212)
彼は「アダムとイヴ」に、そして「善悪の知識の木」に言及したが、彼が「物質的な欲望
により汚染される前の愛」であり、それに加えて「非常に高い意味においては、このカード
は『契約』と『安息日」の神秘である」と呼んだ、このカードにおいて、「霊的な錬金術」
については言及しなかった。 (*212)
--- ここまで ---

ちなみに、(*212)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
212. Waite, Pictorial Key to the Tarot, 92.
212. ウェイト著、『タロット図解』、92ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ウェイト版の「6:恋人たち」は、裸体の「アダムとイヴ」、つまり「善悪の知識の木の実」
を食べる以前の状態が描かれています。
つまり、ここでの「愛」は、男女の性的な関係を示すものではなく、あくまでも「神」と
「人」との関係、さらに言うと、「神」が創造した、「知恵」を持たない操り人形であり
実験材料でもある「人」と「神」との関係です。
そういえば、ウェイト版では、天使が、人形である「アダムとイヴ」を操っているようにも
見えますし、とりあえず、「エデンの園」というヘルメス容器における実験の準備が整った
ので、ここから実験ストーリーが上演されるといった感じでもあります。

要するに、この「アダムとイヴ」は、必ずしも「人間」を表しているわけではないという
ことであり、そして、このカードに隠された「霊的な錬金術」における、「神の手」による
「分離」と「結合」を象徴するものとなっているようです。(よう知らんけどww)
0018名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/06(土) 06:17:51.53ID:BNKfK+48
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 217) ---
One might well suggest that such comments, drawn from his Pictorial Key to the
Tarot are so cryptic as to be almost useless to the serious student.
人が、彼の『タロット図解』から引き出された、そのような注釈は、真面目な学徒に
とっては、ほとんど役に立たないほどに不可解であると示唆するのも、もっともである。

The intention here is not to deprecate Waite, who must be respected for maintaining
his oaths of secrecy, but to point out the extent to which there are two
explanations to every card, an exoteric one and an esoteric one.
ここでの意図は、彼の秘密の誓約を維持するために尊重されなければならないウェイト氏
を非難することではなく、あらゆるカードに、公開的なものと秘儀的なものの、二つの
解釈たちがあることを指摘することである。
--- ここまで ---

実のところ、「6:恋人たち」の解説の混乱は、ウェイト氏の『タロット図解』に限らず、
歴代の多くのタロット解説書である、ジェブラン氏の『原始の世界』や、レヴィ氏の
『高等魔術の教理と祭儀』、そしてクロウリー氏の『トートの書』にも見られます。

つまり、ウェイト氏の解説の不可解さは、ゴールデン・ドーン等の魔術団体の「秘密の
誓約」による縛りというよりも、元ネタ自体が不可解で、人間には到底理解できないもの
であるゆえ、色々と迷走しているというか、最終的には各自の趣味で、好きなように解釈
したというのが実情ではないかと思います。

その結果として、ゴールデン・ドーン版では姫を救う勇者を、ウェイト版では「エデンの
園」を、そしてトート版では、よくわからない結婚式のシーンが描かれています。
まあ、クリスチャン色が強いウェイト氏ですので、この「エデンの園」のシーンの選択は、
ワタシから見れば、レベル違いではあるけれども、理にかなっているようにも見えます。

いずれにしろ、このレベルにおいては、人間の理解を超えた成分があることは確かであり、
それを我々は決して知ることが出来ないことを、重々理解しておく必要があります。
0019名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/07(日) 06:33:02.80ID:WnCtGPFc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 217) ---
In all versions of this Key, no matter how it may be described or how different
the design, the esoteric meaning is the same.
この「鍵(大アルカナ)」の全ての版において、たとえそれがどのように記述されていて
も、もしくは図案がどれほど異なっていても、秘儀的な意味は同じである。

They all mean the union of manifest opposites under the Divine Love of the Supernals
through Binah.
それらは全て、「ビナー」を通じた「至高なるものたち(至高の三角形)」の「神の愛」
の下での顕現化した反対物たちの結合を意味する。

It is, as Waite stresses, the Garden of Eden, but it is the Garden from which
the soul itself is expelled in manifestation and to which it may return.
それは、ウェイト氏が強調するように、「エデンの園」ではあるが、それは、魂それ自身
が顕在化において追い出され、そしてそれが、そこに戻るかもしれない「庭園」である。

The same message is in Crowley's card, which shows the theme of union as an
Alchemical "Marriage" of the component parts of the seeker.
同じ主旨が、クロウリー氏のカードの中にあり、それは、探求者の構成部分たちの錬金術
の「結婚」としての結合の主題を示す。
--- ここまで ---

ここで公開されている、「6:恋人たち」の「esoteric meaning/秘儀的な意味」は、少し
考えれば誰でも思い付くことであって、「秘儀」と呼べるようなものではありません。

つまり、ここに書かれている「秘儀」は、あくまでも「下も然り」のレベルであって、
真に「上の如く」の部分は、何も語られていないことに注意が必要です。
つまり、そういう安直な誤解を招きやすいということもあって、マサース氏は、従来の
「6:恋人たち」の図案を放棄して、それが良いか悪いかは別として、ハタから見ると、
まるっきり意味不明な図案に差し替えたということになっているわけです。
0020名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/08(月) 06:13:50.98ID:fgueKkuH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 217) ---
The Golden Dawn also represents this spiritual union, but with an important difference.
ゴールデン・ドーンもまた、この霊的な結合を象徴するけれども、重要な違いを持つ。

The seeker works actively for this to come about: the Higher Self descends to
release the Personality from bondage, recalling the idea, encountered with THE
HANGED MAN that while the Personality believes itself to be the pursuer, it is
actually the pursued.
探求者は、これを実現するために積極的に取り組む:「高次の自我」は、「人格」を束縛
から解放するために降下するが、これは、「吊るされた男」との遭遇が、「人格」は自分
自身が探求する者であると信じているが、実際には探求される者である、という考え方を
思い出す。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版は、他の版と比べると、「生命の木」の解釈が色濃く出ていますが、
あまりに濃すぎて、部外者には、わけわからないことになっていることが、ままあります。

さて、今まで述べてきたように、「生命の木」においては、「7:戦車」と「6:恋人たち」
が女性側であり、「5:法王」と「4:皇帝」が男性側になります。
すなわち、ゴールデン・ドーン版「6:恋人たち」においては、「勇者ペルセウス」では
なく、「アンドロメダ姫」が主人公であるということになります。
つまり、この構図は、単なる自己満足の瞑想にすぎない「12:吊るされた男」の修行では
飽きたらず、自らの生命を生贄にして「高次の存在」を召喚するという、イチかバチかの
賭けに出た「6:縛られた女」の修行シーンであるということですよね。

まあ、おとぎ話でもあるまいし、実際には微粒子レベルの可能性でしかないわけですが、
「7:戦車」と同様に、「6:縛られた女」の解放が、「至高」へと繋がる究極奥義の可能性
の一つであると考えられていたということですよね。
とはいえ、そういうギリギリの修行過程を、こういう呪縛陵辱寸前シーンの中に込めると
いう点では、マサース氏は、やはり常人離れしたド変態、いや天才だったのでしょうね。
0021名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/09(火) 06:08:14.35ID:VzGhJjs2
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 217) ---
The legend of Perseus and Andromeda, used to make this point, contains some
fascinating implications for the interpretation of the card.
この要点を創作するために用いられた、「ペルセウス」と「アンドロメダ」の伝説は、
カードの解釈のための、いくつかの魅力的な含蓄たちを含む。

In the myth, Andromeda was the daughter of the King of the Ethiopians and
Cassiopeia, who boasted that she was more beautiful than the Nereids (daughters
of the Sea God, Nereus).
神話の中で、「アンドロメダ」は「エチオピア人の王」と「カシオペア(王妃)」の娘で
あり、彼女(「カシオペア」)は、彼女が「ネーレーイスたち」(「海の神」である、
「ネーレウス神」の娘たち)よりも美しいと自慢した。

In anger the Nereids complained to Poseidon, who flooded the land and then sent
a terrible monster to inhabit it.
怒った「ネーレーイスたち」は、「ポセイドン神」に不平を言い、彼(「ポセイドン神」)
は陸地を氾濫させ、それから恐ろしい怪物をそこに住み着かせるために行かせた。

The only way that this monster could be vanquished was for the king's daughter,
Andromeda, to be sacrificed to it, and she was thus tied to a rock on the shore.
この怪物が克服されることのできた唯一の方法は、王の娘である「アンドロメダ」を、
それへの生贄として捧げることであり、そしてそれゆえに、彼女は海岸の岩に縛られた。
--- ここまで ---

この、誰かさんの悪行のために、そのとばっちりで無実の者が犠牲になるという脚本は、
細かい点を除けば、「イエス・キリスト」の死と復活のストーリーと同種のものです。
「イエス」は昇天して「ティファレト」になりますが、この「6:恋人たち」のストーリー
では、「至高の三角形」への昇天となるわけです。
つまり、マサース氏は、自分の趣味で、いやいや秘密の含蓄を盛り込むために、素人に
とっては難解であり、現実離れしたファンタジーな図案を採用したということですかね。
0022名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/10(水) 06:15:31.75ID:G6CTr3jm
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 217) ---
Perseus, however, who had just successfully taken the head of Medusa, saw her and
fell in love.
ところが、ちょうど首尾よく「メドゥーサ」の頭を取ったばかりであった「ペルセウス」
は、彼女を見て恋に落ちた。

He wanted to marry Andromeda, which the father insisted was only possible if the
monster were slain.
彼は「アンドロメダ」と結婚したかったが、父親は、怪物が殺害された場合にのみ可能で
あると主張した。

So Perseus killed the monster, but Andromeda's uncle, nevertheless, tried to
prevent the marriage by sending attackers against the hero.
それで、「ペルセウス」は怪物を殺したが、しかし「アンドロメダ」の叔父は、それにも
かかわらず、英雄に対して攻撃者たちを送ることにより、結婚を防ごうとした。

Perseus, in turn, displayed the frightful head of Medusa, and turned his adversaries
to stone after which he and Andromeda lived more or less happily ever after.
「ペルセウス」は、今度は、「メドゥーサ」の恐ろしい頭を見せて、彼の敵対者たちを
石に変えた後、彼と「アンドロメダ」は、その後ずっと、まあまあ幸福に暮らした。
--- ここまで ---

このファンタジー物語の「ペルセウス」は、まさに絵に描いたような、無敵超人の完璧な
「神ヒーロー」であり、単なる人の子にすぎない「アンドロメダ」を、絶望の淵から救出
してくれた上に、結婚して多くの子孫を残し、幸せな一生をもたらしてくれました。

なお、このストーリーにおいては、我々は「アンドロメダ」の劣化版という役回りになる
わけですが、そういう危機的状況において、我々を絶望の淵から救出してくれる「ペルセ
ウス」が現実に我々の目の前に現れるのかと言われれば、もちろんそんなことは全く無い
わけですので、ワタシとしては、夢は夢のままで終わらせるのが良いかと思うのでした。
0023名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/11(木) 05:39:39.09ID:Q2YbIeYx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 217) ---
However, in one ancient interpretation of the story, Perseus, Andromeda, her father,
mother and the monster were brought into the sky where they became constellations
of the same names. (*213)
けれども、物語の、ある一つの古代の解釈においては、「ペルセウス」、「アンドロメダ」、
彼女の父、母、そして怪物は、空へと運ばれて、そこで彼らは同じ名前の星座たちになった。
(*213)
--- ここまで ---

ちなみに、(*213)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
213. "Andromeda," Oxford Classical Dictionary, 63-64.
213. 「アンドロメダ」、『オックスフォード古典辞典』、63-64ページ。
--- ここまで ---
とあります。

参考までに、星座名を示しておきます。
・ペルセウス:ペルセウス座
・アンドロメダ:アンドロメダ座
・アンドロメダの父:ケフェウス座
・アンドロメダの母:カシオペヤ座
・怪物(ケートス):くじら座(Cetus)

さて、ゴールデン・ドーン版のみが、従来の図案から大きく異なっているという要因です
が、そろそろ皆さんも気づいているとは思いますが、結論から言えば、当時新婚であった
マサース氏とミナちゃんの黒歴史ノートの一ページというか、二人の熱烈な、そういう
甘じょっぱい思いが詰まったラブラブな魔術的妄想の産物であるということになります。
まあ、若気の至りというか、あまりにもアレなので、ウェイト版やトート版では、古典的な
デザインに戻されているわけですが、そういう色々な熱い思いがダイレクトに伝わってくる
のは、ワタシは決して嫌いではないというか、むしろ好物です。(いいぞもっとやれww)
0024名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/12(金) 06:32:29.99ID:f26ctpsF
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 217) ---
In Qabalistic terms, this could be taken to mean that the actions of Perseus (i.e.,
the Spiritual Self) resulted in the return of all participants to the sky, i.e.,
the Godhead.
「カバラ主義」の表現においては、これは、「ペルセウス」(すなわち「霊的自我」)の
活動たちが、全ての参加者たちの、天空への、すなわち「神格」への復帰となる結果と
なったことを意味すると受け取られることができる。
--- ここまで ---

「カバラ主義」の解釈では、ゴールデン・ドーン版「6:恋人たち」の「アンドロメダ物語」
は、「ペルセウス」の「action/演技」の結果として、登場人物である「勇者ペルセウス」、
「美女アンドロメダ姫」、「父ケフェウス」、「母カシオペヤ」、「怪物ケートス」が、
全て星座として「天空」へと、つまり「神=至高の三角形」の世界へと至ったという設定に
しているということですが、これは、あくまでも建前であると思われます。

以下、ワタシの個人的な解釈ですが、エチオピアの王女「アンドロメダ姫」という設定は、
現代のエチオピアは、アフリカ大陸の東にある黒人系の国ですが、ギリシア神話の時代は、
アフリカの東とアラビア半島を含む領域にあり、イスラエルのソロモン王とシバの女王の
子により建国されたという伝説があります。

つまり、ユダヤ系であるミナちゃん=「美女アンドロメダ姫」であり、呪縛された姫を
魔物から救って結婚した「勇者ペルセウス」はマサース氏であることに疑いはなく、そして
このバカップルは、ゴールデン・ドーン位階において、マサース氏は「7=4(ケセド)」、
ミナちゃんは「6=5(ゲブラー)」という天上人となっているわけで、要は、この裸体の
絶世の美女をモチーフに描かれたカードは、マサース氏の「嫁自慢」であるという
ことです。(嫁とのイチャコラ画像をネットに上げるのと同じw)

ついでに言うと、この設定は、ウェストコット氏が「秘密の首領」と縁を切った際に、
ミナちゃんが「秘密の首領」との復縁、すなわち至高世界とのコンタクトを取る際の
言い訳にも使うことが出来るわけです。
0025名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/13(土) 06:22:39.13ID:K1sP8GDH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 217) ---
And while that explanation may seem a bit strained, such mythologies were part of
the general culture at the time of the Hermetic Order of the Golden Dawn and were
often interpreted in esoteric terms.
その説明は、少し不自然なように見えるかもしれないとしても、そのような神話たちは、
「ヘルメス主義団体ゴールデン・ドーン」の時代においては一般的な文化の一部であり、
そしてしばしば秘伝的な用語たちで解釈された。
--- ここまで ---

ぶっちゃけ、ゴールデン・ドーン版「6:恋人たち」は、ゴールデン・ドーン団内限定の
「内輪ネタ」というか、神話を元ネタにした、ゴールデン・ドーン(つまりマサース氏)の
リメイクによる二次創作物であると言うことが出来ます。

ゴールデン・ドーンにおいては、「至高の三角形」は「秘密の首領」と同義であり、そして
その「至高の存在」との接触ルート、すなわち「深淵をくぐり抜ける秘密の上り階段」が、
以下のように、内々に定められていたものと推定できます。
・「4:皇帝」= マサース氏専用ルート(7=4位階)
・「5:法王」= ウェストコット氏専用ルート(7=4位階)
・「6:恋人たち」= ミナちゃん専用ルート(6=5位階)
・「7:戦車」= 一般団員用ルート(5=6位階)
つまり、これらのカードは単なる「階段」であり、それ自体には大した意味は無いものの、
それを昇って上位存在と接触することこそが、真の「神秘教義」であったと推定できます。
そして、一般人である我々は、この「階段カード」をいくら眺めたとしても、そこには、
部外者には閉ざされた「階段への扉」しか見えないわけですよね。

要は、「カバラ主義」の難解な理屈はともかくとして、ゴールデン・ドーンにおいては、
そういう「裏ルートの設定」があるというのが、実情ではないかと思います。
というか、そういう解釈でないと、ワタシ自身が「カバラ主義」の難解な理屈を説明でき
ないので、この説明は、少し不自然なように見えるかもしれないとしても、これで押し通
さざるを得ないわけなのでした。(自己都合による勝手な解釈ww)
0026名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/14(日) 07:25:28.84ID:ryEGKIN0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 218) ---
The stress of the Golden Dawn card is on the extent to which the process of this
Path is a very active one, for the self-control and will (Mercury) which directs
the movement and integration of the opposites is not passive as the other cards
tend to suggest Perseus here has the same fiery, dynamic and inspirational
qualities ascribed to the Serpent.
ゴールデン・ドーン版カードの強調は、この「小径」の過程が非常に能動的なものである
ことの限度にある。というのは、動きと反対物たちの統合を指揮する、自己制御と意志
(「水星」)は、他のカードたちのように受動的ではなく、ここの「ペルセウス」は、
「蛇」に帰せられるのと同じ、火のような、活動的で霊感的な品質を持つと示唆する傾向
がある。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版「6:恋人たち」は、他のマルセイユ版、ウェイト版、トート版が
受動的な性質、すなわち「神の力」を受動的に「受け身で待つ」という姿勢なのに対し、
もっと積極的に「神の力」を「引き降ろしに行く」という姿勢があります。
その理由は、前の文で説明しているように、「至高神の降臨」のためのツールの一つと
して使われるからですよね。

ちなみに、このシーンでの「ペルセウス」は、蛇の髪を持つ「メドゥーサ」の頭を持って
「降臨」していたので、強い「蛇」の属性を持つとも解釈できます。

とはいえ、このカードの主人公である「アンドロメダ」は、どう見ても受け身であって、
本来は海の怪物のエサにされるところを、その美貌と裸体により、「大神ゼウス」の子
である「ペルセウス」という別の超大物を偶然に釣り上げて、いやいや召喚してしまった
ということなのですが、そういう細かいことを指摘すると、ミナちゃん大好きのマサース氏
からクレームが来そうなので、これくらいにしておきます。

いずれにしても、ゴールデン・ドーン版「6:恋人たち」は、マサース氏の嫁自慢であると
いうことは間違いないわけですし、これ以上のヤボなツッコミは無しでいいと思います。
0027名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/15(月) 05:56:53.28ID:fSs2NYYA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 218) ---
Another indicator of activity on this Path is the attribution of the Sword to Zain.
この「小径」の上での活動のもう1つの指標は、「ザイン」への「剣」の帰属である。

This is an instrument of active division and separation; it is a sword of perception
which cuts to the core of things, and defines clearly.
これは、活動的な分割と分離の道具である;それは物事たちの核心に切り込み、明確に
定義する、知覚の剣である。

And insofar as such perception is attributed to Zain, to it is also attached the
sense of smell, thus implying not only the most direct, but also the most subtle
of awareness and response.
そして、そのような知覚が「ザイン」に帰属される限りにおいて、それにはまた「嗅覚」の
感覚も配属されていることで、従って、最も直接的であるだけでなく、最も微妙な自覚と
反応も暗示している。
--- ここまで ---

「6:恋人たち」に「ザイン/剣」が配属されているというのは、直観的には、なかなか微妙
というか、違和感があるというか、我々の感覚が、ここでは全く通用しないレベルにあると
言えば、まあそういうことなのですが、強いて言えば、ワタシには、ウェイト版にある
「エデンの園」における「男」からの「女」の創造という話が、「分割と分離」に近い
ものとなっているような感じがあります。

さらに言うと、「エデンの園」においては、「蛇」の誘惑が「物事たちの核心に切り込み、
明確に定義する、知覚の剣」の働きをしているのと、「楽園からの墜落」も「分割と分離」
に関係してきますので、「知覚の剣=蛇」であると考えることも出来るかと思われます。

そもそも、「剣」というものは、少々の違和感に目をつぶって、何かにこじつけておけば、
ほぼ何にでも使える普遍的かつ強力な万能ツールですので、後は皆さんの想像力にお任せ
して、各自で好きなように解釈してもらえれば良いかと思います。(無責任オチww)
0028名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/16(火) 06:06:14.17ID:b1bgAlfm
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 218) ---
While the sword is rarely found in this Tarot Key, it is very common in Alchemical
representations of the same theme as, for example in the "Eleventh Key" of Basilius
Valentinus, the seventeenth century alchemist.
剣が、この「タロットの鍵(大アルカナ)」の中で見つけ出されることはめったにない
とはいえ、それは、例えば、17世紀の錬金術師である、バジリウス・ヴァレンティヌス氏
の「11番目の鍵」にあるものと同様の主題の「錬金術的」な表現たちにおいては、非常に
一般的である。

In his illustration are two female twins, each mounted on a lion and holding a
figure of the Sun and of the Moon.
彼の図版には、2人の女性の双子がおり、各々は獅子に乗り、「太陽」と「月」の像を保持
している。

Behind them is a man in armor (another meaning of Zain) and holding a sword.
彼らの背後には、「鎧」(「ザイン」のもう一つの意味)を着た男がおり、剣を保持して
いる。
--- ここまで ---

錬金術に限らず、「剣」が描かれた図案なんて、どこにでも見つけ出されるとは思うので
すが、とりあえず、ここでは、中世の錬金術師であるバジリウス・ヴァレンティヌス氏の
出版物を、「6:恋人たち」向けのネタとして出してきています。
これが、「6:恋人たち」と似ているかどうかはともかく、「錬金術的表現」ということで
探せば、「6:恋人たち」に似たようなものは、いくらでも出てくるということですよね。

ちなみに、「6:恋人たち」に「ザイン」を配属するゴールデン・ドーン系カードでは、
「剣」が描かれることは、普通にあります。
つまり、ゴールデン・ドーン版においては、ペルセウスの持つ「剣」であり、トート版に
おいては、背景に湾曲する形で複数の「剣」があり、そしてウェイト版では、「剣」を
暗示する「蛇」が描かれているということですよね。
0029名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/17(水) 06:02:42.87ID:jGbF30Cn
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 218) ---
The caption reads: "The twins Sun and Moon are united by the conjunction which
seems to be death." (*214)
表題は、以下のように書いてある:「『太陽』と『月』の双子は、死であるように見える
合体により一体化される」。 (*214)

So we understand that the consummation of this marriage requires a "death."
それゆえ、我々は、この結婚の成就は、「死」を必要とすることを理解する。
--- ここまで ---

ちなみに、(*214)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
214. C.A. Burland, The Arts of the Alchemists, New York, 1967.
214. C.A.バーランド著、『錬金術師の芸術』、ニューヨーク、1967年。
--- ここまで ---
とあります。

「6:恋人たち」=「ザイン」=「剣」=「分割と分離」であったと思ったら、もう「合体」
とか「一体化」とか「結婚」の話になっています。
というか、元々のカードは、「結婚」とか「恋人」でしたので、カバラ主義による後付けの
「ザイン=剣」との相性が悪く、せっかく幸福感溢れる場面に水を差すような、なんか不吉
な感じしかしないわけです。
そして、そういう場違いな雰囲気を、無理矢理説明しようとするための苦肉の策として、
ファンタジーな錬金術理論を持ち出さなければならないというのも、定番の策ですよね。

とはいえ、我々の知る錬金術ネタは、かなり低次のものであり、この「6:恋人たち」の
レベルに適用しようとしても、しょせん無理というか場違いなんですよね。
言ってみれば、幼稚園児並みの知恵と知識で、国立大学の入試問題を解くぐらい無茶な
試みですので、ここでの錬金術ネタの適用は、あくまでもファンタジーであって、決して
ツッコミを入れてはならないことを、重々承知しておく必要があるわけです。
0030名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/18(木) 06:20:20.77ID:B40oi8bl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 218) ---
Indeed, to successfully pursue this Path across the Abyss means the death even
of one's own Higher Self.
実際に、「深淵」を横切って、この「小径」を首尾よく辿ることは、その人自身の「高次
の自我」の死さえも意味する。

It is a willful and total self-destruction and immersion into the Divine.
それは意図的で、そして「神」の中への完全なる自己破壊と全身浸礼である。

The separation and re-integration of the dual components of the manifest Self
demands subordination of the Ego to the One Divine Principle.
顕現化した「自己」の二重の構成要素たちの分離と再統合は、「唯一の神の原則」への
「自我」の従属を要求する。
--- ここまで ---

「Indeed/実際に」と言われても、実際に「深淵」を越えて「あっちの世界」に行けた
人間は存在しないわけですので、ここの説明は、我々にとっては意味のあることではなく、
あくまでも錬金術ネタに基づくファンタジーであることを理解しておく必要があります。

まあ、ワタシとしては、その手の、より高い次元を目指そうとしがちな「上昇志向系」と
いうか、「意識高い系」というか、身の程知らずというか、そういう思考は苦手なので、
どちらかというと、より実用的というか低俗な方向で、物事を見ていく傾向があるわけで、
そういう目線で見れば、少なくとも、「6:恋人たち」の下半身の雰囲気は、かろうじて
感じることが出来なくもないわけです。
つまり、「唯一(神)の原則=完全なる統一理論」はともかく、そこから分離して顕現化
した、「Self/自己」と「Ego/自我」の「dual components/二重の構成要素たち」に
注目して妄想する方が、ワタシにとっては興味があるということなんですよね。
ということで、わからないものを、よくわからない錬金術ネタで、わかったようなふり
をして意味の無い解説をするよりも、わからないものはわからないと開き直った上で、
自己中心的かつエゴイスト的な解釈を繰り広げようと思うのでした。←俗人の極みww
0031名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/19(金) 06:19:45.47ID:0izNua1c
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 218) ---
The Sword destroys utterly those who will travel across the Abyss.
「剣」は、「深淵」を横切って進むことを欲する人々を、完全に破壊する。

Thus is the Path called the Disposing Intelligence; it is an experience which is
the completion of the process begun on the Path of Samekh, TEMPERANCE.
従って、「小径」は、「処理する知性」と呼ばれる;それは、「節制」である「サメク」の
「小径」の上で開始される過程の完成である経験である。
--- ここまで ---

まあ、人が「深淵」を横切って進むことを欲したとしても、人は「深淵」を渡ることは
出来ないというか、そもそも、その入り口に立つことすら困難ですので、実際に、その
「剣」で破壊された人は皆無だと思います。
というか、「ティファレト」に到達する際に、「13:死」の大鎌により、大抵のものは
既に処分されているはずですので、二番煎じである感じは拭えないわけです。

さらに言うと、「THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径たち」において定義される
「Disposing Intelligence/処理する知性」は、人の「destroy/破壊」を意味している
わけではありませんし、人が「深淵」を超越して上昇することについて考慮されたものでも
ありません。
何が言いたいのかと言うと、この「6:恋人たち」のレベルで既知の錬金術理論を適用しよう
とすると、錬金術理論そのものの限界のために、とんでもなくファンタジーなシロモノに
なってしまい、もはや何の役にも立たないものになってしまうわけです。

ということで、ここから上の世界は、そういう既存の理論は全て抜きにして、すなわち、
「Disposing Intelligence/処理する知性」のスキルを発動して、下の世界の「知性の
しがらみ」を完全に断ち切って、白紙の状態に戻る必要があるということです。
言い換えれば、上位世界の「知性」なるものは、ここで完全に処理され、すなわち断ち切
られた上て、下の世界へと降りてくるわけですので、我々が、それをあれこれと詮索した
ところで、ファンタジー以上のものは得られないということになるわけです。
0032名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/20(土) 06:35:42.86ID:6qNcbxyZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 218) ---
Taken together, TEMPERANCE and THE LOVERS are the Alchemical formula of Solve et
Coagula.
まとめると、「節制」と「恋人たち」は、「溶解させ、そして凝固させろ」の「錬金術」
の公式である。

The Sword separates out (dissolves), an activity which we have previously shown
to mean analysis.
「剣」は分離(溶解)する。それは我々が以前に「分析」を意味することを示したことが
ある「活動」である。

This is followed by a synthesis, or reintegration in a new way.
これは、新しい方法で「合成」、もしくは再統合により続けられる。

Therefore, Solve et Coagula.
それゆえに、「溶解させ、そして凝固させろ」である。
--- ここまで ---

「ザイン」の「Sword/剣」は、「死」であり、「破壊」であり、そして「分離(溶解)」
であることはともかくとして、そこからいきなり「合成」や「再統合」、そして「Solve
et Coagula/溶解させ、そして凝固させろ」に至るのか、その根拠が不明です。

ちなみに、この「Solve et Coagula/溶解させ、そして凝固させろ」は、レヴィ氏が描いた
メンデスのバフォメット像(メンデスの山羊)の両腕にも書かれており、そしてその姿が
「15:悪魔」として描かれているように、元々は物質的、肉体的なものを意味しています。
つまり、「13:死」の「大鎌=分解」、「14:節制」の「二つの壺=合成」、「15:悪魔」の
「鎖=再統合」の三位一体的なものであるわけで、そういう低次のものと、「6:恋人たち」
のレベルを混同することは、かなりの危険が伴います。
まあ、「6:恋人たち」と「15:悪魔」の構図は、ほぼ同じなので、上位互換と捉えることは
勝手なのですが、もはやカバラ主義の世界観とは別モノとなってしまうことになります。
0033名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/21(日) 06:54:13.70ID:cGqzSTdm
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 218) ---
It can actually be quite intriguing to see how all of the complicated symbols of
Alchemy, Lions, Eagles, Glutens, Suns, Moons, etc., reduce to some very basic
psychological concepts.
「錬金術」、「獅子たち」、「鷲(ワシ)たち」、「グルテンたち」、「太陽たち」、
「月たち」などの複雑な象徴たちの全てを、いくつかの非常に基本的な心理学的な概念
たちに、どのように還元するかを見ることは、本当に非常に興味をそそるものであるかも
しれない。

But here, again, we appreciate that such descriptive terms did not exist until
the present day, and we are forced to interpret the codes of the early Qabalists,
of Mathers, of Waite, and even of Crowley.
しかし、ここでもまた、そのような記述的な用語たちが今日まで存在しなかったことを
認識し、そして我々は、初期の「カバラ主義者たち」の、マサース氏の、ウェイト氏の、
そしてさらにクロウリー氏の暗号たちを解釈することを余儀なくされる。

And in THE LOVERS, this requisite decipherment of language is especially difficult.
そして、「恋人たち」においては、この必須な言語での解読は、特に困難である。
--- ここまで ---

そもそも、高レベルの「6:恋人たち」の概念を、「錬金術」とか「心理学」という低次の
概念で「言語化」しようとすること自体が間違っているというか無理ゲーなわけであり、
それゆえ、この「小径」は、「Disposing Intelligence/処理する知性」と呼ばれている
わけであって、つまりは、低次の「知性」である理論や理屈を完全に捨て去ることで、
それらを完全に超越した上位レベルへの「信仰」へと繋がるわけです。

要は、究極の「信仰」、つまりは自分の好き勝手にしてもいいわけですので、マサース氏は
最も信仰している大好きなミナちゃんを描き、ウェイト氏は最も信仰しているキリスト教の
人類創造のモチーフを描き、その一方で、クロウリー氏は、よくわからないまま、錬金術の
象徴をちりばめて、それらへの想いを描いたということなんですよね。
0034名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/22(月) 06:04:50.55ID:wTBay1RP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 218) ---
Crowley, in fact, stated that THE LOVERS and TEMPERANCE were the most difficult
cards of the Tarot, which is certainly true.
クロウリー氏は、実際に、「恋人たち」と「節制」が、「タロット」の最も難しいカード
たちであると述べており、それは確かに本当である。

The Path of TEMPERANCE requires a complete integration of the Personality in its
subordination to the Ego in Tiphareth.
「節制」の「小径」は、「ティファレト」の中で、その「自我」に従属した状態において、
「人格」の完全な統合を必要とする。

The Path of THE LOVERS requires a complete integration of the totality of the
self manifest in Microprosopus, for the return of the Soul to the aspect of the
"Garden" from which it emerged.
「恋人たち」の「小径」は、それ(魂)がそこ(庭)から出現した「庭」の様相に「魂」
を戻すために、「ミクロプロソプス(小さな顔)」の中の自己顕在化の全体を完全な統合
を必要とする。

In more basic terms, TEMPERANCE is the balance of the Lower Self, THE LOVERS is
the balance of the Higher.
より基本的な用語たちで言えば、「節制」は「低次の自我」の均衡であり、「恋人たち」
は「高次(の自我)」の均衡である。
--- ここまで ---

上(「恋人たち」)の如く、下(「節制」)も然り、と言いたいのでしょうが、このレベル
において、それは完全なるミソクソ理論であって、これらは似て非なるものです。
そして、そもそも、「恋人たち」の「小径」には、「魂」を「庭」に戻すような機能は
無く、上から下への完全な一方通行路としてのみ機能しているわけです。
つまり、「節制」が、理解するのが最も難しいカードであるとすれば、「恋人たち」は、
もはや誰も真の意味を理解できないカードであるということです。
0035名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/22(月) 06:09:19.24ID:wTBay1RP
>>34
誤記訂正です。 m(. .)m
3つ目の翻訳文を以下の通り訂正します。

自己顕在化の全体を完全な統合→自己顕在化の全体の完全な統合
0036名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/23(火) 06:01:05.06ID:QOpyqn89
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
By comparison with the Waite and Golden Dawn cards, Crowley's LOVERS is intellectually
superior.
ウェイト版やゴールデン・ドーン版のカードと比較すると、クロウリー氏の「恋人たち」は
知的に優れている。

Certainly no version of THE LOVERS has ever been more daringly explicit in revealing
the secret of the Path.
確かに、「恋人たち」のどの版も、「小径」の秘密を明かすことにおいて、これほど大胆に
明示的なものは無かった。
--- ここまで ---

トート版が、他の版よりも優れているという論点については、ワタシは否定的です。
その理由は、今まで述べたように、「6:恋人たち」を、「錬金術」という低レベルの概念
を用いて説明しようとしていることであり、それにより、この「小径」の「天界から下界
への一方通行」の概念が、大きく欠落してしまっているという点です。
言い換えれば、天界のことを、わかったようなふりをして、全然わかっていないままで、
下界の自分の知識だけでそれっぽく説明をしようとしている感じがアリアリなのです。

まあ、そういう知ったかぶりの態度は、クロウリー氏の元々の性格によるものなのですが、
そうは言っても、他の版でも、実のところ、似たり寄ったりのところはあるんですよね。
要するに、「6:恋人たち」のレベルでは、どんな表現や描写をしても、つまりどの版に
おいても、しょせん、どんぐりの背比べでしか無いということなんですよね。
そういうことであるなら、自分のやりたいようにやればいい、ということになるわけで、
その結果として、クロウリー氏は、自分のお気に入りの錬金術ネタを、気の赴くままに
爆盛りにして披露しているということになっているわけです。

ということで、トート版「6:恋人たち」に描かれている細かな象徴を、いちいち解釈する
意味は無いというか、逆に変な誤解を招くだけですので、もっと全体的な壮麗さという
か、上位界の荘厳な雰囲気を感じてもらう方が、良いのではないかと思うのでした。
0037名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/24(水) 06:11:40.47ID:T6wSjRE0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
What is shown here is the "Royal Marriage," of opposites, presided over by the
hooded figure who is at once the Hermit and the personification of Mercury.
ここに示されるものは、反対物たちの「王室の結婚」であり、「隠者」であると同時に、
「水星(メルクリウス神)」の擬人化である、頭巾で隠された人物像により統括される。

Above are the figures of Eve and Lilith, with Cupid aiming an arrow symbolizing
the Will.
上には、「意志」を象徴する矢を向けた「クピド」と共に、「イヴ」と「リリス」の
人物像たちがある。

The marriage takes place between the Black King and the White Queen.
結婚は、「黒い王」と「白い女王」の間で行われる。
--- ここまで ---

トート版は、錬金術モチーフですので、化学反応である「結婚」がメインテーマです。
ここは、結婚に至る前のゴールデン・ドーン版やウェイト版とは、考え方が異なります。
ちなみに、ワタシの個人的感覚としては、結婚前であり、「男」と「女」が対生成された
直後の場面であるウェイト版が、最も共感の持てるものとなっています。

ちょっと脱線しますが、ここに「personification/擬人化」という用語が出ていますが、
「水星」の擬人化に限らず、そもそも大アルカナに出てくる人物像は、全てが「擬人化」
されたものであって、わざわざここで言うほどのものでもありません。
とはいえ、この擬人化という表現方法は、古代エジプトでも多用されたように、万能的と
いうか、ヲタクな人々にとっては、神秘的かつ魅力的な手法でもあります。
その上、極めて簡便な手法で、すなわち、頭をフードで覆うとか、ケモ頭やケモ耳やケモ
尻尾や鳥の翼などの付加属性を付けるだけで、超人的な能力を発揮でき、それにより人々
を感動させ、課金させることが出来るという、極めて優れたメリットがあります。
つまり、そういう万人受けする手法を積極的に利用したのが、このトート版「6:恋人たち」
であって、そういう意味では、かなり魅力的な仕上がりとなっています。
0038名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/25(木) 06:20:22.28ID:TW9fFGCG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
He wears a gold crown, bears a lance, and is attended by the Red Lion.
彼は、金の王冠を着用し、槍を持ち、そして「赤い獅子」により付き添われる。

His black child, interchanged with the White Queen's child, holds the base of the
King's lance in one hand and a club in the other.
彼の黒い子供は、「白の女王」の子供と(左右の位置を)交替させられ、一方の手で「王」
の槍の基部を、そしてもう片方で棍棒を持つ。

She is attended by the White Eagle and her white child, who carries flowers in
one hand and supports the base of the Grail in the other.
彼女は、「白い鷲」と、一方の手で花たちを運び、もう片方で「聖杯」の基部を支える、
彼女の白い子供により付き添われる。

In the lower section of the card is the Winged Orphic Egg, the very essence of
life itself, which is the product of this union.
カードの下の部分には、この結合の産物である、まさに生命の本質である、「翼の付いた
オルフェイスの卵」がある。
--- ここまで ---

トート版の「6:恋人たち」は、デザイン面では、「14:技(節制)」の上位互換として、
色々な要素が追加されて描かれているで、その結果、「14:技(節制)」との圧倒的な
レベルの違いが、逆に分かりづらくなってしまっている感じは、否めないです。

ワタシとしては、「真理は単純であり美しい」という感覚がありますので、その個人的な
観点から見れば、ゴテゴテとして纏まりのない「6:恋人たち」の方が、「14:技」より下に
見られてしまう危険性もあるわけですし、そういう意味からすれば、上にいる「クピド」
や「イヴ」や「リリス」、そして下にいる「翼の付いたオルフェイスの卵」とかも、蛇足
というか、立ち位置的に見ても違和感があって、どうしても描きたいのであれば、もっと
下の位置に描くべきではなかったのかな、とか思ったりするのでした。
0039名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/26(金) 05:58:39.64ID:zYeKuDjb
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
Perhaps the most curious assertion made by Crowley about this card (for which he
gives no basis whatsoever) is that in some original form it presented the story
of creation.
おそらく、このカードについてのクロウリー氏により行われた最も奇妙な主張(彼は、
それについて全く何の根拠も与えていない)は、何らかの原初の形においては、それが
創造の物語を提示していたということである。

He claims that at the center of the card was Cain, shown having just slain Abel.
彼は、カードの中央には、たった今「アベル」を殺害したばかりであったことが示される
「カイン」がいたことを主張する。

This is described at some length in The Equinox. (*216)
これは、『春秋分点』の中で、かなり詳しく記述される。 (*216)
--- ここまで ---

ちなみに、(*216)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
216. "The Vision and the Voice," subtitled "The Cry of the Second Aether which is
called ARN" Equinox, v. I, No. 5, supplement, 148.
This supplement was published as a separate book, The Vision and the Voice,
Dallas, 1972, with extensive notes by Crowley as well as introductory comments
by Israel Regardie.
216. 「幻視と声」、副題「ARNと呼ばれる第二のエーテルの叫び」『春秋分点』、第一巻、
第五号、補遺、148ページ。
この補遺は、独自の本である、『幻視と声』、ダラス、1972年、として、クロウリー氏に
よる広範な注記たちと、イスラエル・リガルディ氏による序説の解説と共に出版された。
--- ここまで ---
とあります。
まあ、単なるクロウリー氏の妄想というか、よくあるファンタジー物語の一つですよね。
0040名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/27(土) 05:47:55.14ID:PqaLDqPs
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
While a reference to bloodshed may seem out of place in a card of marriage, we are
told that the shedding of the blood of the brother is the very key to THE LOVERS:
"The shedding of blood is necessary, for God did not hear the children of Eden
until the blood was shed." (*217)
流血の惨事についての言及は、結婚のカードにおいては場違いであるように見えるかも
しれないけれども、我々は、兄弟の血を流すことは、「恋人たち」にとって、まさしく
鍵であると言われている:「『神』は、血が流されるまで、エデンの子供たちを聞いて
いなかったので、血を流すことは必要である。」 (*217)
--- ここまで ---

ちなみに、(*217)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
217. "Vision and the Voice," Equinox, 149.
217. 「幻視と声」、『春秋分点』、149ページ。
--- ここまで ---
とあります。

トート版「6:恋人たち」のカードには、この「bloodshed/流血の惨事」や、前節にある
「カードの中央に、アベルを殺害したカイン」は描かれていないので、その斬新なる
殺人事件現場のデザイン案は、作者のハリス女史から却下されたものと思われます。
とはいえ、その痕跡は残っていて、「黒の王」と「白の女王」が「アダム」と「イヴ」で、
棍棒と槍を持つ「黒い子供」と、聖杯と花を持つ「白い子供」が、「カイン」と「アベル」
をモチーフとして描かれているものと思われます。

そうはいっても、カインとアベルは兄弟であって、カードの属性である「双子座」とは
直接関連しませんし、父母が原罪により楽園追放された後に、さらに弟殺害の罪で、
自分が産まれた土地から追放されるという二段堕ちのネタが、どうやって「6:恋人たち」
という高位のカードに関連するのかは、ワタシにとっては、全くもって理解不能というか、
まるっきり薬物中毒者の妄想みたいで無茶苦茶じゃないの、と思ったりするのでした。
0041名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/28(日) 06:41:41.13ID:j7ju3kqv
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
Crowley elaborates on this idea in a footnote, wherein he explains that the bloody
sacrifice is not necessarily black magic.
クロウリー氏は、脚注において、この考え方を詳しく述べており、その中で、血まみれの
犠牲は必ずしも黒魔術ではないことを説明する。

He says: "One should assume into one's own being, ceremonially, the whole karma
of the creature slain." (*218)
彼は言う:「人は、儀式的な方法で、殺害された生き物の業(カルマ)全体を、人自身の
存在の中に引き受けるべきである。」 (*218)
--- ここまで ---

ちなみに、(*218)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
218. Crowley, The Vision and the Voice, note 3, 225.
218. クロウリー著、『幻視と声』、注記3、225ページ。
--- ここまで ---
とあります。

そもそも「犠牲」というものは、「犠牲者の命」と引き換えに、自らの(個人的もしくは
社会的な)レベルアップを図るためのものであり、人間社会の儀式においては、古来より
必要不可欠とされる、神への賄賂みたいなものです。
つまりは、魔王への進化の最終局面において大量の人間を犠牲にするくらいの鉄板ネタで
あって、ここでわざわざ「黒魔術」を引き合いに出す必要は全くありません。
というか、「6:恋人たち」の高次のレベルで、そのような低次元の屁理屈じみた言い訳、
いやいや詳細な説明をしている時点で、ワタシとしては怪しいと思ってしまうのでした。

結局のところ、ワタシの感じる違和感は、「6:恋人たち」を、低次元の錬金術ベースで解釈
しようとしている点にあるわけで、その影響で、「6:恋人たち」が持つ高次レベルの感覚が
上書きされてしまって、せっかくのイケない妄想が捗らないということなんですよね。
0042名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/29(月) 05:55:21.15ID:z79jyIbU
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
But the process is not to be viewed as a unique and singular experience, for
Crowley tells us that the "integration of the card can only be regained by
repeated marriages, identifications and some form of Hermaphroditism." (*219)
しかし、この過程は、クロウリー氏は「カードの統合は、唯一、繰り返される結婚たち、
一体化たち、そして雌雄同体の何かの形態により、取り戻されることができる」と我々に
語っているため、唯一かつ非凡な経験と見なされるべきではない。 (*219)
--- ここまで ---

ちなみに、(*219)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
219. Crowley, Book of Thoth, 80.
219. クロウリー著、『トートの書』、80ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ここでクロウリー氏が語る「6:恋人たち」の「process/過程」は、ワタシには、かなり
低いレベルの錬金術、すなわち「14:技」と同レベルの話のように感じます。

そもそも、「6:恋人たち」のレベルの過程は、下々の我々から見れば、繰り返されるもの
ではなく、創世記の天地創造のように、物語の冒頭の一回きりで終わるものであって、
後戻りや、やり直しのできるものでもなく、それゆえ「unique and singular experience
/唯一かつ非凡な経験」として見なされるべきものだと思います。

結局のところ、クロウリー氏が「リリス」をカードに描いたことは、天地創造の物語を
低レベルのものと同化させるための手段の一つとなっており、この点で、唯一無二であり、
かつ至高の結婚を描いたゴールデン・ドーン版(ペルセウスとアンドロメダ姫、もしくは
マサース氏とミナちゃん)や、ウェイト版(創世記のアダムとイヴ)とは、かなり異なる
方向性を持っているものと思われるわけです。
とはいえ、それが正しいのか、間違いなのかの判断は、誰にも出来ないんですよね。
0043名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/30(火) 06:20:40.90ID:44aUGmWZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
So the process is one which is both reciprocal and repeated over and over again.
従って、この過程は、相互的でもあり、何度も何度も繰り返されるものでもあるものの
一つである。

First one "brother" dies and is absorbed into the other.
最初の一方の「兄弟」は死んで、もう一方に吸収される。

Then there is a return to a balance of opposites after which the second brother
is killed and absorbed into the first.
それから、二番目の兄弟が殺されて一番目の兄弟に吸収された後に、反対物たちの釣り合い
への復帰がある。

The process is defined by the infinity sign of Mercury-Magician, since The Sun
and Moon unite under Mercury.
この過程は、「『太陽』と『月』が『水星』の下で一体化する」ので、「水星(メルクリ
ウス神)−魔術師」の無限大記号により明確にされる。
--- ここまで ---

おそらく、ウォン氏は、ここでの「繰り返される過程」を示すために、「1:魔術師」の
「無限大記号」を持ち出したのだと思うのですが、この記号は、ゴールデン・ドーン版と
ウェイト版の「1:魔術師」には明確に描かれていますが、トート版では不明確です。
もう一つ言うと、トート版「6:恋人たち」に描かれているのは、「無限大記号」ではなく
「メビウスの輪」であり、これは無限大記号の「一体化と分離の繰り返し」を意味すると
いうよりも、表裏一体の関係性を強く示唆するものです。
何が言いたいかと言うと、そもそも「6:恋人たち」は、兄弟間の「殺し合い」を意味する
ものではないし、両者の一体化は、あくまでも「男と女の交わり」という部分的かつ低次
の結合であって、全体的かつ完全な一体化ではない、すなわち「至高の三角形」に戻れる
ようなものではないということであって、そういう意味でも、ここは「上から下への一方
通行」の「小径」ということになっていると思うわけですよ。
0044名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/03/31(水) 06:21:17.97ID:BU6A76Qq
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
Insofar as the marriage occurs repeatedly, the use of the number twelve in both
the Waite and Golden Dawn cards is highly significant.
結婚が繰り返し起こる限りにおいて、ウェイト版とゴールデン・ドーン版カードの両者に
おける12という数字の使用は、非常に重要である。

In Waite's card the Tree of Life behind the male figure holds twelve flames; in
the Golden Dawn card there are twelve points on the Star of Perseus' shield.
ウェイト版カードにおいては、男性像の背後にある「生命の木」が12の炎たちを保持する;
ゴールデン・ドーン版カードにおいては、「ペルセウス」の盾の「星形」に12の先端たち
がある。
--- ここまで ---

「結婚が繰り返し起こる」という前提自体、ワタシは否定的ですし、そもそも「結婚が
繰り返し起こる」ことが前提のトート版において、「number twelve/12という数字」が
明確に描かれていないわけですので、この「12という数字が非常に重要である」という
結論についても、ワタシは懐疑的です。

ちなみに、ウェイト版「6:恋人たち」の「生命の木」の「holds twelve flames/12の炎たち
を保持する」という説明ですが、これはウェイト氏自身の解説によれば、「bearing twelve
fruits/12個の実を結ぶ」であり、これは『新約聖書:ヨハネ黙示録』22:2の「年に12回
(毎月1つ)実を結ぶ、生命の木」に基づいているものと思われます。
また、ゴールデン・ドーン版の「6:恋人たち」の「盾」にある「12の先端を持つ星形」は、
おそらく「毒蛇の髪を持つメドゥーサの頭」をイメージしたものと思われます。

いずれにしても、黄道十二宮に関係し、一年12ヶ月という時間を司る象徴であることには
間違いないのですが、低位にある「10:運命の輪」と異なり、回転を意味する象徴ではない
ので、「無限」はともかく、上下双方向の「無限ループ」の意味合いを持つのかと言われ
ると、ちょっとニュアンスが違うかな、という感じなんですよね。
要するに、ワタシとしては、「無限=上から下への一方通行」という感じなのです。
0045名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/02(金) 06:02:30.67ID:yoItkYD8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
The twelve in both cases refer to the Zodiac and the perfection of each of the
types of incarnation.
両方の場合において、12は、「黄道十二宮」と、肉体化の型式たちの各々の完成を参照する。

Theoretically, return to the Godhead requires that we incarnate repeatedly and
perfect each of these types in turn.
理論的には、神への回帰は、我々が繰り返して肉体化し、これらの型式たちの各々を、
順番に完成することを必要とする。
--- ここまで ---

もはや何でもありのトート版はともかくとして、ゴールデン・ドーン版やウェイト版の
「12」が、そういう低次のものを象徴しているようには、ワタシには見えないんですけど、
ウォン氏は、そういうふうに理解しているということです。

なお、ワタシの理論的には、我々の知る「輪廻転生」は、「ティファレト」を頂点とする
「13:死」、「14:節制」、「15:悪魔」あたりの、手の届く世界であって、いくら我々が
それを繰り返したところで、上位の創造神の世界、すなわちビッグバン以前の世界に行く
ことなんて出来ないと考えているわけで、つまりは、割と現実的な考え方なのです。

もし我々が上位に行ける可能性があるとすれば、おそらく「時間の巻き戻し」のスキル
を持つことなのですが、ここには大きなパラドックスがありますので、しょせん「妄想」
レベル以上のものは得られません。
まあ、「6:恋人たち」のレベルは、既に「妄想」でしか語れないレベルですので、何を
言っても何も問題ないわけですし、皆さんの好きに解釈してもらえればいいわけです。

というわけで、ワタシとしては、もはや何も語るべきことのない、完全なるネタ切れ状態
ですので、基本的には、ウォン氏のボケネタに対して、ツッコミ役に回ることが多くなる
と思います。
ということで、ここから先は、オチの無い漫談を、お楽しみ頂けたらと思います。(笑)
0046名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/02(金) 19:55:11.23ID:VU2hipex
12ってなんやろねぇ
なんつーかちょうどいい感じの数字なんかなーとは思うけど
0047名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/03(土) 06:57:37.55ID:5JZh52be
>>46
ユダヤ教やキリスト教に限らず、人間社会では、12という数値が、割と良く出て
くるんですよね。
12については、よく知られているものとしては、
・『旧約聖書』の、イスラエルの12の部族
・『新約聖書』の、イエスの12人の弟子(使徒)
・「黄道十二宮」や、「十二支」
・1ダース(=12)の単位
というのがあって、それ以外にも、あちこちで神秘ネタとして使われています。

この12という数は、元々が古代バビロニアや古代エジプトの天文学、つまり天体の
運行に関連する数として、社会のあちこちで使われてきたという経緯があって、
そして、その最たるものが、1年(太陽周期)≒12ヶ月(月周期)というものであり、
その女性の周期と一致する神秘性ゆえに、色々とネタにされているのでした。

とはいえ、ここでは、あくまでもネタの一つですので、好きなようにイメージすれば
いいと思いますよ。
0048名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/03(土) 06:58:35.21ID:5JZh52be
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
As a marriage of the King and Queen under a floating Cupid, THE LOVERS relates to
the Chemical Wedding of Christian Rosencreutz, written at the beginning of the
seventeenth century. (*220)
浮遊している「クピド」の下での「王」と「女王」の結婚なので、「恋人たち」は17世紀の
初めに書かれた、『クリスチャン・ローゼンクロイツの化学の結婚』に関連する。 (*220)
--- ここまで ---

ちなみに、(*220)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
220. See: Allen, ed. Christian Rosencreutz Anthology; Yates, Rosicrucian Enlightenment.
220. 以下を参照:アレン編、『クリスチャン・ローゼンクロイツ選集』;イエイツ著、
『薔薇十字の覚醒』。
--- ここまで ---
とあります。

トート版「6:恋人たち」が、『クリスチャン・ローゼンクロイツの化学の結婚』をモチーフ
にしていることは、クロウリー氏自身が、『トートの書』の中で述べています。

まあ、元々のマルセイユ版「6:恋人たち/結婚」にも、『化学の結婚』のイメージはあるの
ですが、マサース氏とウェイト氏が、完全に自分たちの趣味の世界に走ってしまったため、
クロウリー氏も、自分の大好きな趣味である錬金術のネタとして、『化学の結婚』を使った
のではないと推察します。
いずれにしても、ファンタジーであることには違いないわけですので、どう解釈するかは、
各自の趣味にお任せすることになります。

とはいえ、ワタシ的には、「剣」の持つ「分離の機能」とか、「双子座」の持つ「分化」
や「二極化」というイメージが強くありますので、その先にある「結婚」、つまり、より
下位にある「再結合」や「再一体化」という「14:節制(技)」までを含むという解釈には、
手を出しにくいという感じがあるんですよね。
0049名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/04(日) 06:00:01.79ID:483oujVg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 219) ---
This is a work which, like the Fama Fraternitas is one of the key documents of
Hermetic-Qabalism.
これは、『友愛団の名声』のように、「ヘルメス主義的カバラ主義」の鍵となる文書たちの
1つである作品である。

And, unlike so many alchemical texts, the Chemical Wedding is immensely readable,
having the charming qualities of a fairy tale.
そして、とても多くの錬金術の文章たちとは違って、『化学の結婚』は、とても読みやすく、
おとぎ話の魅力的な品質たちを持つ。

Yet is remains one of the most profound pieces of esoteric symbolism ever written.
それでも、これまでに書かれた秘伝的な象徴主義の中で最も深遠な作品たちの遺物の1つ
である。
--- ここまで ---

錬金術の文章が読みにくくて難解なのは、ひとえに著者が錬金術が出来ないからであって、
本人が出来ないことを、さもそれっぽく他者に偉そうに語らなければならないからであり、
結果的に、曖昧模糊というか、どうとでも取れるというか、どうにでも言い訳できる、
どこぞの政治家の発言のようになってしまうわけです。
そして、『化学の結婚』も、そういう「錬金術文書」の一つとして読むのであれば、他の
錬金術文書と同じように、難解であり読みにくいものであることには違いありません。
ということで、クソ真面目に「錬金術」の教科書としてではなく、単なるファンタジーな
「おとぎ話」、すなわち「錬金術ネタ」として、楽しくおかしくツッコミを入れながら読む
という、どちらかというと、ユルーい姿勢が大事であるということです。

でも、ワタシとしては、そういうユル〜い姿勢こそが、この「6:恋人たち」を解釈する上
での真髄であるとも思うんですよね。
ついでに、カードタイトルも、ヲタクには無縁の「恋人たち」ではなく、「愛する者たち」
もしくは「愛好者たち」という感じに変えてしまった方が良いようにも思うのでした。
0050名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/05(月) 06:23:06.69ID:rnpYRojn
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 220) ---
Those who read the text, and meditate on it, will gain exceptional insights into
both THE LOVERS and TEMPERANCE.
原文を読み、そしてそれについて瞑想する人々は、「恋人たち」と「節制」の両方の中に、
並外れた洞察たちを得るであろう。

One such insight relates to the suggestion that blood is spilled on this Path.
そのような洞察の一つは、この「小径」において血が流されるという提案に関連する。

There are, in fact, a number of "events" at the Chemical Wedding which reinforce
this idea.
実際に、この考え方を補強する『化学の結婚』において、いくつもの「出来事たち」がある。
--- ここまで ---

ファンタジーな『化学の結婚』の錬金術ネタをモチーフとした時点で、「何でもあり」の
無敵モードになりますので、そこから得られるものは、どんなに優れた着想であっても、
しょせん「ファンタジー」というか、モロに個人的趣味の世界の話ですので、各自で自分の
好きなものを好きなように描いて、好きなように解釈しても良いということになるわけです。
まあ、ワタシとしては、「LOVERS/恋人たち」というタイトルで、第三者の視点から描か
れたデザインよりも、「LOVERS/愛好者たち」というタイトルで、一人称目線で「ワタシ
が愛するもの」への想いを描いたデザインという方が、よりふさわしいように思います。

ちなみに、カードに描かれているのは、「人との愛」ではありますが、これは擬人化され
ていて、本来は「上位世界の神への愛」を表しており、そして「愛」=「信仰」という
キーワード、すなわち「鍵」により暗号化され封印されていると考えられます。
やっかいなのは、この信仰の「鍵」は、封印は出来ても、解錠が出来ないというか、
要するに「絶対に中を見てはならない!絶対にだ!」という「黒歴史ノートの完全封印」
と同様の効力を持っているので、他人はその中身には絶対に近づけないんですよね。

ということで、以上、もはや何も得るものの無い領域にある「6:恋人たち」の話でした。
0051名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/06(火) 05:47:25.01ID:lICoiYkg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 220) ---
16. THE PATH OF VAU
16. 「バウ」の小径

The Hierophant
法王

The Fifth Key
5番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「バウの小径」です。

この「5:法王」の立ち位置ですが、「4:皇帝(白羊宮/火)」、「5:法王(金牛宮/地)」、
「6:恋人たち(双児宮/空気)」、「7:戦車(巨蟹宮/水)」と続く星座四元素シリーズ
においては、我々から見れば、割と地味目というか控えめなポジションとなっています。
つまり、このメンバーの主役は、ヒーロー役の「4:皇帝」と、ヒロイン役の「6:恋人たち」
であり、「7:戦車」はパシリ役で、「5:法王」は、おやっさん役といった感じですかね。

たとえば、トート版「6:恋人たち」のシーンだと、「王」が「4:皇帝」、「女王」が「6:
恋人たち」、「クピド」が「7:戦車」、そして後ろにいる「オッサン」が「5:法王」と
いう配役になるかと思います。
つまり、「偉大なる名脇役」という感じで、いい感じに回りを巻き込む熱血指導者と
いうか、何かというと頼りにされそうな老練な監督という雰囲気がありますよね。

え、カバラの話をしているんじゃないのかって?
あ〜、そういう真面目な話は、実はとっくの昔に終わっていて、今は雑談メインですし、
スレタイも最初から雑談OKにしていますので、全く何の問題もありません。←開き直り!
0052名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/07(水) 06:07:01.57ID:KKBuf7td
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 220) ---
□ PATH COLOR: Red-Orange
□ 「小径の色」:「赤味がかったオレンジ色」

□ RELATED SOUND: C Sharp
□ 「関連した音」:「Cのシャープ」

□ SIGN: Taurus (Fixed Earth)
□ 「宮」:「金牛宮(不動宮の地)」

□ MEANING: Nail or Hook
□ 「意味」:「釘」または「鉤(かぎ)」

□ SIMPLE LETTER: Hearing
□ 「単字」:「聴覚」

□ ESOTERIC TITLE: The Magus of the Eternal.
□ 「秘伝的な称号」:「永遠の博士。」
--- ここまで ---

上記の「ESOTERIC TITLE/秘伝的な称号」の「The Magus of the Eternal/永遠の博士」
の部分は、『"T"の書』の原文では「The Magus of the Eternal Gods/永遠の神々の博士」
となっていますので、前回と同様に誤植ではないかと思われます。

ついでに言うと、この「ESOTERIC TITLE/秘伝的な称号」の「Magus/博士」は、通常は
「魔術師」と訳すのですが、ここでは『新約聖書:マタイ福音書』2:1-13に出てくる
「Magi/東方の三博士(三賢者、三賢人、三学者)」の単数形、すなわち「三博士の中の
一人」と解釈しています。
その語源を辿ると、古代ペルシアの司祭とか、古代ゾロアスター教の神官というものも
ありますので、ここでは「物静かで知的な、高位の聖職者」を意味すると思われます。
0053名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/08(木) 06:05:28.15ID:ouWK9XZC
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 220) ---
THIRTY TWO PATHS OF WISDOM: The Sixteenth Path is the Triumphal or Eternal Intelligence,
so called because it is the pleasure of the Glory, beyond which is no other Glory
like to it, and it is called also the Paradise prepared for the Righteous.
「知恵の32の小径たち」:「16番目の小径」は、「勝利の、もしくは永遠の知性」であり、
それは「栄光」の喜びであり、それのような「栄光」で、それを超えるものは他にないために
そう呼ばれており、そしてそれはまた、「義人」のために用意された「楽園」とも呼ばれる。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用です。

まあ、相変わらず、よくわかんないというか、どうにでも取れる感じがする文章ですが、
イメージからすると、「Triumphal/勝利の」からは「7:戦車」が、「Paradise/楽園」
からは「6:恋人たち」の方が、近いようにも思えます。
そして、そういう「皇太子(騎士)の階級」や「王と女王の階級」を経験し、その最後が
「上皇の階級」である「5:法王」のポジションなのかな、とも思うのですが、その場合は
「4:皇帝」の居場所がありませんので、なかなか難しいところです。

ちなみに、「生命の木」の位置付けからすれば、男性的な「4:皇帝」が「王」であり、
女性的な「6:恋人たち」が「女王」であり、若い「7:戦車」が「皇太子」で、年長者で
ある「5:法王」が「上皇」となるわけですが、なんか番号的に見てモヤモヤする感じが
拭えないというか、なぜか「ティファレト」が優遇されてて、「5:皇帝」と「4:法王」と
いう順番じゃないのかが、気になるわけです。

こういう微妙な入れ替わりについては、どうしても「ご都合主義」が見え隠れして気に
なってしまうというか、余計な理由を詮索したくなるわけですが、そういう違和感も
含めて、各自で勝手に楽しんで頂ければと思うのでした。
あ、ワタシはスルーしておきます。←無責任ww
0054名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/09(金) 05:51:03.19ID:rB0ae7gZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 220) ---
The Path of THE HIEROPHANT, Vau, leads from Chesed to Chokmah and is the uppermost
Path on the Pillar of Mercy.
「法王」である「ヴァウ」の「小径」は、「ケセド」から「コクマー」へと通じており、
そして、「慈悲の柱」の最上部の「小径」である。

It is described in the Golden Dawn documents as "The Zodiac acting through Taurus
upon Jupiter," which may sound simplistic, but which is very accurate.
それは、ゴールデン・ドーンの文書たちにおいて、「木星の上の金牛宮を通じて作用する
十二宮」と記述されており、それは単純過ぎるように聞こえるかもしれないけれども、
それは非常に正確である。
--- ここまで ---

まずは訂正です。
>>51
「VAU」を「バウ」と日本語表記していますが、「ヴァウ」に訂正します。
あと、以下の目次のところの「バウ」も、「ヴァウ」に訂正します。
https://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/uranai/1341180469/11

なお、「The Zodiac acting through Taurus upon Jupiter/木星の上の金牛宮を通じて
作用する十二宮」の箇所は、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』第一巻の「Fourth
Knowledge Lecture/第四知識講義」の「Notes on the Tarot/タロットに関する覚書」
の「5. Hierophant/5.法王」の項にあります。
ちなみに、この「タロットに関する覚書」は、ゴールデン・ドーンにおける基本的な公式
設定であり、ゴールデン・ドーン系タロットの解釈においては、無条件で丸暗記すべき
「聖典」であって、ワタシごときが気軽に注釈できるものではありませんが、我々は、
この元ネタを使って、そこから派生する様々な妄想を膨らますことが可能となります。
そういう意味では、ゴールデン・ドーンの魔術教育のシステムって、良く出来ていますし、
そういう教育システムを考案し構築した指導者たちは、トンデモなく賢いというか、まあ
ワタシにはとてもマネできないなぁ、とか思っているのでした。
0055名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/10(土) 06:12:16.39ID:YmCx6U40
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 220) ---
This is the action of Chokmah, as the spermatic potential of the manifest universe,
upon the first manifestation.
これは、最初の顕在化の上での、顕現化した宇宙の精子の可能性としての、「コクマー」
の活動である。
--- ここまで ---

ちと解釈が難しい文章なので、補足しておきます。

「first manifestation/最初の顕在化」というのは、上位の「至高の三角形」から流出
したエネルギー流が、絶縁体である「深淵」を渡って、下位の「倫理的三角形」を形成
する状態を表し、より具体的に言うと、至高の「ケテル」から発出したエネルギー流が、
劣化ケテルである「ティファレト」で焦点を結ぶような感じになります。
つまり、「upon the first manifestation/最初の顕在化の上での」の、「upon/上で」
というのは、「ティファレト」の上にある「ケセド」での作用ということを示唆しており、
直接的な「manifest universe/顕現化した宇宙」の「精子」としてではなく、あくまでも
「spermatic potential/精子の可能性」という範囲での作用ということです。

じゃあ、直接的な「顕現化した宇宙」の親は誰なのと言われれば、一次的な父(精子)は
「4:皇帝」で、母(卵子)は「6:恋人たち」であり、二次的な父は「9:隠者」で、母は
「11:正義」となるわけで、結局のところ、「5:法王」は、二次的な父である「9:隠者」
を通じて、「顕現化した宇宙」に影響力を及ぼすものとなっているわけです。
つまり、「顕現化した宇宙」の父親としての作用は、「精子」という直接的なものでは
なく、あくまでも「宇宙の父」としての「potential/可能性」、言い換えると「父性」
の役割の一端を担うものということですよね。

要するに、「ティファレト」から見れば、「9:隠者」が父であるとすれば、「5:法王」は、
祖父に相当するわけですが、じゃあ、「7:戦車」は、祖母に相当するのかというと、
ワタシ的には、「アクティブな大阪のおばちゃん」的なイメージは確かにあります。
あの押しの強さとアクの強さは、「戦車」と言っても過言ではありませんからね。
0056名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/11(日) 06:01:49.82ID:VPnYm4+P
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
Chokmah is the Supernal Father as Chesed is the Father in manifestation.
「コクマー」は、「ケセド」が顕在化における「父」であるのと同様に、「天上の父」である。

Chokmah is Yod of Macroprosopus; Chesed is the Yod of Microprosopus.
「コクマー」は、「マクロプロソプス(大きな顔)」の「ヨッド」である;「ケセド」は
「ミクロプロソプス(小さな顔)」の「ヨッド」である。
--- ここまで ---

「コクマー」と「ケセド」を、単純に「父」つながりで「as/同様に」と、一括りにして
しまうのは、ワタシとしては、どうかと思うのですが、とりあえず、「月とスッポン」以上
の違いがあることを理解した上で、「父」という属性つながりがある、ということです。

ここで重要なのは、各々を独立して単純に考えるのではなく、「ティファレト」という
「宇宙の子宮」における「顕在化」の事象においては、高次の父「コクマー」、低次の父
「ケセド」、そして二つの父を結ぶ「5:法王」の「父性グループ」と、高次の母「ビナー」、
低次の母「ゲブラー」、そして二つの母を結ぶ「7:戦車」の「母性グループ」との関係性に
注意する必要があります。
そして、「ティファレト」の子宮での「顕在化」、すなわち「受精」に関しては、高次の
精子「4:皇帝」と低次の精子「9:隠者」、および高次の卵子「6:恋人たち」と低次の卵子
「11:正義」との関係性にも注意が必要です。

何が言いたいかと言うと、我々が知る「父」と「母」という単純な二元的イメージとは、
かなり異なる理解と考察が必要な領域であるということであり、そういう多面的属性を
前提とした上で、この上位世界における「顕在化」という形而上的理論を妄想していくと
いう態度が要求されるということなんですよね。

あ、言ってることが少々難しいですか?
要するに、一言で言えば、「もはや何でもあり」というか、「すこぶるどうでもいい」と
いうか、「最初に言ったモン勝ち」ということです。←かなり的確な要約ww
0057名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/12(月) 06:05:38.38ID:ISSwfPIm
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
Thus is the Path of Vau a powerfully masculine one to which Taurus, the Bull, is
applied.
従って、「ヴァウ」の「小径」は、「雄牛」である「金牛宮」が適用される、力強い男性的
なものである。

It is Fixed Earth in the Zodiac, meaning that it is a stable foundation.
それは、「黄道十二宮」の「不動宮の地」であり、それが安定した基盤であることを意味する。

And here, our earlier definition of this Path as a "stabilizing extreme" is
particularly useful.
そしてここでは、「安定させる極端」としての、この「小径」の、我々の以前の定義は、
特に有用である。
--- ここまで ---

参考までに、「聖四文字」が配属される「小径」である「ヨッド=9:隠者(処女宮、地)」、
「ヘー=4:皇帝(白羊宮、火)」、「ヴァウ=5:法王(金牛宮、地)」は、男性的イメージ
で描かれており、その一方、それらと対称位置にある「ラメド=11:正義(天秤宮、空気)」、
「ザイン=6:恋人たち(双児宮、空気)」、「ケト=7:戦車(巨蟹宮、水)」は、女性的
イメージで描かれます。
まあ、「戦車」が女性イメージかと言われれば微妙ですが、ワタシとしては、以前に述べた
ように、「『7:戦車』の人物像は、実は女性である」説を、改めて主張しておきます。

あと、「生命の木」理論においては、両極端の属性を左右対称に配置することで、全体を
安定化させる手法というのがありますが、ここでは「動」の「7:戦車」と「静」の「5:法王」、
そしてその下にある「動」の「10:運命の輪」と「静」の「12:吊られた男」との対比が関係
してくるものと思われます。
ちなみに、クロス位置にある「7:戦車」と「10:運命の輪」、「5:法王」と「12:吊られた男」
って、何となく似たようなイメージがあるので、これらの交わりで色々とイケない妄想を
捗らせるには、「particularly useful/特に有用」な関係ではないかと思われます。
0058名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/13(火) 06:12:57.20ID:4wczpGDr
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
THE HIEROPHANT is the opposite Path of THE CHARIOT, the vehicle (stabilizing active
extreme/Cardinal Water) by which the Soul is carried across the Abyss.
「法王」は、「魂」がそれ(乗り物)により「深淵」を横切って運ばれる乗り物(安定
させる活動的な極端/「活動宮の水」)である、「戦車」の反対側の「小径」である。

THE HIEROPHANT is the celestial road on which THE CHARIOT rides; it is the absolute
foundation of the process of revelation; it is a rock-solid base of experience
between the Supreme Spiritual Self and the Ego of Tiphareth, of which memory is
one aspect.
「法王」は、その上に「戦車」が乗る、天の道である;それは、啓示の過程の絶対的な基盤
である;それは、「究極の霊的自我」と、「ティファレト」の「自我」との間の盤石なる
経験の基礎であり、「記憶」は、それの一つの面である。
--- ここまで ---

このあたりの「小径」の、占星術的な関係をまとめると、
・「4:皇帝」=「白羊宮(火星)」=「Cardinal Fire/活動宮の火」
・「5:法王」=「金牛宮(金星)」=「Fixed Earth/不動宮の地」
・「6:恋人たち」=「双児宮(水星)」=「Mutable Air/柔軟宮の空気」
・「7:戦車」=「巨蟹宮(月)」=「Cardinal Water/活動宮の水」
となっており、結構面白い関係性があることがわかります。
また、「7:戦車」と「2:高等女司祭」の「月」、「6:恋人たち」と「1:魔術師」の「水星」、
そして「5:法王」と「3:女帝」の「金星」との繋がりも、興味深いところです。

なお、「5:法王」と「memory/記憶」との関係性ですが、はっきり言って、ワタシの理解
を越えたものであるため、何とも言えません。
まあ、「ビナー」の領域に関しては、頑張ればまだ何とかなりそうな気がするのですが、
「コクマー」の話になると、もはや何を意味しているのか、全くわかんないんですよね。
ということで、ここの「天上の父」がもたらす「記憶」が、何を意味しているのかは、
ワタシには全くもって理解不能なのでした。 ヽ(´ー`)ノ
0059名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/14(水) 06:06:17.84ID:vh9MH7kT
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
The idea that THE HIEROPHANT relates to memory may be considered in light of the
meaning of the word Vau, which means nail or hook.
「法王」が「記憶」に関係するという考え方は、「釘」または「鉤(かぎ)」を意味する
「ヴァウ」という言葉の意味に照らして考慮されるかもしれない。

A nail binds together, it unifies, suggesting that a primary function of THE
HIEROPHANT is to link Microprosopus with Macroprosopus, i.e., the Great Universe
with manifestation.
釘は互いに結合し、それは一体化し、「法王」の主な機能が、「ミクロプロソプス(小さ
な顔)」を「マクロプロソプス(大きな顔)」、すなわち「大宇宙」と顕在化とを結びつけ
ることであることを示唆している。

It is the Triumphal or Eternal Intelligence by which all that we are is forever
tied to the Divine Spirit.
それは、我々が在る全てのものが、「神の霊」に永遠に結び付けられることによる、
「勝利の、もしくは永遠の知性」である。
--- ここまで ---

ワタシには、この「法王」が「記憶」に関係するという考え方の根拠は分からないのですが、
「ヴァウ」の「釘」という意味から、一つ連想されるものがあります。
それはイエスの磔刑において、両手両足を十字架に固定したと言われている「釘」です。
まあ、だから何なの?と言われても困るのですが、妄想のネタの一つとしては、割と興味
深いものではないかと思います。
ちなみに、ヘブライ文字の字体を見ると、「5:法王=ヴァウ」と「6:恋人たち=ザイン」の
字体は男性的という意味で似ており、そして「4:皇帝=ヘー」と「7:戦車=ケト」の字体も、
女性的という意味で似ていたりします。
つまり、このあたりの四枚のカードは、ソロ活動で使用するよりも、色々なカップリング
を試しながら使うものであることを示唆しているわけで、謎が多いというか、色々とイロ
モノ的なイケない妄想が捗ってしまって、もうしょうがないなぁ、というところなのでした。
0060名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/15(木) 06:30:02.95ID:QNXUbzPW
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
This binding consciousness is described in a variety of symbolic ways, such as:
It links the Sun and the Moon, or it ties together the Above and the Below.
この結合する意識は、以下のように、様々な象徴的な方法たちで記述される;それは、
「太陽」と「月」を結合するか、もしくは「上」と「下」を結びつける。

It is also related to teaching, that which introduces higher ideas into the lower
organism.
それはまた、高次の考え方たちを、低次の有機体の中に導入する、「教え」にも関連付け
られる。

Expressing it another way, it can be said that the intelligent energy which binds
the pure inner spirit to the outer aspects of manifestation is also the source
for our understanding of that inner spirit.
それを別の方法で表現すると、純粋な内なる霊を、顕在化の外なる様相たちに結びつける、
知的な精力はまた、その内なる霊の我々の理解のための源泉でもあると言われることが
できる。
--- ここまで ---

「ヴァウ」の「nail/釘」を、割と強引に「teaching/教え」に関連付けさせているような
感じですが、そもそも「pure inner spirit/純粋な内なる霊」、すなわち「至高の三角形」
からの流出ルートの一つである「5:法王」を、そう簡単に理解できるとも思えません。

とはいえ、今まで述べたように、「4:皇帝」、「5:法王」、「6:恋人たち」、「7:戦車」の
メインの四本の流出ルートには、それぞれ特徴があって、ここでもう一つ例を挙げると、
・結合ルート:「5:法王/ヴァウ/釘」、「戦車/ケト/柵」
・分離ルート:「4:皇帝/ヘー/窓」、「6:恋人たち/ザイン/剣」
というニュアンスの違いがあります。
そういう微妙な違いは、下界に住む我々が、直接実感できるようなものではありませんが、
こういった設定の微妙な違いは、妄想ネタとしては、それなりに役に立つかと思われます。
0061名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/16(金) 06:29:31.78ID:4LnURjRy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
It is the only source.
それは、「最良」の源泉である。

THE HIEROPHANT is the only teacher.
「法王」は、最良の教師である。

He is, as the esoteric title of the card states, "The Magus of the Eternal."
彼は、カードの秘伝的な称号が述べるように、「永遠の博士」である。
--- ここまで ---

このあたりの、「4:皇帝」、「5:法王」、「6:恋人たち」、「7:戦車」の関係性というか
役割分担を考慮していくと、主役となるのは、「ティファレト」に通じ、恋愛要素を含む
「ヒーロー」と「ヒロイン」となる「4:皇帝」と「6:恋人たち」であり、「7:戦車」は
パシリ役で、そして「5:法王」は、「おやっさん」というのが、「only/最良の」配役
ではないかと思われます。

そういう意味でも、ゴールデン・ドーン版における、「4:皇帝」=マサース氏、「5:法王」
=ウェストコット氏、「6:恋人たち」=ミナちゃん、「7:戦車」=その他団員、という
連想は、それなりに「only/最良の」配役ではないかと思うのでした。

いずれにしても、ここは「4:皇帝」、「5:法王」、「6:恋人たち」、「7:戦車」を一つの
グループとして解釈しないと、到底「至高の三角形」のレベルには太刀打ちできません。
つまり、一本の矢では簡単に折れてしまうけれども、四本の矢であれば何とかなるかも
しれないという、微レ存に賭けるということですよね。

とはいえ、「至高の三角形」を解読したところで、我々には何のメリットも無いという
のが実際のところですので、どちらかというと、こういう考え方を、一つの至高ツール、
いやいや思考ツールとして活用する方が、下界でのメリットが高いので、背伸びして
至高を目指さずに、地道に、すなわち下ネタに走りたいと思うのでした。←向上心無しww
0062名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/17(土) 06:20:16.84ID:zBTCirAA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
In many versions of this Key, the seated figure is shown as the Pope.
この「鍵(大アルカナ)」の多くの版においては、着席した人物像は「教皇」として表される。

The imagery was explained by A.E. Waite with the suggestion that this is
"a particular application of the more general office that he symbolizes.
この画像は、A.E. ウェイト氏により、以下のような提案により説明された。「(この画像
は)彼が象徴する、より普遍的な儀式の、ある特定の適用である。

He is the ruling power of external religion, as the High Priestess is the
prevailing genius of the esoteric, withdrawn power." (*221)
『高等女司祭』は(天から)引き下ろされた力を持つ秘教の有力な守護神であるが、
彼は、外面的な宗教の権力者である。」 (*221)
--- ここまで ---

ちなみに、(*221)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
221. Waite, Pictorial Key to the Tarot, 88.
221. ウェイト著、『タロット図解』、88ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ウェイト氏の『Pictorial Key to the Tarot/タロット図解』では、「2:高等女司祭」が
「5:法王」よりも先に説明されており、その関係もあって、「5:法王」と「2:高等女司祭」
の関係性が、「顕教的」と「秘儀(密教)的」という対比で説明されています。
ウェイト氏の趣味趣向として、キリスト教的なイメージで、カードを解釈していますので、
そういう意味では、素人受けしやすい対比ではありますが、それはあくまでもイメージで
あって、実際の意味合いがそうであるかは、実は誰にも分からないわけです。
とはいえ、ウェイト版においては、この「2:高等女司祭」と「5:法王」の対比による解釈は、
非常に重要な意味合いがありますので、興味のある方は、妄想してみてください。
0063名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/18(日) 06:15:34.06ID:znZpwIbw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
Paul Case emphatically disagreed with this, saying that “On the contrary, he is
the Pontifex, the 'bridge-maker' who provides a connecting link between outer
experience and interior illumination." (*222)
ポール・ケース氏は、これに対して断固として同意せず、「それどころか、彼は『大祭司』
であり、外なる経験と内なる光明との間を接続する連結を提供する『橋渡し役』である」
と述べた。 (*222)
--- ここまで ---

ちなみに、(*222)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
222. Case, The Tarot, 79.
222. ケース著、『タロット』、79ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この辺りの解釈は、どうせ本当のことは分からないので、どれが正解ということでもない
のですが、とりあえずケース氏の意見を聞いておこうと思います。

まず、この「Pontifex/大祭司」というラテン語の言葉ですが、基本的にはキリスト教以前
の古代ローマ時代の、英訳すると「Pontiff(High Priest)/高等司祭」という官位であり、
架空の「2:高等女司祭(THE HIGH PRIESTESS)」とは違って、現実に存在する役職です。
古代ローマ時代の言葉ですので、基本的には『新約聖書』に出てくる言葉であり、その中
ではユダヤ教の「大司祭」の意味となっていますが、ここでは全ての宗教者を総括し、
武力的かつ商業的な権力者と並んで、宗教的かつ精神的な指導者であるという感じになる
わけですが、じゃあ、ウェイト氏の言うキリスト教の「Pope/教皇」とは何が違うのかと
言われると、ワタシには、その違いが、よくわからないわけです。
もう一つ言うと、ウェイト氏は、このカードの説明において、「pontiff/大祭司」という言葉を、
どちらかと言うと世俗的な意味で使っていますので、そういう言葉の解釈というか使い方
という点では、ウェイト氏とケース氏の間には、若干の解釈の違いがあるように思えます。
0064名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/19(月) 06:00:28.59ID:JYJ7fXf7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
But, as we shall presently consider, Waite touches on some very important concepts
in this card, which he called the “summa totius theologiae, when it passed into
the utmost rigidity of expression." (*223)
しかし、我々が現在考察しようとしているように、ウェイト氏は、このカードについて、
いくつかの非常に重要な概念に触れており、それは、彼が「最大限の堅苦しい表現を
すれば、『全ての神学の最高位』」と呼んだものである。 (*223)
--- ここまで ---

ちなみに、(*223)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
223. Waite, Pictorial Key to the Tarot, 91.
223. ウェイト著、『タロット図解』、91ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この辺りのウェイト氏の説明は、かなり難解であり、文面をそのまま受け入れてしまうと、
間違いなく誤解します。
つまり、「summa totius theologiae/全ての神学の最高位」という解釈は、「the utmost
rigidity of expression/最大限の堅苦しい表現」という前提付きのものであり、本当の
意味は、この中に隠されているということになります。
じゃあ、具体的に何なのかは、各自で想像するしかないわけですが、ワタシ的には、「慈悲
の柱」の最高位にある「宇宙の『立法府』の最高執行官」であり、その反対側の「7:戦車」
は、「峻厳の柱」の最高位にある「宇宙の『司法府』の最高執行官」という感じです。
まあ、あくまでも個人的なイメージですので何でもいいのですが、そういった気軽な感じで、
皆さんも色々なイメージ付けをして、自分勝手な解釈を楽しんでもらえればと思います。

え、そんないいかげんなことでいいのか、ですか?
はい、いいかげんな思い付きであっても、何の問題もありません。
そもそも「深遠なる意味」なんて、誰も本当のことは知らないわけですしおすし。←これが真相ww
0065名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/20(火) 06:02:49.47ID:hA3qoyM6
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
Relative to the traditional use of the Catholic Pontiff in Tarot, it should be
appreciated that until very recently western esotericism was inextricably bound
to Christianity.
タロットにおける「カトリックの教皇」の伝統的な使用に関連して、ごく最近まで、西洋の
秘教は、キリスト教と密接に結び付けられていたことが認識されるべきである。

At the period when the cards emerged, metaphysics was merely a way of looking at
the given faith, which was above question as a system.
カードが出現した時期には、形而上学は、単に与えられた信仰を見る方法に過ぎず、
それは体系としての疑問を超えたものであった。

There were no viable alternatives.
実行可能な代替手段は無かった。

Thus, the great esotericists were either Catholic priests, or those who sought
the approbation of the Catholic hierarchy for their research.
従って、偉大なる秘教主義者たちは、カトリックの司祭たちか、もしくは彼らの研究の
ためにカトリックの階級組織の認可を得ようとされた人々のいずれかであった。
--- ここまで ---

ここで「esotericism/秘教」と言われているものは、「信仰」を元にした集金組織である
「顕教」とは異なる、どちらかというと、同人的というかヲタク趣味の範疇となるもので
あり、一般庶民の民間宗教レベルの「秘教」とは全く異なるシロモノですが、そういう
高尚な趣味を持てるほどの知識と金を持つ人間は、中世においては、ある程度限られます。
つまり、王侯貴族や僧侶階級、もしくはその周辺の人物に限られているわけで、結果的に
「秘教」と言えども、当時最大の「顕教」組織であるキリスト教の影響、すなわち知識的
かつ金銭的な面でのバックアップは存在するわけで、そのため、キリスト教の影響が色濃く
出てくるというか、そもそも「タロット」は、クリスチャン・カバラの系統から発生して
いるものですので、言わずもがなという感じなんですけどね。
0066名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/21(水) 08:06:49.74ID:L+FtkYFH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 221) ---
By example, one can cite the correspondence of Henry Cornelius Agrippa with the
great Humanist Abbot, John Trithemius.
例として、人は、ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ氏と、偉大な「人文主義者の
大修道院長」である、ヨハンネス・トリテミウス氏との一致を引用することができる。

The abbot, himself an avid student of these matters and a Hebrew scholar, (*224)
warmly responded to receipt of Agrippa's Of Occult Philosophy: "With how much
pleasure I receive it no mortal tongue can express nor the pen of any write." (*225)
その大修道院長は、彼自身が、これらの物事たちに熱心な学徒で、ヘブライ語の学者で
あり(*224)、アグリッパ氏の『神秘哲学について』の受領について、以下のように温か
く応えた:「私がそれを受け取ることにどれほどの喜びを感じるかは、とんな人間の舌
でも表現できず、どんなペンでも書くことができない。」 (*225)
--- ここまで ---

ちなみに、(*224)、(*225)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
224. Arthur A. Tilley, "The Renaissance in Europe," Cambridge Medieval History,
Cambridge, 1969, 790, 791.
224. アーサー・A.・ティリー著、「ヨーロッパにおけるルネサンス」、『ケンブリッジ
中世の歴史』、ケンブリッジ、1969年、790、791ページ。

225. Henry Cornelius Agrippa, The Philosophy of Natural Magic, New Jersey 1974, 33.
225. ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ著、『自然魔術についての哲学』、
ニュージャージー、1974年、33ページ。
--- ここまで ---
とあります。

これらの偉大なる秘教主義者たちは、後者が「カトリックの司祭」であり、前者が「彼らの
研究のためにカトリックの階級組織の認可を得ようとされた人々」ということですよね。
0067名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/22(木) 06:56:07.87ID:yEQ6RbLH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
Neither the Prelate nor the younger occult philosopher were condemned for their
work, because it was actually carried out within the confines of accepted Catholic
doctrine. (*226)
「高位聖職者」も、若い神秘哲学者も、彼らの著作について非難されなかったが、なぜなら、
それは実際に、容認されたカトリックの教義の範囲内で行われたからである。 (*226)
--- ここまで ---

ちなみに、(*226)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
226. See forward to work cited above by Leslie Shepherd.
226. 上記で引用された作品より先は、レスリー・シェパード氏によるものを参照すること。
--- ここまで ---
とあります。

「高位聖職者」であるヨハンネス・トリテミウス氏(John Trithemius, 1462-1516)は、
ドイツの修道院長であり、ドイツ出身の「若い神秘哲学者」であるハインリヒ・コルネリウ
ス・アグリッパ氏(Henry Cornelius Agrippa, 1486-1535)とは、24歳の年齢差があります。
また、同時期のドイツには、プロテスタントの宗教改革で有名なマルティン・ルター氏
(Martin Luther, 1483-1546)が活躍しています。

ちなみに、注記のレスリー・シェパード氏(Leslie Alan Shepard, 1917-2004)は、現代の
オカルト系書籍の編集者であり、いくつかの著作があります。

ということで、この二人が運良くカトリック教会から非難されなかったのは、ドイツという
オカルト思想を許容する先進的な地で活躍していたのと、ルネサンス期という、ある程度
の思想の自由があった時期であったのと、カトリックによる迫害の象徴である「禁書目録」
が作成される前だったという、なんか絶妙なタイミングだったということなんですよね。
ちなみに、魔女狩りで有名な『魔女に与える鉄槌』は、1486年の発行ですので、なかなか
微妙というか、結構危ういギリギリの時期であるとも言えるわけです。
0068名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/23(金) 06:18:31.02ID:zqCyulHN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
Thus, for the originators of the cards to have used the image of their Pope to
represent the mysteries of the energies of the Path of Vau, the Supreme Teacher,
was reasonable.
従って、カードたちの創作者たちにとっては、「彼ら(創作者)」の「教皇」の聖像を
使用し続けることで、「最高の教師」である「ヴァウ」の「小径」の精力たちの神秘的
教義を表現することは、合理的であった。

This image is problematical only to those attempting to separate the Hermetic
Qabalah from the Medieval Christianity in which it was unquestionably nurtured.
この聖像は、それ(中世のキリスト教)の中で、それ(カード)が疑いなく養育された
「中世のキリスト教」から、「ヘルメス主義的カバラ」を切り離すことを試みている人々
にとってのみ、問題を含んでいる。
--- ここまで ---

ウォン氏は、「problematical/問題を含んでいる」と述べていますが、魔術体系と「キリ
スト教」を分離しようとしたマサース氏は、そこまで固執していなかったというか、彼の
魔術体系を表現する上で、最も効率的な方法を模索した結果として、「邪魔なものは省き、
使えるものは使う」という感じではないのかな、と思います。
それに、当時の「ヘルメス主義」も「カバラ」自体も、キリスト教抜きで語ることは無理
ですし、ゴールデン・ドーン版タロットのデザインにも、数多くのキリスト教のイメージが
割と節操なく取り入れられていますので、そこまで気にしてなかったと思います。

ということで、「最高の教師」の役を、「教皇」のイメージで象徴化することは、当時と
しては合理的でしたし、現在においても、各種のカードゲームにおいて、「教皇」の
イメージが、僧侶系高位魔術を象徴するカードデザインで使われています。

そういえば、RPGのパーティ編成においても、「勇者・戦士=4:皇帝」、「僧侶=5:法王」、
「魔術師=6:恋人たち」、「商人=7:戦車」という組み合わせは一般的ですし、この
四枚のカードは、顕在宇宙の四大基本原理を司ると考えても良さそうですよね。
0069名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/24(土) 06:41:09.49ID:jntHHLOU
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
To the fifteenth century metaphysician this was not only the Pope as administrator
of the inner pathways, but it was the Pope as the teacher speaking ex cathedra
(from the Throne).
15世紀の形而上学者にとって、これは、内なる小道たちの管理者としての「教皇」であった
だけでなく、「エクス・カテドラ」(「王座」から)にて話す教師としての「教皇」でも
あった。

In Catholic doctrine, when the Pope speaks ex cathedra, his word is infallible.
カトリックの教義においては、「教皇」が「エクス・カテドラ」にて話す時は、彼の言葉は
絶対に誤りがない。

And when the leader of the faith speaks infallibly, all must listen.
そして、信仰の指導者が絶対に誤りなく話す時は、全ての人は、聞かなければならない。
--- ここまで ---

最初に言っておきますが、ここでの解釈は、あくまでも現世のカトリックの「教皇」の話で
あって、タロットの「5:法王」のネタの一つでしかないことと、あくまでもウォン氏の
個人的な解釈であることに、注意が必要です。(つまり、ワタシとしては、微妙に懐疑的)

まず、ここの「ex cathedra/エクス・カテドラ」というラテン語の教会用語ですが、
元々の「cathedra」の意味は「椅子」であり、そこから「王座」や「司教座」を意味する
ものとなり、そういう意味では、「3:女帝」や「4:皇帝」にも通じるものがあります。
そして、「ex」の意味は、「そこから」ということですので、そういう権威に基づいて、
という感じになるかと思います。
じゃあ、その権威は、どこから来るのかと言われれば、この「5:法王」の領域における
権威といえば、言わずと知れた「至高の三角形」に基づくものであるわけで、そういう
意味からすると、「5:法王」は、至高神の仲介者というか代理人であり、それゆえ「教皇」
の言葉は、「人の言葉」ではなく、「神からの賜物を、人の言葉に翻訳したもの」として、
預言者であるモーセやアロンの言葉の如く、解釈することになるわけですよね。
0070名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/25(日) 06:55:46.13ID:al7HsrdY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
Thus to Vau the Sepher Yetzirah attributes hearing.
従って、「ヴァウ」に、『セフェル・イェツィラー(形成の書)』は、「聴覚」を帰属する。

The act of listening is shown in the Waite card by the two figures kneeling before
the Pope.
聞くことの行為は、ウェイト版カードにおいては、「教皇」の前にひざまずく二人の人物像
たちにより示される。
--- ここまで ---

『セフェル・イェツィラー』の「単字」の属性ですが、ここは個別に解釈するよりも、
「4:皇帝=Sight/視覚」、「5:法王=Hearing/聴覚」、「6:恋人たち=Smell/嗅覚」
の関係性から解釈する方が、わかりやすいのではないかと思います。
なぜなら、高次の感覚というのは、低次の我々にとっては、明確な判別が困難であり、
それらの感覚は同時発生することが多いという点において、明確な切り分けは無意味で
あって、つまり、「4:皇帝」、「5:法王」、「6:恋人たち」の三枚は、上位世界からの
感覚信号を、「深淵」という絶縁空間を通じて受け取り、下位世界に伝達する働きを持つ
「受信機群」であるというような、かなり曖昧な解釈でいいかと思います。

なお、ウォン氏は、ウェイト版カードにおいては、二人の人物像が、「聴覚」を意味する
と説明していますが、ワタシ的には、これは少々疑問です。
なぜなら、この「聴覚」である「ヴァウ」は、センターにある顕在化し擬人化された
「教皇」の属性であって、下っ端の司祭が持つような属性であるはずがないからです。
ちなみに、このウェイト版「5:法王」の元ネタは、「教皇の紋章」でググれば、想像が
つくと思いますが、少々補足すると、これは秘教の「2:高等女司祭」の顕教版であって、
「Bの黒柱」が「赤薔薇服の祭司」、「Jの白柱」が「白百合服の祭司」に相当している
わけですが、とはいえ、「5:法王」の「鍵」は、上位世界へと導く「2:高等女司祭」の
扉を開くことは出来ません。
なぜなら、ここで顕在化した「教皇の鍵」は、「ケテル」へと通じる「究極の鍵」では
なく、下界の我々に供される「ティファレト」までの「鍵」だからです。
0071名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/26(月) 06:24:04.14ID:K41TLvkc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
We should take them to mean the opposite aspects of ourselves in the human condition,
united in their listening attention to the Universal Teacher.
我々は、彼らを、「全宇宙の教師」への彼らの傾聴において「団結」した、人間の状態に
おける我々自身の正反対の面たちを意味すると解釈すべきである。

These two figures are the Sun and Moon currents of the body, reason and intuition,
consciousnes and sub-consciousness, etc.
これらの2つの人物像は、身体の「太陽」と「月」の潮流たち、理性と直観、意識と潜在
意識、などである

These qualities are anthromorphized as priests, i.e., participants at the altar
rather than spectators.
これらの品質たちは、「司祭たち」として、すなわち傍観者たちというよりむしろ祭壇
での参加者たちとして擬人化される。

The implication is that both are an integral and inseparable part of the process
of enlightenment, and that their obedience has been pledged to the principle
represented by THE HIEROPHANT.
暗示するものは、両者は、どちらも悟りの過程において不可欠かつ不可分の部分であり、
彼らの服従は「法王」により表される原則に誓約され続けているということである。
--- ここまで ---

「5:法王」は、宇宙の顕在化、すなわち宇宙創造に関わる「Universal Teacher/全宇宙の
教師」ですので、それを上記のような「小宇宙(人体)の教師」に単純化して解釈すると、
「ミソクソ」と呼ばれます。
上記の理論は、本来は「ティファレト」以下の「下なる世界」で解釈されるべきものですし、
ウェイト氏も、そういうミソクソ要素については否定的ではありますが、だからと言って、
ウェイト氏も、きちんとした模範回答を示しているわけではないというか、要するに、誰も
「正しい答え」なんて持っていないので、ミソクソな話で、お茶を濁すしかないわけですよ。
0072名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/27(火) 06:21:21.50ID:Hht2+UUE
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
Waite's Hierophant blesses from his position between the two columns of the Mysteries.
ウェイト版の「法王」は、「神秘的教義」の2つの円柱の間の彼の位置から祝福する。

