>>463
非常に丁寧に書かれていて読みやすかったです。
ただ精読というほどの読み方ではないので、文章の細かい部分はごめんなさい。
その程度の読みでコメントを付けるのも失礼とは思いながらも数日コメント無しなのであえて。

幻想と実際が交わるおとぎ話ですね。
天狗の発明や仕事が(当時の)テクノロジーに影響を与えるという描き方は、読み手の私が理に傾きすぎるとこじつけにしか感じません。
そこのバランスをうまく取っているようには感じましたが、もっとキレが欲しいとも……。
ただお話の進行がそのような波乱を求めるものではないので、ないものねだりだし、このように進めるのが最適解だし力量があるなあとも感じました。

私から言えるのはただ一点。私という名無しごときにこのような理屈っぽい感想を言わせてしまうところが今後の改善のヒントではないでしょうか。
ラストは現在に繋げ「ああその昔にそういうこともあったのか」と感慨深いものもありましたが、金属やプラスチックのような作り物感も残念ながら、感じました。
全体的に素晴らしい作文の地力や好きなものを楽しむ無尽蔵な体力、いわゆる才能を感じます。
あとは『〜を伝えたい!』という情熱でしょうか。
昔話の雰囲気を伝えたいならもっと浸りきって伝えるべき。
現実を幻想に紐づけたいならもっと理不尽に発想すべき。
エンタメとしてあっと言わせたり楽しませたいならもっともっと翻弄すべきです。
えらそうにごめんね