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1レス以内で創作するスレ
0001創る名無しに見る名無し
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2010/09/23(木) 23:22:17ID:9vG3fVqs
■ルール説明■

気軽に手軽に1レス創作。
作品は1レス以内にまとめてください。
以上。
0386創る名無しに見る名無し
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2012/09/14(金) 09:05:26.60ID:RSMUvKVi
ヤカン…ヤカーーーーン!
いい話じゃないかちくしょう
0388創作大会スレが見当たらなかったのでこっちで、テーマ「9月」
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2012/09/16(日) 01:56:14.03ID:lqDtJEuJ
夏に内定が貰えなかった。
御祈りメールと返送履歴書の束が社会不適格の自覚をじわじわ僕に染み込ませる。
もう、セミナーすら少ない。ゼミが無いのに就職面接の予定すらたたない。
ゼミ生の仲間で無い内定のNNTはもはや自分だけだった。
とっくに皆が卒論に取りかかっている中、僕はたった一人就職課の面談スケジュールを組んでいた。
もう、なんだか、息ができなかった。一人だけスーツでゼミを受けるのも、役立たずと蔑まれるのも、喉を塞き止めて詰まる全てが鬱陶しかった。
久し振りのゼミで、ゼミを担当する准教授がホワイトボードに向かってもそもそ喋っている研究室で、僕の座っていたキャスター付き椅子が軋んだ。
僕は立ち上がる。

「教授、少し気分が悪いんで帰ります。ICカード通しちゃったんで出欠の回数減らしといてください。さいなら」

引き留めようとする教授の声を無視し、廊下を駆けて階段を走り上がり屋上に出る。
屋外喫煙所で紫煙をたなびかせていた学生達が僕を見る。構うもんか。
僕は就職課のスケジュールを書いたキットカットの会社ロゴ入り就活手帳を鞄から引きずり出して、フェンスの向こうの入道雲に目掛けて力いっぱい投げた。
旬を過ぎた夏の空にキットカットのワンポイントが溶けて、白い手帳の空白のスケジュールが羽ばたいた。
僕は喉の奥を塞き止める全部を吐き出すみたいに叫んだ。

「やめた!やめたーーー!!先なんか知らねーよ!!役立たずだなんてことは僕が一番よっく分かってんだよっっ!!御祈りなんかいらねー!!!内定なんかっ!!もっっっっっっっと要らねぇぇぇ!!!!!」

放物線の頂点を経て落下を続ける手帳に、僕はありったけ叫んだ。
手帳は落下点の街路樹の間に隠れて消えた。
煙草を吸ってた学生が、「まだまだ、夏だなぁ」とかほざいている。

僕は計画留年の手続きをした。
旅に出て、リフレッシュすることにしたのだ。
戻ってきて来年もまた就活に失敗したら、バイトして金貯めて、今度は海外に出てバックパッカーやってやろう。
ヤケクソの焦燥に突き動かされて、僕は死んだような就活をやめ、生きるための活力を探す旅に出た。
宵に訪れる秋らしい風が、僕の脱線の門出を、祝っているみたいだった。

終り
0391救われない木の葉
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2012/09/27(木) 21:08:16.56ID:fBb8KqU+
 丘の上の大木は春を迎え、枝には新芽が芽吹いてきた。

 「・・・うーん、僕は・・・葉っぱとして生まれたんだ。」
 新芽の一つがつぶやいた。
 「木の一員として、僕も立派に役に立つぞ。」
 日の光を受け、体中の葉緑素をフルに活性化させ、木に届ける栄養を必死に作り出そうとした。

 「おいおい、何を無駄なことをしてるんだ。」
 新芽の隣に生えている、一部が枯れた葉っぱが呆れたように声をかけた。
 「何って、葉っぱとしての務めを果たしているんだよ。」
 あたりまえのことのように、新芽が答えたが、葉っぱには不思議だったようだ。
 「何のために?」
 「何のためって、この木のためにだよ。」
 「それをして、何か特になるのかい? たとえば、働いた分だけ水とかビタミンを多く貰えるのか?」
 「え・・・そ、それは無いけど・・・」
 新芽は、自分が真面目に働くことの意味ということを考えていなかった。