At his feet are the crossed keys of Heaven (Gold, Sun) and Hell (Silver, Moon).
彼の足元には、「天国(金、太陽)」と「地獄(銀、月)」の交差した鍵たちがある。

This latter is so attributed because one of the Moon goddesses rules the underworld.
この後者(の鍵)は、「月」の女神たちの1人が、冥界を支配しているので、そのように帰属
される。
--- ここまで ---

「神秘的教義」の「two columns/2つの円柱」と言えば、言うまでもなく「慈悲の柱」と
「峻厳の柱」であり、秘教の「2:高等女司祭」の「コクマー色のJの白柱」と「ビナー色の
Bの黒柱」の劣化版です。
一方で、顕教の「5:法王」の二本の柱は灰色ですが、その代わりに、柱の下の司祭の服が
「ケセド色の青服」と「ゲブラー色の赤服」となっています。
参考までに、ゴールデン・ドーンの錬金術配属においては、「ケセド=銀」で、「ゲブラー
=金」となっていますよね。

また、「法王(教皇)」の足元の二つの交差した鍵は、『新約聖書:マタイ福音書』16:19
に、「わたしはあなたに天国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつな
がれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。(新共同訳)」とあるように、
これは、初代ローマ教皇とされたペトロが、イエスより授かった鍵であり、「天上の如く、
地上でも然り」を意味するものとなっています。

つまり、元々の意味は、「on the ground/地上」の使徒たちと、死後のイエス・キリスト
を信仰的に結ぶ鍵、すなわち「天と地を(霊的に)繋ぐ鍵たち」という、ささやかな願いを
満たすものであって、ウォン氏が言うような「天国と地獄(冥界)を支配する鍵たち」と
いう天下無敵系の解釈は、あくまでも、そっち系のネタであることに注意してください。
0073名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/28(水) 06:23:51.07ID:BRpRsyYc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
In his hand is the Papal Cross, what has been called the "Triple Cross of the
Western peoples." (*227)
彼の手には、「西洋の人々の三重の十字架」と呼ばれたことがある、「教皇十字」がある。
(*227)
--- ここまで ---

ちなみに、(*227)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 275) ---
227. Rudolph Koch, The Book of Signs, London 1930, 16.
227. ルドルフ・コッホ著、「記号たちの本」、ロンドン、1930年, 16ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ウェイト版「5:法王」は、中央に教師である「教皇」の座像があり、下にいる弟子たちに
対して、右手は「聖なる祝福を与えるサイン」を示し、左手には「Triple Cross/三重の
十字架」である「教皇十字」を掲げています。

それと、ウェイト版「教皇」は、「triple crown/三重冠」を被っているので、何となく
「至高の三角形」に関係するのではないかという推察も出来るのですが、ウェイト氏は、
そういう高次のものについては否定的ですので、ワタシ的には、ウェイト版「教皇」は、
「ケセド」「ゲブラー」「ティファレト」の「高次の自我」を形成する「倫理的三角形」
を擬人化したものであって、下の左右の弟子たちは、「星幽的三角形」の「ネツァク」と
「ホド」に相当するようなイメージがあります。
というか、一般人が普通に想像で語れるのは、「ティファレト」以下の領域ですので、
一般人であるワタシは、必然的に、下界ネタにおける妄想話がメインになってしまうのは
否めないところですよね。

いずれにしろ、この領域は、自分の好きなように解釈しても良いところですので、作者の
意向に関係なく、各自で好きなように妄想して解釈してみてください。
0074名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/29(木) 06:18:17.08ID:0u+CKWSv
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
Not surprisingly, the Golden Dawn and Crowley cards have both moved away from the
figure as Pope.
驚くようなことではないが、ゴールデン・ドーン版とクロウリー氏のカードは、両方とも
「教皇」としての姿から離れ続けている。

The Golden Dawn figure retains the three-tiered Papal crown, but as a symbol of
the Supernals.
ゴールデン・ドーン版の人物像は、三段の「教皇」冠を維持しているけれども、「至高
なるものたち(至高の三角形)」の象徴としてである。

The emphasis is placed on the role of the Hierophant as shepherd and teacher of
the Law.
重点は、羊飼いと「法」の教師としての「法王」の役割に置かれる。
--- ここまで ---

トート版はともかく、三段の「教皇冠」をかぶるゴールデン・ドーン版の「5:法王」は、
どう見ても「教皇」像にしか見えないですよね。
そもそも、「三段の教皇冠」は俗物的でもありますし、「深淵」の向こう側の存在である
「至高の三角形」を、頭にかぶるなんて恐れ多いことが出来るとも思えませんしね。

ちなみに、「ヴァウ」の意味である「Hook/鉤(かぎ)」を連想する「羊飼いの杖」からは、
キリスト教に関する二つのネタが連想されます。
一つは、『新約聖書:ヨハネ福音書』10:11の、イエス・キリストの「良い羊飼い」発言で
あり、もう一つは、『新約聖書:ルカ福音書』2:8-20にある、野宿の羊飼いたちが聞いた
「メシア誕生についての天使のお告げ」の話です。
後者は、以前に「5:法王」の「秘伝的な称号」で出てきた『新約聖書:マタイ福音書』
2:1-13の「東方の三博士」の話にも通じますし、「ヴァウ」の「Hearing/聴覚」の属性
にもマッチしますので、ワタシとしては、そういう「天からのお告げを聞く能力」に関連
付けて、この「5:法王」の意味を理解する方がいいのかな、と勝手に考えています。
0075名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/04/30(金) 06:32:35.59ID:R1aj4krU
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
Crowley, whose early training left him with intensely anti-Christian feelings has
produced a Hierophant reminiscent of one of the Titans, the primeval deities of
the Greeks.
クロウリー氏は、彼の初期の教育課程が彼に強烈な「反キリスト教」の感情を残しており、
ギリシア人たちの原始の神々である、「ティタン族」の一人を思い出させる「法王」を
生み出している。
--- ここまで ---

クロウリー氏は、幼少期は裕福で不自由の無い生活を送っていたものの、その後、親元を
離れて、厳格なキリスト教派の寄宿学校で教育を受けており、その時のトラブルが原因と
なって、反キリスト教的な行動を取るようになったと言われています。
つまり、彼は、「法の教師」としての「法王」であり、「キリスト教の象徴」としての
「教皇」像に対して、そういうトラウマがあったというか、かなり強い反抗心を持っていた
ことが推察されます。

彼の『トートの書』には、この「法王」が誰なのかは、明確には示されてはいませんが、
古代ギリシア神話の「全ての雄牛神話の原型であるパーシパエー(Pasiphae)の伝説」
に由来するということが書かれているので、おそらくその辺りの登場人物である、
ミーノース王、クレータの牡牛、そしてミーノータウロスあたりの、複雑な家庭関係が
絡まっているような感じですよね。

そういう意味で、キリスト教大好きのウェイト版などとは、かなり路線が異なり、似て非なる
鬱積した感情に基づいてデザインされていることに、注意が必要です。
つまり、他の版のような現状肯定の信仰心というものでばなく、全知全能なるものに宇宙
を支配されながらも、暗鬱とした過去のしがらみから抜け出して新しい世界へと遷移したい
という、反抗期にあるクソガキのような感情が内から溢れているといった感じです。
そしてそれを象徴するのが、中央の五芒星に描かれた「童心ホルス」となっています。
このため、トート版は、他の版の「法王」の解釈とはかなり異なる、クロウリー氏の内面に
ある独自の厨二病的解釈を必要とするものとなっています。
0076名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/01(土) 07:06:35.86ID:XbBqQIqa
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
His main stress was on what we have called the "grounding" of the Key, for his
Kerubiim at the corners of the card are the tentative expression of the primordial
Elements of Kether which pass down to Chokmah as the Sphere of the Zodiac.
彼の主要な強調は、我々が「鍵」の「接地」と呼び続けているものの上にあり、なぜなら
カードの隅たちにある彼の「ケルビム」は、「黄道十二宮の天球」としての「コクマー」に
受け継がれる「ケテル」の原始的な「元素たち」の仮の表現であるからである。

And while we think of the Zodiac as twelve, it is in reality four triplicities.
そして、我々は、「黄道十二宮」のことを12として考えていると同時に、それは実際には、
四つの三重性たちである。

Each Element is broken down into three signs, Qabalistically related to the Yod,
Heh and Vau.
各々の「要素(元素)」は三つの記号(宮)たちに分類され、カバラ主義的には「ヨッド」、
「ヘー」、そして「ヴァウ」に関連付けられる。
--- ここまで ---

「ケテル」の「Primordial Elements /原始的な元素たち」が、なぜ「コクマー」に継承
され、そしてトート版の「5:法王」に四つの「ケルビム」として描かれているかについて
の説明のようですが、ワタシには理解不能です。

参考までに、トート版では、「5:法王」と対を成す「7:戦車」にも、四つの「ケルビム」が
描かれていますので、「生命の木」のバランスを考えて、「戦車に座る戦士像」と「雄牛
に座る神官像」の対比として眺めると、色々と妄想が捗るのではないかと思います。
ちなみに、ネタとしてですが、お釈迦様の本名の姓である「ゴータマ」が「最上の牛」を
意味する言葉だそうで、仏教関連の伝説には、牛に関する話が多く出てきますので、
仏教的な視点でこのカードを考察するのも、面白いのではないかと思います。
いずれにしても、この辺りの上位カードの働きは、単独で解釈することは無理であって、
お互いの関係性という点に注意して妄想していくことが重要となってきます。
0077名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/02(日) 06:41:11.29ID:d0Y9KGS8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
THE HIEROPHANT is the administrator of the duality which emerges with Chokmah, is
structured by Binah, and which begins as mainfestation below the Abyss in Chesed.
「法王」は、「コクマー」と共に出現する二重性の管理者であり、「ビナー」により構造化
され、「深淵」の下での「ケセド」における顕在化として始まるものである。

It is thus related to Tiphareth, the central point of manifestation.
従って、それは、顕在化の中心点である、「ティファレト」に関連付けられる。
--- ここまで ---

最初の文の「mainfestation」は、「manifestation/顕在化」の誤記ですかね。

さて、「5:法王」と「ティファレト」の関連性ですが、ここは少々微妙なところです。
「5:法王」が「倫理的三角形」のメンバーであれば、結びつきは強いと言えるのですが、
「7:戦車」と共に、「ティファレト」の両脇をサポートする役回りであるため、あまり
「ティファレト」との親密性を出すと、「生命の木」全体のバランスを崩してしまうこと
になりますので、できれば深入りしたくは無いところです。

なお、「生命の木」全体の頂点であり「至高の三角形」の頂点でもある「ケテル」に対し、
それと鏡像関係にある「倫理的三角形」の頂点は、「ティファレト」になります。
そして、我々にとって、最も重要視されるのは「ティファレト」であり、それらの「主役」
クラスと直接の関わりを持たない「5:法王」や「7:戦車」は、裏方としての役割というか、
主役とは異なる「脇役」としての役回りを担うことになります。

とはいえ、「主役」だけでは、「生命の木」という宇宙創造の物語は、上演できないわけ
で、両脇に存在する「脇役たち」の数々のサポートがあるおかげで、この宇宙という舞台が
生み出されたことを、しっかりと理解しておく必要があると思うのでした。
つまり、遠い親戚関係とか友達の友達関係を持ちだして、「主役」との親密性を主張する
よりは、ワタシ的には、「5:法王」の隠れた魅力を、もっと積極的にアピールしてあげて
ほしいなぁ、とか思ったりするんですよね。
0078名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/03(月) 06:55:17.60ID:wCiMyO7q
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 222) ---
Tiphareth is suggested in two ways here.
「ティファレト」は、ここでは二つの方法たちで示唆される。

The first is by the Vau itself, the third letter of the Tetragrammaton, and the Son.
一つ目は、「ヴァウ」自体が、「聖四文字」の三番目の文字であり、そして「息子」で
あることによるものである。
--- ここまで ---

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
The second is the number attributed to Vau, six, which is also that of Tiphareth.
二つ目は、「ヴァウ」に帰属される数である、6であり、それはまた、「ティファレト」の
それでもある。
--- ここまで ---

ワタシとしては、無理して主役である「ティファレト」に絡めて語らなくでも良いと思う
というか、しっかり裏方としての仕事ぶりを語ってほしいと思うんですけどね。

ちなみに、「5:法王」より上位の「0:愚者」〜「4:皇帝」は、全て主役クラス級となって
おり、それゆえ、「5:法王」は最上級の裏方であり、「7:戦車」と共に、世界を裏側から
支える「準主役」クラスとして、極めて重要かつ不可欠な働きをしています。
そして、その働きは、裏方というか雑用係というか、我々には直接見えにくい世界での
働きであるため、少々わかりにくいというか目立ちにくい面があります。
要は、ゴールデン・ドーンの主役となるマサース氏やミナちゃんを支え、そして、団全体の
人間関係を裏から支えるウェストコット氏のような役回りであるという感じですよね。

そして、その働きを一言で言えば「生命の木のバランス」であり、「5:法王」と「7:戦車」
の強力なバランス作用により、「子宇宙」となる「ティファレト」が正常に顕現化できた
というわけですが、とはいえ、その「バランス作用」が具体的には何なのかは、ワタシは
今のところ、「ウェストコット氏のような役回り」としか言えないのでした。ww
0079名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/04(火) 06:02:31.41ID:fDUhOTLx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
A more obtuse reference to Tiphareth is Crowley's use of the five-pointed star on
the breast of the Hierophant.
より鈍い「ティファレト」との関係は、クロウリー氏の「法王」の胸の上への五芒星の使用
である。

As the primordial Elements evolve downward, they do so under the control of the
fifth Element, Spirit.
原始的な「元素たち」が下方向へと進化するにつれて、それらは五番目の「元素」である、
「霊」の制御のもとで、そうする。

The principle of the Pentagram holds even in Kether, where the Primordial Elements
are held in perfect unexpressed unity by a fifth which, at that exalted level,
is the Ain Soph.
「五芒星」の原則は、その高位な段階においては、「アイン・ソフ(無限)」である、
五番目により、「原始的な元素たち」が完全に無発現の単一性の中で保持される、
「ケテル」においてさえ適用できる。

This perfect Unity is expressed by the Swastica in motion, the central point of
which is commensurate with the uppermost point of the Pentagram.
この完全なる「単一性」は、動いている「まんじ(卍)」により表現され、それの中心点は、
「五芒星」の最上点と相応する。
--- ここまで ---

「5:法王」と「ティファレト」の関係の正当化に続いて、「五芒星」との関係を正当化する
ために、もはや何でもありの状況となっています。
なお、ここでの、五番目の「元素」であり「ティファレト」で象徴される「Spirit/霊」と、
「アイン・ソフ」における「神の霊」とは、全く性質の異なるものですし、そもそも我々は
「アイン・ソフ」を想像することも出来ませんので、ここで「同じようなもの」と引き合いに
出されても、どうにもコメントできないというのが、正直なところなんですよね。
0080名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/05(水) 05:59:53.79ID:M2kgGeZ8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
What Crowley has done in placing the Pentagram so prominently here is to affirm
the uniting of the Above and the Below, a process in which the symbolic Moon always
plays a key part.
クロウリー氏が、「五芒星」を、ここにそんなに目立つように配置することにおいて、
行い続けたことは、そこにおいて象徴的な「月」が常に鍵の役割を果たす過程である、
「上なるもの」と「下なるもの」の一体化を断言することである。

For the Moon is found both above and below the Sun on the Tree of Life.
というのは、「月」は「生命の木」においては、「太陽」の上と下の両方で見つけられる
からである。

It is Yesod, and it is THE HIGHPRIESTESS.
それは「イェソド」であり、そしてそれは「高等女司祭」である。

Here both are implied, for the Moon is exalted in Taurus.
ここでは、「月」が「金牛宮」において高揚されるので、両方が示唆される。
--- ここまで ---

トート版の「五芒星」と「イェソド」の関係性で明確に示唆されているものは、神官像の
頭の後にある「五弁の白薔薇の出窓」に刺さる九本の釘が、「イェソド」の数である9に
関連するということのみです。

そもそも、「生命の木」において、「惑星」たちは、「セフィロト」や、「小径」そのもの
(「19:太陽」や「18:月」)や、「複字の小径」や、「単字の小径」の「宮」の支配星と
して、あちこちに配属されているので、「月」が「高揚」されているという理由だけで、
ここで「上と下の一体化」の鍵となっている、という説明には、少々無理があります。
それに、「5:法王」には、「月」そのものが描かれているわけではありませんし、「月」は
「2:高等女司祭」だけでなく、「7:戦車」に配属される「巨蟹宮」の支配星でもあるので、
そこまでして「5:法王」を属性テンコ盛りにする必要は無いと思うのでした。
0081名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/06(木) 06:03:19.80ID:gXUsbA+W
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
The fact that Taurus is ruled by Venus refers us to THE EMPRESS, the Path of Daleth
which is the mean between Chokmah and Binah, just as Vau is the product of the
Yod and Heh.
「金牛宮」が「金星」により支配されるという事実は、ちょうど「ヴァウ」が「ヨッド」と
「ヘー」の産物であるように、「コクマー」と「ビナー」の間の中間である、「ダレス」の
「小径」である、「女帝」に、我々を参照させる。

THE EMPRESS is "Mother Nature," the fertilized Universal Conciousness which is at
the root of THE HIEROPHANT's teaching.
「女帝」は「母なる自然」であり、「法王」の教えの根底にある、受精した「普遍的意識」
である。
--- ここまで ---

二番目の文の「Conciousness」は、「Consciousness/意識」の誤記ですかね。

さて、前記の「5:法王」の「月/2:高等女司祭」属性よりも、はるかに重要なものが、
「金星/3:女帝」との関係性です。
「聖四文字」の「Specific Elements/特有的な元素たち」の法則によると、「コクマー
/ヨッド/天上の父」、「ビナー/ヘー/天上の父」、そして「ティファレト/ヴァウ/
息子である神」という関係があり、これは「3:女帝/金星」と「5:法王/金牛宮(地、
金星)」との間に、ただならぬ関係性があること、すなわち、「5:法王」は、「3:女帝」
にとって、異なる相での「ティファレト/息子」であることを暗示しています。

このような、一見すると何やら深そうな関係性は、「0:愚者/空気」および「1:魔術師/
水星」と「6:恋人たち/双児宮(空気、水星)」や、「2:高等女司祭/月」と「7:戦車/
巨蟹宮(水、月)」にも見られるものであり、この辺りの上下関係というか見えない部分
での結びつきの複雑さは、我々にとって重要な妄想ネタとなっていますよね。

ということで、これといった結論はありませんので、単なるネタとして、お楽しみください。
0082名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/07(金) 05:57:33.85ID:BU4gPLpC
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
In this regard it should be observed that THE HIEROPHANT is on the "feeling"
(Venus-Netzach) side of the Tree of Life.
この点については、「法王」は「生命の木」の「感覚(感情)」(「金星」−「ネツァク」)
の側にあることが注目されるべきである。

We learn its lessons through intuition, as we learn the lessons of its opposite,
THE CHARIOT, through intellect.
我々が、その反対側である「戦車」の学課たちを、知性を通じて学ぶのと同じように、
我々は、直観(本能)を通じて、その学課たちを学ぶ。

On this Path intuition is applied to concepts collected by reason and built up
by memory.
この「小径」の上で、「直観(本能)は、理性により集められ、記憶により蓄積された、
概念たちに適用される。」
--- ここまで ---

「5:法王」は、「コクマー」と「ケセド」という、上位概念ですので、下位の「ネツァク」
の「Feelings and Instincts/感情たちと本能たち」という低位属性っぽい訳語ではなくて、
もう少しマシな「feeling/感覚」と「intuition/直観」という訳語にしてみました。
「5:法王」が、「感情と本能」に支配されてるって、何か違和感ありまくりですからね。

とはいえ、この次元においては、「reason/理性」とか「intuition/直観」とかいう区別
は、あまり意味を持たないというか、そもそも人間の思考を越えた世界ですので、そういう
人間界における概念を適用しようという行為自体が、ナンセンスということになります。
つまり、そういう低次のややこしいことは、もっと下の「小径」で行うべきことであって、
この上位世界においては、我々は、ただひたすら結論もオチも無い、グダグダの妄想を垂れ
流すだけでいいのではないかと思うのでした。
え、何でそんな何の役にも立たないことをやってるのか、ですって?
そういうことに気づいたら負けですから!!←見えない何かと戦ってる人ww
0083名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/08(土) 06:22:47.26ID:ECbeUyAM
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
Pursuant to the idea of Venus-EMPRESS behind Earth-HIEROPHANT, there is a very
interesting interplay of symbols: [地球記号], the sign meaning Earth becomes ♀,
the sign of Venus, when it is reversed.
「地(地球)」−「法王」の背後にある、「金星」−「女帝」の考え方に従って、以下の
記号たちの非常に興味深い相互作用がある:「地球」を意味する記号である[地球記号]は、
それが逆にされると、「金星」の記号である、♀になる。

Also the sign of Taurus itself, is a uniting of the symbols of Sun ([太陽記号])
and Moon ([月記号]), [月記号] + [太陽記号] = [金牛宮記号].
また、「金牛宮」自身の記号も、「太陽」([太陽記号])と「月」([月記号])の記号
たちの一体化であり、[月記号]+[太陽記号]=[金牛宮記号]である。
--- ここまで ---

特殊文字である占星術記号の入力は困難であるため、いつものように[ ]で代用します。
・[地球記号]:円の上に十字。占星術では、円の中に十字が一般的。
・[太陽記号]:円の中に黒点。
・[金星記号]:円の下に十字、♀
・[金牛宮記号]:円の上に、雄牛の二本の角を付けたもの。

まあ、こういうのは、あくまでもオトナのお遊びみたいなものですので、ここでの細かい
ツッコミは無しでお願いします。

いずれにしろ、この「5:法王(金星の地)」と「3:女帝(金星)」の関係性は、下位の
「ネツァク(金星)」に投影させて解釈できるというか、そういうネタで妄想することが
可能であるということと、そしてもう一つ、「5:法王(金牛宮)」は、「太陽」と「月」の
結合であるというネタで妄想することも可能であるということです。

何か、ネタ切れ感がハンパ無い感じですが、上位世界を語る上では、やむを得ない
事情があることを、お察しください。(カップリングは最終手段ww)
0084名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/09(日) 06:13:33.10ID:jpbi6kJI
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
And, as we have seen in the other cards, the uniting of the Sun and the Moon always
refers to the Garden of Eden.
そして、我々が、他のカードたちにおいて見たことがあるように、「太陽」と「月」の
一体化は、常に「エデンの園」を参照する。

Vau is what the Thirty-Two Paths of Wisdom calls the "Paradise Prepared for the
Righteous."
「ヴァウ」は、「知恵の32の小径たち」が「義人のために用意された楽園」と呼ぶものである。

THE HIEROPHANT is the Earthy aspect of the Garden as THE CHARIOT is Watery, THE
LOVERS is Airy and THE EMPEROR Fiery.
「法王」は、「戦車」が「水性」、「恋人たち」が「空気性」、「皇帝」が「火性」で
あるように、「園」の「地性」の様相である。
--- ここまで ---

「太陽と月の一体化」が「エデンの園」を意味するというのは、おそらく、前項の「6:恋人
たち」で語られていたネタだと思うのですが、「エデンの園」が明確に描かれた、ゴール
デン・ドーン版の「17:星」や、ウェイト版の「6:恋人たち」は、「太陽と月の一体化」を
明確に表現していないので、ここで「常に参照する」と言われても、いまいちピンと来ない
ですし、そもそも「陰陽の一体化」というテーマは、「生命の木」においては普遍的すぎる
ネタであり、多くの大アルカナのカードに、こじつけることが出来るものです。

それよりも、「エデンの園」は、「水」「空気」「火」「地」がバランス良く配合された、
理想的な「宇宙のゆりかご」的な「母胎」状態であって、その中で「5:法王」が「地」を
分担しているということの方が、役割的に見て、しっくりと来る説明ですよね。

つまり、「太陽と月の一体化」という、回りくどいことをしなくても、普通に「原初の地」
であることをメイン・テーマにして、後はそれを「上の如く、下も然り」というミソクソ
論法を用いて、妄想ネタに絡めて活用していけばいいのではないかと思うのでした。
0085名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/10(月) 06:02:19.09ID:OWY0XxpF
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
What we have explained as the grounding or the earthiness of the Garden is the
"Law" expounded by the Hierophant.
我々が「庭園」の「接地」もしくは「土壌性」として説明し続けているものは、「法王」
により説かれる「法」である。

The Golden Dawn card shows this as a scroll (the same scroll of the Law which is
held by THE HIGH PRIESTESS in the Waite deck).
ゴールデン・ドーン版カードは、これを巻物(ウェイト版デッキの「高等女司祭」により
持たれる「法」と同様の巻物)として示す。
--- ここまで ---

ここでの、「地性」が「法」であるという結論は、ワタシには、いまいちピンと来ないと
いうか、そもそも「知恵の32の小径たち」において、義人のために用意された「Paradise
/楽園」が、「Garden/庭園」になり、最終的に「Law/法」に辿り着くという経緯は、
よくわからないのでした。
なお、ウェイト版「2:高等女司祭」の「TORA/トーラー」の巻物は、『旧約聖書』の最初の
「モーセ五書」を指し、それらは「Teaching/教え」とか「Law/法、律法」と呼ばれて
いますが、ウェイト氏は、それを「秘密の法」とか「神の言葉」という意味で使っており、
その巻物が閉じている限り、それがゴールデン・ドーン版「5:法王」のものと同一レベル
のものであるという証拠は、何一つありません。

ちなみに、ワタシには、ゴールデン・ドーン版「5:法王」の巻物って、ウェストコット氏が
見つけ出してきたと言われる、例の「暗号文書」にしか見えないんですよね。
つまり、ウェストコット氏が、「面白そうな秘密文書を見つけたんだけど、見たい?」とか
言いながら、居候だったマサース氏を煽っているような構図に見えます。
その後、マサース氏は、その怪しげな情報を元にして、儀式体系を構築し、団を顕在化
していくという流れになるわけですが、その発端となるのが、この巻物です。
そういう目線で見ると、このゴールデン・ドーン版「5:法王」って、ちょっとワルそうと
いうか、何か面白がっている感じがするのは、ワタシだけでしょうかね。ww
0086名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/11(火) 06:03:43.86ID:CVXZ9hhF
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
The scroll holds the “Word" which one hears through THE HIEROPHANT, and which is
also the Logos.
巻物は、人が「法王」を通じて聞くものであり、そしてまた「ロゴス」でもある、「言葉」
を保持する。

For the Word is creation, and to understand the created Universe is to hear the Word.
「言葉」は創造であり、創造された「宇宙」を理解することは、「言葉」を聞くことである。

This is the essential meaning of the Golden Dawn and Waite cards.
これが、ゴールデン・ドーン版とウェイト版カードたちの本質的な意味である。
--- ここまで ---

この「Word is creation/言葉は創造である」のくだりは、『旧約聖書:創世記』の冒頭
というよりも、『新約聖書:ヨハネ福音書』の冒頭部分を参照していると推定されます。
そういう意味においては、ここでの「Word/言葉」は、「聖書の御言葉(みことば)」で
あり、「イエス・キリストの御言葉」であり、そして「神の御言葉」であり、すなわち
それは「ティファレト」における顕在化に関係しているということになります。

とはいえ、その「言葉」は、我々が聞くことが出来るものなのかと言われると、実のところ、
この「5:法王文書」は、我々には読めないし理解もできない「暗号化された文書」である
ことは間違いないわけであり、ましてや、ウェイト版「2:高等女司祭」の持つ巻物は、
開かれてもいないわけですので、そもそも見ることさえ出来ないシロモノです。

つまり、ゴールデン・ドーン版とウェイト版カードたちの(巻物の)本質的な意味は、
「我々にとっては、何の意味も無く、何の役にも立たないもの」であることには間違い
ないのですが、それはまた、「5:法王」が意味する「顕教の教え」の全面否定にも繋がり
ますので、なかなか言い出しづらいものがあるわけです。(言っちゃったけど)
いずれにしても、ここは我々にとっては、決して理解できない世界の話ですので、あまり
真剣に考えてはならないことだけは、充分に注意しておく必要があるわけです。
0087名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/12(水) 06:11:03.28ID:+nuLsP/O
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 223) ---
Crowley's card, which is considered one of the most important of the Tarot, contains
many traditional elements, but adds some symbolism which is entirely personal to
Crowley's philosophy.
「タロット」の中で最も重要なものの一つと見なされている、クロウリー氏のカードは、
多くの伝統的な要素たちを含んでいるが、けれども、完全に個人的なものである、いくつかの
象徴的意味を、クロウリー氏の哲学に追加する。

He explains the image of a child within the Pentagram within a larger Hexagram:
"This symbolizes the law of the new Aeon of the Child Horus, which has supplanted
that Aeon of the 'Dying God' which governed the world for two thousand years."
彼は、より大きな「六芒星」内の「五芒星」内の子供の姿を説明する:「これは、2000年に
わたって世界を統治した「死にゆく神」の「アイオン(永劫)」に取って代わった、
「子ホルス」の新しい「アイオン」の法を象徴している。」
--- ここまで ---

トート版は、いつも通りというか、いつにも増して、象徴テンコ盛り状態です。
そして、トート版のやっかいな点である、クロウリー氏の『トートの書』の記述と、
ハリス女史のデザインしたトート版タロットのイメージとの間に、かなりの相違がある
という点も、いつも通りですかね。

ちなみに、クロウリー氏は、この上位世界である「5:法王」に、色々な下位世界の象徴を
統合しており、「蛇と鳩」の「16:塔」、「ヌイト」の「17:星」、そして「20:アイオン」
などが、このカードに関連付けされています。

そして、大きな上向きの「至高の三角形」と、より小さな下向きの「倫理的三角形」が
重なって、宇宙の「六芒星」を形成し、さらに小さい「五芒星」は、「ティファレト」
以下の下位世界を象徴するという、上下統治のイメージではないかと思います。
まあ、要するに何でもアリなのですが、構図的には、「5:法王」と「20:アイオン」が
「上の如く、下も然り」の関係なのは、気にしておいてもいいかな、という感じですかね。
0088名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/13(木) 06:29:04.02ID:0XYqZQXa
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 224) ---
And elsewhere he adds ". . .for the rhythm of the Hierophant is such that he moves
at intervals of 2,000 years." (*228)
そして、他の場所で、彼は、「…。というのは、『法王』の律動は、彼が2000年の間隔たちで
動くようなものであるからである」と付け加えた。(*228)
--- ここまで ---

ちなみに、(*228)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
228. Crowley, Book of Thoth, 79-80.
228. クロウリー著、『トートの書』、79-80ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この(*228)の注記は、前文の「2000年にわたって世界を統治した「死にゆく神」」について
の注記であり、一方、他の場所にある「彼(『法王』)が2000年の間隔たち」は、『トート
の書』の81ページにあります。

さて、この「2000年周期説」というのは、「20:アイオン(永劫)」にも出てきていますが、
これはおそらく、地球の歳差運動による春分点のズレにより、ほぼ2000年(実際には2150年
くらい)で、次の時代に移行するという、占星術のネタから来ているように思えます。
要は、現代は、「魚座時代」から「水瓶座時代(アクエリアン・エイジ)」の移行期である
というネタですよね。

まあ、天文学的に言うと、春分点のズレは、「地球」の歳差運動そのものですので、「地」
に関係する「5:法王」に関連すると言えなくはないのですが、そういう「地球」の物理学的
な動きに、上位世界の存在である「5:法王」を絡めるのは、なんか微妙な感じですよね。
そもそも、宇宙の年齢は、138億歳であるとされており、宇宙創造レベルの時間感覚と、
地上レベルの時間感覚とでは、レベルが違いすぎますので、下界の「20:アイオン」レベル
のネタを、上位の「5:法王」にまで持ち込まないでほしいなぁ、と思ったりするのでした。
0089名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/14(金) 06:48:08.99ID:Dpa/ziom
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 224) ---
The Hierophant sits on a Bull between two elephants, holding a wand with three
interlocking rings.
「法王」は、二頭の象たちの間の「雄牛」の上に座り、三つの連結した輪たちのある杖を
持つ。

These rings symbolize the Aeons of Isis, Osiris and Horus (The Child in the
Pentagram is Horus).
これらの輪たちは、「イシス」、「オシリス」、「ホルス」の「アイオン(永劫)たち」
を象徴する(「五芒星」の中の「子」は、「ホルス」である)。

Beneath is the "Scarlet Woman."
下には、「緋色の女」がいる。

Above is what Crowley called an "oriel," meaning a window (referring to Heh, THE
EMPEROR) built out from a wall on brackets, in this case nine Nails (Vaus).
上には、クロウリー氏が、「出窓」と呼んだものがあり、この場合は、九本の「釘たち
」(「ヴァウ」たち)の、腕木たちの上にある壁に取り付けられた、「窓」(「皇帝」
である「ヘー」を参照のこと)を意味している。

The symbolism means the linking of the Above and the Below: The window is the
passageway for Light (manifest Spirit) between Macroprosopus and Microprosopus.
象徴主義は、「上なるもの」と「下なるもの」の連環を意味する:窓は、「マクロプロソ
プス(大きな顔)」と「ミクロプロソプス(小さな顔)」の間の「光(顕在化した「霊」)」
のための通路である。
--- ここまで ---

ここの記述は、『トートの書』の「5:法王」からのものなのですが、「20:永劫」の記述と
密接に関連しており、「5:法王」と「20:永劫」は、「上の如く、下も然り」の関係にある
ようなのですが、だから何なんだと言われても、ワタシには、よくわかりません。
0090名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/15(土) 06:33:21.18ID:k11LC3mX
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 224) ---
In the Golden Dawn card the figure holds a Crook, one of the symbols of Chesed
suggestive of Jupiterian benevolence.
ゴールデン・ドーン版カードにおいて、人物像は、「木星」の慈悲心を示唆する「ケセド」
の象徴たちの1つである「羊飼いの杖」を保持する。

But Crowley warns that the card is not necessarily benevolent, affirming an idea
in the Book of Tokens that Vau (the Fifth Key) is the severe root of Geburah. (*229)
しかし、クロウリー氏は、『しるしの本』の中で、「ヴァウ」(「5番目の鍵」)が
「ゲブラー」の峻厳の根元であるという考え方を支持し、カードが必ずしも慈悲深いとは
限らないことを警告する。 (*229)
--- ここまで ---

ちなみに、(*229)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
229. Case, Book of Tokens, 67.
229. ケース著、『しるしの本』、67ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ゴールデン・ドーン版の「5:法王」の持つ「Crook/羊飼いの杖」は、『新約聖書:ヨハネ
福音書』10:1-16 にある、イエスの話を連想させますが、その直後の『新約聖書:ヨハネ
福音書』10:17-18には、イエスの「父」についての話があります。
そして、このイエスの「父」は、「必ずしも慈悲深いとは限らない」ことを示唆しており、
この「5:法王」の人物像が、「イエスの父」であることも連想させます。
つまり、この「5:法王」は、慈悲でもあり峻厳でもある「父」というイメージがあります。

ちなみに、ゴールデン・ドーン版「5:法王」がウェストコット氏であるというのと同様に、
ケース氏原案のB.O.T.A.版タロットの「5:法王」の顔は、ケース氏の顔であると言われて
おり、似たような指導者ネタが「5:法王」に使われていることは、注目すべき点です。
0091名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/16(日) 06:33:29.42ID:rO45+v8Z
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 224) ---
Crowley takes this one step farther: "Though the face of the Hierophant appears
benignant and smiling, and the child himself seems glad with wanton innocence,
it is hard to deny that the expression of the initiator is something mysterious,
even sinister.
クロウリー氏は、これを、さらに一歩進める:「『法王』の顔は、慈悲深く微笑み、そして
子供自身は、いたずらっぽく無邪気に喜んでいるように見えるけれども、創始者の表情が、
神秘的で悪意さえある何かであることを否定することは難しい。

He seems to be enjoying a secret joke at somebody's expense.
彼は、誰かを犠牲にして、秘密の冗談を楽しんでいるように見える。

There is a distinctly sadistic aspect to this card. . ." (*230)
このカードには、明らかにサディスティック(嗜虐的)な様相がある。…」 (*230)
--- ここまで ---

ちなみに、(*230)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
230. Crowley, Book of Thoth, 79.
230. クロウリー著、『トートの書』、79ページ。
--- ここまで ---
とあります。

クロウリー氏が、「5:法王」に対して抱く、宇宙の「initiator/創始者」であり、かつ
「initiator/産みの親」でもある「父」のイメージは、そういう感じでの、父(cv.立木
文彦)と子(cv.緒方恵美)の関係を描いた疑似宗教的映画が、あったように思います。

こういう、何となく父親に反発したくなる感覚は、ワタシにも何となくわかりますし、
ゴールデン・ドーン版では、幼少時に父を亡くしたマサース氏と、父親代わりとなった
ウェストコット氏との関係にも、当てはめることが出来るようにも思えます。
0092名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/17(月) 06:29:32.29ID:M7hzBH/f
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 224) ---
Crowley insists that this is quite natural as the Key relates to the original Bull
legend, that of Pasiphae.
クロウリー氏は、「鍵(大アルカナ)」は、原型の「雄牛」の伝説である、「パーシパエー」
のそれ(伝説)に関連するので、これは全く当然であることを、主張する。

In that Greek myth Pasiphae falls in love with a sacred white bull, the union of
which produces the Minotaur.
そのギリシア神話においては、「パーシパエー」は、神聖なる白い雄牛との恋に落ち、
その結合は「ミノタウロス(牛頭人身の怪物)」を産み出す。

This is, however, a very questionable interpretation.
しかしながら、これは、非常に問題のある解釈である。

On the other hand, it is agreed by most authorities that there are some very
unpleasant aspects to this key, having to do with its position intermediate
between the Above and the Below.
一方で、「上なるもの」と「下なるもの」の間のその中間の位置に関係を持っている、
この「鍵」には、いくつかの非常に不愉快な様相たちがあることは、大多数の権威者
により、同意される。
--- ここまで ---

クロウリー氏の、「5:法王」と「パーシパエーの伝説」との「雄牛」繋がりの関連性は、
ほぼ何の根拠も無い単なる思いつきでしかないものの、「5:法王」の持つ、ある種の
「いかがわしさ」というのは、「深淵」を隔てた「あっちの世界(マクロプロソプス)」
と「こっちの世界(ミクロプロソプス)」を繋ぐものには、潜在的にあるものです。
そして、その「いかがわしさ」というか、一種の畏敬というか恐怖のようなものが最大限に
集約されているのが、この「5:法王」であるということです。
さらに言えば、それは、我々がこれから乗り越えていかなければならない、「慈悲」深く、
そして「峻厳」であった「父親」像そのものではないかと思ったりするのでした。
0093名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/18(火) 06:06:18.47ID:NL+eHb20
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 224) ---
This issue and its implications are very cleverly related to Gnosticism by Richard
Cavendish in his work, The Tarot:
この問題とその影響たちは、リチャード・キャヴェンディッシュ氏により、彼の著作である
「タロット」において、以下のように、非常に巧みに「グノーシス主義」と関連付けられる:
--- ここまで ---

前述の、「5:法王」に潜在する「very unpleasant aspects/非常に意地の悪い様相たち」
については、基本的には「受け手側」、すなわち全知全能なる存在に対する隷属的な存在
である人間側の感情的なものであって、「5:法王」側には何の責任も無いのですが、それ
でも反抗期というか厨二病というか、ネガティブ思考でクレーマー気質の人々にとっては、
そういうもの全てがクレームの対象となりうるわけであり、そういう人々にとってみれば、
この妙に父親ヅラした「5:法王」には、特に意味なく反発したくなる要素があるわけです。

そして、「グノーシス主義」は、人類にとっては、そういう「黒歴史ノート」の一部で
あって、それはまた、人類が「絶対的な宇宙の創造者」について抱く、鬱積した感情の
発露でもあるわけで、そしてまた、我々が「父親を見返してやりたい」とか「父親を越え
たい」という野望の原動力でもあるわけです。
とはいえ、そういう「親の心、子知らず」的なものが、人類の進化を支えてきたという
ことでもあるわけですし、要するに、そういった数々の「人類の黒歴史」こそが、「真・
人類の歴史」であるということなのです。←異論は認めるww

いずれにしても、「タロット」そのものが「黒歴史ノート」であることには間違いない
わけですし、そもそも「5:法王」レベルの上位カードは、どんな視点から解釈しようと、
ほぼ自由ですので、後は各自で好きに解釈してもらえればいいと思うのでした。

というか、上位存在の「5:法王」に、下位の「父親像」のイメージを重ねること自体が、
理論上は間違ってるわけですが、それでも、そういう間違った解釈をしたくなるのが、
この「5:法王」という、何か無性にイラつかせる存在なんですよね。ww
0094名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/19(水) 06:29:37.48ID:GKECIYnV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 224) ---
Taken in descending order, the trumps from the Juggler to the Pope recall the
gnostic accounts of the creation of the Universe.
上から下へと順番に解釈される、「手品師」から「教皇」への切り札たち(大アルカナ)
は、「宇宙」の創造についてのグノーシス主義の説明たちを思い出させる。

It was believed that in the beginning the One became Two by thinking, so that
there was a Mind and a Thought.
最初に、「一なるもの」は、考えることにより、「精神」と「思考」であるように、
「二なるもの」となった、と信じられた。

The Juggler can be equated with the divine Mind, the Female Pope with the Thought
in its original purity, and the Empress as the Thought after it has become
impregnated by the Mind to become the mother of all the lower powers.
「手品師」は、神聖なる「精神」と、「女教皇」は、その原初の純潔さにおいて「思考」
と、そして「女帝」は、全てのより低い力たちの母になるために、「精神」により妊娠
させられるようになり続けている後の「思考」として、同一視されることができる。

Among those lower powers was the Demurge or Cosmocrater, the maker of the visible
world. . .
それらのより低い力たちの中に、目に見える世界の創造者である、「デミウルゴス」
すなわち「宇宙の創造主」があった

Gnostics frequently identified the Demiurge with the God of the Old Testament.
グノーシス主義者たちは、しばしば「デミウルゴス」を『旧約聖書』の「神」と同一視した。
--- ここまで ---

最後の文の「Demurge」は、「Demiurge/デミウルゴス」の誤記ですかね。
それと、最後の文の「Cosmocrater/宇宙の噴火口」は、文脈上、「Cosmo-creator/宇宙
の創造主」の誤記であると解釈しています。
0095名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/20(木) 06:02:38.20ID:ttNb21Gc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 224) ---
He was regarded as an evil power, the maker and ruler of matter and flesh in which
the divine spark of spirit is held prisoner. . .
彼は、その中に霊の神聖なる閃光が捕らえられている、物質と肉体の創造者と支配者である、
邪悪な力として見なされた。…

The Pope also has some sinister undertones.
「教皇」はまた、いくつかの不吉な潜在的な性質を持つ。

Gnostics maintained that the evil Demiurge invented conventional religion and
morality to keep men enslaved to him by inducing them to worship him and obey his
laws. (*231)
グノーシス主義者たちは、邪悪な「デミウルゴス」が、人間たちが、彼を崇拝し、彼の
法たちに従うように仕向けることにより、人間たちを彼の奴隷にさせ続けるために、
因習的な宗教と道徳を発明したと主張した。 (*231)
--- ここまで ---

ちなみに、(*231)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
231. Cavendish, The Tarot, 85.
231. キャヴェンディッシュ著、『タロット』、85ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、こういうのは、言うまでもなく厨二病的というか、成長期や反抗期によく見られる
「父親像」に対する鬱積したネガティブな感情なのではないかと思います。
ついでに言うと、ここの構図は、前にも述べた、「5:法王=慈悲なる父(cv.立木文彦)」と、
「ティファレト=救世主たる子(cv.緒方恵美)」、そして対抗というか補完勢力でもある
「7:戦車=峻厳なる母たち(cv.三石琴乃、その他)」という関係にオーバーラップさせて
妄想してみるのも、面白いのではないかと思ったりするのでした。(よう知らんけど)
0096名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/21(金) 06:23:16.86ID:U9Gp0mCa
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 225) ---
The Demiurge, the Lesser Creator who rules over manifestation, was the great deceiver.
顕在化を統治する「小さな創造主」である「デミウルゴス」は、偉大なる詐欺師であった。

Thus the initiate of the Valentinian Gnostic mysteries was taught to ignore the
authority of this creator, (*232) whom Mead described as "hanging from Spirit
at the very boundary of the phenomenal universe." (*233)
従って、「バレンティヌス派グノーシス主義」の神秘的教義の秘儀参入者は、ミード氏が
「驚異的な宇宙のまさしくその境界にある『霊』からぶら下がっている」 (*233) と述べた、
この創造主の権威を無視することを教えられた。 (*232)
--- ここまで ---

ちなみに、(*232)、(*233)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
232. Elaine Pagels, The Gnostic Gospels, New York, 1979.
232. エレーヌ・ペイゲルス著、『グノーシス主義の福音書たち』、ニューヨーク、1979年。

233. G.R.S. Mead, Fragments of a Faith Forgotten, New York 1960, 307.
233. G.R.S. ミード著、『忘れられた信仰の断片たち』、ニューヨーク、1960年、307ページ。

Mead was one of the modern pioneers in the study of Gnosticism and while his work
has been largely superceded by scholars such as Pagels, his insights remain instructive.
ミード氏は、「グノーシス主義」の研究における現代の先駆者たちのうちの一人であり、
彼の研究は、ペイゲルス氏などの学者たちにより大部分は取って代わられ続けているが、
彼の洞察は、あいかわらず有益なままである。
--- ここまで ---
とあります。

「5:法王」については、俗世間では色々と言われていますが、実際のところ、誰もその本性
を知ることは出来ない領域にありますので、全ては人間の妄想でしかないのですけどね。
0097名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/22(土) 07:03:45.64ID:QcGajk6D
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 225) ---
It appears, in any event, that Cavandish is quite correct in his assertion that
the negative qualities ascribed by tradition to this card have their roots in
Gnosticism.
いずれにしても、キャヴェンディッシュ氏は、このカードに対して伝統的に帰せられる
陰性的な品質たちは、「グノーシス主義」の中にそれらの根源を持つという、彼の主張に
おいて、全く正しいものであるように思われる。
--- ここまで ---

この文の「Cavandish」は、「Cavendish/キャヴェンディッシュ」の誤記ですかね。

この「5:法王」は、「great deceiver/偉大なる詐欺師」呼ばわりされたり、「ignore/
無視」されたり、「negative/ネガティブ」扱いされたり、「センパイ、キモいっスねー」
とか、「一生童貞のユニークスキルを持つ大賢者」とか、色々とイジリ倒されていますが、
「5:法王」は「The Supernal Father/天上の父」である「コクマー」に根ざしているので、
いくら言葉責めのイジリがあったとしても、それを暖かく受け入れる度量があるというか、
そもそもツンデレ要素は気にしない崇高な存在(笑)であるというのも確かです。
それに、「教皇」は「神のしもべのしもべ」ですので、下僕的扱いや迫害的な扱いについ
ても、慣れているという感じもありますよね。

例えて言うと、正統派王道純愛系が「4:皇帝」×「6:恋人たち」であるとするならば、
深夜帯の異端派変態ラブコメ系が、「7:戦車」×「5:法王」となるような感じですかね。
そして、陰キャのドM(「Pillar of Mercy/慈悲の柱」の最上部)の先輩である「5:法王」
(cv.山下大輝)が、陽キャのドS(「Pillar of Severity/峻厳の柱」の最上部)の後輩
たちである「7:戦車」(cv.上坂すみれ、他)によりイジリ倒されるという、ハチャメチャな
展開が、容易に想像できるのでした。

まあ、「グノーシス主義」というのは、深夜帯における、子供心の抜けきらないキモヲタ達
の遊び心に似ていますので、そういうSデレのイジられ役となる「5:法王」って、実は隠れた
愛されキャラであるということでもあるわけですよ。
0098名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/23(日) 06:58:18.27ID:dBMd0q5Z
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 225) ---
The implications of Gnostic thought are, in regard to Tarot, both complex and
exciting.
「グノーシス主義」の思想の含蓄たちは、「タロット」に関して、複雑でもあり刺激的
でもある。

One who has studied the Qabalah at some length may be surprised to find the same
concepts expressed in the language of early Christianity.
「カバラ主義」を、ある程度詳しく研究し続けている人は、初期の「キリスト教」の言語
で表現される同じ概念たちを発見することに驚かされるかもしれない。
--- ここまで ---

「グノーシス主義」の流行期は、時代的には、キリスト教の成立期と同じ、つまり「early
Christianity/初期キリスト教」にオーバーラップします。
それゆえ、その影響を相互に受け合っていると考えるのが妥当ですし、そういう影響が
あったからこそ、キリスト教の「正統」と「異端」の論争があったということであり、
結果的に、というか政治的に、勝者が「正統=公式版設定」となり、敗者は「異端=深夜
版設定」とされ、一部のヲタクの間で熱狂的に流行するという経緯になるわけです。

つまり、全く同じモチーフであっても、「表」と「裏」の両面での解釈が存在するという
ことであり、それらは、タロットの解釈の上では、単なる正位置と逆位置というものでは
ない、我々が決して気づかず、そして想像も付かないものがあることも示しています。

要は、そういう上位概念を妄想できる最上のネタが、この辺りの「7:戦車」「6:恋人たち」
「5:法王」「4:皇帝」の、黄道十二宮の最上位の「四大元素」カード、および、霊的要素の
「2:高等女司祭」であり、それらのカップリングにより、「生命の木」における顕在化に
おいて、人類にとって無限のネタを提供してくれるということになっているわけですよね。

ということで、皆さんも、タロットの「絵面」に惑わされることなく、純粋な妄想の世界で、
カバラ主義的タロットの解釈を、自由に楽しんで頂けたらと思います。
0099名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/24(月) 06:26:57.09ID:1Z7e79Fw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 225) ---
As one authority expressed the question: "Is Gnosticism Christian Qabalism?
ある一人の権威者は、以下のようにその疑問について述べていた:「『グノーシス主義』は、
『キリスト教カバラ主義』であるのか?

Except for the name of Jesus we are in a completely Jewish world.
『イエス』の名前を除けば、我々は完全にユダヤ教世界の中にいる。

These are the mysteries of the Zohar and of the Hasidim." (*234)
これらは、『ゾーハル(光輝の書)』と『ハシディズム』の神秘的教義である。」 (*234)
--- ここまで ---

ちなみに、(*234)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
234. Forward to work cited above, by Kenneth Rexroth, xviii.
234. ケネス・レックスロス氏による、上記に引用された著作のための前書き、18ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この文の「Forward」は、「Foreword/前書き」の誤記ですかね。

ここの、「グノーシス主義」や「キリスト教カバラ」や「ユダヤ教カバラ」の違いとか、
出自についてですが、ワタシのような、ネタ中心で魔術カバラを学ぶ者にとっては、その
出典が『旧約聖書』なのか『新約聖書』なのか『セフェル・イェツィラー(形成の書)』
なのか『ゾーハル(光輝の書)』なのかは、すこぶるどうでもいいというか、こういう
上位世界のカードにおいては、もはや、そんなに拘るところでもないわけです。

まあ、今さら感はありますが、この「5:法王」は、キリスト教の「教皇」の姿をしている
ように見えるけれども、実はそうではなくて、より普遍的かつ汎宇宙的な「慈悲の柱」を
擬人化していることを言いたいのかなぁ、とか思っているのでした。(よう知らんけど)
0100名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/25(火) 06:01:18.82ID:/3JpNFKf
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 225) ---
15. THE PATH OF HEH
15. 「ヘー」の小径

The Emperor
皇帝

The Fourth Key
4番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「ヘーの小径」です。

この「4:皇帝(白羊宮/火)」は、今まで解説していた黄道十二宮&四大元素シリーズの、
「7:戦車(巨蟹宮/水)」、「6:恋人たち(双児宮/空気)」、「5:法王(金牛宮/地)」
のトリとなるカードであり、それらの総括者として、一見すると偉そうに見えるのですが、
その上位にあり上司でもある「3:女帝(金星)」と「2:高等女司祭(月)」には、頭が上が
らない中間管理職というかマスオさん的な立場という、結構微妙なポジションにあります。

もし、「女帝」と「恋人たち」が入れ替わって、「4:皇帝」と「6:女帝」となっていれば、
「生命の木」における男女バランスは、ある程度は改善されると思うのですが、現状の
「生命の木」の上位世界や、「中央の柱」は、女性キャラが、中枢部分を管理しています
ので、おそらくそういうことなんだろうな、という感じですよね。(なぜかお茶を濁すww)

この辺りの考え方は、見た目の「男女平等」ということよりも、「男女の役割分担」という
面が重要視されているんだろうな、とは思うのですが、さらに言うと、ヲタク向け作品には
女性キャラの主人公が多いということと同じような根がある(要するに、需要側と供給側の
趣味の問題)のではないかとも、思っていたりするのでした。
0101名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/26(水) 06:13:59.78ID:Iv3Hy3tF
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 225) ---
□ PATH COLOR: Scarlet
□ 「小径の色」:「緋色(深紅色)」

□ RELATED SOUND: C Natural
□ 「関連した音」:「Cのナチュラル」

□ SIGN: Aries (Cardinal Fire)
□ 「宮」:「白羊宮(活動宮の火)」

□ MEANING: Window
□ 「意味」:「窓」

□ SIMPLE LETTER: Sight
□ 「単字」:「視覚」

□ ESOTERIC TITLE: Sun of the Morning, Chief Among the Mighty.
□ 「秘伝的な称号」:「夜明けの子、強大なるものの中の首領。」
--- ここまで ---

最後の文の「Sun」は、「Son/子」の誤記ですかね。

この本の、この文章の右側には、「田」の字形の「窓」と、ヘブライ文字の「ヘー」と、
「白羊宮(はくようきゅう、おひつじ座)」の占星術記号、および「生命の木」における
「ヘーの小径」の位置が図示された絵が描かれています。

ちなみに、この「小径の色」の「緋色」と、「関連した音」の「Cのナチュラル」は、
「火星」が配属された「16:塔」と同じものとなっており、「4:皇帝」との密接な関連性
を示唆していると勝手に解釈して、色々と妄想を膨らませることが可能となっています。
え、どうせ下ネタして思い付かないんだろうって? まあ否定はしませんけど。(笑)
0102名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/27(木) 06:32:14.62ID:gBojhk5G
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 225) ---
THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM: The Fifteenth Path is the Constituting Intelligence,
so called because it constitutes the substance of creation in pure darkness, and
men have spoken of these contemplations; it is that darkness spoken of in Scripture,
Job xxxviii.9. "and thick darkness a swaddling band for it."
「知恵の32の小径たち」:「15番目の小径」は「構成する知性」であり、それは、純粋な
暗闇の中での創造の物質を構成し、そして人々は、これらの瞑想たちを語り続けている
ためにそう呼ばれる;それは、『聖書』の『ヨブ記』38:9において、以下のように語られた
暗闇である。「そして、濃い暗闇をそれのための『おくるみ』とした。」
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用となっています。

参考までに、ここの『旧約聖書:ヨブ記』38:9(KJV版)の全文は、以下の通りです。
「When I made the cloud the garment thereof, and thick darkness a swaddlingband
for it,/その時、私は雲をその衣服にし、濃い闇をそれのための『おくるみ』とした。」
ちなみに、この「it/それ」は、その前節の「神が創造した海」のことを指していると
思われます。
つまり、「神」は「海」を産み出し、それに「雲」でできた服を着せ、さらにその上に、
「濃い暗闇」でできた「おくるみ」を巻いたということですかね。

この『旧約聖書:ヨブ記』の引用は、この「thick darkness/濃い暗闇」が「深淵」を
意味しているということが推測できるのと、この『旧約聖書:ヨブ記』38章が、「神」
による「天地創造」についての、人間に対するマウント的な語りの部分でもあるので、
天地創造の妄想ネタとしては、それなりに活用できる部分ではないかと思われます。

とはいえ、これが「4:皇帝」と、どう関わりを持つのかについては、各自の妄想に
依存するということになるのでした。
0103名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/28(金) 06:21:39.41ID:9583Ezto
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 226) ---
The higher we rise on the Tree of Life, the more obvious it becomes that the Tarot
trumps only point the way toward concepts which the mind cannot otherwise grasp.
我々が、「生命の木」に基づいて、より高く上れば上るほど、「タロット」の切り札たち
(大アルカナ)は、知性が他の方法では把握できない概念たちへの道を指し示すだけになる
ことが、ますます明らかになる。

Until the present day this was a great deal more difficult because the language of
psychology did not exist.
今日まで、心理学の用語が存在しなかったので、これは、はるかに多くの困難なことであった。

Our terms such as "conscious," "sub-conscious" and "unconscious" are extremely
useful tools because they conceptualize something inordinately fluid.
「意識的」、「潜在意識的」、「無意識的」などの我々の用語たちは、それらが過度に
流動的な何かを概念化しているので、極めて役に立つ手段たちである。

Thus, in our present state of development, we easily deal with shades of
consciousness within ourselves.
従って、我々の発達の現在の状態においては、我々は、我々自身の内にある意識の陰たち
を、容易に取り扱う。
--- ここまで ---

ウォン氏は、「psychology/心理学」が、大アルカナを解き明かす「鍵」となると述べて
いますが、これは明らかに言い過ぎであり、実際のところは、何かを明らかに出来ている
というわけではありません。
とはいえ、それが「useful/役に立つ」ものであるということは、それが「ネタ」として
という意味であれば、全くもって間違いではありません。
つまり、この「4:皇帝」から上のカードは、事実上、そういう「ネタ」扱いしか出来ない
ため、純粋な「ネタ」を「ネタ」として取り扱える「心理学の用語」以外では、ネタ切れ
となってしまうということなんですよね。
0104名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/29(土) 06:31:16.28ID:isEh96fZ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 226) ---
We are coming closer and closer to an ability to deal with formlessness, pure
consciousness.
我々は、形なきものや、純粋な意識を取り扱う能力に、ますます近づいている。

This is the promise of the so-called Age of Aquarius, although it is rarely stated
in such terms.
これは、いわゆる「アクエリアン・エイジ(水瓶座の時代)」の約束であるけれども、
それは、そのような用語では、めったに述べられない。

The student who begins to understand the next five Tarot Trumps (THE EMPEROR,
THE EMPRESS, THE HIGH PRIESTESS, THE MAGICIAN and THE FOOL) will have taken a
long step into that new age.
次の五つの「タロットの切り札(大アルカナ)たち」(「皇帝」、「女帝」、「高等女
司祭」、「魔術師」、「愚者」)を理解し始めた学徒は、その新しい時代への長い一歩を
踏み出し続けることになるであろう。
--- ここまで ---

そもそも、タロットの大アルカナは、その全てが「formlessness, pure consciousness/
形なきものや、純粋な意識」の領域にあるものなので、今さら感はありますが、とりわけ
「ティファレト」の上位にあるものは、人類にとっては、さらにわけがわからないシロモノ
であり、一般人は立入禁止となっている存在です。
それゆえ、この上位カードの領域は、特に何の根拠も無い、根も葉もない妄言や妄想が、
無秩序に垂れ流されるという、実にカオス(笑)に満ちた領域になっているわけです。

言ってみれば、この領域を語ることは、各自の「黒歴史ノート」を読み上げるようなもの
であり、そういう妄想を披露するのって、実は結構恥ずかしい行為なんですよね。
まあ、「アクエリアン・エイジ(水瓶座の時代)」というのも、そういう「黒歴史ノート」
の一節にあるようなシロモノなのですが、そういうお約束的なネタも含めて、ここの上位
カードたちの解釈を、あくまでもネタとして楽しんで頂ければと思うのでした。
0105名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/30(日) 06:50:15.93ID:efLaQJKA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 226) ---
To this end it must be emphatically restated that the entire Tarot deck reflects
the Universe which is made up of permutations of The One.
この目的のために、全体の「タロット」のデッキが、「一なるもの」より成る並べ換えたち
で構成される、「宇宙」を反映していることを、強調して再び述べなければならない。

From the One emerges opposites which are activating the formative, male and female.
「一なるもの」から、活動的なるものと形成的なるもの、男性的なるものと女性的なるもの
である、反対物たちが出現する。

It is accurate to say that all male and female figures in the Tarot are Chokmah
(Jah) and Binah (YHVH Elohim) wearing the robes of different planes, actually
levels of vibratory rate, of the Universe.
「タロット」の中の全ての男性と女性の人物像たちは、「宇宙」の、異なる次元たちの、
実際には振動速度の段階たちの、ローブたちを着用している、「コクマー (ヤー)」 と
「ビナー (ヤハヴェ・エロヒム) 」であると言うことは確かである。
--- ここまで ---

今まで述べたように、「生命の木」における宇宙創造理論において、この我々の宇宙は、
「The One/一なるもの」であり、そして「All that Is/存在するもの全て」である
「ケテル」から始まり、そこから「The Supernal Father/天上の父」である「コクマー」
と、「The Supernal Mother/天上の母」である「ビナー」が生み出されたということに
なっていますので、設定的に言えば、上記の説明は正しいです。

とはいえ、あくまでもこの理論は、そういう設定であるという前提であるということであって、
その設定が正しいかどうかは、決して問うてはならないものです。
まあ、そういう「そもそも前提からして疑問を持たないといけない」ことを、あたかも
それが絶対的に正しいという、妙な正義感みたいな思い込みだけで、色々と言ってくる
人が多いのは確かですし、テレビに出てくる評論家みたいな人には、その手の人が
多くいる感じがするのも確かなんですよね。
0107名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/05/31(月) 05:59:53.96ID:K5BOVZKE
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 226) ---
THE FOOL is the One God Energy.
「愚者」は、「一なる神の精力」である。

THE MAGICIAN and THE HIGH PRIESTESS are the first differentiation into masculine
and feminine within the Macrocosm and the Microcosm.
「魔術師」と「高等女司祭」は、「大宇宙」と「小宇宙」の中での、男性的なるものと
女性的なるものになる、最初の分化である。

These are the personal, subjective energies of the Macrocosm and the Microcosm.
これらは、「大宇宙」と「小宇宙」の、個人的で主観的な精力たちである。

These are the personal, subjective energies of the Paths, as opposed to the
objective, Universal energies of the Sephiroth.
これらは、「セフィロト」の客観的で「普遍的」な精力たちとは対照的に、「小径たち」
の個人的で主観的な精力たちである。
--- ここまで ---

「セフィロト」が客観的で普遍的なもの、すなわち、より下層の存在であり、他人に対して
説明が可能なものである一方で、「小径」が個人的で主観的なもの、すなわち、より上位の
存在であり、他人には説明することが不可能なものという話は、この本の最初の方にある
「生命の木」の理論で紹介されています。
つまり、ここにある「大アルカナ」の解説は、全てがウォン氏個人の主観的なものであり、
そしてワタシ個人の主観的なものであって、他人からどうこう言われる筋合いのものでは
ないということでもあります。
まあ要するに、「誰も正解を知らない」ということであり、それゆえ、理論や理屈抜きに、
純粋に「ネタ」としてのみ語ることが出来るということでもあります。
つまり、「大アルカナ」については、「その解釈は間違っている」というのは間違った態度で
あって、「ワタシの解釈だと、そうではなくて、こうなる」と言うのが、より正しい態度であると
いうことになるわけですよね。←いちいち面倒臭いww
0108名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/01(火) 06:07:25.71ID:z4J5o8rG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 226) ---
The Qabalistic theory is that THE MAGICIAN is the consort of THE HIGH PRIESTESS.
「カバラ主義」の理論は、「魔術師」は「高等女司祭」の配偶者である、ということである。

Considered psychologically, we know that THE MAGICIAN stands for the Will, while
THE HIGH PRIESTESS, the "Root of Water," is the Pure Unconscious.
心理学的に考慮すると、我々は、「魔術師」は「意志」を表し、その一方で、「水の根源」
である「高等女司祭」は、「純粋な無意識」であることを知る。

So to describe THE MAGICIAN as the mate of THE HIGH PRIESTESS refers to the activity
of the directing Will of the One on the Great Ocean of undifferentiated consciousness
which It has itself projected.
従って、「魔術師」を「高等女司祭」の配偶者とみなすことは、「それ(一なるもの)が、
それ自身を投影し続けている」、未分化の意識の「大いなる海」の上の、「一なるもの」
の指示する「意志」の活動を参照する。
--- ここまで ---

ここの「Qabalistic theory/カバラ主義の理論」は、ゴールデン・ドーンでの解釈だと
思われるのですが、「生命の木」の配属という点では、少なからず違和感があります。

上記の理論を、ワタシの直観に基づいて、「生命の木」の「小径」に当てはめると、
・「ケテル→コクマー」:「1:魔術師」(実際は「0:愚者」)
・「ケテル→ビナー」:「2:高等女司祭」(実際は「1:魔術師」)
・「ケテル→ティファレト」:「0:愚者」(実際は「2:高等女司祭」)
・「コクマー→ビナー」:「6:恋人たち」(実際は「3:女帝」)
・「コクマー→ティファレト」:「4:皇帝」(実際は「4:皇帝」)
・「ビナー→ティファレト」:「3:女帝」(実際は「6:恋人たち」)
ということになってしまい、感覚的な辻褄が合わなくて、何となく気持ち悪いわけです。
まあ、上位世界の話なので、ワタシのような下等生物には理解できない何かがあると思わ
れるのですが、残念ながら、その謎を解く手がかりは、まだ見つけられないのでした。
0109名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/02(水) 06:33:04.28ID:w+hL6a/H
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 226) ---
In the Qabalah we are always dealing with reflexive qualities; God creates thought,
then mind to hold that thought.
「カバラ主義」においては、我々は常に再帰的な品質たちを取り扱っている;「神」は、
思考を、それから、その思考を保持するために精神を創造する。

Everything has to do with the perception and activity of The Divine Spirit on
Itself, a process which various systems of symbols attempt to suggest.
全てのものは、「それ(神)自身」の上の「神の霊」の知覚と活動であり、示唆しようと
試みる象徴たちの様々な体系たちの過程に、関わらざるを得ない。

As was described in considering the WHEEL OF FORTUNE, the Alchemists spoke of the
Divine Self-interaction in terms of Sulphur, Salt and Mercury.
「運命の輪」の考察において述べられたように、「錬金術師たち」は、「硫黄」、「塩」、
そして「水銀」の用語たちで、「神の自己相互作用」について話した。

These same terms may be applied to the upper-level cards of the Tarot.
これらの同じ用語たちは、「タロット」の上位段階のカードたちに適用しても差し支えない。
--- ここまで ---

まあ、タロットの大アルカナを説明しようとすると、現状では「ミソクソ理論」に頼る
以外の方法は無いということではありますが、そういう意味においては、「錬金術」も
「占星術」も「心理学」も、同じような「ミソクソ理論」の範疇に入るわけですので、
「毒を以て毒を制す」というか、もはやカオスすぎて何が何だかわからない、まさしく
糞ダメの領域に入っていくしかないわけです。
つまり、「神」を語ろうとすればするほど、「上の如く、下も然り」の理論上、「糞」を
語ってしまうことになる、ということですよね。

ということで、そういう糞のような話を、糞まじめな顔をして語ったり悟ったりするの
ではなく、ここから先は、単なるクソネタとして楽しんで頂ければと思うのでした。
0110名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/03(木) 06:37:45.60ID:VQ+osKf5
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 226) ---
THE MAGICIAN is Mercury, THE EMPRESS is Salt and THE EMPEROR is Sulphur.
「魔術師」は「水銀(水星)」であり、「女帝」は「塩」であり、そして「皇帝」は「硫黄」
である。

Crowley has gone so far as to position his Emperor so that the body forms a triangle
and cross, symbol of the Alchemical Sulphur [硫黄記号].
クロウリー氏は、その体が「錬金術の硫黄」[硫黄記号]である、三角形と十字を形づくる
ように、彼の「皇帝」を配置することさえ行った。
--- ここまで ---

特殊文字である錬金術記号の入力は困難であるため、いつものように[ ]で代用します。
・[硫黄記号]:上が三角形で、下が十字。

ゴールデン・ドーンは、公式的な「小径」と「錬金術の三要素」の配属は無いので、
各自で好きなように配属することが可能です。
ちなみに、クロウリー氏は、『トートの書』の中では、「3:女帝」に「塩」を、「4:皇帝」
に「硫黄」を配属し、さらに「2:高等女司祭」は「水銀」であることを示唆しています。

とはいえ、この「生命の木」の上位世界を表現するには、「タロット」も「錬金術」も
力不足というか、全くレベルが足りていない感が、ありありですよね。
というか、そもそも「深淵」を渡る「7:戦車」「6:恋人たち」「5:法王」「4;皇帝」「2:
高等女司祭」のカードは、その上半身は、あっちの世界にあって、我々には下半身しか
見えていないので、かろうじて見えている下ネタの部分でしか語れないわけです。

そして、見えないものを語ろうとすると、どうしても妄想、いやいや「個人的な感想」
でしか語れないわけですので、ワタシとしても、かなり低レベルな感想文しか書けない
という言い訳を、ここから先は延々と繰り返さざるをえない状況なんですよね。
まあ、ここから先は、ほとんど読むに値しないものではありますが、惰性ということで
お付き合いください。(ダッセー言い訳www)
0111名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/04(金) 06:31:48.45ID:Hc5jQjV6
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 226) ---
THE MAGICIAN (Philosophic Mercury) acts upon THE HIGH PRIESTESS (Pure Consciousness)
and they are, by their union, transformed into THE EMPEROR and THE EMPRESS,
Sulphur and Salt.
「魔術師(哲学者の水銀)」は、「高等女司祭(純粋な意識)」に基づいて行動し、そして
彼らは、彼らの結合により、「皇帝」と「女帝」である、「硫黄」と「塩」に変換される。

Of course, all of this may seem little more than an obscure abstraction, a bending
of words almost for their own sake.
もちろん、これの全ては、曖昧な抽象概念にすぎず、それら自身のために、ほとんど
言葉たちを曲げているように見えるかもしれない。
--- ここまで ---

前の文で、「魔術師」は「Mercury/水銀(水星)」であると言っておきながら、ここでは
「Philosophic Mercury/哲学者の水銀」と説明されています。
「Mercury/水銀」と「Philosophic Mercury/哲学者の水銀」は、似て非なるものなの
ですが、実際には、割と混用されていて、ゴールデン・ドーンでは、「魔術師」を「哲学
者の水銀」として説明していたりします。(『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』
「第四知識講義」「タローに関する覚書」参照)

それと、前の文では、「高等女司祭」が「Pure Unconscious/純粋な無意識」であると
言っておきながら、ここでは「Pure Consciousness/純粋な意識」であると説明されて
います。

まあ、ワタシのような下層の人間には、この上位レベルにおいて「Pure Unconscious/
純粋な無意識」とか「Pure Consciousness/純粋な意識」とか言われても、識別不可能と
いうか、全く理解できないシロモノであって、上記の相違が、意図的なのか間違いなのか
さえ、ワタシには判別不能なのですよね。(あぽーん状態ww)
ということで、どうせ全く理解できないことなので、すこぷるどっちでもいいというか、
見なかったことにして、カレーにスルーしておきます。←もはやヤル気無しww
0112名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/05(土) 06:56:38.80ID:CpeZKhmW
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
But when we consider these principles as aspects of our own consciousness, they
are quite basic.
しかし、我々が、これらの原則たちを、我々自身の意識の様相たちであるとみなすならば、
それらは完全に基本的なものになる。
--- ここまで ---

ここは、「上の如く、下も然り」の逆の、「下の如く、上も然り」ということを言いたい
ようですが、残念ながら、これは原理上は間違った応用です。
なぜなら、「上>>>>[越えられない壁]>>>下」という、要は「月とスッポン」の
上下関係があるわけですので、心理学用語で、「生命の木」の上位世界を語ろうとする
目論見自体が、原理的に見て、間違ったアプローチなのです。

結果的に、心理学とは領域の異なる錬金術ネタや占星術ネタを絡めることになって、
定義不能な「水銀」や「硫黄」や「塩」、そして「哲学者の」とか「純粋な」という
ような、怪しげな、いやいや神秘的な表現で、無知な読者を釣る、いやいや興味を
持ってもらうようにしないといけなくなるわけです。

実際のところ、心理学が応用できるのは、「霊」である「ティファレト」以下の世界で
あって、それ以上の世界は、基本的には心理学の適用範囲を超えています。
つまり、この「4:皇帝」を心理学的に解読しようという試みは、あくまでもネタとしての
適用であって、何の根拠も無いということを、重々承知しておく必要があります。

ちなみに、この本の著者であるウォン氏は、ユング心理学の信奉者であり、そういう意味
では、この本は、「ユング心理学を適用したタロットの解説書」ですので、最初から最後
まで、そういう「心理学は万能です」的な流れになるのは、当然のことだと思います。
そうはいっても、「生命の木」の世界観は、「ユング心理学」が取り扱う領域を完全に
越えていますので、そういう理論適用の限界については、読者側で、きちんと把握して
おくべきことだと思うのでした。
0113名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/06(日) 06:41:51.05ID:LgNSsp8R
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
When we close our eyes and allow free-form images to float by us.
我々が、我々の目を閉じ、そして自由な形式たちの画像たちを、我々により浮かばせて
おく時。

Taking whatever direction they will, we are tapping into the life energy "ruled"
by THE EMPRESS.
それらが望んで向かう方向が何であれ、我々は「女帝」により「支配される」生命の精力
を利用している。

When we begin to think about what is happening before our eyes, classifying the
images according to color, subject, or any other criterion, we are calling THE
EMPEROR into play.
我々が、我々の目の前で起こっていることについて考え始め、色、対象、もしくは
その他の基準に従って画像を分類する時、我々は「皇帝」を利用している。

We are acting upon form.
我々は、形に「基づいて行動」している。
--- ここまで ---

なぜ「女帝」なのか、なぜ「皇帝」なのかという説明を抜きにして、いきなり結論から
入っていますが、元々が、そういう根も葉もないことを説明しようとしているわけです
ので、そういうものだということを理解しておいてください。
そして、前節で、「3:女帝」に錬金術の「塩」を、「4:皇帝」に「硫黄」を配属したこと
との関連性について、これとの関連で考察しようとしても、何の意味もありません。

何が言いたいかというと、この領域の全ては「free-form images/自由な形式たちの画像
たち」であって、それは「whatever direction they will/それらが方向が何であれ」、
とにかく自由(free)で、説明不要(free)であり、要するに何でもありなのですが、
逆に何でもありすぎて、特に何の役にも立たないというのも、確かなのですよね。
0114名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/07(月) 06:21:43.18ID:qjzwGQEw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
This is another of those cards where Paul Case brought exceptional insight to bear,
as he explained why THE EMPEROR is on the Path below THE EMPRESS.
これは、ポール・ケース氏が、彼は、なぜ「皇帝」が「女帝」の「下」の「小径」にある
のかを説明したように、特別に優れた洞察をもたらした、それらのカードたちのうちの、
もう一枚である。

He says: "Because she is the manifesting power which brings forms into being he
has something to rule. . .
彼は言う:「なぜなら、彼女は、形たちを実在化させる、顕現化する力なので、彼は支配
する何かを持つ。…

The Magician, who appears now as the Emperor, would have nothing to control or
transform did not subconsciousness send up from its depths a stream of images
to be classified by the exercise of reason." (*235)
今は「皇帝」として出現する「魔術師」は、支配するためや変形させるための何かを持た
ず、無意識が、その奥底たちから、理性の行使により分類される画像たちの流れを送り出
すこともない。」 (*235)
--- ここまで ---

ちなみに、(*235)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
235. Case, Tarot Fundamentals, Lesson 11, 2-3.
235. ケース著、『タロットの基礎』、第11課、2-3ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ごめんなさい。
ワタシには理解不能というか、これとは全く異なる見解を持っているので、上記の内容に
ついては、各自でご判断願います。
0115名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/08(火) 06:09:09.99ID:zckKTr4U
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
It should be obvious that there is a certain crossover of the Yod and Heh energies.
そこに、「ヨッド」と「ヘー」の精力たちの、ある一定の交差路があることは明白であろう。

THE EMPRESS is the balance between Chokmah and Binah.
「女帝」は、「コクマー」と「ビナー」の間の均衡である。

She is the growth which comes from the interaction of the male and female, as in
the fertilized cell.
彼女は、受精した細胞にあるような、男性と女性の相互作用に由来する、生育である。

She is pure fruition.
彼女は、純粋な結実である。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、とりあえず、わかんなくなったら、「pure/純粋な」という
逃げ言葉を、頭に付けておくという手法となっています。

というか、そもそも「コクマー=ヨッド」は「pure male/純粋な男性」であり、そして
「ビナー=ヘー」は「pure female/純粋な女性」であり、それゆえ、下界の我々が持つ
男性と女性の概念とは、ほぼ別物ですので、誤解されやすい下層の男女の概念を、上位
世界に持ち込むのは、避けた方が無難というか、絶対にやってはいけない行為です。
それに、「女帝」が「interaction of the male and female/男性と女性の相互作用」と
いうのであれば、何で女性像しかないのか、という点も、現代においては、ワンオペ育児
かよ!というツッコミが入りそうな状況ですしね。

要は、「上の如く、下も然り」というのは、しょせん下界というか人間界の「どんぐりの
背比べ」でのみ成立するニュートン力学的な概念であって、それを宇宙創造の上位世界に
拡張して適用するのは「ミソクソ」であるということなんですよね。
つまり、この点が、タロットの限界であり、そして人間の思考の限界ということなのです。
0116名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/09(水) 06:17:41.72ID:vmJeGFVP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
THE EMPEROR, on the other hand, while a potent masculine energy, is Heh on the
Paths, meaning that its function is determined by Binah.
「皇帝」は、その一方で、強力な男性の精力であると同時に、「小径」たちの上では
「ヘー」であり、その機能は「ビナー」により決定されることを意味している。

This is a formative Path, its activities are rational and classifying, as is
underscored by its bright red color, that of Binah in the World of Pure Spirit,
Atziluth.
これは、形成的な「小径」であり、「純粋な霊の世界」である、「アツィルト」における
「ビナー」のそれ(色)である、その鮮やかな赤色により強調されるように、その活動
たちは合理的で分類的である。

The lower we go on the Tree of Life, the more the male and female energies are
interwoven.
我々が、「生命の木」に基づいて下に行けば行くほど、男性と女性の精力たちは、より
多く織り交ぜられる。

And, by this reasoning, one might assume that the only "pure" male and female
in the Universe are at the level of Chokmah and Binah, which is unfortunately
not the case.
そして、この推論により、人は、この「宇宙」の中で唯一の「純粋な」男性と女性が、
「コクマー」と「ビナー」の段階にいると仮定するかもしれないが、残念ながら、それは
事実ではない。
--- ここまで ---

要するに、この上位領域の「純粋な男と女のネタ話」は、「rational/合理的」でもなく、
「classifying/分類的」でもなく、どちらかというとミソクソというか、ご都合主義的な
シロモノであって、普通の人間の思考や推論の範囲外にあるということです。
残念ながら、「This is the case/これが事実です」。
0117名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/10(木) 05:54:42.66ID:vX1qDtSx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
Having come to the level of the Supernal Paths, it is necessary to introduce an
idea which may be perceived as destructive to the entire tower of male and female
principles so neatly established to this point.
「至高の小径たち」の段階に達しているので、この点でそんなにきちんと確立された、
男性と女性の原則の塔全体にとって、破壊的であると知覚されるかもしれない考え方を
導入することが必要である。

Let us state the problem abruptly:
突然ではあるが、問題を述べよう:
--- ここまで ---

結論から言うと、「男」と「女」という低位の概念を、「下の如く、上も然り」という
誤った原則論で、上位世界に持ち込もうという行為自体が、誤りなのです。

ついでに言うと、現代社会においては、「男らしい」とか「女らしい」という言葉自体が
禁句になりつつあります。
要するに、「男らしさ」や「女らしさ」は、下層世界でのみ発動する低俗な属性であって、
高エネルギー状態の上位世界では、そういう粒子・反粒子の明確に区別は見られないので、
低エネルギー状態の「男と女」の概念を適用して、上位世界を解釈することは、全くの誤り
である、ということです。

もっとわかりやすく言うと、我々の次元から見える「コクマー」と「ビナー」には、それ
ぞれ「おちんちん」と「おまんまん」が付いているように見えるけれども、「至高の小径
たち」である「大アルカナ」の次元から見える「コクマー」と「ビナー」には、もはや
「おちんちん」も「おまんまん」も無く、そこにあるのは「完全なる対称性」、すなわち
「コクマー」は「ビナー」であり、かつ「ビナー」は「コクマー」であるということです。

ここから導き出せる結論は、「大アルカナ」の上位カード(「7:戦車」から上)に描かれた
人物像の男女の性別は、ネタ以外には何の意味も持たない、ということなのですよね。
0118名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/11(金) 06:16:06.16ID:AI/IGvNv
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
Chokmah ([heh][mem][kaph][cheth], Wisdom), meaning the primary quality of maleness,
is a female noun.
男性の最初の品質を意味する、「コクマー」([heh][mem][kaph][cheth]、知恵)は、女性
名詞である。

And, if we are willing to accept the assertions of Gematria, the idea that sages
of the past have buried truths in the interaction of numbers applied to each
letter, or that each letter is itself a holy symbol, can we believe that the very
gender of the title is insignificant here?
そして、もし我々が、過去の賢人たちが各々の文字に適用された数字たちの相互作用の中に
真実たちを埋め続けている、もしくは、各々の文字はそれ自身が聖なる象徴であるという
考え方である、「ゲマトリア」の主張たちを受け入れる気があるならば、我々は、まさしく
(「コクマー」という)称号の性別が、ここでは無意味であると信じることができますか?

Obviously not.
明らかに、そうではない。

However, the gender of the Hebrew noun for Wisdom is rarely mentioned by writers
on the Qabalah, because it appears to be an irreconcilable problem of language.
しかしながら、「知恵」の「ヘブライ語」の名詞の性別は、「カバラ主義」に関する著述家
たちにより言及されることはめったにないが、なぜならそれは、言語の矛盾している問題で
あるように見えるからである。
--- ここまで ---

カバラにおいては、「聖四文字」は、「コクマー=ヨッド」、「ビナー=ヘー」、「ティ
ファレト=ヴァウ」、「マルクト=ヘー」に配属されており、それゆえ、「コクマー」は
「最初の男性性」であり、「ビナー」は「最初の女性性」であると言われています。
でも、ワタシは、この上位世界において「男性」と「女性」の概念を持ち出すこと自体が、
「低俗」であって、多くの誤解と間違いの元となっていると考えているわけですよ。
0119名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/12(土) 06:27:53.92ID:bu/59zFp
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
But let us here take the point of view that whatever "gives birth" is exercising
a primary female quality at the moment of birth.
しかし、ここで、「出産する」ものはみな、「出産の瞬間に」最初の女性の品質を行使
しているという観点をとってみよう。

Adam is the first (symbolic) male, but insofar as his rib became the first female,
he conceived and gave birth, thus performing a female function.
「アダム」は、最初の(象徴的な)男性であるが、しかしながら、彼の肋骨が最初の女性に
なった限りにおいて、彼は妊娠して出産しており、従って女性の機能を果たした。

The female was inherent in the male.
女性は、男性に内在したものであった。
--- ここまで ---

ここは、「コクマー」が「アダム」であり、「ビナー」が「イヴ」であるという観点からの
逆向き推論ですが、これも「下の如く、上も然り」という、間違った推論です。
そもそも、「アダム」や「イヴ」は、「至高の三角形」よりも、ずっと下位の存在であり、
さらに言うと、『旧約聖書:創世記』1:27にあるのは、「神(エロヒム)」が、人間を
「男と女」に創造したと言っているだけであり、創造した時点では、「男と女」の属性を
持つ両性具有の人間が創造されたという見方も可能です。
また、『旧約聖書:創世記』2:21-24では、「アダム」は妊娠も出産もしていません。
しいて言えば、「神(ヤハヴェ・エロヒム=ビナーに配属)」の手による「遺伝子操作
されたクローン作成」によるものですし、そもそも「アダム」も神の手により作成された
生命体ですので、「アダム」が「イヴ」を産んだという見方は出来ません。

ちなみに、『旧約聖書:創世記』2:24には、「アダム」には、神である「父と母」がいる
という記述がありますので、この父であり母である「神(ヤハヴェ・エロヒム=ビナー)」
が、「コクマー」と「ビナー」に相当するということであって、そういう意味からしても、
「コクマー」と「ビナー」は両方とも、「父であり母である」存在だと考えられるわけです。
0120名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/13(日) 06:57:59.03ID:3kYFXkiA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
What we are describing is not exactly androgeny, or even bi-sexuality, since it
is a real transformation of the function of a given energy.
我々が説明しているものは、それが与えられた精力の機能の本当の変換であるため、正確
には両性具有、もしくは両性愛でさえもない。

Within all that is male there is female, and within all that is female there is
male.
男性であるもの全ての中に女性があり、女性であるもの全ての中に男性がある。
--- ここまで ---

最初の文の「androgeny」は、「androgyny/両性具有」の誤記ですかね。

この「androgyny/両性具有」は、男性器と女性器の両方が付いているという、肉体的な
話であり、そして「bi-sexuality/両性愛」は、精神的な面と遺伝子的な面で、外見的
には正常でありながら、性行動においては両方の面を持つということであって、いずれに
しても、「男と女」としての性行動という、どちらかというと下位世界の話なわけです。

ちなみに、ワタシの個人的考えなのですが、劣化ケテルである「ティファレト(子)」の
直接の親は、「コクマー(父)」や「ビナー(母)」ではなく、最初に「ティファレト」
に到達する「小径」が「2:高等女司祭」であることから、「ケテル」であると推察します。

そして、上位世界にある「コクマー」や「ビナー」は、「一」である「ケテル」から創造
された、単なる「二」であり、ここでは「男女」の区別ではなく、「左右」、すなわち
鏡像関係にある「右手・左手」や「右足・左足」や「右目・左目」という、完全に補完的な
関係であって、我々の感覚にある「男と女」や「攻めと受け」や「優と劣」の機能分化は
無く、それぞれ置き換えることが可能な「対称性」を持つ「一対の存在」です。
そして、「深淵」より下の世界では、「対称性の破れ」により、どちらかの機能が優先的に
「manifest/発現」したということだと考えています。
まあ、誰も証明できないし関係ないことなので、すこぶるどうでもいい話なんですけどね。
0121名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/14(月) 06:17:10.46ID:9jZkNnYe
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 227) ---
In Jungian terms, the male harbors the perfect female image in his unconscious,
as the female harbors the perfect male image in her unconscious.

