群れをなして翔ぶ彼らに、個々の目的意識は存在するのだろうか?
秩序だって舞う姿は、同じ場所を集団で小移動するばかりで、観察する分には何の意味があるのかわからない。
彼らはしばらく苦悶の表情をうかべながら跳ね回ると、やがて誰かが転倒したが、別段、慌てる様子もなく速やかに、1つの列に並び始める。
そして、彼らのリーダーなのだろうか? いかにも快活そうな男が口を開いた。
「このままじゃ今年のコンテスト惨敗だぞテメーら! 縄跳び苦手なら参加するなや」

オチ弱いが三人称の見本になるかと>>391をパロってみた