ユング理論の用語たちにおいては、女性は彼女の無意識の中に完全なる男性の心像を抱いて
いるように、男性は彼の無意識の中に完全なる女性の心像を抱いている。

These are images of the self as opposite gender, the "contrasexual component.”
これらは、反対の性別としての自己の心像たちである、「逆性的要素」である。

This is what Jung called the Anima (Female) in males and the Animus (Male) in females.
これは、ユング氏が、男性たちの中の「アニマ(女性)」、女性たちの中の「アニムス
(男性)」と呼んだものである。
--- ここまで ---

「生命の木」を、人体である「小宇宙」に適用するのであれば、こういう考え方もアリ
なのかもしれませんが、ワタシが語りたいのは、あくまでも「大宇宙の創造」ネタです
ので、あんまり興味が沸かない話題です。

まあ、ユング心理学の知識で、「生命の木」全体を解読しようという本書の意図自体が、
大変おこがましい考え方ですので、下位世界では、その試みが成功したからといって、
その成功体験を、上位世界にまで引きずるのは、避けておいた方が無難かと思います。

いずれにしても、「深淵」より上は、完全なるカオスな世界であり、我々のイメージに
あるような「対称性の破れ」の状態にある「男と女」の概念は、「至高の三角形」には
適用できないわけですが、そうは言っても、別の意味での「性別」というか、お互いを
「区別」するものは、「コクマー」と「ビナー」には、おそらく存在するわけです。
とはいえ、それを「性別」と一括りにして言ってしまうと、とんでもない誤解が生じます
ので、そういう誤解を前提として意図的にネタとして使う場合以外は、なるべく脳内から
「男と女」の概念を消去してから、色々と妄想を膨らませた方が良いかと思うのでした。
0122名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/15(火) 06:16:18.08ID:Biy71q+S
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
These idealized qualities are personified as the Magna Mater, the Great Mother who
is Binah and as the Wise Old Man, a personification of spiritual principle who
is Chokmah. (*236)
これらの理想化された品質たちは、「ビナー」である「太母(グレートマザー)」である
「大いなる母(マグナ・マーテル)」として、そして、「コクマー」である霊的原理の
擬人化である「老賢人」として擬人化される。 (*236)
--- ここまで ---

ちなみに、(*236)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
236. Jung, Archetypes, passim.
236. ユング著、『元型たち』、諸所より。
--- ここまで ---
とあります。

ちなみに、「Great Mother/太母(グレートマザー)」は英語であり、「Magna Mater/
大いなる母(マグナ・マーテル)」はラテン語という違いだけで、意味は同じものです。

ユング心理学は、言ってみれば、それ自体が「オカルト」というか「神の言葉」であり、
ユング心理学を根拠として語られると、そこで思考停止してしまうのが難点ですよね。

もう一つ言うと、この上位世界における属性の擬人化は、実のところ、宇宙創造の研究に
おいては、百害あって一利無しであって、無用な誤解を招きますので、出来れば避けたい
ところですが、そうは言っても、「上の如く、下も然り」に従って、世俗的な下位世界での
応用を考えた時には、「○○娘」の例にあるように、それなりに有用というか、一般受け
を狙うためにも、欠くべからざる手法なわけです。

つまり、「大宇宙の研究」か「小宇宙の研究」か、もしくは「エンタメ向け」か、という
目的の違いにより、この大アルカナの擬人化は、評価が分かれる、ということです。
0123名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/16(水) 06:11:25.73ID:pAJVkJr0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
On the Paths, THE EMPRESS is Anima and THE EMPEROR is Animus.
「小径たち」の上では、「女帝」は「アニマ」であり、「皇帝」は「アニムス」である。

In Latin Anima means soul, while Animus means spirit; the very concept of soul
represents the enclosure, or definition of boundaries of spirit, the Heh creating
boundaries around the spiritual Yod.
ラテン語では、「アニマ」は魂を意味し、一方で、「アニムス」は「霊」を意味する;
「ヘー」は霊的な「ヨッド」の周りに境界たちを作成しており、魂の概念はまさしく、
霊の境界たちの囲い込み、もしくは限定を表している。

Thus the perfectly developed male type on the Paths is THE EMPEROR, and the perfectly
developed female type is THE EMPRESS.
従って、「小径たち」の上で完全に開発された男性の型式は「皇帝」であり、完全に開発
された女性の型式は「女帝」である。

These are the pure energies with which we meet and actually converse on the Paths.
これらは、我々が、「小径たち」の上で、出会い、そして実際に会話を交わす、純粋な精力
たちである。
--- ここまで ---

なんか、強引に「ユング心理学」の「男女論」を持ち込んで、「4:皇帝」と「3:女帝」を
カップリングしようとしている感じですが、「至高の三角形」の要素には男女論は必要ない
と考えるワタシとしては、ここは強烈な違和感しかないです。
要は、「至高の三角形」は、いわゆる「秘密の首領」であって、それにアクセスできる
「鍵」というか「パスワード」が、「7:戦車」から「4:皇帝」にあって、そのレベルに
おいてさえも、「男と女」の概念は、さほど重要ではないと考えているわけです。
そういう意味においては、「4:皇帝」が女性属性の「ヘー」であり、対称位置にある「6:
恋人たち」が男性属性の「ザイン」であっても、そんなに違和感は無いですし、そもそも
「男っぽい」とか「女っぽい」という決めつけは、上位世界には必要無いと思うのでした。
0124名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/17(木) 06:14:08.90ID:pa13xtbB
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
Whatever terms may be used to describe THE EMPEROR, he remains the bridge between
The Father (Chokmah) and The Son (Tiphareth).
「皇帝」を説明するために記述されるかもしれない、どのような用語たちであれ、彼は、
「父(コクマー)」と、「息子(ティファレト)」の間の架け橋であり続ける。

And the very fact that the Sun of Tiphareth is exalted in the sign of this Path,
Aries, indicates that THE EMPEROR exercises some control of the Solar energy of
the Higher Self.
そして、「ティファレト」の「太陽」が、この「小径」の宮である「白羊宮」において
高揚されるという事実はまさしく、「皇帝」が「高次の自我」の「太陽」の精力の何かの
制御を行使することを示す。

Thus the Path of Heh is called the Constituting Intelligence, meaning that it
assists in the building up of the Light of Tiphareth from the utter darkness
of the Supernal Triangle, as rational genetic structure directs the rising of
the plant from the intense darkness of the Earth.
従って、「ヘー」の「小径」は、合理的な遺伝子の構造が、「地」の強烈な暗闇からの
植物の上昇を指示するように、それは「至高の三角形」の完全な暗闇から「ティファレト
の光」を築き上げることを援助することを意味する、「構成する知性」と呼ばれる。
--- ここまで ---

最後の文の例え方、つまり「深淵」の暗闇を、「地」の暗闇と同一視するというのは、
いつものように「上の如く、下も然り」の逆適用であって、間違った使い方なのですが、
そうは言っても、「構成する知性」を説明できる適切な「例」というものは、この地上
には存在しないというか、理論上というか形而上的なものでしかないので、ワタシにも
適切な説明は不可能です。
ワタシが言えることは、「コクマー」から「ティファレト」を結ぶ「小径」が「4:皇帝」
と呼ばれているということだけであって、それ以上のことは、各自で勝手に妄想して
下さいという程度の、すこぶるどうでもいいことぐらいです。
0125名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/18(金) 06:29:58.56ID:OkUlVvja
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
The importance of Tiphareth to THE EMPEROR is indicated by Crowley in his use of
a Sun behind the Emperor's head, and in the overall two-color scheme.
「皇帝」にとっての「ティファレト」の重要性は、クロウリー氏により、彼の「皇帝」の
頭の後ろの「太陽」の使用の中に、そして、全体にわたる二色の配色の中に示される。

The card has been painted in Martian reds and Sun-yellows, warm colors suggesting
a furious rush of activity which may be short-lived.
カードは、短命なものであるかもしれない、活動の猛烈な突進を示唆する暖色である、
「火星」の赤と「太陽」の黄色で、描かれ続けている。
--- ここまで ---

ここは、トート版における問題、すなわち、「ツァダイは星にあらず」ということで、
「4:皇帝」と「17:星」が入れ替えられているという点に注意が必要です。
つまり、「星」の下克上により、「4:皇帝」は、上位世界から追放され、「ネツァク」
と「イェソド」を結ぶ下位世界の「小径」に降格されています。
つまり、理論的には「4:皇帝」にとっては「ティファレト」は上位存在ですので、背後に
描かれており、それゆえ、この「4:皇帝」は、より俗物的で人間に近い存在であって、
短気(「short-lived/短命」)で、怒りっぽい(「furious rush/猛烈な突進」)性格
として解釈することが可能です。

とはいえ、クロウリー氏の理論では、「4:皇帝」と「3:女帝」は、従来同様に、量子
もつれに近い状態になっていて、次元を越えた結びつきがあるように記述されています。
要するに、何だかよくわからないのですが、とりあえず、トート版の「4:皇帝」は、
「俗物」として描かれているということであり、それは他のカードがカラフルな色使い
であるのに対し、このカードが赤と黄色の二色刷り風に描かれていて、下位存在的に
安っぽく見えることからも、何となく邪推できますよね。

そして、立ち位置的には、「生命の木」において対となる「19:太陽」とモロ被りしている
ので、この降格人事により、結構ワリを食っているような感じもあります。
0126名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/19(土) 06:37:43.95ID:OeDtTb0e
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
There are also martial overtones, although it is only in Waite's card, with its
armored figure, that this is emphasized, which is somewhat surprising considering
the Golden Dawn text: "the General... the Conquerer, hot passionate, impetuous."
それはまた、好戦的な含蓄もあり、それは、これが強調されている、その装甲した人物像
を持つ、ウェイト版カードの中にのみあるけれども、それは以下の『ゴールデン・ドーン』
の本文を考慮すると、多少は驚くべきことである。:「『将軍』…、『征服者』、熱く
情熱的、衝動的。」
--- ここまで ---

ちなみに、この引用箇所は、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書(下巻)』の
「THE TAROT TRUMPS/タロー・トランプ」の「IV 皇帝」の項にあります

さて、「魔術師」の社長の一存で、すなわち、「ツァダイなんとか」という意味不明な
理由で左遷され、その代わりに接待を伴う高級飲食店の若い愛人を秘書として抜擢し、
社長のお気にいりの女たちでハーレムを築いたトート版ほどの惨状ではありませんが、
ウェイト版の「4:皇帝」の扱いにも、「至高の三角形」に対する中間管理職的な立ち位置
というか、現場志向的な雰囲気というものがあります。

要は、「至高の取締役の一族」である「0:至高の愚者」、「1:至高の魔術師」、「2:至高
の高等女司祭」、「3:至高の女帝」たちと、しょせん「実務者の階級」である「4:中間
管理職の皇帝」とでは、住む世界が「月とスッポン」ほどの違いがあるわけで、例えれば、
「天上のかぐや姫」と「地上の帝(みかど)」ほどの違いという感じですかね。

とはいえ、「4:皇帝」は、「至高の一族」との対比では明らかに格下ではありますが、
我々から見れば、恐れ多き「天上の神々の一員」であることは確かですので、彼らの
ような上級社員から見れば単なるアルバイトのゴミでしかない我々にとってみれば、
全く関係のない雲の上の話であって、それゆえ、最下層の我々は、どうでもいい妄想ネタ
に走るしかないという、いつものオチなのでした。←全くヤル気無しww
0127名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/20(日) 06:26:45.44ID:XjTJoqy2
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
The Golden Dawn card itself shows a ruler who, while he has absolute dominion,
as is symbolized by the Orb and Cross in his left hand, is not a warrior.
ゴールデン・ドーン版カードそれ自身は、彼が絶対的な支配権を持つものの、彼の左手に
ある「宝珠と十字架」により象徴されるように、戦士ではない支配者を示す。

He is precise and firm, applying a mathematically measured reason to all things,
but he does not wield a sword.
彼は、几帳面で断固とした態度であり、数学的に整然とした理屈を、全ての物事たちに
適用するが、けれども彼は剣を振り回さない。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版「4:皇帝」は、前にも述べたように、マサース氏のキャラを象徴
しています。
それは、カードの「ESOTERIC TITLE/秘伝的な称号」が、「Son of the Morning, Chief
Among the Mighty/夜明けの子、強大なるものの中の首領」であり、ゴールデン・ドーン
の首領をそれとなく暗示していることからも推測できます。
あと、マサース氏は「魔術論」と「戦争論」に長けていたということもあって、「理論家」
と言えなくはないのですが、どちらかというと、「数学的」というよりも、「直観的」な
面が多いような感じですけどね。

それはともかく、「4:皇帝」は、「5:法王」と同様に、武力のイメージは無く、実力行使は
「6:恋人たち」と「7:戦車」に任せており、そして「剣を振り回す」役目は、「生命の木」
の反対側の「6:恋人たち」と「11:正義」が担当しています。
つまり、男性キャラが「理論」担当で、女性キャラ(「7:戦車」は女性キャラとみなす)
が「実戦」担当ということであり、これは「生命の木」におけるパワーバランスを考慮
したものというか、足りないものを補完するような感じではないかと思われます。
このあたりの考えは、マサース氏の女好きな面というか、女性を積極的に活用しようとする
手法にも絡んでおり、実際に、ゴールデン・ドーンでは、多くの女性団員が、「7:戦車」の
ポジションで活躍することになるわけでした。
0128名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/21(月) 06:20:32.95ID:kwnXJYKe
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
The Sword is carried not on this Path of the fiery aspect of the Garden of Eden,
but on its airy counterpart, THE LOVERS.
「剣」は、「エデンの園」の火の様相の、この「小径」にではなく、その空気の相対物で
ある、「恋人たち」に伝えられる。

And while the driver of THE CHARIOT of the water aspect is Odin, God of War, he
is not shown at battle.
そして、水の様相の「戦車」の乗り手は、「戦争の神」である「オーディン神」である
とはいえ、彼は戦闘にあるとは示されない。

In fact, the greatest sub-surface belligerence is with the earthy part of the
Garden, THE HIEROPHANT.
実のところ、最大の表面下の好戦性は、「園」の地の部分である「法王」と共にある。
--- ここまで ---

いきなり「エデンの園」の話が出てきますが、このあたりの解釈は、人それぞれというか、
ワタシの知識では、あまり深入りできない領域です。
そもそも、この上位領域の「火」「水」「空気」「地」というものは、我々の知る顕現化
した下位世界の「四大元素」とは似ても似つかないシロモノですので、何かに例えること
が出来ないというジレンマがあって、ワタシとしても、言い出しにくいわけです。

とはいえ、こういう「四大元素」的なものを、何かに応用しようという態度は、決して
無意味ではありませんし、これが何かの新しい思いつきの、きっかけになればいいなぁ、
という程度に、期待してもいいのかな、とか思います。

まあ、そんなユルユルな感じで、この上位世界の話は、ゆるめにお付き合い頂ければと
思います。
0129名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/22(火) 06:02:19.40ID:utXuPwZ6
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
It may now be suggested that these four cards, when considered in terms of a fifth,
THE HIGH PRIESTESS, constitute a practical formula for the crossing of the Abyss.
これらの四枚のカードたちは、五番目である「高等女司祭」の観点から考慮される時は、
「深淵」の横断のための実践的な公式を構成することが、今や示唆されるかもしれない。

They are the means of attaining the Garden of Eden, which is the amalgam of
multiple states of energy.
それらは、精力の多様な状態たちの融合物である、「エデンの園」に到達するための手段
である。
--- ここまで ---

「深淵」の横断の流れは、基本的には上から下への一方通行となっています。
そして、それは、上位世界の「エデンの園」である「至高の三角形」から、最初に「2:高等
女司祭」を中心軸として、「4:皇帝(火)」、「5:法王(地)」、「6:恋人たち(空気)」
、「7:戦車(水)」の四つの川の流れとして、下位世界の「エデンの園」である「倫理的
三角形」へと流入し、そして同様に一つの中心軸(「14:節制」)と、四つの副流(「10:
運命の輪」「12:吊られた男」「13:死」「15:悪魔」)として、さらなる下位世界である
「星幽的三角形」へと流出していくという、まさしく「上の如く、下も然り」のメカニズム
となっています。

とはいえ、だから何なの、という状態にあることは否めないわけであって、我々がそれを
知ったところで、我々が上位世界の「エデンの園」である「至高の三角形」に到達する
ことは、100%不可能であって、結局のところ、ただひたすら妄想に走るしかないという
のが、実情なのです。

要するに、ここから先は、無駄なあがきと言うしかないのですが、それが分かっていたと
しても、その先を見てみたいとか、語ってみたいというのは、人間の性(さが)ですので、
そういう見えないものを見ているド変態ども、いやいや一部の上級者のためにも、もう少し
頑張ってみようと思っているのでした。
0130名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/23(水) 06:19:52.85ID:kj8EQtek
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
Pursuant to the Garden theme, it must again be noted that Crowley proposes an
interchange of THE EMPEROR with THE STAR, (*237) which we believe to be a mistake.
「園」の主題に従って、クロウリー氏が「皇帝」と「星」の交換を提案している(*237)
ことに、再び注目されなければならないが、それは、我々は、誤りであると思う。
--- ここまで ---

ちなみに、(*237)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
237. In his text, THE EMPEROR remains on the fifteenth Path, but is assigned the
letter Tzaddi.
237. 彼の本文(『トート書』)においては、「皇帝」は15番目の「小径」のままである
けれども、「ツァダイ」の文字をり当てられる。

THE STAR remains on the twenty-eighth Path, but is Heh.
「星」は、28番目の「小径」のままであるけれども、「ヘー」である。

Yet on his Tree of Life diagram, Thoth Tarot, 268, called "The Tarot-General
Attribution," THE STAR is actually shown on the fifteenth Path, and THE EMPEROR
on the twenty-eighth.
それにもかかわず、『トート・タロット(『トートの書』)』、268ページの、
「タロット−一般的な帰属」と称される、彼の「生命の木」の図表の上では、「星」は
実際に、15番目の「小径」の上に、そして「皇帝」は、28番目の上に示される。

It will also be seen that in 777, Columns II and XIV, Crowley uses the standard
attributions.
また、『777の書』(の「万物照応表」の「表1」)、「列 II」および「XIV」においては、
クロウリー氏は標準の帰属たちを使用していることが見られるであろう。

(次に続く)
0131名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/23(水) 06:24:59.98ID:kj8EQtek
(前の続き)

One might suggest that Crowley decided late in life that these cards should be
transposed, but remained uncertain about the Path placement.
人は、クロウリー氏が、これらのカードたちが交換されるべきであることを、人生の後期
に決定したけれども、「小径」の配置については、確信が持てなかったままであったと
示唆するかもしれない。

The curious discrepancy between the position of the cards in the text of the Thoth
Tarot, and on the Tree of Life, suggests that he was at least considering switching
the cards as well as the Hebrew letters.
『トート・タロット(『トートの書』)』の本文の中と、「生命の木」の上での、カード
たちの位置の間の、奇妙な不一致は、彼が少なくとも、ヘブライ文字たちと同様に、カード
たちの切り替えを考慮していたことを示唆している。

The original art of the cards shows THE EMPEROR as IV and Tzaddi, and THE STAR
as XVII and Heh.
カードたちの初期の芸術(作品)は、「皇帝」を「4」と「ツァダイ」として、そして
「星」を「17」と「ヘー」として示している。
--- ここまで ---
とあります。

前にも述べたように、ここの「皇帝」と「星」の交換ネタは、クロウリー氏の「ツァダイ
は星にあらず」という妄想から生まれたものですし、トート版タロットは、彼のタロット
の私物化による個人的妄想の産物でもありますので、そっちはそっちで、勝手に遊んで
もらえればいいと思うのでした。

まあ、上位領域なので、もはや何でもあり、なのでした。←もはやどうでもいい感じww
0132名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/25(金) 06:04:52.39ID:DrpiLrLl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
In dealing with THE STAR, we describe THE EMPEROR as the "Fiery aspect of the Garden
of Eden," to which the Higher Self relates, while THE STAR is the Eden of the
Personality.
「星」の取り扱いにおいては、我々は、「皇帝」は「高次の自我」が関係する「エデンの
園」の「火の様相」であり、その一方で、「星」は「人格」の「エデン」であると見なす。

In both cases these are states where the general has just become specific, a
pristine point where the consciousness can look both forward and backward.
どちらの場合においても、これらは、普遍的なるものが特定的なるものになったばかりの
状態たちであり、意識が前方と後方の両方を見ることができる初期の地点である。
--- ここまで ---

「至高の三角形」と「倫理的三角形」を結ぶ「4:皇帝」と、はるか下の「星幽的三角形」を
構成する「17:星」を同一視するとは、結構酷いミソクソ解釈ですよね。
そもそも、我々の知る「consciousness/意識」は、「星幽的三角形」に存在する低次の
産物ものであり、そこから、上位世界の「神のみぞ知る」領域を類推することは、「下の
如く、上も然り」という、根本的に間違った推論となります。

いずれにしても、「4:皇帝」と「17:星」という、汗臭いオッサンと露出系女子との人格
入れ替わりネタは、ファンタジー物語においては、よくある定番ネタではありますが、
カバラ・タロットの理論を混乱させる要素しかありませんので、基本的に、クロウリー教
信者以外の者には、何のメリットもないということは、確かです。

ということで、クロウリー教信者でないワタシは、早々に、この話題から退散したいと
思うのでした。
0133名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/26(土) 06:00:57.70ID:2+cJuMLW
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 228) ---
Thus is sight attributed to Heh.
従って、「視覚」が「ヘー」に帰属される。

This is the self-observation of the One.
これは、「一なるもの」の自己観察である。

It is the first Path to which a sensory function is attributed in the Sepher
Yetzirah, suggesting that sight is the first of the senses as Aries is the first
in the sequence of the Zodiac.
それは、『セフェル・イェツィラー(形成の書)』において感覚機能が帰属される最初の
「小径」であり、「白羊宮」が「黄道十二宮」の順序の最初であるように、視覚が感覚たち
の最初であることを示唆している。
--- ここまで ---

『セフェル・イェツィラー(形成の書)』の、「単字」の属性割り当ては、以前に述べた
ように、確定しているものではなく、それゆえ、「ヘー」が「視覚」であるというのは、
一つの仮説でしかないことを、理解しておく必要があります。
ワタシ的には、『旧約聖書:創世記』1:2で、「神は言われた。『光あれ』」とあるので、
「言語」が先で、『旧約聖書:創世記』1:3で、「神は光を見て、良しとされた。」とある
ので、「視覚」が後なのかな、と思っています。
いずれにしても、この感覚の属性は、人間の持つ感覚的な属性というよりも、神の御業に
近いものなので、深入りするとカオスですし、我々にとってみれば、特に役に立つような
ものでもありませんので、適当にスルーしておいた方が無難かと思います。

それよりも、「複字」の「七惑星」への対応と同様に、「単字」の「黄道十二宮」への
対応の方が重要ですし、「ヘー」の「白羊宮」が、その最初であるということも、重要
なポイントです。
つまり、「2:高等女司祭」により形成された中心軸に対して、宇宙の回転運動の起点と
なるポジションとエネルギーを供給するという、大事な役目があるわけですよね。
0134名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/27(日) 06:29:05.35ID:rC8siam/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 229) ---
And as the first sign, THE EMPEROR, Aries, emerges directly from Chokmah The
Sphere of the Zodiac.
そして、最初の宮として、「皇帝」である「白羊宮」は、「黄道十二宮の天球」である
「コクマーの」から、直接現れる。

That THE EMPEROR is based in the Chokmah energy is symbolized by the grey stone
throne on which he sits in the Golden Dawn and Waite cards.
「皇帝」が「コクマー」の精力に基づくことは、彼がゴールデン・ドーン版とウェイト版
のカードたちにおいて座っている、灰色の石の王座により象徴される。
--- ここまで ---

ウェイト版は、「4:皇帝」と「5:法王」の両方とも、灰色の王座に座っているので、
「コクマー」の精力に基づいていることは推察できますが、ゴールデン・ドーン版では、
「5:法王」の椅子は茶色となっていますので、いまいち一貫性がありませんよね。
気になるのは、ゴールデン・ドーン版の「4:皇帝」の背景が緑である理由なのですが、
これは、「3:女帝」との関わりが、一番疑わしいと考えられます。

つまり、「3:女帝」が、いわゆる「大奥」の貴婦人であり、決して表に出ない存在である
のに対し、「4:皇帝」は彼女のパシリ役となって、下の「白羊宮」のゲートを通じて、
下界に様々なエネルギーをもたらす存在として象徴されているような感じです。
要は、「3:女帝」は、真のエネルギー源となる「隔離された炉心」であり、「4:皇帝」が、
一次熱交換器というような位置付けですかね。

いずれにしても、この「4:皇帝」は、中心軸である「2:高等女司祭」と、その原初の回転
エネルギーを供給する「3:女帝」の双方の奴隷的存在というか、究極ドMの存在であり、
その献身によって、この宇宙が存在していると思い込むことが可能となっています。

ゴールデン・ドーン版には、こういった女性中心主義的な要素が色濃く出ていますが、
そういうのも、マサース氏の趣味ではないかと思ったりするのでした。
0135名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/28(月) 06:05:31.46ID:is3XnF3c
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 229) ---
The Constituting Intelligence is understood as the first phase of a natural cycle.
「構成する知性」は、自然の周期の最初の相として理解される。

It stimulates the development of natural structures, as "Aries brings forth the
Spring."
それは、「『白羊宮』が『春』を生み出す」ように、自然の構造の発達を刺激する。

The Golden Dawn card symbolizes this by the Aries-Ram wand, the wielding of the
Aries energy by THE EMPEROR, and by the Ram beneath his feet.
ゴールデン・ドーン版カードは、「皇帝」による「白羊宮」の精力の行使である、「白羊宮
−雄羊」の杖により、そして彼の足の下の「雄羊」により、これを象徴する。
--- ここまで ---

地上における四季の起点は、天文学的な視点というか、主として「太陽」の位置により
決められています。
現在使われているグレゴリオ歴の場合は、元々は「冬至」が起点であり、これは太陽の
天球上における赤緯が最も小さい時点となっています。
太陽崇拝の場合は、「太陽の復活の起点」という意味では、これでもいいのですが、実際の
地上の気候とは、ズレがあります。
一方で、占星術で使われている「春分点」起点は、太陽の天球上における赤緯がゼロになる
時点であり、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われているように、地上における気候変化にも
大体合致しています。

それはともかく、ここは、宇宙の始まりにおいても、そういう宇宙創造の四季のサイクル
みたいなものがあるかもしれないという、「下の如く、上も然り」のクソミソ推論ですので、
あまり深く考えない方が良いかと思います。
とはいえ、宇宙創造は、そういう「振動」や「回転」に関係していることは確かですので、
否定するわけでもなく、かといって我々の知識でそれを説明できるはずもなく、全くわけ
分からないから、うやむやにしてお茶を濁すのでした。
0136名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/29(火) 06:22:48.12ID:uzk032ca
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 229) ---
In this one would expect the Emperor to be represented as a dynamic and masculine
figure at the very peak of his abilities.
これにおいては、人は、彼の能力たちのまさしく頂点にある、活動的で男性的な人物として
表される「皇帝」を期待するであろう。

Both the Golden Dawn and Crowley cards have taken this approach.
ゴールデン・ドーン版とクロウリー氏のカードたちの両方は、この取り組み方を採用し
続けている。

Waite, on the other hand, followed by Case in the BOTA version, represents the
Emperor as the traditional "Ancient of Days," the One who is older than time
itself, the Supernal Father.
その一方で、BOTA版においてケース氏により追従された、ウェイト版では、「皇帝」を、
時間そのものよりも年上である「者」であり、「至高の父」である、伝統的な「日の老い
たる者」として表される。
--- ここまで ---

「4:皇帝」と「白羊宮」の関係を考えれば、ヲタク系の人であれば、「アオハル」的な
展開を想像するのは当然であり、その人物像は、イケメンのプレイボーイ的なものになる
と予想されます。
とはいえ、「4:皇帝」という名にふさわしい風格も必要になるので、妥協の産物として、
ダンディな風貌を持つ権力者みたいな感じにするのが妥当と思われ、その流れに沿って、
ゴールデン・ドーン版とトート版がデザインされていると考えられます。

なお、ウォン氏は、ウェイト版の人物像を「Ancient of Days/日の老いたる者」(『旧約
聖書:ダニエル書』7:9参照)と特定していますが、その根拠が不明ですし、そもそも
「至高の父」というような最高位の存在ではなく、天と地を繋ぐ中間的な役割を担う、
より低位というか実務的な存在であって、言うならば、天上の大奥の「3:女帝」に仕える、
地上における実務を任された「老執事」のようにも見えたりするわけです。
0137名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/06/30(水) 06:18:08.19ID:OJCsNrW9
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 229) ---
Here there is disagreement as to whether the figure should be shown full-face or
in profile, the profile tradition having been accepted by the Marseilles deck
which shows the Emperor seated facing the viewer's left.
ここには、人物像を正面向きか、横顔で示すかについての意見の相違があり、横顔の伝統
は、「皇帝」が観察者の左を向いて座ることを表す、マルセイユ版デッキにより受け入れ
られ続けている。

Crowley adopted the same symbolism apparently agreeing that it is impossible for
one to know the totality of the Emperor while in this earthly existence.
クロウリー氏は、人は、この地上の存在である限り、「皇帝」の全体を知ることは不可能
であることに、見たところ同意して、同じ象徴主義を採用した。
--- ここまで ---

男性の人物像を横顔で描くことは、魔術カバラのイメージだと「ケテル」になり、一方、
正面から描くと「コクマー」のイメージになります。
クロウリー氏は、「4:皇帝」を横顔で描いたことに対する記述は特にありませんので、
ウォン氏の上記の解釈は、何かの根拠があるわけではないです。
まあ、「4:皇帝」も含めて、「深淵」を渡るカードは、その全体を知ることは不可能で
あるわけですが、そうであれば、「7:戦車」「6:恋人たち」「5:法王」「2:高等女司祭」
は、全て横顔になるはずですよね。

それよりも、トート版の「4:皇帝」が左向きの横顔であり、それに対応して「3:女帝」が
右向きの横顔になっていることから、両者の間には、特別な関係があることを示唆して
いるように思えます。
でも、カバラ的には、「4:皇帝」と「3:女帝」は、次元が異なる存在なので、こういう
クロウリー氏の解釈には、ワタシ的には違和感しか感じないのですが、基本的には何でも
許される領域ですし、他の版とは全く異なるクロウリー氏独自の脳内世界の話になって
いることについては、ヤボなツッコミは無しにしておきたいと思います。
え、単にヤル気が無いだけだろうって?←そういうヤボなツッコミは無しでお願いします。
0138名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/01(木) 06:27:02.32ID:QftxjtiI
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 229) ---
On the other hand, the "Ancient Bearded King seen in profile" is symbolic of Kether
and its relationship to the Ain Soph, not Chokmah.
その一方、「横顔で見られる『古代の顎髭(あごひげ)のある王』」は、「コクマー」
ではなく、「ケテル」と、「アイン・ソフ」とのその関係を象徴する。

Presumably this explains the decision of Mathers and Waite to show the Emperor's
full-face.
おそらく、これは、「皇帝」の正面を向いて表すことについての、マサース氏とウェイト氏
の決断を説明する。
--- ここまで ---

この「Ancient Bearded King seen in profile/古代の顎髭のある王」の引用元は、
ワタシの知る限りでは、ダイアン・フォーチュン女史の『THE MYSTICAL QABALAH/神秘の
カバラー』の第十五章の「KETHER, THE FIRST SEPHIRAH/ケテル、一番目のセフィラ」
の「MAGICAL IMAGE/魔術的心像」にある記述ではないかと思われます。
そして、この辺りのネタ元が、『THE MYSTICAL QABALAH/神秘のカバラー』であるとすれ
ば、それは、この「古代の顎髭のある王」が、原初的人間である「アダム・カドモン」で
あることを示しているものと思われるわけです。
参考までに、このネタの大元となっているのは、『ゾーハル(光輝の書)』です。

要するに、マルセイユ版「4:皇帝」が、「横顔の古代の顎髭のある王」であることにより
「ケテル」を象徴するのではないかという誤解を避け、どちらかというと「コクマー」で
あることを強調するために、マサース氏とウェイト氏は、敢えて正面顔に改変した、と
いうことではないかと思われます。

でもまあ、「4:皇帝」の人物像は、「コクマー」というわけでもなく、もっと低次の存在で
あって、地上に近い存在である一面もあったりするのですが、いずれにしても、上半分は
「深淵」より上にあるので、我々はその全体像を把握することは不可能であることには変わり
ないのですよね。
0139名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/02(金) 05:55:37.02ID:9t2Uww7k
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 229) ---
Most of the symbols on these cards are traditional: The Veil of the Abyss behind
the Golden Dawn Emperor, Waite's Ankh Cross or the one symbol on which all four
cards agree, The Orb of Dominion.
これらのカードたちにある象徴たちの大部分は、伝統的である:ゴールデン・ドーン版の
「皇帝」の背後にある「深淵のベール」、ウェイト版の「アンク十字」、もしくは4種の
カードたち全てが同意する、一つの象徴である、「支配権の宝珠」。
--- ここまで ---

「4:皇帝」にある象徴は、基本的に「地上の王権」を表す象徴が、いくつかあります。
そして、この「王冠」や「錫」や「宝珠」に相当するものは、日本の皇帝(天皇)にも
「三種の神器」というものがあるので、その役割は、大体想像できるかと思います。

ちなみに、ゴールデン・ドーンの理論体系では、こういう古典的な解釈だけではなく、
以前より何度か言及されていた「エデンの園」に関連する解釈が含まれているようです。
ここで参考となるのは、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』第一巻の「Fourth
Knowledge Lecture/第四知識講義」の「THE GARDEN OF EDEN AFTER THE FALL/追放後の
エデンの園」と、それに関するカラー図版(邦訳版では巻頭カラーにあります)です。

この図の中には、「アンク十字」と「十字の付いた球体」が隠されています。
また、この図では、「聖四文字」が「4:皇帝」「5:法王」「6:恋人たち」「7:戦車」と
何らかの関係がありそうな感じがするわけですが、その関係性は不明です。

いずれにしろ、この上位世界のカードたちを明快に説明できる理論は存在しませんし、
使われている理論そのものがカオスであることも否めないわけですし、そもそも実用性が
全くないので、それ以上追及する気になれないというのもあります。

もちろん、タロット占いという別次元の観点では、それなりに実用性はあるわけですが、
「カバラ主義」という観点から見れば、我々の理解をはるかに越えた次元になっている
ので、我々の思考や知識は、もはや何の役にも立たないのでした。
0140名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/03(土) 06:49:04.95ID:Pk+kbw7m
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 229) ---
Crowley, however, has made some obscure symbolic references.
けれども、クロウリー氏は、いくつかの不明瞭な象徴的な言及たちを行った。

The Bee and the Fleur de Lys, for example, are described by him as related to the
generalization of the paternal power. (*238)
例えば、「蜜蜂」と「フルール・ド・リス(アイリスの花の図案)」は、父性の力の
普遍化に関連するものとして、彼により記述される。 (*238)
--- ここまで ---

ちなみに、(*238)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
238. Crowley, Book of Thoth, 78.
238. クロウリー著、『トートの書』、78ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「蜜蜂」の象徴は、古代エジプトからある「秩序ある中央集権的権力」の象徴であり、
ナポレオン皇帝が好んで使った図案です。
また、「フルール・ド・リス」の象徴も、西洋の権力者たち、特にフランスで多用された
象徴であり、いずれにしても「地上における王権」を意味するものだと思われます。

つまり、トート版「4:皇帝」は、他の版のものよりも、かなり「地上に近い存在」である
ことを意識したデザインとなっており、ここにも「4:皇帝」と「17:星」の入れ替わりネタ
が、若干影響しているような感じです。
実際、トート版の「4:皇帝」と「17:星」を並べてみれば、そのレベルの違いがよく分かる
というか、どちらが上で、どちらが下かは、一目瞭然なんですよね。
「17:星」が、大抜擢されて昇進し、いきいきと活躍して前途洋々なように見えるのに対し、
「4:皇帝」は、権力闘争に敗れ、本社から現場に左遷され、ふてくされて、足を組んで、
ソッポを向いている、先の見えない憐れなオッサン社員のようにも見えたりするのでした。
0141名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/04(日) 05:55:12.88ID:nl6axC/f
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 229) ---
Another obscure symbol is the eagle on the Emperor's shield.
もう一つの不明瞭な象徴は、「皇帝」の盾にある鷲(ワシ)である。

The Marseilles card also uses an eagle, though it is merely a reference to imperial
power.
マルセイユ版カードもまた、鷲を使うけれども、それは単に、皇帝の権力についての言及に
すぎない。

But Crowley's eagle is two-headed, with a crimson disk behind.
しかし、クロウリー氏の鷲は、双頭であり、背後に深紅色の円盤を持つ。

He explains that this is the Alchemist's red tincture related to the Sun and to Gold.
彼は、これが、「太陽」と「金」に関連付けられる「錬金術師」の赤のチンキ剤であると
説明する。

A similar white eagle on his EMPRESS card refers to the Moon and to Silver.
彼の「女帝」のカードにある、同様の白い鷲は、「月」と「銀」に関連する。
--- ここまで ---

「双頭の鷲」の象徴は、古代より存在し、特に中世ローマ帝国で重用された象徴であり、
こちらも「地上における皇帝権」を意味していますので、マルセイユ版カードのような
単純な使い方なら問題無いのですが、クロウリー氏の属性追加は、明らかに蛇足です。

錬金術の「red tincture/赤のチンキ剤」とは、我々の知る「赤チン(マーキュロクロム)」
ではなく、卑金属を「金」に変える「大賢者の石」と同等のものであり、一方で、「white
tincture/白のチンキ剤」は、卑金属を「銀」に変える「小賢者の石」となり、価値的には
「赤チン」>「白チン」であって、「皇帝」>「女帝」ということになってしまいます。
魔術カバラでの解釈はともかく、錬金術では「銀」より「金」の方が上位なので、微妙に
優劣が逆転するという、なんか微妙な話になっていますよね。
0142名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/06(火) 06:07:08.80ID:GzF1YG68
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 229) ---
One may be delighted by Crowley's wit, but somewhat puzzled by his use of an accepted
symbol of the resurrected Christ to mean something "docile, cowardly, gregarious"
and even "succulent."
人は、クロウリー氏の洒落っ気により喜ばされるかもしれないけれども、何か「従順で、
臆病で、群れをなし」、そしてさらに「多肉多汁」を意味するために、復活した「キリスト」
として受け入れられた象徴を、彼が使用したことにより、多少困惑させられるかもしれない。

It is difficult to avoid the conclusion that this is another of Crowley's attacks
on traditional Christianity, although the image is certainly inspired by the
Golden Dawn ram.
画像は、もちろんゴールデン・ドーンの雄羊により感化されたものではあるけれども、
これが伝統的な「キリスト教」に対するクロウリー氏の攻撃たちのもう一つのものである、
という結論を避けることは困難である。
--- ここまで ---

まあ、クロウリー氏は、若い頃のトラウマにより、アンチ・キリストになっていますので、
その攻撃的な性格も相まって、旗を持つ「神の子羊/Lamb of God」と呼ばれる「イエス」
(『新約聖書:ヨハネ福音書』1:29,36参照)を、冒涜ネタとして、ここに描いています。

つまり、クロウリー氏は、自分自身を、この地上世界を統治する「皇帝」と同一視して
いるということであり、「イエス・キリスト」は、その足元にひれ伏す、哀れな存在でしか
ないというような、かなりの自己肥大が起きているような感じですよね。

元々、トート版「4:皇帝」は、「17:星」との交換問題もあり、立ち位置的にも、聖なる
上位世界というより、俗なる下位世界のドロドロとしたものが色濃く反映されているので、
クロウリー氏のそういう負の感情も、かなり反映されているのではないかと思います。

まあ、そういったクロウリー氏による個人的な改変もあるので、トート版「4:皇帝」は、
カバラ主義の解釈としては、ほぼ使えないものになっているわけなんですよね。
0143名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/07(水) 06:11:53.90ID:yxEUQyPN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 230) ---
14. THE PATH OF DALETH
14. 「ダレス」の小径

The Empress
女帝

The Third Key
3番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「ダレスの小径」です。

ついに、完全なる「至高の三角形」の領域に到達しました。
ここは、カバラ的には、「100%妄想」の世界であり、本来であれば、タロットとは何の
関係も無いし、強引なこじつけの関係付けも出来ない領域です。
そのため、魔術カバラにおいては、そういう不可能を可能にするために、「毒をもって毒を
制す」というか、「無知の無知」というか、「みんなで渡れば怖くない」的な、どう見ても
詐欺か原作レイプとしか言えないような手口で、強引にカバラ主義を取り入れています。
つまり、「0:愚者」とか「1:魔術師」とか「3:女帝」とかは、そういう詐欺師軍団の一員と
して仲間に引き入れられたという感じですかね。

もちろん、そういう詐欺師たちの言うことに、いちいち耳を傾ける必要はありませんが、
それでも、詐欺師の巧妙な手口は、色々と知っておいて損になることはありませんし、
そもそも、この宇宙自体が、仮想空間であって、詐欺そのものなのかもしれませんしね。

ということで、ここで解説しているワタシの文章も、詐欺師の片棒を担ぐものであることを、
くれぐれも理解した上で、あくまでも「100%妄想ネタ」としてのみ、お楽しみください。
0144名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/08(木) 06:00:59.41ID:xyQfrj0U
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 230) ---
□ PATH COLOR: Emerald Green
□ 「小径の色」:「エメラルド・グリーン」

□ RELATED SOUND: F-Sharp
□ 「関連した音」:「Fのシャープ」

□ PLANET: Venus
□ 「惑星」:「金星」

□ MEANING: Door
□ 「意味」:「扉」

□ DOUBLE LETTER: Wisdom-Folly
□ 「複字」:「知恵と愚行」

□ ESOTERIC TITLE: The Daughter of the Mighty Ones.
□ 「秘伝的な称号」:「強大なる者たちの娘。」
--- ここまで ---

この本の、この文章の右側には、「扉」の絵と、ヘブライ文字の「ダレス」と、「金星」
の占星術記号、および「生命の木」における「ダレスの小径」の位置が図示された絵が
描かれています。

なお、この本の129ページの「複字」の解説では、「女帝」には「Peace-War/平和と戦争」
が、そして「高等女司祭」には「Wisdom-Folly/知恵と愚行」が配属されていますのて、
どちらかが誤記であるわけですが、ワタシ的には、「女帝」には「Peace-War/平和と戦争」
が、ふさわしいのではないかと思っています。
とはいえ、ここの配属は、元ネタからして矛盾だらけで確たる根拠も無い箇所ですので、
個人的に好きな配属で、好き勝手に妄想してもらえれば良いかと思います。
0145名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/09(金) 06:04:55.53ID:QiNrRdh4
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 230) ---
THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM: The Fourteenth Path is the Illuminating Intelligence,
and is so called because it is that Brilliant One which is the founder of the
concealed and fundamental ideas of holiness and of their stages of preparation.
「知恵の32の小径たち」:「14番目の小径」は「照明する知性」であり、それは、神聖さ
と、それらの準備の段階たちの、隠された根本的な考え方の創設者である、「光り輝く者」
であるために、そう呼ばれる。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用となっています。

なお、ここでは直訳的に「Illuminating Intelligence/照明する知性」と訳していますが、
どちらかというと、物理的な「光」を放つ「Illuminating/照明の」のイメージよりは、
「Illuminating/啓蒙的な」という意味で捉える方が良いかと思います。
そもそも、「3:女帝」は「深淵」の向こう側の存在であり、我々にとって「光」をもたらす
存在ではありませんしね。

ちなみに、この「3:女帝」の「14番目の小径」の「Illuminating Intelligence/照明する
知性」は、「2:コクマー」の「2番目の小径」の「Illuminating Intelligence/照明する
知性」と、同じになっています。
当然ながら、理由は不明であり、「深淵」の下の住人である我々が、とやかく詮索する
必要も無いものです。

というか、全ては「深淵」の向こう側の話ですので、我々は、この下界における実装に
関する全ての制限や、今まで貯めてきた経験値などは一切無視して、どんな妄想であれ、
そして何をしても、その全ては許されるべき領域です。
とはいえ、そういう高度に「完全フリー」な領域って、実は妄想には適さないんですよね。
我々の妄想は、主に「下ネタ」、いやいや下位領域で活発化する傾向があるのでした。ww
0146名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/10(土) 06:15:35.67ID:OvqW0sIc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 230) ---
The Path of THE EMPRESS connects Binah and Chokmah.
「女帝」の「小径」は、「ビナー」と「コクマー」を接続する。

As such, it is the mediating Path of the Supreme Spiritual Self.
それゆえに、それは、「究極の霊的自我」の調停する「小径」である。

It is the Path of unity of the Father and Mother, the Path on which their
interaction occurs.
それは、「父」と「母」の調和の「小径」であり、彼らの相互作用が発生する「小径」で
ある。

In this regard, THE EMPRESS is called the "Daughter of the Mighty Ones."
この点において、「女帝」は「強大なる者たちの娘」と呼ばれる。
--- ここまで ---

ここでは全ては妄想の話なのですが、その妄想に基づくと、この「女帝」と呼ばれている
ものは、「天上の父」である「コクマー」と、「天上の母」である「ビナー」との関係性、
および相互作用を象徴するということです。
とはいえ、そもそもこのレベルにおいて、「父」とか「母」というような「下界の用語」
を持ち出すこと自体が、どうしようもない誤解を招く行為なのですが、それについては、
そういうものだと割り切って考えるしかないですよね。

さらに言えば、この「女帝」は、この「コクマー(父)」と「ビナー(母)」の「子」
ではありませんので、「娘」と呼ばれることについても、不可解ですよね。
つまり、「生命の木」というシステムで考えるのであれば、「女帝」の直接的な親となる
のは「ケテル」であり、「コクマー」と「ビナー」は間接的な親であるという感じになら
ざるを得ないわけで、そういう意味では、「0:愚者」「1:魔術師」「2:高等女司祭」と
同じように、「3:女帝」も「ケテル」の産物であると考えることが出来ますし、その方が
合理的ではないかと、勝手に思っているのでした。←これも妄想ww
0147名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/11(日) 06:56:41.52ID:XhgdR7mx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 230) ---
As Chokmah has the potential to emanate the pure "female," so Binah has the potential
for the creation of all life forms.

「コクマー」が、純粋な「女性」を発出する可能性を持つのと同じように、「ビナー」は、
全ての生命体をたちの創造のための可能性を持つ。
Thus the Waite deck and others show the Empress pregnant, in a state of incubation
and passivity which is the result of the merging of the energies of Chokmah and
Binah.
従って、ウェイト版デッキなどでは、「コクマー」と「ビナー」の精力たちの融合の結果
である抱卵と不活動の状態にある、妊娠した「女帝」を示す。

THE EMPRESS is the universal womb in which all manifestation is gestated.
「女帝」は、全ての顕在化がその中に懐胎される、普遍的な子宮である。

It is a transitional state of energy between the Above and Below which has been
called the "Gate of Heaven."
それは、「天の門」と呼ばれたことのある、「上」と「下」の間の精力の過渡的な状態である。
--- ここまで ---

参考までに、この「Gate of Heaven/天の門」の言葉は、『旧約聖書:創世記(KJV版)』
28:17に見られますが、ここでは、あまり関連性は無いように思われます。

さて、前にも述べたように、「3:女帝」は、「コクマー」と「ビナー」の子ではなく、
宿している子も、「ケテル」の子であって、それは後に、「2:高等女司祭」のルートを
下って、他のルートの「四元素的な劣化コピー」たちと融合して、「ティファレト」と
いう「劣化ケテル」として、再構成されることになります。
つまり「女帝」は、「universal womb/普遍的な子宮」という大風呂敷的なものではなく、
「2:高等女司祭」との共同作業で、一番最初に「霊的元素」として抽出された成分が、
過渡的に貯留される場所であると見ることも可能なのです。
0148名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/12(月) 06:07:35.97ID:Z7WOAxnM
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 230) ---
Daleth means door.
「ダレス」は、「扉」を意味する。

It is a door which effects a transition from One into many.
それは、「一なるもの」から多くのものへと、遷移をもたらす扉である。

In fact, the key to this card is multiplicity.
実際のところ、このカードの鍵は、多様性である。

While the robe of THE HIGH PRIESTESS is ideally represented as simple and
diaphanous, that of THE EMPRESS is appropriately covered with all the jewels
of creation.
「高等女司祭」のローブは、簡素で透明であるように、観念的に表わされるのに対し、
「女帝」のそれは、創造の全ての宝石たちで適切に覆われている。
--- ここまで ---

この「女帝」の「door/扉」ですが、何に対する扉かと言われれば、これはどう見ても
「2:高等女司祭」の「ケテル」から「ティファレト」への連絡通路を遮断する「扉」に
しか見えないわけです。

つまり、「高等女司祭」の激しい流れを、一旦ここでせき止め、その流れの中にある微少な
「宇宙の結晶核」が、温度低下によりじっくりと腰を据えて成長し、大きな「宇宙の結晶」
となって、女帝のローブの上に析出し沈殿し、その後、「扉」が一気に開くことで、宇宙の
ビッグバンを起こし、この宇宙が創造されたというような妄想が出来るわけです。

要は、「ケテル」と「2:高等女司祭」、そして「3:女帝」が、このビッグバンによる宇宙
創造のストーリーの中心的な役割を果たしているということであり、それゆえ、この宇宙に
おいて最も重要な「グランド・クロス」であるということなのですが、残念ながら、その
働きは、「深淵」の向こう側にあって、我々としては、妄想するしかない領域なのです。
0149名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/13(火) 05:36:55.07ID:aBGbzKs0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 231) ---
Of course, in this and in the three cards remaining, words are strictly metaphorical.
もちろん、これと残る3枚のカードたちにおいては、言葉たちは厳密に隠喩的である。

In fact, at the level of the Supernal Triangle, the Tarot pictures themselves
unconsciously communicate a great deal more about the forces involved than could
any words.
実際、「至高の三角形」の段階では、「タロット」の絵たち自身は、どのような言葉たち
よりも、含まれた力たちについて、無意識のうちに、より多くのことを伝える。

Yet even there we may be painfully aware of the inadequacies of our anthropomorphic
symbolism in attempting to present a concept of pure fruition.
それでも、そこでさえも、我々は、「純粋な結実」の概念を提示することを試みる際の、
我々の擬人化された象徴主義の不適当な点を痛感するかもしれない。
--- ここまで ---

まあ、何というか、この本は商業出版ベースですので、あまりネガティブなことは書かない
のがお約束なのは承知していますが、それでも、やはり色々と無理があります。

そもそも、誰も到達できないし、見ることも聞くことも触ることもできないし、誰も何も
知らない領域ですので、結局のところ、これについて書かれたものや描かれたものは全て
「根も葉もない、まるっきりの妄想」でしかないわけです。
そしてそれが、「擬人化」および「下の如く、上も然り」という禁断の妄想全開状態で
展開されるわけですので、ある程度の人生経験を積んだワタシから見ても、そういった
「厨二病MAXのハーレム系ラノベストーリー」は、かなりムズがゆいというか、書いてて
恥ずかしくなるというか、どう考えても詐欺だろこれ、って感じもするわけなんですよね。

ということで、ここから先は、ウォン氏の妄想ボケに対して、ワタシが妄想ツッコミで返す
展開でしかないのですが、そういう妄想ノリ全開のクソネタが苦手な人は、華麗にスルー
しておいてもらえればと思います。
0150名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/15(木) 05:54:22.73ID:IjQhz+pE
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 231) ---
Almost every culture has some form of Earth Mother, or Mother of the Gods.
ほとんど全ての文化は、「地母神」、もしくは「神々の母」の、何かの形態を持つ。

And in almost every case, this maternal Goddess gives birth to an intermediate
deity which directly rules the earth, such as Christ.
そして、ほとんど全ての場合において、この母なる「女神」は、「キリスト」のような、
地上を直接支配する中間にある神格を産む。

Not infrequently, also, God the Son appears through a "virgin birth," although
as Frazer observes, the idea of a miraculous birth probably comes down from a
period when man had not yet recognized that children are the result of sexual
activity. (*240)
しばしば、また、「息子なる神」は、「処女降誕」を通じて現れるけれども、フレイザー氏
が観察するように、奇跡的な誕生の考え方は、人間が、まだ子供たちが性的な活動の結果
であると認識していなかった時代から、おそらくやってきている。 (*240)
--- ここまで ---

ちなみに、(*240)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
240. Frazer, Golden Bough, 403.
240. フレイザー著、『金枝篇』、405ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「人間が、まだ子供たちが性的な活動の結果であると認識していなかった時代」って、
人類の有史以降に、そんな時代があるなんて、人間の生態からは想像できないです。
そもそも、「処女降誕の子」って、いわゆる「父親不明の子」ということですし、そんな
父親不在の子は、昔も今も、普通にいるわけですので、この手の「処女降誕」という特殊
属性は、あくまでも宗教上のネタ設定である、というオチでいいかと思います。
0151名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/16(金) 06:07:15.45ID:DXZd8/NS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 231) ---
Thus, the Virgin Mary, the Christian version of God the Mother, may be related to
the Empress after she is pregnant or has given birth to Christ.
従って、「母なる神」のキリスト教版である「聖処女(聖母)マリア}は、彼女が妊娠した、
もしくは「キリスト」を出産し終えた後、「女帝」に関連付けられるかもしれない。

Before this, she is the High Priestess.
これの前は、彼女は「高等女司祭」である。
--- ここまで ---

この辺りの解釈は、カバラ主義に基づくものではなく、単なる推測というか、あくまでも
そういう例え方もあるということです。
実際のところ、「イエス・キリスト」や「聖母マリア」は、「至高の三角形」とは全く関係
の無いというか、はるか下界の存在ですので、こういうのも、「下の如く、上も然り」の
悪用例の一つであると言えます。

というか、そもそも俗人の発想というものが貧弱というか、どうしても「男」や「女」や
「父」や「母」や「息子」や「娘」という、割と身近なものでの擬人化に頼る傾向が
強くあって、形而上的な思考や想像や妄想が出来ない人の方が、圧倒的に多いわけです。

そもそも、タロットに興味のある人は、元々タロット自体がカードゲームに由来するもの
なので、そういう趣味のある人向けに擬人化された絵柄に興味を抱く人が多いわけですが、
カバラ主義による解釈は、そういうヲタク趣味的というか、ファンタジー的な擬人化を
否定しており、その結果として、どちらかというと、孤高のオッサン像や老人像を多用する
傾向があります。

つまり、両者は、明らかに「違うもの」なんですよね。
とはいえ、一般人の我々にとっては、カバラ主義に基づく「形而上的な思考」というのは、
能力的に不可能ですので、結果として、よくある「ヲタク趣味的な思考」に基づいて、
よくある妄想を垂れ流すしかないというのが、ワタシの現状なのでした。
0152名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/17(土) 06:30:51.41ID:LEcU5b8v
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 231) ---
It is important to bear in mind that the Great Mother is inextricably linked with
Earth, for in incarnation we function only in terms of Earth.
「太母(グレートマザー)」は、「地球」と密接に関連していることを心に留めておく
ことが重要であり、なぜなら、肉体化において、我々は「地球」に関してのみ、機能する
からである。

All that is natural to the formation of life on earth is the province of THE EMPRESS.
地球上の生命の形成にとって自然であるもの全ては、「女帝」の領域である。

She builds life forms around the Spirit of Life, establishing laws of the Universe,
having to do with formalization and restriction.
彼女は、形式化と制限に関係している、「宇宙」の「法たち」を制定している、「生命の
霊」の周囲に、生命形態たちを構築する。
--- ここまで ---

カバラ的に見れば、「3:女帝」は、我々になじみの深い「地球」の生命体の創造に関係する
「太母」とは、全くのレベル違いである、「宇宙創造」レベルの存在です。

そして、「生命の木」における「3:女帝」の「小径」のポジションを見るとわかるように、
それは「ケテル」に対抗する位置にあり、そして「ケテル」から流出する全ての流れに関係
(「2:高等女司祭」とは交差状態)するということであって、例えれば、「ケテル」が
エース・ピッチャーであれば、「3:女帝」は、試合全体を統括する女房役のキャッチャー
というような、宇宙創造ストーリーにおける「要(かなめ)」のポジションとなります。

要は、「3:女帝」は、宇宙開闢(かいびゃく)の「扉(ダレス)」であり、「生命の木」
理論においては、宇宙の最初の顕現である「2:高等女司祭」降臨のための「扉」を開く、
極めて重要な「鍵」役というか、この「3:女帝」の導きがなければ、この宇宙は創造されて
いないということになるわけですが、じゃあ具体的にそれは何なのと聞かれても、「深淵」
の向こう側の話ですので、ワタシには、全くわからないというのが、オチなのでした。
0153名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/18(日) 06:49:36.18ID:S9mBGckr
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 231) ---
But beyond the idea of law, or formalization, which we have repeatedly stressed
in terms of the Supernal female energy, there is another idea which must be stressed,
that of love.
しかし、そこには、我々が「天上」の女性の精力に関して繰り返し強調し続けている、法、
もしくは形式化の考え方を超えて、強調しなければならないもう一つ考え方である、愛の
それがある。

THE EMPRESS who establishes the laws of Macroprosopus, and gives birth to
Microprosopus, is also Venus-Aphrodite, Goddess of Love.
「マクロプロソプス(大きな顔)」の法たちを制定し、そして「ミクロプロソプス(小さな顔)」
を産み出す「女帝」はまた、「金星−アフロディーテ」である、「愛の女神」でもある。
--- ここまで ---

ネタに困った時の「愛」頼みは、下界では鉄板ネタではありますが、それを天上の「至高
の三角形」のレベルに持ち込むのは、どうかと思うんですよね。
まあ、「愛は地球を救う」というスローガンを、「下の如く、上も然り」というクソ法則
を適用すれば、そういうストーリーも描けるのですが、そもそも、惑星レベルの話を宇宙
創造の法則に適用しようということ自体が、「下の如く、上も然り」なわけです。

とはいえ、「女帝」に「♀」、すなわち「女性の記号」であり「金星の占星術記号」でも
ある「アンク十字」が関係していることは、興味深いところです。
この記号は、頂点の丸い部分が、「ケテル」もしくは「至高の三角形」を表し、十字の
部分が、「2:高等女司祭」と「3:女帝」を表すとするならば、これらは「宇宙の出産」を
象徴する、という解釈が可能になるんですよね。

つまり、「3:女帝」のレベルでは、「愛などいらぬ!」ということではあるのですが、
そこから「深淵」を渡って流出した先では、「愛こそ全て!」という、ほぼ真逆の価値観
が新たに生まれてくるわけであり、そういう価値観の相転移が、「マクロプロソプス」と
「ミクロプロソプス」の遷移で起きているということは、ありそうな感じではあります。
0154名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/19(月) 06:04:31.54ID:zth1l7yd
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 231) ---
In the Thirty-Two Paths of Wisdom Daleth is called the Luminous Intelligence,
as the Path of Chokmah is called the Illuminating Intelligence.
「知恵の32の小径たち」においては、「ダレス」は「発光する知性」と呼ばれ、「コクマー」
の「小径」は「照明する知性」と呼ばれる。

The implication is that the brilliance of Chokmah illuminates all things as it
passes through the doorway which is THE EMPRESS.
暗示するものは、「コクマー」の光輝が、それが「女帝」である出入り口を通過する時に、
全てのものたちを照明するということである。

"Luminous" has the meaning of being filled with Light, as well as emitting Light.
「発光する」とは、「光」を放射することだけでなく、「光」で満たされることの意味も持つ。

Yet in this context it will be appreciated that Light, per se, is referred to
manifestation below the Abyss.
さらに、この文脈においては、「光」それ自体が、「深淵」より下への顕在化に関連付け
されることが認識されるであろう。
--- ここまで ---

以前にも述べたように、ウェストコット氏の翻訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径たち」
では、「2番目の小径(コクマー)」と「14番目の小径(ダレス/3:女帝)」の両方とも、
「Illuminating Intelligence/照明する知性」と翻訳されています。
その一方で、P.F.ケース氏は、それを嫌って、「14番目の小径(ダレス/3:女帝)」を
「Luminous Intelligence/発光する知性」と翻訳したものを採用しています。
そもそも、元ネタ自体に色々と諸説あるので、どちらの翻訳が正解というものでもないの
ですが、「コクマー」と「3:女帝」には、何らかの密接な関係がある、ということです。

だから何なの、と言われても、ワタシには、それが何なのかは、わかりませんけどね。
0155名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/20(火) 06:14:27.10ID:r8pfEWeK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 231) ---
The illuminating qualities of Chokmah are the potential for the Light which is
emanated by Binah, and which is Microprosopus, the Lesser Countenance.
「コクマー」の照明する品質たちは、「ビナー」により放射される「光」の可能性であり、
そしてそれは、「小さな顔貌」である、「ミクロプロソプス(小さな顔)」である。

THE EMPRESS may aptly be called the Mother of Light.
「女帝」は、「光の母」と、適切に呼ばれるかもしれない。

To pass through her on the Path of return is to enter the Supreme Darkness.
帰還の「小径」の上で、彼女を通過することは、「至高の暗闇」に入ることである。

One may pass through a door in either direction, which is one of the points to
the card.
それは、人が、どちらの方向にでも扉を通過できるかもしれない、カードの特徴点たちの
うちの1つである。
--- ここまで ---

ここでは、テレビのバラエティ番組の無責任なコメンテータ並みの「あるかもしれない
可能性」を語っているだけであり、それが本当にあるのかどうかは、全くもって不明です。
要するに、これの全ては創造ではなく想像の産物であって、「深淵」より下に住む下界の
我々は、想像する以外の手段は無いということなんですよね。

ちなみに、上記の文中にある「Path of return/帰還の小径」は、何となく「2:高等女
司祭」であるように思われるのですが、ここには「3:女帝」だけではなく、「7:力」と
いう関所もありますので、このルートを実際に遡ることは、ほぼ無理ですし、その他の
ルートにしても、地上の生命体である我々が、自力でアクセス可能なルートは皆無です。

え、ヤル気が無いから、出来ないんだろうって?
まあ、そういうのも含めて、ヤル気は全く無いです。←断言ww
0156名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/21(水) 06:10:55.85ID:8JqwYw87
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 231) ---
The dualities of the EMPRESS-doorway relate particularly to the Roman God Janus,
always shown with two faces going in opposite directions.
「女帝」−出入り口の二重性たちは、反対方向たちに向く二つの顔たちで常に示される、
「ローマの神」である「ヤヌス神」に、特に関連する。
--- ここまで ---

ウォン氏は、「ダレス」の「door/扉」と「doorway/出入り口」の連想から、古代ローマ
の男性神である「ヤヌス神」を、「3:女帝」に関連付けしようとしているようですが、
ワタシとしては、いまいち理解に苦しむところです。

カバラ的に見ると、「3:女帝」は「至高の三角形」の領域ですので、既知の神々に関連付け
することは出来ないのですが、カバラを抜きにすれば、ローマ神話においては、「ヤヌス神」
というよりも、「ユーノー(ジュノー)女神」の持つ属性に近いように思います。

とはいえ、カバラ的に見るのであれば、どのような「神」であれ、この「3:女帝」の属性を
例えることは出来ないので、話のネタとして語るにしても、あまり深入りすべきではないと
思いますので、ここから先は、もはやどうでもいい話として、お付き合いください。

ちなみに、ワタシとしては、あくまでも「カバラ理論による宇宙創造」がメインテーマで
あり、そして、「至高の三角形」からの流出のメインルートである「2:高等女司祭」ルート
の「扉」の「鍵」となるのが、この「3:女帝」であるという認識(もしくは妄想)なので、
それ以外のことには、あまり興味が無いのでした。←わがままなヤツww
0157名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/22(木) 05:36:33.83ID:EHNy5hQP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 232) ---
Janus was the God of doorways (janua means door) who presided over communications
(the passage of ideas) and who controlled the affairs of men.
「ヤヌス神」は、情報交換(考え方たちの通路)を統括し、人間たちの出来事たちを支配
した、出入り口(ヤヌアは扉を意味する)の「神」であった。

He was considered the God of Gods, Janus Pater who, like THE EMPRESS, oversaw
creation.
彼は、「女帝」のように、創造を監督した、「神々の神」である、「父なるヤヌス」と
考えられた。

Ovid described him as chaos, within which life was latent. (*241)
オビディウス氏は、彼を、その内部に生命が潜在していた、「混沌」であるとして、記述
した。 (*241)
--- ここまで ---

ちなみに、(*241)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
241. Larousse Encylopedia of Mythology, 214.
241. 『ラルース神話百科事典』、214ページ。
--- ここまで ---
とあります。
ここの「Encylopedia」は、「Encyclopedia/百科事典」の誤記ですかね。

ちなみに、このオビディウス氏(Publius Ovidius Naso, 43BC-17/18AD)は、古代ローマの
詩人であり、いくつかの著書があって、その中に、そういう記述があるそうです。

とはいえ、この、ウォン氏の、「ヤヌス神」が「3:女帝」に関係しているという主張は、
ワタシには、どう見てもピンと来ないというか、そもそも「至高の三角形」に既存の神々
を配属すること自体が、的外れなことのようにも思うのでした。
0158名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/23(金) 06:41:09.26ID:gHfCqJiL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 232) ---
Originally, Janus was also a Solar deity, another parellel with THE EMPRESS, who
is the Mother of the Sun.
元来、「ヤヌス神」はまた、「太陽」の神でもあり、「太陽の母」である「女帝」とは、
別の相似であった。

In fact, almost everything that can be said about Janus can be said about THE
EMPRESS, despite the fact that the primary God form related to this Path is
Venus-Aphrodite.
実のところ、この「小径」に関連する主要な「神」の形態が「ヴィーナス女神−アフロ
ディーテ女神」であるという事実にもかかわらず、「ヤヌス神」について言えることの
ほとんど全てのものは、「女帝」についても言うことができる。
--- ここまで ---

最初の文の「parellel」は、「parallel/相似」の誤記ですかね。

さて、「Originally/元来」という話をするのであれば、「ヤヌス神」も「ヴィーナス
女神」も、どちらも「何でもあり」なものではありますが、どちらかというと「宇宙創生」
っぽい雰囲気のある「ヤヌス神」に対して、「生命創造」の雰囲気があるのが「ヴィーナス
女神」という感じであり、同じ「太陽」属性を持つとしても、その働きや意味は、両者では、
ずいぶんと異なります。
そもそも、「ヤヌス神」の太陽属性というのも、「ヴィーナス女神」の太陽属性というのも、
どちらもマイナーな属性ですので、そういう枝葉部分の一致を強調するのも、不自然です。

まあ、「至高の三角形」での話ですので、あまり細かいことにはツッコミを入れたくはあり
ませんが、ワタシには、似て非なるものという印象がありますし、そもそも「3:女帝」が、
「ヤヌス神」や「ヴィーナス女神」に関連するということ自体が、ワタシにとっては受容
できないということなんですよね。

要は、「至高の三角形」には、既存の神々の属性は、一切不要であるということです。
0159名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/24(土) 06:24:36.12ID:qAynFjxb
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 232) ---
In Greek mythology Aphrodite rose naked from the foam of the sea, riding a scallop
shell.
「ギリシア神話」においては、「アフロディーテ女神」は、ホタテの貝殻に乗り、海の泡
から裸体で立ち上がった。

Wherever she stepped onto the land, flowers grew. (*242)
彼女がその土地の上に足を踏み入れた所はどこでも、花が成長した。 (*242)

Thus, THE EMPRESS can be described in terms of luxurious proliferation, each facet
of nature being so compelling, so beautiful, if not hypnotic, that it is possible
to lose sight of the overview of the Path.
従って、「女帝」は贅沢な増殖の観点から記述することができ、自然の各々の様相は、
とても注目せずにいられないほど、とても美しく、催眠状態ではないにしても、それは
「小径」の全体像を見失う可能性がある。
--- ここまで ---

ちなみに、(*242)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
242. Graves, Greek Myths, 49.
242. グレーヴス著、『ギリシア神話』、49ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「3:女帝」が、「ヴィーナス女神−アフロディーテ女神」ルートを暗示していることは、
ウェイト版に顕著に見られる傾向ではありますが、カバラ主義による解釈では、そういう
地上的というか俗的な属性は抑えられており、実際は、より高次のものを暗示しています。
とはいえ、そういう高次のものは、記述することも描写することも不可能ですので、結果
として「とんでもない誤解」をされる可能性が高いということなのですが、もし仮に、正しく
理解出来たとしても、何の役にも立たないので、もはやどうでもいいことなんですけどね。
0160名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/25(日) 06:01:43.25ID:U6nsVHUA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 232) ---
As Crowley warns: "... the student who is dazzled by any given manifestation may
be led astray.
クロウリー氏は、以下のように警告する:「…、どのような与えられた顕在化であれ、
それにより目が眩まされる学徒は、邪道に導かれるかもしれない。

In no other card is it so necessary to disregard the parts and to concentrate upon
the whole." (*243)
他のカードには無いことであるが、ここでは、部分たちを軽視し、そして全体に集中する
ことが、とても必要である。」 (*243)
--- ここまで ---

ちなみに、(*243)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
243. Crowley, Book of Thoth, 77.
243. クロウリー著、『トートの書』、77ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、部分的であろうが、全体的であろうが、どのようなルートであれ、我々は「深淵」
を越えることは出来ませんので、「3:女帝」に至る「正道」などというものは無くて、
それっぽいもの全ては「邪道」であることを、念頭に置いておくことが必要です。
つまり、我々が「3:女帝」に関して、見たり聞いたり読んだり感じたりするもの全ては、
ファンタジー世界の産物であって、実際には存在しないものなんですよね。

そして、我々が「3:女帝」に関して感じることは、それが「ある」、というか、そういう
ものが「ある」はずであるというような、漠然とした存在感以上のものは無いわけであり、
それについても、根拠があるような、無いような、まあよくわからないわけですよ。
ワタシとしても、何かの確信があるというわけでもありませんので、こうして先人の残した
ものを頼りに、暗闇をまさぐるような感覚で、何かの手がかりを探っているわけなのでした。
0161名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/26(月) 06:09:25.11ID:n/UPZKIb
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 232) ---
While Aphrodite is usually called "Goddess of Love," she is also known as the
"Goddess of Desire," (*244) a title with special implications for students of
the mysteries.
「アフロディーテ女神」は、一般的に「愛の女神」と呼ばれていると同時に、彼女はまた、
神秘的教義の学徒にとって特別な意味を持つ称号である、「欲望の女神」 (*244) としても
知られている。

Netzach is often called the center of desire, for to feel is to desire.
「ネツァク」は、感じることは欲することであるため、しばしば欲望の中心と呼ばれる。

But there is also a practical lesson in that desire is born with the most abstract
principle of form.
しかし、また、欲望は最も観念的な形の原則と共に産まれるという実践的な教訓もある。

It is often stated in eastern literature that to lose all desire, i.e., to want
nothing is to become truly one with the Universe.
東方の文学においては、全ての欲望を失うこと、すなわち、何も欲しないことは、真に
「宇宙」と一体になることであると、しばしば述べられている。

The coming to, or leaving of, desire, is one aspect of the doorway which is Daleth.
欲望へ、入ったり出たりすることは、「ダレス」である、出入り口の1つの様相である。
--- ここまで ---

ちなみに、(*244)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
244. Graves, Greek Myths, 49.
244. グレーヴス著、『ギリシア神話』、49ページ。
--- ここまで ---
とあります。
0162名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/27(火) 06:14:50.01ID:Rhn4o+W0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 232) ---
The symbol of Venus encompasses all of the Sephiroth on the Tree of Life (see
Figure 17), another indication that the idea of love is the formative energy
of the Universe.
「金星」の象徴は、「生命の木」のセフィロトの全てを包含(図17を参照)しており、
「愛」の概念が、「宇宙」の形成的な精力であるという、もう1つの徴候である。

Here one should also consider the fact that the lower appearance of Venus is in
a Sephira, and is thus objective.
ここでは、人はまた、「金星」の低次の外観がセフィラの中にあり、従って「客観的」
であるという事実も、考慮すべきである。

Netzach is a part of the Astral Triangle of Personality.
「ネツァク」は、「人格」の「星幽的三角形」の一部である。

But when the Venus energy appears in the highest realm of the Tree of Life, is
it on a Path, i.e., it is subjective.
しかし、「金星」の精力が「生命の木」の最も高い領域に現れる時は、それは「小径」の
上にあり、すなわち、それは「主観的」である。
--- ここまで ---

ウォン氏の、禁じ手である「下の如く、上も然り」を使って、何とか規定枚数を埋めよう
とする努力は感じますが、しょせん、この領域の話は、全てが「空理空論」であって、
信憑性も実用性も、全くの皆無と言っていいものです。

つまり、ただひたすら、話のネタとして聞いておけばいいものであって、普通の人に
とっては、もはや時間の無駄でしかないわけですが、カバラをより深く勉強したい人に
とっては、上位世界に絡めて下位世界を語ることで、実は下位世界の理解が進むという
メリットもありますので、とりあえず、「下位世界の、より深い理解」を目的にして、
もう少し頑張ってみようかな、とか思ったりしています。←モチベーションは大事ww
0163名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/28(水) 06:07:35.28ID:0W23MdL4
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 232) ---
Three planetary forces find their objective expression as Sephira low (meaning
density) on the Tree of Life, while their subjective expression, as Paths, are
found at the opposite extreme.
3つの惑星の力たちは、「生命の木」の上で「セフィラ」が低い(密度を意味する)という、
それらの客観的な表現を見つける一方で、「小径」としての、それらの主観的な表現は、
まったく正反対のところで見つけられる。

These are Hod-Mercury, THE MAGICIAN; Yesod-Moon, THE HIGH PRIESTESS; and
Netzach-Venus, THE EMPRESS.
これらは、「ホド−水星」である「魔術師」;「イェソド−月」である「高等女司祭」;
そして「ネツァク−金星」である「女帝」である。

Thus, the entire Astral Triangle of Sephiroth is expressed subjectively in
relationship to the Supernal Triangle.
従って、「セフィロト」の「星幽的三角形」全体は、「至高の三角形」との関係において
主観的に表現される。

There is a very profound mystery imbedded here.
ここには、埋め込まれた非常に深遠な神秘がある。
--- ここまで ---

何度も言いますが、「星幽的三角形」の「金星」「水星」「月」は、「至高の三角形」の
「金星」「水星」「月」とは、似て非なるものというか、全くの別物ですので、両者の
関係を考察することは、ネタという意味を除けば、全くの無意味です。
そして、「subjectively/主観的」とか「objective/客観的」というような対比を使って
両者を考察することも、同様に無意味です。

つまり、我々のような一般人にとっては、理解するすべがないのが、カバラ主義における
「至高の三角形」という、「あちらの人たち」の「あちらの世界の話」なんですよね。
0164名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/29(木) 06:11:03.96ID:TmdMTcLP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 232) ---
Turning to the card images, we find that the Golden Dawn EMPRESS stresses ruling
qualities more than do the Waite and Crowley designs.
カードの画像たちに目を向けると、我々は、ゴールデン・ドーン版の「女帝」が、ウェイト
版とクロウリー氏の図案たちよりも、支配的な品質たちを強調していることを見つけ出す。

This is somewhat better symbolism than Waite's luxurious treatment in that it
allows for the fact that the Empress can destroy as well as create.
これは、「女帝」が創造することはもちろん破壊することもできるという事実を見込んで
いるという点で、ウェイト版の豪華な待遇よりも、やや優れた象徴主義である。

In the Mathers' card the outer robe is the green of Netzach-Venus, but inside is
the dynamic and fiery red of Binah in Atziluth.
マサース氏のカードにおいては、外側のローブは「ネツァク−金星」の緑色であるけれども、
中側は、「アツィルト」における「ビナー」の活動的で火の赤である。

For THE EMPRESS, growth and destruction are concurrent activities.
「女帝」にとっては、成長と破壊は、同時に起こる活動たちである。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーンの体系では、「2:高等女司祭」と「3:女帝」は、「イシス女神」の
異なる様相、すなわち「ベールあり/ベールなし」の姿に関連付けられて考察することが
多いのですが、いずれにしても、ゴールデン・ドーン版においては、天界と宇宙の最高位
の支配者としての「イシス女神」をイメージしており、女性上位的な雰囲気があります。
その一方で、どちらかというと古典的な女性像の解釈で図案化したのが、ウェイト版や
トート版という感じになっています。

まあ、個人的な解釈ですので、どちらでもいいのですが、図案の「女神像」という性別に
捉われることなく、というか、女神化は単にヲタク系作者の趣味でしかないので、あくま
でも「天界と宇宙の最高位の支配者」という解釈をすることを、お勧めしておきます。
0165名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/30(金) 06:03:53.60ID:2gI6nYQQ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 232) ---
In ourselves, for example, cells are constantly being born as old cells die.
例えば、我々自身の中では、古い細胞たちが死ぬと同時に、細胞たちが絶えず生まれている。

This is the process of growth, destruction and renewal.
これは、成長、破壊、および更新の過程である。

Thus does THE EMPRESS function in us, the Microcosm.
従って、「女帝」は、我々である、「小宇宙」において機能している。

To know the energies of this Path of Daleth, the door, is to understand and be
able to manipulate the three-fold process.
この、扉である「ダレス」の「小径」の精力たちを知ることは、三重の過程を、理解する
ことであり、操作できるようになることである。
--- ここまで ---

この例えは、どうなの?
と思わざるをえないのですが、そもそも「至高の三角形」は、「Macrocosm/大宇宙」に
おける宇宙創造に関わるところなので、それを「Microcosm/小宇宙」に例えるという
のは、いまいちピンと来ないというか、月とスッポンの例えのような感じがしてます。

もちろん、「至高の三角形」においても、「成長、破壊、および更新」の過程はあると
思うのですが、それが「ダレス(扉)」固有の特性なのかと言われても、何とも言いよう
がないわけですし、それを理解して使えるようになると言われても、そもそも人間の手の
届かないところにあるわけですので、それならば、手の届く範囲にあるものを、理解して
使えるようになった方がいいわけですよ。

というわけで、ワタシは理解することも操作することも完全にあきらめていますので、
今や単なる翻訳マシン、そして下らないグチの垂れ流しマシンと化しているわけなの
でした。←Google翻訳よりはマシだと思ってるww
0166名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/07/31(土) 06:50:09.72ID:MDdhiCNo
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
This is a process which reconciles opposites, as is shown by the Ankh Cross, a symbol
of life combining male and female, held suggestively at the womb of the Empress.
これは、「女帝」の子宮において暗示的に保持される、男性と女性を結合した生命の象徴
である、「アンク十字」により示されるように、反対物たちを調和させる過程である。

In the other hand she holds an orb of the Sun, meaning that she dominates the Heavens
(The Orb and Cross of the Marseilles Tarot means domination of the Earth).
もう一方の手の中に、彼女は、彼女が「天界」を支配していることを意味する、「太陽」の
球体を持つ(マルセイユ版タロットの「球体と十字架」は、「地球」の支配を意味する)。
--- ここまで ---

カバラ的な解釈では、「上が丸で下に十字」の「アンク十字」は、「至高の三角形」である
「天界」を意味し、「上が十字で下に丸」の「宝珠」は、それの創造物、すなわち「上の
如く、下も然り(ではあるものの、ちょっと違う)」である「下界」を意味するものと
考えられます。

まあ、そんなことは分かっているので、それ以上の話があれば知りたいのですが、残念
ながら、それ以上のことは何も語ってくれません。
もちろん、我々が、「女帝」を真似して「アンク十字」を持ったとしても、「天界」を
支配できることもありませんし、何か特別なことが起きるわけでもありませんしね。

それはともかく、ワタシとしては、このゴールデン・ドーン版の「3:女帝」のデザインは、
結構秀逸だと思いますし、割と気に入っています。
ウェイト版は、明らかに従来解釈の混合物と化していて、ダサダサになっていますし、
トート版は、もはや何を意味しているのかさえ不明ですしね。

まあ、ワタシとしては、人物像は無くてもいいし、「アンク十字」さえあればいいとも
思うのですが、色々な事情もあることは承知していますので、人物像の存在については
妥協しておこうと思います。←なんか偉そうww
0167名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/01(日) 05:50:11.45ID:bAJz1m6X
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
Like THE EMPEROR, The Golden Dawn EMPRESS is seated before a veil, meaning that to
pass beyond her is to cross into a completely new level of consciousness where
her laws no longer apply.
「皇帝」と同様に、ゴールデン・ドーン版の「女帝」は、彼女を超えて渡ることは、彼女の
法たちがもはや適用されないところにある、完全に新しい段階の意識の中へと越えて渡る
ことを意味する、ベールの前に座る。

The veil points to a dramatic separation.
ベールは、劇的な分離を示す。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版の「3:女帝」は、「4:皇帝」や「5:法王」とは、ほぼ同じような
構図で描かれ、人物像や服装や手にしている小道具や椅子により、その属性の違いを意味
しています。

とはいえ、「3:女帝」は、「4:皇帝」や「5:法王」とは根本的な違い、つまり、「深淵」
のあちら側にあるか、こちら側にあるかの違いがあり、それをカバラ的に正確に表現する
のであれば、「3:女帝」の人物像は、全く透けていないベールの向こう側に配置する必要
があり、それはすなわち、誰もいないし、何もない、「ブランクカード」となってしまう
ことを意味します。

さすがにそれは、色々な意味でまずいということで、どうせ誰も知らないし分からない
領域なので、適当にそれっぽく描いておこう、という感じではないかと想像します。
実際、「0:愚者」や「1:魔術師」や「3:女帝」は、完全に「至高の三角形」の内部の存在
ですので、我々にとっては「至高」、要するに、もはやどうでもいい存在であって、
あれこれと論評できるようなシロモノでもありませんしね。

ということで、皆さんも、肩の力だけでなく、ほぼ全身の力を抜いた状態で、「勉強会」
ではなく、ほぼ完全なる雑談をお楽しみください。
0168名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/02(月) 06:12:34.25ID:pvdMxZS0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
No such separation is indicated in the Waite card which emphasizes the flow of
life, THE EMPRESS in her phase of munificent fruition.
そのような分離は、豪勢な結実の段階にある「女帝」である、生命の流れを強調する
ウェイト版カードにおいては、全く示されない。

She is Mother Earth and Mother Venus, carrying the planetary sign on her dress
and on her shield.
彼女は、「母なる地球」と「母なる金星」であり、彼女の衣服と、彼女の盾の上に、
惑星の記号を持つ。

The heart shape of the latter is a rather trite way of showing that she is the
Goddess of Love.
後者のハート形は、彼女が「愛の女神」であることを示すための、少々陳腐な方法である。

Her pearls and the Cypress trees in the background are also sacred to Venus,
while the foreground wheat refers to the figure as Isis.
彼女の真珠たちと、背景の「イトスギ」の木たちもまた、金星にとって神聖であり、
その一方、前景にある小麦は、人物像を「イシス女神」として参照する。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版の「3:女帝」は、「ベール」を使って、俗世間との「separation/
分離」を表現していたのですが、ウェイト版では、そういう俗世との分離表現は全く無い
というか、見た感じは、俗世にまみれたようにも見えます。

実のところ、ウェイト版の「3:女帝」の解釈は、ゴールデン・ドーン版とは異なっており、
ウェイト版においては、「2:高等女司祭」が「聖なる世界の支配者」であり、「3:女帝」は
「俗なる世界の支配者」という感じで、どちらも「至高の三角形」の存在でありながらも、
その役割を明確に分担しているような感じになっていて、要するに「誰もが何も知らない
領域だったので、自分の好みで役割定義しておきました!」的な感じとなっています。
0169名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/03(火) 06:25:20.59ID:OJkNW5ZJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
On her head is a crown of twelve stars, the same Zodiac found on THE FOOL.
彼女の頭上には、「愚者」で見つけられる「黄道十二宮」と同じく、12個の星たちの王冠
がある。

It is the crown of the Illuminating Intelligence (Chokmah/Sphere of the Zodiac).
それは、「照明する知性」(「コクマー」/「黄道十二宮の天球」)の王冠である。

She is also intended to be understood as the woman of Revelation who is "Clothed
with the Sun."
彼女はまた、「太陽を纏う」者である、「黙示録」の女として理解されることを意図される。
--- ここまで ---

ウェイト版の「0:愚者」には、「黄道十二宮」を意味するものは、描かれていないように
思えるのですが、ウォン氏が何を見つけられたのかは、ワタシには分かりませんでした。

それはともかく、ウェイト版の「3:女帝」の女性像は、『新約聖書:ヨハネ黙示録』12:1
にある、「また、天に大きなしるしが現われた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の
下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。(新共同訳)」の箇所に関連があると考え
られています。
ちなみに、キリスト教では、この「十二の星の冠」を持つ女性は、聖母マリアと見なされて
いるようですが、冒頭に「天に大きなしるしが現われた」とありますので、普通サイズの
女性ではなく、「巨人族の女」と考える方が、よりファンタジーっぽいかと思います。
さらに、この『ヨハネ黙示録』の女性像は、ウェイト版では「2:高等女司祭」のキャラと、
もろかぶりしていますので、この二人は同一人物である可能性もあるわけですよね。

いずれにしても、ウェイト版の「3:女帝」は、一見するとカバラ理論とはかけ離れた、
かなりの独自路線のものではありますが、それでも、無理やり「カバラ目線」で見れば、
いくつか気になるものもありますので、ネタ的な意味というか、「火のないところに煙を
立てる」的なことをやってみるのも、面白いかと思います。
0170名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/04(水) 05:55:51.22ID:cye3X5LU
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
The real key to this card is the stream of crystalline pure water flowing downward
at the right.
このカードの本当の鍵は、右側で下の方へと流れる、水晶のような純粋な水の流れである。

This is the water from which Aphrodite is born, what is "activated," i.e., churned
into foam, by the "will" of THE MAGICIAN.
これは、「アフロディーテ女神」が、そこから産まれる水であり、「活性化」されたもの、
すなわち、「魔術師」の「意志」により、かき回されて泡立たされたものです。

This is a continuous process whereby the pristine consciousness of THE HIGH PRIESTESS
gives rise to the unconscious thought-patterns of THE EMPRESS.
これは、「高等女司祭」の原初の意識が、「女帝」の無意識の思考様式たちを生じさせる
ところの、継続的な過程である。
--- ここまで ---

ウェイト版の「3:女帝」では、背景にある、木々のそびえ立つ森を蛇行してきた「川」が、
「滝」となって流れ落ちて、前景にある、女神像の座る小麦畑を、うるおしています。

この意味深な構図が、「『高等女司祭』の原初の意識が、『女帝』の無意識の思考様式たち
を生じさせる」ように見えるのかは、人それぞれの解釈だと思いますが、ワタシとしては、
この上位領域において、心理学用語の「意識」や「無意識」を持ち出されても理解不能です
ので、コメントは差し控えさせて頂きます。

とにもかくにも、ウェイト版の「3:女帝」においては、「背景」と「前景」との間には、
「滝」という「落差」が表現されているわけですので、「前景」の「小麦畑の女王」が
「3:女帝」であるとするならば、「背景」の「森の女王」は「2:高等女司祭」であると
推定することが可能です。
さらに言うと、「森の女王」は「小麦畑の女王」の背後にあるわけですが、隠されて見え
ないわけではなく、二人は同一人物であるという解釈も可能となってくるわけです。
0171名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/05(木) 06:08:29.93ID:YG5TV9So
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
In the microcosm this means creative imagination, our own ability to create mental
forms, to structure concepts.
小宇宙においては、これは、創造的な想像力、精神的な形たちを創造する私たち自身の能力、
概念たちを構造化することを意味します。

In the macrocosm this means the same structuring, but of the "pictures," which are
general to the human race, rather than specific to the individual.
大宇宙においては、これは、同じ構造化を意味するが、「絵たち」のそれは、個人にとって
特有というよりもむしろ、人類にとって普遍的なものである。

In THE EMPRESS are thought forms which become more dense as they are expressed
into manifestation, and are administred by the Sun-center of Tiphareth.
「女帝」においては、それらは顕在化の中へと搾り出され、「ティファレト」の「太陽の
中心」により管理されるにつれて、より濃くなるという形たちが考えられる。
--- ここまで ---

ウォン氏は、「3:女帝」は「macrocosm/大宇宙」であり、それより下が「microcosm/
小宇宙」であるという感覚のようですが、「至高の三角形」である「3:女帝」は、そういう
「物質的宇宙の存在」ではなく、「形而上的宇宙の存在」ですし、そもそも「下の如く、
上も然り」という超クソ理論に基づいているのも、少々難ありです。

まあ、しょせん「深淵」のあちら側にあるものですので、誰が何を言おうと、妄想以上の
ものではないのですが、そうであったとしても、定番的というか、誰でも思い付くレベルの
「下の如く、上も然り」ネタは、面白味が無さすぎて、いまいちノリが悪いです。

そもそも、そういう陳腐なネタしか出てこないのは、「至高の三角形」が擬人化されている
という、根本的な問題があって、そのせいで、思考が限定されているようにも思います。
いっそのこと、「見える人にしか見えないカード」にしてもらえればいいのに、とも思う
のですが、そうすると、「誰にも見えないカード」になりますので、悩ましいところです。
0172名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/06(金) 05:53:12.31ID:vw5h2Mif
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
There is an important practical parallel here.
ここには、重要で実践的な類似点がある。

God creates the Universe (continuously) by thought.
神は、思考により、(継続的に)「宇宙」を創造する。

We do the same thing.
我々は、同じ事をする。

We create a reality by imagining it, by thinking it into being.
我々は、それを想像することにより、そしてそれを実在するよう思考することにより、
現実を創造する。

All that we create in our minds becomes.
我々が我々の心たちの中で創造するもの全ては、「なる」。
--- ここまで ---

「心の中で思うことが、全て現実になる」なんて、ファンタジーですね。
まあ、「為せば成る」という言葉は有名であり、これは「強い意志で物事を為せば、実現
することがある」という感じなのですが、それを越えて、「思うだけで実現する」という
のは、新たなテクノロジーの出現を予感させます。

まあ、確かに現代のBMI技術(Brain-Machine Interface であって、Body Mass Index では
ない)は、日進月歩ではありますが、そうであっても、人類が宇宙を創造するには、まだ
まだ越えなければならない技術的障壁(おそらく「深淵」と同じ性質のもの)があります。

とはいえ、それはあくまでも「技術的障壁」であって、「想いが足りない」というような
精神論や根性論で語れるようなものでもないと思いますし、ウォン氏がいくら心理学の
専門家であっても、心理学で宇宙を創造することは、少々無理があると思うのでした。
0173名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/07(土) 05:32:47.02ID:1Mx9yriY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
This is one of the basic precepts of the Mysteries which is all too often
misunderstood or approached with ridicule.
これは、あまりに頻繁に、嘲笑を含んで誤解されたり取り組まれたりすることがある、
「神秘的教義」の基本的な教訓たちの1つである。

At any event, as one grows in spiritual power, the implications of responsibility
for what one thinks, are very profound.
いずれにせよ、人は霊的な力が増すにつれて、人が考えることに対する責任の意味たちは
非常に深くなる。
--- ここまで ---

まあ、この地上世界においても、「我思う、ゆえに我あり」というのは、おそらくそういう
ことなんだろうなぁ、と思えますし、「我思う、ゆえに宇宙あり」というのも、量子力学の
「観測されるまで存在が確定しない」という観測理論から、何となく分かるような気もする
のですが、だからと言って、我々がどんなに霊的に進化したところで、意思の力で宇宙を
創造するということは、脳内世界オンリーの限定イベントだと思うんですよね。

そして、そういう脳内設定を、まるで現実世界であるかのように語ることが、嘲笑のネタに
なっていると思うのでした。
あと、「霊的な力が増している」と自称している人々は、現実世界と脳内世界の区別が
出来ない病気を持っている人が多いというのも、経験上、よく知っておりますので、この
手の「神秘的教義」と言われるものには、あまりアプローチしたくはないところです。

いずれにしても、上記の話は、「3:女帝」のカバラ主義的解釈の上位世界とは、全く次元の
異なるものですし、ここでその話を持ち出すこと自体が、誤解の元になります。
要するに、わからないものはわからない、で済むことですし、「霊的な力」があるからと
いって、「創造神」の如く、「大宇宙」に対して何か特別なことが出来るということでも
なくて、せいぜい「小宇宙(人体)」に対してのみ作用できるものですので、できるだけ
そっちの世界限定で、話を進めていけばいいと思うのでした。
0174名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/08(日) 06:02:56.14ID:5xm852RX
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
In his card Crowley shows THE EMPRESS as representative of alchemical Salt, the
inactive principle which is energized by alchemical Sulphur to "maintain the
whirling equilibrium of the Universe." (*245)
彼のカードの中で、クロウリー氏は、「『宇宙』の渦巻く平衡を維持する」ために錬金術の
「硫黄」により精力を与えられる不活性な原理である、錬金術の「塩」の代表として、
「女帝」を示す。 (*245)

Here the figure is designed in the shape of the alchemical symbol, a circle with
a line bisecting it horizontally.
ここでは、人物像は、水平にそれを二等分する線を持つ円である、錬金術記号の形で図案化
される。
--- ここまで ---

ちなみに、(*245)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
245. Crowley, Book of Thoth, 75.
245. クロウリー著、『トートの書』、75ページ。
--- ここまで ---
とあります。

トート版「3:女帝」の上半身は弱酸性のピンクに、下半身は弱塩基性の緑色に塗られて
おり、この丸を意識して描かれた女性の人物像が、酸と塩基の化合物である「塩」である
ことを表しているということのようです。

ちなみに、錬金術記号の「塩」は、「水平に二等分する線を持つ円」として表されますが、
そのイメージが、このカードにあるのかと聞かれれば、そう言われなければ気づかない
程度のものですので、クロウリー氏が言うほどには、ハリス女史は、それを意識していな
かったようですし、ワタシ的には、全体的に丸っこい胎児的な感じや、ピンクや緑の色合い
からは、「ビーナス誕生」に近いイメージを優先しているのではないかとも思います。
0175名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/09(月) 06:33:26.91ID:BGdK/Igf
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 233) ---
The twisted blue shapes represent flames, and her birth from water.
ねじられた青い形たちは、炎たちと、水からの彼女の誕生を表す。

She holds a chalice-like lotus, a living form of the Holy Grail.
彼女は、「聖杯」の生きた形態である、聖杯に似た蓮(ハス)を保持する。

At her waist is the Zodiac; above her head are the birds of Venus, sparrow and
dove; at her feet are the Pelikan who feeds her young with her own flesh (a common
Christian symbolism of some interest in that the Great Mother gives birth to God
the Son, who is self-sacrificed) and a shield with the alchemical white eagle
corresponding to the red eagle of THE EMPEROR.
彼女の腰には「黄道十二宮」がある;彼女の頭の上には、「ビーナス女神(金星)」の
鳥たちである、雀と鳩がいる;彼女の足元には、彼女自身の肉で彼女の子たちを養う
「ペリカン」(「大母」が、自己犠牲である「息子なる神」を産むという、少々興味深い
平凡なキリスト教の象徴主義)があり、そして「皇帝」の赤い鷲に対応する錬金術の白い
鷲(ワシ)の盾がある。
--- ここまで ---

最後の文の「Pelikan」は、「Pelican/ペリカン」の誤記ですかね。

まあ、トート版「3:女帝」には、他の版にはない、色々なものが描かれてはいますが、
実際には、我々には見ることの出来ない世界(能力的に見れないということではなく、
そもそも我々の世界とは次元の異なる世界)の話ですので、こういう擬人化や、地上の
何かに例えること自体が無意味ですし、要は「3:女帝」は絵には描けないシロモノです。
そして、そのことは、足を一部露出している「2:高等女司祭」と、足を完全に隠している
「3:女帝」の違いにも現れています。
つまり、ワタシにとっては、「3:女帝」は完全に隠された「Isis Veiled/ベールを被った
イシス」であり、その一方で、「2:高等女司祭」は足フェチ向け、いやいや「Isis Unveiled
/ぺールをとったイシス」であるように見えているわけなのでした。
0176名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/10(火) 05:54:38.41ID:Tyk+h3lV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 234) ---
To reiterate Crowley's alchemical references: THE MAGICIAN is Mercury, THE EMPRESS
is Salt and THE EMPEROR is Sulphur.
クロウリー氏の錬金術の参照たちを繰り返して言うと:「魔術師」は「水銀」であり、
「女帝」は「塩」であり、そして「皇帝」は「硫黄」である。

These attributions should be considered in terms of the attribution of the same
symbols in the Golden Dawn documents.
これらの帰属たちは、ゴールデン・ドーンの文書たちにおける同じ象徴たちの帰属の観点
から考慮されるべきである。

There Kether is Mercury, Chokmah is Salt, and Binah is Sulphur. (*246)
そこでは、「ケテル」は「水銀」であり、「コクマー」は「塩」であり、「ビナー」は
「硫黄」である。 (*246)
--- ここまで ---

ちなみに、(*246)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
246. Regardie, Golden Dawn, v. I, 153.
246. リガルディー著、『ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け魔術全書)』、第1巻、153ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、「4;皇帝」の「硫黄」はともかくとして、「1:魔術師」や「3:女帝」は、あっちの
世界の話なので、そこに低次の錬金術の象徴を帰属させようとすること自体がアレですし、
ゴールデン・ドーンの体系に倣って、高次の「0:愚者」、「1:魔術師」、「3:女帝」に配属
してしまう、すなわち「0:愚者」に「硫黄」とかいうのであれば、まだ少しはマシだとも
思うのですが、まあよく分かりません、というか、もはやどうでもいいです。

ということで、すこぶるどうでもいい話で、この「3:女帝」を、締めくくりたいと思います。
0177名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/11(水) 06:02:41.67ID:kLk6vfPJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 234) ---
13. THE PATH OF GIMEL
13. 「ギメル」の小径

The High Priestess
高等女司祭

The Second Key
2番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「ギメルの小径」です。

前節の「3:女帝」が完全に「至高の三角形」の内部の存在であり、我々とは完全に無関係の
存在であったのに対し、この「2:高等女司祭」は、「深淵」の下の「ティファレト」まで
降りていますので、我々がその全容を理解することが可能であるように思う人もいるかと
思いますが、我々から見えるものは、その足先のみというか、「ケテル」から「ティファ
レト」に至るまでに、複数の相転移(「3:女帝」、「深淵」、「ダアト」、「6:力」との
交差)をしているので、結局のところ、「ティファレト」に近い足先の部分より上は、
ほとんど何もわからないということになります。
ちなみに、「高等女司祭」の「2」は双極性を表しており、「3:女帝」の持つ双極性とは
種類と方向性が異なるものの、どちらも「女神像」で描かれていることもあって、両者には
密接な関係があることが想像されますので、そういう目線で妄想を膨らませると、何か興味
深いネタが出て来るかもしれませんよね。

いずれにしても、「2:高等女司祭」のカードに描かれている「2:高等女司祭」成分は、
ほんの足先部分だけであって、その本体は、何重もの分厚い障壁のあちら側にあって、
妄想するしかないことを重々理解しておくことが必要です。
0178名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/12(木) 06:20:22.77ID:Lme842Jl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 234) ---
□ PATH COLOR: Blue
□ 「小径の色」:「青」

□ RELATED SOUND: G Sharp
□ 「関連した音」:「Gのシャープ」

□ PLANET: Moon
□ 「惑星」:「月」

□ MEANING: Camel
□ 「意味」:「駱駝(らくだ)」

□ DOUBLE LETTER: Peace-War
□ 「複字」:「平和と戦争」

□ ESOTERIC TITLE: The Princess of the Silver Star.
□ 「秘伝的な称号」:「銀の星の女司祭。」
--- ここまで ---

最後の文の「Princess/王女」は、元ネタの「"T"の書」では、「Priestess/女司祭」と
なっていますので、誤記ですかね。

この本の、この文章の右側には、「駱駝(らくだ)」の絵と、ヘブライ文字の「ギメル」
と、「月」の絵、および「生命の木」における「ギメルの小径」の位置が図示された絵が
描かれています。
あと、前にも述べたように、この本の129ページの「複字」の解説では、「高等女司祭」
には「Wisdom-Folly/知恵と愚行」が、そして「女帝」には「Peace-War/平和と戦争」
が配属されていますので、どちらかが誤記であるわけですが、ワタシ的には、「高等女
司祭」には「Wisdom-Folly/知恵と愚行」が、ふさわしいのではないかと思っています。
0179名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/13(金) 06:12:22.99ID:PqH4vpuT
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 234) ---
THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM: The Thirteenth Path is named the Uniting Intelligence,
and is so called because it is itself the Essence of Glory.
「知恵の32の小径たち」:「13番目の小径」は「統一する知性」と名付けられ、そして
それは、それ自身が「栄光の本質」であるために、そう呼ばれる。

It is the Consumation of the Truth of individual spiritual things.
それは、個々の霊的なものたちの「真理の達成」である。
--- ここまで ---

最後の文の「Consumation」は、「Consummation/達成」の誤記ですかね。

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用となっています。

さて、この「2:高等女司祭」の「小径」ですが、「生命の木」の図を見てわかるように、
「ケテル」から「ティファレト」という最長区間を、中継無しで一気に駆け下っている
のと、「生命の木」の「ケテル」から「ティファレト」までの上位要素を、駒の中心軸
のように束ねるという、一見して誰でも分かるほどの重要さを兼ね備えています。

そして、以前にも述べたように、「至高の三角形」から「深淵」を渡って「倫理的三角形」
へと至る「小径」である「4:皇帝(火)」、「5:法王(地)」、「6:恋人たち(空気)」、
「7:戦車(水)」の中心軸として、「2:高等女司祭(霊)」が存在しています。

宇宙の顕在化の流れとしては、最初に「2:高等女司祭」が発現し、その後に「4:皇帝」以下
の発現が続くということですので、宇宙誕生の初期段階においては、全面的に極めて強力な
作用をしているわけですが、裏を返せば、宇宙誕生後は、他の物質的にカードの陰に隠れて
しまって、物質的な大きな流れは、ほぼ完全に閉じてしまっており、かすかな霊的な流れ
のみが、残り香のように、かろうじて感じられるような感じになっています。
0180名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/14(土) 06:45:41.72ID:taLwMVv0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 234) ---
Having just considered the Path of THE EMPRESS, one of warm enclosure (a literal
return to the cosmic womb) and of maternal protection, the Path of THE HIGH
PRIESTESS may be somewhat disconcerting.
温かな囲い(文字通りの宇宙の子宮への回帰)と母性保護の1つである、「女帝」の「小径」
を、ちょうど考察し終えたばかりの時に、「高等女司祭」の「小径」は、やや当惑させら
れるかもしれない。

It is as if the Supreme Mother has removed her smiling mask, to reveal her true
face, which is cold and expressionless, though beautiful.
それは、まるで、「最高位の母」が、美しいけれども、冷たくて無表情である、彼女の
真の顔を明らかにするために、彼女の微笑みの仮面を外したところであるかのようである。
--- ここまで ---

なんか、色々とツッ込みどころの多い、出だしの文章ですが、いずれにしても、この世界は
ほぼ全てが妄想であることを、改めて承知しておいてください。
つまり、「3:女帝」が「cosmic womb/宇宙の子宮」であるとか、「maternal protection/
母性保護」であるというのは、見えないものを「見えた」と叫ぶような、単なる幻想でしか
ないということです。

同様に、「2:高等女司祭」の顔つきも、単なる幻想であり、描かれた顔は、それがどういう
表情であれ、「mask/仮面」でしかありません。
そもそも、「2:高等女司祭」で我々が見ることが可能なのは、せいぜい「8:力」との交差
地点から「ティファレト」までの最低部だけであり、実際には足先だけを見て、顔を想像
するしかないわけで、どんな顔を描くかは、もはや個人の趣味でしかないわけです。
そういう意味から言えば、足フェチ属性のあるド変態ども、いやいや紳士たちにとっては、
かなり魅力的なカードではないかと思います。

というわけで、ワタシとしては、「2:高等女司祭」の「顔」はどうでも良くて、どちらかと
いうと「足元」に注目していきたいと思うのでした。←久々に、ちょっとヤル気を出してるww
0181名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/15(日) 06:50:27.34ID:+knylcLB
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
All of the Material help of THE EMPRESS has vanished.
「女帝」の「物質的」な援助の全ては、消滅し終えたところである。

There are no more illusions.
そこには、もう幻想たちは無い。

We must face the crystalline reality of our own absolute free will, the most
difficult task of the Mysteries related to the crossing of the Abyss.
我々は、「深淵」の横断に関連付けられる「神秘的教義」の最も困難な課題である、我々
自身の絶対的な自由意志の結晶質の現実に直面しなければならない。
--- ここまで ---

ここもなんか、色々とツッ込みどころの多いところです。

まず、「3:女帝」自身は、「Material/物質的」なものではありません。
しいて言えば、その内部に潜在化した形で「物質的」なものの元になるものを持っており、
それが「4:皇帝(火)」、「5:法王(地)」、「6:恋人たち(空気)」、「7:戦車(水)」
を通じて、「ティファレト」で顕在化していくという流れになります。
そして、そういう意味では、「3:女帝」も「2:高等女司祭」も、どちらも「illusions/
幻想たち」としての存在であることに違いはありません。

そして、ここで一番の問題なのは、我々自身の「absolute free will/絶対的な自由意志」
なるものが実在するのか、という点です。
もちろん、これが無ければ、我々は「ティファレト」より上の小径へ遡ることは出来ません
ので、いわゆる「神秘的教義」なるものは、この存在を否定することは、理論上出来ません。

その一方で、ワタシは、今まで色々と述べてきたように、どちらかというと否定派です。
つまり、最初から「2:高等女司祭」の完全制覇はあきらめており、足元だけを鑑賞すると
いうか、最初の無料期間だけを楽しんで、それ以上の課金はしないという方針なのでした。
0182名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/16(月) 06:21:39.34ID:lqFsEMgo
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
The Paths of Gimel (THE HIGH PRIESTESS), Samekh (TEMPERANCE) and Tau (THE UNIVERSE)
may be considered aspects of the same energy which together make up the devotional
Middle Pillar.
「ギメル(高等女司祭)」、「サメク(節制)」、そして「タウ(宇宙)」の「小径たち」
は、信仰の「中央の柱」を全体として構成する、同じ精力の様相たちと見なされるかも
しれない。

This is suggested by the Path colors in Atziluth, which are indigo (deepest blue)
and blue which is the color of Water and of the Moon.
これは、藍色(最も深い青)と、「水」と「月」の色である青である、「アツィルト界」に
おける「小径」の色たちにより示唆される。

These three Paths all relate to the Moon.
これらの三つの「小径たち」全ては、「月」に関連する。
--- ここまで ---

一生懸命に、「下の如く、上も然り」に繋がるネタ掘りをやっていますが、そこから得ら
れる結果は、ワタシとしては、意味のあるものとは思えないので、あまり深掘りしたくは
ないところです。

ちなみに、「アツィルト界」における「小径」の色は、「2:高等女司祭」が「Blue/青」、
「14:節制」が「Blue/青」、そして「21:宇宙」が「Indigo/藍色」となっていますが、
「12:吊られた男」が「Deep blue/深い青」で、「15:悪魔」が「Indigo/藍色」である
ことにも、注意が必要です。
あと、「月」に関連するということであれば、「18:月」とか、「7:戦車(巨蟹宮=月)」
なんかも、仲間に加えてあげないと、ちょっとかわいそうです。

いずれにしても、全く次元の異なる「2:高等女司祭」と「14:節制」と「21:宇宙」が、
似たもの同士であるという発想自体が、かなりヤバいと思っております。
0183名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/17(火) 06:16:08.24ID:cXQhc7qr
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
Gareth Knight describes the Path of Tau as the "Gateway to the inner planes," and
those of Samekh and Gimel as "Dark Nights of the Soul." (*247)
ガレス・ナイト氏は、「タウ」の「小径」を、「内面たちへの出入り口」と、および
「サメク」と「ギメル」のそれらを「魂の暗い夜たち」と、記述する。 (*247)

The term "Dark Night," coined by the sixteenth century monk, St. John of the Cross,
means the desolation and terror that is felt as one is in the middle of the Path
towards truth, but has not reached the end.
16世紀の修道士である「十字架の聖ヨハネ」により造り出された「暗い夜」という用語は、
真実へと向かう「小径」の中央にいるように感じられるものの、それは終わりに達すること
のないものであるという、荒廃と恐怖を意味する。

This is particularly applicable to the Path of THE HIGH PRIESTESS, which traverses
the frightening desert-Abyss.
これは、恐ろしい、砂漠の「深淵」を横断する、「高等女司祭」の「小径」に、特に適用できる。
--- ここまで ---

ちなみに、(*247)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
247. Gareth Knight, Practical Guide, v. II, 145-50
247. ガレス・ナイト著、『実践的入門書』、第二巻、145-50ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ちなみに、「十字架の聖ヨハネ」の元ネタでは、「Dark Night of the Soul/魂の暗い夜」
となっていますが、ガレス・ナイト氏は、色々な「小径」で、そのネタを使っているので、
「Dark Nights of the Soul/魂の暗い夜たち」と呼んでいるようです。
そのせいで、本来は、そういう低次元のものとは何の関係も無い「2:高等女司祭」にも、
それを適用しようとしているみたいですが、まあ、はっきり言って迷惑なんですよね。
0184名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/18(水) 06:39:57.89ID:Vm+1hkrI
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
But there is the implication that we may be borne across this desert by the forces
of the Path itself, for Gimel means Camel.
しかし、「ギメル」は「駱駝(らくだ)」を意味するので、我々は、「小径」それ自身の
力たちにより、この砂漠を横切って産まれるかもしれないという含蓄がある。

It is a beast which may carry us on the Path which is at once the longest and the
most important on the Tree of Life. (*248)
それは、「生命の木」の上で、最も長いと同時に、最も重要でもある「小径」に、我々を
運ぶかもしれない動物である。 (*248)
--- ここまで ---

ちなみに、(*248)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
248. The camel can go long distances without water.
248. 駱駝は、水なしで長い距離を移動することができる。

This may be taken at one level, to mean a long experience without the reward of
contact with the intelligence for which we search on this Path.
これは、我々が、ある段階においては、この「小径」の上で捜索している知性との接触の
報酬なしで、長い経験を意味していると、受け取られるかもしれない。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、全ては、そういう可能性があるよ、というか、そういうふうにも解釈できるよ、
というような、一種のネタ振りですので、そういうものを真に受けてはなりません。
そもそも、そんな他力本願で簡単に登れるようなものとは次元が異なりますし、我々に
とっては、駱駝に乗ることさえも不可能であり、せいぜい、駱駝の足先の匂いを嗅ぐとか、
足の爪というか蹄(ひづめ)の垢を煎じて飲むとか、その程度のことであったとしても、
充分に有り難いことだと思ったりするのでした。(ここからは、足先フェチ専用ゾーンw)
0185名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/19(木) 06:21:08.95ID:XwZ1vTWE
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
The Path is the first to come from the Supernal Triangle (potential) to the Ethical
Triangle (the "actual").
「小径」は、「至高の三角形」(潜在的)から「倫理的三角形」(「実在的」)へと至る、
最初のものである。

Moreover, its very position on the Tree, between God the Father in Kether and God
the Son in Tiphareth, shows it to confer the very highest initiation.
さらに、「木」の上での、「ケテル」における「父なる神」と、「ティファレト」における
「息子なる神」との間にあるという、まさしくその位置は、それがまさしく最高の秘儀伝授
を授けることを示す。
--- ここまで ---

まあ、普通に考えれば、この「2:高等女司祭」が、「生命の木」においては、最高かつ
最難関(最大落差)の「小径」であることは明白であり、それゆえ、「ティファレト」に
到達できたレベルでは、この「2:高等女司祭」を通ることは不可能ですし、見えるものは、
ほんの足元でしかないのは、理解できると思います。
要するに、この「2:高等女司祭」は、我々が昇るものではなく、神々が降るものであって、
我々は、その働きを防いではならないという、畏れ多きカードであるということです。

とはいえ、そういうことが分かってても、というか分かっているからこそ、そういう秘部を
色々と探ってみたいというのが、変態ヲタクどもの、いやいや神秘を志す者の務めであり、
そういう同人的妄想活動の中で、何の役にも立たない副産物が、いやいや崇高なる神秘文学
作品の数々が生み出されてくるわけです。

そういう意味では、この「2:高等女司祭」は、妄想ファンタジーの大いなる源泉であり、
我々がこの「2:高等女司祭」について妄想する、いやいや研究することは、俗世におい
ても、それなりのメリットがあります。
そう、この「まさしく最高の秘儀伝授」というのは、「上の如く、下も然り」で言い換え
れば、「まさしく最低のエロネタ」ということになりますからね。←まさしく最低なヤツww
0186名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/20(金) 05:57:31.27ID:ng6faJk3
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
This initiation is through that virgin essence which has been called the "lower
Chokmah."
この秘儀伝授は、「下位のコクマー」と呼ばれたことがある、その処女の本質を通じている。

There are correspondences between the Path and the Sephira, which can be established
by Gematria: The names Gimel ([lamed][mem][gimel]) and Chokmah ([he][mem][kaph]
[cheth]) both add to 73.
「ゲマトリア」により立証されることができる、「小径」と「セフィラ」との間の対応関係
がある:名前たちの「ギメル」([lamed][mem][gimel])と「コクマー」([he][mem][kaph]
[cheth])の両方とも、足すと73になる。

But, more important, is the idea that Wisdom is alternately expressed as masculine
or feminine.
しかし、より重要なことは、「知恵」が、男性的もしくは女性的として、交互に表現される
という考え方である。

The word is feminine in most languages, though applied in Chokmah to the quality
of primary maleness.
この言葉は、たいていの言語においては女性的であるけれども、「コクマー」においては
最初の男性性の品質に適用される。
--- ここまで ---

「lower Chokmah/下位のコクマー」の元ネタが分かりませんので、何とも言えないのです
が、「2:高等女司祭」と、第二のセフィラである「コクマー」とは、男と女という関係性で
語ることが出来る何かがあるということのようです。

以前にも、「コクマー(知恵)」の女性名詞ネタは出ていますが、ワタシは、このレベル
での「男と女」という考え方とか、「大アルカナ=アツィルト界」と「セフィロト=ブリ
アー界」を絡める考え方とかには、少々否定的ですので、軽くスルーしておきます。
0187名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/21(土) 06:48:15.43ID:n7LTBJf/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
To say that THE HIGH PRIESTESS is the lower Chokmah is to say that as the One
expands outward, the seed of expansion contains the means of its own limitation.
「高等女司祭」が、下位の「コクマー」であると言うことは、「一なるもの」は、外へと
向かって拡大していくので、拡大の種は、それ自身の制限の手段を含むと言うことである。

Then, as Crowley put it: "This first and most spiritual manifestation of the
feminine takes to itself a masculine correlative, by formulating in itself any
geometrical point from which to contemplate possibility." (*249)
この最初であり、そして最も霊的である女性の顕在化は、可能性を予期するための、
すべての幾何学的な点をそれ自身の中に公式化することにより、男性的な相関物を、
それ自身に捕らえる。」 (*249)
--- ここまで ---

ちなみに、(*249)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
249. Crowley, Book of Thoth, 73.
249. クロウリー著、『トートの書』、73ページ。
--- ここまで ---
とあります。

このレベルにおいては、男性とか女性というような、俗世のパワーワードにこだわる必要
なんて全く無いのですが、我々の理解できるレベルで関係性を表現しようとすると、そう
いう苦肉の策が必要となってくるだけですので、その点はご了承ください。

いずれにしても、ここで言いたいのは、下界に顕在化してくるもの全ては、この最初に
顕在化してくる「2:高等女司祭」と霊的な関係性を持つということです。
とはいえ、それは原初の「spiritual/霊的」なものであるため、我々は、それに気づく
こともなく、それを利用できるわけもなく、あえて例えるならば、我々の宇宙を、我々が
現在知るような形に形成した「暗黒物質」のようなものであるという感じですかね。
0189名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/22(日) 06:51:53.60ID:eETn44RM
>>188
お気遣い、ありがとうございます。 (^^)/

一応、モデルナ二回接種済みですし、外出の際は、不織布マスクを
着用するようにしていますので、今のところは大丈夫です。 (^^;

ということで、皆さまも、くれぐれもご自愛くださいませませ。
0190名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/22(日) 06:52:59.53ID:eETn44RM
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
The concept is an impossibly difficult one, and here, more than in other cards,
we are faced with the fact that the terms most descriptive of these principles
may seem totally nonsensical.
概念は、途方もなく難しいものであり、そしてここでは、他のカードたちにおけるよりも、
我々は、これらの原則たちを最も良く記述する用語たちが、全く無意味であるように見える
かもしれないという事実に向き合わされる。

The common description of the key is more approachable, that being THE HIGH PRIESTESS
as the most pure essence of consciousness, symbolized in the Tarot as the very
source of all Water.
鍵の共通した描写は、より親しみやすく、それは意識の最も純粋な本質としての「高等女
司祭」である存在であり、全ての「水」のまさしく源泉として「タロット」の中に象徴化
される。
--- ここまで ---

まあ、「至高の三角形」の内部なんて、誰にも本当のことは分からないので、そもそも
「difficult/難しい」というようなレベルではないんですよね。
つまり、人間には理解できない概念であり、それをどのように図案や文章で表現しようと
試みたとしても、それは現実には何の意味も持たないということです。

そこにあるのに、それは表現できない。
そこになければ、デッチ上げれば良い、ということで、あちこちからネタをかき集めて、
現実離れした存在として創作されたものが、この「2:高等女司祭」の各カード共通の
コンセプト・デザインとなっているわけです。

ちなみに、ここには、元素としての「水」の概念はなく、あるのは、絵には本来描けない
「霊」の流れですので、その点には注意が必要です。
というか、そもそも我々の意識においては、検知することの出来ないシロモノですので、
ただひたすら「霊」ならぬ「妄想」だけを垂れ流す存在であるとも言えますよね。
0191名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/23(月) 06:18:11.45ID:QTiaiTWC
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
The source of Water is the idea behind the idea behind form.
「水」の源泉とは、形の背後にある考え方の背後にある考え方である。
--- ここまで ---

「2:高等女司祭」は、カバラ主義の理論上では、元素の形態である「Water/水」との
関係性は薄く、「ティファレト」への流出を論じる際には、基本的には「Spirit/霊」の
属性を持ちます。

一方で、「ティファレト」へと流出する、下位の元素属性を持つ「小径」との、惑星繋がり
で関係するものもありますので、それについて、以下にまとめておきます。
・「4:皇帝(白羊宮、火星、火)」?「16:塔(火星)」
・「5:法王(金牛宮、金星、地)」=「3:女帝(金星)」」
・「6:恋人たち(双児宮、水星、空気)」=「1:魔術師(水星)」
・「7:戦車(巨蟹宮、月、水)」=「2:高等女司祭(月)」

まあ、「4:皇帝(白羊宮、火星、火)」と「0:愚者(元素の空気)」が関連付けられれば
完璧だったのですが、世の中、そううまくいかなかったりしますよね。
そして、これから推察できることは、「0:愚者」は他のカードとは絡まない、別格な存在
であるということぐらいです。

いずれにしても、この「2:高等女司祭」の「水の源泉」というのは、「形の背後にある
考え方の背後にある考え方」であると言われているように、本来は、元素の「水」とは
全く別のシロモノであって、我々が想像するような「水の流れ」というか、そっち系の
エロ妄想を抱けるようなものとは、全く次元の異なるものであることを、重々理解して
おく必要があるわけです。

そして、「2:高等女司祭」の「小径」は、途中で「3:女帝」「深淵」「8:力」の三重の
ダムで堰き止められていますので、「ティファレト」へ到着したものは、足先の爪の垢
みたいなものであることも、理解しておく必要があるわけですよ。←こっち系の人向けw
0192名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/24(火) 06:21:07.94ID:+Y33/7dh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 235) ---
Case amplified this concept in saying that: ". . .no matter how many forms develop
from it, the virgin substance is itself unchanged.
ケース氏は、以下のように述べて、この概念を拡大した:「… それから、どれほどの
形たちが発達しようと、処女の物質は、それ自身は不変である。

Like water, which holds matter in suspension or solution, this substance remains
over itself.
物質を懸濁液または溶液の状態で保持する水のように、この物質は、それ自身の上に残る。

Here is one key to the alchemical mystery of the First Matter.
ここは、「第一質料」の錬金術の神秘の、1つの鍵である。

Here, too, one may find a clue to the inner significance of the Virgin myths of
all religions." (*250)
ここでも、また、人は、全ての宗教たちの「聖処女」の神話たちの内なる意味への手掛かり
を見つけるかもしれない。」 (*250)
--- ここまで ---

ちなみに、(*250)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
250. Case, Book of Tokens, 37.
250.ケース著、『しるしの本』、37ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ケース氏によると、そういうことのようです。

とはいえ、「2:高等女司祭」は、「水」でもないし、錬金術のネタになるような低レベルの
ものでもありませんので、あくまでもネタ程度にしておいた方が無難かと思います。
0193名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/25(水) 06:16:50.34ID:2MYUE+DO
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
Almost every writer on Tarot has found such keys to keys in THE HIGH PRIESTESS.
「タロット」に関係する、ほとんど全ての作家は、「高等女司祭」の中に、そのような
鍵たちへの鍵たちを、ずっと発見し続けている。

She is often, in fact, described as the "Inner Mysteries" or esotericism as opposed
to THE HIEROPHANT who is sometimes identified with exoteric religion.
彼女は、しばしば、実際に、時々顕教的な宗教と同一視される「法王」に対して、「内なる
神秘的教義」もしくは秘教として記述される。

But THE HIGH PRIESTESS must be studied in terms of THE MAGICIAN, in that she carries
out what he initiates.
しかし、「高等女司祭」は、彼(魔術師)が開始することを、彼女が実行するという点で、
「魔術師」の観点から研究されなければならない。

This interaction can be discussed in a number of terms.
この相互作用は、いくつもの用語たちで論じられることができる。
--- ここまで ---

「マルクト」から「ケテル」へと遡る、数多くの「鍵(大アルカナ)たち」を束ねる
働きを、この「2:高等女司祭」が司っているというのは、「生命の木」における位置を
見れば、何となく分かるかと思います。
とはいえ、その「鍵たちの鍵たち」である「2:高等女司祭」は、「3:女帝」、「深淵」、
「8:力」という三重のロックが掛けられており、誰もそれを開けることが出来ないゆえ、
「esotericism/秘教」と言われ続けているわけです。

なお、「1:魔術師」が(宇宙創造を)「initiate/開始」し、「2:高等女司祭」がそれを
「carries out/実行する」ということですが、「生命の木」の構造には、そのような
主従関係は見られませんし、我々から見れば、「0:愚者」も「1:魔術師」も「2:高等女
司祭」も、どれも同じように、もはやわけわからない何かでしかないんですけどね。
0194名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/26(木) 06:25:31.11ID:YWXM2a6h
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
She can be called the Root Matter and he the First Matter (Prima Materia), or she
can be considered the result of his self-consciousness.
彼女は「根源質料」と、そして彼は「第一質料(第一質料)」と呼ぶことができ、あるいは
彼女は彼の自己意識の成果と考えることができる。

However it may be symbolized, THE MAGICIAN symbolizes a condition prior to
unconscious "thought."
それがどのように象徴されていても、「魔術師」は無意識の「思考」の前の状態を象徴する。

This condition acts upon THE HIGH PRIESTESS in such a way that the Gimel Path
becomes the "mind" capable of carrying the thought forms of which the Universe
will eventually be composed.
この状態は、「ギメルの小径」が、「宇宙」が最終的には構成されるであろう思考形態たち
を運ぶことが可能な「精神」となるような方法で、「高等女司祭」に作用する。
--- ここまで ---

大宇宙に関する直接的な話はあきらめて、小宇宙である人間の脳内状態に関する話と、
大宇宙の創造の話を絡めていますが、今までの話とは、微妙に異なっているというか、
結構、行き当たりばったりな理論になっています。
まあ、元々が何でも許される領域ですので、この程度では設定崩壊と言うほどのこと
でもありませんし、そもそも言語化が不能な領域ですしね。

ちなみに、「Root Matter/根源質料」と「First Matter/第一質料(英語)」もしくは
「Prima Materia)/第一質料(ラテン語)」のどちらが先なのかも、よくわからないと
いうか、そもそもこんな高位領域で、「Matter/質料」のみを論じること自体が、意味を
持たないような気もします。
じゃあ、何を論じればいいのと言われれば、「2:高等女司祭」の大部分(>99.999%)は
「深淵」のあっち側にあるので、彼女の足先の爪の垢限定で話をしておけばいいと
思うんですよね。(結構臭いそうな足だったりするw)
0195名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/27(金) 06:05:23.17ID:luWQ8ikQ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
She is the source of the vibratory patterns of the Universe which underly everything.
彼女は、全てのものの基礎となる「宇宙」の振動する様式たちの源泉である。

Thus, the Crowley card shows a figure composed of waves of energy, under which
are the mental forms affected by those waves.
従って、クロウリー氏のカードは、精力の波たちで構成された図案を示しており、その下
には、それらの波たちにより影響を受ける精神的な形態たちがある。

Moreover, nothing can grow in the garden of THE EMPRESS without this underlying
structure of energies.
さらに、この基礎となる精力たちの構造が無ければ、「女帝」の庭園の中では、何も成長
することができない。
--- ここまで ---

どうでもいいことですが、「2:高等女司祭」は、トート版では「The Priestess/女司祭」
というカードタイトルになっていて、「High/高等」が省略されています。

あと、ドート版「2:女司祭」の図案が「waves/波たち」を表すということですが、どちら
かというと「放射」のイメージの方が濃いと思うのですが、ひょっとするとウォン氏は、
電磁波の放射のような「○○波の放射」というものをイメージしたのかもしれません。

それと、ドート版「2:女司祭」の下部にあるものは、何となく「女司祭」への供物のように
見えるのですが、これは「女司祭」が産み出した「生命の始まり」を意味するものという
ことのようですが、なんか、精神的なものというより、物質的なもののイメージが濃いです。

ちなみに、精神的な波を足元から生み出すということであれば、ゴールデン・ドーン版が、
一番イメージが合っているようにも思えますし、そもそもゴテゴテとした物質を産み出す
「小径」ではありませんので、足先フェチであるワタシとしては、ゴールデン・ドーン版
「2:高等女司祭」が、イチオシだったりするのでした。
0196名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/28(土) 06:21:17.17ID:RSNezIQM
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
She is the source of the vibratory patterns of the Universe which underly everything.
The Wisdom of THE HIGH PRIESTESS is in regulation.
「高等女司祭」の「知恵」は、「調節」の中にある。

Her fluctuating rates of vibration establish the direction (sets the pattern) for
the First Matter (Prima Materia= Philosophic Mercury=MAGICIAN) as it "descends"
toward a condition of greater density.
彼女の振動の変動割合たちは、「第一質料(第一質料=哲学的水銀=魔術師)」が、より
高密度の状態に向かって「下降」するにつれて、それの方向を制定する(様式を設定する)。

It is for this reason that the Moon is attributed to this Path.
この理由のために、「月」は、この「小径」に帰属される。
--- ここまで ---

色々と憶測のみで強引に語っているので、真に受けてはなりません。
そもそも、大アルカナに対する惑星の帰属は、かなり適当であり、一貫した理論があると
いうわけではありません。
ちなみに、この「第一質料」を「至高の三角形」とするのであれば、そこからの下降を
制御するのは「3:女帝」であり、「深淵」であり、「8:力」であって、「2:高等女司祭」
のみが自己制御するという話にはなりません。

そもそも、「2:高等女司祭」が「月」と本当に関係しているのかと言われると、「月」と
対応する「太陽」は「19:太陽」に配属されているので、何で「月」は「18:月」に配属
されなかったのかという話にもなります。

要するに、「2:高等女司祭」に配属される「月」は、我々が見ている「月」とは何の関係
もないものであり、「1:魔術師」に配属される「哲学者の水銀(水星)」と同様の理屈で、
「2:高等女司祭」には「哲学者の銀(月)」が、それの延長で、「0:愚者」は、「哲学者
の金(太陽)」であるという類推が可能となってくるわけです。
0197名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/29(日) 06:36:02.03ID:LTbGQnpu
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
The vibratory pattern, the waxing and waning, and all of its other attributes,
are here found at the most pure source.
振動の様式、満ち欠け、およびその他の属性たちの全ては、ここで、最も純粋な源泉で
見つけ出される。

The Moon represents fluctuations, dualities, tides.
「月」は、変動たち、二重性たち、潮の干満たちを表す。

It is the Moon which controls the tides of the waters of consciousness.
意識の水域の潮流を制御するものは、「月」である。
--- ここまで ---

「2:高等女司祭」の属性として「regulation/調節」があるのは理解できなくもないの
ですが、それが「月」による「干満」に例えられるのは、何か違うような気もします。

そもそも、「2:高等女司祭」は「生命の木」における「不動のセンター」であり。「月」
のように、あちこち動き回って周囲に迷惑をかけるような存在ではなく、じっとそこに
あって、周囲に威圧感というか存在感というか、そういうオーラを放ちまくる存在です。

そうはいっても、そもそも足先の爪先しか見ることのできない至高の存在ですので、そこに
低次元の存在である「月」を見てしまうというのは、あるのかもしれませんが、そういう
「爪の垢」の成分分析だけで全体属性を決めてしまうのは、さすがに有り得ないというか、
失礼すぎる行為ではないかと思います。

要は、「2:高等女司祭」に関する「月」とか「潮」とかいう表現は、あくまでもそういう
下半身ネタというか、そっち系の趣味の人向けでしかないというか、そういう目的で妄想
されるべきものであるというか、まあ要するに、我々は下劣なる世界の存在であって、
「2:高等女司祭」の本質なんぞ、誰にも分からないという感じて、開き直るしかないという
のが、ここでの結論で良いのではないかと思うのでした。←開き直りの極致ww
0198名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/30(月) 06:13:51.12ID:8sGTlQTW
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
The Moon is cold, harboring neither good nor bad.
「月」は冷たく、善も悪も、どちらも心に抱かない。

Its potent currents, as the meaning of the double letter Gimel, war-peace, suggests,
may be problem-solving or causing.
その強力な流れの中で、複字の「ギメル」の、「戦争と平和」の意味が示唆するように、
問題を解決、もしくは引き起こしているかもしれない。

But no matter what the result of the activity of THE HIGH PRIESTESS, she herself
remains unchanged, incorruptible, ever virgin.
しかし、たとえ「高等女司祭」の活動の結果が何であれ、彼女自身は、変化せず、腐敗せず、
常に処女のままであり続ける。
--- ここまで ---

複字の「ギメル」の意味は、「war-peace/戦争と平和」ではなくて、「Peace-War/平和と
戦争」であるとか、この本の129ページの「複字」の解説では、「2:高等女司祭」には
「Wisdom-Folly/知恵と愚行」が配属されていたんじゃないの、というような、ヤボな
ツッコミはともかくとして、「2:高等女司祭」が「平和と戦争」を象徴しているのかと
言われれば、はなはだ疑問であって、そういうものとは無縁のような気もするんですよね。
そもそも「戦争」というものは、自称「正義」と自称「正義」、もしくは自称「正義」と
他称「悪」の争いであって、「善と悪」の概念が無ければ成立しないというか、そういう
善と悪の対立こそが「戦争」であり、それの対称位置にあるものが「平和」であると考えて
います。
要は、まず初めに「善と悪」があり、次に「戦争」があり、最後に「平和」が出来たという
ことであり、それゆえ「平和」というものの胡散臭さがあるわけですよ。

まあ、「至高の三角形」より流出する「2:高等女司祭」に、下界の「平和と戦争」という
低俗な概念を配属しようということ自体が間違っているとも言えますので、あまりヤボな
ツッコミを入れるべきではないということなのかもしれませんね。
0199名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/30(月) 09:00:46.76ID:x9yZ+pJZ
タロットにカバラや神秘主義なんか関係ないのにな。
クロウリー自体も間違った存在でしかないのに。
0200名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/31(火) 06:13:58.95ID:ZsJ9CWea
>>199
定期レス乙ww
いつもの同じ人なのかな?

そろそろ、どんなタロットを使っているか、教えてもらえませんかね。
0201名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/31(火) 06:15:19.20ID:ZsJ9CWea
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
She is moreover, the vessel for all the operations of the Supernal Triangle; it
is within her that the activity of Mercury, Sulphur and Salt takes place.
彼女は、さらに、「至高の三角形」の全ての活動たちのための容器である;「水銀」、
「硫黄」、「塩」の活動が行われるところは、彼女の中にある。

She is the Uniting Intelligence, an activity which is also related to the Four
Elements.
彼女は、「統一する知性」であり、また、「四大元素たち」に関連付けられる活動でも
ある。
--- ここまで ---

ここの記述は、「2:高等女司祭」の内部に、錬金術の「Hermetic Vessel/ヘルメスの容器」
があるということだと思うのですが、「2:高等女司祭」は、「ケテル」から純粋な「Spirit
/霊」の成分を抽出する蒸留器のようなものですので、そこに「四大元素」という不純物を
入れるのは、どうかと思うんですよね。
どちらかというと、そういう役割は、「3:女帝」の方が、ふさわしいように思います。
そういう意味でも、「2:高等女司祭」の「統一する知性」というのは、「四大元素」の
精力を統べる「霊」の存在としての「Intelligence/知性」ではないかと思うのでした。

要するに、「生命の木」の上位の「五芒星」の頂点である「ケテル」と、下位の(形は
異形ではあるものの)「五芒星」の頂点である「劣化ケテル=ティファレト」を結ぶと
いう、最も重要視されるべき「小径」であり、我々としては、「0:愚者」や「1:魔術師」
よりも、優先されるべき存在であるということです。
わかりやすく言うと、「神様にお願い」するのであれば、どこにいるのかわからない
「0:愚者」や「1:魔術師」よりも、最も「神」に近い上に、我々とも足先の爪の垢レベル
で接点のある、「2:高等女司祭」にしておいた方が良い、ということなんですよね。

実際のところ、この「足先の爪の垢」は、強力な臭さ、いやいやパワーがあり、我々の
上位世界に対する甘美な妄想を、駆り立ててくれるものなのでした。
0202名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/08/31(火) 09:16:00.52ID:5wyfCEHp
>そろそろ、どんなタロットを使っているか、教えてもらえませんかね。

いろいろな種類があるがどれを使っても同じと思う。
画用紙に絵札の番号と簡単な説明を書いて自作して使っても同じ。
数字と適当に作った自作画用紙カード使ってると思ってくれていいよ。

>いつもの同じ人なのかな?

もう二度と来ないと思ったのか?
0203名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/01(水) 06:32:42.72ID:IlABU4Kg
>>202
ご贔屓にして頂き、ありがとうございます。 (^_^)/

>> そろそろ、どんなタロットを使っているか、教えてもらえませんかね。
> いろいろな種類があるがどれを使っても同じと思う。
> 画用紙に絵札の番号と簡単な説明を書いて自作して使っても同じ。
> 数字と適当に作った自作画用紙カード使ってると思ってくれていいよ。

ということは、占い師メインの方ですかね。
確かに、何も書かれていない白紙のカードであっても、占いが出来る上級者は
いますからね〜。(ワタシには無理だけどww)

まあ、学校で国語を習わなくても読み書きは出来ますし、算数を習わなくても
お金の計算ぐらいは出来ますし、音楽を習わなくても歌を歌うことは出来ますし
美術を習わなくても絵はかけますし、プロとして生活することも可能です。
でも、そういう人は、理科の「地動説」を知らずに、一生を終えるわけです。

>> いつもの同じ人なのかな?
> もう二度と来ないと思ったのか?

こんな、人生において何の役にも立たないクソスレに常駐して頂き、
まことにありがとうございます。 (^^)/
誰かに見られていることがわかると、ちょっと嬉しいですよね。←露出狂ww

ということで、あともう少しで終わりますので、よろしければ最後まで、お付き合いください。
大アルカナの説明が終われば、その後に、オマケではありますが、占い方についての
説明もありますので、もしよければ、そこでもツッコミを入れてみてください。 (^^)
0204名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/01(水) 06:33:43.30ID:IlABU4Kg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
We have shown how four Paths rising into the Supernal Triangle each represent a
different Element, and have suggested that each is an aspect of the "Garden of Eden."
我々は、「至高の三角形」の中へ昇る四つの「小径」の各々が、どのような方法で異なる
「元素」を表しているのかを示し、そして、それぞれが「エデンの園」の様相であること
を示唆したところである。

THE HIGH PRIESTESS, again, is the Uniting Spirit, that fifth element which is
symbolized by the uppermost section of the Pentagram.
「高等女司祭」は、さらに、「五芒星」の最上部により象徴される、その五番目の要素
である、「統一する霊」である。

To reiterate: HIEROPHANT=Earth, LOVERS=Air, CHARIOT=Water, EMPEROR=Fire and
THE HIGH PRIESTESS=Spirit.
繰り返して言うと:「法王」=「地」、「恋人たち」=「空気」、「戦車」=「水」、
「皇帝」=「火」、そして「高等女司祭」=「霊」 である。

She is at once the source and uniting regulator over the four other Paths.
彼女は、同時に、四本の他の「小径たち」の源泉であり、そして統一する調整者でもある。

She is also the source of the Four Rivers of Paradise: The Pison (River of Fire),
The Gihon (River of Water), The Hiddikel (River of Air) and The Phrath (River of
Earth).
彼女はまた、「楽園の四つの川」の源泉でもある:「ピション(火の川)」、「ギホン
(水の川)」、「ヒデケル(空気の川)」、そして「ペラテ(地の川)」。
--- ここまで ---

このあたりは、今まで説明してきたことの、まとめみたいなものですかね。
ちなみに、最後の文の「エデンの園の四つの川」の名前は、ヘブライ読みなので、
一般の『旧約聖書』の読み方とは若干異なっていますが、気にしないで下さい。
0205名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/01(水) 16:58:37.71ID:LUyZ3nJS
>>203は禊やお祓いなど実践したり受けたりするのか?
そうした事しないのか?
仕事柄必要と思うが。
0206名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/02(木) 06:21:56.51ID:iKKUunWN
>>205
社会常識的な範囲ということであれば、神社でのお祓いとかは受けますよ。

あと、占いは仕事ではないけど、タロット占いは神託ですので、
占い前の召喚や、占い後の追儺は、普通にやってますが、それが何か?

というか、何でワタシが、そういうことをやってないと思ったのか、それが知りたい
0207名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/02(木) 06:23:33.16ID:iKKUunWN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
The idea of THE HIGH PRIESTESS as pure vessel is commensurate with the retentive
qualities of the Camel, an animal which stores water for a long desert trip.
純粋な容器としての「高等女司祭」の考え方は、長い砂漠の旅のために水を蓄える動物で
ある、駱駝の「保持する」品質に釣り合っている。

This suggests another type of retention, memory.
これは、別の型式の保持である、「記憶」を示唆する。

Within THE HIGH PRIESTESS are, in fact, concealed the memories of the race as well
as those of the Cosmos.
「高等女司祭」の内部には、実のところ、「宇宙」のそれらと同様に、人類の記憶たちが
隠されている。
--- ここまで ---

ウォン氏には、「2:高等女司祭」が胸元で保持する「黒い杯」が、「vessel/容器」に
見えるということですが、ワタシには、これは「保持するための容器」ではなく、新しい
宇宙を創造するための「時空の転換装置」のように見えます。
つまり、高次元の「至高の三角形」が、一旦収縮し、手で隠された「特異点」で時空転換
され、新しい宇宙である下方の「倫理的三角形」へと膨張していくような感じです。

このあたりの流れは、「3:女帝」が、下腹部に、子宮と膣を示唆する「アンク十字=金星」
を持ち、宇宙の受胎を意味しているのに対し、「2:高等女司祭」が「黒い杯」を、おっぱい
に挟み込むような形で持つという、いかにもアレな形で暗示しているわけです。
まあ、そのあたりをどう想像するかは、各自の妄想にお任せしますが、「2:高等女司祭」
と「3:女帝」の「生命の木」の位置関係からしても、「2:高等女司祭」が攻めであり、
「3:女帝」が受けであることは想像できます。
そして、その上位世界での深い関係から生み出された「宇宙の種」が、「2:高等女司祭」が
持つ、黒の「深淵」により時空転換されて、その足元から、時空の広がる波としての宇宙を
創造していくというストーリーになるわけですよね。
0208名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/02(木) 20:28:25.18ID:hCqcL9L3
>>206
>というか、何でワタシが、そういうことをやってないと思ったのか、それが知りたい

専門家やプロだと何か技を持っているのが普通だから、ビギナーで
「知らない,出来ない」と答えたなら危ないよと警告しようと思っていた。
基本を知らない人多いからね。

悪い女の人は世の中多いからあんたもその一人なのかなと思って聞いた。
0209名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/03(金) 06:25:04.17ID:E4DFjW0U
>>208

> 悪い女の人は世の中多いからあんたもその一人なのかなと思って聞いた。

まあ、この業界では、あんまり人を信用しない方がいいですからね。
ワタシも、「悪い女の人の一人」かもしれないですし。ww

とはいえ、基本を知らなくても、占いは出来ますので、自分の価値観を、
他人に押しつけようとするのは、避けておいた方が無難です。
「売らない」とは言うものの、やっぱり「売れたもん勝ち」な業界ですからww
0210名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/03(金) 06:27:35.57ID:E4DFjW0U
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 236) ---
Her veil suggests this concealment.
彼女のベールは、この隠蔽を示唆する。

In the Golden Dawn card it is draped around her, covering her eyes so that it is
impossible to look directly into her face.
ゴールデン・ドーン版カードにおいては、それは彼女の周りに覆われ、彼女の目に被って
いるので、彼女の顔を直接見ることは不可能である。
--- ここまで ---

そもそも、「2:高等女司祭」の本体は、我々から見ることの出来ない領域にあるので、
ペールで覆っていようが何しようが、それは実際の姿ではなく、あくまでも足元の爪の垢
のサンプルから想像した図でしかありませんので、想像図の作者の好みにより、色々な
属性が付いてしまうのですが、何が本当なのかは、実のところ、誰にも分かりません。

とはいえ、「2:高等女司祭」には、共通したデザイン・イメージがあって、それは「上
もしくは背後(ケテル)からのものを受け取り、何段階もの時空変換を施した後、下もし
くは前(ティファレト)へと流し出す流路」のような感じになっています。
そして、「2:高等女司祭」の内部で、何が行われているかは、我々には知る由もないわけ
であり、それが「ベールで覆われた姿」として描かれているということになります。

ついでにいうと、この「2:高等女司祭」から流れ出るものは、「Spirit/霊」の属性を
持ちますので、我々はそれを感じることは出来ませんし、何かに例えることも出来ません。
つまり、我々にとっては、もはやどうでもいいシロモノであると言うことも出来ます。

とはいえ、だからこそ我々は、そういうどうでもいいシロモノに対して、興味を惹かれる
というか、隠されているからこそ、そして見えないものであるからこそ、情熱を掻き立て
られるということにもなるわけで、一部のド変態紳士どもが、いやいや上級神秘家たちが、
「見えた!」と空騒ぎする要因にもなっているわけです。
まあ、世の中平和ですよね。←結論ww
0211名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/04(土) 07:01:20.07ID:THll1ZWk
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
The Waite card uses a hanging cloth behind the figure, which has the same meaning.
ウェイト版カードは、同じ意味を持つ、人物像の背後の垂れ布を用いる。。

But the Crowley HIGH PRIESTESS seems veiled with Light itself.
しかし、クロウリー氏の「高等女司祭」は、「光」それ自身により覆い隠されるようである。
--- ここまで ---

「2:高等女司祭」の図案が意図するものは、「隠されたもの」です。
それは、ゴールデン・ドーン版では、顔にかかる半透明なベールであり、トート版では、
人物像の前に描かれた半透明の幾何学的な模様ですが、ウェイト版の時代においては、
印刷技術が未熟であったため、そのような半透過する物体を表現することは困難でした。

そのため、ちょっとした発想の転換というか、価値観の転換というか、人物像を「隠蔽工作
のためのベール」として用いて、本当に隠さなければならないものを、その背後に置く、
すなわち、背後の垂れ幕こそが、「隠された真実」であるという構図にしています。
そして、何が隠されているのかと言えば、まあ一目瞭然なのですが、それは、「セフィロト
(女王の位階)」を意味する「柘榴の実」と、「小径(王の位階)」を意味する「椰子の木」
で表された「生命の木」であるということです。
ちなみに、ウェイト版では、小アルカナの「五芒貨の10」に、「セフィロト」のみの「生命
の木」が描かれていますが、「小径」が描かれているのは、「2:高等女司祭」のみです。

要するに、ウェイト版「2:高等女司祭」は、全体として完全なる「生命の木」を表している
わけですが、その秘密は、この女性像が隠蔽しているという、結果的には、他のものとは
ちょっと異なる表現方法になっているわけです。
とはいえ、この女性像は、人類がアクセス可能な、最高の叡智を持つ存在であって、他の
カードと比べて、劣った存在であるというわけではありません。

というか、このレベルにおいては、女性像が描かれるということ自体が、もはやヲタク的
な妄想でしかありませんので、細かいツッコミは意味が無いとも思うのでした。
0212名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/04(土) 20:10:00.59ID:4XpLM0Xu
>>209
>自分の価値観を、他人に押しつけようとするのは、避けておいた方が無難です。

最低限のことを言う、それが必要なときはあるだろう。
あんたは魔術とか魔法とかクライアントから依頼されたり実践はするのか?
俺は正直、そういうのは否定的だ。
何でか分かるか?そういうことやって他人の足引っ張って私利私欲でやった事
その被害が、身近に居るペットの動物に及んだりするからだ。
飼い主が悪意の標的になって巻き添え食らって死んで行くペットや動物を見たことあるか?
俺は見たことある。仕掛けた奴の狂った腐った根性が良く分かるくらいの。
他の事もたくさんある。

>「売らない」とは言うものの、やっぱり「売れたもん勝ち」な業界ですからww

俺は「占い」は商売にしてない。だから露出狂のような異常な売れ方など関係ない。
人が普通に生活できる程度の金銭的な余裕のそれ以上の何が必要なんだろうかと思う。
0213名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/05(日) 06:53:57.01ID:yV6cR+pL
>>212
>> 自分の価値観を、他人に押しつけようとするのは、避けておいた方が無難です。
> 最低限のことを言う、それが必要なときはあるだろう。

これが、誰にとっての最低限ですか?
そして、誰にとっての必要なときなのですか?
少なくとも、ワタシにとっては、最低限のものでもなく、必要なものでもありませんよ。

> あんたは魔術とか魔法とかクライアントから依頼されたり実践はするのか?
> 俺は正直、そういうのは否定的だ。

一応、業界人ですので、有償・無償にかかわらず、クライアントから依頼されたり、
実践するのは、お客様あっての商売ですので、そういうことを否定されても困ります。
要は、立場が違うというか、素人がオナニーやって自己満足できればいいという価値観を、
お客様に満足してもらって、その対価としてお金を頂くプロに押しつけられても困るわけです。

> 何でか分かるか?そういうことやって他人の足引っ張って私利私欲でやった事
> その被害が、身近に居るペットの動物に及んだりするからだ。
> 飼い主が悪意の標的になって巻き添え食らって死んで行くペットや動物を見たことあるか?
> 俺は見たことある。仕掛けた奴の狂った腐った根性が良く分かるくらいの。

ペットを飼ってる業界人は、結構おりますし、ワタシ自身にも、そういう経験は無いです。
まあ、被害妄想の激しい人も多くいますので、その手の人たちの話を真に受けるのも、
どうなのかな〜、とか思うんですよね。

>>「売らない」とは言うものの、やっぱり「売れたもん勝ち」な業界ですからww
> 俺は「占い」は商売にしてない。だから露出狂のような異常な売れ方など関係ない。
> 人が普通に生活できる程度の金銭的な余裕のそれ以上の何が必要なんだろうかと思う。

なんか極端な思考の人ですね。
「露出狂のような異常な売れ方」なんて言ってないですよ。
そもそも、「占い」で、「普通に生活できる程度の金銭的な余裕」のある人は、勝ち組です。(苦笑)
0214名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/05(日) 06:55:07.34ID:yV6cR+pL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
He calls her the "Soul of Light" in the sense that it is Light which conceals the
True Spirit.
彼は、それが「真の霊」を隠している「光」であるという意味で、彼女を「光の魂」と呼ぶ。

This is the Spirit which we have called a "Fiery Darkness," and which is the
substance of the Supernal Potential.
これは、我々が「火の暗闇」と呼んだことがあり、そして「至高の可能性」の実体である、
「霊」である。

This is THE HIGH PRIESTESS, in any version of the card, understood to be clothed
in Light.
これは、どの版のカードにおいても、「光」を纏っていると理解されている「高等女司祭」
である。

This is the Light before the Abyss above Tiphareth.
これは、「ティファレト」の上の「深淵」の前の「光」である。

It is a Light so brilliant that none may look upon it who have not become of the
same nature.
それは、とても光り輝く「光」なので、同じ性質になっていない者は、誰もそれを見る
ことができないであろう。
--- ここまで ---

「深淵」を渡り終えた「2:高等女司祭」の「小径」は、比喩的に「光」として表現され
ますが、それは我々が知る「光」ではなく、それはあくまでも『旧約聖書:創世記』の
冒頭に出てくる、宇宙創造の先駆けとなる「神が創造した光」であって、神ならぬ身の
我々は、それを決して見ることも聞くことも理解することも出来ないシロモノです。
つまり、我々から見れば、「0:愚者」「1:魔術師」「3:女帝」は「真っ黒なカード」で
あって、そして「2:高等女司祭」は「真っ白なカード」ということでいいわけですよね。
0215名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/06(月) 06:12:37.50ID:RnChkzGa
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
What is required here is a re-thinking of the essence of Light.
ここで必要とされることは、「光」の本質を再考することである。

All religions stressing Light are based on a Tiphareth Sun-God.
「光」を強調する全ての宗教たちは、「ティファレト」の「太陽神」に基礎づけられる。

These include Christ, Buddha, Apollo, Osiris, Ahurda-Mazda, etc.
これらは、「キリスト」、「仏陀」、「アポロ神」、「オシリス神」、「アフラ−マズダー
神」、などを含む。

What is important is that, unlike organized religion, the Mysteries teach that
Light does not reveal; it conceals by its very brilliance.
重要なことは、組織化された宗教とは違って、「神秘的教義」は、「『光』は、正体を
明らかにしない;それは、その非常な光輝により隠す。」ことを教える。
--- ここまで ---

結局のところ、「深淵」をくぐり抜けて降臨した「2:高等女司祭」は、「光」により象徴
されますが、その「光」は、我々の知る「光」ではなく、全く別のものであって、我々は
それの正体を知ることは出来ないということを、改めて述べているだけです。

では、「光」ではないのなら、何と言えばいいのかと言われれば、おそらく「顕現する宇宙
の開始点となる特異点」と形容するのが、何となくふさわしいのではないかと思われるの
ですが、そうすると、「ケテル」のイメージと重なってきます。
つまり、「ケテル=不顕現の一次特異点」だとすれば、「2:高等女司祭=顕現する特異点の
ワープ経路」であり、そして「ティファレト=顕現した二次特異点」という感じですかね。

要するに、我々は、「2:高等女司祭」の実質的な動作を見ることも知ることも出来ない
ので、足先の爪の垢を見て、「これは『光』だ!」とか言っちゃってるわけです。
とはいえ、それが間違いなのかと言われると、必ずしも間違いとも言い切れないのでした。
0216名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/07(火) 06:10:56.12ID:9dfu5DHF
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
The Path of THE HIGH PRIESTESS, like the Moon itself, goes from the most brilliant
light to the most intense darkness.
「高等女司祭」の「小径」は、「月」それ自身のように、最も光り輝く光から、最も強烈な
暗闇へと向かう。

Thus, the principles of the Moon and its deities, Diana-Artemis and Hecate, apply.
従って、「月」と、その神々である、「ダイアナ女神−アルテミス女神」と「ヘカテー女神」
の原則が適合する。

Of course, one can choose from numerous variations on the same theme, appreciating
that mythology grew out of social needs to a large extent.
もちろん、人は、神話が社会的な必要から広い範囲に成長したことを認識しながら、同様の
主題に基づく数多くの変種たちの中から選択することができる。

Thus, we find that Hecate, as described by Hesiod, was the original triple-goddess
ruling heaven and earth.
従って、「ヘカテー女神」は、ヘシオドス氏により記述されるように、天と地を支配する、
最初の三女神であったことを発見する。
--- ここまで ---

ウォン氏の上記の説明は、どちらかというと下位存在である「18:月」のものであって、上位
存在である「2:高等女司祭」は、神話のような下位世界に属するものではありませんので、
上記の例えは適切ではありません。
というか、ほぼ完全に間違っています。

とはいえ、おそらく我々の知識で例えられるものは何も無いので、何度も繰り返しますが、
我々に出来ることは、「2:高等女司祭」の足先の爪の垢の臭いを感じながら、(*´Д`*)ハァハァ
するぐらいであって、それ以上のことは、人それぞれの個人的な妄想の中でのみ展開して
もらえればいいと思っているのでした。
0217名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/08(水) 06:06:56.31ID:VMtgvchC
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
Later periods concentrated on her more unpleasant aspects as Goddess of the
underworld, and the darker aspects of magic.
後期は、冥界の、そして魔法のより暗い様相たちの「女神」としての、彼女のより不快な
様相に集中した。

She remained, nonetheless, associated with the Moon as Hecate-Selene, the "Far
shooting Moon," an aspect of Artemis. (*251)
彼女は、それでもなお、「アルテミス」の一面である、「遠い射撃の月」である「ヘカテー
−セレーネ」としての「月」と関連したままであった。 (*251)
--- ここまで ---

ちなみに、(*251)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
251. Graves, Greek Myths, 124, 348.
251. グレーヴス著、『ギリシア神話』、124、348ページ。

See also "Hecate," Oxford Classical Dictionary, 490, which discusses the
confusions surrounding Selene, and points out that no cult of the Moon existed
in ancient Greece.
「ヘカテー」、『オックスフォード古典辞典』、490ページもまた参照すること。
それは、「セレーネ女神」を取り巻く混乱たちを論じ、そして「月」の信仰は、
古代ギリシアには存在しなかったことを指摘している。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、この地上では、「月の女神」は「太陽の男神」に優ることは出来ないですからね。
そういう意味でも、この「2:高等女司祭」を、一般に現存する神話の「月の女神たち」に
例えることは、愚策でしかありません。
つまり、「2:高等女司祭」は、他に例えるものが無い、完全なる脳内妄想の産物なのです。
0218名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/09(木) 06:01:55.69ID:fFURs6uc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
Artemis, in one legend the sister of Apollo and daughter of Zeus, was the bringer
of light and the eternal virgin. (*252)
「アルテミス女神」は、ある伝説の中では、「アポロ神」の妹であり、そして「ゼウス神」
の娘であり、光をもたらす者であり、そして永遠の処女であった。 (*252)

And as we find that THE HIGH PRIESTESS is called the "Princess of the Silver Star,"
we are also told that Artemis was known as the "Maiden of the Silver Bow."
そして、我々が、「高等女司祭」が「銀の星の女司祭(王女)」と呼ばれていることを発見
するのと同様に、我々はまた、「アルテミス女神」が「銀の弓の乙女」として知られていた
と言われる。

This suggests TEMPERANCE, the lower extension of THE HIGH PRIESTESS, which is
Sagittarius, the Archer.
これは、「高等女司祭」の下位の拡張である「節制」を示唆しており、それは「人馬宮」
であり、「いて座」である。

Its arrow may fly heavenward, or deeply into the Earth.
その矢は、天に向かって、もしくは「地球」の奥深くへと飛ぶかもしれない。
--- ここまで ---

ちなみに、(*252)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
252. Graves, Greek Myths, 85.
252. グレーヴス著、『ギリシア神話』、85ページ。
--- ここまで ---
とあります。

あと、どうでもいいことですが、二番目の文の「Princess/王女」は、『"T"の書』を参照
したのであれば、「Priestess/女司祭」の誤記だと思われます。
0219名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/10(金) 06:07:53.84ID:z/Ll0Fs7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
Artemis was also the triple Moon Goddess.
「アルテミス女神」はまた、「三重」の「月の女神」でもあった。

First she was the maiden, then the (orgiastic) Nymph, then the old crone. (*253)
第一に、彼女は処女であり、それから(飲めや歌えの)「妖精」であり、さらにまた高齢
の醜い老婆でもあった。 (*253)

She was all the phases of woman at once.
彼女は、同時に女性の全ての相たちであった。
--- ここまで ---

ちなみに、(*253)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
253. Graves, ibid.
253. グレーヴス著、同上。(『ギリシア神話』)
--- ここまで ---
とあります。

繰り返し言いますが、「2:高等女司祭」について考察する上では、
・これは「月」ではないこと
・これは「女性」ではないこと
・これは「下界の存在」ではないこと
・そしてこれは、しょせん「妄想の産物」でしかないこと
を重々理解しておくことが必要です。

もちろん、しょせん「妄想の産物」ですので、クロウリー氏のように、オレは「アルテミス
女神」に関連付けてハァハァするんだ」と開き直ってもいいのですが、カバラ主義による
宇宙創成論的解釈とは、かけ離れたシロモノとなってしまいますので、ワタシとしては、
そういう俗っぽい解釈は、できれば避けておきたいところなのでした。
0220名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/11(土) 06:55:52.66ID:wwLRXhws
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
These aspects of the Moon are symbolized by the crown of the High Priestess in
Waite's card: the full Moon is shown at the center, with the waxing and waning
moon represented at either side.
「月」のこれらの様相たちは、ウェイト版カードにおいて「高等女司祭」の王冠により
象徴される:満ちた「月」が中央に示され、それと共に、両側に(満ちゆく)上弦と(欠け
ゆく)下弦の月が表わされる。
--- ここまで ---

さすがに、これは無いですよね。

元々の、マルセイユ版「2:女教皇」の「crown/王冠」は、「5:法王」の「王冠」と同様の
三段の「Papal crown/教皇冠」でデザインされており、それはすなわち「至高の三角形」
を意味するものとなっていて、そもそも「Triple Goddess/三女神」の象徴である「Triple
moon/三重の月」が表す「Maiden, Mother, and Crone/乙女、母、老婆」という、下界の
「月」と「女性」にまつわる話とは、全く次元の異なるものです。

ちなみに、ウェイト氏は、「2:高等女司祭」の王冠については、「horned diadem/角の
ある王冠」と述べていますので、これは、角の中央に太陽を配置した「イシス女神」の冠
であると推定できます。
つまり、この「2:高等女司祭」全体が「イシスの神殿」であり、「イシス」が「中央の柱」、
右の「Jの白柱」が「コクマー」を頂点とする「慈悲の柱」、そして左の「Bの黒柱」が
「ビナー」を頂点とする「峻厳の柱」となっています。
そして、「中央の柱」である「イシス女神」には、頭の上に「ケテル」を表す「王冠」、
胸に「ティファレト」を表す「solar cross/太陽十字」、足元には「イェソド」を表す
「lunar crescent/三日月」を置き、カードの外にあり描かれていない「マルクト」へと
流れ落ちていくという、完璧な「生命の木」の象徴としてデザインされているというのは、
あまりにも有名なネタバレなのですが、ウォン氏は、この件については完全にスルーして、
ほとんど強引に、俗世界における「三女神」である「アルテミス女神」に関係付けして、
この話をまとめたいようです。
0221名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/12(日) 06:23:39.73ID:SbpLUg8f
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
One might well wonder how it is possible for Artemis to be at once eternal virgin
and orgiastic Nymph, but that is the whole mystery of THE HIGH PRIESTESS.
人は、「アルテミス女神」が、どうして同時に、永遠の処女であり、そして飲めや歌えの
「妖精」であることが可能なのかを疑問に思うのももっともであるかもしれないけれども、
しかしそれは、「高等女司祭」の全ての神秘である。

It is rather like the play Camino Real, by Tennessee Williams.
それはテネシー・ウィリアムズ氏による演劇である「カミノ・レアル」に、少し似ている。

Every month, by the light of a full moon, an old gypsy woman turns her prostitute
daughter back into a virgin, which is, as she says, quite a trick.
毎月、満月の光により、高齢のジプシーの女が、彼女の売春婦の娘を処女に戻すが、
それは、彼女が言うように、全くの偽計である。
--- ここまで ---

テネシー・ウィリアムズ氏(Tennessee Williams, 1911-1983)は、アメリカの劇作家であり、
「Camino Real/カミノ・レアル」は、彼の1953年の作品です。

とはいえ、「アルテミス女神」は「2:高等女司祭」ではありませんし、「カミノ・レアル」
という戯曲を理解することが「2:高等女司祭」の理解に繋がるということでもありません
ので、ワタシとしては、ここで何か言うことは無いです
そもそも、我々は、「2:高等女司祭」の足先の爪の垢しか知ることは出来ないわけですので、
ウォン氏が、「カミノ・レアル」に似ていると言っても、ワタシにはわからないわけです。

そういえば、足先の爪といえば、今期はペディキュアを塗りながら変身する人魚が、一部で
人気となっているようですが、ワタシとしては、そっちの方が、「2:高等女司祭」の水の
持つイメージに似ているようにも思うんですよね。
あと、「四大元素」役は、ピンク=「4:皇帝」、黄色=「5:法王」、紫=「6:恋人たち」、
赤=「7:戦車」ということにすると、何となくしっくりくるような感じです。
0222名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/13(月) 06:16:48.10ID:6JAgfXW8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
The idea of THE HIGH PRIESTESS as the Uniting Intelligence, the reconciler of
opposites, is represented by Waite as the two pillars, black and white, from
the supposed Temple of Solomon.
反対物たちの調停者である、「統一する知性」としての「高等女司祭」の考え方は、
「ソロモンの神殿」と思われるものからの、黒と白の二本の柱たちとして、ウェイト氏
により表される。

They symbolize the union of all polarities on this Path, of which the card number
is 2.
それらは、それのカード番号が2である、この「小径」の上の全ての極性たちの結合を象徴
する。

This is the number of reflection and duplication.
これは、反射と複写の番号である。
--- ここまで ---

ウェイト版の「2:高等女司祭」には、「ソロモン神殿」の二本の柱である「ヤキン/Jachin」
と「Boaz/ボアズ」(『旧約聖書:列王記上』7:21、『旧約聖書:歴代誌下』3:17参照)が
描かれていると言われています。

参考までに、『旧約聖書』の記述によると、「ソロモン神殿」の入り口は東向きであり、
「ヤキン」が南側で右側、そして「ボアズ」が北側で左側ということですので、ウェイト版
の「2:高等女司祭」は、神殿の内側から外側を見ていることになり、外にいる一般人は、
この女性像は後ろの垂れ幕で隠されて、決して見ることが出来ないようになっています。
つまり、この女性像は、ソロモン王や、それと同レベルの者以外は見ることが出来ない
存在であるということですよね。

とはいえ、それが「union/結合」や「reflection/反射」や「duplication/複写」を
意味しているかというと、それはまた別の問題ではないかと思うのでした。
0223名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/14(火) 06:17:37.56ID:k3NJFX0r
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 237) ---
And as we called upon the infinity symbol of Waite's MAGICIAN in discussing the
Path of Samekh (TEMPERANCE), that figure also applies here on the upper extention
of Samekh, the Path of Gimel.
そして、我々が、「サメクの小径(節制)」を議論する際にウェイト版の「魔術師」の
無限大記号を訪問する時、その形状はまた、ここでも「サメク」の上位拡張である、
「ギメルの小径」にも適合する。

To restate our thesis: THE HIGH PRIESTESS acts on the First Matter of THE MAGICIAN
and causes it to function in the pattern of the figure eight on its side.
我々の論題を言い換えると:「高等女司祭」は「魔術師」の「第一質料」に作用し、
そしてそれを、その側の8の字の形の様式において機能させる。
--- ここまで ---

「サメクの小径(節制)」の『"T"の書』での称号は、「Daughter of the Reconcilers/
調停者たちの娘」であり、そしてウォン氏は、「2:高等女司祭」を「reconciler/調停者」
の一人であると考えているということですかね。

まあ、「2:高等女司祭」の「霊ルート」は、他の「四大元素ルート」の働きを調停すると
いう作用があることは確かなのですが、それがウェイト版「1:魔術師」の無限大記号と
絡んでいるという考え方は、「8:力」の立場を考えると、どうなのかな、と思います。
そもそも、「2:高等女司祭」のルートと「1:魔術師」のルートは、「ケテル」から独立
して分岐していますので、確たる証拠も無いわけですし、そこまで拘る必要は無いのでは
ないかと思うのでした。

つまり、「1:魔術師」と「2:高等女司祭」は、生まれた時からの幼なじみではあるけれども、
それ以後、「1:魔術師」は「至高の三角形」の内部に引き籠もったままで、その一方で、
「2:高等女司祭」は生まれた家を出て「深淵」を渡り、新しい世界である「倫理的三角形」
に存在の拠点を構えるという、別々のルートをたどっているので、その後は、特に大きな
直接的な影響は無さそうに思えてしまうのでした。
0224名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/15(水) 06:25:58.28ID:pYKNkcX8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
One cycle is opposed and duplicated, though the flow of energy is totally unified.
一つの周期は、反対されて複製されるが、けれども精力の流れは完全に統一される。

The energy of THE MAGICIAN is held in a reciprocal, alternating, pattern by that
which is called THE HIGH PRIESTESS.
「魔術師」の精力は、「高等女司祭」と呼ばれるそれにより、相互的に交代する様式に
おいて保持される。

This holding, enclosing and duplicating function is the first female quality on
the Tree.
この、保持し、包囲し、そして複写する機能は、「木」の上での最初の女性的な品質である。
--- ここまで ---

おそらく、「1:魔術師」が「One cycle/一つめの周期」であり、そして「2:高等女司祭」
は、それを反転して複製した「二つめの周期」であると言いたいのだと思うのですが、
ウェイト版「1:魔術師」においては、「1:魔術師」の頭上にあるのは、「一つの円」では
なく、二つの円が反転結合した、もしくは一つの円がねじれて反転した「無限大記号」で
あり、自己完結していますので、わざわざ「2:高等女司祭」に補助してもらう必要はあり
ませんし、そもそも、この「holding, enclosing and duplicating function/保持し、
包囲し、そして複写する機能」というのは、「生命の木」の構造から見ても、「0:愚者」
&「コクマー」と、「ビナー」&「1:魔術師」を結合している「3:女帝」の方が、より
ふさわしいと思われます。

というか、この上位世界の「2:高等女司祭」に対して、「female/女性的」というような、
下界における低俗なジェンダー要素を持ち込むのは、実は、かなり危険な行為です。
「2:高等女司祭」が女性像であるのは、あくまでも「描き手」側の表現様式というか、
要はウケ狙いであって、我々はその「二次元画像」に惑わされてはならないわけです。
とはいえ、そういうエロい要素のある方が売れるというのも確かですので、我々自身で、
そういうエロ目線要素を補正して解釈しなければならないということなのでした。
0225名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/16(木) 06:22:51.36ID:KLys30ld
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
In more contemporary terms, THE HIGH PRIESTESS is what Jung called the "virgin
anima," (*254) related to the "vrigin's milk," which he called the "Life giving
power of the unconscious."
より現代的な用語で言えば、「高等女司祭」は、ユング氏が「処女のアニマ」 (*254) と
呼んだものであり、彼が「無意識の力を与える命」と呼んだ「処女の母乳」に関連付け
られる。

The virgin's milk, which is alchemical symbolism is fed to the "Stone" as mother's
milk is fed to a baby, is synonymous with the Water of THE HIGH PRIESTESS.
錬金術の象徴的意味である、処女の母乳は、母の乳が赤ん坊に与えられるのと同様に、
「石」に与えられ、「高等女司祭」の「水」と同義である。
--- ここまで ---

ちなみに、(*254)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 276) ---
254. C.G. Jung, Symbols of Transformation, New Jersey, 1976, 323.
254. C.G.ユング著、『変容の象徴たち』、ニュージャージー、1976年、323ページ。
--- ここまで ---
とあります。

最初の文の「vrigin's」は、「virgin's/処女の」の誤記ですかね。

ということで、現代的な用語で言うと、「高等女司祭」の「水」は、母乳フェチの、
母乳フェチによる、母乳フェチのための、そっち系のネタでもあるということです。
まあ、確かに「2:高等女司祭」、特に、ウェイト版においては、そういうフェティシズム
的な要素が強く感じられるものであり、そっち方面の人には、非常に人気のあるキャラ
ではあるのですが、そっち方面の話題に深入りすると、色々な意味でドハマリしますし、
現状のワタシの「宇宙論的カバラ」とは別路線となってしまいますので、そういう見方も
あるんだ、という程度の認識にしておく必要があるかと思うのでした。
0226名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/17(金) 05:45:11.10ID:XDdtLJ43
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
The Golden Dawn and Waite cards both suggest the dispersal of this Water from THE
HIGH PRIESTESS.
ゴールデン・ドーン版とウェイト版のカードたちの両方は、この「水」の拡散が、「高等
女司祭」からであることを示唆する。

In the Golden Dawn version, the figure stands upon a Moon above waves; in the Waite
version, the robe of THE HIGH PRIESTESS seems to turn into water at its base.
ゴールデン・ドーン版では、人物像は、波たちの上の「月」の上に立つ; ウェイト版では、
「高等女司祭」のローブは、その基礎において水に変わるように見える。

Crowley's card is more technical than the others in that it represents a very
complicated set of wave forms.
クロウリー氏のカードは、それが、波の形たちの非常に複雑な集合を表すという点で、
他のものたちよりも、より技術的である。

More than the others, his design captures the quality of the Path.
他のものたちよりも、彼の図案は、「小径」の品質を捉えている。
--- ここまで ---

二番目の文の「stands upon a Moon/『月』の上に立つ」というのは、おそらくウォン氏
の勘違いか、他の試作版カードでの話であって、現行のゴールデン・ドーン版の図案は、
銀色の三日月の冠をかぶり波の上に立つ、という構図となっています。

あと、トート版が、「technical/技術的」というか技巧的であることは認めますが、
だからと言って、それが正しく、「小径」の品質を捉えている、かと言われれば、ワタシ
としては、少々疑問というか、「爪先の垢」に対してネタを盛り過ぎているというか、
余計なものを描きすぎというか、要するに蛇足感がハンパ無いです。

まあ、ワタシ的な評価は、ゴールデン・ドーン版>ウェイト版>トート版ですかね。
0227名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/18(土) 06:07:19.05ID:d23sg7zV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
Crowley states, in fact, that his card is "very peculiarly a glyph of the work of
the A.A." (*255)
実際に、クロウリー氏は、彼のカードは「非常に奇妙なことに、A.A.の作業の絵文字」で
あると述べる。 (*255)
--- ここまで ---

ちなみに、(*255)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
255. Crowley, Book of Thoth, 74.
255. クロウリー著、『トートの書』、74ページ。

The A.A., meaning 'Astrum Argentum,' or "Silver Star," was the Order founded by
Crowley, in 1907, on essentially Golden Dawn principles.
「銀の星(ラテン語)」、もしくは「銀の星(英語)」を意味する「A.A.」は、1907年に、
クロウリー氏により、本質的にゴールデン・ドーンの原則たちに基づいて設立された
「結社」であった。

In 1909 he began to publish The Equinox as the official organ of the A.A.
1909年に、彼は「A.A.」の公式機関誌として、『春秋分点』を出版し始めた。

Crowley had apparently joined the O.T.O ("Ordo Templi Orientis") in 1905.
クロウリー氏は、1905年に、「O.T.O」(「東方聖堂騎士団」)に加入し終わったらしい。

This latter, intended as a continuation of the Knights Templar, was founded in 1904.
この後者は、「テンプル騎士団」の続編として意図され、1904年に設立された。

(次に続く)
0228名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/18(土) 06:17:03.63ID:d23sg7zV
(前の続き)

The story of both organizations, and of the Golden Dawn and other such fraternities,
is told by Francis King in The Rites of Modern Occult Magic, New York 1971.
両方の団体たちの、およびゴールデン・ドーンと、他のそのような友愛団体たちの物語は、
ニューヨーク、1971年発行の『現代の神秘的な魔術の儀式たち』の中で、フランシス・
キング氏により語られている。
--- ここまで ---
とあります。

ちなみに、「A.A.」の正式名は「A∴A∴」です。
なお、「A∴A∴」はともかく、「O.T.O」についての詳しい物語は、色々としがらみが
ありますので、もし興味があれば、各自で調べてみてください。

ということで、トート版については、ワタシとしては、あまり興味がありませんので、
詳しい解説は手抜きしようと思うのですが、トート版は全体的に女性下位思想というか、
男性優位な感じになっていて、この「2:高等女司祭」の持つ全体的な雰囲気についても、
何となくコレジャナイ感が拭えないのでした。
0229名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/19(日) 07:01:02.61ID:OcSD3fj1
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
In his BOTA course, Tarot Fundamentals, Case also attaches broad meaning to the
card, which he explains as a summation of the seven Hermetic Principles of the
Kybalion (discussed in our introduction). (*256)
彼の「BOTA」の課程である『タロットの基礎』において、ケース氏は、カードに幅広い
意味を与えており、そこで彼は、(我々の序論において論じられた)『キバリオン』の
7つの「ヘルメス主義の根本的原理」の要約として説明する。 (*256)
--- ここまで ---

ちなみに、(*256)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
256. Case, Tarot Fundamentals, Lesson 8, 10-11.
256. ケース著、『タロットの基礎』、第8課、10-11ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ウェイト版の劣化コピー版、いやいやウェイト版にインスパイアされて開発されたBOTA版
ですが、若干の劣化、いやいやオリジナルとは異なるポイントがあります。
ちなみに、白の柱の文字は「Jachin/[nun][yod][kaph][yod]:YKYN/ヤキン」で、黒の柱の
文字は、「Boaz/[zain][ayin][beth]:BAaZ/ボアズ」というように、ヘブライ文字表記に
変わっていますが、実質的には同じものです。

あと、大きな違いというと、ウェイト版の「2:高等女司祭」では足元に描かれていた「月」
が、BOTA版では「3:女帝」の足で踏まれているという構図に変更されていますが、これは、
『新約聖書:黙示録』12:1にある描写そのものとなっています。
さらに、ウェイト版にある、人物像の左耳付近にある、「ダアト」を示唆する「黒い実の
石榴」が省略されていますし、それ以外にも、あちこち奇妙な改変が入ってますので、
BOTA版の「2:高等女司祭」は、ウェイト版ほどの高次元の存在ではなく、もっと我々に
近い存在として描かれているのではないかと推察できます。
もちろん、ワタシとしては、こういう改悪には反対ですけどね。
0230名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/20(月) 06:10:50.28ID:JVBcykdV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
Case's BOTA card, a modification of Waite's HIGH PRIESTESS, is less evocative than
that of the Golden Dawn or Crowley.
ケース氏のBOTA版カードは、ウェイト版の「高等女司祭」の修正であり、ゴールデン・
ドーン版、もしくはクロウリー氏のそれほどには刺激的でない。

On the other hand, Waite's symbolism is extremely precise.
その一方、ウェイト版の象徴主義は、極めて的確である。

THE HIGH PRIESTESS is shown as the unifying agent between the two columns of the
Temple; unification and balance being also represented by the cross on her breast,
which Waite called a Solar Cross. (*257)
「高等女司祭」は、「神殿」の2つの柱たちの間の統一する代理人として示される; 統一と
均衡はまた、ウェイト氏が「太陽十字」と呼んだ、彼女の胸の上の十字架によっても表さ
れる。 (*257)
--- ここまで ---

ちなみに、(*257)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
257. Waite, Pictorial Key, 76.
257. ウェイト著、『タロット図解』、76ページ。
--- ここまで ---
とあります。

BOTA版はアレなのでともかくとして、ウェイト版は、以前に述べたように、全体の構図は
「生命の木」がモチーフとなっており、そして背後の垂れ幕の背後には、荒涼とした大地が
「外陣」として描かれています。
つまり彼女自身が「ソロモン神殿」であり、究極の「内陣」であり、「至聖所」であり、
「主の契約の箱」であり、そしてさらに「モーセの契約の石版」を持ち、それを施行する
代理人であることを、我々にわかりやすく図解で示しているということですよね。
0231名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/21(火) 06:30:12.41ID:06rsYf3W
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
Behind her is the veil of the Temple, covered with palms and pomegranates.
彼女の背後には、椰子(ヤシ)たちと柘榴(ザクロ)たちだらけの、「寺院」のベール
がある。

Waite was not very explicit about the reason for this choice of plant forms,
although Case says (rather unconvincingly) that the Palms are male, while the
Pomegranates are female. (*258)
ウェイト氏は、この植物の形状たちの選択の理由について、あまり明示的ではなかった
けれども、ケース氏は、「椰子たち」が男性であるのに対し、「柘榴たち」は女性である
と(やや説得力なく)述べる。 (*258)
--- ここまで ---

ちなみに、(*258)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
258. Case, The Tarot, 52.
258. ケース著、『タロット』、52ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ソロモン神殿の「椰子」の装飾は、『旧約聖書:列王記上』6:29,32,35、『旧約聖書:歴代
誌下』3:5 に記述があり、また『エゼキエル書』の「幻の神殿」の装飾としても、『旧約
聖書:エゼキエル書』40:16,22,26,31,34,37、41:18,19,29,25,26 にも出ています。
一方で、ソロモン神殿の「柘榴」の装飾は、『旧約聖書:列王記上』7:18,20,42、『旧約
聖書:列王記下』25:17、『旧約聖書:歴代誌下』3:16、4:13、『旧約聖書:エレミヤ書』
52:22,23 に記述があります。

ちなみに、これらは単なる「男性と女性」という関係だけではなく、「生命の木」において
は、「小径」が「王の位階(アツィルト界)」である一方で、「セフィロト」が「女王の位階
(ブリアー界)」であることを示唆しているものと思われます。
0232名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/22(水) 06:20:19.65ID:yAMIpWC4
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
Waite's comments, however incomplete, suggest another explanation.
ウェイト氏の解説たちは、不完全ではあるけれども、もう一つの説明を示唆する。

He says of THE HIGH PRIESTESS: ". . .she is really the Secret Church, the House
which is of God and man." (*259)
彼は「高等女司祭」について以下のように述べる:「…彼女は、まさに『秘密の教会』で
あり、『神』と人間の『館』」である。」 (*259)

This implies that she represents all the inner tenets of religion.
これは、彼女が、全ての宗教の内なる教義たちを表していることを暗示する。

One might, therefore, suggest that the palm is a traditional Christian symbol
representing the "triumph" of Christ on his entry into Jerusalem.
人は、従って、椰子は、彼のエルサレムへの入城についての「キリスト」の「勝利」を
表す伝統的な「キリスト教」の象徴であることを示唆するかもしれない。
--- ここまで ---

ちなみに、(*259)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
259. Waite, Pictorial Key,76.
259. ウェイト著、『タロット図解』、76ページ。
--- ここまで ---
とあります。

キリスト教においては、「エルサレム」には二種類あって、それらは「地上のエルサレム」
と「天のエルサレム」(『新約聖書:ガラテヤ』4:26、『新約聖書:ヘブライ人』12:22)、
もしくは「新しいエルサレム」(『新約聖書:ヨハネ黙示録』3:12、21:2)になります。
まあ、「2:高等女司祭」は、「ティファレト」である「イエス・キリスト」がさらに上昇
する「小径」であると考えれば、そういう見方も出来るのかなぁ、という程度ですかね。
0233名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/23(木) 05:59:28.74ID:tWnhWFu/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
The Pomegranate, on the other hand, is associated with the very ancient mysteries.
「柘榴」は、その一方で、非常に古くからの神秘的教義に関連付けられる。

It occurs frequently in the Old Testament, and was given special significance by
the Eleusian Mysteries. (*260)
それは、『旧約聖書』の中で、しばしば見い出され、「エレウシスの秘儀」により、特別
な意味を与えられた。 (*260)

It is therefore likely that Waite intended to convey the idea that THE HIGH PRIESTESS
is the central core, the unifying factor in all faiths, especially Christianity
and Judaism.
従って、ウェイト氏が、「高等女司祭」が、全ての信仰たち、特に「キリスト教」と
「ユダヤ教」における、統一する要因である、中心核であるという考え方を伝えることを
意図した可能性がある。
--- ここまで ---

ちなみに、(*260)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
260. Manley Palmer Hall, Encyclopedic Outline, XCV.
260. マンリー・パルマー・ホール著、『百科事典的な概要』、95ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「Eleusian Mysteries」は、一般的には「Eleusinian Mysteries/エレウシスの秘儀」と
表記されます。
まあ、「エレウシスの秘儀」では、「柘榴」は重要な鍵アイテムになってはいますが、
それが「高等女司祭」に関係しているかと言われると、ちょっと疑問ですし、そもそも
ギリシアのネタに起源を求めなくても、『旧約聖書』の中だけでも「柘榴」の重要性は
テンコ盛りされていますので、そこまで話を広げる必要は無いとも思うのでした。
0234名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/24(金) 06:41:00.83ID:Yr4RZLow
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
Other aspects of the Waite card are more certain, for example, the scroll on which
appear the letters T O R A.
ウェイト版カードの他と異なる様相たちは、例えば、文字「T O R A」のように見えるものが
その上にある巻物で、より確かである。

This is the Scroll of the Law established by THE HIGH PRIESTESS.
これは、「高等女司祭」により制定された、「法の巻物」である。
--- ここまで ---

ウェイト版は、ゴールデン・ドーンの理論体系をベースとしながらも、デザイン面では
伝統的なマルセイユ版をベースにして、両者を融合させたような感じになっています。
これはおそらく、ウェイト氏が、マサース氏の過激なタロット理論改変を嫌っていたのと、
商業的な理由、つまり、全く新しいデザインよりは、従来の改変版の方が、大衆というか
占い師向けに売れる確率が高いという点を考慮したものと思われます。

ちなみに、この「TORAの巻物」ですが、ワタシとしては、これは「モーセ五書」を意味
する「[tau][vau][resh][he]/Torah/トーラー」ではなく、ソロモン神殿の「主の契約
の箱」に納められた「(十戒が記された)二枚の契約の石の板」でもないと考えています。
そもそも、ウォン氏の言うような低次元の「Scroll of the Law/法の巻物」であるなら、
ゴールデン・ドーン版のように「5:法王」に持たせて開示させるか、少なくともマルセイユ
版の「2:女教皇」のように開示する必要があります。

つまり、ウェイト版の「2:高等女司祭」の「TORAの巻物」とは、「見せられないよ!」に
関連する「秘部」の表現であって、そしてそこに記されている「TORA」は、その元々の
意味である「教え」、つまり、「至高神」である「ケテル」が、「息子」である「ティファ
レト」に授ける「高次の教え」であり、「2:高等女司祭」は、それの「教示役」として、
そして「霊的な乳母」みたいな存在であることになるわけですかね。
とはいえ、我々は、その内容を理解できませんし、それを知ることで何かメリットが
あるとも思えませんので、あまり深入りしないでおこうと思います。
0235名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/25(土) 07:26:25.36ID:u/nI2n/R
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 238) ---
It is also intended to refer to a common, though simplistic, manipulation of the
letters into T A R O and into R O T A, the latin word for wheel.
それはまた、単純すぎるけれども一般的な、「T A R O」への、および、車輪を表すラテン語
である「R O T A」への、文字たちの操作を参照することも意図される。

This means that the Tarot is the Law as well as the very Wheel of Life.
これは、「タロット」が、まさしく「生命の輪」であるだけでなく、「法」であることを
意味する。

In this regard, it is seen that in the Golden Dawn deck the Scroll of the Law is
held by THE HIEROPHANT, who administers that which is proposed by Binah.
この点については、ゴールデン・ドーン版デッキでは、「法の巻物」は、「ビナー」により
提案されるものを管理する、「法王」により保持されることが見られる。
--- ここまで ---

ワタシとしては、「TORA」→「TARO/タロット」はともかく、「TORA」→「ROTA/車輪」
のネタは、ウェイト版では「10:運命の輪」で使用済みですし、そもそも「生命の輪」
という「下位世界の輪=魂の輪廻思想」と、この「上位世界の輪=宇宙の循環理論」
とは、月とスッポン以上に、何の関わりもないものです。
つまり、「2:高等女司祭」の「TORAの巻物」の意味を、我々が単純に下界にある何かに
例えて理解しようとすること自体が、単純すぎて笑えるわけです。

ちなみに、ワタシは、この「TORA」は、偉大なる大海原の次期女王であり、ラストネーム
に「海」の名を持つ、ローなんとかさんに、空目してしまうんですよね。
最初は足が無くヒラヒラした下半身であり、素足にペディキュア(足の爪のマニキュア)を
塗って変身する、キュアなんとかさんの姿に、なぜかダブってしまうわけです。
ついでに、初代の黒&白とコラボすれば、完璧な構図なんですよね。←勝手な妄想w
とはいえ、この「海」のイメージは、ウェイト版の「2:高等女司祭」が、「ビナー」に
関係していることからも、実はかなり重要なキーワードとなっているんですよね。
0236名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/26(日) 07:06:52.15ID:X2kKT6Df
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 239) ---
A scroll in the hands of THE HIGH PRIESTESS does, however, point out that she is
the repository of cosmic memory.
「高等女司祭」の手たちの中にある巻物は、しかしながら、彼女が宇宙の記憶の宝庫で
あることを指摘する。
--- ここまで ---

まあ、ワタシ的には、「宇宙の記憶の宝庫」というよりも、これについては「妄想の宝庫」
と言うべき存在ではないのかな、と思います。
そもそも、「ケテル」の一次情報を提供してくれる、唯一の存在ですしね。

ちなみに、ゴールデン・ドーン系の「2:高等女司祭」は、元々のマルセイユ版の解釈とは、
かけ離れたものというか、全くの別物となっており、そのため、ゴールデン・ドーン版は、
従来版とは全く異なる基本理論を説明するという面では、理論的に素直だと思うのですが、
それゆえ、インパクトに欠けるきらいがあります。
一方で、トート版は、クロウリー氏がアレなため、解釈に問題がありすぎるというか、
ワタシには、ちょっとついていけないです。

その点、ウェイト版は、きわめて秀逸なデザインであり、従来のマルセイユ版と比較しても、
圧倒的なエロ要素があったため、大ヒットしたのではないかと思われます。
ワタシ的にも、かなりお気に入りのデザインというか、ピクシーたんの描く線の妖艶さが、
見事に凝縮した、これだけで軽くご飯三杯イケるレベルですしね。
元々のマルセイユ版も、結構スキャンダラスなエロ妄想ネタを含んでいて、人気が高く、
それゆえ「1:魔術師」に次ぐ「ナンバー2」という好位置にあるわけですが、ウェイト版
も、その好位置にふさわしく、見事なまでの盛りっぷりとなっています。

ウェイト版の「2:高等女司祭」を見た人であれば、たぶん誰もが気づくことではないかと
思うのですが、両側にある二本の太い柱(足)、後ろにある垂れ幕(膜)、そして中央に
ヒラヒラとして流れ出るような女性像があれば、誰もが「神秘」の感情を掻き立てられると
思いますし、誰もが、その「巻物」の中を見てみたいと思うのではないかと思うのでした。
0237名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/27(月) 06:34:52.61ID:C7Tq7ivx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 239) ---
The Marseilles card is the least interesting of the four, with one exception, which
is its very title, The Female Pope.
マルセイユ版カードは、それがまさしくその称号である、「女性の教皇」であるという、
一つの例外を持つものの、4つの中では最も興味深いものではない。

The card is said to represent Pope Joan, described by Stephen de Bourbon in his
thirteenth century work.
このカードは、スティファン・ド・ブルボン氏による、彼の13世紀の作品の中に記述された
「女教皇ヨハンナ」を表すと言われる。

As the story goes, a ninth century English girl fell in love with a monk.
物語によると、9世紀のイギリスの少女は、修道士と恋に落ちた。

In order that they could live together, she dressed herself as a man.
彼らが一緒に暮らせることができるように、彼女は男性としての服を着た。

After the monk’s death, she went to Rome and, retaining male dress, became a priest.
修道士の死後、彼女はローマに行き、男性の服を着たまま、司祭になった。

Supposedly, she moved up through the ranks of the Church, became a Cardinal, and
was finally elected Pope John VIII.
おそらく、彼女は「教会」の階級たちを通して昇進し、枢機卿になり、そして最終的に
「教皇ヨハネ8世」に選出された。
--- ここまで ---

近代タロットの源流であるマルセイユ版カードの「2:女教皇」は、この「女教皇の伝説」
に基づいていると言われています。
この都市伝説は、マルセイユ版「2:女教皇」として描かれるほどに、人気の高いネタ話
であったわけですが、「教皇」の権威を貶める目的で捏造された可能性もあります。
0238名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/28(火) 06:25:52.77ID:/DsrH97h
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 239) ---
She died on the steps of Saint Peter's giving birth. (*261)
彼女は、サン・ピエトロ大聖堂の道程において、出産で死んだ。 (*261)

The story is mythical, but is important because it was widely believed during the
period when the Tarot cards appeared.
物語は神話的であるけれども、「タロット」カードたちが出現した期間の間に、それが広く
信じられていたので、重要である。
--- ここまで ---

ちなみに、(*261)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
261. Cavendish, The Tarot, 71.
261. キャヴェンディッシュ著、『タロット』、71ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ちなみに、「Pope John VIII/教皇ヨハネ8世」は、きちんとした公式記録(820-882、教皇
在位:872-882、暗殺により死亡)があり、「女教皇ヨハンナ」(教皇在位:855-858)とは
全く関係のない男性の人物です。
結局のところ、この「女教皇」の物語は、キリスト教というか教皇支配に反感を持つ同人
作家たちの創作による、バッドエンド系の妄想話の一つということなのですが、それが
なぜか斜め上の方向で人気が出て、タロットに取り入れられたという感じですかね。

ちなみに、「女教皇ヨハンナ」の伝説が創作されたのは13世紀ですが、タロットに取り入れ
られたのは、現存するものでは、ヴィスコンティ・スフォルツァ版の一つであるピアポント・
モルガン・ベルガモ版と呼ばれる15世紀のものが最古ではないかと思われます。

なお、この本の本文中には参照されていませんが、「NOTES/注記」には、(*262)の項が
ありますので、この節の最後に、それを紹介しておきたいと思います。
0239名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/29(水) 06:32:09.27ID:VVoQBKwI
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

ちなみに、(*262)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
262. Waite comments on this card in his Shadows of Life and Thought, 188-89:
262. ウェイト氏は、このカードについて、彼の『命と思考の影』、188-89ページにおいて
解説する。

"It is to be noted that though Venetian, Florentine and French packs differ somewhat
clearly, of course betwen narrow limits, Pope Joan has never been termed the Abbess
in any, nor can I recall her being so depicted that such a denomination could apply
and thus include the design among ecclesiastical estates in Christendom.
「ベネチア、フィレンツェ、そしてフランスのパック(タロットのデッキ)たちは、
もちろん厳密な範囲の間では、多少明確に異っているものの、「女教皇ヨハンナ」は、
どんな場合でも、決して「女子大修道院長」と呼ばれたことはなく、また、そのような
宗派が適用できたり、そして従って、「キリスト教国」における教会の階級たちの間の
図案を含むことが出来たりするような、彼女が描かれていることを思い出すことは
できない。

She comes therefore, as I have intimated, from another region and another order
of things...
彼女は、従って、私がずっと暗示し続けているように、別の地方や、別の制度に由来して
いる…

Pope Joan represents not improbably a vestige of the Astarte cultus.
「女教皇ヨハンナ」は、ことによると、「アスタルト」の祭儀の痕跡を表す。

I do not pretend to be satisfied with the explanation...
私は、説明に満足するふりをしない...

(次に続く)
0240名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/29(水) 06:57:49.02ID:VVoQBKwI
(前の続き)

only one point emerges in all certainty: whatever the card may have stood for
originally, it was not the mythical Female Pope, an ascription which arose as a
leap in the dark of ignorance on the part of people - whether in France or Italy
- who knew the Pope Joan Legend but had never heard of Astarte and much less of
Isis."
たった一つの点が、全ての確実なものの中に、出現する:元々カードが何を表していたと
しても、それは神話的な「女性の教皇」ではなく、「女教皇ヨハンナ」の伝説を知っては
いるものの、「アスタルト女神」や、ましてや「イシス女神」については、かつて決して
聞いたことが無かった人々−フランスであれイタリアであれ−の一部における無知の暗闇
の中での飛躍として生じた帰属である。」
--- ここまで ---
とあります。

「leap in the dark of/暗闇の中での飛躍」というのは、目が見えていないままで飛び
跳ねると、とんでもないことになるという意味であり、斜め上どころではない方向に
逝ってしまうという意味です。

要するに、ウェイト氏は、「2:高等女司祭」は、中世のウケ狙いの創作話である「女教皇
ヨハンナ」などではなく、古代の聖なる「アスタルト」などの女神系、特に「女神イシス」
が、それにふさわしいと考えているようです。

とはいえ、時期的にも絵的にも、そしてネタ的にも、マルセイユ版の「2:La Papesse/
女教皇」は、「女教皇ヨハンナ」であることは間違いないと思われます。

そもそも、マルセイユ版の「至高の三角形」チームのトップ3は、「0:Le Fou/愚者」、
「1:Ll Bateleur/大道芸人」、そして「2:La Papesse/女教皇」という、いかがわしさ
満載の三人組ですからねぇ。
まあ、我々から見れば、「至高の三角形」なんて、わけわからなくて、いかがわしいもの
にしか見えないわけですので、ワタシとしては、変に知ったかぶりをするよりは、無知の
暗闇の中で、斜め上に飛躍したいと思うのでした。←もはや開き直るしかないww
0241名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/09/30(木) 05:56:17.85ID:3OwQcrwl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 239) ---
12. THE PATH OF BETH
12. 「ベト」の小径

The Magician
魔術師

The First Key
1番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「ベトの小径」です。

ここは、「至高の三角形」において、頂点の「ケテル」から底辺の「ビナー」を繋ぐもの
ですが、よく考えてみれば、頂点の「ケテル」からは三本の「小径」が出ていますので、
本来は、「至高の三角形」ではなく「至高の三角錐」であって、その底面は、「3:女帝」、
「4:皇帝」、「6:恋人たち」、「コクマー」、「ビナー」、「ティファレト」で構成されて
いて、何らかの原因により、「ティファレト」のみが「深淵」を超えて下界に相転移する
ことにより、我々のいる顕在化した宇宙が創造されたということになります。

とはいえ、この「1:魔術師」と「ビナー」は、我々の宇宙の「潜在化要素」としてのみ、
我々に影響を与えているということになり、要は、我々にとっては、ほぼ何の関係も無い
世界の話であることには間違いないわけで、それゆえ、我々は、「1:魔術師」については、
何ら語る言葉を持たないわけです。
せいぜい言えることは、「1」という数字は、0以外の全ての数の約数であり、全ての数の
基本となる数(全ての整数は、この1を基本として表現可能)であるゆえ、同様にして、
「1:魔術師」は、「0:愚者」以外の全ての大アルカナの基本となる、という程度の、もはや
すこぶるどうでもいいというか、ほぼ何の意味も無い話でしかないネタになるのでした。
0242名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/01(金) 05:43:22.99ID:Oq8rsuK4
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 239) ---
□ PATH COLOR: Yellow
□ 「小径の色」:「黄色」

□ RELATED SOUND: E-Natural
□ 「関連した音」:「Eのナチュラル」

□ PLANET: Mercury
□ 「惑星」:「水星」

□ MEANING: House
□ 「意味」:「家」

□ DOUBLE LETTER: Life-Death
□ 「複字」:「生と死」

□ ESOTERICTITLE: The Magus of Power.
□ 「秘伝的な称号」:「力の魔術師。」
--- ここまで ---

この本の、この文章の右側には、「家」の絵と、ヘブライ文字の「ベト」と、「水星」の
占星術記号、および「生命の木」における「ベトの小径」の位置が図示された絵が描かれ
ています。

ちなみに、この「関連した音」の「Eのナチュラル」は、「8:力」と同じであり、絵柄や
意味を比べてみると、「力」とか「蛇」とか「無限大記号」とか「黄色」というような、
割と共通した感じかするというか、要は、「8:力」の構図は、女性版の「1:魔術師」の
ようにも見えるということです。
そして、「1:魔術師」の劣化コピー版が「8:力」であるなら、「0:愚者」は「9:隠者」で、
「2:女帝」は「11:正義」に対応するという見方も出来るということになりますかね。
0243名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/02(土) 06:17:50.07ID:YxnZO2c2
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 239) ---
THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM: The Twelfth Path is the Intelligence of Transparency
because it is that species of Magnificence called Chazchazit, which is named the
place whence issues the vision of those seeing in apparitions (That is the prophesies
by seers in a vision).
「知恵の32の小径たち」:「12番目の小径」は「透明な知性」であり、なぜならそれは、
幻影たちの中で見るそれらの幻視を発する場所から名付けられた、「チャズチャジット」
と呼ばれる「華麗なる」種族であるからである。(それは、幻視の中での、予言者たちに
よる予言たちである。)
--- ここまで ---

最後の括弧の文の「prophesies」は、「prophecies/予言たち」の誤記ですかね。

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」
からの引用となっています。
なお、「Chazchazit/チャズチャジット」には、ウェストコット氏の英訳版では注釈(6)が
付けられていますので、それも紹介しておきます。

--- ここから --- (W. W. Westcott, 『SEPHER YETZIRAH』Third edition, 1887) ---
6. This word is from ChZCh, a seer, seership.
6. この言葉は、予言者、予言職である、「ChZCh」(ヘブライ語)からである。

Chazuth is a vision.
「チャズース」は、幻視である。
--- ここまで ---

いつにも増して、解説自体が意味不明な解説となっておりますが、ワタシには、何となく
『旧約聖書:創世記』の予言者である、ノアやアブラム/アブラハムのイメージがあり、
そこから「透明な知性」=「神の忠実な伝令役」=「水星」という感じですかね。
0244名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/03(日) 06:47:48.54ID:e9AJSKaK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
The Path of Beth is between Kether and Binah.
「ベトの小径」は、「ケテル」と「ビナー」の間にある。

It is the transition between the One Pure Source of All, energy undefined, and
the Great Organizer, a relationship described by the meaning of the letter Beth,
which is house.
それは、定義されていない精力である、「全てのものの一つの純粋な源」と、「大いなる
組織者」の間の遷移であり、「家」である、文字「ペト」の意味により記述される関係で
ある。

It is the "dwelling place" of the Spirit descending toward the denseness of manifestation.
それは、顕在化の密集性に向かって下降する「霊」の「住処」である。
--- ここまで ---

「ケテル」が「Source of Energy/精力の源」、そして「ビナー」が「The Organizer and
Compensator/組織者と補正者」と呼ばれていたことを思い出してください。
つまり、形なき「点」である「ケテル」から、「The Will to Form/形の意志」である
「ビナー」に遷移するために、文字「ベト(家)」が帰属されているという説明ですよね。

とはいえ、「1:魔術師」=「ベト」は、ゴールデン・ドーン体系であって、それ以前は
「1:魔術師=アレフ」であり、「1:魔術師」の絵柄的にも、マルセイユ版やウェイト版は、
「アレフ」の字形にふさわしいデザインであり、そして「2:高等女司祭」は、「神の住処」
である神殿であるので、「ベト(家)」の意味にふさわしいようにも思えます。

まあ、最上位世界カードに対して、下賤なツッコミを入れるべきではないことは重々承知
しているというか、我々の低レベルな思考は、こういう至高レベルの解釈には何の役にも
立たないわけですが、そういう誤解を招かないようにという意味では、「至高の三角形」
を構成する「0:愚者」、「1:魔術師」、「3:女帝」のカードには何も書かずに、真っ白な
ブランクカードにして、意味も不明にしておいた方がマシだとも思うんですよね。
0245名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/04(月) 06:23:07.65ID:QXQKGPT3
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
THE MAGICIAN symbolizes that which builds the house, i.e. directs and encloses
the One Spirit which is symbolized by THE FOOL.
「魔術師」は、家を建てる、すなわち、「愚者」により象徴される「唯一(神)の霊」を
指揮して取り囲むものを象徴する。

In this regard it must be appreciated that to consider one card versus another at
this level of the Tree of Life is very different from a comparison of cards at
the lower levels.
この点においては、「生命の木」のこの段階での1つのカードを別のものと対比して考える
ことは、より低い段階たちでのカードたちの比較とは非常に異なることが、認識されなけ
ればならない。
--- ここまで ---

そもそも、「1:魔術師」が「ベト/家」であると解釈する時点で、色々と問題があるわけ
ですし、そしてそれが「ケテル」である「唯一神」を「directs and encloses/指揮して
取り囲む」ことが出来るものなのかということもあったりします。
ついでに言うと、「0:愚者」が「アレフ/(虚勢された)牡牛」ということは、神の真の
「energy/精力」は、「0:愚者」や「1:魔術師」へと向かわずに、「2:高等女司祭」を
通じて、直接「ティファレト」に時空ワープして顕在化するという話にもなります。
いずれにしても、我々の低次元の思考は、高次の「至高の三角形」に適用できないことは
明白ですので、こういう考察をすること自体が無意味なことですけどね。

実際、大アルカナとヘブライ文字の対応は、人によりまちまちですし、ウェイト版では、
そのこと自体が否定的ですし、そもそも、我々の手に負えるようなものでもないという
か、はっきり言って、ゲマトリアと同じような、単なる語呂合わせ的な遊び、みたいな
ものであると割り切っておく必要もあるかと思います。
ということで、そういう無意味な話はさっさと切り捨てて、もっと中身のあることを
語りたいのですが、残念なことに、このレベルでは、我々は意味のある言葉を持たない
という、現実的かつ絶望的な問題があったりするのでした。←いいから黙れww
0246名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/05(火) 06:29:27.17ID:R/gB2+MP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
The differences between let us say, THE UNIVERSE and the Path of JUDGEMENT are
substantial, if not dramatic.
例えば、「宇宙」と「正義の小径」の間の相違たちは、劇的ではないとしても、相当なもの
である。

But the higher one works up on the Tree, the more such differences become extremely
fluid and subtle.
しかし、人が「木」の上で登れば登るほど、ますますそのような相違たちは極めて流動的
で微妙になる。

THE FOOL and THE MAGICIAN are separated by only slight degree, a fact not obvious
in the anthropomorphized symbolism of the cards.
「愚者」と「魔術師」は、ほんのわずかな程度でしか分離されておらず、その事実は、
カードたちの擬人化された象徴主義の中では明らかではない。
--- ここまで ---

我々の知る距離の概念を適用するならば、「愚者」と「魔術師」の間の距離は、ほぼゼロ
であり、我々から見て、両者を区別して認識することは不可能です。
つまり、「ケテル」が完全なる特異「点」であるなら、「至高の三角形」とは、不完全な
特異「点」みたいなもの、すなわち不確定性原理により存在が仮定される仮想粒子みたいな
存在であり、実際に我々が観測できるのは、その下に顕在化する「倫理的三角形」になる
ということになります。

その理屈によれば、「愚者」と「魔術師」の「ほんのわずかな程度」とは、現代宇宙論で
言うと、「プランク長」以下ということであり、両者は脳内でのみ分離可能であり存在可能
であり認識可能なものということになります。
いずれにしても、「至高の三角形」というものは実在せず、あくまでも仮想的な脳内設定
であって、その「三つ組」の中身について語ることは、単なる個人的な妄想の垂れ流しで
あるということを、重々認識しておかなければなりません。
0247名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/06(水) 06:39:00.86ID:4Nb5+VFT
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
Scholars dedicated to unraveling the difficult cryptograms of the Pentateuch (first
five books of the Bible) are quick to point out that Beth is the first letter.
「モーセの五書」(「聖書」の最初の5冊の本たち)の難しい暗号文たちを解明することに
専念する学者たちは、「ベト」が最初の文字であることを、すばやく指摘する。

The Book of Genesis begins "Bereshith," ([tau][yod][shin][aleph][resh][beth]),
commonly translated as "In the beginning," but intriguingly rendered by Fabre
d'Olivet as "At first, in principle." (*263)
『創世記』は、「Bereshith」([tau] [yod] [shin] [aleph] [resh] [beth])で始まり、
一般には「初めに」と翻訳されるけれども、興味深いことに、ファーブル・ドリヴェ氏に
より、「初めには、原則として」として翻訳される。 (*263)
--- ここまで ---

ちなみに、(*263)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
263. Fabre d'Olivet, The Hebraic Tongue Restored, part II, 25.
263. ファーブル・ドリヴェ著、『復元されたヘブライの言語』、第二部、25ページ。

His original translation reads: "Premierement, en principe."
彼の原文の翻訳は、以下のように書いている:「初めに、原則として」。
--- ここまで ---
とあります。

この「ベト」に関するネタは、いわゆる聖書ネタの一つとして、知っておいた方がいい
程度のものあって、カバラ主義の「至高の三角形」における宇宙創成論は、『旧約聖書』の
世界観と、人知の及ぶ範囲をはるかに超えていますので、言うほど参考にはならないです。
つまり、「1:魔術師」の領域は、『旧約聖書:創世記』より前の話になるわけであって、
我々は、「いまだ書かれていないもの」を、誰かを頼りにすることなく、脳内妄想のみで、
再構成しなければならないという、真の無理ゲーの世界に入っているというわけなのです。
0248名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/07(木) 06:13:34.12ID:gJZQGo0C
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
That which is symbolized by the letter Beth is the first in creation, it is the
beginning of the beginning.
文字「ベト」により象徴されるものは、創造の最初であり、始まりの始まりである。

It is the First Principle, or First Matter of the Alchemists, also called the
Philosophic Mercury.
それは、「錬金術師たち」の「第一原理」であり、また「哲学的水銀」とも呼ばれる。
--- ここまで ---

タロットの伝統的な解釈では、「1:魔術師」が大アルカナの並びの最初であり、それゆえ
大アルカナとヘブライ文字との対応は、「1:魔術師=[aleph]=牡牛=母字:空気」であり、
「2:高等女司祭=[beth]=家=複字:生と死」であって、カードのデザインも、何となく
字体に合わせたような感じになっていました。
一方、ゴールデン・ドーン体系では、トップに「0:愚者」が割り込んできたために、従来
の古典的な標準理論は使用不能となり、全く新しい理論体系を構築する必要があります。

要するに、カバラ主義に基づくゴールデン・ドーン体系において、「the first in creation
/創造の最初」や「the beginning of the beginning/始まりの始まり」を、ヘブライ文字
の「ベト」であるとするならば、「アレフ」は、「創造の最初よりも前」とか、「始まりの
始まりの前」を象徴すると解釈する必要があります。

つまりは、ゴールデン・ドーン体系は、伝統的に「1:魔術師」=『旧約聖書:創世記』を
「宇宙の始まり」とする古典的な宇宙創造論という、従来からの我々の思考を超えたもの
であるということであり、「アレフ=宇宙の始まりの前」という、完全に未知なるものを、
新規に我々に提示しているということです。

とはいえ、そういう「完全なる未知」をいきなり提示されても、誰もそれを正しく理解
できるはずもありませんし、無理矢理それっぽく解釈してみたところで、全く的外れな
ものでしかないわけですし、現代宇宙論においても、未だに未解決の分野ですしおすし…
0249名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/08(金) 06:16:44.90ID:UuwPM8vj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
But to create beginning is to create end.
しかし、始まりを創造することは、終わりを創造することである。

Thus the opposites of life and death, key polarities of creation, are attributed
to the letter.
従って、創造の鍵となる極性たちである、生と死の反対物たちが、文字に帰属される。

The idea is implicit that without the energies of THE MAGICIAN, there would be
neither life nor death, neither beginning nor end.
「魔術師」の精力たちが無ければ、生も死も無く、始まりも終わりも無いという考え方が
暗示される。
--- ここまで ---

特異「点」であり、大きさを持たない「ケテル」から、「円(0の字形)」であり、大きさ
(直径)を持つ「0:愚者」と、「直線(1の字形)」であり、「始まりと終わり」と、有限
の長さを持つ「1:魔術師」が出来たということですかね。
そういう意味からすると、ゴールデン・ドーン版とウェイト版に「無限大記号」が描かれて
いるのは不自然な感じですが、これは「0:愚者」の「ゼロ」の反対物としての「無限大」で
あって、0×∞=有限の宇宙創造のために必要であると、無理やり解釈しておきましょう。

さて、このあたりの考え方は、現代物理学の「超弦理論」という、宇宙の創造を読み解く
ための脳内理論ツールを想起するものとなっており、少々興味深いものとなっています。
その脳内理論を適用すると、「至高の三角形」の要素は、プランク長やプランク時間の
範囲内の世界であり、いずれにしても、我々の脳内でしか存在できないものです。

まあ、我々がどうあがいたところで、「至高の三角形」は我々の脳内世界でしか存在する
ことのできないものですので、一般人である我々にとっては、何の関係も無いものである
ことには間違いないわけですが、それでも、我々の持つ知識にリンクできる可能性がある
ということは、何となくではあっても、興味深いことではないかと思うのでした。
0250名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/09(土) 06:54:54.31ID:9vbg9W8A
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
THE MAGICIAN initiates this process, a cycle symbolized by the infinity symbol
(lemniscus) as well as the serpent which holds its tail in its mouth (Uroboros).
「魔術師」は、その尾をその口に持つ蛇(「ウロボロス」)と同様に、無限大記号(「連珠形」)
により象徴される循環である、この過程を開始する。

Both represent the closed circle of energy in the Universe, begun by the number
one (Beth) acting upon the zero (Aleph).
両方とも、ゼロ(「アレフ」)に作用する、数の一(「ベト」)により開始される、
「宇宙」における精力の閉じた円を表す。
--- ここまで ---

「lemniscus/英語:lemniscate/連珠形」は、一般的には「infinity sign/無限大記号」
と呼ばれるものであり、前に述べたように、ゴールデン・ドーン版とウェイト版にのみ
採用されているものですが、実際のところ、理論的な整合性は、いまいち良くないです。
そもそも、二番目の文にある「0=アレフ」「1=ベト」というのは、ゴールデン・ドーン版
での大アルカナでの配属であって、ヘブライ文字単独では「アレフ=1」で「ベト=2」で
あり整合性はありませんので、わざわざ引き合いに出す必要は無いと思います。

いずれにしろ、大アルカナは、0は「0:愚者」で、1は「1:魔術師」であって、ゴールデン・
ドーン体系では、その両者が最初の宇宙創造(「点」である「ケテル」からの最初の流出)
に関係しているということです。

ちなみに、「点(ケテル)」が「円(愚者)」や「直線(魔術師)」になる過程ですが、
ゴールデン・ドーン体系だと、点が直径を持つと円になり、点が長さを持つと直線になる
という同時並行的なものではなく、まず点が直径を持つ円になり、その後、円が引き延ば
されて捻られたり(連珠形ルート)、もしくは円の一部に端点が出来て切り離されたり
(ウロボロス・ルート)して、直線が出来るという感じですかね。
つまり、ゴールデン・ドーン体系での真の宇宙の始まりは、「1」にあるのではなく「0」で
あるということなのでした。
0251名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/10(日) 06:46:41.20ID:3GGt5YRS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
The relationship of Aleph (THE FOOL) and Beth (THE MAGICIAN) to creation are
discussed in a section of the Zohar which is one of the most charming in all of
esoteric literature.
創造に対する「アレフ(愚者)」と「ベト(魔術師)」の関係は、秘伝的文学の全ての
中で最も魅力的なものの1つである、『ゾーハル(光輝の書)』の一節で論じられる。

We are told that for two-thousand years God had "contemplated" the twenty-two
letters of the Hebrew alphabet, and had "toyed with them." (*264)
我々は、「神」は二千年の間、ヘブライ語アルファベットの22文字を、ずっと「熟考し」
続け、そして、「それらを持て遊び」続けていると、教えられている。 (*264)
--- ここまで ---

ちなみに、(*264)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
264. Zohar, Simon and Sperling trans., v. I, 9.
264. Zohar, 『ゾーハル(光輝の書)』、サイモンとスパーリング訳、第一巻、9ページ。
--- ここまで ---
とあります。

『ゾーハル(光輝の書)』は、典型的な神秘ヲタクの妄想文学であって、宇宙創造を語る
上では、あまり参考にすべきではないもののようにも思えます。
ということで、ワタシからは特に何か言うことはありませんので、後は皆さんで好きな
ように解釈して頂ければと思います。

そもそも、神が宇宙を創造したのは138億年前であり、ヘブライ語アルファベットに関する
二千年の歴史なんて、ごく最近の出来事でしかありません。
つまり、我々が知っていることなんて、ごくごく最近の出来事でしかなく、そのことを
知れば知るほど、我々は、はるか大昔に行われた神の御業である宇宙創造を語るすべを、
ほとんど持ち合わせていないことに気づく(「無知の知」)わけですよね。
0252名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/11(月) 06:41:35.58ID:U5tu6/2K
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
And when it came time for Him to create the Universe, the letters presented
themselves before him in reverse order (Tau to Aleph), each asking that they be
the first in creation.
そして、「彼(神)」が「宇宙」を創造する時が来た時、文字たちは、彼ら自身、彼の前に
逆の順序(「タウ」から「アレフ」へ)で現れ、各々は彼らが創造における最初であるよう
頼んだ。

All were denied until Beth, of whom God said: "Assuredly, with thee I will create
the world, and thou shalt form the beginning of the creation of the world." (*265)
その者(文字)の全ては「ベト」まで否定され、「神」が言われた。「確かに、私(神)は、
汝(文字)と共に世界を創造し、そして汝は、世界の創造の始まりを形成すべきである」。
(*265)
--- ここまで ---

ちなみに、(*265)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
265. Zohar, Simon and Sperling trans., v. I, 12.
265. Zohar, 『ゾーハル(光輝の書)』、サイモンとスパーリング訳、第一巻、12ページ。
--- ここまで ---
とあります。

『ゾーハル(光輝の書)』の謎構文の解読は難しく、誤解している可能性もありますが、
まず最初の文は、全てのヘブライ文字が、宇宙創造に先立って出現したことを表しています。
そして二番目の文では、「until Beth/ベトまで」、すなわち「アレフ」が「the first in
creation/創造における最初」であるように思えるのですが、この後に続く文章では、
『旧約聖書:創世記』の冒頭の文字である「ベト」が「the beginning of the creation of
the world/世界の創造の始まり」であるかのように書かれています。
実際、『ゾーハル(光輝の書)』では、「創造の始まり」は「ベト」推しなのですが、
『セフェル・イェツィラー(形成の書)』では、母字である「アレフ」推しなのでした。
0253名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/12(火) 06:26:05.30ID:WpoReaUB
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
God then wondered why Aleph had not appeared, and called for the letter, which
explained: "Because I saw all the other letters leaving Thy presence without any
success.
「神」は、その時、なぜ「アレフ」が現れなかったのか疑問に思い、文字(アレフ)を呼び、
それ(アレフ)は以下のように説明した:「なぜなら私(アレフ)は、他の全ての文字たち
が何も成功することなく、『汝』の面前を去るのを見たからである。

What, then, could I achieve there?
それでは、私(アレフ)は、そこで何を達成できるのか。

And further, since Thou hast already bestowed on the letter Beth this great gift,
it is not meet for the Supreme King to take away the gift which he has made to
his servant and to give it to another."
そしてさらに、『汝』は既に、この偉大なる賜物を、文字『ベト』に授けたところである
ので、『究極の王』が彼の召使いに与え終えた賜物を奪い、そしてそれを別の者に与える
ことは適当でない。」
--- ここまで ---

まあ、ヘブライ語アルファベットが「アレフ」から始まっているのに、『旧約聖書:創世記』
の冒頭の文字が「アレフ」ではなく「ベト」であることの、後付けの言い訳ストーリーで
あって、あまり参考になるようなものではありません。

とはいえ、伝統的な『旧約聖書:創世記』理論においては、我々の宇宙の始まりは「ベト」
とされていることは確かであり、後代に成立した『セフェル・イェツィラー(形成の書)』
のカバラ理論とは、微妙に路線が異なります。
この点は、伝統的なマルセイユ版タロットが「1:魔術師」を起点としているのに対し、
近代のゴールデン・ドーン系では「0:愚者」を起点としているのに似ていますよね。
要するに、我々が知る宇宙には始まり(魔術師)があり、そしてその始まりの前には、
我々の知らない始まり(愚者)があるということですよね。
0254名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/13(水) 05:59:41.39ID:jvsoG1JG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 240) ---
God's response was: ". . .although I will begin the creation of the world with Beth,
thou wilt remain the first of the letters.
「神」の返答は以下であった:「…、私は、『ベト』と共に世界の創造を始めるつもりで
あるけれども、汝(アレフ)は、文字たちの最初のままにするつもりである。

My unity shall not be expressed except through thee, on thee shall be based all
calculations and operations of the world, and unity shall not be expressed save
by the letter Aleph." (*266)
私の単一性は、汝を通して以外は表現されることはなく、汝に基づいて世界の全ての計算
たちと活動たちが基礎付けられるであろうし、そして単一性は、文字「アレフ」によるもの
を除いては表現されることはないものとする。」 (*266)
--- ここまで ---

ちなみに、(*266)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
266. Zohar, Simon and Sperling trans., v. I, 13.
266. Zohar, 『ゾーハル(光輝の書)』、サイモンとスパーリング訳、第一巻、13ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、神は二枚舌というか、ご都合主義というか、現状追認型の上司であるということで
あって、要するに神なので何でもありという感じですかね。

というか、この最高位の「至高の三角形」において、そういう下々の理論をネタにして、
神に何かを語らせるということ自体が胡散臭いというか、信憑性は皆無であると思います。

ワタシとしては、「生命の木」と『セフェル・イェツィラー(形成の書)』に従って、
宇宙創造の最初は「ベト」ではなく、「アレフ」であると考えていますし、それ以外の
解釈を採用するつもりは、今のところ全く無いです。
0255名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/14(木) 06:10:06.83ID:hDjsRF+4
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
It is fascinating to realize that the greatest mysteries of the Cosmos are such that
they are well expressed in the simplest, even most childlike of pictures and words.
「宇宙」の最も偉大なる神秘的教義が、それらが、絵たちや言葉たちの、最も単純で、最も
子供っぽくさえある中で、うまく表現されているようなことを理解することは魅力的である。

Indeed, the relationship between THE FOOL and THE MAGICIAN is so subtle and refined
that our best hope of even approaching them rests in meditation on spiritual text
combined with the images of the Tarot cards.
それにまた、「愚者」と「魔術師」の間の関係はとても微妙で洗練されているので、それら
に接近することさえも、我々の最善の望みは、タロット・カードたちの画像たちと組み合わ
された霊的な本文による瞑想に基づくしかない。

It is impossible to speak directly of what either the texts or the cards represent.
本文たちやカードたちのどちらも、それが表すものを直接話すことは不可能である。

What we try to do is to establish a circle of ideas, each idea giving a suggestion
about the nature of the inner truth.
我々が行おうとすることは、考え方たちの輪を確立することであり、各々の考え方は、
内なる真実の本質についての示唆を与える。
--- ここまで ---

まあ、我々が「至高の三角形」について語ることは不可能であり、不可能であることを
知らない者は、「劣化ケテル」である「ティファレト」に繋がる「小径」を語るという
トラップに陥ります。
つまり、「0:愚者」を語る者は「13:死」を語り、「1:魔術師」を語る者は「15:悪魔」を
語るという、「上の如く、下も然り」に関連する罠ということですよね。
実際、絵柄を見るとわかるように、「0:愚者」と「13:死」、「1:魔術師」と「15:悪魔」
は、上位世界と下位世界との量子もつれの関係にあり、知る人にとっては興味深いもの
なのですが、知らない人にとっては、単なるトラップ以外の何ものでも無いわけです。
0256名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/15(金) 05:49:48.21ID:kE0F0N9H
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
One such idea associated with THE MAGICIAN is that the energies of this card are
at once active and passive.
「魔術師」に関連付けられる、そのような考え方の一つは、このカードの精力たちが、
同時に能動的かつ受動的である、ということである。

The mystery of THE MAGICIAN is that it is both that which transmits and that
which is transmitted.
「魔術師」の神秘は、「それは、伝送するものと伝送されるものの両方である」という
ことである。

It is the Life Force (The One) which becomes the Prima Materia in the act of
transmission.
それは、伝送の行為において「第一質料」となる、「生命の力」(「一なるもの」)
である。
--- ここまで ---

「1:魔術師」には「水星」が配属されていますので、伝令の神である、ギリシア神話の
「ヘルメース神」や、ローマ神話の「メルクリウス(マーキュリー)神」のイメージを
持ち、元々は太陽の従者ではありますが、この「至高の三角形」では「ケテル」の従者
としての働きをすると考えられます。
それゆえ、「太陽(ティファレト)」と「水星(ホド)」を繋ぐ「15:悪魔」のイメージ
に重なるというのも、あるのかもしれません。

さて、「1:魔術師」は、「攻め」にも「受け」にもなれるということですが、ほとんどの
大アルカナはリバーシブルに出来ていますので、今更言うほどのことでもありませんが、
ウェイト版の「0:愚者」と「1:魔術師」の関係には、特にそういう傾向が見られます。
実際、「0:愚者」と「1:魔術師」の絵柄や解釈は、ウェイト版やトート版では、同じ
ゴールデン・ドーン系とは思えないほどの違いがあるというか、かなりの混乱があります
ので、わからないなりに、みんな苦労してるんだろうな、とか思っているのでした。
0257名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/16(土) 06:14:47.59ID:rBIw0vGN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
THE MAGICIAN is a channel through which the energy of THE FOOL is organized and
passes downward.
「魔術師」は、それを通じて、「愚者」の精力が組織化され、下方へと通過する、水路
である。

The One Life Energy is directed by THE MAGICIAN as the first step in the evolution
of the Universe toward matter.
「一なるものの生命の精力」は、物質へと向かう「宇宙」の進化における第一段階として、
「魔術師」により指揮される。

Thus is the Path called the Transparent Intelligence, for like Light through a
glass, energy passes through it from above.
従って、「小径」は、ガラスを透過する「光」のように、精力は上からそれを通じて
通過するために、「透明な知性」と呼ばれる。
--- ここまで ---

「1:魔術師」に限らず、ほぼ全ての「小径」は、「上なるもの」の「精力が組織化され、
下方へと通過する、水路である」と言えるわけですが、他と異なるのは、これが「至高の
三角形」におけるものであるため、「0:愚者」と「1:魔術師」の違いが、我々から見た
時に全く分からないというか、そもそも「0:愚者」や「1:魔術師」が何なのかが、全く
理解できないという点にあります。
結局のところ、これらは主観的にしか語れない、つまり各自で勝手に意味を考えて解釈
してくれということであり、それゆえゴールデン・ドーン版、ウェイト版、トート版は、
同系統とは言いながらも、それぞれの解釈は全く異なる状況になっているわけです。

特にウェイト版の「0:愚者」や「1:魔術師」は、ゴールデン・ドーン版のデザイン変更を
拒否して、元のマルセイユ版に近いデザインに戻しているのと、大アルカナの配列自体が、
建前上は「1:魔術師」をトップに戻している経緯もあって、それがここでの大きな伏線と
なっているということなのかもしれません。
0258名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/17(日) 06:52:44.94ID:5CqawEwf
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
The process is especially well-represented on the Waite card, where the Magician's
right arm is raised with the wand pointed downward.
この過程は、「魔術師」の右腕が、下へと向ける棒を持って上げられる、ウェイト版カード
について、特に良く表される。
--- ここまで ---

ウェイト版は、ゴールデン・ドーン系統ではありますが、ウェイト氏は、ウェイト版の
大アルカナとヘブライ文字との対応を明記しておらず、これは単に「書いていない」と
いうよりは、実は全く異なる対応を考えていたということのようです。

結論から書くと、ウェイト版のヘブライ文字の対応で推測可能なものは、以下の通りです。
・「0:愚者」=「シン」(ゴールデン・ドーン版では「20:審判」に配属)
・「1:魔術師」=「アレフ」(ゴールデン・ドーン版では「0:愚者」に配属)
・「2:高等女司祭」=「メム」(ゴールデン・ドーン版では「12:吊られた男」に配属)
要は、「ケテル」に繋がる「小径」は、全て「母字」が配属されているわけです。

ゴールデン・ドーン版「0:愚者」の人物像が「アレフ」の字形を模したものであるのに
対し、ウェイト版「0:愚者」の人物像は「シン」の字形であり、かつ『タロット図解』に
おいては、「シン」の位置である21番目に置かれています。
また、ウェイト版「1:魔術師」の人物像は「アレフ」の字形であり、かつ『タロット図解』
においては、「アレフ」の位置である1番目に置かれています。
さらに、ゴールデン・ドーン版「12:吊られた男」の背景にあった「メム」の字形と水属性
が、ウェイト版「12:吊られた男」には無く、その代わりに「2:高等女司祭」がそれらを
しっかりと受け継いでいます。

つまり、ゴールデン・ドーン版、ウェイト版、そしてトート版って、「至高の三角形」に
おける「小径」の解釈は、実は似て非なるものであり、それぞれの解釈は全く異なっている
と考えた方が良いのですが、そもそも、「至高の三角形」においては、正しい解釈という
もの自体がありませんので、各自好き勝手にやってくださいとしか言いようがありません。
0259名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/18(月) 06:03:59.76ID:/AeQLs6F
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
This suggests power brought down in a purposeful, willful, way.
これは、意図的、意識的な方法で、力が降ろされることを示唆する。

Moreover, Waite makes some very subtle reference to the activity of all the
Supernals here.
さらに、ウェイト氏は、ここでの全ての「至高なるものたち(至高の三角形)」の活動に
ついて、非常に微妙な言及をする。

The inner color of THE MAGICIAN's robe is white, meaning Kether.
「魔術師」のローブの内側の色は白であり、「ケテル」を意味する。

The outer robe is the red of Binah in Atziluth, and the serpent-belt is the blue
of Chokmah in Atziluth.
外側のローブは「アツィルト」における「ビナー」の赤であり、そして蛇の帯は「アツィ
ルト」における「コクマー」の青である。
--- ここまで ---

ウェイト版は、「0:愚者」が「シン(火)」、「1:魔術師」が「アレフ(空気)」、そして
「2:高等女司祭」が「メム(水)」であることを示唆していますが、「生命の木」の「小径」
の位置関係については、ゴールデン・ドーン理論をそのまま踏襲しているようです。
ちなみに、ウェイト版の「1:魔術師」の色は、「白=空気」、「赤=火」、「青=水」と
いう分類も考えられますので、「赤(ビナー)への小径」をメインとしていながらも、
その他のものとも、かなり密接な関係であることを示唆しています。

まあ、「0:愚者」や「1:魔術師」は、こじつければ何でもありなカードであるのと、
しょせん我々のレベルから見れば、手の届かない存在ですので、ここで何を言おうが、
全ては個人の妄想以外の何ものでもないということを、理解しておく必要があります。
つまり、魔術師を娘化する際には、パンツの色は白がいいのか青がいいのか赤がいいのか
を真剣に議論する程度の意味があるということです。←部外者以外には理解不能ということ
0260名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/19(火) 06:14:31.70ID:IZYGj8bT
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
Waite's inference is that the Prima Materia results from the interaction of all
of the Supernal Sephiroth.
ウェイト氏の推論は、「第一質料」は、「至高のセフィロト」の全ての相互作用に起因
する、ということである。

The God of this Path, Mercury, is the "messenger of the Gods" (especially of his
Father, Zeus-Kether) meaning that he is not himself the Creator, only the bearer
of its will.
この「小径」の「神」である、「メルクリウス神(水星)」は、「神々の使者」(特に
彼の「父」である、「ゼウス神-ケテル」の)であり、彼自身は「創造主」ではなく、
その意志の担い手に過ぎないことを意味する。
--- ここまで ---

ウェイト版は、カバラ主義の「第一質料」、すなわち「母字」を、「0:愚者=シン(火)」、
「1:魔術師=アレフ(空気)」、「2:高等女司祭=メム(水)」という「ケテル」に繋がる
「小径」に配属しています。

ウェイト版について、さらに補足すると、「1:魔術師」には、「メルクリウス神(水星)」
ではなくて「アポロ神(太陽)」が、「2:高等女司祭」には「イシス神(月)」が、そして
「3:女帝」には「ビーナス神(地球)」が配属されていることが示唆されています。
つまり、「至高の三角形」内において、「天上の太陽系(太陽−月−地球)」における
「0:愚者の旅」が、一旦完結しているような感じですよね。
ちなみに、ウェイト版においては、「0:愚者」は、「大いなるジョーカー(切り札)」で
あり、それゆえ、キリスト教大好きなウェイト氏は、これを「天上のイエス・キリスト」
として考えているフシがあることに、注意する必要があります。

いずれにしても、「1:魔術師」は、「創造主」そのものではなく、パシリ役というか、
「0:愚者」に続く「ナンバー2」扱いであり、「0:愚者」に仕える究極の中間管理職で
あって、それゆえ、若干哀愁のある表情にも、何となく納得してしまうのでした。
0261名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/20(水) 06:08:04.44ID:M4mUyKP5
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
For all practical purposes Mercury (Roman), Hermes (Greek) and Thoth (Egyptian)
are the same deity, the amalgam of their qualities having become particularly
firm in modern esoteric literature.
全ての実用的な目的たちにとって、「メルクリウス神(ローマ神話)」、「へルメス神
(ギリシア神話)」、「トート神(エジプト神話)」は、同じ神格であり、それらの品質
たちの混合物は、現代の秘伝的な文学において、特に堅固になり続けている。

Of course, since Mercury is that later of the Gods, his attributes depend on those
of Hermes and Thoth.
もちろん、「メルクリウス神」は、「神たち」のより後期のものであるため、彼の属性たち
は、「ヘルメス神」と「トート神」のそれらに依存する。
--- ここまで ---

「1:魔術師」は、我々にとっての「practical/実用的」な意味を持ちませんし、そもそも
上記の説明は、「セフィロト」の「ホド(水星)」に関するものであって、上位世界の
「1:魔術師」にとっては、下界の事情などは、何の意味もありません。
つまり、「にんげんがかんがえたさいきょうのかみがみ」では、「至高の三角形」の存在
である「1:魔術師」の足元にも及ばないレベルであるということですよね。

単なる遊びのレベルであれば、「劣化ケテル」である「ティファレト」と、「劣化ビナー」
である「ホド」を結ぶ、「劣化魔術師」たる「15:悪魔」をネタにして、「下の如く、上も
然り」のクソミソ理論を活用して、クソミソな妄想を繰り広げることは可能なのですが、
いずれにしても、実用性はゼロであることは、重々理解しておく必要があります。

とはいえ、実用性はゼロであっても、我々の「存在」というか、万物の存在にとっては、
欠くべからざるものであることには間違いないわけですので、ワタシとしても何とかしたい
気持ちはあるのですが、残念ながら、相手のレベルが違いすぎて、手の足も出ない状況で
あることを、ご理解頂ければと思います。←常に言い訳モード
0262名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/21(木) 10:12:56.91ID:Ly47zsis
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
Hermes was very early associated with words, for the simple reason that a messenger
must clearly state the cause of the one who sends him. (*267)
「ヘルメス神」は、非常に早期に、使者が彼を送った者の理由を明確に述べなければなら
ないという単純な理由のために、「言葉たち」に関連付けられた。 (*267)

The same meaning essentially applies to the association of words with Thoth who,
as the supposed inventor of hieroglyphs, developed that by which the message could
be recorded and transmiteed.
同様の意味は、本質的に、象形文字たちの発明者とされており、それにより伝言が記録
されて伝達されることができるものを開発した、「トート神」に関連する言葉たちにも
適用される。
--- ここまで ---

ちなみに、(*267)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
267. "Hermes," Oxford Classical Dictionary, 502-3.
267. 「ヘルメス」、『オックスフォード古典辞典』、502-3ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ウェイト版の「1:魔術師」は「アポロ神(太陽)」でしたが、ゴールデン・ドーン系の
基本は、「1:魔術師」は「トート神」と「ヘルメス神(水星)」が合体した「ヘルメス・
トリスメギストス(三重に偉大なるヘルメス)」になります。
そういう意味では、トート版の「1:魔術師」は、パターンの異なる三つのデザインが市中に
出回っているのも、なんか興味深いですよね。

とはいえ、宇宙論者のワタシとしては、この「言葉」うんぬんの話は、話のネタ程度に
しか興味が無いのですが、「言葉ありき」の聖書学者たちにとっては、どうしてもそっち
方向に話を進めたいと思うのは、致し方無いのかな、と思ったりするのでした。
0263名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/22(金) 06:13:26.23ID:gmLG5wqH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
The companion of Hermes, as discussed in dealing with the WHEEL OF FORTUNE, was
the dog-headed Ape, the Cynocephalus, representing the words themselves, as well
as the potential for misunderstanding and deceit.
「ヘルメス神」の仲間は、「運命の輪」を取り扱う中で議論されたように、犬の頭を持つ
「猿」である、「犬頭猿」であり、誤解や欺瞞の可能性と同様に、言葉たち自身を表す。

It is in this latter sense that Crowley has included the cynocephalus at the feet
of his Magus.
クロウリー氏が、彼の「魔術師」の足元に犬頭猿を含めたのは、この後者の意味である。
--- ここまで ---

トート版の「1:魔術師」は、かなり適当なデザインというか、そもそもよくわかっていない
ままで試行錯誤している感じがあります。
なお、ウォン氏は、「1:魔術師」の足元にいるのは「Cynocephalus/犬頭猿」であると
述べていますが、どう見ても犬の頭とは思えませんので、これはトート神の別の顔であり、
「10:運命の輪」にも描かれている、「猿」もしくは「ヒヒ」ではないかと思われます。
ちなみに、「犬の頭」については、カード左上にある魔法の杖の頭部が、犬の頭とトキの
くちばしを合体したように見えます。

参考までに、人物像の上にあるのは、「有翼の黒い円盤(日食の太陽?)」を頂部とする、
ヘルメス神の持つ「カドゥケウス(伝令使の杖)」であり、その下には、トート神の持つ
「羽根ペン(真実の羽根?)」と「巻物(パピルス?)」があり、その下には、先ほどの
「魔術杖」と「有翼のオルフェイスの卵」があり、その下には「四大元素」を表す、「炎
の壺」「何かが入っている杯」「八芒星貨」「剣」があり、足の部分には、ヘルメス神の
持つ「有翼のサンダル」を意味する「翼のようなもの」が描かれています。
あと、頭上の蛇は、「8」の字形となっており、他の版にある「∞」と同じ意味を持って
いると思われます。

まあ、それらがどういう意味を持つのかは、ワタシには分かりませんけど。
0264名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/23(土) 06:03:59.08ID:gfJEGEwd
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 241) ---
The relationship of the Hermes energy to words is very profound.
「へルメス神」の精力と言葉たちの関係は、非常に深遠である。

Messages are carried by words, but it is also through words of power that the
Magician affects his will.
伝言たちは言葉たちにより伝えられるけれども、「魔術師」が彼の意志に影響を与える
ことはまた、力の言葉たちによるものでもある。

Thus is word associated with cause and effect.
従って、原因と結果に関連付けられる「言葉」である。

Words transmit ideas from person to person in the same way that THE MAGICIAN
transmits the idea of Self-Creation of the One from above.
言葉たちは、「魔術師」が、上からの「一なるもの」の「自己創造」の考え方を伝える
のと同じ方法で、人から人へと考え方を伝える。
--- ここまで ---

なんか、ミソクソ感がハンパない説明文ですが、「1:魔術師」が「至高の三角形」の存在
であることを忘れると、こういうベタな解釈をしてしまうという、典型的な例ですよね。

まあ、神話での「ヘルメス神」と「トート神」の属性から、「Messenger/(神の)使者」、
「Message/(神からの)伝言」、そして「Word/(神の意思を伝える)言葉」を連想する
のは普通だとは思うのですが、「1:魔術師」の「秘伝的な称号」は「The Magus of Power
/力の魔術師」であって、「言葉」てはなく「力」を行使する存在とされています。
つまり、ワタシとしては、下界の我々の知る「四つの力(強い力、弱い力、電磁気力、重力)」
に相当し、「上の如く、下も然り」理論に対応する「四つの至高なる力」を、宇宙創造の際に
「ケテル」の内部にある「Primordial Elements/原始的な元素たち」より引き降ろす働きを
しているのではないかと漠然と考えているわけですが、まあ、そんなふうに考えているだけ
であって、具体的にそれが何かということについては、皆目見当が付かないのでした。
0265名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/24(日) 06:16:27.62ID:rzRQ+l9Q
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 242) ---
A word is meant to be spoken (writing is the annotation of spoken thought); it is
a sound which carries idea.
言葉は、話されることを意図される(書くことは、話された思考の注釈である);それは、
考え方を伝える音である。

It is intelligence-laden vibration.
それは、知性を積み込んだ振動である。

Word = vibration.
言葉=振動。

So the idea of THE MAGICIAN is that it is the first vibration through which the
One Spirit begins the process of manifestation.
そういうわけで、「魔術師」の考え方は、それが「一なるものの霊」が、顕在化の過程を
始める際に通過する「最初の振動」であることである。

It encloses the Spirit and thus encompasses All that is.
それは「神霊」を取り囲み、それゆえに、すなわち「全てのもの」を包み込む。
--- ここまで ---

「至高の三角形」において、「Word/言葉」という言葉にこだわるのは、なかなかに危険
ですし、「vibration/振動」という言葉にしてもそうです。
本来の「1:魔術師」は、我々の理解できる範囲を超越しており、全ての「言葉による説明」
は意味を為しませんし、それはしょせん「魔術の呪文」でしかありません。

我々に出来ることといえば、我々の知らない「上位世界」があって、そこには「1:魔術師」
と呼ばれているけれども、我々はそれが何であるかを知らない「小径」がある、という
ことだけであり、それは「無知の知」であることを理解するということです。
つまり、ここに書かれていること全ては、「ヲタ話のネタ」であることを知ることですよね。
0266名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/25(月) 06:04:15.75ID:XgAUi5fK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 242) ---
This idea is conveyed by a diagram, in the Golden Dawn papers, relating the Mercury
symbol to all of the Sephiroth except Kether (Figure 32A).
この考え方は、ゴールデン・ドーンの文書たちにおいて、「水星」の記号を「ケテル」を
除く「セフィロト」の全てに関連付ける、図表により伝えられる。(図32A)

"The horns spring from Daath (Knowledge) which is not, properly speaking, a Sephira,
but rather a conjunction of Chokmah and Binah." (*268)
「角は、正確に言えば、『セフィラ』ではなく、むしろ『コクマー』と『ビナー』の接続
である『ダアト(知識)』から生える。 (*268)
--- ここまで ---

ちなみに、(*268)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
268. Regardie, Golden Dawn, v. I, 138.
268. リガルディー著、『ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け魔術全書)』、第1巻、138ページ。
--- ここまで ---
とあります。

図32Aは、『黄金の夜明け魔術全書』の「第四知識講義」(邦訳版では90ページ)にあり、
九つの「セフィロト」と「ダアト」が、「水星記号」に配属されています。
ちなみに、その後の「第五知識講義」には、十の「セフィロト」全てを含む「金星記号」
が紹介されています。

記号的に見ると、上部の「三日月」の部分が「コクマー」と「ビナー」と「ダアト」の
三つで構成され、中央部の「丸」の部分が「ダアト」と「ケセド」と「ゲブラー」と
「ティファレト」の四つで構成され、下部の「十字」の部分が「ティファレト」と
「ネツァク」と「ホド」と「イェソド」と「マルクト」の五つで構成されています。

単なる絵遊びではありますが、何か意味がありそうで、ちょっと面白いですよね。
0267名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/26(火) 06:26:31.75ID:ATO31Kdf
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

図32の説明文です。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 242) ---
Figure 32. Two ways of representing that which is encompassed by Mercury: A. The
Sephiroth on the planetary symbol; B. The Four Worlds on the Caduceus.
図32. 「水星」により包含されるものを表す2つの方法たち:A. 惑星記号に基づく「セフィ
ロト」;B. 「カドゥケウスの杖」に基づく「四つの世界」。
--- ここまで ---

A. は、先に述べた『黄金の夜明け魔術全書』の「第四知識講義」にある、「水星記号」と
「セフィロト」の関係を表す図です。

また、B. は、「生命の木」の「四つの世界」(図9参照)と、ヘルメス神の持つ「カドゥ
ケウスの杖」との関係を表す図となっていますが、これについては、出典は不明です。

ちなみに、「カドゥケウスの杖」と「セフィロト」の関係を表す図は、『黄金の夜明け魔術
全書』の「第三知識講義」に出てきています。

まあ、このあたりの話は、しょせん「1:魔術師」の世界の話ですし、単なる絵遊び以上
のものではありませんので、ツッコミは無しで、お願いします。
0268名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/27(水) 06:23:08.95ID:OFCSmy1G
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 243) ---
And of course, since the days of Levi The whole Tarot has been called the Book of
Thoth.
そして、もちろん、レヴィ氏の時代よりずっと、全ての「タロット」は、「トートの書」と
呼ばれ続けている。
--- ここまで ---

参考までに、そして以前にも述べたように、、タロットのエジプト起源説、タロットは
「トートの書」である説、そして、ヘブライ文字と大アルカナとの関係説は、レヴィ氏
以前に、クール・ド・ジェブラン氏の『原始の世界』(1781年発行)により、提唱されて
います。
つまり、マルセイユ版は、後付け理論ではありますが、古代エジプト起源の「トートの書」
として注目されるようになっていたということですよね。

ちなみに、レヴィ氏は、『高等魔術の教理と祭儀』(1855年発行)の中で、「1:魔術師」に
ついて、「手品師」のポーズは「アレフ」の字形を表し、顔は「アポロ神」もしくは
「メルクリウス神」にそっくりであると述べていますので、ウェイト版では「アポロ神」
を、ゴールデン・ドーン版では「ヘルメス神(トート神/メルクリウス神)」を、そして
トート版では「トート神(ヘルメス神/メルクリウス神)」を選択したということに
なりますかね。

まあ、誰を主人公にしてところで、分からないものは分からないので、これ以上の詮索は
不要でしょう。
0269名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/28(木) 06:05:47.15ID:J6odXkam
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 243) ---
Pursuant to the idea of Mercury encompassing all Sephiroth except Kether, there
is a very interesting diagram showing Mercury on the caduceus (Figure 32B).
「ケテル」を除いた全ての「セフィロト」を包含する「水星」の考え方に従って、カドゥ
ケウスの杖に基づく水星を示している、非常に興味深い図表がある。 (図32B)

This is not at all inconsistent with the first symbol, which distinguishes between
the Creator above, and Creation below.
これは、上なる創造者と下なる創造物の間を区別する、最初の記号とは、少しも矛盾しない。

The Four Worlds here are not the Wand, they are that which is transmitted by the
Wand of THE MAGICIAN.
ここの「四つの世界」は「棒」ではなく、それら(「四つの世界」)は「魔術師」の
「棒(杖)」により伝達されるものである。
--- ここまで ---

この「1:魔術師=水星」の「カドゥケウスの杖」は、ゴールデン・ドーン版では人物像の
胸に描かれ、トート版では人物像の背景に描かれています。

一方で、「1:魔術師=太陽」のウェイト版では、人物像が右手で「両頭の棒」を掲げて
「アレフ」の字形を示しています。
これは、「21:世界」が、人物像が両手に「両頭の棒」を持ち、「タウ」の字形を示して
いるのと対比して見ることが出来ます。
つまりこれは、ウェイト版においても、大アルカナが「アレフ(アルファ)」から「タウ
(オメガ)」までの一連のヘブライ・アルファベットを示唆しているということですよね。

いずれにしても、「1:魔術師」の持つ「Wand/杖」は、「下なる創造物」である「四つの
世界」に属する「Wand/棒」ではなく、「上なる創造者」に属するものであって、明確に
区別して考える必要があるということです。
0270名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/29(金) 06:20:17.37ID:nGWxUC6r
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 243) ---
This interpretation of the caduceus and the planetary sign is not common.
カドゥケウスの杖と(水星の)惑星記号の、この解釈は、一般的ではない。

Astrologers and iconographers usually analyze the Mercury symbol as half-moon,
circle and equal-armed cross.
占星術師たちと図像画家たちは、通常、「水星」の記号を、半月、円、そして等しい腕の
長さの十字として、分析する。

These symbolize the Moon, the Sun and the balance of the Four Elements.
これらは、「月」、「太陽」、そして「四大元素」の均衡を象徴する。
--- ここまで ---

「水星」の惑星記号は、元々は「ヘルメス神」の持つ「カドゥケウスの杖」を単純化した
図案であると言われており、それ自体には、それほど深い意味は無いのですが、
ゴールデン・ドーンでは魔術理論に絡めることで、一般的ではない、色々な意味を
暗に持たされています。

ちなみに、「月」と「円」と「十字」の組み合わせは、ウェイト版においては「2:高等女
司祭」の上半身の図案(足元の月は、また別の意味)に取り入れられており、ウェイト版
だけは、別のルールに基づいて、つまり、「1:魔術師」には「アポロ=太陽」を、そして
「2:高等女司祭」には「イシス=月」と「イシス=女魔術師」の両方の意味を持たせている
ような感じになっています。

とはいえ、だから何なの、という感は拭えませんし、これ以上の説明は出来ませんので、
うわべだけの知識でしかありませんけどね。
0271名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/30(土) 06:50:25.25ID:HxEFRzuk
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 243) ---
The Sun and the Moon are the dual states of the cosmos, here in their most refined
expression.
「太陽」と「月」は、ここでは最も洗練された表現における、宇宙の二元的な状態たちである。

The Four Elements are first seen, primordially, in Kether, where they are symbolized
by the swirling Gammadion or Swastica.
「四大元素」は、原始的に、「ケテル」において最初に見られ、そこでは、それらは、
渦を巻く「かぎ十字」もしくは「まんじ(卍)」により象徴化される。

These Elements, potential in The FOOL, are first differentiated and directed by
the MAGICIAN.
「愚者」の中では潜在化している、これらの「元素たち」は、最初に「魔術師」により、
区別化され、指揮される。
--- ここまで ---

「カドゥケウスの杖」を単純化し洗練した「水星」の惑星記号は、この「1:魔術師」の
機能を象徴しているということですかね。
つまり、「ケテル」にある「潜在化した四大元素」を、「至高の三角形」の残りの要素で
ある「コクマー」と「ビナー」が形成する「月」で受け取り、「ティファレト」の「太陽」
を中心とした「ミクロプロソプス(小さな顔)」で「differentiated and directed/
区別化され、指揮され」て、最終的な「マルクト」の「四大元素」の世界へと導かれる
という流れになるということですかね。
もしくは、「コクマー」と「ビナー」が形成する「月」と、「ティファレト」を含む
「倫理的三角形」が「太陽」で、「星幽的三角形」と「マルクト」が「十字」ということ
になりますかね。

まあ、漠然と、おそらくそういうものなんだろうな、ということぐらいは分かりますが、
じゃあ具体的にはどういうことなの、という深掘りが出来ないというか、おそらく何でも
ありなので、具体的な意味を持たないという結論にしかならないのが、悩ましいのでした。
0272名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/10/31(日) 06:18:01.74ID:mTmBkzfA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 243) ---
The MAGICIAN directs the forces of the [heh][vau][heh][yod], letters first encountered
in the God Name of Binah, [mem][yod][heh][lamed][aleph] [heh][vau][heh][yod]
(YHVH Elohim) at the lower end of the Path of Beth.
「魔術師」は、「ベト」の「小径」の下端にある、「ビナー」の「神名」である、
[mem][yod][heh][lamed][aleph][heh][vau][heh][yod](YHVH Elohim)の中において、
最初に出会わされる文字たちである、[heh][vau][heh][yod] の力たちを指揮する。

As it is succinctly expressed in the Golden Dawn documents, the Primum Mobile
(first motion) is acting through the Philosophic Mercury on Saturn-Binah, which
is to say that the Supreme Spirit is acting upon the Will to Form.
ゴールデン・ドーンの文書たちの中で簡潔に表現されているように、「原初動」(最初の
動作)は「土星−ビナー」の上の「哲学者の水銀」を通じて作用しており、それはすなわち、
「至高の霊(ケテル)」は「形の意志(ビナー)」に作用していると言うことである。

This activity is involved with words, i.e., vibration, and recalls the idea that
whosoever can pronounce the [heh][vau][heh][yod] will be Master of the Universe.
この活動は、言葉たち、すなわち振動に関係しており、[heh][vau][heh][yod] を発音できる
者は誰でも、「宇宙の支配者」になるであろう、という考え方を思い出させる。

In this sense "pronounce" means to willfully direct the vibration.
この意味での「発音」とは、意図的に振動を指揮することを意味する。
--- ここまで ---

ここの「Golden Dawn documents/ゴールデン・ドーンの文書たち」というのは、
『黄金の夜明け魔術全書』の「第四知識講義」の「タローに関する覚書」ですかね。

まあ、「魔術師」ではない一般人であるワタシがコメントできる立場ではありませんが、
「上の如く、下も然り」のミソクソ理論により、「15:悪魔」や「21:宇宙」に通じるようなもの
があるようにも感じます。
0273名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/01(月) 06:27:16.75ID:h3dr5E1a
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 243) ---
So what we have in THE MAGICIAN is the one who is, in fact, able to pronounce the
Divine Name.
それゆえ、我々が「魔術師」の中に呼び入れるということは、要するに、「神名」を発音
することができる人であることである。

This brings us to a very complex idea which is the essence of the Mysteries, an
idea emphasized by Case in his Book of Tokens.
これは、我々に、「神秘的教義」の本質である非常に複雑な考え方であり、ケース氏により
彼の『しるしの本』の中で強調される考え方をもたらす。

There he says that "all created wills are but reflections" of the will of THE MAGICIAN.
そこで彼は、「全ての創造された意思たち」は、「魔術師」の意思の「反映にすぎない」
と述べる。

Most important Case points out that the individual must allow this Primal will
to act through himself:
最も重要なこととして、ケース氏は、各個人が、この「原初」の意志が、彼自身を通して
作用することを許可しなければならないことを指摘する:
--- ここまで ---

まあ、理屈としておかしいことは重々承知の上というか、しょせん上位世界を理解する
ことなんて、どうあがいたところ我々にとっては無理なことではありますが、それでも
何か手がかりとなるようなことを試してみたいという気持ちは、わからなくはないです。

とはいえ、宗教的というか神秘商売的というか、そういった無知なる人々を惹き付ける
神秘ネタの一つとして、こういうものを利用しようという意味において、何かそれっぽい
ものを提示する必要があるということも否めません。

ということで、あくまでも、そういうものであるということを、ご理解頂ければと思います。
0274名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/02(火) 05:43:45.76ID:LvYMJ26/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 243) ---
My superior nature worketh through thee. . .
我の上位の本質は、汝を通して働く …

...Happy art thou if thou canst grasp this truth.
… 汝がこの真実を把握することができるならば、汝は幸せである。

For then, understanding that not thy weak self,
その時のため、汝の弱い自己ではないことを理解し、
By my all-knowing Mind,
我の全知の「精神」により、
Looketh out upon the world through thine eyes,
汝の目を通して世界を見つめ、
Shalt thou have faith to let me see.
汝は我に見させる信仰を持つべきである。

Then shalt thou overcome the evil of thy senses
それから、汝は汝の感覚たちの悪を克服すべきである、
by devoting them wholly to my use. (*269)
それら全てを、私の有益に捧げることによって。 (*269)
--- ここまで ---

ちなみに、(*269)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
269. Case, Book of Tokens, 23-24.
269.ケース著、『しるしの本』、23-24ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、黒歴史ノートにはよくある散文詩のいわゆる一つの例、といった感じですかね。
0275名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/03(水) 07:05:55.25ID:rlfbqcMq
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 243) ---
This is an extremely difficult concept, and one which truly represents the practical
core of all religion, mysticism or magic.
これは、極めて難しい概念であり、そして全ての宗教、神秘主義、もしくは魔術の実践的な
核心を真に表すものである。

However the process may be symbolically expressed, the inner direction of the Four
Elements by the Universal Magician, through us, is primary.
どんなに過程が象徴的に表現されるかもしれなくても、我々を通じた、「万物の魔術師」
による「四大元素」の内なる指揮が、最初である。

Waite's card, based on the then secret Golden Dawn card, was the first to show the
Magician with his wand raised above the actual Elemental Weapons of modern Hermetic
Qabalism.
当時秘密であったゴールデン・ドーン版カードに基づいたウェイト版カードは、現代の
「ヘルメス主義的カバラ主義」の実際の「(四大)元素武器たち」の上に彼の杖を掲げた
「魔術師」を、一番目として表したものであった。

On the table are the Wand for Fire ([yod]), the Cup for Water ([heh]), the Dagger
for Air ([vau]) and the Pentacle for Earth ([heh]); all are very generalized.
卓の上には、「火」を表す「棒」([yod])、「水」を表す「杯」([heh])、「空気」を
表す「短剣」([vau])、そして「地」を表す「五芒貨」([heh])がある。;全ては非常に
一般化される。
--- ここまで ---

分かったようなことを書いていますが、実際は、「1:魔術師」レベルでの「四大元素」と、
我々の知る「四大元素」とは、まるっきりの別物ですので、「1:魔術師」のカードに
「四大元素武器」を描くこと自体が、そもそも間違っているというか誤解を招く表現です。
とはいえ、理論通りだと「絵にも描けない」ものですので、オトナの都合で、「1:魔術師」
のカードには、「杖を掲げる魔術師」と「四大元素武器」が描かれているということです。
0276名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/04(木) 05:53:13.42ID:MX5XZi2z
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 244) ---
Only in the Golden Dawn version are the implements represented with complete
accuracy. (*270)
ゴールデン・ドーン版においてのみ、完全な正確さで表現された道具たちがある。 (*270)
--- ここまで ---

ちなみに、(*270)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
270. See: Wang, Secret Temple, passim.
270. 以下を参照:ウォン著、『秘密の神殿』、諸所より。
--- ここまで ---
とあります。

ゴールデン・ドーン版に描かれている「四大元素武器」は、上記の注記だけでなく、
『THE GOLDEN DAWN/黄金の夜明け魔術全書』第3巻の、「THE FOUR ELEMENTAL WEAPONS/
四大元素武器」の章にもありますので、参照してください。

ちなみに、人物像のポーズは、ウェイト版では「0:愚者=シン」、「1:魔術師=アレフ」、
「2:高等女司祭=ベト」でしたが、ゴールデン・ドーン版では、新しい魔術理論通りに、
「0:愚者=アレフ」、「1:魔術師=ベト」、「2:高等女司祭=ギメル」となっています。
ついでに言うと、ゴールデン・ドーン版のポーズは、「0:愚者=ヨッド(火)=コクマー」
で、「1:魔術師=ヘー(水)=ビナー」という目的地別による類推も成立します。
なお、トート版は、ゴールデン・ドーン理論準拠でありながらも、ウェイト版によく似て
いますので、よくわからないことになっています。

まあ、そういう感じで、「0:愚者」、「1:魔術師」、「2:高等女司祭」の位置付けは、
三者三様というか、要するに何でもアリというか、誰も本当のことは知らないということ
だとは思うのですが、それでも、何と無くではありますが、「0:愚者=カオス」からの
「1:魔術師=コスモス」という流れは、感じられるのではないかと思うのでした。
とはいえ、ワタシ的には、もはやすこぷるどうでもいい感じではありますけどね。
0277名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/05(金) 06:23:05.00ID:VPVvIwtw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 244) ---
We have come a long way from the somewhat tentative symbolism of the Marseilles deck.
我々は、マルセイユ版デッキの、やや試験的な象徴主義からずっと、長い道のりを歩み
続けている。

In that Tarot deck, the Magician stands at a table manipulating implements germane
to the performer-magician of the middle ages, whose stock-in-trade was slight of
hand and pleasant deception.
そのタロットのデッキにおいては、「魔術師」は、彼の常套手段が、手先の早業と楽しい
欺瞞であった、中世の軽業師ー奇術師に密接に関係する道具たちを巧みに操作しながら、
卓のところに立つ。

Yet the double-ended wand and the hat approximating the form of the infinity symbol
suggest something more, as does the very title of the card, Le Bateleur, meaning
the bearer of the wand.
それでも、二重の先端たちの杖と、無限大記号の形に近い帽子は、まさしくカードの題名
である、杖の持ち主を意味する、「魔術師」であるのと同じく、さらなる何かを示唆する。
--- ここまで ---

要は、そういう魔術ヲタク目線で見れば、何でもアリということであって、それ以上でも
それ以下でもない、いうことです。
というか、そもそもカバラ主義理論においては、「1:魔術師」の「小径」は、我々には
見えない聞こえない語れないという「三猿領域」に属するものですので、何も知らない
我々は、しょせん何をしても無駄なあがきにしかならないわけですしね。

まあ、そうは言っても、何も出来ないから何もしないというのも、手持ち無沙汰ですので、
せいぜい話のネタとして、重箱の隅をつつくような、しょうもないネタ話を展開するしか
ないのでした。←ほとんどヤル気無しw
0278名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/06(土) 06:31:25.52ID:Xq+nFsKW
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 244) ---
The wand is, in fact, the only attribute of a Magician which has been consistently
represented from the ancient world to the present.
杖は、実のところ、古代世界から現在に至るまで首尾一貫して表現され続けている、
「魔術師」の唯一の属性である。

It is that through which power flows, and by which power is directed with the force
of will.
それは、能力がそれを通じて流れ、そしてそれにより能力は意志の力と共に導かれるもの
である。

It is at least interesting to see that Waite gave his Magician of 1910 the exact
same wand as that of the Marseilles deck of 1500.
ウェイト氏が、1910年の彼の「魔術師」に1500年のマルセイユ版デッキのそれと全く同じ
杖を与えたことを見ることは、少なくとも興味深い。

Thus did Waite affirm the symbolic accuracy of the early instrument.
従って、ウェイト氏は、初期の道具の象徴的な正確さを断言した。

Presumably, variations on THE MAGICIAN over the years, represent the contemporary
state of the "Magical Art."
思うに、何年にもわたる「魔術師」の変種たちは、「神秘的な術」の、その当時の状態を
表しているのであろう。
--- ここまで ---

まあ、そうは言っても、人間界に存在する「魔術師」や「奇術師」は、カバラ主義理論の
「1:魔術師」の「小径」とは、全く何の関係もありませんので、単なるネタとして以外に
深掘りする意味は全くありません。
つまりは、「1:魔術師」のカードに何が描かれていようと、それはカードの意味を表して
いるものではなく、単なる子供の落書き以上のものではないということなのでした。
0279名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/07(日) 06:41:51.23ID:8LsiakLj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 244) ---
Judging from magical treatises contemporary with the earliest conceivable appearance
of the cards, there was no great proliferation of magical instruments.
カードたちの考えられる最も初期の外観と、その当時の魔術の論文たちから判断すると、
魔法の道具たちの大きな増殖は無かった。

In a work such as the Heptamaron of Pietro de Albano (1250-1317) (*271) it is
clear that magic was an amplification of the priestly art, depending largely on
words for its invocations, banishings, and consecrations of talismans.
ピエトロ・デ・アルバノ氏(1250-1317年)の『七日間の書』(*271)のような作品においては、
魔術が、その召喚たち、追儺たち、そして護符たちの聖別たちのための言葉たちに大きく
依存する、聖職者の術の拡充であったことは明らかである。
--- ここまで ---

最後の文の「Heptamaron」は、「Heptameron/七日間の書」の誤記ですかね。

ちなみに、(*271)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
271. Peter de Albano, Heptameron.
This treatise is section III of Fourth Book of Occult Philosophy, by Henry Cornelius
Agrippa, London 1978, 73ff.
271. ピエトロ・デ・アルバノ著、『七日の書』。
この論文は、『神秘哲学について』の第四巻の第三節、ヘンリー・コーネリアス・アグリッパ
著、ロンドン、1978年発行、73ページ以降にある。
--- ここまで ---
とあります。

ピエトロ・デ・アルバノ氏は、イタリアの哲学者、占星術師、医師、そしてオカルト学者で
あり、聖職者というわけではありませんが、その著作の内容により異端尋問にかけられる
程度の、その筋では有名な人であったということです。
0280名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/08(月) 06:07:57.44ID:RMjCnQDt
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 244) ---
The impetus toward the instruments we find on the Golden Dawn card probably begins
in the eighteenth century, as is reflected by Barrett's Magus of 1801. (*272)
我々がゴールデン・ドーン版カードに発見する道具たちに対する刺激は、1801年のバレット氏
の『魔術師』(*272)により反映されるように、おそらく18世紀に始まる。
--- ここまで ---

ちなみに、(*272)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
272. Francis Barrett, The Magus, London 1801.
The 1967 reprint of this work contrains an admirable introduction by Timothy
d'Arch Smith.
272. フランシス・バレット著、『魔術師』、ロンドン、1801年。
この作品の1967年の復刻版は、ティモシー・ダーク・スミス氏による立派な序論を含む。
--- ここまで ---
とあります。

注記の最後の文の「contrains」は、「contains/含む」の誤記ですかね。

このバレット氏の『魔術師』は、レヴィ氏の著作に影響を与えたと言われていますが、
いずれにしても、この時期から「儀式魔術」系のものが大衆化していった感じです。
とはいえ、こういうグリモワール(魔術書)系の本は、古代より途切れなく続いている
ものですので、どれが一番とかいうことでもありません。
それに、何度も言いますが、こういう「魔術書」の内容は、カバラ主義理論の「1:魔術師」
の「小径」とは、全く何の関係もありません。

ということで、皆さんは、ここで無駄な時間を費やすよりも、もっと有意義なことに時間
を費やした方が良いと、ワタシは断言しておきます。
ワタシとしても、もはや「終わらせることが目的」となってしまっていますからね。
0281名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/09(火) 03:27:08.61ID:+HNU9VDv
本当に大変よく頑張ったと思います
ふむふむと考えさせられるところも多かったし
0282名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/09(火) 07:19:55.57ID:VLgW4IxP
>>281
カキコありがとうございます。 (^_^)/

中身はともかくとして、とりあえず完走を目指して頑張ります。(^o^;)
0284名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/10(水) 05:31:16.61ID:cgJUqTH5
>>283
カキコありがとうございます。 (^_^)/

まだもう少し続きますので、よければ最後までお付き合いください。

個々のカードのカバラ的解説の後は、実践的な占いの解説もありますので、
占い目的の人には、そちらの方が興味深いのではないかと思います。
0285名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/10(水) 05:34:01.32ID:cgJUqTH5
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 244) ---
Accepting that each version of THE MAGICIAN represents the point of view of an age
toward what is called "Magic," the Crowley card is provocative.
「魔術師」の各々の版は、「魔術」と呼ばれるものに対する時代の視点を表すことを受け
入れるならば、クロウリー氏のカードは挑発的である。

In that version THE MAGICIAN no longer merely holds the wand, he is the wand, a
conceptual change of no small dimension.
その版においては、「魔術師」は、もはや単に杖を持たないだけでなく、彼は杖で「あり」、
少なからぬ重要性を持つ概念的な変化である。

Crowley, thus, has accurately represented what we earlier described as the Mystery
of the Magician, i.e., that it is at once that which transmits and that which is
transmitted.
従って、クロウリー氏は、我々が以前に「魔術師の神秘」として述べたもの、すなわち、
「伝送するものと伝送されるものが同時にあることを、正確に表し続けている。

It is the messenger and the message.
それは、使者と伝言である。
--- ここまで ---

ウォン氏が、クロウリー氏を持ち上げたい気持ちが、良く分かる文章になっていますが、
実際に、トート版の「1:魔術師」が「正確」なのかと言われると、そもそも、このレベル
のものを「絵に描くこと自体が間違い」なわけですので、そんなことは無いと言わざるを
えないわけですし、ゴチャゴチャと描けば描くほど、本来の姿からはかけ離れていくこと
にもなるわけですので、ワタシ的には、ゴールデン・ドーン版>ウェイト版>トート版、
という位置づけになっています。

つまり、個人的には、トート版の描写は「蛇足」でしかなく、必要最低限の象徴の描写
に留めたゴールデン・ドーン版の方が数段マシという感じですかね。
0286名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/11(木) 05:59:01.65ID:3FVsb65E
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 244) ---
There is also an important phallic symbolism in this wand of Hermes which transmits
power.
力を伝送する「ヘルメス」のこの杖にはまた、重要な男根の象徴主義もある。

Even in earliest times Hermes, the messenger of the Gods, carried a staff.
最も初期の時代においてさえ、「神々」の使者である「へルメス」は、杖を持ち運んだ。

Originally it was decorated with white ribbons, later mistaken for serpents
(because he was the "Herald of Hades") and turned into what we know today as
the Caduceus of Mercury. (*273)
元々、それは白いリボンたちで飾られていたが、後に蛇たちと間違えられ(なぜなら彼は
「ハデス神(冥界)の使者」であったため)、今日では「メルクリウス神」の「カドゥ
ケウスの杖」として知られているものに転化される。 (*273)

This is seen on the breast of the Golden Dawn Magician.
これは、ゴールデン・ドーン版の「魔術師」の胸に見られる。
--- ここまで ---

ちなみに、(*273)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
273. Graves, Greek Myths, 66.
273. グレーヴス著、『ギリシア神話』、66ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、「1:魔術師」の行き先が、「天上の母」である「ビナー」なので、「1:魔術師」に
男根のイメージを持つことは不自然ではないのですが、そもそもこの「至高」のレベルに
おいて、そういう男性的とか女性的というイメージを持つことが正しいのかと言う話も
ありますので、無理やりエロ目線で語る必要性は全く無いと思うのでした。
0287名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/12(金) 06:08:37.81ID:slwrdDW3
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 244) ---
Time and Victorianism have softened the phallic implication of Hermes' wand,
originally very openly represented as Herms.
時間と「ビクトリア朝主義」は、元々は非常に公然と「ヘルマたち」として表されていた、
「ヘルメス」の杖の男根の含蓄を和らげ続けている。

These were upright slabs of stone with a bust and a very large phallus curiously
attached to the front of the column.
これらは、胸像と、柱の前面に奇妙にも取り付けられた非常に大きな男根のある、直立した
石の石版であった。

So in the ancient world, Hermes was revered as a God of Creation, the aspect of
THE MAGICIAN which Crowley stresses.
そういうわけで、古代の世界においては、「ヘルメス神」は、クロウリー氏が強調する
「魔術師」の様相である、「創造の神」として崇められた。
--- ここまで ---

この「Herm/ヘルマ」というのは、古代ギリシア時代に作られた石像というか石柱であり、
上部に「ヘルメスの胸像」を載せ、下部は「おちんちん」が付いた四角い柱という不思議
なものであって、土地の境界を示す標識として、そして魔除けとして使われていたようです。
まあ、日本における「道祖神」とか「お地蔵さま」みたいな感じですかね。

そして、この「ビクトリア朝主義」とは、イギリスのビクトリア女王(在位:1837-1901)の
時代における風潮みたいなものであり、お下品(性的)な表現を控える傾向がある中で、
「立派なおちんちん丸出し」という表現も自粛されたという経緯があります。

まあ、「ヘルメス神」が「創造の神」として崇められていたかどうかはともかくとして、
「ケテル」から流出する三本の「小径」(「0:愚者」、「1:魔術師」、「2:高等女司祭」)
は、宇宙創造を担う重要な存在ですので、安易に「神話ネタ」に逃避する必要も無いとも
思うのですが、とはいえ、他にネタになりそうなものが無いというのも、辛いところです。
0288名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/13(土) 06:53:38.55ID:Qcent7jN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 244) ---
THE MAGICIAN seems to have been a very difficult card for Lady Freida Harris to
produce.
「魔術師」は、フリーダ・ハリス夫人にとって製作することが非常に難しいカードであった
ように思われる。

Early versions show a central figure with multiple abstract arms, each holding
some magical image.
初期の版では、複数の抽象的な腕たちを持ち、その各々(の腕)が何らかの神秘的な像を
持つ、中央にある人物像を示す。
--- ここまで ---

最初の文の「Freida」は、「Frieda/フリーダ」の誤記ですかね。

さて、トート版には、「1:魔術師」が三枚あるバージョンが市販されていますが、これは
あくまでも製作時の最終選考に漏れたものが流出したものであって、公式に三枚あるという
わけではないことに、注意が必要です。

そして、その試作の一枚では、裸体の男性と思われる中心人物がいて、頭部には∞記号が
あり、触手のような複数の腕が、右肩から四本、左肩から四本、計八本生えており、それ
ぞれの手が、それぞれ異なる魔術道具を持っており、そして陰部は「カドゥケウスの杖」
で意味深に隠されています。
さらに、背景が黒っぽいこともあって、「魔術師」というよりも、暗黒面のラスボス感と
いうか、まさに厨二病ここに極まれり、という感じがハンパない仕上がりとなっています。

ちなみに、この構図は、トート版「15:悪魔」と対比することが可能です。
「15:悪魔」の中心にある山羊像の下には、右の球体に四人、左の球体に四人の人間が捕え
られており、その二つの球体は結合して∞記号を表し、そして局部は「カドゥケウスの杖」
が描かれていますので、まあ、素人でもわかりやすい対比だとは思うのですが・・・。
カバラ主義的に見れば、明らかな勘違いというか、典型的な良くある失敗例ですよね〜。
0289名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/14(日) 06:42:43.73ID:npGgGH5d
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 245) ---
The quality of balance is emphasized by the caduceus which rises in the center of
the figure. (*274)
均衡の品質は、人物像の中央にそびえ立つカドゥケウスの杖により強調される。 (*274)

But in the final version, The Magician, though centered on an abstract caduceus
form, is in a state of activity.
しかし、最終版においては、「魔術師」は、抽象的なカドゥケウスの杖の形の中心に置か
れているけれども、活動の状態にある。

The magicial instruments seem to float through space, as if they were in constant
motion, continuous creation, something ever changing.
魔術の道具たちは、それらがまるで絶え間ない運動と、絶え間ない創造と、常に変化する
何かの中にあり、宇宙じゅうを漂っているように見える。
--- ここまで ---

ちなみに、(*274)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
274. Exhibition of Occult and Alchemical Designs for the Cards of the Tarot of
the Egyptians, undated, but probably 1944.
274. 『エジプト民族のタロットのカードたちのため神秘学と錬金術の図案たちの展示会』、
日付は無いが、おそらく1944年。
--- ここまで ---
とあります。

この注記の文献は、1941年に開催されたハリス夫人のトート版タロットの私的な展示会の
カタログであり、そこでは、この初期版が「1:魔術師」として展示されていたようです。
トート版が最終版として確定するのは、その後ですので、「1:魔術師」のデザインも大幅
に修正されて、この初期版はボツにされたということですが、まあ五十歩百歩というか、
この至高レベルにおいては、しょせん何を描こうが何の役にも立たないんですよね。
0290名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/15(月) 06:18:32.22ID:YPDnJr4A
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 245) ---
Crowley says that, in fact: "No true image is possible at all, for, firstly, all
images are necessarily false as such; and, secondly, the motion being perpetual,
and its rate that of the limit, c, the rate of Light, any stasis contradicts the
idea of the card. . ." (*275)
クロウリー氏は、実際に、以下のように述べる:「真の画像は、全く不可能である。なぜ
なら、まず第一に、全ての画像たちは、それ自体が必然的に虚偽であるからである;
そして、第二に、運動は永続的であり、その速度はその限界である、「光」の速度である、
c であり、どんな停滞であれ、カードの考え方を否定する。…」 (*275)

For Crowley, THE MAGICIAN was the Son and the Word, and "being the Word he is the
law of reason or of necessity or chance, which is the secret meaning of the Word,
which is the essence of the Word and the condition of its utterance." (*276)
クロウリー氏にとって、「魔術師」は「息子」と「言葉」であり、そして「『言葉』で
ある彼は、論理性の、もしくは必然性や偶然性の法であり、そしてそれは、『言葉』の
本質と、その発声の条件である、『言葉』の秘密の意味である。」 (*276)
--- ここまで ---

ちなみに、(*275)(*276)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 277) ---
275. Crowley, Book of Thoth, 72.
275. クロウリー著、『トートの書』、72ページ。

276. Crowley, Book of Thoth, 70.
276. クロウリー著、『トートの書』、70ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ワタシから一言付け加えるならば、「1:魔術師」の速度は、光の速度を超えているため、
我々は、「画像」だけでなく「言葉」についても、理解することは全く不可能です。
0291名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/16(火) 05:57:32.87ID:oIgCVZsG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 245) ---
11. THE PATH OF ALEPH
11. 「アレフ」の小径

The Fool
愚者

The Zero Key
0番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「アレフの小径」です。

ついに、大アルカナおよびタロットの頂点にして最終地点に到達したわけですが、じゃあ
ここに、頂点にして究極の奥義が隠されているのかというと、答えは「0」であって、
ここには何も無い、とワタシとしては断言しておきます。
ちなみに、0という数字は、特異点の一つであり、我々はそういう数値があるということ
は知っていますが、それが何であるのかについては、何も知りません。
要するに、「無い」ものが「在る」という状態ですよね。

つまり、この点で、「0:愚者」と「1:魔術師」には、本質的な違いがあるはずなのですが、
残念ながら、我々にはその違いを知る方法はありません。
ちなみに、我々の世界から幻想というか虚像として見えるものは、「1:魔術師」が「脳内
にある理性的な神性像」であるのに対し、「0:愚者」は「脳内にある潜在的な自己像」と
いう感じで捉えることも可能なのですが、いずれにしろ、本来の「0:愚者」や「1:魔術師」
の属性とは何の関係も無い、単なる下等生物の妄想でしかないわけです。
ということで、ここから先は全て、単なる下等生物どもの妄想垂れ流し全開状態ですので、
それを理解した上で、お付き合いください、というか無理に付き合わなくてもいいです。ww
0292名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/17(水) 06:06:43.18ID:gWZS686P
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 245) ---
□ PATH COLOR: Bright Pale Yellow
□ 「小径の色」:「明るい薄い黄色」

□ RELATED SOUND: E-Natural
□ 「関連した音」:「Eのナチュラル」

□ MEANING: Ox
□ 「意味」:「雄牛」

□ MATERNAL LETTER: Air
□ 「母字」:「空気」

□ ESOTERIC TITLE: The Spirit of Aether.
□ 「秘伝的な称号」:「エテールの霊」
--- ここまで ---

この本の、この文章の右側には、「雄牛」の頭の絵と、ヘブライ文字の「アレフ」と、
「空気」の元素記号、および「生命の木」における「アレフの小径」の位置が図示された
絵が描かれています。

ちなみに、この「関連した音」の「Eのナチュラル」は、「8:力」や「1:魔術師」と同じ
ですので、頻度的に見て、かなりの疑問がありますが、そもそも理論的な根拠など無い
ものですので、そういうものだと思ってください。
あと、「愚者」と「雄牛」と「空気」の間に何の関係があるのかということも、考えるだけ
無駄な気もしますので、そういうものだと思ってください。
そもそも、直感的には、「1:アレフ/雄牛」=「1:魔術師」、「2:ベト/家」=「2:高等
女司祭」、「3:ギメル/駱駝」=「3:女帝」の方が、圧倒的に違和感が無いわけですので、
それに比べれば、下層民である我々の持つ違和感なんかは、全く無視しても構わないとさえ
思うのでした。←つまり、我々には理解も共感も不能なのです。 ヽ( ̄^ ̄)ノ
0293名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/18(木) 05:59:05.62ID:JFZcTDpn
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 245) ---
THIRTY TWO PATHS OF WISDOM: The Eleventh Path is the Scintillating Intelligence,
because it is the essence of that curtain which is placed close to the order of
the disposition, and this is a special dignity given to it that it may be able
to stand before the Face of the Cause of Causes.
「知恵の32の小径たち」:「11番目の小径」は、「きらめく知性」であり、なぜならそれは、
配備の理法の近くに置かれる幕の本質であり、そしてこれは、それが 「原因たちの原因
の顔」 の前に立つことが出来る事ができるかもしれないそれに与えられた特別な位階で
あるからである。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」
からの引用となっています。

まあ、いつものように、何を言っているのか全く意味のわからない文章ではありますが、
何か特別なものがあるかもしれないという期待感だけのような気もします。
とはいえ、このレベルになると、実際に何かがあるということでもありませんので、
まあ、単なる煽り目的の文章であると見ておくのが良いかと思います。
そもそも、この段階においては、我々は「Scintillating/きらめき」を感じることは
出来ませんし、「Intelligence/知性」というものを感じることも出来ません。
全ては霧の中というか暗闇の中というか、妄想の中でしか存在できないシロモノですしね。

まあ、我々に出来ることは、もしかすると「原因たちの顔たち」を見ることぐらいであり、
その先にある「原因たちの原因の顔」を見ることは、今の人類には不可能です。
つまり、そういう見えないものが「見えた!」とか言ってる人は、スレの実況民以外は、
ほぼ「そういう人たち」ですので、ワタシとしては、お近づきになりたくないです。

ということで、この本の中では、これが最後の「知恵の32の小径たち」となります。
最後は完全にグダグダのオチになってしまっていて、すいません。(^^;;
0294名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/19(金) 05:55:41.31ID:uPy0uKVy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
The Path of THE FOOL connects Kether, the Source of All, with Chokmah, the first
activity toward manifestation.
「愚者」の「小径」は、「全ての源」である「ケテル」と、顕在化に向けた最初の活動で
ある「コクマー」を接続する。

Aleph is assigned to this Path, the letter designated symbolic of absolute unity
by the Zohar.
「アレフ」は、『ゾーハル(光輝の書)』により、絶対的な統一性の象徴として指名された
文字であり、この「小径」に割り当てられる。
--- ここまで ---

『ゾーハル(光輝の書)』には、「アレフ」の字形に関するネタがあります。
一つは、「始まりと終わり」、つまり、この文字が「最初の点」と「分離を表す斜線」と
「最後の点」という組み合わせであるという解釈であり、それは「一から二の創造」であり、
これは二番目のセフィラである「コクマー」に至る「小径」を暗示しています。
そしてもう一つは、この文字が「善の点」と「善と悪の知識の木(斜線)」と「悪の点」
という組み合わせであるという解釈であり、それはすなわち、最初の「知恵」である
「コクマー」に至る「小径」を暗示しています。
つまり、「アレフ」は、「ケテル」と「コクマー」を結ぶにふさわしい「小径」であると
いう「こじつけ」ですよね。

それはともかくとして、「アレフ」は、「ケテル」から流出する最初の「小径」である
ことについては、異論を挟む余地は無いと思いますし、そもそも論理的にどうこう言える
レベルでもありませんしね。

というわけで、ワタシとしては、この「小径」について語れることは、ほとんど無いと
いう状況ですので、淡々と翻訳作業のノルマをこなしていきたいと思うのでした。
とはいえ、他人が書いたイタい妄想を延々と翻訳するのって、結構、精神的に負荷が
かかりますので、息抜きの愚痴を入れながらの作業となることを、ご了承ください。
0295名無しさん@占い修業中
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2021/11/20(土) 05:38:21.24ID:zaJ1blkw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
As a word (Aleph) means ox, which has been interpreted in a variety of ways.
言葉(「アレフ」)は、「雄牛」を意味するので、それは様々な方法たちで解釈され続けて
いる。

Gareth Knight, for example, suggests that for the most earthy of beasts to be
applied at this exalted level of the Tree means that "the Spirit's aim is rooted
in Earth." (*227)
例えば、ガレス・ナイト氏は、最も大地的な獣たちが、「木」のこの高貴な水準に適用
されるということは、「『霊』の目的は、『大地』に根ざしている」ことを意味すると
いうことを示唆する。 (*227)
--- ここまで ---

最後の文の「(*227)」は、「(*277)」の誤記ですかね。

ちなみに、(*277)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
277. Knight, Practical Guide, V. II, 204.
277. ナイト著、『実践的入門書』、第二巻、204ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、言うのはタダですし自由なのですが、それをわざわざここに引用する必要も無いと
思いますし、そしてそれについて、ワタシがわざわざ何かを言う必要も無いと思われます。
というか、ここで何かを言うことは、イタい妄想に対して、イタい妄想返しをするという、
ハタから見て、とってもイタい状況になることは目に見えているわけですので、ワタシと
しては、そういう暗黒歴史的な状況にハマることは、出来れば避けたいと思うのでした。
0296名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/21(日) 06:18:06.17ID:FaG1ALwc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
Paul Case essentially agreed, although his approach was more broad.
ポール・ケース氏は、彼の接近法は、より広範囲であったけれども、本質的に同意であった。

He called the ox a symbol of the motive power in agriculture, and equated
agriculture with civilization.
彼は、雄牛を農業における原動力の象徴と呼び、そして農業を文明と同一視した。

Thus, he described the ox as the life-power, creative energy and "the power at work
in all forms of human adaptation and modification of natural conditions." (*278)
従って、彼は、雄牛を、生命力、創造的な精力、および「自然条件たちの人間の適応と
修正に関する全ての形態たちにおいて作用する力」と述べた。 (*278)
--- ここまで ---

ちなみに、(*278)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
278. Case, The Tarot, 29.
278. ケース著、『タロット』、29ページ。
--- ここまで ---
とあります。

なんかこういうのを見ると、人間って本当に「愚者」なんだなぁ〜、と実感しますよね。
まあ、人間ごときが何を言おうが、人は愚者以外の何者でもないというのが、良くわかる
というか、人間の存在の薄っぺらさが、良く分かります。

ちなみに、『旧約聖書』によれば、人の体は「土の塵(ちり)」で作られ「神の息」で
命を与えられたそうなので、人間の思考が「大地」に拘るのは、ある意味避けられない
のは確かなのですが、なんか「0:愚者」のカードを前にすると、そういう「土」への執着
というのは、なんかすごく空しい感じもするわけですよ。
我々は、もう忘れてしまったのか、それとも最初から記憶として与えられていないのか…。
0297名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/22(月) 06:15:56.17ID:Ccl7c2Zb
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
Crowley, on the other hand, concentrated on the letter's shape, said to represent
a plow-share: "thus," he says "the significance is primarily Phallic." (*279)
その一方で、クロウリー氏は、文字の形に集中し、鋤(すき)の刃を表すと言った:
「従って、」彼は、「意味するものは、本来『男根』である。」と彼は言う。 (*279)

Cynics may suggest that Crowley saw phalluses everywhere he looked, despite the
high philosophical tone of his argument.
皮肉屋たちは、クロウリー氏が、彼の主張の高い哲学的な口調にもかかわらず、彼が見た
至るところに、男根たちを見たということを示唆するかもしれない。

Yet it is true that only by reference to sexuality do we come to the slightest
glimmer of understanding of the Universe.
それでも、性的関心を参照することによってのみ、我々は、「宇宙」の理解の、ほんの
わずかで微かな光に到達することは事実である。
--- ここまで ---

ちなみに、(*279)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
279. Crowley, Book of Thoth, 53.
279. クロウリー著、『トートの書』、53ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、「コクマー」が「至高のおちんちん」であり、「ビナー」が「至高のおまんまん」
である以上、「至高の三角形」においても、我々は「性的関心」の呪縛からは逃れられ
ないわけですし、それにより「エロ思考こそが、至高の宇宙を理解できる究極の鍵である」
なんて考える人も出てきそうですが、そもそも、この至高のレベルにおいては、我々の
イメージするような「エロ思考」は、全く関係ないと思うんですよね。
結局のところ、あなたの好きなようにしてください、としか言いようがありません。
0298名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/23(火) 06:05:50.63ID:p+u+W+6U
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
THE FOOL demands multi-faceted and fluid interpretation.
「愚者」は、多面的で流動的な解釈を必要とする。

It is certainly the most difficult and profound card of the entire Tarot deck.
それは確かに、タロットデッキ全体の中で最も難解で深遠なカードである。

Emanating from Kether, it borders on the source of the Cosmos, the Ain Soph, the
Limitless Light which is not.
「ケテル」から発出するので、それは、「無」である「無限の光」である、「アイン・ソフ」
である、「宇宙」の源に隣接する。

Thus, we recognize that whatever can be said about Kether can be said about the
subjective effect of its principles on the eleventh Path.
従って、我々は、「ケテル」について言われ得るものは何でも、11番目の「小径」の上での
その原則たちの主観的な影響について言われ得ることを認識する。
--- ここまで ---

これ自体が難解な文章ですが、要約すると、何も分からないので、各自の主観(妄想)に
基づいて、無責任に何を言っても構わないということです。

とはいえ、本来であれば、「無」が起源ですので、いわゆる「地に足が着いた議論」は
「否定」されなければならないはずですが、そういうものも含めて、「何でもあり」な
状態になっているのが、現状ではないかと思われます。

そういうわけで、ここは究極の「クソミソ状態」というか、とはいえ「ミソ=神のクソ」
などは全く無く、もはや人類自らが発する真の「クソ」しか存在しないスカトロチックな
状態であるわけですが、そういう糞まみれな状態こそが、この「0:愚者」の真価なのでは
ないかとさえ、思ったりするのでした。
結局のところ、我々が望むようなものは、ここでは何も見つからないということです。
0299名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/24(水) 06:03:17.63ID:nyyv8zKf
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
The eleventh Path is the Fiery or Scintilating Intelligence.
11番目の「小径」は、「火の」もしくは「きらめく」「知性」である。

It touches a Limitless Light which is darkness to us, that Fiery Darkness which
is at once the Primum Mobile, the possibility of motion or vibration, and the
First Perception or Will of the One having the potential for activity.
それは、我々にとっては暗闇であり、その「火の暗闇」は同時に、運動や振動の「可能性」
であり、そして「一なるもの」が活動するための潜在能力を持つことの「最初の知覚」
もしくは「意志」である「原初動」である、「無限の光」に隣接する。

Here, again, we return to the circuitous idea that the Primal Creative Energy of
the Universe acts upon itself to emanate the Cosmos.
ここで、再び、我々は、「(万物的な)宇宙」の「原初の創造的な精力」が、「(秩序ある)
宇宙」を発出させるために、それ自身に作用するという、回りくどい考え方に戻る。

The most concrete way in which this can be described is to say that from nothingness
comes the potential for thought.
これが説明できる最も具体的な方法は、無から思考の潜在能力が生じると言うことである。

Then thought appears and emanates mind, the vessel which contains thought.
それから、思考は出現し、思考を含む容器である、心を発出する。

THE FOOL is the initial potential for that thought which transcends reason.
「愚者」は、理性を超越する、その思考の最初の潜在能力である。
--- ここまで ---

ここは、言ってみれば、ミクロコスモスである個人の感想である「我思う、故に我あり」
というものを、マクロコスモスである宇宙創造に拡張解釈したような考え方ではないかと
思うのですが、ワタシとしては、さほど興味のあるネタというわけではありません。
0301名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/25(木) 06:16:25.22ID:+diyrAg+
>>300
息抜きのカキコ、ありがとうございます。 (^o^)/

体力的や気力的というよりも、モチベーション的に息切れしつつありますが、
とりあえずゴールを目指して頑張ります。 (^^;

※そもそも人類は、ラスボスである「至高の三角形」の「小径」を攻略するには、
 レベルが低すぎるんですよね・・・。
0302名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/25(木) 06:22:49.67ID:+diyrAg+
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
Almost everyone has had the experience of feeling that they have touched some special
reality in sleep, a lesson which on waking seemed absurd at best.
ほとんど誰もが、睡眠中に何かの特別な現実に触れ、そして目覚めたときには、どんなに
良く見ても不合理なように見える学課であると感じた経験を持ったことがある。

We may recall a few words which, when translated from the sleeping to the waking
condition appear absolute nonsense.
我々は、眠りから目覚めの状態に移った時には、完全に無意味であるように見える、
いくつかの言葉たちを思い出すかもしれない。

In fact, any idea which is disconsonent with our waking reality is usually dismissed.
実際に、我々の目覚めている現実と矛盾する、どのような考え方でも、通常は捨てられる。

Such ideas may be dangerous and disruptive to our perceptions of self and
environment, so we put them aside.
そのような考え方たちは、我々の自己と環境の認識たちにとって危険で破壊的である
かもしれないので、我々は、それらを脇に置く。

On the other hand, a great deal of the practical Great Work involves the assimilation
of concepts which contradict our mundane ideas of what is "real," and what is not.
その一方で、実践的な「偉大なる作業」の数多くは、何が「現実」で、何がそうでないか、
という我々の現世での考え方たちと矛盾する概念たちの融合を伴う。
--- ここまで ---

ここから先は、夢物語を語りたいということであれば、それはそれでいいのですが、
それは、カバラ主義に基づく解説ではなく、あくまでも個人的な夢物語であるという
ことを、我々は認識しておく必要があります。
つまり、ワタシが目指している「カバラ主義による宇宙創造論」とは、全く方向性の
異なるものですが、現実問題として、これは避けられないことなのでしょう。
0303名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/26(金) 06:16:43.80ID:qhs7RXEG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 246) ---
Let it be clearly understood that THE FOOL, THE MAGICIAN and THE HIGH PRIESTESS
(Paths touching Kether) must be approached with a certain good natured whimsy.
「愚者」、「魔術師」、そして「高等女司祭」(「ケテル」に隣接する「小径たち」)は、
ある程度の善良な気まぐれで、取り組まれしなければならないことを、明確に理解しなさい。

As we realize that the experience of Kether means the total annihilation of Self
as we conceive it, we also see the irony of our attempt to grasp such refined
principles from an earthly perspective.
我々が、「ケテル」の経験は、我々がそれを考えるにつれて、「自己」の完全な全滅を
意味することを理解するので、我々はまた、地上の視点から、そのような洗練された原則
たちを把握するための我々の試みの皮肉も理解する。

We are, as Dion Fortune once noted, little children attempting to spell God.
我々は、かつてダイアン・フォーチュン氏が注記したように、「神」を綴ろうと試みる、
小さな子供たちである。
--- ここまで ---

何も知らない子供たちは、怖いモノ無しで、何でもチャレンジしますからねぇ。
星を取りたくて竿を振り回している弟に向かって、兄が屋根に上がれとアドバイスする
ヨタ話を思い出します。

いずれにしても、現状では、「ケテル」について何かを考えることは、労力と時間の無駄
でしかないわけですし、それについての文献をあさったところで、何も得られないという
ことですし、ワタシがここで何かを書くのも、それを読むのも無駄だということです。
ということで、この「0:愚者」の節は、全てが無駄なのでした。

え、なんでオマエは、そんな無駄なことをしているのかって?
まあ、今まで続けてきたということでの、単なる惰性ですよ。
そこに文字が綴られているから、翻訳してるだけですしおすし。
0304名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/27(土) 07:25:36.27ID:qX5OclaK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
However, once we recognize the impossibility of approaching the highest levels of
the Universe directly, we are driven forcibly into the key principle of the
Mysteries, As Above, so Below.
しかし、いったん我々が、「宇宙」の最も高い段階たちに直接接近することの不可能性を
認識するならば、我々は「神秘的教義」の鍵となる原則である、「上の如く、下も然り」
の中に、強制的に追いやられる。

We look into that which is "below" as a mirror reflection of that which is "above."
我々は、「上」であるものの鏡面反射として、「下」にあるものを調査する。
--- ここまで ---

「上の如く、下も然り」は、細かいことを抜きにすれば理解できなくもないのですが、
それはしばしば、「下の如く、上も然り」と誤解もしくは曲解して応用しようとする人が
少なからずいるのは、はっきり言って勘弁してほしいです。
要するに、それは我々のような下層の貧乏人が、上層階級の暮らしぶりを夢想するような
ものであり、何の役にも立たないということです。

我々のレベルと、この至高レベルにおける決定的な違いは、それが「特異点を持つ」という
ことであり、それは、我々のレベルにおいては、決して理解することのできない禁忌の概念
であり、それゆえ、我々の現在の想像力を拒否し続けるものであって、今のところ、それは
「オールマイティ」以外の概念では解消されるメドは立っていないわけです。

もちろん、「上」であるものを知るために、「下」のものを調査することは重要であり、
そのこと自体を否定するわけではありませんが、現状では、それによる成果は、単なる
夢物語以外のものは、何も得られていないことを、我々は理解しておく必要があります。

言ってみれば、今までずっと期待されてきた壮大なるタロットの物語が、最後の最後で、
超絶神頼みの最低な夢ヲチで終わってしまった超駄作であったという感じですかね。
まあ、ワタシとしては、そういう駄作批判もアリなのかな、とか思ってたりします。
0305名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/28(日) 06:40:40.80ID:C/B29Do2
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Every Key is, in fact, fourfold.
実のところ、どの「鍵(大アルカナ)」もみな、四重である。

And while THE FOOL is usually discussed in terms of the Highest Spirit of Atziluth,
it also appears in Briah, Yetzirah and Assiah.
そして、「愚者」は通常、「アツィルト界」の「最高の霊」の観点から議論されるとはいえ、
それはまた、「ブリアー界」、「イェツィラー界」、そして「アッシャー界」にも出現する。

Thus, somewhere in our basest and most comprehensible existence, we will find a
correlate to the upper activity of THE FOOL.
従って、我々の最も下劣で最も理解可能な存在の中のどこかに、我々は、「愚者」の上位の
活動との相関物を見つけるだろう。

The process is a kind of spiritual detective work.
この過程は、一種の霊的な探偵の仕事である。

We look deeply into Malkuth and find Kether!
我々は、「マルクト」の中を深く調べて、「ケテル」を見つけ出す!
--- ここまで ---

とはいえ、我々の「アッシャー界」の「マルクト」から、「アツィルト界」の「ケテル」を
探索しようとする試みは、実際には、ほぼ不可能と言えるほどのレベル差があります。
もちろん、ずっと将来にわたって可能性はゼロであるとは断言出来ませんが、将来的に
地球上の人類が絶滅するまでに、それが判明するとも思えないぐらい、困難です。

結局のところ、我々は、そのいかがわしげな「a kind of spiritual detective work/一種
の霊的な探偵の仕事」と言われているものに頼る以外の手は無いということになります。
そして、その手の何ら根拠の無い、いやいや霊的な探偵たちの仕事の結果として、現状で
様々なデザインの「0:愚者」たちが存在することになったということですよね。
0306名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/29(月) 05:59:23.71ID:q8bxpBHy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
This is the essence of what Teillard de Chardin, the great modern Catholic mystic,
was describing.
これは、偉大な現代のカトリック教神秘主義者である、テイヤール・ド・シャルダン氏が
述べたことの本質である。

The Divine Spirit is all that we know: we live within it, we breathe it, it is
ourselves.
「神の霊」は、我々が知るもの全てである:我々はその内に住み、それを呼吸し、それは
我々自身である。

Every thing is an expression of the energy symbolized by THE FOOL, which is the
beginning of all, as Aleph is the beginning of the alphabet.
あらゆる「物」は、「アレフ」がアルファベットの始まりであるように、全ての始まりで
ある「愚者」により象徴される精力の表現である。
--- ここまで ---

もはや論理など不要で、中身の無い空想論に終始してしまっております。

それはなぜかと言うと、「0:愚者」の本質は「air/空気」ではなく「empty/空」であり、
そこには一切の中身が無いものだからです。

そして、その「空」は、我々の住む物質世界の記述言語や数式とは、極めて相性が悪く、
それゆえ、誰もそれを明確に説明することが出来ないというわけです。

というわけで、ダラダラと無意味な記述が、いましばらく続きますので、そういう無駄話
に興味の無い方は、見ない方がよろしいかと思います。
ワタシとしても、こんな意味の無い翻訳&解説文を世間に晒すのも、あまり気乗りしない
というか、自分の無知さやアホさをひけらかすようで、なんか恥ずかしい気分ですしね。
まあ、罰ゲームの羞恥プレイ気分で、最後までやり続けたいと思います。←謎モチベww
0307名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/11/30(火) 06:20:22.57ID:hst0feHP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
To Aleph, the first of the maternal letters, is attributed Air which, in this
sense means the Life-Breath.
母字たちの最初である「アレフ」には、この意味で「生命の息吹」を意味する、「空気」
に帰属される。

And while most people believe that the East places more importance on the function
of breath than does the West, that is only true of exoteric religion.
そして、ほとんどの人々は、「東洋」は、「西洋」が行うよりも、呼吸の機能に、より
重点を置くことを信じているとはいえ、それは顕教的な宗教にのみ当てはまる。

In Western esoteric techniques, as in the East, breath is everything, both
practically and philosophically.
「西洋」の秘儀的な技術たちにおいては、「東洋」におけるものと同様に、呼吸は実践的
にも哲学的にも両方とも、何よりも大切なものである。
--- ここまで ---

我々が「アレフ」を考察しようとすると、どうしても低次元での例え話としてしか考え
られないわけですが、「アレフ」を「空気」とか「息」とか「呼吸」とかで例えると、
結局は、この手の、素人でも「わかりやすい話」に持って行くしかないわけです。

そもそも、「0:愚者」の「秘伝的な称号」は、「The Spirit of Aether/エテールの霊」
と称されているように、もはや物質的な「空気」とは何の関係も無い形而上のシロモノ
ですので、それを我々の知る「空気」や「呼吸」に結びつけて考えること自体が間違って
います。

そういう意味では、物質的な「空気」ではなく、物質の無い「空」という概念の方が、
より「0:愚者」に近いものではあるのですが、それでも五十歩百歩というか、我々の知る
「空」の概念は、「宇宙創造」における「空」には、全く足元にも及ばないものである
ことを知る、すなわち我々は絶望的に「無知」であることを知る必要があるわけです。
0308名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/01(水) 05:44:05.36ID:FJonnFwk
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
In terms of the Tree of Life and Tarot, this may be expressed in another way.
「生命の木」と「タロット」に関しては、これは別の方法で表現されるかもしれない。

We described THE MAGICIAN as relating to "words," meaning vibratory patterns
underlying manifestation.
我々は、「魔術師」を、顕在化の根底となる振動様式たちを意味する、「言葉たち」に
関連するものとして述べた。

It is the power of breath, however, which expels the sound.
しかしながら、それは、音を吐き出す、息の力である。

THE FOOL activates THE MAGICIAN.
「愚者」は、「魔術師」を作動させる。
--- ここまで ---

まあ、「息」であるとか「言葉」であるとか、もはやどうでもよくね?、としか言えない
レベルですし、そもそも「0:愚者」や「1:魔術師」が何であるかさえ、そして本当に存在
するのかさえ明確ではないわけですので、そういう低次元な話でお茶を濁すのもどうかと
思うのですが、そういうのも含めて「マルクトでの、お仕事」と思えば、そんなに気には
ならないわけです。

そして、ワタシの書く文章も、「マルクトでの、お仕事」の一つであるわけですので、
何の意味も無いというわけです。

ということで、この章は、早く終わらせたいです。←本音ww
0309名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/02(木) 05:47:31.84ID:6CdXFnrD
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Crowley points out another way in which the attribution of Air may be considered.
クロウリー氏は、「空気」の帰属が検討されるかもしれない、別の方法を指摘する。

He describes the nothingness which is air as a vacuum, a fascinating concept when
related to the Tarot number of THE FOOL, zero.
彼は、空気である無を、「愚者」のタロットの番号である「ゼロ」に関連する魅力的な
概念である、「真空」として記述する。

The zero is a vacuum of fertile nothingness; it is the Universal Egg of Spirit,
the Egg of Akasha.
ゼロは肥沃な無の真空である;それは、「霊の万物の卵」であり、「アーカーシャの卵」
である。
--- ここまで ---

「愚者」は、「空気」ではなく「真」の「空」である、という概念は、クロウリー氏の
発想というよりも、マサース氏の着想であると思われます。

最後の文の「Akasha/アーカーシャ」というのは、インド哲学における「四大(地、水、
火、風)」を産み出した、第五の要素であり、概念的な空間要素である、「虚空」を意味
する言葉であり、これらを併せて「五大(地、水、火、風)」と呼ばれています。
西洋神秘学においては、この東洋の「アーカーシャ」の概念は、「エーテル」と同一視
されていますので、マサース氏の『"T"の書』における「0:愚者」の「秘伝的な称号」が
「The Spirit of Aether/エテールの霊」とされているのは、そういう意味です。

とはいえ、「0:愚者」が「真空」や「空」や「虚空」であるのかというと、カバラ的には、
そういう感じではなく、どちらかと言うと、「0:愚者」は「真空」や「空」や「虚空」と
いう「空間」を創造する、根源的な「創造主」に近い立場になります。

つまり、現状では、我々の地上の言葉で語ることは難しい存在であるということです。
0310名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/03(金) 06:26:55.77ID:Uhx0JsPH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Mathematically, zero is the sum of plus one (male) minus one (female).
数学的には、ゼロは、プラス1(男性)マイナス1(女性)の和である。

Thus the egg of the Cosmos is a fertilized ovum of undefined sexuality.
従って、「宇宙」の卵は、定義されない性別の受精卵である。

It is neither male nor female, but is the potential for both.
それは、男性でも女性でもないが、両方の可能性がある。

THE FOOL is the androgenous energy which differentiates into the dramatis personae
of the other twenty-one keys.
「愚者」は、他の21の鍵たちの「登場人物」に分化する、両性具有の精力である。
--- ここまで ---

最後の文の「androgenous」は、「androgynous/両性具有」の誤記ですかね。

ワタシ的には、この「0:愚者」の高次の領域に、低次元の「男」や「女」の概念を持ち出す
こと自体に、違和感というか嫌悪感があります。

そもそも、「愚者」は、「男」と「女」の両方の性を有する「両性具有」ではなく、
そのような「性」の概念が存在しない「無性」の存在です。
生殖するにしても、それは「無性生殖」するレベルであり、他と交わること無しに、
それ自身で繁殖していく原生的な存在です。

つまり、どうしても擬人化して「登場人物」として描きたいのであれば、性的な描写は
一切不要であり、そういう意味では、マサース氏のゴールデン・ドーン版の改変は、
ワタシ的には、満足度が高いです。
そして、後に続く21枚の大アルカナの登場人物たちは、この一人の無性の子供が増殖し、
成長し、進化し、性を獲得して生殖していった姿たちである、といった考え方ですよね。
0311名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/04(土) 06:12:07.80ID:Fx8Ye/WN
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Unfortunately, the correct position of THE FOOL at the beginning of the Keys, has
been the subject of dispute.
残念ながら、「鍵たち」の最初の「愚者」の正しい位置は、論争の対象であり続けている。

In some works it has been shown placed in the irrational position of next to the
last card, i.e., as the card of Shin, letter of Maternal Fire.
いくつかの作品たちにおいては、それは、最後のカードの隣の、すなわち、「母字の火」
の文字である「シン」のカードとして、不合理な位置に配置されて示され続けている。

However, this placement appears to have been a purposeful attempt to conceal the
real mystery of THE FOOL from the profane.
しかしながら、この配置は、「愚者」の本当の神秘を、世俗から隠すための意図を持った
試みであったように見える。
--- ここまで ---

本来、「生命の木」や「ヘブライ文字の配置」や「タロットカード」は、独立した概念で
あり、それらをジグソーパズルのように組み合わせようとしたところで、絶対にピッタリ
と噛み合うことはありませんし、人それぞれに異なる組み合わせ方があったとしても、
それは当然のことだと思います。
実際のところ、マサース氏のゴールデン・ドーンの配列は、理論的に見て不自然な箇所が
いくつかあり、それを嫌ってか、ウェイト版では、公式的な組み合わせ方を公表していま
せんし、ウェイト版の「ヘブライ文字」との対応は、「0:愚者」=「シン(母字の火)」、
「1:魔術師」=「アレフ(母字の空気)」、「2:高等女司祭」=「メム(母字の水)」で
ある雰囲気が捨てきれません。

とはいえ、この「0:愚者」にとってカバラ的に最も重要なのは、「生命の木」における位置
であって、ウェイト版でも、「愚者」に「0」を割り当てていますので、カードの真の並び
は「0:愚者」が先頭となり、ゴールデン・ドーン理論通りに、「ケテル」と「コクマー」を
接続する「小径」に割り当てられていることは、おそらく間違いないものと思われます。
0312名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/05(日) 06:45:18.33ID:I0P2blkc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
Today the sequence of Keys described in the Golden Dawn Cipher Manuscripts is
generally accepted, as it was by the inventors of the three modern decks
illustrated here.
今日、ゴールデン・ドーンの『暗号文書』に記述される「鍵たち」の順序は、ここで説明
される三つの現代のデッキたちの発明者たちにより、そのままで、大体において受け入れ
られる。

THE FOOL belongs on the eleventh Path of Aleph, and nowhere else.
「愚者」は「アレフ」の11番目の「小径」に属しており、他のどこでもない。
--- ここまで ---

最初の文の「Cipher Manuscripts」は、「Cypher Manuscripts/暗号文書」の誤記ですかね。

ゴールデン・ドーンの『Cypher Manuscripts/暗号文書』には、従来のマルセイユ版の
解釈とは少々異なる、タロットの配置や番号についての記述があります。
そして、そのネタの一つとして、
・「愚者」の番号は「0」であること
・「愚者」が「11番目の小径」であること
・「愚者」の位置は、大アルカナの先頭であること
が示唆されており、基本的には、ゴールデン・ドーン版もウェイト版もトート版も、それに
準拠していますが、ウェイト版については、様々なオトナの事情もあって、解説本である
『The Key to the Tarot/タロットを解く鍵』においては、従来の並びの通り、21番目に
解説されています。

ちなみに、この改変による影響は、「21:宇宙」以外の全ての大アルカナの、「小径」と
「ヘブライ文字」との対応関係に影響を及ぼすという極めて重大なものであり、その結果
として、本来であれば、従来の大アルカナの解釈を大きく変更する必要が出てきます。
とはいえ、カバラを知らなければ、各自で自分勝手に解釈してもらえればいいわけですし、
知っていたとしても、どう解釈すればいいのかは、ワタシには分からないんですけどね。
0313名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/06(月) 05:40:51.47ID:c6lB22zg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 247) ---
It has been suggested that the key to the function and order of the Cosmos is
imbedded in Aleph as it interacts with Lamed.
「宇宙」の機能と秩序の鍵は、「ラメド」と相互に作用するように、「アレフ」に埋め込ま
れることが示唆され続けている。

The Zohar, which describes Aleph as absolute unity, provides equally interesting
material on Lamed.
「アレフ」を絶対的な統一性として記述する『ゾーハル(光輝の書)』は、「ラメド」に
ついても、同様に興味深い素材を提供する。

That letter is discussed as central to the word [kaph][lamed][mem] (Melekh)
meaning King. (*280)
その文字は、「王」を意味する[kaph] [lamed] [mem](Melekh)という言葉の中心として
議論される。 (*280)
--- ここまで ---

ちなみに、(*280)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
280. Zohar, Simon and Sperling trans., v. I, 11.
280. Zohar, 『ゾーハル(光輝の書)』、サイモンとスパーリング訳、第一巻、11ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この「アレフ(Ox/雄牛)」と「ラメド(Ox Goad/牛突き棒)」の関係性については、
「生命の木」において、「ケテル」と「ティファレト(劣化ケテル)」の鏡像関係を構築
する主要な要素として、以前にも出てきていますので、詳しくは「11:正義」の節を参考に
してください。
とはいえ、「アレフ」を語るために「ラメド」を持ち出すことは、「下の如く、上も然り」
というアレな原則に基づくことになりますので、深入りすべきではないとも思います。
0314名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/07(火) 06:04:52.24ID:gc+2b3vA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
This points to Tiphareth as the central, directing force of Microprosopus, the
"Lesser Countenance."
これは、「小さな顔貌」である、「ミクロプロソプス」の中心的で指導的な力としての
「ティファレト」を指す。

This is the King over existence as we know it, its interaction of energies being
symbolized by the letters Mem, Lamed, Caph and by the corresponding Tarot cards,
THE HANGED MAN ([mem]), JUSTICE ([lamed]) and the WHEEL OF FORTUNE ([kaph]).
これは、「メム」、「ラメド」、「カフ」の文字たちと、対応するタロットカードたちで
ある、「吊られた男([mem])」、「正義([lamed])」、および「運命の輪([kaph])」
により象徴される、その精力たちの相互作用としての、我々がそれを知るような、存在の
上を覆う「王」である。
--- ここまで ---

なぜか「アレフ」ではなく「ラメド」の話になってしまっていますが、「アレフ」を語る
ネタが無いので、その対象物である「ラメド」を語ることで、ページを稼ぐ作戦ですね。
ということで、「ラメド」は、「ティファレト」である「王」を意味する[kaph] [lamed]
[mem]というヘブライ語の中心にあり、「ティファレト」は、我々の住む「実在の世界」
を、あまねく支配する「支配者としての王」であるということです。

そして、これにより、「マクロプロポソス(大きな顔)」の中心である「ケテル」が、
「大宇宙」の創造主である「親」であるのに対し、「ミクロプロソプス(小さな顔)」の
中心である「ティファレト」は、親から受け継いだ「大宇宙」を支配する「息子」であり、
そして「小宇宙」の輪廻を司る権限を与えられていると見ることが出来るわけです。

とはいえ、それは既に何度も説明されているものですので、改めて二番煎じされても、
何も得るものはありませんし、「アレフ」に対する追加情報も皆無です。
結局のところ、「0:愚者」のカード自身には、「アレフ」に関する核心的な情報は無く、
その解釈は他の下位カードからの憶測に依存する、ということなのでした。
0315名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/08(水) 05:52:25.50ID:T2yKLIqg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
THE HANGED MAN and the WHEEL OF FORTUNE are the Stabilizing Activating and
Stabilizing Formative extremes (see Figure 29) on the Tree of Life between the
Personality and the Higher Self.
「吊られた男」と「運命の輪」は、「人格」と「高次の自我」の間の「生命の木」の上の、
「安定化する活動的」および「安定化する形成的」な「極端たち」(図29を参照)である。

They are exact opposites.
それらは、正確な反対物たちである。

THE HANGED MAN is the water of Universal consciousness, while the WHEEL OF FORTUNE,
Caph-Jupiter, means the very principle of manifestation.
「吊られた男」は、「普遍的」な意識の水であり、その一方で、「運命の輪」である「カフ」
−「木星」は、まさしく顕在化の原理を意味する。

Thus, Lamed may be said to effect the perfect balance between the lower creative
principle and the consciousness on which it acts.
従って、「ラメド」は、下位の創造的原理と、それが作用する意識との間の完全な均衡を
もたらすと言われるかもしれない。

In this we know that Lamed means ox goad, the pointed rod which spurs on the ox,
i.e., Aleph.
これにおいて、我々は、「ラメド」は、雄牛、すなわち「アレフ」を駆り立てる、尖った棒
である、「牛突き棒」を意味することを知る。
--- ここまで ---

引き続き、「アレフ」ではなく「ラメド」の話になっていますが、どんなに「ラメド」を
語ったところで、全く次元の異なる「アレフ」を理解することは不可能です。
というか、このレベルにおいては、「アレフ」が「雄牛」を意味するとか、「ラメド」が
「牛突き棒」を意味するという低レベルな話は、すこぶるどうでもいいことですしね。
0316名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/09(木) 06:10:26.55ID:qcTn78PL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
Paul Case offers another explanation.
ポール・ケース氏は、別の解釈を提案する。

He writes that the word [pe][lamed][aleph] "represents the first outflow of
spiritual influence ([aleph]), effecting a continual equilibrium of forces in
action ([lamed]) resulting in the positive expression of the creative thought
([pe]) of the Universal Mind." (*281)
彼は、[pe][lamed][aleph] という言葉は、「『普遍的な精神』についての、霊的な影響の
最初の流出([aleph])を、作用する力たちの継続的な均衡([lamed])をもたらすことを、
創造的な思考の実際的な表現([pe])という結果をもたらすことを、表す」と書く。 (*281)
--- ここまで ---

ちなみに、(*281)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
281. Case, Thirty-Two Paths of Wisdom, Lesson 7, 1.
281. ケース著、『知恵の32の小径たち』、第7課、1ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ここは残念ながら、「[aleph]/アレフ」という文字ではなく、「[pe][lamed][aleph]/
アレフ」という読みの綴りの話になっていますね。
いずれにしても、ケース氏の言っていることは、「Universal Mind/普遍的な精神」に
関する、いわゆる「精神論」であって、宇宙創造における「アレフ」の役割に関しては、
具体的に何か役に立つような情報はありません。

とはいえ、現実的に見て、我々が必要とするものは、「上の如く、下も然り」の「下」の
部分であり、ケース氏の言葉は、そういう「下」の世界を生きるためには有効だと思うの
ですが、そうはいっても、好奇心旺盛な人は、たとえその知識が何の役に立たなくても、
「上」が何であるかは、ちょっと知りたいところですよね。
0317名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/10(金) 05:47:58.89ID:ZXxQkZqp
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
This is all very complicated indeed, and one can all too easily become bogged down,
if not actually deceived by the over-zealous manipulation of letter and number symbols.
これは、全ては非常に本当に複雑であり、人は、文字や数字の記号たちの熱心すぎる操作
により実際に欺かれない限り、全く非常に簡単に行き詰まることがある。

What is clear, however, is that the sages who produced Qabalistic documents such
as the Pentateuch and the Zohar expected us to go through this process.
けれども、明らかなことは、「モーセの五書」や『ゾーハル(光輝の書)』などの、
「カバラ主義」の文書たちを創作した賢人たちは、我々が、この過程を通り抜けることを
期待していたことである。

Thus, we must run the risk of dead-end reasoning in attempting to understand the
subtle meanings imbedded in the texts.
従って、我々は、本文たちの中に埋め込まれた微妙な意味たちを理解しようとする試みに
おいて、行き止まりの推論の危険を冒さなければならない。

Is it stretching a point to suggest that implicit in the letters [lamed][aleph]
is all that is above and below, viewing Aleph as the One, with Lamed as the
central balancing energy between the One and that which it projects?
[lamed][aleph] の文字たちに暗示されるものは、「アレフ」を「一なるもの」と見なし、
「一なるもの」とそれが投影するものとの間の中心的な均衡の精力としての「ラメド」と
共に、上と下の全てのものであることを示唆するということである、というのは論点の
誇張し過ぎであるのか?
--- ここまで ---

そもそも、我々が認識できるのは「ティファレト」までという前提条件がありますので、
「ケテル」や「アレフ」を理解する試みの一つとして、その劣化版である「ティファレト」
や「ラメド」を引き合いに出すことは避けられないことは理解しておりますが、けれども
それはレベルが違いすぎて何の役にも立たないことも理解しておく必要があります。
0318名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/11(土) 06:19:20.71ID:/JB5IBDF
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
At any event, these are sorts of ideas which, when applied to the Tarot images,
are likely to provide special insights.
いずれにせよ、これらは、「タロット」の画像たちに適用される時は、特別な洞察たちを
提供しそうな、考え方たちの種類たちである。

When we know the Qabalistic implications of the letter Aleph and apply it to the
image of THE FOOL, the correspondence of picture and ideas triggers something
unconscious in us.
「アレフ」という文字の「カバラ主義的」な含蓄たちを知り、そしてそれを「愚者」の画像
に適用する時、絵と考え方たちとの照応は、我々の内に、無意識の何かを引き起こす。
--- ここまで ---

まあ、ここに書かれているように、「愚者」が我々にもたらすものは、しょせん「something
unconscious/無意識の何か」であって、そもそも「意識世界」における言葉で語ったり、
絵に描いたり出来るようなシロモノではありませんし、それを理解できるはずもありません。

結局のところ、「0:愚者」の画像は、単なる「宇宙創造の妄想ネタ」の低次の表現の一つに
過ぎないのですが、それでも、我々の究極の探求テーマである「宇宙創造」についての、
重要な「ズリネタ」、いやいや「鍵」の一つであることには間違いないと考えています。

要は、そういう「絶対に見えない」ものを「見たい!」という「究極の無駄な努力」の
結果として、現在の「0:愚者」の三者三様のデザインがあるわけですが、それゆえ、この
究極のカードには、その作者の究極の理解力というか妄想力というか、「誰にも理解される
ことのない全く何の役にも立たないものに対する全力の想い」なるものが、良くも悪くも、
見事にカードの絵の中に表現されているというわけですよね。

ちなみに、ワタシ的には、この「0:愚者」のデザインについては、ゴールデン・ドーン版=
「才能アリ」、ウェイト版=「凡人」、そしてトート版=「才能ナシ」であると、勝手に
評価しております。←あくまでも個人的な見解ですw
0319名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/12(日) 06:37:28.10ID:dE27ok0a
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
This may be particularly the case with the Golden Dawn FOOL, one of the Order's
most unusual contributions to Tarot art.
これは、特に、ゴールデンドーン版の「愚者」の場合、「タロット」の芸術への団の最も
並外れた貢献作品たちの1つであるかもしれない。

The child is intended to be Harpocrates, which in the Egyptian (Heru-p-khart)
literally means "Horus the Child." (*282)
子供は、エジプト語(Heru-p-khart)では文字通り「子供のホルス」を意味する、
「ハルポクラテス神」であることが意図される。 (*282)

Heru is also written Hru, known as the "Great Angel of the Tarot."
「ヘル(Heru)」はまた、「タロットの偉大な天使」として知られる、「ヘル(Hru)」
とも書かれる。
--- ここまで ---

ちなみに、(*282)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
282. Budge, The Gods of the Egyptians, v. I, 469.
282. バッジ著、『エジプト民族の神々』、第1巻、469ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この「HRU」は、『"T"の書』の本文冒頭に書かれた「H.R.U. THE GREAT ANGEL IS SET OVER
THE OPERATIONS OF THE SECRET WISDOM./H.R.U.なる偉大な天使は、秘密の知恵の作業の
上に配置される。」にあり、これは、古代エジプトの「天空神」であり、「オシリス神」と
「イシス女神」の「子」である「ホルス神」を示唆していることは明白です。
つまり、ゴールデン・ドーンの解釈では、我々の住む「大宇宙」は、「HRU(ホルス神)」
である「0:愚者」から始まることを示唆しており、さらに、この宇宙は、「親(宇宙)」
から産まれた「子(宇宙)」の一つに他ならないということも意味しているわけです。
0320名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/13(月) 05:34:19.34ID:U1ly2X3t
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
There are a few Gods which incorporate so many diverse ideas as does Harpocrates:
He is the Child God; he is the God of Silence; he is the God of beginnings,
he is the God of the Sun at its dawning.
「ハルポクラテス神」のような、非常に多くの多様な考え方を組み入れる数少ない神々が
ある:彼は「子供の神」である; 彼は「沈黙の神」である; 彼は「始まりたちの神」で
あり、「夜明けの太陽の神」である。

He is also the son of Isis and Osiris, although it is not yet in that capacity
that he is shown on this Path.
彼はまた、「イシス神」と「オシリス神」の息子でもあるけれども、それはまだ、彼が
この「小径」に関して示されるのは、その能力においてではない。

He is their Child yet to be born.
彼は、まだ生まれていない彼らの「子供」である。

He is all potential!
彼は、全ての可能性である !
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版「0:愚者」の子供像が「ハルポクラテス神=子供のホルス」である
とか、「タロットの偉大な天使」である「ヘル(HRU)」であるというのは、単なる憶測で
あって、エジブト神話における「ホルス神」の位置づけについては、重要ではありません。
重要なのは、それの「宇宙創造」に関する「属性」であり、その「役回り」にあります。

この場面にあるのは、シンプルに、主人公である「全裸の子供」、紐で繋がれた「黒い狼」、
子供が手を伸ばした先にある黄色(ティファレト?)の「薔薇の花」をつけた「薔薇の木」、
黄色(「0:愚者」?)の空、そして、緑色(「3:女帝」?)の地面のみです。

つまり、このカードは、「all potential/全ての可能性」という妄想の宝庫なのです。
0322名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/14(火) 05:53:35.35ID:DL0/Slbs
>>321
冷え込みが厳しくなって、冬本番といったところですよね。 (^^;;

とりあえず、のんびり焦らず、楽しみながら、ゴールを目指したいと思います。(^o^)/
0323名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/14(火) 05:58:13.58ID:DL0/Slbs
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
He is the expression of the very meaning of the God Name of Kether, [he][yod][he][aleph]
(Eheieh) which is I will be.
彼は、「ケテル」の「神名」である、「私は在るだろう」である、[he][yod][he][aleph]
(「エヘイエ」)の、まさしくその意味の表現である。

So in the Golden Dawn card, the child is about to pluck the rose.
従って、ゴールデン・ドーン版カードにおいて、子供は「まさに」薔薇を摘もうとしている。
--- ここまで ---

「ケテル」の「神名」である [he][yod][he][aleph] は、『旧約聖書:出エジプト記』3:14
に出てくるのは「I am/私は在る」という現在形なのですが、ここではなぜか「I will be
/私は在るだろう」という未来形になっています。
つまり、この子供は、厳密には、まだ「私は在る」という以前の状態であって、つまりこの
カードは、限りなく「生まれる直前の瞬間」を表現していることになるわけです。
ちなみに、ウェイト版では、「生まれた直後の瞬間」として表現されているようです。

ここで大事なのは、「ケテル」は単独では存在できず、「至高の三角形」の頂点としてのみ
存在可能ということであり、それゆえ、その存在の第一歩として、この「0:愚者」が必要
不可欠であるということです。
そうは言っても、我々には「至高の三角形」は見えませんので、その存在は「劣化ケテル」
である「ティファレト」を通じてのみ、形而上的に知ることができるだけですけどね。

そして、もう一つ重要なのは、まだ「生まれていない」状態においては、「子供の神」と
「黒い狼」が紐付けられてペアになっているという構図であり、これは、「物質−反物質」、
「ホワイトホール−ブラックホール」、「宇宙−反宇宙」というような「対生成」の概念を
想定したものではないかと推定できます。
そして、その「対生成」の対称性を破り、真の「存在」へと導くものが、「黄金の薔薇」
という「運命の鍵」であり、ハズレを引けば「対消滅」し、アタリを引けば対称性が破ら
れて、めでたく「顕在化した宇宙」がビッグバンする、という感じでしょうか。
0324名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/15(水) 06:02:06.31ID:qb6A41tc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
In Waite's card the Fool is about to walk over a cliff.
ウェイト版のカードにおいては、「愚者」は、断崖の上を歩こうとしている。

Waite describes his figure as stationary, though it indicates the act of walking.
ウェイト氏は、彼の姿を静止していると記述するけれども、それは歩く行為を暗に示す。
--- ここまで ---

先に述べたように、ゴールデン・ドーン版「0:愚者」が、宇宙創造の「くじを引く直前」の
「虚時空(上なるエデン)」の場面であるのに対し、ウェイト版のカードは、「当たりくじ
を引いた直後」の「複素時空(中なるエデン)」の場面であり、そして人物像は、「黒い狼
を連れた子供」から、「白い犬を連れた若者」へと、一瞬のうちに進化しています。

ちなみに、ゴールデン・ドーン版もウェイト版も、従来のマルセイユ版「愚者」のような
「放浪」というイメージはありません。
つまり、良く言われているような「愚者の旅」というものは無く、あるのは、創造主として
の「愚者」の次元を超えた化身であって、言うなれば、大アルカナの人物像は全て「愚者」
の化身であると言うことも出来ます。←言うのは自由ですww
なお、ウェイト版では、「0:愚者」と「1:魔術師」がセットになっていて、「0:愚者」の
持つ棒が、「1:魔術師」の「魔法の杖」となり、そして「0:愚者」の棒に付けられた袋の
中には、「1:魔術師」の「四大元素の道具」が入っているということになります。

いずれにしても、このカードの「愚者」というタイトルは、その働きを正しく見る限り、
ふさわしくないように思えます。
それでも、敢えてタイトルを変更しなかったのは、ひとえに「誰にも理解されない理論」
であったからであり、学術的な「ビッグバン宇宙論」が提唱される以前に、このような
「カバラ的ビッグバン宇宙論」が提唱されたとしても、誰も気に留めなかったと思います。

つまり、それに気づいたマサース氏は、まごうことなき「超天才」であり、それを見抜いた
ウェイト氏も、それなりの能力を持つ者であったということです。←誰か忘れてるw
0325名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/16(木) 06:00:37.09ID:xq25A2Ew
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 248) ---
Because of the importance of Horus-Harpocrates to an understanding of THE FOOL in
the Golden Dawn tradition, we must briefly consider the origins of his cult.
ゴールデン・ドーンの流儀における「愚者」の理解に対する「ホルス神−ハルポクラテス神」
の重要性のため、彼の信仰の起源を、簡潔に考察しなければならない。
--- ここまで ---

「0:愚者」の解釈は、ゴールデン・ドーン版において、歴史的な大転換を迎えます。
それは、それまでずっと「遊び人」と思われていたカードが、至高の「超・大賢者」で
あったというぐらいの、究極の下克上イベントでした。
とはいえ、超天才マサース氏による、あまりの下克上のため、我々のような凡人には到底
理解できないレベルまで逝ってしまっており、我々から見れば、遙か彼方の雲の上の存在
というか、もはや影も形も気配さえも無くなってしまっています。

ということで、我々に残された道は、「上の如く、下も然り」の演繹的手法を誤用した
「下の如く、上も然り」の帰納的手法に頼る以外の手が無くなってしまうわけです。
ちなみに、同一レベルの話であれば、「帰納的手法」は、決して悪手ではないのですが、
全くレベルの異なるものに適用しようとすると、ギャグ以外の何ものでもない結果を招く、
すなわち、全く無意味なものになることを、重々承知しておく必要があります。

要するに、「ホルス神−ハルポクラテス神」の「下々の世界」のネタは、「0:愚者」の
理解についての何の手がかりも与えてくれないというわけです。
つまり、我々が、「ホルス神−ハルポクラテス神」の下々のネタ話から得られるものは、
単なるギャグレベルの「ネタ」でしかないということです。

そもそも、我々の知的レベルでは、絵にも描けない、文章にも書けない、そして想像すら
出来ないというシロモノですので、ウォン氏にしても、そしてワタシとしても、この手の
「ギャグレベルのネタ」でお茶を濁すしかないことを、重々ご理解頂ければと思います。

まあ、言い訳ばかりで空しいですけど、そういうのが「空」の本質とも言えますよね。
0326名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/17(金) 06:01:37.11ID:3AmZv0Aj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
The Child Horus developed from an earlier God, also known as Horus.
「子供のホルス」は、「ホルス神」としても知られる、初期の「神」から発展した。
This earlier Horus (actually a group of God forms, as was the Child Horus himself)
was one of the first Gods to be worshipped generally across Egypt.
この初期の「ホルス神」(実際には、『子供のホルス』自身がそうであったように、「神」
の集団が形成される)は、エジプトの至る所で一般的に崇拝された最初の「神々」の1つで
あった。

He was represented with the head of a hawk, suggesting that his nature related
to the greatest heights of the Heavens, (*283) an idea which would place Horus
comfortably on the eleventh Path.
彼は、「ホルス神」を11番目の「小径」の上に気持ちよく配置するであろう考え方である、
彼の性質が「天空」の最高の高所たちに関連したことを示唆する (*283)、鷹(タカ)の
頭で表された。
--- ここまで ---

ちなみに、(*283)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
283. Budge, The Gods of the Egyptians, v. I, 78, 145.
283. バッジ著、『エジプト民族の神々』、第1巻、78、145ページ。
--- ここまで ---
とあります。

前にも述べたように、この「0:愚者」の人物像は、我々の顕在化した低次元宇宙の存在で
ある「ホルス神」でも「子供のホルス」でもなく、ましてや『"T"の書』に出てくる「偉大
なる天使ヘル(H.R.U)」(そもそも、天使は神以下の存在)というわけでもありません。
ここでのネタは、「この世で最も高い場所にあり、全ての神々の原形となり、全ての神々は
ここから派生したもの」という属性が、この「0:愚者」の人物像に似ているという点です。
つまり、我々の妄想の、さらにその上にある、メタな存在であるということですよね。
0327名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/18(土) 06:23:01.62ID:wgA9PL6S
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
But the attributes of the early Horus-Gods were assumed in late dynastic times by
the Child who represented the beginning of all sequences, including the beginning
of the day with the Sun.
しかし、初期の「ホルス−神々」の属性は、後期王朝の時代においては、「太陽」を伴う
一日の始まりを含む、全ての一連のものたちの始まりを象徴した「子供」により推定された。

So Horus was related to Ra, and is most easily placed in Tiphareth.
従って、「ホルス神」は「(太陽神)ラー」に関連付けられ、そして、最も容易に、
「ティファレト」に配置される。

And once more, as in considering the [lamed][aleph], we find that we are moving
between the eleventh Path and the sixth Sephira.
そして、もう一度、[lamed][aleph]を考慮する中で、我々は11番目の「小径」と6番目の
「セフィラ」の間を移動していることを見つけ出す。

The correlations are as profound as they are obtuse.
相関関係たちは、それらは鈍感であるけれども、深遠でもある。
--- ここまで ---

何度も言いますが、「0:愚者」の人物像は、「ホルス神」そのものではなく、あくまでも
下界において我々が認識できるように「擬人化」された姿です。
そして、「ティファレト」が「劣化ケテル」である理由の一つは、我々は「ケテル」を
認識できないので、誤用である「下の如く、上も然り」を適用して、我々が少しでも認識
できるようにするための方便でしかないので、いくら我々が「ティファレト」を理解でき
ようとも、我々が「ケテル」を認識できるようになる、ということにはなりません。
つまり、我々が、いくら[lamed]である「11:正義」や「ティファレト」を理解しようとも、
[aleph]である「0:愚者」や「ケテル」を理解することは、決して出来ないのです。

要は、ワタシ的には、「0:愚者」について、考えるだけ無駄であるというのが結論なのです。
0328名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/19(日) 05:41:06.22ID:yRch+Sox
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
One other interesting point about Horus is that he was traditionally shown as a
child with one lock of hair at the side, and a finger on his mouth as an infantile
gesture.
「ホルス神」のもう1つの興味深い点は、彼は、片側に一房の髪があり、子供のような
身振りのように彼の口の上に指がある子供として、伝統的に示されたことである。

This gesture was misunderstood by the Greeks to be a "sign of silence," and when
the God was given the Greek name Harpocrates, silence was a key attribute. (*284)
この身振りは、ギリシア人たちにより「沈黙の合図」であると誤解され、「神」がギリシア語
の名前である「ハルポクラテス」を与えられた時には、沈黙は重要な属性であった。 (*284)
--- ここまで ---

ちなみに、(*284)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
284. Goblet D'Alviella, The Migration of Symbols, Wellingborough, 1979.
284. ゴブレ・ダルヴィエラ著、『象徴たちの移住』、ウェリングボロー、1979年。

Carl Jung's work, which some may find antiseptic and dispassionate.
冷たさや冷静さを感じる人もいるかもしれない、カール・ユング氏の著作。

Yet the inner process of encountering these archetypes was overwhelming as Jung
explains in personal terms, in his autobiographical Memories, Dreams, Reflections,
New York 1973.
それでも、ユング氏が、彼の自伝的な『思い出・夢・思想』、ニューヨーク、1973年、の中で、
個人的な言葉たちで説明するように、これらの元型たちに遭遇する内なる過程は圧倒的だった。
--- ここまで ---
とあります。

まあ、この世の全ての始まりである「0:愚者」にとっては、もはやどうでもいいネタ話です。
0329名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/20(月) 06:05:39.22ID:EC1C+BiV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
However such attributions may have happened, whether by design or "accident" the
symbolism fits remarkably.
しかしながら、そのような属性たちは、計画的であろうが「偶発的」であろうが、象徴主義
が著しく適合することが、偶然起きたことがあるかもしれない。

What could be more perfect than THE FOOL as silence prior to THE MAGICIAN who has
been described as the first sound?
最初の音として説明されたことがある「魔術師」より前の沈黙として、「愚者」よりも完璧
なものであることが出来るものは何か?

Here one must believe that symbol systems can evolve in accordance with truly
universal archetypes. (*285)
ここで、人は、象徴体系たちは真に普遍的な元型たちに従って進化することができること
を信じなければならない。 (*285)
--- ここまで ---

ちなみに、(*285)は、NOTES/注記の項には存在しませんでした。
おそらく誤植により、前節の(*284)の二行目以降の「Carl Jung's work, …」が、本来は
(*285)であったと推定されます。

さて、、「子供のホルス神」である「ハルポクラテス」の「口に指を当てる沈黙のポーズ」
ですが、元々は、指しゃぶりをする、すなわち「口唇期」にある「子供」を意味するもの
であって、そもそも常に泣いたりわめいたりおしゃべりしている子供が、じっと静かにして
いることなんて無いわけですし、勘違いするにしても、はなはだしいわけです。
そもそも、「0:愚者」のデザインのどこに「沈黙」の要素があるのか、ワタシには到底理解
も説明も出来ないですしね。

ワタシとしては、「0:愚者」の人物像は、あくまでも「生まれたばかりの純真無垢の幼児」
という属性のみが重要であって、それ以外の属性は、全くもって不要であると考えています。
0330名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/21(火) 06:20:03.56ID:XrZRRxmy
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
THE FOOL is, in fact, an archetype, as is the companion animal appearing in every
version of the card.
「愚者」は、実際には、カードの全ての版に登場している相棒である動物と同様に、元型
である。

The Marseilles deck shows a brown dog tearing a hole in his master's pants leg;
Waite represented a small white dog in the same essential pose as the Marseilles
dog, though following playfully; Crowley's version, with the tiger "fawning about"
(*286) The Fool, is the most curious.
マルセイユ版デッキは、茶色の犬が彼の主人のズボンの脚に穴を開けるところを示す;
ウェイト版は、マルセイユ版の犬と同じような本質的な姿勢ではあるが、戯れて随伴して
いる、小さな白い犬を表現した;「愚者」に「じゃれつく」 (*286) 虎を連れた、
クロウリー氏の版は、最も奇妙である。
--- ここまで ---

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
286. Crowley, Book of Thoth, 69.
286. クロウリー著、『トートの書』、69ページ。
--- ここまで ---
とあります。

全ての版の「0:愚者」に描かれている「動物」の属性は、実は全て異なっています。
最初のマルセイユ版では、物理的な危害を与えて「愚者」を妨害している、怒りに満ちた
害獣として描かれていました。
一方で、ウェイト版では、足元で陽気に飛び跳ねている害の無い仲間として描かれており、
トート版では、猫のように足にじゃれついて、甘噛みしている虎の姿が描かれています。
つまり、ウェイト版やトート版では、既に完全なる主従関係が成立しており、それゆえ、
この「愚者」の人物像は、もはや「愚者」などではなく、むしろ究極至高の「創造神」で
あることを表しているということになるわけですよね。
0331名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/22(水) 06:12:32.65ID:HTszkyQL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
Finally, the Golden Dawn card shows a wolf on a leash being held by the small child
whom we have equated with Harpocrates.
最後に、ゴールデン・ドーン版カードは、我々が「ハルポクラテス」と同一視し続けている
小さな子供により握られる革紐(かわひも)で繋がれている狼(オオカミ)を示す。
--- ここまで ---

制作された年代は、マルセイユ版<ゴールデン・ドーン版<ウェイト版<トート版なのです
が、レベル的には、マルセイユ版<トート版<ウェイト版<ゴールデン・ドーン版ですので、
ここではそれにふさわしく、大トリでの解説となっています。
要は、あまりにもマサース氏の変態度、いやいやレベルが高すぎて、当時の並の変態ども
には、その重要性が理解できなくて、日和ってしまったということなのでしょう。

まあ、カバラ主義的な「0:愚者」に対するマサース氏の妄想力、いやいや洞察力は、当時の
「宇宙創造」に関する科学知識をはるかに凌ぐものであったことは確かですので、この
「0:愚者」のカードのデザインは、当時の人智を超えた天才が、絵として描けるものの
限界を攻めたものではないかと、考えています。

まず、この「全裸の小さな子供」と「黒い狼」が「紐」で繋がれて存在しているという
構図ですが、最初は、「○」と「●」という、極性が異なること以外は全く同等の二つの
ものが、「○〜●」のように対称的に虚数空間に出現したものと考えられます。
本来であれば、この対称的ペアは、即座に対消滅してしまうのですが、どちらか一方が、
「生命の木」みたいなものに実る「当たりくじ」を引いてしまい、その瞬間に、「○」は
「小さな子供=優位」に、そして「●」は「黒い狼=劣位」になってしまった(対称性の
破れ)ということなのでしょう。
そして、この「黒い狼」は、「反物質」のように、表舞台からは退場し、そして選ばれた
「子供」が「創造主」となって、「宇宙」が顕在化していくという流れですかね。

とはいえ、ここに描かれた「生命の木」みたいなものが何であるのかは、何も分からない
のでした。←人類の妄想力の限界ww
0332名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/23(木) 06:10:48.51ID:OXLqw9w9
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
All of these cards make a symbolic statement about the relationship of the animal
nature to the higher spiritual processes.
これらのカードたちの全ては、より高次の霊的過程たちに対する動物の性質との関係に
ついて、象徴的な陳述をする。

It has also been suggested that the small dog is the intellect, man's faithful
companion.
小さな犬はまた、人間の忠実な仲間である、「知性」であることが提案され続けている。

The Golden Dawn and Crowley cards, however, offer a more complicated explanation.
しかしながら、ゴールデン・ドーン版とクロウリー氏のカードたちは、より複雑な説明を
提供する。
--- ここまで ---

このウォン氏の説明は、ウェイト版の「白い小さな犬」が「intellect/知性」を表して
いるようにも見えますが、実際のところ、この究極至高のレベルにおいて、どう見ても
場違いな「人間の忠実な仲間」なんていう俗世間の話題を振ってこられても困るわけです。

ワタシ的には、ウェイト版は、ゴールデン・ドーン版の「○〜●」から「子供〜狼」の
次に続く進化の過程を表しており、あえて例えるならば、正と負の電荷を持つ対称粒子
である「原始陽子〜原始陰子(反陽子)」の対称性が破れて、「陽子〜電子」という、
電荷以外は質量も大きさも異なる「人間(陽子)〜子犬(電子)」のペアとして、この
宇宙に「水素原子」として、最初に顕在化したというようなイメージにも思えます。

ちなみに、トート版では、先に述べた、足にじゃれつく黄色の「虎」の他にも、足下には
黒っぽい「鰐(ワニ)」が描かれており、クロウリー氏の『トートの書』にも、「鰐」に
ついてのこだわりが、色々と綴られています。(ようわからんけど…)
ワタシ的には、黄色の「虎」はウェイト版の「白い犬」で、黒っぽい「鰐」はゴールデン・
ドーン版の「黒い狼」をイメージしたもののようにも思えます。
0333名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/24(金) 05:42:44.67ID:yy1kl3gY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
The wolf in the Golden Dawn card is perhaps the most explicit in its symbolic
statement, for from the earliest times the wolf has been considered a destroyer.
ゴールデン・ドーン版カードにおける狼は、おそらく、大昔の時代から、狼は「破壊者」
であると見なされ続けているため、その象徴的な陳述の中において、最も明示的である。

And in the context of the eleventh Path, it is like the Fenris wolf which devoured
Odin, Father of the Gods, what Manly Palmer Hall calls "those mindless powers of
nature that overthrew the primitive creation." (*287)
そして、11番目の「小径」の文脈においては、それは、マンリー・パルマー・ホール氏が
「原始の創造を打ち倒した、それらの自然の無分別な力たち」と呼ぶ、「神々の父」である
「オーディン神」をむさぼり食った「フェンリル」の狼に似ている。 (*287)
--- ここまで ---

ちなみに、(*287)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
287. Manley Palmer Hall, Encyclopedic Outline, XCII.
287. マンリー・パルマー・ホール著、『百科事典的な概要』、92ページ。
--- ここまで ---
とあります。

この注記の「Manley」は、「Manly」の誤記ですかね。

もちろん、ゴールデン・ドーン版の「狼」と、「フェンリル」の狼とは、全く次元の異なる
ものであって、例えとしては不適切ではありますが、それでも「天地創造」を妨害する存在
という意味においては、似ているとも言えます。

そもそも、ゴールデン・ドーン版の「子供」と「狼」が、その存在自体は、極めて対称的と
いうか対等的でありながらも、異なる姿で描かれているのは、あくまでも我々から見れば、
一方が宇宙の創造主となり、もう一方は、その対抗者であったという理由だけですからね。
0334名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/25(土) 07:10:09.32ID:8w6sNWS6
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
The implication is that the Creator's will holds in check that
counter-energy which would otherwise destroy creation as it happened.
暗に意味するものは、「創造主」の自己表現へと向かう意志は、さもなければ、それが
起こった時に創造を破壊するであろう反対勢力を阻止する、ということである。

Yet the wolf must eventually be unleashed, freed back into nature, destroying
creation and returning it to the state from which it originally emerged, i.e.,
the Ain Soph Aur.
けれども、狼は、最終的には革紐を外されて、自然の中に解放され、創造を破壊し、
そしてそれが元来そこから出現した状態へ、すなわち「アイン・ソフ・アウル(無限の
光)」に、それを戻さなければならない。
--- ここまで ---

この「Creator's will to self expression/「創造主の自己表現へと向かう意志」なる
ものの存在は、『旧約聖書』により暗示される「神の意志」と同意であると思うのですが、
ワタシ的には、そもそも、そんな下俗の我々にとって都合の良い「神」が存在するのか、
という、この手の「ご都合主義」的な解釈に対しては、かなりの疑問があります。

そもそも、我々のような知的生命体が発生したのも「偶然」の進化の結果であると推定
されていますし、「下の如く、上も然り」の誤用原則を適用すれば、「宇宙創造も偶然
の産物」であると推定することも出来るわけです。
まあ、下々の我々から見れば、神の意志であろうが、偶然の産物であろうが、どちらでも
構わないというか、どうでもいいことではあるわけですけどね。

そして、この創造主により創造された宇宙が「eventually/最終的に」どうなるのか、
という話ですが、これについても、我々から見れば、すこぶるどうでもいいことですし、
ワタシとしても、この宇宙の終末がどうなるのかなんて、全く想像も出来ません。
結局のところ、誰にも未来は分からないので、各自で好き勝手に予想して、それぞれが
好き勝手なことを言っているのが、現状なんですよね。←始まりも終わりもカオスww
0335名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/26(日) 06:32:35.95ID:C1YQiq1L
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 249) ---
The child and wolf are the balance of creator-destroyer, and are the first statement
in the Tarot of the principle that every thing contains its opposite, the real key
to esoteric studies.
子供と狼は、創造主−破壊者の均衡であり、そして、全ての「物事」は、その反対物であり、
秘伝的な研究たちにとっての真の鍵を含むという原則のタロットにおける最初の陳述である。

The principle is especially important in relation to THE FOOL, a card in which
Waite says "Many symbols of the Instituted Mysteries are summarized." (*288)
原則は、ウェイト氏が、その中で「『神秘主義団体』の数多くの象徴たちが、要約される」
と述べるカードである「愚者」に関して、特に重要である。 (*288)
--- ここまで ---

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
288. Waite, Pictorial Key, 153.
288. ウェイト著、『(タロット)図解』、153ページ。
--- ここまで ---
とあります。

シンプルかつ革新的なゴールデン・ドーン版と比べると、ウェイト版は、割と世俗的とも
思える神秘主義的象徴を多用しており、商業的な目論見からも、どちらかというと一般人
受けを敢えて狙ったような感じのデザインとなっています。
そういう意味では、ゴールデン・ドーン版とウェイト版は、それぞれ補完する関係として、
併せて解釈する方が、よりわかりやすいのではないかとも思います。

いずれにしても、最初は全く対等の関係として虚次元に仮想的に出現した「○」と「●」が、
「生命の木」との運命の出会いにより、「選ばれた子供(創造主)」と「選ばれなかった
黒い狼(破壊者)」になり、そしてその後、「高貴な若者」と「じゃれつく白い小犬」と
いう非対称の関係へと遷移していくという流れは、原始宇宙の次元の対称性が徐々に破れて、
我々の宇宙が顕在化していくという宇宙創造のプロセスを、何となく想像させてくれます。
0336名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/27(月) 06:07:52.34ID:+GNmW/Z1
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
Waite's discussion of the symbolism in his own cards was very cryptic, and it fell
to Paul Case to explain the symbolic complexities woven into the Rider deck.
彼自身のカードたちの象徴主義についてのウェイト氏の議論は、非常に不可解であり、
そして、ライダー版デッキに織り込まれた象徴的な複雑さたちを説明することは、ポール・
ケース氏に委ねられた。

He explains the Wheels of Spirit on the Fool's robe, the wand as a symbol of will,
the wallet with an Eye of Horus, the rose meaning freedom from lower forms of
desire, and the girdle of twelve ornaments suggesting the Zodiac. (*289)
彼は、「愚者」のローブにある「霊の車輪たち」、意志の象徴としての杖、「ホルス神の目」
が付いた財布、欲望の低次の形態たちからの自由を意味する薔薇、そして黄道十二宮を示唆
する12の装飾たちの腰ひもを説明する。 (*289)

On the other hand, it is possible that in his enthusiasm, Case may describe more
than Waite intended.
一方、彼の熱意のため、ケース氏はウェイト氏が意図した以上に説明しているかもしれない。
--- ここまで ---

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
289. Case, The Tarot, 29ff.
289. ケース著、『タロット』、29ページ以降。
--- ここまで ---
とあります。

ウェイト版は、ゴールデン・ドーン版の思想を受け継いではいるものの、それが意図する
ものは、より低次な次元のもの、すなわち、宇宙誕生の瞬間からは、少し時間が経過して
宇宙の顕在化がより進んだものになります。
ケース氏の説明は、どちらかというと、そういうウェイト版の低次の様相の説明がメインと
なっていますので、真に本質的な部分については、何も分からないと思うのでした。
0337名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/28(火) 06:34:25.70ID:AJ0HXeNE
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
It is at least fortunate that Crowley, being a prolific writer, explained his own
deck in great detail.
多作の作家であるクロウリー氏が、彼自身のデッキを非常に詳細に説明したことは、少なく
とも幸運である。

The discussion of his version of THE FOOL is complicated and lengthy, drawing upon
a variety of legends.
「愚者」の彼の版の論考は複雑で長く、さまざまな伝説たちを利用している。

To summarize, these are:
要約すると、これらは以下である:
--- ここまで ---

まあ、この「0:愚者」については、「知る者は言わず、言う者は知らず」の典型例みたいな
ものであり、そしてウォン氏が、クロウリー氏のことを「prolific writer/多作の作家」
と表現していることからも、その点は、何となく理解できるかと思います。

クロウリー氏の論調の何がいけないのかと言うと、各種の古典的な伝説、すなわち下界に
おける原則に基づいて、下界の論理で色々と詮索し推理していくという、いわゆる典型的な
「下の如く、上も然り」の間違った手法に頼ってしまい、元となるゴールデン・ドーン版の
暗示していいるものを全く何も理解していないままで、自分勝手な空理空論を、ひたすら
垂れ流しているというのが、あからさまに感じられるわけです。

さらに、この期に及んで、俗界のエロネタまでも絡めてきているので、一部の人々からは、
「このおしゃべり金玉が!」と揶揄されるレベルではないかとも思ったりするのでした。
あ、もちろん冗談ですよ? ハハッ(笑)。
0340名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/29(水) 05:53:10.68ID:Z27vxDpJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
1. The Green Man - the very personification of spring.
1. 「グリーン・マン(緑の人)」− まさしく春の擬人化。

2. The "Great Fool" of the Celts - this is the inspired madman who is also a savior.
2. 「ケルト族の『偉大なる愚者』」− これは、また救世主でもある、霊感を受けた狂人
である。

3. The "Rich Fisherman": Percivale - Crowley calls the Parsifal legend "the western
form of the tradition of the Fool."
3. 「『豊かな漁師』:パーシバル」− クロウリー氏は、「パーシバル」の伝説を「愚者の
伝統の西洋の形態」と呼ぶ。

Parsifal represents the foolishness of youth and innocence which, through its purity,
achieves the Holy Grail.
「パーシバル」は、その純粋さを通して、「聖杯」を成し遂げる、若さと純潔さの愚かさを
表す。

4. The Crocodile - In ancient Egypt the crocodile symbolized the greatest creative
energy, for the rather paradoxical reason that it was not believed to have the
means of perpetuating its own species.
4. 「ワニ」− 古代エジプトにおいては、ワニはそれ自身の種を永続させる手段を持つとは
信じられていなかったという、少々逆説的な理由のために、最大の創造的精力を象徴した。

5. Harpocrates
5. 「ハルポクラテス神」
--- ここまで ---

三番目と四番目の文の「Percivale」や「Parsifal」は、「Percival/パーシバル」の誤記
ですかね。
0341名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/30(木) 06:06:45.27ID:VN63i6na
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
6. Zeus Arrhenothelus - a deliberate confusion of masculine and feminine; the
Divine Hermaphrodite.
6. 「ゼウス・アルヘノテルス神(両性具有のゼウス神)」− 男性と女性の意図的な混同;
「神性の両性具有者」。

7. Dionysus Zagreus. Bacchus Diphues - Zagreus was a horned deity torn apart by
the Titans.
7. 「ディオニュソス・ザグレウス神」。「バッカス・ディフュエス神(二重のバッカス神)」
− 「ザグレウス神」は、「ティターン族」によりバラバラに引き裂かれた、角のある神で
あった。

His death symbolized initiation.
彼の死は、秘儀参入を象徴した。

Bacchus Diphues (meaning double-natured) was a bi-sexual God made mad by intoxication,
and thus related to the idea of divine ecstasy.
「バッカス・ディフュエス神」(二重の性質を意味する)は、陶酔により熱狂させられる
両性愛者の「神」であって、従って、神の法悦の考え方に関連付けられた。

8. Bahomet - according to Crowley, this is a form of the Bull-slaying God, Mithras,
worshipped by the Knights Templar as an ass-headed deity.
8. 「バフォメット神」− クロウリー氏によると、これは、「テンプル騎士団」により
驢馬(ロバ)の頭の神として崇拝される、「雄牛を殺す神」である「ミトラ神」の、
一形態である。

He further associates Bahomet with Set, Saturn and Satan.
彼はさらに、「バフォメット神」を、「セト神」、「サートゥルヌス神」、「サタン(悪魔)」
と関連付ける。
--- ここまで ---
0342名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/31(金) 07:00:46.97ID:EM3cOOZs
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
Crowley has included some reference to all of these ideas in his card, making it
one of the most complicated in his deck.
クロウリー氏は、これらの考え方たちの全てについて何か関連するものを、彼のカードの
中に含めてしまったので、彼のデッキの中で、それを最も込み入ったものの1つにしている。

The horns on the male figure are those of Dionysus Zagreus; his green clothing is
that of the Green Man of Spring; grapes at his feet refer to the ecstasy of Bacchus,
the Crocodile is at his feet swimming "in the Nile."
男性の人物像の角たちは、 「ディオニュソス・ザグレウス神」のものである;彼の緑色の
衣類は、「春のグリーン・マン」のものである;彼の足元にある葡萄(ブドウ)たちは、
「バッカス神」の法悦を参照し、「ワニ」は、彼の足元で「ナイル川の中で」泳いでいる。

Other symbols included here are the dove of Venus and the vulture of Maat, both
referring to the Godhead.
ここに含まれる他の象徴たちは、「ビーナス女神」の鳩と、「マアト女神」の禿鷲(ハゲ
ワシ)であり、両方とも「神性」を参照している。

All of these images are linked by the triple egg-shape created by the Caduceus in
motion, and symbolizing the Ain Soph Aur.
これらの画像たちの全ては、動いている「カドゥケウスの杖」により創造される三重の卵形
により結合され、そして「アイン・ソフ・アウル(無限の光)」を象徴している。
--- ここまで ---

まあ、何というか・・・。
最後の最後で、クロウリー氏の化けの皮が剥がれたというか、容疑者が最後のシーンで、
聞いてもいないことをベラベラと語り出すというような感じですかね。
何度も言いますが、既存の「神性」では、この「0:愚者」の本質は何も語れないのです。
そういう基本的なところに気づけなかったクロウリー氏は、残念ながら、「カバラ主義」
なるものを、表面的にしか理解できていなかったということなんですよね。
0343名無しさん@占い修業中
垢版 |
2021/12/31(金) 07:02:50.10ID:EM3cOOZs
ということで、今年は、これが最後のカキコになります。
今年も長々とくだらない話にお付き合い頂き、ありがとうございました。 m(_ _)m

ちなみに今年は、ホッコリ系にハマっていて、今期は「古見さん」とか「大正オトメ」とか
「やくも」なんかを見てました。
プリキュアも、前期のビョーゲンズよりは、今期のヤラネーダの方が面白いですね。
でも、「愚者の棺」が何なのかは、ここでの「0:愚者」の話の中ではコメントできなさそう
なので、ちょっと残念ではあります。←すこぶるどうでもいいww

それでは皆さん、よいお年を。 (^_^)/
0344名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/01(土) 06:14:32.17ID:uTox+ycP
皆さん、あけましておめでとうございます。(^_^)/

当初、10年計画で始めたこのスレですが、もう既に9年半近く経っていますので、
今年でついに10周年を迎えることになります。
そして、ほぼ当初の計画通りに、今年中に終了することが出来そうな感じです。
これもひとえに、見えない言わない聞こえない皆様方の生暖かい声援の賜物ではないか
などと、勝手に妄想しているのでした。←自意識過剰ww

それでも、もし本当にチラシの裏に書いていたら、絶対にここまで長続きしなかったと
思いますし、そもそも、2chのスレは、リアルなチラ裏とは異なるプレッシャーも
ありますので、ワタシとしては、ここへのカキコを選んだのは、結果として良かったと
思っていますし、そういう意味でも、見えない読者様には、とても感謝しているのでした。

ということで、最後までマターリと、みんなでカバラを勉強していきましょう。 (^^)/
0345名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/01(土) 10:19:29.00ID:fSYQQ5xB
あけましておめでとうございます

>>344
ほんと長いこと頑張ってきましたねー
素直にすごいと思います
0346名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/02(日) 06:57:11.90ID:GueqDlgq
>>345
あけましておめでとうございます。 (^_^)/

まあ、一人だけでは、途中で飽きて続けられなかったとは思いますが、
途中でオナニー君が乱入してくれたおかげで、何となくモチベーションが
高まったりして、その後の乱入者を期待しつつ、今まで続けてこれたような
感じですかね〜。

つまり、ワタシの性格の悪さが、このスレの原動力と言っても過言ではないかと。 (^^;;
0347名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/02(日) 07:00:42.26ID:GueqDlgq
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 250) ---
Finally, one must call attention to the fact that while Crowley emphasizes
Harpocrates on this Path, he represents that God most explicitly on the twentieth
Path, JUDGMENT (what he calls The Aeon).
最後に、人は、クロウリー氏が、この「小径」の上で「ハルポクラテス神」を強調する
一方で、彼は、その「神」を、20番目の「小径」である「審判」(彼が「永劫」と呼ぶもの)
の上で、最も明示的に表わしているという事実に注意を向けなければならない。

It is thus implied that Shin-Fire is the fullest expression of that which began
with Aleph-Air, and then Mem-Water.
従って、「シン−火」は、「アレフ−空気」、次に「メム−水」で始まったものの、最も
満ちた表現であることが暗示される。
--- ここまで ---

トート版の「20:永劫(えいごう)」のカードには、「ハルポクラテス神」に似た人物像が
描かれていますが、その意味するものは、ワタシには理解困難です。
とはいえ、「20:永劫」の「ハルポクラテス神」には、おちんちんが付いていますので、
両性具有的な「0:愚者」の「ハルポクラテス神」とは、全く次元が異なるものと解釈して
おく方が良いかと思いますし、そもそも、既存の「神性」を持ち込んで、「0:愚者」を
解釈するべきではありませんしね。

ちなみに、「三母字」と「0:愚者」の関係については、ウェイト版にあるように、それ自身
に配属される「アレフ」と、人物像のローブに描かれた「メム」と「シン」の文字のように、
全ての母字の元型は、この中に含まれていると考える方が、ワタシには合っています。

ということで、最後までグダグダな感じで、この「生命の木に基づく大アルカナ」の章を
締めくくりたいと思います。
ワタシとしては、カバラ主義とタロットとの関係付けに対する、マサース氏の偉大さと、
ウェイト氏の真摯さ、そしてクロウリー氏の残念さが分かったことは、それなりに
大きな収穫ではあったよな〜、とか勝手に思っていたりするのでした。ww
0348名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/02(日) 12:40:08.87ID:83owKpv1
あけましておめでとうございます。
生暖かく見守っています。
せっかくだから終わったら書き込みそのままコピペしてKindleで出版したら良いのに。
0349名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/03(月) 06:09:34.92ID:NxDw+Xm8
>>348
あけましておめでとうございます。 (^_^)/
そして暖かい見守り、ありがとうございます。

出版については、著作権などの話もありますし、単にコピペするだけで
出版できるようなものでもありませんので、かける手間ヒマを考えると、
面倒くさくて、ヤル気が出ないのです。

前にも言いましたが、ワタシの著作に関わる権利は全て無償提供しますので、
出版に関しては、やりたい人が、好きにやってください。 (^_^;
0350名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/03(月) 06:22:53.05ID:NxDw+Xm8
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
PRACTICAL WORK
実践的な作業

SKRYING
スクライング
--- ここまで ---

長々と続いた「カバラ主義とタロット」に関する「理論編」が終わり、ここからは、
「実践編」の新しい章に入ります。

ともあれ、難しい理屈が苦手な人は、説明書を読まずに家電を操作するように、理屈抜きで
直感的に、とりあえず使ってみるというのも、ワタシはアリだと思っています。
そもそも、家電のような感電や怪我の危険もありませんし、タロットの誤操作で死んだと
いう事例もおそらく無いと思いますので、怖がらずに気軽に触って頂ければと思います。

さて、この「実践編」での、最初の項目は「SKRYING/スクライング」と呼ばれるものです。
これは、一般的な「Scrying/スクライング」、いわゆる「水晶玉占い」とは、言葉の綴りが
一部異なっていますが、これは「Kabbalah/Cabala/Qabalah」の違いと同じく、魔術界の
専門用語、つまりは、「厨二病」的な用語として認識しておいてもらえればと思います。

ちなみに、この「SKRYING/スクライング」という用語は、『The Golden Dawn/黄金の
夜明け魔術全書』の第四巻の「OF SKRYING AND TRAVELLING IN THE SPIRIT-VISION/
スクライングおよび霊的幻視の旅について」の章のタイトルとしても使われています。
この文書は、「ミナちゃん」作となる貴重な文書ですので、ミナちゃんファンの人は、
この文書を参考に、ミナちゃんが一人で妄想を膨らませて作業しているところを併せて
想像しながら、ハァハァしてみるのも良いかと思います。
なお、この文書の中では、妄想ネタとして、「タットワ・カード」が使われていますが、
同様に「タロット・カード」でも妄想することが可能ですので、参考にしてみてください。

ということで、あまり難しいことは考えなくてもいいので、各自が好きな「妄想ネタ」を
準備して、実践的な(妄想)作業である「スクライング」を楽しんでみてください。
0352名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/04(火) 06:22:57.65ID:yZNsnhE2
>>351
どうなったんでしょうね〜。

そもそも、国書イチオシの『現代魔術体系』の第一巻に予定されていたように、
ワタシが個人的にでも翻訳してみたいと思えるような国際的な名著ですし、
読者が限定される魔術向けだけでなく、幅広く人気のある占い方面にも
需要があるので、出せば売れることが確実だと思われるんですけどね〜。

このスレを読み返せば、その原因が推測できるかもしれませんけどね〜。
0353名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/04(火) 06:31:47.33ID:yZNsnhE2
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
Skrying, meaning the projection of oneself into an inner vision, is actually very
simple.
内なる幻想への自分自身の投影を意味する、「スクライング」は、実際には非常に簡単である。

It involves nothing more than sitting quietly in front of a Tarot card (or other
stimulus), closing one's eyes and stepping into that card in imagination.
それは、タロット・カード(もしくは他の刺激)の前に静かに座り、人の目を閉じ、そして
想像力でそのカードの中に足を踏み入れることだけを必要とする。
--- ここまで ---

最初にお断りしておきますが、「スクライング」は、実際には非常に簡単ではありません。
まあ、「誰でも簡単に稼げます」なんていう詐欺師のセールス・トークはともかくとして、
「○○なんて簡単だよ!」とかいう人の言葉を信じて始めて見ると、言うほど簡単でもなく、
面白くもなく、すぐに興味を失ってしまうことも、ままあるわけです。
結局のところ、人には向き不向き、すなわち「才能アリ/ナシ」がありますので、試して
みて、自分には向かないと思うのであれば、無理してやる必要は無いかと思います。

さて、「スクライング」という言葉の意味自体は、対象物を「じっと見つめる」ことなの
ですが、じっと見つめたままでは、外部からのカードのビジョン(画像)が足かせとなり、
内なるビジョン(幻想)に繋げることが難しくなります。
なので、普通の人は、目を開けた「カードの外観の凝視」から始めて、それから、目を
閉じた「カード内部への幻想」へと移行することで、(※個人的な感想として)色々な
ものを見たり聞いたり感じたりするという感じになるかと思います。
あくまでも個人的な感想ですので、一般論を述べる必要はありませんし、正しい答えを
導き出したり、優劣を付ける必要も無いわけですので、ブレイン・ストーミングと同様に、
見えた結果を批評することは厳禁です。

ちなみにワタシは、占い業界にいる関係上、才能アリだと自称しておきます。
まあ、見えないものまで見えるので、いつも「見えた!」とカキコするタイプですね。ww
0355名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/05(水) 05:57:30.96ID:Fi4sxQNI
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
The essential principle is that we create "day dreams," allowing our minds to flow
within the given structure of a Tarot card.
本質的な原則は、我々が、「白昼夢」を生み出し、我々の精神たちが、タロット・カードの
与えられた構造の範囲内で流れ出ることを許すことである。
--- ここまで ---

人間の「見る」という機能は、近年の「ディープ・ニューラル・ネットワーク」による
「ディープ・ラーニング」の研究と実用化に伴い、科学の分野においても、理論的という
よりもむしろ感覚的な理解が深まってきています。
そういう観点で、人間の「見る」機能を、ざっくりと分析すると、

  (1) 入力デバイス(目)
┌───→↓
│(2) 無意識ニューラル層(特徴抽出→要素分析→感情的認識→画像生成)
├───←↓
│(3) 意識ニューラル層(理性的認識)
└───←┘

という、多重のフィードバック・ループで構成されていると考えられます。
つまり、我々の「意識」が見ているものは、目からのリアルな入力画像そのものではなく、
「無意識層」により再構成されて画像生成された、どちらかというと「思い込みによる
画像」とか「無意識的に見たい画像」だということになります。

そして、我々が夜に夢を見ている時は、目は閉じて機能せず、そして意識層の大部分は
活動休止していますので、主に「無意識層」がセルフ・フィードバックすることで生成
された「セルフ・プロデュース画像」、すなわち「夢」が見える状態になるわけです。

要するに、我々が目を閉じ、そして「意識層」の理性的活動レベルを自制することが出来
れば、我々の脳には、「夢」という「画像」を自慰的に生成する能力があるということです。
0356名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/06(木) 05:44:56.12ID:LWZXc/cP
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
Soon most students discover that what they experience could not possibly be of
their own making.
まもなく、たいていの学徒たちは、彼らが経験することが、彼ら自身が作り出したもので
あるはずはないことに気づく。

At very least, most are astonished by the vitality and spontaneity of the images
which the Tarot cards evoke.
少なくとも、ほとんどの人は、タロット・カードが呼び起こす画像たちの生命力と自発性
により驚かされる。
--- ここまで ---

ウォン氏は、「スクライング」の画像は、他人(上位レベルの存在?)のせいにしようと
していますが、実際には、その人自身の「脳」による「自己生成画像」、すなわち肉体的
な生理現象としての「妄想」に他なりません。
つまり、画像入力を遮断し(目を閉じて)、意識(理性的活動)レベルを低下させることで、
多くの人は、脳内映像を自己生成する、すなわち「妄想」状態に入ることが可能です。

ちなみに、ワタシの経験上、この手の「映像系」では、どちらかというと男性よりも女性
の方が、そして「理性」よりも「感性」が優位にある人の方が、そして芸術分野(美術、
演劇)の人の方が、うまく「妄想」できる人が多いように感じます。
とはいえ、ワタシは「理系出身」ですし、そもそも男性は能力者であっても「理系出身」
の割合が多いので、ステレオタイプ的な分類は、あまりすべきではないかとも思います。

なお、ワタシの場合は、「妄想力」は優れていると自認しており、繊細かつ不可思議な
ファンタジー&ホラー系の画像を容易に脳内生成できるのですが、残念ながら「画力」の
才能には全く恵まれていませんので、脳内で合成された映像を、媒体に出力することが
出来ないことが、とても残念です。
それでも、昨今のアニメ等のファンタジー的かつカオス的な映像表現を見ていると、
きっと同類なんだろうなぁ、とか感じることもあったりするわけです。
0357名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/07(金) 06:06:17.59ID:UX9vSl+a
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
If we make no attempt to directly encounter these images and energies, the whole
system of Qabalah and Tarot is utterly useless.
もし我々が、これらの画像たちや精力たちに直接遭遇する試みを行おうとしないのであれば、
「カバラ主義」と「タロット」の全ての体系は、全く無益なものである。

It is, as Lewis Carroll's Alice said, "only a pack of cards."
それは、ルイス・キャロル著(『不思議の国のアリス』)の「アリス嬢」が言ったように、
「ただのカードのパックだけ」である。
--- ここまで ---

ここ、重要です! テストにも出ます!
要は、「カバラ主義」と「タロット」は、これを使って「妄想」することに価値がある、
すなわち「スクライング」用として使うことこそが、価値があるということです。

もちろん、「妄想」すること自体は、誰にでも出来るものですし、それを意図しなくとも、
人は毎夜、「夢」という「妄想」を生み出しているわけです。
でも、そこから何かの価値を生み出そうとするならば、「カバラ主義+タロット+妄想」
という組み合わせが、実用的でありオススメである、ということですよね。

ちなみに、「カバラ主義」や「タロット」の学習は、基本的には「意識(理性的活動)
レベル」で行いますし、その学習記憶も、その多くは「意識レベル」に存在しますし、
「無意識レベル」から出力される「妄想画像」を後で参照するために記憶しようとすると、
「意識レベル」での補助が必要となります。
つまり、「カバラ+タロット」の妄想状態においては、一部の必要な「意識レベル」を
保っておかないと、「暴走(フリーラン)」して何の役にも立たなかったり、「寝落ち」
して何も覚えていないということになりますので、ご注意ください。

ということで、「スクライング」がうまく使えない人は、「カバラ主義」や「タロット」を
学習する意味が無くなりますので、しっかりと訓練しておくことを、強くお勧めします。
0358名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/08(土) 06:17:30.67ID:qi9CU4pp
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
Qabalah, Christianity, Hinduism, Buddhism, etc., all reduce to trivia if not applied.
「カバラ主義」、「キリスト教」、「ヒンドゥー教」、「仏教」などは、もし適用されない
のであれば、全ては、どうでもいいことになる。

This means self-exploration in meditative exercises with the cards, or whatever
system we may choose.
これは、カードたちを用いた、もしくは我々が選択できる体系たちが何であれ、瞑想の
練習たちにおける自己探求を意味する。

There is no other way.
他に方法は無い。
--- ここまで ---

今時の○○○の流行に乗っかって話をしますと・・・。
「進化」に必要なものは、まずはランダムな「突然変異」であり、それからの「自然選択」
となります。

まず、目を開けた状態では、脳内で生成される画像は、常に目からの画像入力のフィード
バックにより修正されて、「突然変異」は起きずに、見えた画像のままで固定されます。
この状態で目を閉じると、今まで見えていた画像を元にして、無意識層におけるノイズで
次々と突然変異が起こり、様々な脳内画像が多数生成されてきます。
その際の意識層におけるフィードバック用フィルタとして、どんな体系を使うのかが重要
であって、カバラ主義タロットにおいては、入力画像の元ネタとして「タロット」の絵が、
そしてフィルタとして「カバラ主義」などの密教的教義が主に使われることになります。

ちなみに、ここで用いるフィルタは、伝統的な密教的教義に限ったものではなく、世俗的
な芸術系(美術、音楽、演劇など)や、自然科学系(物理学、化学、医学、数学など)でも
有効ですので、タロットの入力画像を元ネタにして、自分の好きなジャンルを選んで、
各自で好きなように「妄想」、いやいや「スクライング」してもらえればいいわけです。
0359名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/09(日) 05:41:47.05ID:ULC10YTZ
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
A great many people are apprehensive about such exercises.
非常に多くの人々は、そのような練習たちについて心配する。

They fear the unknown.
彼らは未知のものを恐れる。
--- ここまで ---

世間では、タロット・カードを使って占いをする「占い師」については、割と認知されて
おり、それなりに人気があったりします。
その一方で、タロット・カードを使って妄想、いやいや「スクライング」をする、いわゆる
「魔術師」については、世間からは、変人扱い、もしくは秘密結社同好会のヲタク扱い
されているようにも思えます。
まあ、そういう認識は、あながち間違いではないですし、そもそも「クロウリー好き」を
自称している人が、世間から好奇の目で見られることは、避けられないと思われます。

まあ、それはともかくとして、この「スクライング」というものが、一般人にとっては、
未知なるものであることは確かですし、そもそも「進化」のために「真剣に妄想する」と
いう行為は、(目の前にあるものしか見ようとしない)現実主義者たちにとっては、
決して受け入れられることのない作業です。←夢みたいな話をせず、汗水垂らして仕事しろww

ちなみに、ある有名な人の言葉に、「Genius is one percent inspiration and ninety-nine
percent perspiration./天才は、1パーセントの霊感と99パーセントの発汗である。」と
いうのがありますが、この意味をよく考えると、「1パーセントの霊感を持つ、選ばれた
天才」と、「霊感を持たない、その他大勢の一般人」という構図になります。

つまり、「非常に多くの人々(一般人)」が「スクライング」を恐れることは、ごく自然な
ことであり、人生において何の役にも立たないどころか、自分のことを「天才」であると
勘違いしてしまう恐れもあるので、そういった勘違いを防ぐ意味でも、「魔術ヲタクの、
気味悪い妄想」という世間での認識を甘んじて受け入れておく方が無難かと思います。
0360名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/10(月) 06:16:10.57ID:WGou1UvN
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
But work with the Tarot is quite safe for the well balanced personality.
しかし、「タロット」を用いた作業は、適切に均衡の取れた人格にとっては、全く安全である。

The truth is that meditative exercises are a great deal of work, and may quickly
become boring!
実を言うと、瞑想的な練習たちは、かなり大変な作業であるので、すぐに退屈になるかも
しれないということである!
--- ここまで ---

「well balanced personality/適切に均衡の取れた人格」を持つ人間なんて、この世に
存在するのか、とか言われそうですが、「スクライング」を可能にするための精神世界的
なバランス感覚というか、要するに、妄想画像を作り出す「無意識層」のゲインと、その
妄想画像をスクリーニングする「意識層」のフィードバック・ゲインの調整が必要とされる
ということです。
通常は、「無意識層」のゲインを低めに、「意識層」のフィードバック・ゲインを高めに
して、不要な「妄想」を発生させないようにしていますが、「スクライング」では、意識
して「意識層」のフィードバック・ゲインを低下させるという作業が必要です。

元々、「無意識層」のゲインの高い一部の人々(妄想癖のある人)や、元々「意識層」の
フィードバック・ゲインが低い一部の人々(糖質気味の人)はともかく、多くの人は、
積極的に妄想するという訓練は、今まで経験したことが無いと思いますし、そもそも
一般人は、妄想すること自体が苦手ですので、そういう行為自体を嫌う傾向があります。
そもそも、「99パーセントの発汗」側の人は、「1パーセントの霊感」を持つ側の人を
理解できませんし、「霊感」なしでも「妄想」しているアレな人も多い玉石混交状態です
ので、人生経験上、妄想しがちの人間を嫌うことは、ごく当然のことだとも言えます。

まあ、「進化」は妄想から始まると言っても、前例とかソースとかを言いだして、変化を
妨げる多数派の人々にとっては、そういう「進化」自体が、戯れ言であり、目障りになる
のだとも言えますよね。
0361名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/11(火) 06:02:21.51ID:Ao1irnib
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
There is little for most to fear, because we have all sorts of protective mechanisms
built into our systems.
我々は、我々の体系たちの中に組み込まれる、あらゆる種類の保護的な機構たちを持って
いるため、ほとんどの人にとって恐れるようなことは、ほとんどない。

On the other hand, the person who approaches these materials with a desire to escape
from an unpleasant earthly environment runs the risk of disassociation.
その一方で、不愉快な世俗的環境から逃避したいという願望を持って、これらの題材たちに
接近する人は、解離の危険を冒す。
--- ここまで ---

基本的には、脳内世界での話ですので、正常な人にとっては、厨二病の罹患の可能性という、
若干のリスクはあるものの、ほとんどの場合は無症状もしくは軽症で治癒してしまうので、
物理世界でのリスクを伴うということは、ほとんどありません。

リスクの一つとしては、厨二病をこじらせて重症化しまう人が、一部見られることですが、
これについても、大抵の場合は、保護的機構の発動、すなわち自己免疫機能により、時間が
経てば、「飽きる」とか「目が覚める」いうことで、ほぼ解決できる問題です。

もう一つのリスクは、保護的機構、すなわち自己免疫機能に欠陥のあるアレな人々が、この
「スクライング」という妄想ネタに興味を持ってしまうことです。
結果的には、「スクライング」が「毒」になったり「薬」になったり、どう作用するかは
予測不能ですが、どっちに転んだところで、「面倒臭い」ことになるのは確実です。
まあ、言ってみれば、自分勝手な「妄想」を膨らませて、「ワクチン陰謀論」を大まじめに
煽るような人々のようなものですよね。

まあ、そういう事故みたいなものは、こういう業界では不可避ではありますが、知り合いに、
そういう人がいる場合は、なるべく関わらないようにするのが無難です。
クロウリー氏の挑発を完全スルーしたウェイト氏のように、ですよね。
0362名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/12(水) 06:02:39.70ID:YfbklYps
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
This means that the fantasy life intrudes on the normal waking consciousness, and
it becomes difficult to separate one from the other.
これは、空想生活が通常の覚醒意識に侵入し、そして一方を他方から分離することが困難に
なることを意味する。

It is an illusive feeling of "floating," of being unable to relate to solid things
ordinary to our sensory condition.
それは、我々の感覚の状態にとって、通常の堅い物たちとは関連させることができない、
「浮遊する」という幻想的な感覚である。
--- ここまで ---

要するに、「スクライング」には、「統合失調症」を悪化させるリスクがあるということ
なのですが、まあ、これについては、かなり面倒な問題ではあります。
もちろん、薬物を常用して「スクライング」を行った結果、薬物中毒になってしまうような
極端な例はともかくとして、幻想と現実の区別が付かなくなるような脳内状態は、通常の
生活においても、結構な頻度で現れますし、深夜に繁華街を歩けば、そういう状態になった
人を、よく見かけますよね。

つまり、ここで問題となるのは、正常な状態に「戻って来れるか」ということであって、
この点においては、先天的なもの、つまり血縁者に「統合失調症」がいる人とか、後天的
なもの、つまり精神的ストレスなどで精神障害を経験した人は、「妄想行為」に対して
慎重になるべきである、つまり、「戻ってくることを意識する」ことが必要となります。

ちなみに、ワタシの経験上は、「スクライング」が要因となって、病気が悪化する例は、
見たことは無いですし、そもそも、この手の病気が悪化する原因は、「幻想世界」では
なくて、ほぼ「現実世界」にあると考えても良いと思っています。

結局のところ、「スクライング」で重要なことは、「幻想」と「現実」の区別を付ける
ことと、「幻想」と「現実」をどう関連付けするか、という点にあると考えています。
0363名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/13(木) 05:59:09.53ID:vq7QAF25
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 251) ---
But, again, we are filled with self-protective mechanisms.
しかし、繰り返すが、我々は自己防衛の機構たちで満たされている。

The person for whom such exercises are not right will quickly give them up, either
because they prove dull, or because they prove uncomfortable.
そのような練習たちが正しくない人は、それらが退屈であると証明するか、それらが気持ち
悪いと証明するために、すぐにそれらをあきらめるであろう。
--- ここまで ---

実際、ほとんどの人は、この「self-protective mechanisms/自己防衛の機構たち」により
保護されている、すなわち、必要以上の「妄想」は抑制されてしまうので、退屈であるとか、
気持ち悪いとかを感じて、「スクライング」の練習を止めてしまいます。
要するに、一人のオナニーに飽きて、他人を絡めた面白そうなこと、例えば次に出てくる
「占い」とかに行ってしまうんですよね。

まあ、ワタシはそれが普通の人の傾向だと思いますし、体質的に合わないのに、無理して
まで、「スクライング」の練習を続ける必要は全く無いと思っています。
そもそも、普通の人には、「スクライング」は、ほぼ何の役にも立たないものですしね。

じゃあ、普通でない人には、「スクライング」はどんな役に立つの?という話になるわけ
ですが、まず、ここで言う普通でない人とは、前に述べた「1パーセントの霊感」を持つ
人であり、その人にとっては、この「カバラ・タロットによるスクライング」は、絶好の
テンプレート、すなわち「妄想」を現実化するための、極めて有効な手法の一つであり、
また訓練法であるということです。
特に、「生命の木」の複雑な上下左右に組み合わされたバランス感覚は、他に類を見ない
テンプレートであり、ワタシ自身は、これほど実用的なモノは、いまだかつて見たことは
ありません。
だからこそ、そういうものがあることを、一部の「普通でない人」に、知ってもらいたい
という意図もあって、ここに長々とネタとして書いているということなんですよね。
0364名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/14(金) 05:43:46.99ID:x9FRJ7wK
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Thus, the student should boldly attempt skrying; there is everything to gain.
従って、学徒は、スクライングを思い切って試みるべきである;そこには得ることだけが
ある。

Our own Higher Selves will protect us more than we understand.
我々自身の「高次の自我たち」は、我々が理解している以上に、我々を保護するだろう。
--- ここまで ---

まあ、「スクライング」を試してみても、失うものは皆無ではありますが、得られるものが
あるのかと言われれば、なかなか微妙なところです。
そもそも、「1パーセントの霊感」側の人であっても、「99パーセントの発汗」側の人で
あっても、人には体質とか好みというものがありますので、あまり期待値のハードルを
上げない方が無難かと思いますし、実際にそれを実利に繋げられる人は、「1パーセント」
側の人であったとしても、少数派でしょう。

それでも、試してみるだけならタダですし、うまくすれば、この後の長い人生において、
何らかの役に立つものが得られるかもしれませんし、「スクライングやってみた」という
ネタ話として語ることもできます。
そして、「99パーセント」側の人は、ほとんどの場合は、単なる「妄想ネタ」として終わる
ので、わざわざ「高次の自我たち」が、しゃしゃり出てくるようなこともありません。

とはいえ、「1パーセントの霊感」側の人と、「10パーセントの病気持ち」の人の場合は、
「高次の自我たち」の抑制機構が働くことが予想されます。
気持ち悪いと感じたなら、それ以上は無理せず、速やかに着地するよう、心がけてください。
基本は、イヤなら止める、強制はしない、薬物などを使った強制妄想は絶対禁止!です。

まあでも、実際にやってみると、結構楽しくてハマる人もいますし、ミナちゃんもピクシー
たんも、妄想、いやいや「スクライング」が大好きな種族でしたので、芸術系に興味のある
人であれば、ダメ元で試してみる価値は充分にあるのではないかと思うのでした。
0365名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/15(土) 06:54:05.67ID:MwgPIoKG
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
This is the principle of THE HANGED MAN, that we are not the pursuer, but the pursued.
これは、我々は、「追求者」ではなく、「追求される者」であるという、「吊られた男」の
原則である。

We are also not the protector, but the protected, and a great deal of what we do
must be predicated on this article of faith.
我々はまた、「保護者」ではなく、「保護される者」でもあり、そして、我々が行う非常に
多くのことは、この信頼の信条に基づかなければならない。
--- ここまで ---

「スクライング」とは、「脳内妄想」という「実践的な作業」であるわけで、特別な事情の
無い限り「99パーセント」の人は安全であり、すなわち、「毒」にも「薬」にもならない、
単なる「偽薬」みたいなものであって、そこから得られるものは、いわゆる「プラセボ効果」
みたいなものであると考えてもらってもいいです。

参考までに、残りの「1パーセント」の人についても、その「実践的な作業」から得られる
ものの「99パーセント」は、単なるガラクタでしかなく、せいぜい残り「1パーセント」が、
何らかの有効成分であって、何度も何度も繰り返して、その有効成分の効果を確認し、
少しずつ抽出して、この現実世界へと導き出すという、地道な作業が必要とされます。
要は、単なる「思いつき」や「ひらめき」だけでなく、その原石を磨いて、「形あるもの」
として、この世に出現させるまでが、「実践的な作業」となります。
慣れないうちは、磨きが不器用で時間も手間もかかりますが、慣れてくると、そういう
地道な作業も、楽しめるようになるのではないかと思います。
でもまあ、しょせん「脳内作業」ですので、いつでもどこでも出来ますし、誰かに迷惑を
かけるわけでもありませんので、好きなときに、好きなだけ、好きなようにやって下さい。

いずれにしても、「スクライング」は、誰にでも出来るものではありますが、それが本当に
「役に立つ=実践的」かどうかは、実際にやってみないと分からないし、ほとんどの人は
おそらく役には立たないであろう、というのが、ワタシの結論です。
0366名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/16(日) 06:08:23.93ID:u2oooEJN
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The following books are highly recommended for those who wish to understand the
skrying process:
以下の本たちは、スクライングの過程を理解することを望む人々に強く推薦される:
--- ここまで ---

「スクライング」は、人間の基本的な機能である「脳内妄想」を積極的に活用するための
「実践的な作業」であり、オカルトを学ぶ者にとっては、必須のスキルであると言っても
過言ではありません。
特に、近代の「儀式魔術」においては、これ無くしては成立し得ないものであるゆえ、
ここでは「魔術」に関する書籍がメインで紹介されていますが、「スクライング」自体は
「魔術」だけのものではなく、適性の有無にかかわらず、ほぼ全ての人が経験し実践して
いる、全ての人間が持つ基本的機能であることを、忘れてはいけません。

なお、以下の本は、基本的には中・上級者、いわゆる「1%」の人向けにお勧めなのですが、
「99%」の人にとっては、「1%」の人の行動を理解する上での基礎知識として、一通り経験
して、自身で感じてみるというのも、アリだと思います。

「1%」の人は、様々な分野で、「進化」の起点となることが多いのですが、残り「99%」に
属する「理解ある人」の協力無しでは、そう簡単には「進化」は達成できません。
ですので、もし自身が「99%」側であるという自覚があっても、「進化」することを望む
人は、進化に繋がる「1%」の人を探しだし、その人のパートナーとして、つまり、指揮官と
軍師という関係で「進化」を達成するためにも、事前にそういう「自分の知らない世界」が
あることを知っておくと良いのかもしれません。
そして、「1%」の人にも、色々なタイプがありますので、自分にとって「最適な人」を選ぶ
ための予備知識としても、活用できるかもしれません。

要は、マイノリティである「1%」の人の「見えざる能力」を活用するためにも、マジョリティ
である「99%」の人には、そういう人を多数決的に排斥するのではなく、少しでも理解して
あげる努力をしてほしいという思いが、少なからず、あったりするわけですよ。
0367名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/17(月) 06:08:56.40ID:aQcLUphO
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The Golden Dawn by Israel Regardie.
イスラエル・リガルディー氏による『ゴールデン・ドーン』。

Attention should be devoted to the Lesser Banishing Ritual (*291) and to the sections
on Tattva and skrying.
注目は、「小追儺儀式」 (*291) と、「タットワ」とスクライングの節に向けられるべき
である。
--- ここまで ---

ちなみに、(*291)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
291. Regardie, Golden Dawn, I, 106.
291. リガルディー著、『ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け魔術全書)』、第1巻、106ページ。
--- ここまで ---
とあります。

まず最初の参考書は、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』です。

最初の「Lesser Banishing Ritual/小追儺儀式」は、第一巻の「First Knowledge Lecture
/第一講義文書」の「THE QABALISTIC CROSS AND LESSER RITUAL OF THE PENTAGRAM/五芒星
小儀式」および「THE USES OF THE PENTAGRAM RITUAL/五芒星儀式の使用法」あたりを、
「Tattva and skrying/タットワとスクライング」は、第四巻の「CLAIRVOYANCE/霊視」、
「OF SKRYING AND TRAVELLING IN THE SPIRIT-VISION/スクライング及び霊的ヴィジョン
の旅」、および「THE GRADE OF PHILOSOPHUS ADDITIONAL LECTURE ON THE TATTWAS OF THE
EASTERN SCHOOL/東洋の学派のタットワ」あたりを参考にしてもらう感じですかね。

ちなみに、ワタシ自身は魔術師ではないので、「小追儺儀式」や「タットワ」を使った
瞑想は未経験ですので、特にコメントすべき内容は無いです。
もし、この件で何か言いたいことがある人は、ぜひここに書いていってください。
0368名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/18(火) 05:45:03.21ID:vuijEU8o
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The Art and Meaning of Magic by Israel Regardie.
イスラエル・リガルディー氏による『魔術の技法と意味』。

This is a collection of essays by Regardie which is required reading for the serious
student of the Hermetic Qabalah.
これは、「ヘルメス主義的カバラ」の真面目な学徒にとって、読むことを必要とされる、
リガルディー氏による随筆集である。
--- ここまで ---

ワタシは「ヘルメス主義的カバラ」の真面目な学徒、すなわち、魔術師ではありませんので、
まだ読んだことはありません。
よって、コメントは差し控えさせていただきます。

もし、読んだ方がおられましたら、追加コメントをお願いします。
0369名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/19(水) 06:26:25.01ID:ldOfF4Tb
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The Inner Guide Meditation by Edward C. Steinbrecher.
エドウィン・C.スタインブレッシャー氏による『内なる案内人の瞑想』。

This book applies Jung's insights to Path-working.
この本は、ユング氏の洞察たちを「パス・ワーキング」に応用する。

It is an extremely valuable work, though somewhat marred by the author's egocentricity.
著者の自己中心性により、多少損なわれているけれども、それは極めて価値のある作品である。
--- ここまで ---

最初の文の著者名の「Edward」は、「Edwin/エドウィン」の誤記ですかね。

著者であるエドウィン・チャールズ・スタインブレッシャー氏(Edwin Charles Steinbrecher,
1930-2002)は、アメリカの占星術師であり、オカルト研究者としても、いくつかの著書を
残しています。
とはいえ、色々な意味で一般の人とは少々異なる人だったようです。

なお、「パス・ワーキング」に関しては、国書からも『現代魔術体系』のシリーズとして、
『魂の旅路』と『輝ける小径』という邦訳本が出でいますので、一般の方には、そちらの
方をお薦めします。

ちなみに、ワタシは、その手の本は、少々苦手としております。
他人の「黒歴史ノート」というか「オ○○−手記」を覗くのって、ちょっとした恥ずかしさ
みたいなものがあるんでしょうかね。
まあ、ワタシとしては、個人的に実用的な結果が得られればそれでいいので、「特に手段は
選ばず」、つまりワタシにとっては、「パス・ワーキング」は目的ではなく、あくまでも
手段の一つでしかない、という感じなんですよね。
まあ、真面目な学徒側の人から見れば、いいかげんなヤツなんでしょうね。←自覚ありww
0370名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/20(木) 06:07:16.26ID:ItaN9Sdf
>>369
誤記訂正です。 m(. .)m

> なお、「パス・ワーキング」に関しては、国書からも『現代魔術体系』のシリーズとして、

の行の部分を、以下の通り訂正します。

『現代魔術体系』→『現代魔術大系』
0371名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/20(木) 06:10:34.23ID:ItaN9Sdf
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Astral Projection, Magic and Alchemy, edited by Frances King.
フランシス・キング氏により編集された、『星幽体投射、魔術、および錬金術』。

This is a collection of important Golden Dawn essays first published in 1971.
これは、1971年に最初に出版された、重要な「ゴールデン・ドーン」の随筆たちを収集した
ものである。

King's introduction is, as is typical of his work, authoritative and informative.
キング氏の序章は、彼の著作の典型であるように、権威があり、有益である。
--- ここまで ---

最初の文の著者名の「Frances」は、「Francis/フランシス」の誤記ですかね。

ちなみに、この本は、国書から『黄金の夜明け魔法大系』のシリーズとして、邦訳本が
出ていますが、タイトルは『飛翔する巻物』となっておりますので、ご注意ください。

内容的には、「ゴールデン・ドーン」内部の「黒歴史ノート」という感じであり、当時の
現場の雰囲気が、何となくわかる感じがして興味深いですし、魔術の実践者にとっては、
現代においても、とても参考になる資料ではないかと思います。
そして、魔術を実践していない人にとっても、オカルトに興味のある人、特に、過去に
「黒歴史ノート」を綴ったことのあるレベルの人にとっては、かなり有益で重要なものも
含まれていますので、ヒマがあるなら、一読してみることを、お薦めします。

ちなみに、ワタシにとっては、このスレが「黒歴史ノート」そのものとなっております。
出版してくれ、などという声もありますが、恥ずかしすぎて、これ以上、人前に晒す勇気は
ありません。
つまり、ワタシ的には、黒歴史が多数綴られている2chスレなら、ギリ許容範囲ということ
なんですよねww
0372名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/21(金) 06:18:01.17ID:9U7gqgOD
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
DIVINATION
占術
--- ここまで ---

ここから、「実践的な作業」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「占術(タロット占い)」です。

古来より、人は未来予測のために、ありとあらゆるものをネタとして利用してきました。
亀の甲羅焼き、蹴り上げた下駄、コインの裏表、花や葉の数、人相や手相、星の配置。
そして、天文学と占星術、医学と血液型占いが、同じ単語を使っているにもかかわらず、
全く異なる知的活動であるのと同じように、「カバラ主義」と「タロット占い」は、同じ
カード、同じ用語を使っていても、その中身は全く異なるものであることを、理解して
おく必要があります。

言ってみれば、同じ「実践的な作業」に分類されているものの、前節の「スクライング」
が「1%の人向け」であるならば、「タロット占い」は、「99%の人向け(1%の人を含む)」
という感じで、ほとんど誰にでも出来るものですし、実際、この節に書かれていることは、
誰もが興味を持って実践できる、「簡単なお仕事」ではないかと思います。。
だからこそ、「ジプシー」と呼ばれた人々にとっても、重要な「実践的な作業」、すなわち
「金儲けの手段」となり得たわけですよね。

要するに、「タロット占い」には、今まで勉強してきた「カバラ主義」や「スクライング」
の知識や経験は、必ずしも必要ではないということです。
もちろん、基礎知識として知っていることは無駄ではありませんし、それなりに有用では
あるのですが、知らなくても不自由することはありませんし、学歴・経歴・性別不問です。

つまり、「タロット占い」だけを目的としている人は、この節だけを読んでおけば、ほぼ
誰でも「タロット占い師」になれる、ということなんですよね。←絶対怪しい宣伝文句ww
0373名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/22(土) 06:18:05.84ID:d5a8uo8i
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
It may come as a suprise to some to learn that the primary reason for divination
in the Great Work is not to learn the future.
「偉大なる作業」において、占術の主要な理由は、未来を知ることではない、ということを
知ることは、ある人たちにとっては驚きかもしれない。
--- ここまで ---

この文の「suprise」は、「surprise/驚き」の誤記ですかね。

さて、いきなり最初から「全開モード」ですね〜。
とりあえず、ワタシが知っている範囲で言い訳させてもらいます。

まず知って欲しいことは、「偉大なる作業」に従事する「魔術師」と、いわゆる「タロット
占い師」とは、似て非なるものである、ということです。
「魔術師」の究極の目的が、「神との合一」、すなわち「自身が神になる」ことであると
するならば、「タロット占い師」の究極の目的は、「日々の糧を得ること」になります。

え、「タロット占い師」の目的は「未来を知ること」ではないのか、ですって?
まあ、ぶっちゃけて言うと、「未来を知ること」が出来る「タロット占い師」であれば、
自身で賭博や投機や投資をして稼ぐとか、正解ルートを選んで裕福に暮らしてもらえれば
いいわけであって、わざわざ見ず知らずの人の相談に乗って、ちまちまと小銭を稼ぐ必要
は無いということになるんですよね。←占い師に言ってはいけない暴論ww

もちろん、「タロット占い」により、現世における未来を知ることは出来ますし、それが
全くの役立たずであると言うつもりもありません。
ただし、ここでも、以前に述べた「1%の人」と「99%の人」の話が蒸し返されることに
なってくるわけです。
つまり、同じように見える「タロット占い」であっても、人により、それを行う意味や
意義が全く異なるというのが、正直なところではないかと思うのでした。
ちなみに、ワタシは賭博で少しだけ試してみましたが、役には立ちませんでした。ww
0374名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/23(日) 06:00:07.75ID:1z23ZWic
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Rather, it is for the development of psychic faculties.
むしろ、それは心霊的な能力たちの発達のためである。
--- ここまで ---

「psychic/心霊的な」という用語は、「超能力」や「超自然的」というような、人智を
超えたものというか、物理的に説明できない世界、要するに「マルクト」の上位にある
世界を知るための能力と言い換えることが可能です。
そして、そういう「心霊的能力」を開発する基本ツールの一つとして「タロット」があり、
それの実践的手法が、「タロット占術」ということになるわけです。

まとめると、「タロット占い師」による「タロット占い」の目的が「現世界の時間軸に
おける未来を知ること」であるとすれば、「魔術師」による「タロット占術」の目的は
「現世界の上位にある霊的世界を知るための心霊的能力の開発」であるということです。
まあ、「魔術師」は「自身が神になる」ことが目標ですので、わざわざ「タロット占い」
で「神から与えられた未来を知る」必要は無くて、自身が神となって自分が主役となる
未来を作ればいいだけですので、「タロット占い」の結果の未来には、それほど興味は
無いのかもしれませんね。

そう、未来は他人(もしくは神)から与えられるものではなくて、自分自身の力で切り
開いていくものですし、占い業界にいるワタシが言うのもなんですけど、そういう意味
でも、「タロット占い」に限らず、「占い」に過度に依存するのは、避けておいた方が
無難だと思うのでした。
まあ、「占い」そのものを否定するわけではありませんが、単なる未来予知に関しては、
現代においては、「占い」よりも精度の高い論理的手法も色々とありますので、基本的
には、「占い=エンターテインメント」と考えて、お付き合い頂けますと幸いです。

ということで、ここから先は、単なる「占い=未来を知ること」ではなく、「自らの意思で
未来を変える」という「偉大なる作業」的な意識を持って「タロット占術」を見ていく
ことにしましょう。←どう見ても詐欺的な宣伝文句ww
0375名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/24(月) 06:16:48.33ID:ZGuZtZ/o
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
The more one uses the Tarot cards to find answers to given questions, the more
that person taps into unseen currents.
人は、与えられた質問たちへの回答たちを見つけるために「タロット」カードたちを使用
すればするほど、その人は、見えない流れたちとの関係を持つようになる。
--- ここまで ---

この文の最後は、「持つようになる」ではなく、「持つようになるかもしれない」の方が、
個人的には宜しいかと思います。
要は、「人による」ということであり、「※あくまでも個人の感想です。効果には個人差
があります」の典型例ですからね。

「タロット占い」の初心者は、基本的には「マルクト」内部の存在です。
ゴールデン・ドーンで言うところの、「ニオファイト」の位階ですかね。
そして、このレベルでは、全ての「大アルカナ」は「不活性」であり、何の役にも立たない
どころか、百害あって一利無しの状態です。
とはいえ、一般の客は、そういう「マジメか!」的なものは求めておりませんし、何となく
それっぽく辻褄を合わせて語っておけば、大体において許されるものです。
つまり、マルクトで有効な「小アルカナ」を主体にして、スパイス的に「大アルカナ」を、
それっぽく振り掛けておけば、それなりに「タロット占い」が出来るということです。

さて、そういう流れで「タロット占い」を続けていると、一部の人は、今まで見えなかった
「大アルカナ」の「unseen currents/見えない流れたち」の気配を感じることが出来る
ようになってきます。
例えて言えば、人には見えない地磁気の流れを「方位磁石」で検知できるように、心霊的な
見えない流れを「大アルカナ」が検知して表してくれているような感じですかね。
そして、その準備が出来た人は、「生命の木」という上位存在を感じることが出来る地点に
到達し、そして「大アルカナ」にも、本格的にアクセスできるようになるという感じです。
ここは、ゴールデン・ドーンで言うところの、一つ上の「ジェレーター」の位階ですかね。
ということで、ここから先は、「少し分かった人」向けの話になることを、ご了承願います。
0376名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/25(火) 06:03:42.86ID:UA60OxF1
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Those who have used the Tarot cards for years will attest to the fact that there
comes a point where the cards are not longer necessary to an accurate divination.
「タロット」カードたちを何年間も使用し続けている人々は、正確な占いに、もうカードは
必要ない地点に来ているという事実を証明するであろう。
--- ここまで ---

つまり、普通では見えない地磁気の流れを「方位磁石」という道具で検知していた人が、
熟達して地磁気の流れが見えるようになれば、「方位磁石」が不要になるのと同じように、
普通では見えない心霊的な流れを「タロット」という道具で検知していた人が、熟達して
心霊的な流れが見えるようになれば、もはや「タロット」さえも不要になるわけです。

これは「事実」なのか、と聞かれれば、確かに「一部の人」にとっては「事実」です。

おそらく、「1%」側の「占い」が出来る人は、「弘法は筆を選ばず」という感じで、
ある程度熟練してきて、流れが見えるようになれば、使う道具は問いませんし、たとえ
道具無しでも、何とでもなります。
とはいえ、手ぶらで占うと、お客様の占いに対する期待感に添えずに満足度が下がるので、
デモンストレーション的に、カードを展開したり水晶玉を眺めたり、相手の期待に添える
よう、営業努力することは大事なことだと思います。
要は、「占い」業務とは、「未来を知ること」ではなく、あくまでも「お客様の期待に
応え、満足して頂き、その対価を頂く」というスタンスなのです。
これは、特に、一般人である「99%」側の人にとっては、重要な考え方になりますし、
そもそも、客のほとんどは「99%」側の人ですしね。

そういう意味では、「1%」側の「占い師」は、少々苦労を重ねる、というか、既に人生の
上で多くの苦労を重ねてきた人も、多くいます。
でも、その苦労話は、あくまでも「1%」側の話であり、「99%」側の人には伝わりにくい
面がありますので、そのあたりの「見え方の違い」、いやいや「考え方の違い」というもの
を、しっかりと「一般常識」として学習しておく必要が出てくるわけですよね。
0377名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/26(水) 05:56:58.17ID:Z8xp9/Hi
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Answers to specific problems are simply "felt."
具体的な問題たちへの回答たちは、単に「感じられた」ものである。
--- ここまで ---

要するに、「タロット占い」の本質は、「タロット・リーディング」(目に見えるカードの
絵を、一つずつ読み解くこと)ではなくて、「タロット・フィーリング」(カードの並び
から、目に見えない心霊的な流れを感じること)ということになります。
裏を返せば、難しい理論や根拠は無視して、単なる主観的感覚のみで、自分勝手に好き放題
出来るということでもあって、それゆえ「タロット占い師」は、玉石混交の業界であると
いうことなんですよね。
つまり、出版されているタロット占いの解説本が玉石混交なのは、そもそもリーディング
自体がアレなものですので、それに準じた解説本もアレなものであるということなのです。

さて、そういう業界の方々の話は置いといて、少々真面目な話をしますが、ここで言う
「felt/感じられた」という用語は、少々大げさかもしれませんが、一般の人が思っている
ものとは、かなり次元の異なるものです。
とはいえ、この「感じ方」も、極めて個人差の大きいものであるゆえ、「※あくまでも
個人の感想です。効果には個人差があります。」ということを、ご承知おきください。

通常の人間の意識は、基本的には「マルクト」の領域で作動しており、上位の「人格」の
領域である「イェソド」「ホド」「ネツァク」を、有効活用出来ているとは言い難い
状態です。
つまり、最初のステップは、上位の「星幽的三角形」の領域を感じることであり、その後
さらに上位の「霊」である「ティファレト」を感じることになります。
そういう意味においては、「タロット占い」と「魔術」は、この「感じる」という点に
おいては、接点があり、それゆえ「魔術師」は「感じる」ための訓練の一つとして、この
「タロット占い」を活用することが出来るということなんですよね。
とはいえ、この手の「感じ方」というのは、人により千差万別であって、そもそも「正解は
無い」ものなので、うかつに手を出さない方が無難かと思います。
0378名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/27(木) 06:14:23.50ID:ImWqzZvM
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Most people tend to consider psychism a natural talent, something with which one
is born, and that is true.
ほとんどの人々は、心霊説(的能力)を、天性の才能であって、人が生まれながらに持つ
何かであると考える傾向があり、そしてそれは真実である。

It is, however, possible to consciously develop psychic abilities.
しかしながら、心霊的能力たちを、意識的に発達させることは可能である。
--- ここまで ---

「タロット占い」の本質が、「見えない心霊的な流れを感じる」、すなわち「第六感」と
いうことであれば、それは一種の天賦の才である、と考える人が多いということですが、
まあ、ワタシの個人的経験からしても、大体あっていると思います。
とはいえ、この「第六感」にも色々と種類があって、大別すると、
・質の良いもの=特定の感覚がずば抜けて優れている状態
・質の悪いもの=感覚を制御する機構に欠陥があって、妄想がダダ漏れしている状態
というのも、実感としてあるわけです。
後者は、特に脳の働きに異常がある場合に見られるもので、精神病や薬物、強いストレス
などにより、そういう状態に陥ります。
そして、強いストレスを受けたり、大きな病気や怪我をした結果、心霊的能力が覚醒する
といった人も一部にはいますが、あくまでもそれは一時的な状態というか、リミッターを
外した暴走状態ですので、なるべく早く、正しい状態に戻してあげることが大事です。

じゃあ、心霊的能力である「第六感」の発達には、どういう方法が、お薦めなのかと言わ
れると、基本的には、いつも我々の回りにあって我々を導いている我々には見えない流れの
存在に「気づいてあげること」に尽きるわけです。

具体的には、どうやって?
そこで、「意識層」と「無意識層」の連携強化のための、「タロット・カード」、そして
「タロット占術」が、訓練手段として、登場するわけですよ。 ( ̄^ ̄)ノ ジャジャーン!!
0379名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/28(金) 06:05:20.81ID:dyZAod88
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
To this end, it is necessary to test these growing abilities fearlessly, by expressing
feelings about situations and being willing to be completely wrong!
この目的のために、状況たちに関する感情たちを言い表すことにより、そして完全に
間違っていることを厭わないことにより、これらの成長する能力たちを恐れることなく
試すことが必要である!

Yet the student of Tarot will find that his "guesses" are increasingly correct,
as his friends' responses will corroborate.
それでも、「タロット」の学徒は、彼の友人たちの返答たちが確証するであろうにつれて、
彼の「推測たち」が、ますます正しいことに気付くであろう。
--- ここまで ---

「タロット占い」は、完全に意識層のみで、すなわち、「コールド・リーディング」と
「ホット・リーディング」とを併用する「タロット・リーディング」の手法を用いたり、
一種の「カウンセラー」的な立場で、言葉を交わしながら行うことも可能ですし、むしろ
そういう方が、分かりやすくて、顧客ウケは良いのではないかとさえ思います。
そもそも一般客は、問題解決を期待して占いに来るのではなく、気分転換できる話し相手
を求めて占いに来るような場合も多いですので、相手の言い分に合わせて、適当に相づち
を打っておく方が良い場合だって、あるわけですしね。

それはともかく、魔術修行における「タロット占術」は、基本的には「スクライニング」
の延長上にあり、「無意識層」で感じたものを「意識層」で受信して言語化するという
手順については共通です。
異なる点は、「タロット占術」では、複数枚のカードを展開し、その空間的、時間的、
そして状況的な「流れ」を感じ取る、という、ちょっと複雑化するところです。

なお、上記の文では、「his friends' responses/友人たちの返答たち」を必要とする
ように思えますが、リアルで友達のいない人は、「脳内世界のバーチャルな友達たち」で
あっても、特に問題ありませんので、興味のある方は、ぜひ実践してみて下さい。
0380名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/29(土) 06:23:51.41ID:mOtCYY8L
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
Some may find that they develop a psychism which is particularly state-dependent,
i.e., they may be more sensitive when using alcohol or other drugs.
ある人たちは、彼らは、特別な状態に依存するものが、心霊説(的能力)を発達させる
ことに気付くかもしれない、すなわち、彼らは、アルコールもしくは他の薬物たちを使用
する時に、より敏感になるかもしれない。
--- ここまで ---

まあ、意識層のタガを外して、無意識層を活性化させる薬物(アルコール含む)を使用
すれば、色々な暴走が見られるわけですが、ワタシとしては、酒を飲んで占いをすることは
非推奨としております。
ましてや、禁止薬物を使うことは、犯罪ですので絶対禁止事項です。
さらに言うと、強い肉体的・精神的ストレスを伴う、よくある宗教的な「修行」も、自身の
脳内麻薬による「強烈な幻覚症状」を誘発しますので、非推奨です。

とはいえ、通常の覚醒状態における、意識層の無意識層に対する強い締め付けは、ある
程度は緩和してあげる必要があります。
つまり、「寝る」とか「瞑想する」とか「妄想する」とか、意識が緩和されて、ポーッと
しているような脳内状況を、意識して作り出してあげるわけです。
そのためには、外部からの刺激(強い光、視界内で動くもの、異臭、大きな音、体を締め
付けるもの、などなど)を極力減らし、淡い光源、心地良い香り、静かな場所、緩めの服装
などの、自分自身がリラックスできる環境を準備しておくと良いかと思います。
まあ、これについては、魔術の修行と同じようなものですよね。

そういう意味では、意識層の活動が低下する就寝前に「占いの練習をする」ことは、
それなりに有効ですし、寝付きの悪い人であれば、、ベッドで寝ながら、脳内でカードの
復習をするとか、脳内でカードを展開して占ってみるというのも、それなりに有効です。
そもそも、「夢占い」というジャンルもありますので、もし夢の中でも占いが出来るので
あれば、ぜひチャレンジして頂きたいと思います。
そして、この学習過程を、「修行」とは思わずに、「楽しんで」頂ければと思います。
0381名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/30(日) 06:52:10.26ID:KKJjtDAo
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 252) ---
There are many different methods for using the Tarot cards as divinatory devices,
the most complex being that of the Golden Dawn (called by some the "all day method"),
as described in Regardie's monumental Golden Dawn and in An Introduction to the
Golden Dawn Tarot by the author of this present book.
「タロット」カードたちを、予言的な装置として使用するための、様々な方法たちがあり、
最も複雑なものは、リガルディー氏の記念碑的な『黄金の夜明け』と、この現在の本の著者
による『黄金の夜明けタロット入門』の中に記述されるように、「ゴールデン・ドーン」
のもの(「終日方法」と呼ぶ人もいる)である。
--- ここまで ---

「タロット占い」の具体的な手法、つまり、カードをシャッフルしてスプレッドして
リーディングする方法には、基本的には、各人が好きなやり方で占ってもらえれば
いいと思います。

そうはいっても、最初は何らかの手本が必要ですよね。
とりあえず、ゴールデン・ドーン系タロットを占いで使う場合に、参考になるのは、
「ゴールデン・ドーン」公式の占い手法である、『The Golden Dawn/黄金の夜明け
魔術全書』の第四巻の「TAROT DIVINATION/タロー占術」の節にある、「THE OPENING
OF THE KEY/開鍵式」という手法ですが、これは、「all day method/終日方法」とも
呼ばれているように、時間も手間もかかります。
あと、ウェイト氏の『The Key to the Tarot/タロットを解く鍵』にある、「An Ancient
Celtic Method of Divination/古代ケルト占いの手法」も有名ですが、これもズブの
素人が、いきなり使えるようなものでもありません。

ということで、最初は一枚スプレッド(全般)から始めて、三枚(過去、現在、未来)、
四枚(過去、現在、近未来、最終結果)というように、基本的な手法を習得してから、
本格的な手法にチャレンジしていけばいいかと思います。
とはいえ、前にも述べたように、熟練した占い師は、もはやカードを必要としません
ので、「ワンオラクル(一枚占い)」でも、必要十分なんですよね。
0382名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/01/31(月) 05:52:29.19ID:rc/SZ4Ks
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
But one of the best methods is also the simplest, the Fifteen Card Spread.
しかし、最も良い方法の一つは、また最も単純でもある、「15枚カード展開」である。

This method is not so well known as the "Ancient Celtic," ten-card spread, but
it has the advantage of depending upon neighboring cards, offering an enormous
number of possible card combinations, and being more fluid than other methods.
この方法は、「古代ケルト」の10枚カード展開ほどには良く知られていないけれども、
それは、隣接するカードたちに依存し、膨大な数のカードの組み合わせたちを提供し、
そして他の方法たちよりも、より流動的であるという利点を持つ。
--- ここまで ---

「シンプル・イズ・ベスト」という普遍的観点から見れば、「15枚カード展開」は、
「10枚カード展開」よりも劣りますし、世間に知られていないというのも、ある意味、
当然ではないかとも思います。
ちなみに、最もシンプルな手法は「0枚カード展開」ですが、それだともはや「タロット
占い」とは呼べませんので、その次にシンプルな「1枚カード展開」が、ベストと言える
「タロット占い」となりますし、実際、デキる人は、それで必要十分かとも思います。

とはいえ、そういう極端な手法は、極端な人、すなわち「1%」側の人にのみ通用するもの
であって、それ以外の「99%」側の人にとっては、選択肢を増やし、解釈に幅を持たせて、
うまいぐあいに相手の話に合わせられるか、という点も重要となってきます。
要するに、「フィーリング」ではなく「リーディング」の観点からは、枚数が多い方が、
読みやすいというか、ごまかしやすいというのもありますし、それ以上に、客に対して
「見栄えの良さ」をアピールできたりするわけです。

要は、客の評価としては、「あっちの占い師は、たった一枚しかカードを引いてくれな
かったし、話も一方的で、つまらなかった」とか、「こっちの占い師は、15枚もカードを
引いてくれたし、色々と話を聞いてくれたので、すごく得をした気分になれた」という
感じですかね。
0383名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/01(火) 06:36:58.75ID:SlwQBnjP
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Before any divination it is wise to invoke some Higher Force.
どんな占いの前でも、何らかの「高次の力」を召喚することは賢明である。

In its simplest form, this may involve visualizing a sphere of brilliant white
light over one's head, and a prayer that the Divine Powers may guide the operation
of the cards.
その最も簡単な形式においては、これは、人の頭の上の輝く白色光の球体を視覚化する
ことや、「神の力たち」がカードたちの作用を導くかもしれない祈祷を、伴ってもいい。
--- ここまで ---

この「高次の力を召喚する」というのは、要は、通常は「意識>無意識」という関係性を、
意識して「無意識(高次の力)>意識」の状態に持って行くということになります。

その際に用いられる「神への祈祷」ですが、可能な限り、言語化された戒律(タブー)を
持つ神の呼び出しは、「意識」を活性化させることになりますので、避けた方が無難です。
要するに、神名は「イエス・キリスト」であっても「お釈迦様」であっても良いのですが、
あくまでもそれは「神」を象徴する記号としてであって、間違っても、意識を、その経典
の内容や戒律や道徳感で縛ってはならない、ということです。

ちなみに、ゴールデン・ドーンでは、その手の問題を避けるために、既存の神の名を使わず、
以下のように唱えています。(『黄金の夜明け魔術全書』第四巻「タロー占術」参照)

「In the divine name IAO, I invoke Thee thou Great Angel HRU who art set over the
operations of this Secret Wisdom. Lay thine hand invisibly on these consecrated
cards of art, that threby I may obtain true knowledge of hidden things, to the
glory of the ineffable Name, Amen./神聖なる名前IAOにおいて、我は、秘密の知恵の
作業の上に配置される偉大なる天使HRUである汝を召喚する。汝の見えざる手を、これらの
捧げられた術のカードたちの上に置きなさい、それにより、口にすべからず御名の栄光に
おいて、我は隠された物事の真の知識を得られるであろう、アーメン。」
0384名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/02(水) 06:26:47.36ID:0oEDsryR
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Following this invocation, the cards should be thoroughly shuffled.
この召喚に続いて、カードたちは徹底的にシャッフルされるべきである。

This is the most important step in a divination, and should be done with the mind
as clear as possible.
これは、占いにおける最も重要な段階であり、可能な限り澄み切った精神で行われるべき
である。
--- ここまで ---

一通り、クライアントの相談事を聞いた後、精神を統一して、「神への祈祷」を唱え、
そして、神の如き「高次の力」なるものを、我が頭上に「召喚」した後、心を無にして、
カードを机の上に広げてシャッフルし、手の中に集めてカットしていきます。
そして、シャッフル・カットの期間は、「高次の存在」と「自分自身」と「カード」が、
一体感が出る感じというか、なんかそういう「来たかな」というイメージが沸くまで、
わしゃわしゃとシャッフルしてることもあります。
まあ、気が乗らない時は、適当にやっちゃってますが、それはそういうものなのかな、
という感じで、深くは考えず、ある程度は適当にやっちゃってます。
まあ、全ては「神のみぞ知る」という、「無責任」かつ「適当」な作業ですからね。

ちなみに、「邪念」を持ってカードをシャッフルすると、どういう結果になるかについて
は、各自で実験してもらえればいいかと思います。
特に、自分自身に関する占いをする時は、この「邪念」というか「希望」が入りやすい
傾向があり、それがシャッフル時とリーディング時の両方で効いてきますので、「自らの
望む結果の出るカードを引き当てる」という人もいます。

そういう意味では、ワタシの経験上は、初心者、熟練者を問わず、自分自身を占った結果は、
あまり信用できない傾向があることは確かだと思います。
逆に、信用出来ないことを逆手に取って、自分自身を練習台にして、色々なパターンを
出してリーディングしてみるというのも、アリだとも思います。
0385名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/03(木) 06:03:00.18ID:I15ufRaD
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
All extraneous thoughts should be eliminated, and the mind made completely passive.
全ての外部からの思考たちは除去されて、精神は完全に受動的にされるべきである。

In the event that the divination is for a person not present, it maybe helpful
to visualize the person as the shuffling is taking place.
占いが同席していない人のためである場合には、シャッフルが行われている時に、その人を
視覚化することが役に立つかもしれない。
--- ここまで ---

当たり前のことですが、占いの際には、余計なことは考えず、とりわけ「邪念」をしっかり
払っておかないと、後のカードの展開やリーディングに影響が出てしまいます。

そうはいっても、占者の体調や精神状態は何ともしがたいものはありますし、クライアント
の見た目や言動に、占者の心が左右されてしまうというのもありますので、完璧なものを
求めるつもりはありませんので、これはあくまでも「努力目標」ということです。
未来予測では、何をするにしても、「予測誤差」というものはありますからね。

ちなみに、完全なる受動状態となると、他の占い手法におけるパフォーマンスの一つと
しての「神に憑依された状態」というものがありますが、タロット占いにおいては、
占者が解離性同一性障害でない限り、そのような派手なテクニックは使われません。
もちろん、タロット占いはエンターテインメントであり、「憑依状態」を売りにする
ことは何の問題も無いのですが、それは、世間の求めるイメージとは異なるようで、
そういうパフォーマンスをする人は、ワタシ自身は見たことがありません。

つまり、完全に「あっちの世界」に逝くのではなく、「半分半分」の状態になるという、
まさに「バランス芸」が求められるということですよね。
例えれば、完璧なるタコ焼きが、中がトロットロ(無意識レベルでは神との合一)で、
外がカリッカリ(意識レベルでは冷静にクライアントと対話)で、ソースとの相性が
最高(繰り出す話題に絶妙な味があって興味深い)というような感じですかね。
0386名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/04(金) 05:32:40.65ID:MLmtAC+b
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
The cards will then be placed on a table in the following order:
カードたちは、それから、以下の順序でテーブルの上に配置されるだろう:
--- ここまで ---

ちなみに、ワタシの場合の、占いルーティンは、以下のようになります。
1. 質問者(クライアント)から、質問の内容を聞く。
2. 瞑想し、脳内呪文を唱え、自身を頭上から降りてくる上位存在と接続する。
 ※瞑想開始からグラウンディングまでは、占いに関すること以外の話は、極力控える。
3. カードをシャッフルし、カットして、一つの山(パイル)にまとめてテーブルに置く。
4. テーブルの上で、三つの山(パイル)に分ける。
5. 質問者に、三つの山と、正位置となる方向(上か下か)を選んでもらう。(選択肢は6カ所)
6. 質問者が選んだ山と方向を一番上にして、残りのカードと一緒にして、一つにまとめる。
7. スプレッドする。
8. リーディングする。
9. 占いが一通り終わったら、カードを一つにまとめ、身体をグラウンディングする。
10. お会計して終了。←プロの場合のみ

ちなみに、ここでのグラウンディングというのは、魔術における追儺の儀式に相当するもの
であり、身体内部に溜まった上位存在を、大地に流し出して、自分自身のマルクトの感覚を
取り戻すために行うもので、ワタシの場合は、手のひらを大地に向けて、体内に溜まった
静電気を、アースして大地に逃がすような感覚で行っています。
ちなみに、上位存在と接続せずにリーディングを行う人は、瞑想もグラウンディングも
必要としませんが、元々のカード占い自体が、一種の遊びみたいなものですので、そういう
遊び感覚で使ってもらうのも、全然アリだと思います。

まあ、「タロット占い」も含めて、オカルトの世界には、客観的な「公式」なるものが存在
しませんので、全ては「自己責任」で、やってもらえれば良いかと思います。
とはいえ、プロの世界では、「売り上げ」という客観的な評価基準がありますので、ワタシ
としては、接客業としての「占い」には、ある一定のクオリティは、求めたいところです。
0387名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/05(土) 06:46:22.00ID:s6HNDTqU
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
INTERPRETATION:
解釈:
--- ここまで ---

この副節に入る前には、以下のようなカードの展開図が描かれています。

 [13][ 9][ 5]  [ 4][ 8][12]
      [ 2][ 1][ 3]
 [14][10][ 6]  [ 7][11][15]

図が少々ズレているかもしれませんので、念のために説明しておきますと、全体的には
「X」みたいな縦三行横七列の配置で、[5][2][6] と [4][3][7] が縦一直線の並びです。
ゴールデン・ドーンでも定番である「象徴札」は使われていませんが、人を外見や人種
だけで判断する行為は、現代においては、廃止しても差し支えないとも思います。

カードの位置に対する意味の概要は、以下の通りです。
・[1]: クライアント自身の現在の状況
・[2][3]: 現在の状況に対する鍵
・[4][8][12]: 予想される未来(何も行動しない場合)
・[5][9][13]: 代替案としての未来(何か行動した場合)
・[6][10][14]: 援助者
・[7][11][15]: 対処すべき障害

なんか、使いやすいのか、使いにくいのか、よくわかりませんが、ワタシの個人的感想
では、「過去−現在−未来」の流れが掴みにくく、説得性のあるストーリーを立てにくい
ので、いまいち客にはアピールしにくいのかなぁ、という印象があります。
まあ、15枚もカードを展開するという時点で、いまいち乗り気ではないんですけどね。

というわけですので、実際に使っている人がいれば、ぜひ感想を、お聞かせください。
0388名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/06(日) 06:07:43.93ID:H+vggkqz
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Card One: This represents the Querent, the problems surrounding him, his present
situation and primary influences.
「カード1」:これは、「相談者」、彼を取り巻く問題たち、彼の現在の状況、そして主要
な影響たちを表す。

A Court Card (King, Queen, Prince or Princess) in this position may mean either
the Querent or some dominant individual (see general Court Card descriptions in
the following section).
この位置における「コート・カード」(「王」、「女王」、「王子」、もしくは「王女」)
は、「相談者」か、もしくは支配的な個人のいずれかを意味するかもしれない。(以下の
節にある、概略的な「コート・カード」の説明たちを参照すること)。
--- ここまで ---

最初の一枚目のカードは、センター位置に置きます。

意味としては、「相談者自身の置かれた状況」です。
相談者本人の場合もありますし、対人関係の悩みであれば、その人との関係も示唆すること
になります。
熟練者であれば、このカード一枚で、ほぼ全てお見通しとなるわけですが、そうでない人は、
後に続く二枚目と三枚目の「鍵カード」と関連付けて、現状を読み取っていきます。

何にしても、センター位置ですし、本人に最も関係するカードですので、当然ながら
「最も重要視」すべきカードであり、ここに不吉なカードが出ていれば、どんなに未来を
表すカードが良くても、先行きは怪しいものになることが予想されます。

なお、カードを展開していく際は、主観を入れずに、そして決して自らの感情を表に出さ
ずに、単なる上位存在のしもべとして、黙々と上位存在にスプレッドの状況をライブ中継
するという裏方作業に徹してください。
そして、カードを展開した後は、静かに、上位存在から神託が降りてくるのを待ちましょう。
0389名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/07(月) 06:07:09.07ID:KzkCRllI
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Cards Two and Three: These, in conjunction with card One, are the key cards in
the spread.
「カード2と3」:これらは、カード「1」と連携して、スプレッドにおいて鍵となるカード
たちである。

They give extended information on the situation and personality of the Querent.
それらは、「相談者」の状況と人格に関する拡張された情報を提供する。
--- ここまで ---

一枚目のカード([1])をセンター位置に置いた後、その左隣に一枚([2])、そして右隣に
一枚([3])のカードを置きます。

ここでは、シンプルに「key/鍵」カードと呼ばれていますが、[1]、[2]、[3] を一体化
してコンビネーションで読んだり、[1]=現在、[2]=過去、[3]=未来、という時間経過
で読んだり、[1]=主観、[2]=客観、[3]=内なるもの、というような意識面で読んだり
というように、他にも色々な読み方があります。
あと、[5][9][13]の未来に至る鍵が[2]で、[4][8][12]の未来に至る鍵が[3]であるという
見方も出来ますよね。

とはいえ、この複数ある「鍵」には、定番的な読み方はありませんので、各自の霊感と
いうか直感に従って判断してらうことになりますので、そういう直感的な選択肢の多さ
という点においては、初心者向けという感じではないですし、きちんと使いこなそうと
すると、相談者が納得できるストーリー作りというかシナリオ作成という面において、
それなりの人生経験と占術の慣れが必要となりそうな感じがします。

そういう意味では、シンプルに一枚一枚の役割が明確に決まっている、ウェイト氏推奨
の「An Ancient Celtic Method of Divination/古代ケルト占いの手法」の「10枚カード
展開」方が、初心者にとっては、とっつきやすいのではないかと思いますし、ワタシと
しても、これからタロットを始める人には、こちらの方を強く推奨します。
0390名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/08(火) 06:24:57.26ID:fEeJ8/IO
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Cards Four, Eight and Twelve (Upper right): These show the direction that the Querent's
life will naturally follow, unless some action is taken to change this course.
「カード4、8、および12」(右上):これらは、この過程を変更するために何らかの行動が
取られない限り、「相談者」の人生が本来続くであろう動向を示す。

Cards Thirteen, Nine and Five (Upper left): These are the possibilities for alternative
action, which may be desirable or undesirable, depending on the other cards in
the spread.
「カード13、9、および5」(左上):これらは、選択肢である行動の可能性たちであり、
それは、スプレッドにおける他のカードたち次第で、望ましいものである場合と、望ましく
ないものである場合があるかもしれない。
--- ここまで ---

一般的なタロット占いでは、単一の質問に対して、単一の最終結果(未来)で答えることが
多いのですが、この占いの場合は、複数の選択可能な未来の可能性を結果として示します。

つまり、「プロポーズしたいのですが、どうですか?」という質問に対して、一般的には
「プロポーズする」という流れで見るところを、「プロポーズという行動を取らずに、
ズルズルと自然の流れに任せた場合と、プロポーズという行動を積極的に取った場合」、
という感じですかね。

まあ、運命論的に見て、「全ては神の導くままに」という宗教的な考え方と、「自らの
自由意志で未来を切り開く」という、どちらかというと魔術的な考え方の違いとも言え
ますが、実際問題として、客にそういう「自ら判断する選択肢」を提示したとしても、
それが「占い客」の望むものなのかという点では、少々難しいものがあります。
つまり、「プロポーズをするか、しないか」という判断が自分では出来ないので、
「かみさまのいうとおり」という感じで占い相談に来ているわけですので、客は、
投げたボールを投げ返されるような責任回避的な占いには、違和感を持ちそうです。
どちらかというと、自己で責任を取れる「自分占い」向きなような感じですかね。
0391名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/09(水) 06:09:25.55ID:Z1uizG/u
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 253) ---
Cards Fourteen, Ten and Six (Lower left): These cards will assist the Querent in
making whatever decision may be necessary.
「カード14、10、および6」(左下):これらのカードたちは、必要であるかもしれない
決断が何であれ、「相談者」を援助するであろう。

In the case of an older person, one past middle age, they mean past activities
which bear on the question.
中年を過ぎた、年上の人の場合、それらは、質問に関係する過去の活動たちを意味する。

In younger persons they indicate the future.
年下の人においては、それらは、未来を示す。
--- ここまで ---

これらは、「assist/援助する」カードであり、それは「人物」である場合と、「事物」
である場合、すなわち「人生に関係する事件」であることが想定されます。
そして、ポジティブな関わりを持つものが、[14]、[10]、[6] であり、ネガティブな関わり
を持つものが、次の[7]、[11]、[15] という関係になるわけです。
とはいえ、ポジティブとかネガティブというのは、「昨日の敵は今日の友」と言われている
ようように、状況により変化しますので、あまり表面的に見ない方がいいですし、そもそも
「生命の木」理論においては、両者のパワーバランスが重要であって、ネガティブなものを
切り捨てるという発想は、絶対にしてはならないとも思います。

さて、この「援助者/事件」ですが、年上の人は、過去に出会った人/過去に起こった事件
の影響が大きく、年下の人は、未来に出会う人/未来に起こる事件の影響が大きく出ると
いうことですが、常識的に考えれば、人生リタイア組の老人は、新しい出会いは少なくなる
でしょうし、まだ社会に出ていない未成年の学生は、人生を左右するような出会いは、まだ
これからの話ですしね。
ちなみに、人生において現役バリバリの人にとっては、「現在」の出会いそのものになる
わけですので、割と分かりやすいのではないかと思うのでした。
0392名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/09(水) 17:05:40.28ID:1PVbrBx1
やっぱり時間の概念が入るといろいろ大変よね
個人それぞれの観測状では時間ってものは伸び縮みするものでもあるし

毎度更新おつかれさんです
0393名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/10(木) 06:00:59.49ID:DoAbZVZG
>>392
カキコありがとうございます。 (^_^)/

タロットは、星と違って、時間のスケールが、感覚でしか掴めないので、
慣れないと、なかなか難しいところはありますよね。
近々とか、数ヶ月以内とか、一年以内とか、ずっと先とか、そんな感じで
カードと相談しながら、使い分けています。
タロット占いにおいては、全ての言葉は、感覚的ですww
0394名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/10(木) 06:07:45.25ID:DoAbZVZG
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
Cards Seven, Eleven, and Fifteen (Lower right): These show forces operating beyond
the control of the Querent, which cannot be changed, but to which one can adapt.
「カード7、11、および15」(右下):これらは、「相談者」の制御を超えて作用する力たち
を示し、それらは取り替えられることはできないが、それらに人は適応することができる。
--- ここまで ---

ここは、[5]、[9]、[13] の、「何か行動した結果の未来」に繋がると考えても良さそう
ですし、そのように考えておかないと、「代替案としての未来」を、どうやって実現して
いくかというアドバイスのためのネタがありませんからね。

とはいえ、このスプレッドは、各項目自体が、かなり漠然としている感じもあり、さらに、
各項目が三枚のコンビネーション・リーディングとなっているので、初心者にとっては、
全体的に辻褄の合うストーリー作りが難しいのではないかとも思います。

リーディングの際に、よくわからない時は、とりあえず、大まかな幹となる部分を見つける
というか、全体の雰囲気を感じ取ることが重要であり、その漠然とした感覚に従って、枝葉
の部分を描き出していくという感じになります。
その際には、個々のカードの意味は、あまり重要視せず、感覚的に感じるものを、ストーリー
として展開していくと、それっぽい感じになるかと思います。
くれぐれも、単純に個々のカードの意味を繋げるストーリー作りをしないようにしましょう。

あと、客へのアドバイスとしては、具体的にあれをしろ、これをしろ、というのも悪くはない
のですが、客の能力的に可能であれば、問題点だけを提示しておいて、解決策自体は、
客に考えてもらって、その策について相談に乗る方が、喜ばれる場合もあります。

いずれにしても、基本的には、「占いの仕事」は「エンターテインメント」ですので、
その結果がどうであれ、気持ちよく帰っていただくという姿勢は大事です。
客の話を真剣に聞いてあげるだけでも、それなりに助けにはなりますし、実際、それぐらい
しか出来ないこともあるわけですしね。
0395名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/11(金) 05:57:05.29ID:H/JQ83r4
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
ADDITIONAL CONSIDERATIONS:
付加的な考慮事項たち:
--- ここまで ---

ここからは、「DIVINATION/占術」の節の中の、新しい副節になります。

ここの内容は、基本的には、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』の第四巻の
「TABULATED RULES/一覧化された法則たち」からの部分的な引用になります。

ちなみに、この「付加的な考慮事項たち」、すなわち展開されたカードを数えて、全体的
な傾向を評価するという作業を、どのタイミングで行えばいいのか、ということですが、
「フィーリング」派のワタシの場合は、瞑想で直感的に大まかなストーリーを感じ取った
後に、ストーリーを修正しながら言語化する時点で、考慮することが多いです。
でも、「リーディング」派の人は、事前にカードの傾向を分析した上で、ストーリー作り
に役立てた方が良いかもしれません。

とはいえ、これらは、あくまでも「付加的な考慮事項たち」ですので、あまり最初から
重要視してしまうのも、少々考えものです。
というか、取り立てて言うほどの重要性は無いというか、全体的なリーディング結果が、
ここに書かれているような傾向を示す、という程度の、結果論的なものと考えておいた
方が良いかと思います。
そういう意味では、事前に余計な外見バイアスを入れることなく、ストーリー作りをした
方が良いと思うのですが、そういうフラットな状態でストーリー作りをすることが苦手な
人もいるわけですので、各自が好きなタイミングで、やってもらっても構いません。
というか、やっても、やらなくても、さほど問題は無いと思います。

いずれにしても、こういうローカル・ルール的なものは、各自の個人的な感覚に、かなり
依存しますので、この手のルールに、変にこだわることなく、自身の直感を最重要視して、
自由にストーリーを組み立ててもらえれば良いのではないかと思うのでした。
0396名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/12(土) 06:38:49.94ID:p2cMhGhZ
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
The Princes and Queens, when they appear in a reading, almost invariably represent
actual men and women connected with the subject at hand.
「王子たち」と「女王たち」は、それらが解釈において出現する時は、ほとんど決まって、
手近にある主題に関連付けられる、実際の男性たちと女性たちを表す。

But the Kings sometimes represent either the coming on or going off of a matter:
arrival or departure, according to the way in which the cards face.
しかし、「王たち」は、時々、カードたちが向いている方向に応じて、問題の到来もしくは
退去:到着もしくは出発の、どちらかを表す。

The Princesses may show opinions, thoughts or ideas, either in harmony with or
opposed to the subject.
「王女たち」は、主題に調和するか、もしくは反対するかのいずれかの、意見たち、見解
たち、もしくは考え方たちを示すかもしれない。
--- ここまで ---

この「the way in which the cards face/カードたちが向いている方向」というのは、
基本的には、カードの正位置とか逆位置ということではなく、カードに描かれた人物像の
顔の向きになります。
そもそも、ゴールデン・ドーン版には、正位置とか逆位置という概念は無いですからね。
コート・カードでは、この人物像の顔の向きというものが、イメージを膨らませる上では
重要な働きをするのですが、ここでの問題は、個々のスプレッドにおいては、リーディング
する向きというものが、曖昧である場合かあることです。
一列に並べて、右から順に読むとか、左から順に読むということであれば、顔が正対する
向きなのか反対向きなのかが分かるのですが、そうでない場合は、ウェイト版であれば、
正位置と逆位置でも代用することが出来ますし、この「15枚カード展開」のように、3枚の
コンビネーション・リーディングであれば、グループ内で内向きなのか外向きなのかとか、
影響力の強いカードの方を向いてるのか、などとイメージを膨らませながら、どちら向き
なのかを、各自の判断で感覚的に判断していくことになります。
0397名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/13(日) 07:03:06.96ID:rf1eXi4A
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
A Majority of Wands: Energy, quarrelling, opposition.
「棒たちの多数派」:活動力、口論、反対。

A Majority of Cups: Pleasure and merriment.
「杯たちの多数派」:快楽と歓楽。

A Majority of Swords: Trouble and sadness, sometimes sickness, even death.
「剣たちの多数派」:心配事と悲しみ、時には病気、死さえも。

A Majority of Pentacles: Business, money, possessions, etc.
「五芒貨たちの多数派」:職業、金銭、財産など。
--- ここまで ---

スプレッドにおける小アルカナの出現傾向は、それが現実世界の状況を反映しているという
点で、比較的、重要視されるべきポイントになります。
スプレッド全体の傾向だけでなく、局所的な傾向、すなわち、この「15枚カード展開」の
場合では、それぞれ三枚のグループ内での傾向も見ることが必要です。

一番良いのは、全体的なバランスが取れていることであり、最終的には「杯たちの多数派」
に至るというのが理想的ですが、現実は、そう甘くは無いですよね。

とはいえ、あくまでも傾向であって、それが最終結果を大きく左右するということまでは
言い切れないので、あくまでも参考ということにしておいた方が無難です。
人生、楽(杯)あれば苦(棒)あり、苦(棒)あれば楽(杯)ありですし、若いうちの
苦労(剣)は、後で財産(五芒貨)になったりするわけですので、目先の占い結果に、
一喜一憂することは、長い人生にとっては、もはや害でしかないわけですしね。

そういう意味でも、占いは「賢く使う」ことが大事なわけですが、一般客相手の占いでは、
そういう「綺麗事」は言っていられないのが、悩ましいところですよね。
0398名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/14(月) 06:21:15.51ID:l+L2+R3U
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
A Majority of Trumps: Forces of considerable strength, often Karmic forces beyond
the enquirer's controls.
「切り札たち(大アルカナ)の多数派」:かなりの強さの力たち、しばしば質問者の制御
たちを超える「業(カルマ)」の力たち。

A Majority of Court Cards: Society, meeting with many persons.
「コートカードたちの多数派」:社会、多くの人たちとの出会い。

A Majority of Aces: Strength, generally, as the Aces are always strong cards.
「エースたちの多数派」:強さ、概して、「エースたち」は常に強力なカードたちである
ので。
--- ここまで ---

スプレッドにおいて、「大アルカナ」の出現は、基本的には厄介な存在です。
イメージ的な存在感は強いものの、それがリアル世界に及ぼす影響は、我々にはダイレクト
には届かず、ほぼ裏方に徹しているので、その影響を感じることが出来ないというか、
要は、あっても無くてもいいというか、明確に語ることは出来ないという感じですかね。
それに、「質問者の制御たちを超える業(カルマ)の力たち」であって、我々にとっては、
どうにも出来ないものですし、そういう意味でも、どうでもいいものですし、それに、
何でも「神頼み」にしてしまうと、自分では努力せずに全てを「神のせい」にしてしまう
ようなロクな人間にならないわけですからね。

ちなみに、「大アルカナ」の強い力と比べて、「エース」の強い力は、リアル感のある
「力強さ」という「大いなる可能性」というものを、強く感じます。
それゆえ、最終的にそれが「大吉」(杯や五芒貨の10)と出るか、「大凶」(棒や剣の10)
と出るかは、やってみてのお楽しみという感じですよね。

そして、「コートカード」は、良くも悪くも対人関係を表しますので、単純に多ければ
多いほど良いということでもありませんので、そんなに気にしなくてもいいです。
0399名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/15(火) 06:23:03.02ID:/rRwkStt
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
OUTLINE OF DIVINATORY MEANINGS (*292)
占いの意味たちの概要 (*292)

(As taught by the Hermetic Order of the Golden Dawn)
(「ヘルメス主義団体ゴールデン・ドーン」により教えられたものと同様)
--- ここまで ---

ちなみに、(*292)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 278) ---
292. These meanings are extracted from several sections of Regardie's Golden Dawn.
292. これらの意味は、リガルディー氏の『ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け魔術全書)』
のいくつかの部分たちから抽出される。

The language is that of MacGregor Mathers.
言葉は、マグレガー・マサース氏のそれである。
--- ここまで ---
とあります。

さて、ここからは、「DIVINATION/占術」の節の中の、新しい副節になります。

ここの内容は、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』第四巻の、「TABULATED RULES
/一覧化された法則たち」の「大/小アルカナ」の説明文と、「BOOK "T"/"T"の書」の
「小アルカナ」の説明文からの引用になります。

とりあえず、ゴールデン・ドーン系カードで占いをするのであれば、「"T"の書」の冒頭に
ある「THE TITLES OF THE TAROT SYMBOLS/タロットの象徴たちの称号たち」ぐらいは、
一通り覚えておいて、損は無いと思います。
あと、細かい意味については、丸暗記でもいいのですが、占いを学習していく過程で、
感覚的に体で覚えていくという感じの方が、ワタシとしては、お薦めです。
0400名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/16(水) 06:11:03.45ID:Y5q4vyYf
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
THE FOOL.
「愚者」。

Idea, thought, spirituality, that which endeavors to rise above the material
(That is, if the subject which is enquired about be spiritual).
考え方、思考、霊性、物質的(肉体的)なものを超越しようと努力するもの
(もし、それが問い合わされた主題が霊的なものに関する場合)。

If the Divination be regarding a material event of ordinary life, this card is
not good, and shows folly, stupidity, eccentricity and even mania, unless with
very good cards indeed.
「占い」が、日常生活の物質的な出来事を見ている場合、このカードは良くなく、本当に
非常に良いカードたちがない限り、愚行、愚かさ、奇行、さらには躁病さえも示す。

It is too ideal and unstable to be generally good in material things.
それは、あまりにも理想的すぎて不安定すぎるため、物質的な物事たちにおいては、
一般的には良くない。
--- ここまで ---

この「0:愚者」の称号は、「The Spirit of Aether/エテールの霊」です。

このカードは、あまりに「崇高」すぎるというか「天才的」すぎるというか「現実離れ」
しすぎているので、現世においては、百害あって一利無しのようにも見えます。
そして、このエネルギーに突き動かされて行動した場合は、周囲の非常に良いカードたちの
サポートが無い限りは、大失敗の道をたどります。

でもまあ、そういうのも、「大アルカナ」による運命の流れと割り切って考えることも出来る
わけですので、好むと好まざるとにかかわらず、自ら足を踏み外して奈落の底に落ちる人生
というのも、運命的にはアリなのかな、とも思います。←無責任きわまりない発言ww
0401名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/18(金) 05:29:39.50ID:9Eu4B+Es
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
THE MAGICIAN.
「魔術師」。

Skill, wisdom, adaptation.
手腕、知恵、適応。

Craft, cunning, etc., always depending on neighboring cards.
技能、狡猾、など、常に近隣のカードたちに依存する。

Sometimes occult wisdom.
時に、神秘学の知恵。
--- ここまで ---

この「1:魔術師」の称号は、「The Magus of Power/力の魔術師」です。

「wisdom/知恵」というキーワードが出てきますが、これはカバラにおいては「コクマー
/知恵」を連想させるものであり、「1:魔術師」の小径が「ケテル」と「ビナー」を結ぶ
ものということに対する違和感がありますよね。
それに、「ケテル」と「コクマー(知恵)」を結ぶ「0:愚者」が、現世においては「知恵」
とはかけ離れたものであることついても違和感があります。
何が言いたいかと言うと、「占い」と「カバラ主義」とは、そもそも別物というか、次元の
違うものなので、ミソとクソは、きちんと分けて考えないといけない、ということです。

なお、「大アルカナ」は上位存在であり、それ自身は下位のイベントには直結しないので、
全ての「大アルカナ」には、「always depending on neighboring cards/常に近隣のカード
たちに依存する」という性質があります。
つまり、その派手な見た目にもかかわらず、我々のような下々の者にとっては、極めて説明
しづらいカードであり、周囲にある「小アルカナ」の結果的な動きを見ることで、その裏に
隠された運命的な働きを推定するしかないという感じなんですよね。
0402名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/19(土) 06:10:56.18ID:tMyIX2Ku
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
THE HIGH PRIESTESS.
「高等女司祭」。

Change, alteration, increase and decrease.
変化、変更、増加、および減少。

Fluctuation (whether for good or evil is shown by cards connected with it).
変動(善い方向か悪い方向かどうかは、それに関連付けられたカードたちにより示される)。

Compare with DEATH and THE MOON.
「死」や「月」と、比較すること。
--- ここまで ---

この「2:高等女司祭」の称号は、「The Priestess of the Silver Star/銀の星の女司祭」
です。

意味的には、「月」属性をメインのイメージにしている感じですが、ワタシ的には、変化を
もたらすというよりも、特殊な啓示を与えてくれそうなイメージがあります。
まあ、これも、「占い」の意味と「カバラ主義」とは次元が異なる、ということですよね。

さて、この「2:高等女司祭」、「13:死」、「18:月」の関係性ですが、基本イメージは、
「上弦の三日月形」であり、これは、「死(朔)からの復活(望)」を意味するもので、
要するに、魔術師が「現世(朔)」から「神(望)」へと到達するための、(ある種の人々
にとって)最も神聖なる上昇ルートであるということでもあります。
マサース氏も、"M"ですので、きっと惹かれるものがあったのでしょうね。←意味深ww

ともあれ、「大アルカナ」であり、このカード単独でリーディングは行えませんので、
必ず、周囲にある「小アルカナ」と関連付けて、「暗示されるもの」を探ってください。
ワタシとしては、最終的には、良い方向に導いてくれると、信じております。
0403名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/20(日) 05:23:08.12ID:iE/Mxces
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
THE EMPRESS.
「女帝」。

Beauty, happiness, pleasure, success, also luxury and sometimes dissipation, but
only if with very evil cards.
美、幸福、喜び、成功、それにまた、贅沢や、時には浪費、ただし、非常に悪いカード
たちと共にある場合だけ。
--- ここまで ---

この「3:女帝」の称号は、「The Daughter of the Mighty Ones/強大なる者たちの娘」
です。

何だかもう、親の七光りで、ちやほやされて贅沢三昧で過保護に育てられた「箱入り娘」
というイメージが付いてしまいそうなタイトルですが、そういうネガティブなものは
少なくて、どちらかというと、我の強い権力者たちを、うまくあしらって、良い方向に
導くような、バランス感覚に優れたコーディネータとしての能力が高いというか、まあ
実権を持つ者たちを裏で操る、「陰の実力者」という感じですかね。

占いにおいては、物質的な成功を意味すると捉えられがちですが、このカード自体には
物質的な意味は無く、それが実際には何を意味するのかは、あくまでも、その周囲にある
「小アルカナ」に依存します。
このため、その「小アルカナ」が、よほど悪いカードでない限り、「何とかしてくれる」
という、お助け的な意味を持つものであり、「災い転じて福となす」を実現してくれる
「神カード」として、それなりに期待できるカードでもあります。

とはいえ、いくら強運を引き当てたとしても、それが「幸運の無駄遣い」となることも
ままあるわけですので、リーディングにおいては、常に周囲のカードの関係性をチェック
しておくことが必要なことは、言うまでもないですよね。
0404名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/21(月) 05:28:34.82ID:ofgwvGQY
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
THE EMPEROR.
「皇帝」。

War, conquest, victory, strife, ambition.
戦争、征服、勝利、闘争、野望。
--- ここまで ---

この「4:皇帝」の称号は、「Son of the Morning, Chief Among the Mighty/夜明けの子、
強大なるものの中の首領」です。

とはいえ、このカードも「大アルカナ」ですので、「戦争、征服、勝利、闘争、野望」を
そのまま意味するものではなくて、あくまでも「戦争、征服、勝利、闘争、野望」を導く
もの、それも高い次元で隠されているもの、と捉える必要があります。
つまり、何に対しての「戦争、征服、勝利、闘争、野望」なのかは、これに関連する
「小アルカナ」に依存することを忘れてはなりません。

結局のところ、「大アルカナ」には、一喜一憂してはならないということなんですよね。
具体的に何なのかは分からないし、それが「善」であるか「悪」であるかもわからないし、
現実に役に立つものであるかもわからないし、そういう意味では、リーディングの際には
気を遣うというか、あると面倒臭いカードでもあります。
つまり、ワタシにとっては、ある意味、「どうでもいい」という感じです。

とはいえ、もちろん、「大アルカナ」に、一喜一憂する読み方も出来ますし、それが
具体的に何を表すかを読むことも出来ます。
そもそも、「大アルカナ」のみを使う「タロット占い」の方法も、普通にあります。
つまり、「大アルカナ」を、どう使うのかは、その人次第ということなんですよね。
要は、何が正しいとか正しくないとかいうことは抜きにして、「タロット占い」を、
各自で好きな方法で楽しんでもらえればいいと思います。
0405名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/22(火) 05:57:41.48ID:5oMoPGFN
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
THE HIEROPHANT.
「法王」。

Divine Wisdom.
神の知恵。

Manifestation.
顕現。

Explanation.
説明。

Teaching.
教え。

Differing from, though resembling in some respects, the meanings of THE MAGICIAN,
THE HERMIT and THE LOVERS.
いくつかの点たちにおいては似ているけれども、「魔術師」、「隠者」、「恋人たち」の
意味たちとは異なる。

Occult wisdom.
神秘学の知恵。
--- ここまで ---

この「5:法王」の称号は、「The Magus of the Eternal/永遠の博士」です。

とはいえ、「大アルカナ」ですので、特定の人物を意味しているわけではありませんよね。
あくまでも、そういう気配があるかもしれない程度ですが、そういう流れに乗ってみると、
案外スムーズに物事が運ぶという感じではないかと思います。
0406名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/23(水) 06:15:25.39ID:onDazTxz
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 254) ---
THE LOVERS.
「恋人たち」。

Inspiration (passive and in some cases mediumistic, thus differing from that of
THE HIEROPHANT, THE MAGICIAN and THE HERMIT).
霊感(受動的であり、場合によっては霊媒的であり、従って、「法王」、「魔術師」、
および「隠者」のそれとは異なる)。

Motive power, and action, arising from Inspiration and Impulse.
「霊感」と「衝動」から起こる、原動力と行動。
--- ここまで ---

この「6:恋人たち」の称号は、「The Children of the Voice; The Oracle of the Mighty
Gods/神聖なる声の子供たち;強力なる神々の神託」です。

このカードの説明に、「霊感(受動的であり、場合によっては霊媒的)」とありますが、
そもそも、全ての「大アルカナ」は、そういうものですので、従って、「『法王』、
『魔術師』、および『隠者』のそれとは異なる」などと言われましても、現実問題として
は、「全ては神の御心のままに」であって、区別の付けようも無いわけです。
まあ、こういうのは、気持ちの問題というか、違うと言わけれれば違うような気もする、
という程度の理解で良いかと思います。

それにしても、「6:恋人たち」というタイトルは、完全にタイトル詐欺というか、もはや
完全に「釣り」ネタですよね。

本質的には、本能的な恋愛系の意味合いは、ほとんど無いのですが、それでも、「共感性」
や「共時性」や「量子もつれ」に絡めて、無理矢理それっぽい流れに持って行くことは
可能ですので、相手の期待に添えるよう、努力してみるというのも、エンターテインメント
としは重要なのではないかと思うのでした。←まさしくタイトル詐欺そのものww
0407名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/24(木) 05:39:44.53ID:7bUXNBph
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
THE CHARIOT.
「戦車」。

Triumph, Victory, Health.
征服、勝利、健康。

Success, though sometimes not stable or enduring.
成功、けれども、時には不安定もしくは持続しない。
--- ここまで ---

この「7:戦車」の称号は、「The Child of the Powers of the Waters; the Lord of The
Triumphof Light/水たちの力たちの子;光の勝利の主」です。

この「7:戦車」までが、「至高の三角形」に関係するカードになりますので、カバラ的に
見れば、下界の物事とは、ほぼ関わりを持たない上位存在となります。
とはいえ、それでは「お客様」は納得しませんので、それっぽいことを言って、お茶を濁す
という仕事をしないといけません。

ちなみに、「大アルカナ」を読むことは、「場の空気を読む」ことに似ています。
つまり、見たままを、そのまま言ってはいけない、ということであり、周囲のカードの
動き、特に「小アルカナ」のイベントに合わせて、それっぽいことを言うのが正解です。
周囲の動きと矛盾するようであれば、上位の「大アルカナ」(「0:愚者」から「12:吊ら
れた男」ぐらいまで)は、まるっきり無視して読んでもいいです。
そもそも、「吉」とか「凶」とか「善」とか「悪」という概念は、「大アルカナ」には
適用できないので、お客様相手に、そういう形而上的な考え方を、いちいち説明するのも
面倒ですしね。
0408名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/25(金) 06:05:32.29ID:CjCAm9Dp
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
STRENGTH.
「力」。

Courage, Strength, Fortitude.
勇気、力、剛毅。

Power not arrested in the act of Judgment, but passing on to further action.
「審判」の行為においても阻止されず、さらなる行動に移る力。

Sometimes obstinancy.
時には頑固。

Compare with JUSTICE.
「正義」と比較すること。
--- ここまで ---

四番目の文の「obstinancy」は、「obstinacy/頑固」の誤記ですかね。

この「8:力」の称号は、「The Daughter of the Flaming Sword/炎の剣の娘」です。

ちなみに、引用元の『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』第四巻の、「TABULATED
RULES/一覧化された法則たち」の説明文では、このカードは「11. Fortitude/剛毅」と
なっていますので、上記の意味が本当に合っているのかは微妙です。

とはいえ、見た目とは違って、色々と暗示の多いカードですし、かなり上位の存在でも
ありますので、あまり深読みしても、支離滅裂な展開になってしまいますので、占いに
おいては、良くも悪くも、さらりと流す程度にしておいた方が無難なカードです。
要は、周りの状況をしっかりと見ないと、「闘争心に火を着ける」のか「火に油を注ぐ」
のか、判断できないという感じですかね。
0409名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/26(土) 06:32:10.66ID:gqkh7GeW
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
THE HERMIT.
「隠者」。

Wisdom sought for and obtained from above.
知恵は、上へと探し求められ、そして上から得られる。

Divine Inspiration (but active, as opposed to that of THE LOVERS.
神の霊感(しかし、「恋人たち」のそれとは対称的に、活動的)。

In the mystical titles, this with THE HIEROPHANT and THE MAGICIAN are the three
Magi.
神秘的な称号たちにおいては、これは「法王」と「魔術師」と共に、3人の「東方の三博士」
である。
--- ここまで ---

この「9:隠者」の称号は、「The Magus of the Voice of Light, The Prophet of the Gods.
/光の声の魔術師、神々の予言者」です。

まあ、占いにおいては、「予言者」よりも、その「予言の内容」が知りたいのですが、
そう簡単に教えてくれそうもないのが、ちと難点ですかね。
それに、基本的には、「大アルカナ」は、実在の「人」を意味していませんので、あくま
でも、自分自身の内なるものとして理解しないといけないのですが、「そんなちっぽけな
悩みは、自分自身で積極的に動いて解決しろ!」と言われているみたいで、「それなら
金返せ!(※占い業務のみ)」と言いたくなるような感じでもあります。

まあ、「9:隠者」もそうなのですが、「5:法王」や「1:魔術師」も、基本的には「上から
目線」なところもありますので、下々に住む一般庶民にとっては、ちょっと反発したく
なってしまう存在でもあるわけですよね。←反抗期かよww
0410名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/27(日) 06:22:16.15ID:Ybf5FvUA
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
WHEEL OF FORTUNE.
「運命の輪」。

Good fortune and happiness (within bounds), but sometimes also a species of
intoxication with success, if the neighboring cards bear this out.
(ほとほどの)幸運と幸福、しかし時にはまた、もし隣接するカードたちが、これを支持
している場合は、成功を含んだ陶酔の種類。
--- ここまで ---

この「10:運命の輪」の称号は、「The Lord of the Forces of Life/生命の力たちの主」
です。

占いにおいては、このカードは一般的には「幸運と幸福」を意味するものと言われていま
すが、カバラ的には、「幸運と不運、幸福と不幸」の両方のサイクルを併せ持つカードで
あったことを、思い出してあけてください。

要するに、「大アルカナ」系は、それ自体が一喜一憂するものではなく、あくまでも
長い目で見たときの影響力、という見地が重要になってくるということです。
そういう意味では、目先のことで一喜一憂したい「お客様」にとっては、きちんと説明
すること自体が困難ですので、とりあえず「幸運と幸福を意味する」としておくことも、
業務上、必要な場合もあるということです。

まあ、「災い転じて福と成す」というか、「占い転じて福となす」ということもあります
ので、物事をポジティブに捉えることで、運命が開かれていくかもしれない&リピートして
くれることを期待して、たとえ何の根拠も無く、無責任であったとしても、楽観的な方向で
話をしてみることも、人生のアドバイザーとして必要な態度ではないかとも思ったりする
のでした。(お客様のため?いやいや自分の稼ぎのためww)
0411名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/02/28(月) 05:56:48.52ID:lHK9O0K9
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
JUSTICE.
「正義」。

Eternal Justice and Balance.
永遠の「正義」と「均衡」。

Strength and Force, but arrested as in the act of Judgment.
「力」と「強さ」、けれども「審判」の行為と同様に阻止される。

Compare with STRENGTH.
「力」と比較すること。

Also, in combination with other cards, legal proceedings, a court of law, a trial
at law, etc.
また、他のカードたちとの組み合わせにおいて、訴訟手続き、法廷、法廷での裁判など。
--- ここまで ---

この「11:正義」の称号は、「The Daughter of the Lords of Truth; the Holder of the
Balance/真実の主の娘;天秤を持つ者」です。

まあ、まだまだ我々の世界とは縁の無いカードであり、あくまでも「普遍的原理」という
か、一般論的なものを意味するものとして、理解しておいた方が良いカードです。
つまり、このカードが出たところで、この周囲に関係ありそうなカードが無ければ、特に
何かを気にするようなものでも無いということですよね。
そもそも、下界の我々が考える「正義」と、上位世界における「正義」の概念は、全くの
別物であり、日常の占いのレベルでは、全く意味を成しません。

逆に言うと、「20:審判」のレベルまで下がってくれば、カード単独でも、ある程度、気に
かけておく必要が出てくるという感じですよね。
0412名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/01(火) 05:52:47.92ID:SYm0zd2F
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
THE HANGED MAN.
「吊られた男」。

Enforced sacrificed.
強制された犠牲。

Punishment.
処罰。

Loss.
損失。

Fatal and not voluntary.
宿命的であり、自発的ではない。

Suffering generally.
一般的に苦難。
--- ここまで ---

二番目の文の「sacrificed」は、「sacrifice/犠牲」の誤記ですかね。

この「12:吊られた男」の称号は、「The Spirit of the Mighty Waters/強力なる水の霊」
です。

このカードに割り当てられているのは、「母字」の「メム」であり、そしてカードデザイン
にも、シンプルかつ強力な象徴が明示的に描かれているので、カバラ的というか上級者に
とっては、とてつもなく重要なカードであることは確かなのですが、地上における占いの
意味としては、「0:愚者」に似て、全く実用的ではないカードの一つとなっています。
まあ、上位世界のカードは、占いには役に立たないものばかりですけどね。←暴言ww
0413名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/02(水) 05:27:41.23ID:dsb8Y7Sv
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
DEATH.
「死」。

Time.
時間。

Age, Transformation.
寿命、変容。

Sometimes death destruction, but rarely the latter, and only if it is borne out
by the cards with it.
時には、死と破壊、しかし後者はめったに無く、そしてそれが、それと共にあるカード
たちにより裏付けられる時のみ。

Compare also with also with THE HIGH PRIESTESS.
「高等女司祭」と、また比較すること。
--- ここまで ---

四番目の文の「death destruction」は、「death and destruction」の誤記ですかね。
また、五番目の文の「also with also with」は、「also with」の誤記ですかね。
ちなみに、引用元の説明文にある、「Change involuntary as opposed to The Moon, XIX
/『18:月』とは対照的な不随意的変化」という文が抜けています。

この「13:死」の称号は、「The Child of the Great Transformers; the Lord of the Gate
of Death/偉大なる転換者の子;死の門の主」です。

このカードは、「大アルカナ」の中位世界にありますので、我々の下位世界にも、少しずつ
ではありますが、影響を感じられるものとなってきています。
とはいえ、我々からはまだ遠い存在ですので、あまり深読みしない方が良いかと思います。
0414名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/03(木) 05:17:26.05ID:Id2FfN22
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
TEMPERANCE.
「節制」。

Combination of Forces.
「力たち」の組み合わせ。

Realization.
実現。

Action (material).
行動(物質的)。

Effect either for good or evil.
善もしくは悪のいずれかのための効果。
--- ここまで ---

この「14:節制」の称号は、「The Daughter of the Reconcilers, the Bringer Forth of
Life/調停者の娘、生命を産み出す者」です。

このカードは、「大アルカナ」の中位世界にある、何らかの「創造力」を意味するものと
なっており、それゆえ「13:死」と対比されるべき存在ではありますが、そうは言っても、
まだ我々からは遠い存在ですので、そこまでの影響力は感じないです。
つまり、生命の「誕生」や「死」は、既に物質界の話ではありますが、まだまだ我々の
意識では取り扱うことが難しい概念であり、「神」の存在、つまり、我々の意思だけでは
制御できない、運命的なものがある、ということですよね。

そういう意味でも、「大アルカナ」の領域に、我々の独善的な「善」と「悪」の概念を
軽々しく持ち出すことは控えておいた方が良いわけで、そういう世俗的なものは、
あくまでも「小アルカナ」という地上世界での話でしかないわけです。
0415名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/04(金) 06:00:09.24ID:wIICv3rT
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
THE DEVIL.
「悪魔」。

Materiality.
物質性。

Material Force.
物質的な力。

Material temptation; sometimes obsession, especially if associated with THE LOVERS.
物質的な誘惑;時には取り憑かれ(強迫観念)、特に「恋人たち」と関連付けられる場合に。
--- ここまで ---

この「15:悪魔」の称号は、「The Lord of the Gates of Matter; the Child of the Forces
of Time/物質の門たちの主;時の力たちの子」です。

このカードは、「大アルカナ」の中位世界にある、「13:死」や「14:節制」と対比して
考慮すべきものであり、すなわち
・「13:死」 … 霊の物質からの解脱
・「14:節制」… 霊と物質との調和
・「15:悪魔」… 霊の物質への憑依
という感じで、「魂の輪廻」に関わる根源的なポジションを形成しています。

とはいえ、そういうものは、我々の日々の生活にとっては、かなり縁遠い話であって、
実生活における占いにおいて、それを話題に出すのは、ちと大げさな感じもあります。
結局のところ、そういうものは、無意識下にあるものなので、マジメな話をして理解して
もらう努力をするよりも、話のネタとして、サラリと流してしまう方が、お互いのため
ではないかとも思います。
要するに、「大アルカナ」は、あまり深刻に考えなくてもいいよ、ということです。←暴言w
0416名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/05(土) 07:03:15.05ID:UWRLJpv6
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
THE TOWER.
「塔」。

Ambition, fighting, war, courage.
野心、戦い、戦争、勇気。

Compare with THE EMPEROR.
「皇帝」と比較すること。

In certain combinations, destruction danger, ruin, fall.
ある特定の組み合わせたちにおいては、破壊、危険、破滅、落下。
--- ここまで ---

最後の文の「destruction danger」は、「destruction, danger/破壊、危険」の誤記
ですかね。

この「16:塔」の称号は、「The Lord of the Hosts of the Mighty/強力なるものの万軍
の主」です。

カバラ的には、ここからは「人格」を形成する「星幽的三角形」の「小径」となって、
より我々に近い存在となるわけですが、それでも容易には手の届かない場所にあるので、
世俗的な占いにおいて、見た目そのままを語ることは、避けておいた方が無難です。

ちなみに、物質的な「小アルカナ」では、「剣のスート」が戦争や破壊を象徴しますが、
この「16:塔」は、そういう厄災的なもの自体は象徴していませんし、どちらかというと、
よりポジティブな原動力みたいなものをイメージしてもらった方が良いくらいです。
もちろん、そういう「ポジティブさ」というものが、常に良い結果をもたらすということ
にはなりませんが、それでも、何もせずにズルズルと現状維持を続けていくよりは、
閉塞した現状を打開するためにも、何らかの行動を始めてほしいと思うのでした。
0417名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/06(日) 07:08:53.04ID:P+fAcnrV
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
THE STAR.
「星」。

Hope, faith, unexpected help.
希望、信仰、予想外の援助。

But sometimes also, dreaminess, deceived hope, etc.
しかし、時にはまた、夢心地、欺かれた希望、など。
--- ここまで ---

この「17:星」の称号は、「The Daughter of the Firmament; the Dweller between the
Waters/天空の娘;水たちの間の住人」です。

このカードも、「人格」を形成する「星幽的三角形」の「小径」であり、実体を伴わない
ものですので、世俗的な占いにおいては、一喜一憂してはならないカードです。
まあ、一般人にとっては、手が届きそうで届かないといったレベルですので。最初から
期待しない方が良いレベルといった感じでしょうかね。
どれぐらい期待しない方が良いかというと、具体的には、空から美女が降ってきたり、
曲がり角でパンをくわえた女の子とぶつかったりする程度という感じですかね。

それでも、「予想外の援助」という「万が一の可能性」を信じている人がいれば、それは
それで立派な「希望」であり「信仰」でもありますので、ワタシとしては、そっとして
おいてあげたいと思うのでした。

「人はパンのみにて生くるものに非ず」という有名な人の言葉もありますし、それが
実生活において報われるものであろうとなかろうと、そういう気持ちは誰にでもあると
思います。
そもそも、ワタシがこのスレを維持していることも、そういう「報われざるもの」に
対する思いがあるわけですので、そっとしておいてもらえると助かります。ww
0418名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/07(月) 06:12:00.20ID:f1KyrSB2
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
THE MOON.
「月」。

Dissatisfaction, voluntary change (as opposed to DEATH).
不満、(「死」とは対照的な)自発的な変化。

Error, lying, falsity, deception (The whole according to whether the card is well
or ill-dignified, on which it much depends).
誤り、嘘、虚偽、欺瞞(全ては、それについてそれが多く依存している、カードが良いか
悪い品位であるか次第)。
--- ここまで ---

この「18:月」の称号は、「The Ruler of Flux and Reflux. The Child of the Sons of
the Mighty./潮の干満の支配者。強大なるものの息子の子供。」です。

このカードは、我々の世界である「マルクト」に接する「小径」であるので、我々は、
この「小径」を直接経験することが可能となっています。
とはいえ、「18:月」は、我々が直接経験できる「小径」の中では最上位であるので、
攻略の難易度も最高レベルであり、初心者は近づくことすら出来ないシロモノです。
あと、我々からは、非常に見つけづらい「小径」であり、簡単に見失って、道に迷う人が
続出することになります。
つまり、本来であれば、とても有り難いカードのはずなのに、初心者にとっては、そういう
危険性があるので、あまりお薦めできないという難点があるわけですよね。

とにかく、「18:月」には、様々な「様相」がありますので、特に初心者には誤解されや
すい面があることは承知しておく必要があり、そしてそれをきちんと活用しようとすると、
様々な困難に直面することが多いことも否めません。
でも、ワタシとしては、このカードには、なせか悪い印象はありません。
どちらかというと、癒やしのイメージさえ、あったりします。←ド変態の発想ww
0419名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/08(火) 06:20:31.88ID:W8DLZsu9
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
THE SUN.
「太陽」。

Glory, Gain, Riches.
栄光、獲得、富。

Sometimes also arrogance.
時にはまた、傲慢。

Display. Vanity, but only when with very evil cards.
誇示、虚栄、しかし非常に悪いカードたちを伴う場合のみ。
--- ここまで ---

最後の文の「Display. Vanity」は、「Display, Vanity/誇示、虚栄」の誤記ですかね。

この「19:太陽」の称号は、「The Lord of the Fire of the World/世界の火の主」です。

このカードは、我々の「マルクト」には接していないので、どちらかというと「17:星」の
性質に近いので、あまり世俗的な「幸福」や「富」を期待しない方が良いです。
つまり、物質的なものというよりも、精神的な「幸福感」や「満足感」を期待しておく
べきであり、それが引き金となって、物質的なものにも繋がるという感じですかね。

ちなみに、そういう「内なる幸福感」というものは、「生命の木」の下層にある三角形の
内側にある「17:星」、「19:太陽」、「21:宇宙」に共通したものであり、それゆえ、
それなりに将来に期待の持てるカードたちでもあります。

とはいえ、しょせん「大アルカナ」ですので、あくまでも「期待できる」というレベルで
あって、実際にどういう効果があるのかは、周囲の「小アルカナ」に全面的に依存して
いますので、このカードだけで判断しないようにしましょう。
0420名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/09(水) 05:54:41.74ID:jvY5bqxy
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
JUDGMENT.
「審判」。

Final decision.
最終的な決定。

Judgment.
審判。

Sentence.
判決。

Determination of a matter without appeal on its plane.
その段階で上訴することなく問題の確定。
--- ここまで ---

この「20:審判」の称号は、「The Spirit of the Primal Fire/根源的な火の霊」です。

このカードは、我々の「マルクト」に接している下位のカードではありますが、「0:愚者」
の「エテール(空気)の霊」、「12:吊られた男」の「水の霊」と共に、「母字」に属して
おり、我々の住む世界とは、かけ離れた根源的な性質を持ちます。

つまり、この「小径」は、我々の意思とは無関係で、その問題の成り行きは、「上位存在」
の判断に全面的に委ねることになりそうです。
何となく「閻魔大王」による死者の裁判をイメージしてしまうのですが、あながち間違った
認識ということでもなさそうで、何もかも行き詰まって「詰んだ」状況においては、絶大
なる「リセット効果」もしくは「逆転裁判効果」を発動しそうな感じです。
いずれにしても、周囲にある「小アルカナ」次第ですので、現状をよく見極めた上で、
どういう結末を迎えるのかを予測して、それに備えてもらえればと思います。
0421名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/10(木) 05:45:29.00ID:c14MieSy
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 255) ---
THE UNIVERSE.
「宇宙」。

The matter itself,
物事それ自身。

Synthesis.
統合。

World.
世界。

Kingdom.
王国。

Usually denotes the actual subject of the question, and therefore depends entirely
on the accompanying cards.
通常は、質問の実際の主題を示し、従って、付随するカードたちに完全に依存する。
--- ここまで ---

二番目の文の「The matter itself,」は、「The matter itself.」の誤記ですかね。

この「21:宇宙」の称号は、「The Great One of the Night of Time/時の夜の偉大なる
もの」です。

このカードは、我々の「マルクト」に最も近いカードであるものの、あまりにも近すぎて、
その影響力が包括的すぎるというか普遍的すぎるというか、もはや何でもありという状況
になってしまって、占いにおいては、ほとんど役に立たないというか、まあ、「大アルカナ」
自体が、実生活では、ほぼ何の役にも立たないので、今さら感はあるんですけどね。
0422名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/11(金) 06:04:28.05ID:ENqGLyde
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 256) ---
ACE OF WANDS.
「棒のエース」。

Force, strength, rush, vigor, energy.
力、強さ、突進、活力、精力。

It governs according to its natural various works and questions.
それは、その自然のままの様々な作業たちと問題たちに従って統治する。

It implies natural as opposed to Invoked Force.
それは、「召喚された力」と対立されるものとしての自然を暗示する。
--- ここまで ---

この「棒のエース」の称号は、「The Root of the Powers of Fire/火の力の根源」です。

なお、「大アルカナ」の意味は、「TABULATED RULES/一覧化された法則たち」からの引用
となっていましたが、「エース」と「コートカード」の意味は、「BOOK "T"/"T"の書」
からの引用になります。

さて、「エース」は、「大アルカナ」の「神の力」と、「小アルカナ」の「自然の力」の
接点となるものであり、「21:宇宙」という、統合された「Invoked Force/召喚された力」
から分化して、この下位世界にそれぞれ「元素」として「顕在化したもの」となります。
それゆえ、基本的には「一なるもの」であり、その具体的な形態が、いまだ特定できない、
すなわち、占いにおいては、何とも具体的に表現しようもない、という性質を持ちます。
一つ言えることは、「エース」は、比較的「大アルカナ」の影響を受けやすい、というか、
普段は目に見えない「大アルカナ」の潜在力を、うまく活用することが出来る可能性が高い
という点です。
でもまあ、それが結果的に「幸運」を招くのか「悪運」を招くのかは、周囲のカードたちの
状況次第なんですけどね。←つまり、何も確たることは言えない状況
0423名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/12(土) 06:14:59.14ID:1HeM7pud
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 256) ---
TWO OF WANDS.
「棒の2」。

Influence over another.
別のものに対する影響力。

Dominion.
支配権。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Boldness, courage, fierceness, shamelessness, revenge, resolution, generous,
proud, sensitive, ambitious, refined, restless, turbulent, sagacious withal,
yet unforgiving and obstinate according to dignity.
大胆さ、勇気、猛烈さ、恥知らず、復讐、決意、寛大、誇り、敏感、野心的、洗練された、
落ち着きのない、騒々しい、賢明であると同時に、さらに寛大でなくて頑固、品位による。
--- ここまで ---

最後の文の「obstinate according」は、「obstinate, according」の誤記ですかね。

この「棒の2」の称号は、「The Lord of Dominion/支配の主」です。

なお、この文には、「BOOK "T"/"T"の書」に書かれている冒頭の意味「Strength, Dominion,
harmony of rule and justice./強さ。支配権。支配と正義の調和。」が抜け落ちていたり、
他にも誤記や転記ミスも多いですし、本来は「BOOK "T"」の意味が主であり、「TABULATED
RULES」は従であるはずなのに、なぜか本末転倒状態となっていたりしますので、マジメに
勉強したい方は、元ネタの「BOOK "T"」のみを参照することを、強くお薦めします。
0424名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/13(日) 06:27:58.51ID:rGeYC+VI
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 256) ---
THREE OF WANDS.
「棒の3」。

Pride and Arrogance.
自尊心と傲慢。

Power sometimes.
時には能力。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Established force strength.
確立された勢力と力。

Realization of hope.
希望の実現。

Completion of labor, success of the struggle.
労働の完成、苦闘の成功。

Pride, nobility, wealth, power, conceit.
自尊心、高貴さ、富、能力、うぬぼれ。
--- ここまで ---

四番目の文の「force strength」は、「force and strength」の誤記ですかね。

この「棒の3」の称号は、「The Lord of Established Strength/確立された力の主」です。

誤記や抜け落ちは相変わらずですので、詳細は「BOOK "T"/"T"の書」を参照してください。
0425名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/14(月) 04:04:46.35ID:3adrP3Q2
>>423
翻訳本じゃなくて原書のほうでもそういうエラーがあるんやねぇ
リガルディの柘榴の園なんかも綴りがおかしいと言う人もいるし
昔の書籍あるある話なのかな
0426名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/14(月) 06:06:20.24ID:lzGfLL2V
>>425
他の本と比較しても、誤字は多い方ですよね。
この本の誤字の多さは、ウォン氏の原稿そのものに、つまりウォン氏の英語力に若干の
問題があるのではないかと推定しています。

あと、この「OUTLINE OF DIVINATORY MEANINGS/占いの意味たちの概要」の節での
多くの問題は、おそらくウォン氏が、「占いの意味」を重要視していない、すなわち、
この本は、あくまでも「カバラ主義」に関する考察がメインであって、占いについては、
さほど興味が無いのではないかとも思います。

まあ、占いの意味なんて、言うほど論理的でもないし、支離滅裂だし、その場しのぎの
ご都合主義的な面もありますので、あまり深入りしない方がいいという面もあるんです
けど、せっかくやるなら、もう少し真面目にやってほしかったなぁ、とも思いますよね。

翻訳してても、ちょっとテンションが下がってしまいますので。←愚痴っぽいww
0427名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/14(月) 06:07:01.83ID:lzGfLL2V
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 256) ---
FOUR OF WANDS.
「棒の4」。

Settlement.
解決。

Arrangement completed.
完了した配置。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Perfected work.
完成された作業。

A completion of a thing built up with trouble and labor.
苦労と労働で積み上げられた物の完成。

Rest after labor.
労働の後の休息。

Subtlety, cleverness, mirth, beauty, success in completion.
巧妙さ、賢さ、歓喜、美しさ、完成への成功。

Reasoning faculty, conclusions drawn from previous knowledge.
推論的能力、以前の知識から引き出された結論たち。

(次に続く)
0428名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/14(月) 06:07:46.59ID:lzGfLL2V
(前の続き)

Unreadiness, unreliable and unsteady, through over anxiety and hurriedness of action.
行動の過度の心配と過度の急ぎにより、準備できない、信頼できない、そして不安定。

Graceful in manner.
優雅な態度。

At times insincere.
時々不誠実。
--- ここまで ---

この「棒の4」の称号は、「The Lord of Perfected Work/完成された作業の主」です。
0429名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/17(木) 05:42:08.28ID:Da2viBDf
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 256) ---
FIVE OF WANDS.
「棒の5」。

Strife.
闘争。

Quarrelling.
口論。

Fighting.
戦い。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Violent strife and contest, boldness and rashness, cruelty, violence, lust and
desire, prodigality and generosity, depending on whether well or ill-dignified.
暴力的な闘争と競争、大胆さと無謀さ、残酷さ、暴力、欲望と願望、放蕩と寛大さ、
良いか悪い品位であるかに依存する。
--- ここまで ---

二番目の文の「Strife/闘争」は、「TABULATED RULES」には含まれていませんので、
おそらく、以下の「称号」からの引用であると思われます。

この「棒の5」の称号は、「The Lord of Strife/闘争の主」です。
0431名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/18(金) 06:04:35.46ID:eFUuiyk2
>>430
お気遣い、ありがとうございます。 (^_^;

こちらでは、地震の揺れを感じませんでした。←東京出張から帰ってきて寝てたww

近頃、九州と関西と東北と北海道で大きな被害の出た地震がありましたので、
次の大地震は、東京あたりではないかと予想しております。
日本は、震度7クラスであれば、どこで発生してもおかしくないですからね。
0432名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/18(金) 06:05:13.59ID:eFUuiyk2
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 256) ---
SIX OF WANDS.
「棒の6」。

Gain and Success.
利得と成功。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Victory after strife, success through energy and industry, love, pleasure gained
by labor, carefulness, sociability and avoidance of strife, yet victory therein.
闘争の後の勝利、精力と勤勉を通じた成功、愛、労働により得られる喜び、慎重さ、
社交性と争いの回避、それでもその点での勝利。

Also insolence, pride of riches and success, etc.
また、横柄さ、富と成功の高慢さ、など。

The whole depending on dignity.
全ては品位に依存する。
--- ここまで ---

この「棒の6」の称号は、「The Lord of Victory/勝利の主」です。
0433名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/19(土) 06:16:28.62ID:td04NLVK
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 256) ---
SEVEN OF WANDS.
「棒の7」。

Opposition, sometimes courage therewith.
反対、時には、それとともに勇気。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Possible victory, depending on the energy and courage exercised; valour,
opposition, obstacles, difficulties, yet courage to meet them, quarrelling,
ignorance, pretence, wrangling and threatening, also victory in small and
unimportant things, and influence over subordinate.
可能な勝利、行使される精力と勇気に依存する;勇気、反対、障害、困難、それでも
それらに対抗する勇気、喧嘩、無知、虚偽、口論と脅迫、また小さくて重要でないもの
での勝利、そして従属者への影響。

Depending on dignity as usual.
いつものように品位に依存する。
--- ここまで ---

この「棒の7」の称号は、「The Lord of Valour/勇気の主」です。

ちなみに、「Valour/勇気」と「courage/勇気」の違いですが、どちらかというと
「Valour/勇気」の方が、若干タチの悪さというか、あまり褒められたものでもない
ような成分が含まれているような感じですかね。
0434名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/20(日) 06:14:40.35ID:0hg3RYHp
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 256) ---
EIGHT OF WANDS.
「棒の8」。

Swiftness.
迅速。

A hasty communication.
急な情報伝達。

Letter, message.
手紙、伝言。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Too much force applied too suddenly.
あまりにも多くの力が、あまりにも突然に適用される。

Very rapid rush, but too quickly passed and expended.
非常に急速な殺到であるけれども、あまりにも急速に通過し消費される。

Violent but not lasting.
猛烈であるけれども、長続きしない。

Swiftness.
迅速。

(次に続く)
0435名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/20(日) 06:15:13.17ID:0hg3RYHp
(前の続き)

Rapidity.
急速。

Courage, boldness, confidence, freedom, warfare.
勇気、大胆、自信、自由、戦闘。

Violence, love of open air, field sports, gardens, meadows.
暴力、オープンな恋愛、野外運動、庭、牧草地。

Generous, subtle, eloquent, yet somewhat untrustworthy.
寛大、巧妙、雄弁、それでも、やや信頼できない。

Rapacious, insolent oppressive.
貪欲、横柄、抑圧的。

Theft and robbery, according to dignity.
窃盗と強奪、品位による。
--- ここまで ---

この「棒の8」の称号は、「The Lord of Swiftness/迅速の主」です。
0436名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/21(月) 06:43:43.89ID:MnzNPdfc
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 256) ---
NINE OF WANDS.
「棒の9」。

Great strength.
大いなる強さ。

Power.
力。

Health.
健康。

Recovery from sickness.
病気からの回復。

Tremendous and steady force that cannot be shaken.
揺らぐことなく、とてつもなく安定した力。

Herculean strength, yet sometimes scientifically applied.
大力無双の強さであるが、それでも時には科学的に適用される。

Great success, but with strife and energy.
大いなる成功、けれども闘争と精力を伴う。

Victory preceded by apprehension and fear.
心配と恐怖により先行される勝利。

(次に続く)
0437名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/21(月) 06:44:25.18ID:MnzNPdfc
(前の続き)

Health good, and recovery, yet doubt.
健康は良いか回復、それでも疑わしい。

Generous, questioning and curious, fond of external appearances, intractable,
obstinate.
寛大、探求的で好奇心が強い、外観たちを好む、強情、頑固。
--- ここまで ---

二番目の文の「Great strength/大いなる強さ」は、「TABULATED RULES」にも「BOOK "T"」
にも含まれていませんので、おそらく、以下の「称号」からの引用であると思われます。
また、それ以降は、「BOOK "T"」からの引用であると思われます。
参考までに、「TABULATED RULES」には、「Strength. Power. Health. Energy./強さ。
力。健康。精力。」とあります。

この「棒の9」の称号は、「The Lord of Great Strength/大いなる強さ」です。
0438名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/23(水) 06:05:48.46ID:Ml7mHIVN
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
TEN OF WANDS.
「棒の10」。

Cruelty and malice towards others.
他人たちに対する残酷さと悪意。

Oppression.
抑圧。

Overbearing strength.
威圧的な力。

Revenge.
復讐。

Injustice.
不公平。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Cruel and overbearing force and energy, but applied only to selfish and material
ends.
残酷で威圧的な力と精力、けれども利己的で物質的な目的にのみ適用される。

(次に続く)
0439名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/23(水) 06:06:41.26ID:Ml7mHIVN
(前の続き)

Sometimes shows failure in a matter, and the opposition too strong to be controlled
arising from the person's too great selfishness at the beginning.
時々、問題事における失敗を示し、そして最初の頃に、その人の非常に大きな利己心に
起因する、強すぎて制御できないほどの反対。

Ill-will, levity, lying, malice, slander, envy, obstinancy, swiftness in evil,
if ill-dignified.
もし悪い品位である場合は、悪意、軽率、嘘、敵意、中傷、嫉妬、強情、悪における迅速さ。

Also generosity, self-sacrifice, and disinterestedness when well-dignified.
また、良い品位である場合は、寛大さ、自己犠牲、そして公平無私。
--- ここまで ---

三番目の文の「Oppression/抑圧」は、「TABULATED RULES」には含まれていませんので、
おそらく、以下の「称号」からの引用であると思われます。

この「棒の10」の称号は、「The Lord of Oppression/抑圧の主」です。
0440名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/24(木) 05:35:48.65ID:UFeFKgp/
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
PRINCESS OF WANDS.
「棒の王女」。

A young woman with gold or red hair and blue eyes.
金色もしくは赤い髪と青色の目を持つ若い女性。

Brilliance, courage, beauty, force, sudden in anger or love, desire of power,
enthusiasm, revenge.
輝き、勇気、美しさ、力、突然の怒りや愛、力の欲望、熱意、復讐。

Ill-dignified, superficial, theatrical, cruel, unstable, domineering.
悪い品位である場合は、表面的、演劇的、残酷、不安定、横柄的。
--- ここまで ---

この「棒の王女」の称号は、「The Princess of the Shining Flame, and The Rose of
the Palace of Fire/輝く炎の王女であり、火の宮殿の薔薇」です。

なお、二番目の文の「A young woman/若い女性」というのは、「BOOK "T"」には無く、
おそらく、以下の「TABULATED RULES」からの引用であると思われます。
・The Kings - Men/王 − 男性
・Queenss - Women/女王 − 女性
・Princes - Young Men/王子 − 若い男性
・Princesses - Young women/王女 − 若い女性
0441名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/25(金) 05:51:22.84ID:Ii+ss7in
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
PRINCE OF WANDS.
「棒の王子」。

A young man with yellow hair and blue or grey eyes.
黄色い髪と青色もしくは灰色の目を持つ若い男性。

Swift, strong, hasty, rather violent, yet just and generous, noble and scorning
meanness.
迅速、強力、短気、やや暴力的、けれども公正で寛大、高潔で卑劣さを軽蔑。

If ill-dignified, cruel, intolerant, prejudiced and ill-natured.
もし悪い品位である場合は、残酷、非寛容、不公正で、意地悪。
--- ここまで ---

この「棒の王子」の称号は、「The Prince of the Chariot of Fire/火の戦車の王子」
です。

また、二番目の文の「A young man/若い男性」は、前回同様、「BOOK "T"」には無く、
「TABULATED RULES」からの引用であると思われます。
この引用は、以降の「杯」「剣」「五芒貨」の「王子」「王女」も同様ですので、以降は
説明を省略します。
0442名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/26(土) 05:53:49.18ID:kPtk7pAq
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
QUEEN OF WANDS.
「棒の女王」。

A woman with red or gold hair, blue or brown eyes.
赤色もしくは金色の髪と、青色もしくは茶色の目を持つ女性。

She is steady and resolute, with great power to attract.
彼女は、安定して毅然としていて、魅惑する大きな力を持つ。

Kind and generous when not opposed.
反対されない時は、親切で寛大である。

When ill-dignified, she is obstinate, revengeful, domineering, tyrannical and apt
to turn suddenly against another without a cause.
悪い品位である時は、彼女は、頑固で、執念深く、横暴で、専制君主的で、理由もなく
突然に他の人に敵対しがちである。
--- ここまで ---

この「棒の女子」の称号は、「The Queen of the Thrones of Flames/炎たちの玉座たちの
女王」です。

ちなみに、三番目の文は、「BOOK "T"」からの直接の引用ではなく、要約した形になって
います。
0443名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/27(日) 05:50:11.75ID:7OyTBih0
>>442
誤記訂正です。 m(. .)m

> この「棒の女子」の称号は、「The Queen of the Thrones of Flames/炎たちの玉座たちの

の行の部分を、以下の通り訂正します。

「棒の女子」→「棒の女王」
0444名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/27(日) 06:00:29.20ID:7OyTBih0
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
KING OF WANDS.
「棒の王」。

A blond or red-haired man with blue or hazel eyes.
金髪もしくは赤毛で、青色もしくは薄茶色の目を持つ男性。

Active, generous, fierce, sudden and impetutous.
活動的で、寛大で、激烈で、突然で、そして衝動的である。

If ill-dignified he is evil-minded, cruel, bigoted, brutal.
もし悪い品位である場合は、彼は、悪意があり、残酷で、偏屈で、残忍である。
--- ここまで ---

三番目の文の「impetutous」は、「impetuous/衝動的」の誤記ですかね。

この「棒の王」の称号は、「 Lord of the Flame and of the Lightning, King of the
Spirits of Fire/炎と稲妻の主、火の聖霊たちの王」です。

ちなみに、二番目の文にある「blond/金髪」という表現は「BOOK "T"」には無く、
「BOOK "T"」では、髪は「Red-gold/赤金色」となっています。
まあ、言っていることは同じですけどね。
0445名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/28(月) 05:40:39.44ID:p19itaPp
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
ACE OF CUPS.
「杯のエース」。

Fertility, productiveness.
肥沃さ、多産性。

Beauty.
美。

Pleasure.
喜び。

Happiness.
幸福。
--- ここまで ---

この「杯のエース」の称号は、「The Root of the Powers of Water/水の力の根源」です。

トランプ・カードだと、「ハートのエース」に相当するので、様々な種類の幸福をもたら
してくれる、オールマイティなラッキー・カードと見なすことが可能です。

あなたに、「幸運の女神」が、訪れますように。 (-人-)
0446名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/29(火) 05:56:31.18ID:I0INHmXi
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
TWO OF CUPS.
「杯の2」。

Love.
愛情。

Marriage.
結婚。

Pleasure.
喜び。

Warm friendship.
温かな友情。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Harmony of masculine and feminine united.
結合した男性的と女性的の調和。

Harmony, pleasure, mirth, subtlety, sometimes folly, dissipation, waste and silly
action, according to dignity.
調和、喜び、歓喜、繊細さ、時には愚かさ、散逸、無駄で愚かな行動、品位による。
--- ここまで ---

この「杯の2」の称号は、「The Lord of Love/愛の主」です。

まあ、付き合う相手により、良くも悪くもなる、ということなのですが、付き合っている
本人は、なかなか自己を客観視できないという点は、考慮しておく必要がありますよね。
0447名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/30(水) 06:04:00.15ID:33fEFgEk
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
THREE OF CUPS.
「杯の3」。

Plenty.
豊富。

Hospitality, eating, drinking.
歓待、食べること、飲むこと。

Pleasure, dancing, new clothes and merriment.
喜び、踊り、新しい衣服と陽気な騒ぎ。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Abundance, plenty, success, pleasure, sensuality, passive success, good luck and
fortune.
豊潤、豊富、成功、喜び、好色、受動的な成功、強運と幸運。

Love, gladness, kindness and bounty.
愛、喜び、親切と博愛。

According to dignity.
品位による。
--- ここまで ---

この「杯の3」の称号は、「The Lord of Abundance/豊潤の主」です。
0448名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/31(木) 06:17:41.52ID:vhyKTBTK
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
FOUR OF CUPS.
「杯の4」。

Receiving pleasure, but some slight discomfort and anxieties therewith.
喜びの受け取り、けれども、それとともに少しちょっとした不快感と心配事たち。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Blended pleasure and success.
混合した快楽と成功。

Success and pleasure, approaching their end.
それらの終わりに近づいている、成功と喜び。

A stationary period in happiness which may or may not continue.
続くかもしれないし、続かないかもしれない、幸福の中での停滞した期間。

It does not show marriage and love so much as the previous symbol.
それは、前の象徴ほどには、結婚と愛を示さない。

It is too passive a symbol to represent perfectly complete happiness.
それは、あまりにも受動的な象徴であるので、完全に完璧な幸福を表すことができない。

Acquisition and contention; injustice sometimes.
獲得と論争;時には不正。

(次に続く)
0449名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/03/31(木) 06:23:57.54ID:vhyKTBTK
(前の続き)

Some drawbacks to pleasure implied.
暗示された、快楽のための何らかの欠点たち。
--- ここまで ---

この「杯の4」の称号は、「The Lord of Blended Pleasure/混合した快楽の主」です。
0450名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/01(金) 06:02:35.98ID:aVWlo6aE
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 257) ---
FIVE OF CUPS.
「杯の5」。

Disappointments in love, marriage broken off, unkindness from friends (whether
deserved or not is shown by the cards with it).
愛情における失望、 断ち切られた結婚、友人たちからの不親切(それに値するかしないか
は、それに伴うカードたちにより示される)。

Loss of friendship.
友情の喪失。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Death or end of pleasures.
快楽の破滅もしくは終わり。

Disappointment.
失望。

Sorrow and loss in those things from which pleasure is expected.
喜びが期待される物事たちにおける悲しみと損失。

Sadness.
悲哀。

Deceit, treachery, ill-will, detraction, charity and kindness ill-requited.
欺瞞、裏切り、悪意、悪口、悪く報われた慈善および親切。

(次に続く)
0451名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/01(金) 06:03:19.66ID:aVWlo6aE
(前の続き)

All kinds of troubles from unexpected and unsuspected sources.
予期しない予想外の原因たちによる、あらゆる種類の心配事たち。
--- ここまで ---

この「杯の5」の称号は、「The Lord of Loss in Pleasure /喜びのうちの損失の主」です。

この節の文は、「TABULATED RULES」や「BOOK "T"」の原文とは、句読点の使い方とか、
語句の省略とか、色々と問題点がありますので、なるべく原文を参照してください。
というか、原文から完コピすればいいのに、何でわざわざ改変というか改悪する必要が
あったのか、はなはだ疑問に感じます。
0452名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/01(金) 20:30:50.76ID:niUqlQ4z
オリジナリティを出したがるのは本を書く人のエゴやろなぁ
我ここにありみたいな生きた証明的な
0453名無しさん@占い修業中
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2022/04/02(土) 07:26:02.75ID:aDYg+7yc
>>452
オリジナリティを出すのは、本文中だけで良いと思うんですけどね。 (^_^;;;

マサース派のワタシとしては、余計なことをせずに、そのまま原文から引用してほしいです。
0454名無しさん@占い修業中
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2022/04/02(土) 07:27:07.65ID:aDYg+7yc
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 258) ---
SIX OF CUPS.
「杯の6」。

Beginning of wish, happiness, success, enjoyment.
願望、幸福、成功、楽しみの始まり。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Commencement of steady increase, gain and pleasure, but commencement only.
堅実な増加、利益、快楽の開始ではあるけれども、開始のみ。

Also affront, defective knowledge, and in some instances, contention and strife
arising from unwarrented self-assertion and vanity.
また、侮辱的で欠陥のある知識、そして場合によっては、不当な自己主張と虚栄心から
起こる論争と闘争。

Sometimes thankless and presumptuous.
時には、恩知らずで無遠慮。

Sometimes amiable and patient, according to dignity.
時には、愛想がよくて忍耐強い、品位による。
--- ここまで ---

四番目の文の「unwarrented」は、「unwarranted/不当な」の誤記ですかね。
なお、二番目の文は、「TABULATED RULES」の原文では「Wish, happiness, success,
enjoyment.」であり、一方で、「BOOK "T"」の原文には「Beginning of wish, happiness,
success or enjoyment.」という記述がありますので、両者の混合形態となっています。

この「杯の6」の称号は、「The Lord of Pleasure/快楽の主」です。
0455名無しさん@占い修業中
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2022/04/03(日) 05:42:37.24ID:yWXfxTeY
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 258) ---
SEVEN OF CUPS.
「杯の7」。

Lying, deceipt, promises unfulfilled, illusion, deception.
嘘つき、詐欺、果たされない約束たち、幻想、欺瞞。

Error, slight success, but not enough energy to retain it.
誤り、わずかな成功、けれども、それを維持するための精力が十分ではない。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Possible victory, but neutralized by the supineness of the person.
勝利の可能性があるけれども、人の怠惰さにより無効にされる。

Illusionary success.
幻想的な成功。

Deception in the moment of apparent victory.
見せかけの勝利の瞬間における欺瞞。

Lying error, promises unfulfilled.
偽りの誤り、果たされない約束たち。

Drunkenness, wrath, vanity, lust, fornication, violence against women.
酩酊、怒り、虚栄心、色情、淫行、女性に対する暴力。

(次に続く)
0456名無しさん@占い修業中
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2022/04/03(日) 05:42:58.66ID:yWXfxTeY
(前の続き)

Selfish dissipation.
利己的な浪費。

Deception in love and friendship.
愛情と友情における欺瞞。

Often success gained, but not followed up.
しばしば、成功は得られるけれども、追求されない。

Modified by dignity.
品位により修正される。
--- ここまで ---

この「杯の7」の称号は、「The Lord of Illusory Success/幻の成功の主」です。
0457名無しさん@占い修業中
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2022/04/04(月) 05:44:32.35ID:dE1epMCd
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 258) ---
EIGHT OF CUPS.
「杯の8」。

Success abandoned.
捨てられた成功。

Decline of interest in anything.
何かへの興味の減退。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Temporary success, but without further result.
一時的な成功、けれども、それ以上の結果は無い。

Things thrown aside as soon as gained.
得られると直ぐに放棄される物事たち。

No lasting even in the matter at hand.
手元にある物事においてさえも長続きしない。

Indolence in success.
成功における怠惰。

Journeying from place to place.
転々とした旅行。

(次に続く)
0458名無しさん@占い修業中
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2022/04/04(月) 05:45:06.10ID:dE1epMCd
(前の続き)

Misery and repining without cause.
理由のない不幸と不平。

Seeking after riches.
富の追求。

Instability according to dignity.
品位によっては、不安定さ。
--- ここまで ---

この「杯の8」の称号は、「The Lord of Abandoned Success/捨てられた成功の主」です。

なお、この節の文には、「TABULATED RULES」にある「Ennui./倦怠。」が抜けています。
0459名無しさん@占い修業中
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2022/04/05(火) 05:43:22.48ID:XWz2DohA
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 258) ---
NINE OF CUPS.
「杯の9」。

Complete success.
完全な成功。

Pleasure and happiness.
喜びと幸福。

Wishes fulfilled.
成就した願望たち。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Complete and perfect realization of pleasure and happiness almost perfect.
ほぼ完璧な喜びと幸福の、完全で完璧な実現。

Self-praise, vanity, conceit, much talking of self, yet kind and loveable, and
may be self-denying therewith.
自画自賛、虚栄心、うぬぼれ、多くの自分語り、それでも親切で愛らしく、そしてそれと
ともに自己否定的であるかもしれない。

Highminded, not easily satisfied with small and limited ideas.
高潔で、小さくて限定された考え方には簡単に満足しない。

Apt to be maligned through too much self-assumption.
大きすぎる自負心により、悪意を持ちやすい。

(次に続く)
0460名無しさん@占い修業中
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2022/04/05(火) 05:43:49.73ID:XWz2DohA
(前の続き)

A good, generous, but maybe foolish nature.
善良、寛大、けれども、もしかすると愚かな性質。
--- ここまで ---

この「杯の9」の称号は、「The Lord of Material Happiness/物質的幸福の主」です。
0461名無しさん@占い修業中
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2022/04/06(水) 05:40:16.12ID:O1AJ1HYC
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 258) ---
TEN OF CUPS.
「杯の10」。

Matters definitely arranged and settled as wished.
望み通りに、確実に整理されて解決される、物事たち。

Permanent and lasting success, happiness because inspired from above.
永続的で永続的な成功、上方から呼び起こされることによる幸福。

Not sensual as Nine of Cups, "The Lord of Material Happiness," yet almost more
truly happy.
「杯の9」である、「物質的幸福の主」ほど肉欲的ではないけれども、ほとんど本当に幸せ
である。

Pleasure, dissipation, debauchery.
快楽、浪費、放蕩。

Pity, quietness, peace-making.
同情、平穏、和解。

Kindness, generosity, wantonness, waste, etc., according to dignity.
親切、寛大さ、浮気、浪費など、品位による。
--- ここまで ---

この「杯の10」の称号は、「The Lord of Perfected Success/完成された成功の主」です。

なお、この節の文は、「TABULATED RULES」を含まず、「BOOK "T"」からのみの引用となって
いるようで、引用自体が適当となっていますので、何度も言いますが、できるだけ原著を
参照するようにしてください。
0462名無しさん@占い修業中
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2022/04/07(木) 06:07:32.16ID:EPvmy4Do
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 258) ---
PRINCESS OF CUPS.
「杯の王女」。

A young woman with brown hair and blue or brown eyes.
茶色の髪と、青色もしくは茶色の目を持つ、若い女性。

Sweetness, poetry, gentleness and kindness.
甘美、詩情、優しさ、および親切。

Imagination, dreamy, at times indolent, yet courageous if roused.
想像力、夢見がち、時には怠惰ではあるけれども、もし奮起した場合は勇敢。

Ill-dignified she is selfish and luxurious.
悪い品位では、彼女は利己的で贅沢である。
--- ここまで ---

この「杯の王女」の称号は、「The Princess of the Water and the Lotus/水と蓮の王女」
です。
0463名無しさん@占い修業中
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2022/04/08(金) 05:07:58.59ID:aeBGKuip
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 258) ---
PRINCE OF CUPS.
「杯の王子」。

A young man with brown hair, grey or brown eyes.
茶色の髪と、灰色もしくは茶色の目を持つ若い男性。

He is subtle, violent, crafty and artistic.
彼は、巧妙で、暴力的で、ずる賢く、芸術的である。

A fierce nature with a calm exterior.
穏やかな外貌を持つが、凶暴な本性。

Powerful for good or evil, but more attracted by the evil, if allied with apparen
t Power or Wisdom.
善であれ悪であれ強力であるけれども、もし外見的な「力」もしくは「知恵」と結びつけ
られる場合は、より悪により誘惑される。

If ill-dignified, he is intensely evil and merciless.
もし悪い品位である場合は、彼は、強烈に邪悪であり無慈悲である。
--- ここまで ---

この「杯の王子」の称号は、「The Prince of the Chariot of the Waters/水たちの戦車
の王子」です。
0464名無しさん@占い修業中
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2022/04/09(土) 06:15:08.35ID:pxzSG7O2
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 259) ---
QUEEN OF CUPS.
「杯の女王」。

A woman with gold-brown hair and blue eyes.
金茶色の髪と、青色の目を持つ女性。

She is imaginative, poetic, kind, yet not willing to take much trouble for another.
彼女は想像力が豊かで、詩的で、親切であるにもかかわらず、他人のために多くの手間を
かけることを望まない。

Coquettish, good-natured, underneath a dreamy appearance.
夢見るような(美しい)外観の内面は、艶めかしくて、性格が良い。

Imagination stronger than feeling.
想像力が感情より強い。

Very much affected by other influences, and therefore more dependent upon good
or ill-dignify than most other symbols.
他の影響を及ぼす人たちにより非常に多くの影響を受けるため、それゆえ、他の多くの
象徴たちよりも、品位の良し悪しに、より多く依存する。
--- ここまで ---

この「杯の女王」の称号は、「The Queen of the Thrones of the Waters/水たちの玉座
の女王」です。
0465名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/10(日) 05:13:16.37ID:G1RuLJSe
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 259) ---
KING OF CUPS.
「杯の王」。

A man with fair hair and blue eyes.
金髪と、青色の目を持つ男性。

Graceful, poetic, Venusian, indolent, but enthusiastic if roused.
優雅で、詩的で、金星人的で、怠惰であるけれども、もし奮起した場合は熱狂的である。

Ill-dignified he is sensual, idle, and untruthful.
悪い品位である場合は、彼は肉欲的で、怠惰で、不誠実である。
--- ここまで ---

この「杯の王」の称号は、「The Lord of the Waves and the Waters, and The King of
the Hosts of the Sea/波たちと水たちの主、海の主人たちの王」です。
0466名無しさん@占い修業中
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2022/04/11(月) 05:55:37.88ID:2boK0CNl
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 259) ---
ACE OF SWORDS.
「剣のエース」。

Invoked as contrasted with natural Force; for it is the invocation of the Sword.
生来の「力」と対比されるような「召喚されたもの」である;というのは、それは「剣」
の召喚であるからである。

Raised upward, it invokes the Divine Crown of Spiritual Brightness.
上向きに掲げられると、それは「霊的な輝き」の「神聖なる王冠」を召喚する。

But reversed it is the invocation of demoniac force, and becomes a fearfully evil
symbol.
しかし、逆向きにされると、それは悪魔の力の召喚であり、恐ろしく邪悪な象徴になる。

It represents therefore very great power for good or evil, but invoked.
従って、それは善であれ悪であれ非常に大きな力を表すけれども、「召喚されたもの」
である。

Also it represents whirling force and strength through trouble.
それはまた、問題事を突破する、渦を巻く力と強さを表す。

It is the affimation of justice, upholding Divine authority; it may become the
Sword of Wrath, Punishment and affliction.
それは、「正義」の肯定であり、「神」の権威を支持する;それは、「激怒」、「懲罰」、
および「苦悩」の「剣」となるかもしれない。
--- ここまで ---

(次に続く)
0467名無しさん@占い修業中
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2022/04/11(月) 05:56:43.62ID:2boK0CNl
(前の続き)

最後の文の「affimation」は、「affirmation/肯定」の誤記ですかね。

この「剣のエース」の称号は、「The Root of the Powers of Air/空気の力の根源」です。

なお、ここは基本的には「BOOK "T"」からの引用なのですが、誤記以外にも細々とした
コピペミスがありますので、翻訳文では、「BOOK "T"」を優先的に参照しています。
0468名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/13(水) 06:14:49.31ID:p3bIZzZt
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 259) ---
TWO OF SWORDS.
「剣の2」。

Quarrel made up and arranged.
口論は仲裁され、取りまとめられた。

Peace restored, yet some tension in relationships.
平和は復興されたけれども、関係たちにおいては、まだいくつかの緊張。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Action sometimes selfish and sometimes unselfish.
時には利己的であり、時には非利己的である行動。

Contradictory characteristics in the same nature.
同じ性質における矛盾した特性たち。

Strength through suffering.
苦しみを突破する強さ。

Pleasure after pain.
苦痛の後の喜び。

Sacrifice and trouble, yet strength arising therefrom.
犠牲と苦労はあるけれども、そこから生じる強さ。

(次に続く)
0469名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/13(水) 06:15:25.31ID:p3bIZzZt
(前の続き)

Peace restored, truth, arrangement of differences. Justice,
復興された平和、停戦、不和たちの整理、公平。

Truth and untruth.
真実と不真実。

Sorrow and sympathy for those in trouble, aid to the weak and oppressed, unselfishness.
困っている人たちへの悲しみと同情、弱くて抑圧された者への援助、非利己的。

Also an inclination to repetition of affronts if once pardoned, of asking questions
of little moment, want of tact, often doing injury when meaning well.
また、一度許された場合は、重要ではない疑いたちの質問による侮辱たちの繰り返しの
傾向、機転の欠乏、しばしば善意であるのに害を為す。

Talkative.
話し好き。
--- ここまで ---

9番目の文の「truth」は、「truce/停戦」の誤記ですかね。
また、同じ9番目の文の「differences. Justice,」の句読点は、原文の「BOOK "T"」では
「differences, Justice.」となっていますので、そちらに合わせて翻訳しています。

この「剣の2」の称号は、「The Lord of Peace Restored/復興された平和の主」です。
0470名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/14(木) 05:48:43.69ID:YgP4BqL6
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 259) ---
THREE OF SWORDS.
「剣の3」。

Unhappiness, sorrow, tears.
不幸、悲しみ、涙。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Disruption, interruption, separation, quarrelling, sowing of discord and strife,
mischief-making, sorrow, tears, yet mirth in evil pleasures, singing, faithfulness
in promises, honesty in money transactions, selfish and dissipated, yet sometimes
generous, deceitful in words and repetition.
崩壊、中断、分離、喧嘩、不和と闘争の種まき、仲を裂く、悲しみ、涙、さらには邪悪な
楽しみにおける歓楽、歌、約束たちにおける忠実さ、金銭取引たちにおける誠実さ、
利己的で放蕩、けれども時には気前が良い、言葉たちと繰り返された言葉による詐欺。

The whole thing according to dignity.
全ての物事は、品位による。
--- ここまで ---

この「剣の3」の称号は、「The Lord of Sorrow/悲しみの主」です。
0471名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/15(金) 05:58:37.12ID:gsn1P2Qs
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 259) ---
FOUR OF SWORDS.
「剣の4」。

Convalescence, recovery from sickness, change for the better.
回復期、病気からの回復、より良い方向への変化。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Rest from sorrow, yet after and through it.
悲しみからの休息、けれども、それを経た後で。

Peace from and after War.
「戦争」からの、そしてその後の平和。

Relaxation of anxiety.
心配事の緩和。

Quietness, rest, ease and plenty, yet after struggle.
静けさ、休息、安らぎと繁栄、けれども、苦闘した後で。

Goods of this life abundance.
この人生における財産、裕福。

Modified by the dignity as in the other cases.
他の場合と同様に、品位により修正される。
--- ここまで ---

(次に続く)
0472名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/15(金) 05:59:23.83ID:gsn1P2Qs
(前の続き)

七番目の文の「life abundance」は、「life, abundance」の誤記ですかね。

この「剣の4」の称号は、「The Lord of Rest from strife/闘争からの休息の主」です。

なお、二番目の文の「Convalescence, recovery from sickness, change for the better.」
は、「TABULATED RULES」だけでなく、「BOOK "T"」にも全く同じ記述がありますので、
ワタシとしては、今までのものも含めて、わざわざ「TABULATED RULES」から引用する
必要性を全く感じていません。

大アルカナの意味は「TABULATED RULES」にしかありませんので、そこから引用するしか
ないのですが、小アルカナの意味は、「BOOK "T"」からの引用だけで十分だと思いますし、
両方から引用すると、同じような意味が重複しますので、無駄だとも思えるんですよね。
0473名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/16(土) 06:12:33.69ID:4iB2E1gx
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 259) ---
FIVE OF SWORDS.
「剣の5」。

Defeat, loss, malice, spite, slander, evil-speaking.
敗北、損失、悪意、意地悪、中傷、悪口。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Contest finished, and decided against the person, failure, defeat. anxiety,
trouble, poverty, avarice, grieving after pain, laborious, unresting, loss and
vileness of nature.
競争は終了して、その人に不利に決着された、失敗、敗北、不安、心配事、貧困、貪欲、
得た後の深い悲しみ、面倒事、休み無し、損失と性格の卑劣さ。

Malicious, slandering, lying, spiteful and talebearing.
悪意に満ち、中傷し、嘘つきで、意地悪で、そして告げ口をする。

A busy-body and separator of friends, hating to see peace and love between others.
お節介焼きで、友人たちを仲違いさせる者、他人たちの間の平和と愛情を見ることを嫌う。

Cruel yet cowardly, thankless and unreliable.
残酷でありながらも臆病で、恩知らずで、信頼できない。

Clever and quick in thought and speech.
思考と発言においては、ずる賢くて素早い。

(次に続く)
0474名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/16(土) 06:13:25.26ID:4iB2E1gx
(前の続き)

Feelings of pity easily roused but unendurable.
哀れみの感情は容易に奮起されるけれども、耐えられない。

As dignity.
品位についても同様。
--- ここまで ---

三番目の文の「defeat. anxiety」は、「defeat, anxiety」の誤記ですかね。
同じく、三番目の文の「grieving after pain」は、「grieving after gain/得た後の
深い悲しみ」の誤記ですかね。

この「剣の5」の称号は、「The Lord of Defeat/敗北の主」です。
0475名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/17(日) 06:11:35.41ID:Txaa3QvM
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 260) ---
SIX OF SWORDS.
「剣の6」。

Labor, work.
労働、仕事。

Journey, probably over water.
旅行、おそらく船による。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Success after anciety and trouble.
不安や心配事の後の成功。

Selfishness, beauty, conceit, but sometimes modesty therewith.
自分勝手、美しさ、うぬぼれ、しかし時には、それとともに慎み深さ。

Dominion, patience, labor, etc., according to dignty.
支配、忍耐、労働など、品位による。
--- ここまで ---

三番目の文の「over water」は、「by water/船による」の誤記ですかね。
四番目の文の「anciety」は、「anxiety/不安」の誤記ですかね。
最後の文の「dignty」は、「dignity/品位」の誤記ですかね。

この「剣の6」の称号は、「The Lord of Earned Success/獲得された成功の主」です。
0476名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/18(月) 06:32:28.70ID:J1KN/86V
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 260) ---
SEVEN OF SWORDS.
「剣の7」。

In character untrustworthy, vacillation.
性格において、信頼できない、優柔不断。

Unstable effort.
不安定な努力。

Journey, probably over land.
旅行、おそらく陸路による。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Partial success, yielding when victory is within grasp, as if the last reserves
of strength were used up.
部分的な成功、勝利に手が届く時に、力の最後の蓄えが使い果たされたかのような、屈服。

Inclination to lose when on the point of gaining through not continuing the effort.
努力を続けないことによって、得る間際で失う傾向。

Love of abundance, fascinated by display, given to compliment, affronts and
insolences, and to detect and spy on another.
裕福への愛、見栄張りにより魅了される、お世辞、侮辱たち、そして横柄な言動たちに
ふける、そして他人を探り出して秘かに調べがち。

(次に続く)
0477名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/18(月) 06:33:06.98ID:J1KN/86V
(前の続き)

Inclined to betray confidences, not always intentional.
打ち明け話を漏らす傾向があるが、必ずしも意図的では無い。

Rather vacillating and unreliable, according to dignity as usual.
どちらかというと優柔不断で信頼できない、いつものように品位による。
--- ここまで ---

三番目の文の「Unstable effort/不安定な努力」は、「TABULATED RULES」ではなく、
「BOOK "T"」の称号からの引用です。
四番目の文の「over land」は、「by land/陸路による」の誤記ですかね。

この「剣の7」の称号は、「The Lord of Unstable effort/不安定な努力の主」です。
0478名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/19(火) 06:32:18.05ID:h3FhgkYW
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 260) ---
EIGHT OF SWORDS:
「剣の8」。

Narrow or restricted.
狭いか、もしくは制限される。

Shortened Force.
短縮された力。

Petty.
狭量。

A Prison.
刑務所。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Too much force applied to small things, too much attention to detail, at expense
of principal and more important points.
主要であり、そしてより重要な点たちを犠牲にして、過大な力が小さな物事たちに適用され、
過度の注意が細部に払われる。

Ill-dignified, these qualities produce malice, pettiness, and domineering qualities.
悪い品位である場合は、これらの品質たちは、悪意、狭量さ、そして横柄な特性たちを
生み出す。

(次に続く)
0479名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/19(火) 06:32:52.49ID:h3FhgkYW
(前の続き)

Patience in detail of study, great ease in some things, counterbalanced by equal
disorder in others.
研究の詳細における忍耐、ある物事たちについては非常に安易、その他たちにおいては、
それと等しい無秩序さにより相殺される。

Impulse, equally fond of giving or receiving money, or presents.
衝動的、それと同時に、お金、もしくは贈り物たちを与えることも受け取ることも好む。

Generous, clever, acute, selfish, and without strong feeling of affection.
寛大で、賢く、鋭く、利己的で、そして強い愛情を感じない。

Admires wisdom, yet applies it to small and unworthy objects.
知恵を賞賛するにもかかわらず、小さくて価値の無い目的に、それを適用する。
--- ここまで ---

最初の文の末尾の「:」は、「.」の誤記ですかね。
三番目の文の「Shortened Force/短縮された力」は、「TABULATED RULES」ではなく、
「BOOK "T"」の称号からの引用です。

この「剣の8」の称号は、「The Lord of Shortened Force/短縮された力の主」です。
0480名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/20(水) 05:48:48.13ID:NHoOhLEn
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 260) ---
NINE OF SWORDS.
「剣の9」。

Illness.
病気。

Suffering, Malice.
苦悩、悪意。

Cruelty, Pain.
残酷、苦痛。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

Despair. cruelty, pitilessness, malice, suffering, want, loss, misery.
絶望、残酷、無慈悲、悪意、苦悩、困窮、喪失、悲惨。

Burden, oppression, labor, subtlety and craft, lying, dishonesty, etc., according
to dignity.
重荷、抑圧、労働、巧妙さと技巧、嘘つき、不正直など、品位による。
--- ここまで ---

五番目の文の「Despair.」は、「Despair,」の誤記ですかね。
それ以外にも、句読点のコピペミスが随所にあります。
それと、最後の文の「dishonesty,」と「etc.」の間には、「BOOK "T"」にある、
「slander. Yet also obedience, faithfulness, patience, unselfishness,/中傷。
けれどもまた、従順、誠実、忍耐、非利己的」という記述が抜けています

この「剣の9」の称号は、「The Lord of Despair and Cruelty/絶望と残酷の主」です。
0481名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/21(木) 05:14:32.40ID:TGgDiRlR
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 260) ---
TEN OF SWORDS.
「剣の10」。

Ruin.
破滅。

Death.
死。

Failure.
失敗。

Disaster.
災害。

--- ↑ TABULATED RULES ↑ --- ↓ BOOK "T" ↓ ---

(Almost a worse symbol than the Nine of Swords).
(大体、「剣の9」よりも悪い象徴)。

Undisciplined warring force, complete disruption and failure.
規律に欠ける戦争する力、完全な崩壊と失敗。

Ruin of all plans and projects.
全ての計画たちと事業たちの破滅。

(次に続く)
0482名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/21(木) 05:15:14.94ID:TGgDiRlR
(前の続き)

Disdain, insolence and impertinence, yet mirth and jolly therewith.
軽蔑、横柄さ、失礼、それになのに、それとともに歓喜と陽気。

Loving to overthrow the happiness of others, a repeater of things, given to much
unprofitable speech, and of many words, yet clever, acute and eloquent, etc.,
depending on dignity.
他人たちの幸福を打倒することを愛する、物事たちを繰り返す人、多くの無益な発言では
あるけれども、ずる賢く、鋭く、そして雄弁な、多くの言葉たちに没頭する、など、
品位に依存する。
--- ここまで ---

最後の文の「Loving」の前には、「BOOK "T"」にある、「A Marplot,/計画をぶち壊す人、」
という記述が抜けています。

この「剣の10」の称号は、「The Lord of Ruin/破滅の主」です。
0483名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/22(金) 05:33:28.04ID:dQYY47A4
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 260) ---
PRINCESS OF SWORDS.
「剣の王女」。

A young woman with light brown hair and blue eyes.
薄茶色の髪と、青色の目を持つ、若い女性。

Wisdom, strength, acuteness, subtleness in material things, grace and dexterity.
知恵、強さ、鋭さ、物質的な物事たちにおける敏感さ、優雅さと器用さ。

Ill-dignified, she is frivolous and cunning.
悪い品位である場合は、彼女は軽薄で狡猾である。
--- ここまで ---

この「剣の王女」の称号は、「Princess of the Rushing Winds, Lotus of the Palace of
Air/疾風たちの王女、空気の宮殿の蓮」です。
0484名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/23(土) 06:35:18.39ID:heSn+4pm
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 260) ---
PRINCE OF SWORDS.
「剣の王子」。

A young man with dark hair and dark eyes.
黒い髪と、黒い目を持つ、若い男性。

Full of ideas and thoughts and designs, distrustful, suspicious, firm in friendship
and enmity, careful, slow, over-cautious.
着想たちと意見と陰謀に満ち、疑い深く、怪しげで、友情と敵意においては堅固で、注意
深く、時間がかかり、過度に用心深い。

Symbolizes Alpha and Omega, the Giver of Death, who slays as fast as he creates.
「死を与える者」である、「アルファとオメガ」を象徴し、彼は、彼が創造するのと同じ
くらい速く殺害する。

Ill-dignified; harsh, malicious, plotting, obstinate, yet hesitating and unreliable.
悪い品位である場合は;残酷で、悪意に満ち、陰謀を企て、頑固であるにもかかわらず、
躊躇し、信頼できない。
--- ここまで ---

この「剣の王子」の称号は、「The Prince of the Chariots of the Winds/風たちの戦車
たちの王子」です。

ちなみに、「Alpha and Omega/アルファとオメガ」は、通常は「(創造)神」を象徴し、
「The Giver of Life/命を与える者」とも呼ばれるのですが、ここでは、「Death/死」の
面を強く持つ、いわゆる「死神」や「破壊神」みたいな存在であるという意味かと思います。
0485名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/24(日) 06:06:17.17ID:ZoWJksaj
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 260) ---
QUEEN OF SWORDS.
「剣の女王」。

A graceful woman of grey hair and light-brown eyes.
灰色の髪と、薄茶色の目の、優美な女性。

Intensely perceptive, keen observation, subtle, quick, confident, often perserveringly
accurate in superficial things, graceful, fond of dancing and balancing.
強烈に知覚が鋭く、鋭敏な観察力、巧妙で、迅速で、自信に満ち、しばしば表面的な物事
たちにおいては我慢強く的確で、優雅で、踊りと均衡を好む。

Ill-dignified: cruel, sly, deceitful, unreliable, though with a good exterior.
悪い品位である場合は:残酷で、ずる賢く、欺瞞的で、信頼できない、にもかかわらず、
良い外貌を持つ。
--- ここまで ---

三番目の文の「perserveringly」は、「perseveringly/我慢強く」の誤記ですかね。

この「剣の女王」の称号は、「The Queen of the Thrones of the Air/空気の玉座の女王」
です。
0486名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/25(月) 05:58:21.58ID:/hVkhCld
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 261) ---
KING OF SWORDS.
「剣の王」。

A man with dark brown hair and dark eyes.
黒褐色の髪と、黒い目を持つ男性。

He is active, clever, subtle, fierce, delicate, courageous, skillful, but inclined
to domineer.
彼は、活動的で、賢く、巧妙で、凶暴で、繊細で、勇敢で、熟練している、けれども
威張り散らす傾向。

Also to overvalue small things unless well-dignified.
また、良い品位でない限り、小さな物事たちを過大評価しがち。

Ill-dignified, deceitful, tyrannical and crafty.
悪い品位である場合は、欺瞞的で、専制君主的で、悪賢い。
--- ここまで ---

この「剣の王」の称号は、「Lord of the Winds and Breezes, King of the Spirit of Air
/風たちと、そよ風たちの主、空気の聖霊の王」です。
0487名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/26(火) 06:02:01.34ID:5qP7H0cs
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 261) ---
ACE OF PENTACLES.
「五芒貨のエース」。

Material gain, labor, power, wealth, etc.
物質的な獲得、労働、能力、財産、など

It represents materiality in all senses, good and evil, and is therefore in a sense
illusory.
それは、善や悪を問わず、あらゆる意味における物質性を表し、従って、ある意味、幻想的
である。
--- ここまで ---

この「五芒貨のエース」の称号は、「The Root of the Powers of Earth/地の力の根源」
です。

ちなみに、最後の文の「illusory/幻想的な(形容詞)」は、「BOOK "T"」では「illusionary
/幻想(名詞)」となっています。
何で、わざわざ変える必要があったのかは分かりませんけど、そういう妙な「こだわり」
みたいなものが感じられるのは、オリジナル尊重派であるワタシにとっては、正直言って、
この手の改変って、あまり気持ちの良いものではないのでした。
0488名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/27(水) 05:56:57.99ID:bzwQLtxW
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 261) ---
TWO OF PENTACLES:
「五芒貨の2」:

Pleasant change.
楽しい変化。

Visit to friends.
友人たちへの訪問。

The harmony of change.
変化の調和。

Alternation of gain and loss, weakness and strength, ever varying occupation,
wandering, discontented with any fixed condition of things; now elated, now
melancholy, industrious, yet unreliable, fortunate through prudence of management
yet sometimes unaccountably foolish.
利益と損失の交代、弱さと強さ、絶えず変化する職業、放浪、物事たちのどんな固定された
状態でも不満;時には高揚し、時には憂鬱になり、勤勉ではあるけれども、信頼できない、
管理の思慮分別によって幸運ではあるけれども、時には説明のできないほど愚か。

Alternatively talkative and suspicious.
話し好きか、あるいは、疑い深いか。

Kind yet wavering and inconsistent.
親切であるけれども、揺らいでいて、一貫性がない。

(次に続く)
0489名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/27(水) 05:59:04.53ID:bzwQLtxW
(前の続き)

Fortunate in journeying.
旅行における幸運。

Argumentative.
議論好き。
--- ここまで ---

この「五芒貨の2」の称号は、「Lord of Harmonious Change/調和する変化の主」です。

ちなみに、「五芒貨」においては、「TABULATED RULES」の記述は、ほぼ「BOOK "T"」から
の引用となっているので、特に注釈のない限り、上記の引用文は、ほぼ全て「BOOK "T"」
からの引用となります。
というか、最初から全てを「BOOK "T"」からの引用にすれば良いと思うんですけどね。
0490名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/28(木) 05:58:27.90ID:JqlMIbcQ
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 261) ---
THREE OF PENTACLES.
「五芒貨の3」。

Business, paid employement.
事業、有給雇用。

Commercial transactions.
商業取引。

Working and constructive force, building up, erection, creation, realization,
and increase of material things, gain in commercial transactions, rank, increase
in substance, influence, cleverness in business, selfishness, commencement of
matter to be established later.
実用的で建設的な力、構築、建設、創造、実現、そして物質的な物事たちの増加、商業取引
の増大、高い地位、実質的な増加、影響力、事業における賢さ、利己主義、後で確立される
問題の始まり。

Narrow and prejudiced, keen in matter of gain.
狭量で偏見があり、利益の問題については鋭敏。

Modified by dignity.
品位により修正される。

Sometimes given to seeking after the impossible.
時には、不可能を追い求めることにふける。
--- ここまで ---

(次に続く)
0491名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/28(木) 05:58:49.36ID:JqlMIbcQ
(前の続き)

二番目の文の「employement」は、「employment/雇用」の誤記ですかね。

この「五芒貨の3」の称号は、「Lord of Material Works/物質的作業たちの主」です。
0492名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/29(金) 06:07:33.68ID:wTdPb+98
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 261) ---
FOUR OF PENTACLES.
「五芒貨の4」。

Gain of money and influence.
金銭と影響力の増加。

A present.
贈り物。

Assured material gain, success, rank, dominion, earthly power completed by leading
to nothing beyond.
確実な物質的な利益、成功、高い地位、支配権、地上の力は完成されるが、しかし、それ
以上のものは何ももたらさない。

Prejudiced, covetous, suspicious, careful and orderly, but discontented.
偏見を持ち、強欲で、疑い深く、慎重であり規律正しい、けれども不満を持つ。

Little enterprise or originality.
冒険心や独創力に乏しい。

Altered by dignity as usual.
いつものように、品位により変化する。
--- ここまで ---

四番目の文の「by leading to nothing beyond」は、「, but leading to nothing beyond
/しかし、それ以上のものは何ももたらさない」の誤記ですかね。

この「五芒貨の4」の称号は、「Lord of Earthly Power/大地の力の主」です。
0493名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/30(土) 06:22:50.74ID:uCPSRB1G
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 261) ---
FIVE OF PENTACLES.
「五芒貨の5」。

Loss of profession.
職業の喪失。

Loss of money.
金銭の損失。

Monetary anxiety.
金銭面の心配。

Loss of money or position.
金銭あるいは地位の喪失。

Trouble about material things.
物質的な物事たちについての心配事。

Toil, labor, land cultivation, building, knowledge and acuteness of earthly things,
poverty, carefulness.
労苦、労働、土地耕作、建築、地上的な物事たちの知識と鋭さ、貧乏、慎重さ。

Kindness, sometimes money regained after severe toil and labor.
親切、時には、厳しい労苦と労働の後に取り戻される金銭。

(次に続く)
0494名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/04/30(土) 06:23:18.86ID:uCPSRB1G
(前の続き)

Unimaginative, harsh, stern, determined and obstinate.
想像力に欠け、厳しく、厳格で、断固として、そして頑固。
--- ここまで ---

この「五芒貨の5」の称号は、「Lord of Material Trouble/物質的困難の主」です。
0495名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/01(日) 07:04:18.23ID:NsaJ/83G
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 261) ---
SIX OF PENTACLES.
「五芒貨の6」。

Success in material things.
物質的な物事たちにおける成功。

Prosperity in business.
事業における繁栄。

Success and gain in material undertakings, power, influence, rank, nobility,
rule over people.
物質的な事業たちにおける成功と利益、能力、影響、高い地位、高潔さ、人々の支配。

Fortunate, successful, just and liberal.
幸運、成功、公明正大であり気前が良い。

If ill-dignified may be purse-proud, insolent from success or prodigal.
もし悪い品位である場合は、金持ちを鼻にかけたり、成功からの横柄であったり、
もしくは浪費家であるかもしれない。
--- ここまで ---

最後の文の「If ill-dignified may」は、「If ill-dignified, may」の誤記ですかね。
また、最後の文の「success or prodigal」は、「success, or prodigal」の誤記ですかね。

この「五芒貨の6」の称号は、「Lord of Material Success/物質的成功の主」です。

いずれにしろ、コピペミスが大杉ですので、皆さんは、これを参照せずに、「BOOK "T"」
の原文を参照するようにしてください。
0496名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/02(月) 06:29:01.89ID:Mvi1Z0Os
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 261) ---
SEVEN OF PENTACLES.
「五芒貨の7」。

Unprofitable speculation and employment.
儲けのない投機と仕事。

Little gain for much labor.
多くの労働に対して、少しの利益。

Promises of success unfulfilled.
成功の約束たちは果たされない。

Loss of apparently promising fortune.
見たところ有望そうな幸運の喪失。

Hopes deceived and crushed.
騙されて押し潰された希望たち。

Disappointment.
失望。

Misery, slavery, necessity and baseness.
惨めさ、奴隷の身、 窮乏と卑劣。

A cultivator of land, and yet is loser thereby.
土地の耕作者でありながらも、それによって失敗者となる。

(次に続く)
0497名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/02(月) 06:30:27.68ID:Mvi1Z0Os
(前の続き)

Sometimes it denotes slight and isolated gains with no fruits resulting therefrom,
and of no further account, though seeming to promise well.
時には、それは、十分に有望そうに見えるけれども、そこから生じる成果がなく、そして、
それ以上の利益もない、わずかで孤立した利益たちを示す。

Honorable work undertaken for the love of it, and without desire of reward.
それの愛のために、そして報酬を望むことなく引き受けられた名誉ある仕事。

According to dignity.
品位による。
--- ここまで ---

最後から二番目の文の「Honorable work undertaken for the love of it, and without
desire of reward.」は、「TABULATED RULES」からの引用となっています。
ただし、「TABULATED RULES」では、この文の冒頭は「Honorary work/(肩書きだけで
無給の)名誉職」となっています。

この「五芒貨の7」の称号は、「Lord of Success Unfulfilled/満たされない成功の主」
です。
0498名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/03(火) 06:04:02.18ID:7z/hK0XO
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 262) ---
EIGHT OF PENACLES.
「五芒貨の8」。

Skill, prudence, cunning.
技能、慎重さ、狡猾さ。

Over-careful in small things at the expense of the great.
大きなことを犠牲にして、小さな物事たちに用心し過ぎる。

"Penny-wise and pound foolish."
「一文惜しみの百失い。」

Gain of ready money in small sums.
少額の現金の獲得。

Mean, avariciousness.
けち、貪欲。

Industrious, cultivation of land, hoarding, lacking in enterprise.
勤勉、土地の耕作、貯蔵、積極性に欠ける。
--- ここまで ---

最初の文の「PENACLES」は、「PENTACLES/五芒貨」の誤記ですかね。
また、四番目の文の「pound foolish」は、「pound-foolish」の誤記ですかね。

この「五芒貨の8」の称号は、「Lord of Prudence/慎重さの主」です。
0499名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/04(水) 06:42:23.94ID:ucVTGaSC
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 262) ---
NINE OF PENTACLES.
「五芒貨の9」。

Inheritance.
相続。

Much increase of money.
金銭の大幅な増加。

Complete realization of material gain, inheritance, covetousness, treasuring of
goods and sometimes theft and knavery.
物質的な利益の完全な実現、相続、強欲、財産の秘蔵、そして時には窃盗や悪事。

All according to dignity.
全ては品位による。
--- ここまで ---

三番目の文の「Much increase of money/金銭の大幅な増加」は、「TABULATED RULES」
からの引用ですが、参考までに「BOOK "T"」においては、「much increase of goods/
財産の大幅な増加」となっています。
ワタシ的には、総括的な意味合いとしては、「BOOK "T"」の方が適切だと思いますし、
今までの文を読み返してみても、「TABULATED RULES」から引用するのではなくて、全て
「BOOK "T"」から引用した方が適切ではないかと思っています。

この「五芒貨の9」の称号は、「Lord of Material Gain/物質的獲得の主」です。
0500名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/05(木) 06:31:51.70ID:vQrUBXAV
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 262) ---
TEN OF PENTACLES.
「五芒貨の10」。

Riches and wealth.
財産と富。

Completion of material gain and fortune, but nothing beyond.
物質的な利益と財産の完成、けれども、それ以上は無い。

As it were, at the very pinnacle of success.
言わば、成功のまさしく頂点にある。

Old age, slothfulness, great wealth, yet sometimes loss in part, and later heaviness,
dullness of mind, yet clever and prosperous in money transactions.
老齢、怠惰、偉大な富、それでも時には部分的な損失、それ以降の重苦しさ、心の鈍感さ、
それでも金銭取引においては賢くて繁栄する。
--- ここまで ---

この「五芒貨の10」の称号は、「Lord of Wealth/富の主」です。

ちなみに、何となくですが、この「五芒貨の10」のカードの意味は、ワタシが今まで
このスレに書き続けてきたものを象徴しているような感じでもありますよね。
皆さんも、このスレには、「物質的な利益と財産の完成、けれども、それ以上は無い。」
ということを、感じているのではないかとも思うのでした。

まあ、「マルクト」に住む我々は、どうあがいても、それ以上のものは望めないので、
このカードが「言わば、成功のまさしく頂点にある。」ということも含めて、我々は、
それを甘んじて受けなければならないのでした。(反省はしているが後悔はしていないww)
0501名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/06(金) 05:26:39.64ID:qOfoB9k3
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 262) ---
PRINCESS OF PENTACLES.
「五芒貨の王女」。

A young woman with rich-brown, or red-brown hair, and dark eyes.
濃い茶色、もしくは赤茶色の髪と、黒い目を持つ、若い女性。

She is generous, kind, diligent, benevolent, careful, courageous, perservering.
彼女は、寛大で、親切で、勤勉で、情け深く、慎重で、勇敢で、辛抱強い。

If ill-dignified she is wasteful and prodigal.
もし悪い品位である場合は、彼女は、無駄遣いで、浪費する。
--- ここまで ---

三番目の文の「perservering」は、「persevering/辛抱強い」の誤記ですかね。
ちなみに、「BOOK "T"」では、この三番目の文の最後は、「persevering, pitiful/
辛抱強く、哀れみ深い」となっています。
また、最後の文の「ill-dignified she」は、「ill-dignified, she」の誤記ですかね。

この「五芒貨の王女」の称号は、「The Princess of the Echoing Hills, The Rose of
the Palace of Earth/反響する丘たちの王女、地の宮殿の薔薇」です。
0502名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/07(土) 05:29:56.73ID:bUDn2wFO
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 262) ---
PRINCE OF PENTACLES.
「五芒貨の王子」。

A young man with dark brown hair and dark eyes.
黒褐色の髪と、黒い目を持つ、若い男性。

Increase of matter, increase of good and evil, solidifies, practically amplifies
things, steady, reliable.
物質の増加、善と悪の増加、固体化、物事たちを実用的に拡大、安定化、信頼できる。

If ill-dignified, animal, material, stupid.
もし悪い品位である場合は、獣的、肉体的、愚か。

In either slow to anger, but furious if roused.
どちらかというと怒ることは遅いが、けれども怒った時は激怒する。
--- ここまで ---

この「五芒貨の王子」の称号は、「The Prince of the Chariot of Earth/地の戦車の
王子」です。
0503名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/08(日) 06:04:57.25ID:nYMPg33c
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 262) ---
QUEEN OF PENTACLES.
「五芒貨の女王」。

A woman with dark hair and dark eyes.
黒い髪と、黒い目を持つ女性。

She is impetuous, kind, timid, rather charming, great-hearted, intelligent,
melancholy, truthful, yet of many moods.
彼女は、衝動的で、親切で、臆病で、どちらかというと魅力的で、寛大で、知的で、
憂鬱で、誠実、けれども、数多くの気分たちを持つ。

Ill-dignified, she is undecided, capricious, foolish, changeable.
悪い品位である場合は、彼女は、優柔不断で、気まぐれで、愚かで、変わりやすい。
--- ここまで ---

この「五芒貨の女王」の称号は、「The Queen of the Thrones of the Earth/地の玉座の
女王」です。

ちなみに、「黒髪と黒い目を持つ」という属性は、典型的な日本人女性を象徴します。
というか日本人を含む白人系人種以外は、ほぼこれに相当しますので、女性としては、
おそらく世界最大グループの属性であると思われます。

要するに、(日本)女性のステレオタイプとしては、「衝動的で、親切で、臆病で、
どちらかというと魅力的で、寛大で、知的で、憂鬱で、誠実、けれども、数多くの
気分たちを持つ」という感じであるということですかね。(知らんけどww)

でもまあ、人を外見だけで判断するのは、止めておいた方がいいです。←経験上ww
0504名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/09(月) 06:06:13.28ID:wi9h4GSV
「実践的な作業」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 262) ---
KING OF PENTACLES.
「五芒貨の王」。

A man with dark eyes and dark hair.
黒い髪と、黒い目を持つ男性。

Unless very well dignified he is heavy, dull, and material.
非常に良い品位でない限り、彼は、太って、鈍感で、物質的である。

Laborious, clever and patient in material matters.
勤勉で、賢く、そして物質的な物事たちにおいては忍耐強い。

If ill-dignified he is avaricious, grasping, dull, jealous, not very courageous,
unless assisted by other symbols.
もし悪い品位である場合は、他の象徴たちにより援助されない限り、彼は強欲で、貪欲で、
鈍感で、嫉妬深く、あまり勇敢ではない。
--- ここまで ---

この「五芒貨の王」の称号は、「The Lord of the Wild and Fertile Land, King of the
Spirits of the Earth/未開および肥沃な土地の主、地の聖霊たちの王」です。

ちなみに、「黒髪と黒い目を持つ」という属性は、典型的な日本人男性を象徴します。
(日本)男性のステレオタイプとしては、「太って、鈍感で、物質的であり、勤勉で、
賢く、そして物質的な物事たちにおいては忍耐強い」ということですかね。(苦笑)

それにしても、この「OUTLINE OF DIVINATORY MEANINGS/占いの意味たちの概要」の節は、
ウォン氏が執筆したとは思えないようなクオリティというか、タロットを良く知らない編集者が、
やっつけ仕事で付け足したのではないかと思えるような、少々残念なものとなっています。
まあ、ここは見ないで、「Book "T"」を参照すれば良いだけの話なんですけどね。
0505名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/10(火) 05:59:08.78ID:JQM8C+BM
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 263) ---
REFERENCE
参考

Colors on the Tree of Life (from 777)
生命の木に基づく色たち(『777』より)
--- ここまで ---

さて、「実践的な作業」の話も終わりましたので、実質的な内容は、ここで終了です。
ここから先は、単なる付録である「REFERENCE/参考」という、単なる補足的な情報の、
新しい章に入ります。
まあ、わざわざここで翻訳して紹介するまでもないネタではあるのですが、とりあえず
全文を翻訳してみたいというワタシのワガママに、もう少しだけ、お付き合いください。

さて、この「REFERENCE/参考」の章の最初は、「Colors on the Tree of Life/生命の木
に基づく色たち」となっています。
とはいえ、なぜ、元ネタである『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』の「Fifth
Knowledge Lecture/第五知識講義」の「THE FOUR COLOR SCALES/四つの色階たち」から
ではなく、パクリである『777/777の書』からの引用なのかは、全くもって不明です。

参考までに、ここは、『777/777の書』の「TABLE OF CORRESPONDENCES/万物照応表」の
「XV. The King Scale of Colour/15. 王の色階」、「XVI. The Queen Scale of Colour
/16. 女王の色階」、「XVII. The Emperor Scale of Colour/17. 皇帝の色階」、
「XVIII. The Empress Scale of Colour/18. 女帝の色階」からの引用となっています。

なお、原文は表形式となっていますが、ここでは、表の縦罫線のみを" | "として表現して
いく予定ですので、少々見づらくなっていることを、ご了承願います。
0506名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/12(木) 05:58:57.39ID:UD8OCwUJ
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 263) ---
ASSIAH | YETZIRAH | BRIAH | ATZILUTH | (Key Scale)
アッシャー界|イェツィラー界|ブリアー界|アツィルト界|(キースケール)

White, flecked gold | White brilliance | White brilliance | Brilliance | 1
金色の斑点のある白色|白い光輝|白い光輝|光輝|1

White, flecked red, blue, and yellow | Blue pearl grey, like mother-of-pearl |
Grey | Pure soft blue | 2
赤、青、黄色の斑点のある白色|真珠層のような、青い真珠の灰色|灰色|純粋で
柔らかな青色|2

Grey, flecked pink | Dark brown | Black | Crimson | 3
桃色の斑点のある灰色|濃い茶色|黒色|深紅|3

Deep azure, flecked yellow | Deep purple | Blue | Deep violet | 4
黄色の斑点のある濃い空色|濃い紫色|青色|濃い菫色|4
--- ここまで ---

二番目の文の「White, flecked gold」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)では
「White flecked gold」となっています。
三番目の文の「White, flecked red」は、引用元(『The Golden Dawn』)では「White
flecked red」となっています。
また、三番目の文の「Blue pearl grey, like mother-of-pearl」は、引用元(『The Golden
Dawn』)では「Bluish Mother of Pearl/青味を帯びた真珠色」となっています。
四番目の文の「Grey, flecked pink」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)では
「Grey flecked pink」となっています。
五番目の文の「Deep azure, flecked yellow」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)
では「Deep azure flecked yellow」となっています。
なお、翻訳文は、基本的には引用元のニュアンスを優先して翻訳しています。
0507名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/13(金) 06:06:25.42ID:yXbhiqO9
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 263) ---
Red, flecked black | Bright scarlet | Scarlet red | Orange | 5
黒色の斑点のある赤色|明るい緋色|緋赤色|橙色|5

Gold amber | Rich salmon | Yellow (gold) | Clear pink rose | 6
金琥珀色|濃いサーモンピンク(黄色味を帯びた桃色)|黄色(金色)|鮮やかな桃色の
薔薇色|6

Olive, flecked gold | Bright yellow green | Emerald | Amber | 7
金色の斑点のあるオリーブ色(薄緑色)|明るい黄緑色|エメラルド色(鮮緑色)|
琥珀色|7

Yellowish brown, flecked white | Red-russet | Orange | Violet purple | 8
金色の斑点のある黄褐色|赤小豆色|橙色|菫紫色|8

Citrine, flecked azure | Very dark purple | Violet | Indigo | 9
空色の斑点のあるシトリン色(淡黄色)|非常に濃い紫色|菫色|藍色|9
--- ここまで ---

最初の文の「Red, flecked black」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)では
「Red flecked black」となっています。
三番目の文の「Olive, flecked gold」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)では
「Olive flecked gold」となっています。
四番目の文の「Yellowish brown, flecked white」は、引用元(『777』、『The Golden
Dawn』)では「Yellow-brown flecked white」となっています。
五番目の文の「Citrine, flecked azure」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)
では「Citrine flecked azure」となっています。
0508名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/14(土) 07:01:27.49ID:rdmNjyHT
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 263) ---
Black rayed with yellow | As Queen Scale, but flecked with gold | Citrine, olive,
russet, and black | Yellow | 10
黄色の放射状の線のある黒色|女王の階級と同様であるが、金色の斑点あり|シトリン色
(淡黄色)、オリーブ色(薄緑色)、小豆色、そして黒色|黄色|10

Emerald, flecked gold | Blue emerald green | Sky blue | Bright pale yellow | 11
金色の斑点のあるエメラルド色(鮮緑色)|青いエメラルドの緑色|空色|明るい薄黄色|11

Indigo, rayed violet | Grey | Purple | Yellow | 12
菫色の放射状の線のある藍色|灰色|紫色|黄色|12

Silver, rayed sky blue | Cold pale blue | Silver | Blue | 13
空色の放射状の線のある銀色|冷たい薄青色|銀色|青色|13
--- ここまで ---

最初の文の「As Queen Scale, but flecked with gold」は、引用元(『The Golden Dawn』)
では「4 colors fl. gold/金色の斑点のある四色」となっています。
二番目の文の「Emerald, flecked gold」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)
では「Emerald flecked gold/金色の斑点のある四色」となっています。
また、二番目の文の「Blue emerald green」は、引用元(『The Golden Dawn』)では
「Blue-emerald green」となっています。
三番目の文の「Indigo, rayed violet」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)では
「Indigo rayed violet」となっています。
四番目の文の「Silver, rayed sky blue」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)
では「Silver rayed sky-blue」となっています。
0509名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/15(日) 05:30:20.54ID:ajDSxWi4
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 263) ---
Bright rose or cerise, rayed pale green | Early spring green | Sky blue | Emerald
green | 14
薄緑色の放射状の線のある明るい薔薇色もしくはサクランボ色(鮮紅色)|早春の緑色|
空色|エメラルド・グリーン色(鮮緑色)|14

Glowing red | Brilliant flame | Red | Scarlet | 15
燃えるような赤色|明るい炎色|赤色|緋色|15

Rich brown | Deep warm olive | Deep indigo | Red orange | 16
濃い茶色|深く暖かいオリーブ色(薄緑色)|深い藍色|赤橙色|16

Reddish grey inclined to mauve | New yellow leather | Pale mauve | Orange | 17
藤色がかった赤味を帯びた灰色|新しい皮の黄色|薄藤色|橙色|17

Dark greenish brown | Rich bright russet | Maroon | Amber | 18
暗く緑がかった茶色|濃く明るい小豆色|栗色|琥珀色|18

Reddish amber | Grey | Deep purple | Yellow, greenish | 19
赤味がかった琥珀色|灰色|深い紫色|緑がかった黄色|19
--- ここまで ---

最初の文の「Bright rose or cerise, rayed pale green」は、引用元(『777』、『The
Golden Dawn』)では「Bright rose or cerise rayed pale yellow」となっています。
最後の文の「Yellow, greenish」は、引用元(『The Golden Dawn』)では「Greenish-
Yellow」となっています。
0510名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/16(月) 05:59:38.92ID:oALyFsKr
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 263) ---
Plum colour | Green grey | Slate grey | Green, yellowish | 20
暗紫色|緑灰色|石板色の灰色(青味がかった灰色)|黄色がかった緑色|20

Bright blue, rayed yellow | Rich purple | Blue | Violet | 21
黄色の放射状の線のある明るい青色|濃い紫色|青色|紫色|21

Pale green | Deep blue-green | Blue | Emerald green | 22
薄緑色|深い青緑色|青色|エメラルド・グリーン色(鮮緑色)|22

White, flecked purple, like mother-of-pearl | Deep olive-green | Sea green |
Deep blue | 23
真珠層のような、紫色の斑点のある白色|深いオリーブ・グリーン色(薄緑色)|
海の緑色|深い青色|23

Livid indigo brown (like a black beetle) | Very dark brown | Dull brown | Green
blue | 24
ゴキブリのような青黒い藍茶色|非常に暗い茶色|鈍い茶色|緑青色|24
--- ここまで ---

最初の文の「Green, yellowish」は、引用元(『The Golden Dawn』)では「Yellowish-
Green」となっています。
二番目の文の「Bright blue, rayed yellow」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)
では「Bright blue rayed yellow」となっています。
四番目の文の「White, flecked purple, like mother-of-pearl」は、引用元(『777』、
『The Golden Dawn』)では「White flecked purple like mother of pearl」となっています。
五番目の文の「Livid indigo brown (like a black beetle) 」は、引用元(『The Golden
Dawn』)では「Livid indigo brown-black-beetle 」となっています。
0511名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/17(火) 06:09:06.04ID:DQz/eQ2n
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 263) ---
Dark vivid blue | Green | Yellow | Blue | 25
暗く鮮やかな青色|緑色|黄色|青色|25

Cold dark grey, approaching black | Blue black | Black | Indigo | 26
黒色に近い冷たく暗い灰色|青黒色|黒色|藍色|26

Bright red, rayed azure or emerald | Venetian red | Red | Scarlet | 27
空色もしくはエメラルド色(鮮緑色)の放射状の線のある明るい赤色|ベネチアン・レッド
(赤褐色)|赤色|緋色|27

White, tinged purple | Bluish mauve | Sky blue | Violet | 28
紫色がかった白色|青味を帯びた藤色|空色|菫色|28

Stone colour | Light translucent pinkish brown | Buff, flecked silver-white |
Crimson (ultra violet) | 29
石の色(灰褐色)|淡い半透明の桃色がかった茶色|銀白色の斑点のある黄褐色|
深紅色(紫外)|29
--- ここまで ---

二番目の文の「Cold dark grey, approaching black」は、引用元(『777』、『The Golden
Dawn』)では「Cold dark grey near black」となっています。
三番目の文の「Bright red, rayed azure or emerald」は、引用元(『777』、『The Golden
Dawn』)では「Bright red rayed azure or emerald」となっています。
四番目の文の「White, tinged purple」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)では
「White tinged purple」となっています。
最後の文の「Buff, flecked silver-white」は、引用元(『The Golden Dawn』)では「Buff
flecked silver-white」となっています。
0512名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/18(水) 05:57:50.01ID:hSQpP6kk
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 263) ---
Amber, rayed red | Rich amber | Gold yellow | Orange | 30
赤色の放射状の線のある琥珀色|濃い琥珀色|黄金色の黄色|橙色|30

Vermilion, flecked crimson and emerald | Scarlet, flecked gold | Vermilion |
Glowing orange scarlet | 31
深紅色とエメラルド色(鮮緑色)の斑点のある朱色|金色の斑点のある緋色|朱色|
燃えるような緋橙色|31

Black, rayed blue | Blue black | Black | Indigo | 32
青色の放射状の線のある黒色|青黒色|黒色|藍色|32
--- ここまで ---

最初の文の「Amber, rayed red」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)では
「Amber rayed red」となっています。
二番目の文の「Vermilion, flecked crimson and emerald」は、引用元(『777』、
『The Golden Dawn』)では「Vermilion flecked crimson and emerald」となっています。
また、二番目の文の「Scarlet, flecked gold」は、引用元(『The Golden Dawn』)では
「Scarlet flecked gold」となっています。
さらに、二番目の文の「Glowing orange scarlet」は、引用元(『The Golden Dawn』)
では「Glowing scarlet-Orange」となっています。
三番目の文の「Black, rayed blue」は、引用元(『777』、『The Golden Dawn』)では
「Black rayed blue」となっています。

以上で、この「生命の木に基づく色たち」の表は、終わりです。

なお、真面目に勉強したい人は、この劣化コピー版の表は参考にせずに、ネタ元である
『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』の「Fifth Knowledge Lecture/第五知識講義」
の「THE FOUR COLOR SCALES/四つの色階たち」の表を参考にするようにして下さい。
0513名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/19(木) 05:44:02.76ID:lJG25nut
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 264) ---
Every student should paint a Tree of Life.
全ての学徒は、「生命の木」を絵の具で描くべきである。

The diagram used for meditation and ritual work has the Sephiroth in the colors of
Briah and the Paths in the colors of Atziluth.
瞑想と儀式の作業のために使用される図には、「ブリアー界」の色たちの「セフィロト」と、
「アツィルト界」の色たちの「小径たち」がある。

The preparation of a painting of all four worlds (one above the other) is also
recommended.
(上下に重なる)全ての4つの世界たちの絵を描く宿題も、また推奨される。

Work is best done on a smooth wooden panel, prepared with gesso.
作業は、ジェッソ(絵を描く前の下地として塗られる白色の地塗り剤)で準備された、
平滑な木製パネルの上に行われるのが最適である。

The diagrams should be painted in either oil or artist's acrylic.
図は、油絵か、もしくは絵画用アクリル絵の具で、塗られるべきである。
--- ここまで ---

とはいえ、そこまで手間ヒマとお金をかけて、本格的に描かなくてもいいですし、デジタル
全盛な現代においては、お絵描き系ソフトや、ワードやエクセルを使って描いて、プリンタ
に出力するということでも、全然いいと思います。
それぞれの色については、デジタル的なRGB値を提供してくれているサイトもありますし、
ペイント系ソフトであれば、参考画像の元絵から色をコピーしてくることも出来ますので、
興味のある方は、そういうサイトも参考にして頂ければと思います。

ということで、皆さんも、お気軽にチャレンジしてみて下さい。
0514名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/20(金) 06:26:08.74ID:/5s0N+GN
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 264) ---
Notes on color: The best possible background color for the Tree is metallic gold.
色に関する注記:「木」にとって可能な限り最高の背景色は、メタリック・ゴールド
(金属的な金色)である。

This is available in acrylic.
これは、アクリル絵の具で入手可能である。
--- ここまで ---

この本『The QABALISTIC TAROT/カバラ主義のタロット』のカラー表紙には、背景色と
して「メタリック・ゴールド」を塗られた「生命の木」の絵の写真が掲載されています。

また、この本の最初にあるカラー図版Ⅰの「The Tarot Symbols on the Tree of Life/
生命の木に基づくタロットの象徴たち」においても、背景色として「メタリック・ゴールド」
が塗られた「生命の木」の絵の写真が掲載されていますので、参考にして下さい。

とはいえ、個人的には、こういった背景が目立つ構図は、あまり好きではないので、
普通に無彩色の白とか黒とか灰色の方が、好みではあります。
まあ、普通に考えれば、こういう「色」をメインテーマにした図であれば、背景は黒に
近い灰色(黒色は前景色として使われているので)である方がいいのではないかとも
思うんですけどね。

というか、ウォン氏は、なぜ背景色として「メタリック・ゴールド」推奨なんでしょうね。
もし、ご存知の方がいましたら、教えてください。
0515名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/21(土) 06:04:23.50ID:JiYHxVLu
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 264) ---
Confusion may exist about some of the colors of Malkuth in Yetzirah and Briah,
i.e., citrine, olive, russet and black.
「イェツィラー界」と「ブリアー界」における「マルクト」の色たちのいくつか、すなわち、
シトリン色(淡黄色)、オリーブ色(薄緑色)、小豆色、そして黒色について、困惑が存在
するかもしれない。

The first three are the colors of Hod, Tiphareth and Netzach tinged with the Purple
of Yesod.
最初の3つは、「イェソド」の「紫色」を帯びた、「ホド」、「ティファレト」、そして
「ネツァク」の色たちである。

Citrine (Yellow + small amount of violet) is at the top; Olive (Emerald Green +
violet) is at the right; Russet (Orange + violet) is at the left; black is at
the base.
「シトリン色」(黄色+少量の菫色)が上部にある;「オリーブ色」(エメラルド・グリーン色
+菫色)は右側にある;「小豆色」(橙色+菫色)は左側にある;黒は基部にある。
--- ここまで ---

「ブリアー界」における「マルクト(キースケール=10)」の色は、「Citrine, olive,
russet, and black/シトリン色、オリーブ色、小豆色、そして黒色」の四色で塗り分け
られています。
また、「イェツィラー界」における「マルクト」の色は、上記の四色に加えて、「flecked
with gold/金色の斑点あり」ということになっています。

だから何?、と聞かれても、ワタシには答えようがありません。

そもそも、人間の目で感じることの出来る可視光線と呼ばれる電磁波の波長(360-830nm)
のみを組み合わせて「生命の木」を表現することに、単なる自己満足以上の意味があるのか
を考えること自体が、大した意味も無いようにも思えるのでした。←単なる無気力ww
0516名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/22(日) 07:06:45.09ID:Y4IgKY/h
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 264) ---
Colors and Sounds on the Tree of Life
生命の木に基づく色たちと音たち
--- ここまで ---

「REFERENCE/参考」の章の二番目のネタは、「Colors and Sounds on the Tree of Life/
生命の木に基づく色たちと音たち」となっています。

とはいえ、最初に「Colors on the Tree of Life/生命の木に基づく色たち」とあるのに、
何でわざわざ「Colors/色たち」を重複させるのか、と言いたいところですが、実のところ
ここは「on the Tree of Life/生命の木に基づく」というよりも、「大アルカナに配属
された色たちと音たち」というタイトルの方が適切だと思うのでした。
さらに言うと、「Sounds/音たち」という表現も適切ではなく、どちらかというと「Musical
Scale/音階」という方が、正確だと思います。

ちなみに、なぜ「生命の木」に実用性の無い「音階」を配属させようと考えたのかを推定
すると、「Key Scale/キー・スケール」の「Key」も「Scale」も、音楽上は、どちらも
音階を意味する言葉ですので、要するに、何でもありの、万物照応ネタの一種としてでは
ないかと推定しています。
とはいえ、マサース氏もウェイト氏もクロウリー氏も、この音階への対応には興味を示して
おりませんので、世間的には、そういうマイナーな扱いであるということです。

さらに言うと、大アルカナの22枚に対し、音階は12音ですので、あちこち重複しているので、
本当にこれで意味があるのか、という感じですし、ある程度、音楽を知る者であれば、長調と
短調の違いを入れるとか、オクターブを変えるとか、一対一の対応にするための色々な手は
あったはずだと思うのですが、そういう意味でも、ワタシ的には、素人的な残念感があると
いうか、ネタ的に見ても、イマイチな感じがしているのでした。

まあ、ワタシ的には、知らなくても良いネタだと思いますし、タロットの絵を描くという
実用性のある色階と違って、そもそも知っていても、特に使い道の無いネタなんですよね。
0517名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/22(日) 08:16:45.08ID:0Pp+bS6B
まあ昔は今ほど音楽の研究も進んで無かったってことかんかな
よくわからんけど
0518名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/23(月) 06:15:34.34ID:0Bv7tIUc
>>517
音楽の12音程の基本理論は、19世紀のゴールデン・ドーンの時代より、ずっと前の、
紀元前6世紀頃の古代ギリシアの哲学者であるピタゴラスにより発見された、
伝統的な理論ですので、特に現代的な面は無いんですよね。

もちろん、12音程をタロットに結びつけて考えるのは勝手なのですが、ワタシにとって、
理由が説明できない謎対応なものを、ここに晒すのは、何となく気が重いのでした。

誰か知っていたら、教えてもらえると助かります。
0519名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/23(月) 06:20:07.38ID:0Bv7tIUc
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 264) ---
The following color-sound correspondences are taken from the Golden Dawn notebook
of Alan Bennett, teacher of both Fortune and Crowley.
下記の、色と音の照応たちは、フォーチュン氏とクロウリー氏の両方の教師である、
アラン・ベネット氏のゴールデン・ドーンの筆記帳から引用されている。

These correspondences were elaborated upon by Paul Case who developed a system of
healing and of invocation still taught by the BOTA.
これらの照応たちは、癒しと召喚の体系を開発したポール・ケース氏により詳述され、
BOTAにより、まだ教えられている。
--- ここまで ---

アラン・ベネット氏は、ゴールデン・ドーンにおいては、フォーチュン氏とクロウリー氏の
先輩であり教師役ではありますが、この音程に関する照応ネタについては、フォーチュン氏
もクロウリー氏も、特に興味を示しているわけではなくて、唯一、ポール・フォスター・
ケース氏のみが、それに注目して、いまだにネタとして利用しているということです。

とはいえ、アラン・ベネット氏とポール・フォスター・ケース氏の間に、直接の接点があったか
どうかまでは知りませんし、ケース氏が、どこまで、このベネット氏の音程照応理論について
理解していたのかも不明です。
0520名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/24(火) 06:05:50.18ID:hTwZRC3l
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 264) ---
(Number) | PATH | COLOR | SOUND | TAROT KEY
(番号)|小径|色|音|タロットの鍵(大アルカナ)

0 | Aleph | Bright pale yellow | E | FOOL
0|アレフ|明るい薄黄色|E(ミ)|愚者

1 | Beth | Yellow | E | MAGICIAN
1|ベト|黄色|E(ミ)|魔術師

2 | Gimel | Blue | G# | HIGH PRIESTESS
2|ギメル|青色|G#(ソのシャープ)|高等女司祭

3 | Daleth | Emerald Green | F# | EMPRESS
3|ダレス|エメラルド・グリーン色(鮮緑色)|F#(ファのシャープ)|女帝

4 | Heh | Scarlet | C | EMPEROR
4|ヘー|緋色|C(ド)|皇帝

5 | Vau | Red-Orange | C# | HIEROPHANT
5|バウ|赤橙色|C#(ドのシャープ)|法王

6 | Zain | Orange | D | LOVERS
6|ザイン|橙色|D(レ)|恋人たち
--- ここまで ---

前節と同様、原文は表形式となっていますが、ここでは、表の縦罫線を" | "として
表現していますので、少々見づらくなっていることを、ご了承願います。
0521名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/25(水) 05:25:15.90ID:qxd6qf35
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 264) ---
7 | Cheth | Amber | D# | CHARIOT
7|ケト|琥珀色|D#(レのシャープ)|戦車

8 | Teth | Yellow, Greenish | E# | STRENGTH
8|テト|緑がかった黄色|E(ミ)|力

9 | Yod | Green, Yellowish | F | HIERMIT
9|ヨッド|黄色がかった緑色|F(ファ)|隠者

10 | Kaph | Violet | A# | WHEEL OF FORTUNE
10|カフ|菫色|A#(ラのシャープ)|運命の輪

11 | Lamed | Emerald Green | F# | JUSTICE
11|ラメド|エメラルド・グリーン色(鮮緑色)|F#(ファのシャープ)|正義

12 | Mem | Deep Blue | G# | HANGED MAN
12|メム|深い青色|G#(ソのシャープ)|吊られた男

13 | Nun | Green Blue | G | DEATH
13|ナン|緑青色|G(ソ)|死

14 | Samekh | Blue | G# | TEMPERANCE
14|サメク|青色|G#(ソのシャープ)|節制
--- ここまで ---

二番目の文の「8 | Teth」の「E#」は、「E(ミ)」の誤記ですかね。
そもそも、12音階には「E#」は存在しない(E#=F)ので、全く音楽知識の無い人が、
この表の作成(コピペ)に関わったとしたとしか考えられないんですよね・・・。
0522名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/26(木) 05:42:02.90ID:Gv7bF2lF
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 264) ---
15 | Ayin | Indigo | A | DEVIL
15|アイン|藍色|A(ラ)|悪魔

16 | Peh | Scarlet | C | TOWER
16|ペー|緋色|C(ド)|塔

17 | Tzaddi | Violet | A# | STAR
17|ツァダイ|菫色|A#(ラのシャープ)|星

18 | Qoph | Crimson | B | MOON
18|コフ|深紅色|B(シ)|月

19 | Resh | Orange | D | SUN
19|レシュ|橙色|D(レ)|太陽

20 | Shin | Glowing Orange-scarlet | C | JUDGMENT
20|シン|燃えるような緋橙色|C(ド)|審判

21 | Tau | Indigo | A | UNIVERSE
21|タウ|藍色|A(ラ)|宇宙
--- ここまで ---

ということで、アラン・ベネット氏が、黒歴史ノートに書き遺していたというだけの、
これといった根拠らしき根拠の無い、大アルカナと12音程の間の照応でした。

まあ、ワタシが音楽的な照応を考えるのであれば、上位カードは単音で、下位カードは
和音にして、お互いのカード間で、ハーモニーを作れるような関係性が出来ればなぁ、
とか勝手に妄想してみたりするのでした。
0523名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/27(金) 06:14:14.06ID:0ng7sNYa
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 265) ---
HEBREW NAMES OF THE ANGELS OF THE DECANS (FROM 777)
デカンたちの天使たちのヘブライ語名たち(『777』より)
--- ここまで ---

「REFERENCE/参考」の章の三番目のネタは、「HEBREW NAMES OF THE ANGELS OF THE DECANS
/デカンたちの天使たちのヘブライ語名たち」です。

はっきり言って、ワタシには、なぜこれを「参考」にしようとするのか、理解不能ですし、
そういった読者からの疑問に対する、著者からの説明文も、一切ありません。

なぜ元ネタである『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』の「"T"の書」ではなく、
パクリである『777』からの引用なのかも、相変わらず意味不明ですし、そして何よりも、
『777』の「万物照応表」で最も重要な「Key Scale/キー・スケール」欄が抜け落ちて
しまっていて、もはや完全に意味不明な表と化している状態です。

これでは、魔術知識の無い人間が、「ヘブライ語天使名マジかっけーww」とか言いながら、
意味もわからずにコピペしてきたのと変わらないのではないかと思うのでした。
さすがに、これでは使えないので、ワタシの判断で、原著に欠落している「キー・スケール」
を追加しておきます。

参考までに、ここは、『777/777の書』の「TABLE OF CORRESPONDENCES/万物照応表」の
「CXXIX. Pairs of Angels ruling Wands/129. 棒を支配する天使たちの対たち」、
「CXXX. Pairs of Angels ruling Cups./130. 杯を支配する天使たちの対たち」、
「CXXXI. Pairs of Angels ruling Swords./131. 剣を支配する天使たちの対たち」、
「CXXXII. Pairs of Angels ruling Coins./132. 貨幣(金貨)を支配する天使たちの対たち」
からの引用となっています。

なお、原文は表形式となっていますが、いつものように、表の縦罫線のみを" | "として
表現していますので、少々見づらくなっていることを、ご了承願います。
0524名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/28(土) 06:16:03.33ID:modTXm7f
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 265) ---
Pairs of Angels ruling Wands | Pairs of Angels ruling Cups | Pairs of Angels ruling
Swords | Pairs of Angels ruling Coins | (Key Scale)
棒を支配する天使たちの対たち|杯を支配する天使たちの対たち|剣を支配する天使たちの
対たち|貨幣を支配する天使たちの対たち|(キー・スケール)

-------------------------------------

. . . . . | . . . . . | . . . . . | . . . . . | 0
・・・・・|・・・・・|・・・・・|・・・・・|0

. . . . . | . . . . . | . . . . . | . . . . . | 1
・・・・・|・・・・・|・・・・・|・・・・・|1

[lamed][aleph][vau][heh][vau] [lamed][aleph][yod][nun][daleth] |
[lamed][aleph][ayin][yod][aleph] [heh][yod][vau][beth][cheth] |
[lamed][aleph][lamed][zayin][yod] [lamed][aleph][heh][beth][mem] |
[lamed][aleph][beth][kaph][lamed] [heh][yod][resh][shin][vau] | 2
ヴェホオエル デニヤル|アイオエル シャブーヤ|イェザレル メバヘル|
レカベル ヴェシリア|2

[heh][yod][shin][cheth][heh] [heh][yod][mem][mem][ayin] |
[lamed][aleph][heh][aleph][resh] [heh][yod][mem][beth][yod] |
[lamed][aleph][yod][resh][heh] [heh][yod][mem][qoph][heh] |
[heh][yod][vau][cheth][yod] [heh][yod][cheth][heh][lamed] | 3
ヘシャシア アアマミア|ラハエル イェボマヤ|ハライェル ホクミア|
イェチャバ レハチャ|3
--- ここまで ---
0525名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/29(日) 05:41:49.83ID:arbHFeYB
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 265) ---
[lamed][aleph][aleph][nun][nun] [lamed][aleph][tau][yod][nun] |
[lamed][aleph][yod][yod][heh] [heh][yod][mem][vau][mem] |
[heh][yod][vau][aleph][lamed] [lamed][aleph][yod][lamed][kaph] |
[heh][yod][qoph][vau][kaph] [lamed][aleph][daleth][nun][mem] | 4
ナナエル ニサル|ハヤイェル メヴァマヤ|ラヴィア ケリアル|
ケヴェキア メンディアル|4

[heh][yod][vau][he][vau] [lamed][aleph][yod][lamed][yod] |
[heh][yod][vau][vau][lamed] [heh][yod][lamed][heh][pe] |
[lamed][aleph][yod][nun][aleph] [heh][yod][mem][ayin][cheth] |
[heh][yod][heh][beth][mem] [lamed][aleph][yod][vau][pe] | 5
ヴァハヴィア イェライェル|リヴォヤ ペヒリヤ|アニエル シャアミア|
ミバヒア プーヤル|5

[lamed][aleph][teth][yod][samekh] [heh][yod][mem][lamed][ayin] |
[lamed][aleph][kaph][lamed][nun] [lamed][aleph][yod][yod][yod] |
([lamed][aleph][ayin][heh][resh] [lamed][aleph][zayin][yod][yod] |
[heh][yod][mem][mem][nun] [lamed][aleph][lamed][yod][yod] | 6
サイテル オルミア|ネロキエル イェヤイェル|レハアヤル イェイェジェル|
ネマミア イェイェラル|6

[heh][yod][shin][heh][mem] [lamed][aleph][heh][lamed][lamed] |
[lamed][aleph][heh][lamed][mem] [heh][yod][vau][heh][cheth] |
[lamed][aleph][heh][heh][heh] [lamed][aleph][kaph][yod][mem] |
[lamed][aleph][cheth][resh][heh] [lamed][aleph][resh][tzaddi][mem] | 7
マハシア レラヘル|メルチェル シャハヴィア|ハヒヘル ミカエル|
ヘロチェル ミツラエル|7
--- ここまで ---
0526名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/30(月) 06:10:12.12ID:ZlYhpk2m
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 265) ---
[heh][yod][heh][tau][nun] [heh][yod][aleph][aleph][heh] |
[heh][yod][lamed][vau][vau] [heh][yod][heh][lamed][yod] |
[lamed][aleph][beth][mem][vau] [lamed][aleph][heh][heh][yod] |
[heh][yod][aleph][kaph][aleph] [lamed][aleph][tau][heh][kaph] | 8
ニサヒア ハアアヤ|ヴァヴァリア イェラヒア|ヴェミバエル イェホヘル|
アカイア ケヘセル|8

[lamed][aleph][tau][resh][yod] [heh][yod][heh][aleph][shin] |
[heh][yod][lamed][aleph][samekh] [lamed][aleph][yod][resh][ayin] |
[lamed][aleph][vau][nun][ayin] [lamed][aleph][yod][cheth][mem] |
[lamed][aleph][yod][zayin][heh] [heh][yod][daleth][lamed][aleph] | 9
イルシエル サヒア|サリア アアリエル|アアネヴァル モシャエル|
ハザイェル アルディア|9

[lamed][aleph][yod][yod][resh] [lamed][aleph][mem][vau][aleph] |
[heh][yod][lamed][shin][ayin] [lamed][aleph][heh][yod][mem] |
[heh][yod][beth][mem][daleth] [lamed][aleph][qoph][nun][mem] |
[heh][yod][vau][aleph][lamed] [heh][yod][ayin][heh][heh] | 10
レアイェル アヴァメル|アアスリア ミハル|ダムバヤ メンカル|
ラヴィア ハハアヤ|10
--- ここまで ---

ということで、ワタシには、いまだに使い道が分からない、デカンの天使名なのでした。
まあ、魔術やってる人は、こういうヘブライ語の天使名を、護符や魔術円に書くとかの、
使い道はあるのでしょうかね。

ちなみに、タロットの小アルカナの解釈には、デカンは極めて重要な役割を持ちますが、
こういうヘブライ語の天使名とかは、知らなくても全く問題ないですし、それゆえ、何で
これをわざわざ「参考」にしないといけないのかが、全く理解できていないのでした。
0527名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/05/31(火) 05:51:11.02ID:OPK1ElVo
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 265) ---
THE DIVINE NAMES ATTRIBUTED TO THE SEPHIROTH
セフィロトに帰属される神名たち
--- ここまで ---

「REFERENCE/参考」の章の四番目のネタは、「THE DIVINE NAMES ATTRIBUTED TO THE
SEPHIROTH/セフィロトに帰属される神名たち」です。

元ネタは、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』の「Second Knowledge Lecture/
第二知識講義」のTHE DIVINE NAMES ATTRIBUTED TO THE SEPHIROTH/セフィロトに帰属
される神名たち」です。

これは、「第二知識講義」で教えられているように、魔術の人にとっては、基本的な知識
であり、数々の召喚作業における最も重要かつ基本的な情報要素として活用されます。

その一方で、タロット占いの人にとっては、こういう「セフィロトの神名たち」ネタは、
まず使うことの無いものであり、知らなくても、特に何も困らないものです。

とはいえ、「カバラ・タロット」を使う者であれば、「第二知識講義」にある、剣と蛇を
伴う「生命の木」の図は知っておいて損はありませんし、一度ぐらいは、こういう厨二病
じみた「生命の木」を、自分の手で描いてみようという気になるかもしれません。
その時は、この「セフィロトの神名たち」を参考にして描いて下さい。

ちなみに、この「第二知識講義」の「生命の木」の図は、ゴールデン・ドーンの教育課程
で最初に教えられる図であり、言うなれば、カバラ魔術の基本中の基本なんですよね。
そういう意味でも、真剣に「カバラ・タロット」を学んでみたい人は、この図を自身の手で
描いてみることを、お薦めしておきます。
0528名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/01(水) 06:02:03.76ID:akgDHTeI
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 265) ---
No. of Sephirah | Divine Name (Atziluth) | Archangelic Name (Briah) |
Choir of Angels (Yetsirah)
セフィラの番号|神名(アツィルト界)|大天使名(ブリアー界)|
天使たちの聖歌隊(イェツィラー界)

-------------------------------------

1. Kether | Eheieh [heh][yod][heh][aleph] |
Metatron [nun][vau][resh][teth][teth][mem] |
Chayoth ha-Qadesh [shin][daleth][qoph][heh] [tau][vau][yod][cheth]
1. ケテル|エヘイエ|メタトロン|ケイオス ハ・カデシュ

2. Chokmah | Yah [heh][yod] |
Raziel [lamed][aleph][yod][zayin][resh] |
Auphanim [mem][yod][num][pe][vau][aleph]
2. コクマー|ヤー|ラジエル|アウファニム

3. Binah | Yhvh Elohim [mem][yod][heh][lamed][aleph] [heh][vau][heh][yod] |
Tzaphqiel [lamed][aleph][yod][qoph][pe][tzaddi] |
Aralim [mem][yod][lamed][aleph][resh][aleph]
3. ビナー|ヤハヴェ(イェホヴァ)・エロヒム|ツァフキエル|アラリム

4. Chesed | El [lamed][aleph] |
Tzadqiel [lamed][aleph][yod][qoph][daleth][tzaddi] |
Chashmalim [mem][yod][lamed][mem][shin][cheth]
4. ケセド|エル|ツァドキエル|チャシュマリム
--- ここまで ---
0529名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/02(木) 06:08:16.50ID:I4a3EqnG
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 265) ---
5. Geburah | Elohim Gibor [resh][vau][beth][gimel] [mem][yod][heh][lamed][aleph] |
Kamael [lamed][aleph][mem][kaph] | Seraphim [mem][yod][pe][resh][shin]
5. ゲブラー|エロヒム・ギポール|カマエル|セラフィム

6. Tiphareth | Yhvh Eloah Vedaath [tau][ayin][daleth][vau] [heh][vau][lamed][aleph]
[heh][vau][heh][yod] | Raphael [lamed][aleph][pe][resh] |
Melekim [mem][yod][kaph][lamed][mem]
6. ティファレト|ヤハウェ(イェホヴァ)・エロア・ヴァダアス|ラファエル|マレヒム

7. Netzach | Yhvh Tzabaoth [tau][vau][aleph][beth][tzaddi] [heh][vau][heh][yod] |
Haniel [lamed][aleph][yod][nun][aleph][heh] |
Elohim [mem][yod][heh][lamed][aleph]
7. ネツァク|ヤハヴェ(イェホヴァ)・ツァバオス|ハニアル|エロヒム

8. Hod | Elohim Tzabaoth [tau][vau][aleph][beth][tzaddi] [mem][yod][heh][lamed][aleph] |
Michael [lamed][aleph][kaph][yod][mem] |
Beni Elohim [mem][yod][heh][lamed][aleph] [yod][nun][beth]
8. ホド|エロヒム・ツァバオス|ミカエル|ベニ・エロヒム

9. Yesod | Shaddai El Chai [yod][cheth][lamed][aleph] [yod][daleth][shin] |
Gabriel [lamed][aleph][yod][resh][beth][gimel] |
Kerubim [mem][yod][beth][vau][resh][kaph]
9. イェソド|シャダイ・エル・ハイ|ガブリエル|ケルビム

10. Malkuth | Adonai ha-Aretz [tzaddi][resh][aleph][heh] [yod][nun][daleth][aleph] |
Sandalphon [nun][vau][pe][lamed][daleth][nun][samekh] |
Ashim [mem][yod][shin][aleph]
10. マルクト|アドナイ・ハ・アレツ|サンダルフォン|アシム
--- ここまで ---
0530名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/03(金) 05:52:00.48ID:f2csReg9
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 266) ---
Thirty Two Paths of Wisdom
知恵の32の小径たち
--- ここまで ---

「REFERENCE/参考」の章の最後のネタは、「Thirty Two Paths of Wisdom/知恵の32の
小径たち」です。

元ネタは、本文中にもあるように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/
セフェル・イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の
32の小径」です。

この「知恵の32の小径」は、ウェストコット氏やマサース氏が、タロットとカバラ主義を
結びつけるための、重要なキーワードとなっていますので、そういう原理的な詮索を好む
魔術ヲタクにとっては、とても重要な意味を持ちます。
一方で、タロット占いという実用面にとっては、特に知っておく必要は無いものです。

ちなみに、ワタシとしては、この「Intelligence/知性」が、宇宙を創造し構築するという
考え方には、とても興味深いものがあります。
哲学的に思えるかもしれませんが、実を言うと、こういうネタは、現代の宇宙論に通じる
ものもあるわけで、単なる空想物語としては終わらないというか、現代においても、充分
ネタとして通用するであろう考え方なんですよね。
要は、我々は、我々の知る宇宙は「物質」と「空間」と「時間」で構成されていると考えて
いますが、じゃあ、それらを形作る原材料は何か、ということを考えた時、その上位概念を
象徴するものとして、この「Intelligence/知性」というキーワードがあるということです。

まあ、何を言っているのか分からないとは思いますが、実際のところ、現代宇宙論は、
カバラ主義的宇宙論を、はるかに超える「オカルトの世界」ですし、我々のような一般人
には、到底理解できない現実離れしたシロモノであるということは、間違いないですし、
そして、ワタシが生きている間に、それらの謎が解明されるとも思いませんしね。
0531名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/04(土) 05:45:02.83ID:moLek5wB
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 266) ---
SEPHIROTH
セフィロト

1 Kether | The Admirable or Hidden Intelligence
1 ケテル|称賛に値する、もしくは隠された知性

2 Binah | The Illuminating Intelligence
2 コクマー|照明する知性

3 Chokmah | The Sanctifying Intelligence
3 ビナー|神聖化する知性

4 Chesed | The Measuring, Cohesive or Receptacular Intelligence
4 ケセド|計量するか、凝集するか、もしくは受容する知性

5 Geburah | The Radical Intelligence
5 ゲブラー|根本的な知性
--- ここまで ---

三番目の文の「Binah」は、「Chokmah/コクマー」の誤記ですかね。
ちなみに、この文の「The Illuminating Intelligence/照明する知性」は、以下の
「14 Daleth」と同じものとなっているのは有名な話です。

四番目の文の「Chokmah」は、「Binah/ビナー」の誤記ですかね。(さすがに酷いww)

五番目の文は、『The Sepher Yetzirah/セフェル・イェツィラー(形成の書)』の初版
のものであり、現在入手できる第三版では、「the Cohesive or Receptacular Intelligence
/凝集するか、もしくは受容する知性」に修正されています。
0532名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/05(日) 05:45:20.65ID:g8GDqS5B
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 266) ---
6 Tiphareth | The Intelligence of the Mediating Influence
6 ティファレト|媒介する影響力の知性

7 Netzach | The Occult Intelligence
7 ネツァク|神秘的な知性

8 Hod | The Absolute or Perfect Intelligence
8 ホド|絶対的な、もしくは完全な知性

9 Yesod | The Pure Intelligence
9 イェソド|純粋な知性

10 Malkuth | The Resplendant Intelligence
10 マルクト|まばゆく輝く知性
--- ここまで ---

最初の文は、『The Sepher Yetzirah/セフェル・イェツィラー(形成の書)』の初版の
ものであり、現在入手できる第三版では、「the Mediating Intelligence/媒介する知性」
に修正されています。

最後の文の「Resplendant」は、「Resplendent/まばゆく輝く」の誤記ですかね。

それにしても、何でわざわざ初版のものを引用しているんでしょうね。
正確さという点では、普通に考えれば、初版よりも最新版(第三版)の方が良いと思うの
ですが、誤記の多さも相まって、「参考」にしてはいけない「参考」だと思うのでした。
0533名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/06(月) 06:02:02.95ID:1lVeMLdy
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 266) ---
PATHS
小径たち

11 Aleph | The Scintillating Intelligence
11 アレフ(0:愚者)|きらめく知性

12 Beth | The Intelligence of Transparency
12 ベト(1:魔術師)|透明な知性

13 Gimel | The Uniting Intelligence
13 ギメル(2:高等女司祭)|統一する知性

14 Daleth | The Illuminating Intelligence
14 ダレス(3:女帝)|照明する知性

15 Heh | The Constituting Intelligence
15 ヘー(4:皇帝)|構成する知性

16 Vau | The Triumphal or Eternal Intelligence
16 バウ(5:法王)|勝利の、もしくは永遠の知性

17 Zain | The Disposing Intelligence
17 ザイン(6:恋人たち)|処理する知性
--- ここまで ---

10の「SEPHIROTH/セフィロト」の後には、22の「PATHS/小径たち」が続きます。
参考のため、「小径」に対応する「大アルカナ」も追加しておきます。
0534名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/07(火) 05:37:04.72ID:niwhkS8h
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 266) ---
18 Cheth | The House of Influence
18 ケト(7:戦車)|影響の家

19 Teth | The Intelligence of all the Activities of the Spiritual Beings
19 テト(8:力)|霊的存在たちの全ての活動たちの知性

20 Yod | The Intelligence of Will
20 ヨッド(9:隠者)|意志の知性

21 Kaph | The Intelligence of Conciliation
21 カフ(10:運命の輪)|調停の知性

22 Lamed | The Faithful Intelligence
22 ラメド(11:正義)|誠実な知性

23 Mem | The Stable Intelligence
23 メム(12:吊られた男)|安定した知性
--- ここまで ---

最初の文は、『The Sepher Yetzirah/セフェル・イェツィラー(形成の書)』の初版の
ものであり、現在入手できる第三版では、「the Intelligence or House of Influence/
影響の知性もしくは家」に修正されています。

二番目の文も同様に、第三版では、「the Intelligence of the Secret of all the
activities of the spiritual beings/霊的存在たちの全ての活動たちの『秘密の知性』」
に修正されています。

四番目の文も同様に、第三版では、「the Intelligence of Conciliation and Reward/
調停と報いの知性」に修正されています。
0535名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/07(火) 18:20:52.56ID:mh9d/luD
そういやカバラって6って数字は印象深い気がする
セフィロトでも中央にあるからかな
黙示録での獣の数字も666だし
0536名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/08(水) 06:02:02.46ID:QRhvESh2
>>535
カバラの『形成の書』においては、セフィロトの10、ヘプライ文字の22、母字の3、複字の7、
単字の12、という数値が注目されていますが、占い系だと、セフィロトに関連付けられる
1~10の数値は、小アルカナに対応していますので、どれも重要ですよね。
特に、「ティファレト」に関連する「6」のカードは、どのスートでも良い意味を持ちますので、
「ケテル」に関連する「エース」のカードと同様に、好印象を持つ人も多いのではないかと
思います。
0537名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/08(水) 06:04:01.74ID:QRhvESh2
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 266) ---
24 Nun | The Imaginative Intelligence
24 ナン(13:死)|想像力豊かな知性『想像力に富む知性』

25 Samekh | The Intelligence of Probation
25 サメク(14:節制)|試験の、もしくは誘惑の知性

26 Ayin | The Renovating Intelligence
26 アイン(15:悪魔)|更新する知性

27 Peh | The Exciting Intelligence
27 ペー(16:塔)|活動的もしくは刺激的な知性

28 Tzaddi | The Natural Intelligence
28 ツァダイ(17:星)|天性の知性

29 Qoph | The Corporeal Intelligence
29 コフ(18:月)|有形の知性
--- ここまで ---

二番目の文は、『The Sepher Yetzirah/セフェル・イェツィラー(形成の書)』の初版
のものであり、現在入手できる第三版では、「the Intelligence of Probation, or
Temptation/試験の、もしくは誘惑の知性」に修正されています。

三番目の文も同様に、第三版では、「the Renewing Intelligence/更新する知性」に
修正されています。

四番目の文も同様に、第三版では、「the Active or Exciting Intelligence/活動的
もしくは刺激的な知性」に修正されています。
0538名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/09(木) 06:04:42.93ID:8TZSV0Eo
「参考」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 266) ---
30 Resh | The Collecting Intelligence
30 レシュ(19:太陽)|収集する知性

31 Shin | The Perpetual Intelligence
31 シン(20:審判)|絶え間なき知性

32 Tau | The Administrative Intelligence
32 タウ(21:宇宙)|管理する知性
--- ここまで ---

最初の文は、『The Sepher Yetzirah/セフェル・イェツィラー(形成の書)』の初版の
ものであり、現在入手できる第三版では、「Collective Intelligence/収集する知性」
に修正されています。

以上で、この「REFERENCE/参考」の章は、終了です。
次は、「NOTES/注記」の章ですが、ここは本文中にて、翻訳済みですので、割愛します。
その次にあるのは、「INDEX/索引」の章ですが、キーワード的な用途はあるものの、
このスレのようにデジタル化された媒体に対しては、基本的に不要だと思われますので、
これも割愛します。(検索すれば一発ですからね。)

ということで、最後の締めくくりとなるのは、裏表紙に書かれた、本を購入しようとして
手にとってくれる人に向けた「宣伝文」というか「紹介文」です。
これは、ウォン氏本人が書いたものなのか、編集者が書いたものなのか、それとも第三者
が書いたものなのかはわかりませんが、そういうものも含めて、全て読破するというのが、
今回のプロジェクトの目的ですからね。(←というか、個人的なワガママww)

ちなみに、裏表紙に書かれている本の価格は $15.95で、日本円だと二千円ぐらいです。
二千円で、これだけの情報量がありますので、結構オトクな感じはありますよね。
0539名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/10(金) 06:06:43.00ID:XbaNRrmp
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, back cover) ---
The Qabalistic Tarot is the most complete and original work on Tarot symbolism
available today.
『カバラ主義のタロット』は、今日入手可能な「タロット」の象徴主義に関する最も完璧で
独創的な作品である。

It is both a textbook and a sourcebook for the symbols of the Western Hermetic
Qabalah, a corpus of mystical ideas which have, for centuries, exerted a powerful
influence on the development of Western thought.
それは、何世紀にもわたって、「西洋」思想の発展に強力な影響を及ぼし続けている、
神秘的な考え方たちの集成である、「西洋ヘルメス主義的カバラ」の象徴たちのための
教科書でもあり、史料集でもある。

Dr. Wang explains the Tarot as an externalization of a mystical system which has
evolved from approximately the third century A.D. to our own time.
ウォン博士は、、おおよそ紀元3世紀頃から我々自身の時代まで進化し続けている、
神秘的な体系の具現化として、「タロット」を説明する。

He traces the development of Qabalistic ideas from the Neo-Platonic through the
Medieval, Renaissance and Modern periods, and systematically discusses each
Sephira and Path on the Tree of Life.
彼は、「新プラトン主義」から「中世」、「ルネサンス」、そして「現代」の時代たちに
至るまでの「カバラ主義」の考え方たちの発展をたどり、そして、「生命の木」の上の
各々の「セフィラ」と「小径」を体系的に論じる。

He uses the Tarot images as a point of visual reference, and provides a thorough
explanation of the symbolic intricacies of the Paths.
彼は、視覚的な参考の論点として「タロット」の画像たちを使用し、「小径たち」の
象徴的な複雑な事情の徹底的な説明を提供する。
--- ここまで ---

ということで、ここからは、裏表紙に書かれた宣伝文句となります。
0540名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/11(土) 05:25:13.11ID:KY9rq2jC
「裏表紙」の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, back cover) ---
The Qabalistic Tarot is recommended as a comprehensive textbook for individual
study or for the classroom.
『カバラ主義のタロット』は、個人の学習のための、あるいは教室用のための、包括的な
教科書として推薦される。

The first and only work based on the four major decks in use today, this is the
ideal companion book for the Golden Dawn Tarot, the Thoth Tarot, the Rider-Waite
Tarot, or the traditional Marseilles Tarot Deck.
今日使用されている、四つの重要なデッキたちに基づく、最初であり唯一の作品である、
これは、「ゴールデン・ドーン版タロット」、「トート版タロット」、「ライダー・ウェイト
版タロット」、もしくは伝統的な「マルセイユ版タロットデッキ」のための理想的で必携の
本である。
--- ここまで ---

この『The Qabalistic Tarot/カバラ主義のタロット』は、欧米圏では、かなり人気のある
「タロットの教科書」として売れていますが、残念ながら日本では翻訳もされていません。

不思議に思われるかも知れませんが、日本で売られていないのには、それなりの理由がある
はずですが、出版社内部の裏事情については、ワタシは知りません。
とはいえ、たとえ翻訳して出版できたとしても、これが日本人にとって「タロット教科書」
として使ってもらえるのかと言うと、ワタシは、かなりの疑問があります。
最大の問題は、読者のレベルと、この本の内容のレベル差です。
ウォン氏は、芸術系の博士号を取得しており、カバラ主義を含む西洋神秘学の知識も豊富
ですし、それゆえ、この本に書かれている内容は、かなり専門的であり、言ってみれば、
それなりの素養のある大学生向けの教科書といった感じですかね。
その一方で、日本における「タロット購買層」の需要は、そういう専門的なレベルからは、
かけ離れているというのが実情なんですよね。
たとえ日本で出版できたとしても、一部の占いヲタ(コレクター)向けのハードカバーの
「専門書」扱いでしか売れないと思いますしね。
0541名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/12(日) 06:26:58.95ID:hElD8TDT
「裏表紙」の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, back cover) ---
An internationally known authority on the Tarot and on Western mystical systems,
Dr. Wang is both an author and an artist.
「タロット」と「西洋」の神秘的な体系たちに関する国際的に知られている権威者である、
ウォン博士は、作家でもあり芸術家でもある。

He created the Golden Dawn Tarot Deck, produced in collaboration with the late
Israel Regardie.
彼は、故イスラエル・リガルディー氏と共同して制作した、ゴールデン・ドーン版タロット
デッキを創作した。
--- ここまで ---

本の内容の紹介文の後には、著者近影の写真と、上記の著者の紹介文が掲載されています。
ウォン氏は1927年生まれなので、この本の出版年(1987年)の頃は、60歳ぐらいですかね。

ちなみに、ウォン氏は、この後、1988年に、「Jungian Tarot/ユングのタロット」を
発行しています。
元々の専門分野は美術系であり、その後、神秘学に興味を持ち、そして心理学に至ったと
いう感じで、なかなか勉強熱心な人だったようです。

ちなみにワタシの場合は、元々の専門分野は工学系であり、その後、神秘学に興味を持ち、
そしてアニヲタに走ったという感じですかね。
ということで、今日は日曜日なので、朝から実況板に逝ってきまつww
0542名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/06/13(月) 06:04:18.60ID:xUxcs8MG
「裏表紙」の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, back cover) ---
SAMUEL WEISER. INC.
サミュエル・ワイザー株式会社

-- Box 612 ---
私書箱612号

York Beach, Maine 03910
ヨーク・ビーチ、メイン州 〒03910
--- ここまで ---

最後になりますが、裏表紙の右下には、出版社の住所が掲載されています。
ちなみに、メイン州は、カナダと国境を接するアメリカ北東部の州で、ヨーク・ビーチの
緯度は、日本の札幌と、ほぼ同じぐらいです。

ということで、この『The Qabalistic Tarot/カバラ主義のタロット』の翻訳は完了です。
初カキコが、2012年7月2日なので、当初の予定(10年)よりも少しだけ早めに終えることが
出来ました。
途中、何度か中断すねこともありましたが、何となく周囲から感じる生暖かい目もあった
おかげで、無事に最後まで完走できて、嬉しいです。
実を言うと、またもや超絶繁忙期に入りつつありますので、丁度良いタイミングで終えら
れたかなぁ、とも思っております。

ということで、しばらくは保守モードに入ります。
スレ冒頭に書いている通り、ソコはちゃうやろ的ツッコミとか、雑談とかは歓迎ですが、
教えて的な質問に答えたりとかは面倒なので、スルーする可能性が高いです。

なお、前にも言いましたが、このスレの内容についての転載や引用の許可を、ワタシに
求めないでください。
転載や引用は、あくまでも、利用者の責任で、お願いします。
0543名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/07/03(日) 10:07:56.91ID:hhM03jVH
ながいことおつかれさまでした
時々しかのぞけてなかったけど、面白かったです
0544名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/07/04(月) 05:53:51.11ID:VsoB6HWW
>>543
ご感想、ありがとうございます。 (^_^)/
人生のネタとして楽しんで頂ければ、幸いに存じます。(^^;;
0546名無しさん@占い修業中
垢版 |
2022/07/23(土) 06:06:33.97ID:AuJ352VY
>>545
見てくれて、ありがとうございます。 (^_^)/

公私共に多忙の中で、無事完走できたのは、この本がネタとして極めて良質であり、
飽きっぽいワタシでも興味が継続できたという点にあったと思っております。
そういうわけですので、皆様も、この本を、じっくりと読み込んで頂ければと思います。
0549名無しさん@占い修業中
垢版 |
2023/01/01(日) 13:35:43.21ID:U1MPwj8w
>>548
あけましておめでとうございます。(^^)/

本業多忙のせいで、基本放置プレイですが、たまに見てます。(^^;;

ちなみに前期は、ぼっち・ざ・ろっく!が、お気に入りでした。
でも、エレキギターは苦手です。(スレ違い)
0551名無しさん@占い修業中
垢版 |
2023/06/24(土) 05:58:23.14ID:o7OEz1Hw
完走、お疲れさまでした
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