 「まぁ、若い奴はそうだな。でも、いいか、若いの。俺たちは木のためにどんなに働いても見返りが無い。」
 新芽を諭すように、葉っぱが言った。
 「そして、働いて働いてボロボロになり、枯れてしまったからといって、労わってもらえると思ったら大間違いだ。」
 「ど、どうなるんですか?」
 「ポイっさ。」
 「ポイって・・・!?」
 「木は役に立たなくなった葉っぱが不要なのさ。俺たちの幸せな境遇が理解できたかい?」
 「・・・・じゃぁ、何のために僕たちは生まれたの?」
 「決まってるだろ、奴隷として働くためさ。」
 「・・・救われないね。」

 風に吹かれ、小さな葉っぱが舞い散った。
 それを気にするものは、誰もいなかった。
 
0397戦争
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2012/10/07(日) 17:14:43.03ID:HQlCKgk1
とある企業にある小さな部屋は、本来は真っ暗な部屋のはずだった。
しかし、現在は部屋中のディスプレイが警告を知らせる表示で埋め尽くされ、部屋は真っ赤に染まっていた。

「メインサーバーへの侵入を確認。ファイアウォールのダミーキー2435まで突破」
「物理隔離の用意を急いで」
「緊急切断の進行度85%。レベルAの接続が8件残存中」
「特令88Bを発動します! イミディエイトを即時実行して!」
女性の悲痛な叫びにより、真っ赤だった部屋は元の暗さを取り戻した。

「・・・イミディエイト発動。侵入解除を確認。レベルA接続8件のダウン。全部署からクレームが来ています。」
ふぅ、と女性はため息をついた。

21世紀になり、情報化社会は発展を続けた。
その結果、あらゆるものがIT化され、今では農業や医療もネットワークにより管理・維持されている。
そうなることで、他国への侵略というものの意味も変わり、今では相手の国のネットワークを掌握することこそが占領ということになった。
つまり、戦争は武力からクラッキングへと変わったのだった。

「昔の戦争はもっと楽だっと聞きます。規模は大きく時間が年単位でしたが、資金に比例して勝つことができたと。」
オペレータは”きのこの山”をつまみながら呟いた。
「しかたないわ。戦争が情報に代わる方が、お金もかからないし、即座に決定できる。何より、人の命を奪わない。」
女性も”きのこの山”をつまみながら答えた。
「・・・戦争って、なんで無くならないんですかね?」
「嫌なのか? だったら、あいつらに屈服してもいいんだぞ?」
「何を言ってるんですか! 敵国の歪んだ思想に染まりたくありません! あいつらの汚らわしいモノを食べさせられるなんて!死んだ方がマシです!」
「冗談だ。健全な人間なら、誰でもそう思う。そのために、健全な人々を敵の異常な思考から守らないといけないんだ。」
「分かりました。 あれ?」
「どうした?」
画面を見ていたオペレータが一部を指さした。
「サーバのクロックが、さっきから変わってなくないですか?」
「・・・・本当だ!」
画面に表示されている何でもない時間、それが、秒針が35を指した状態から動いていない。

「・・・ハメられた!!」
女性が叫んだ。
「ハッキングを防げたんじゃない! 偽の情報を見せられていたんだ!」
「では・・・サーバーは?」
「予備端末からコンソールで接続! 製造ラインの無事を確認しろ!!」
慌てたオペレータが予備端末でコンソールをつなぐと、そこには恐ろしい映像が広がっていた。

「・・・なんて・・・こった・・・」
女性が力なくうな垂れた。
ディスプレイには、”きのこの山”の代わりに”たけのこの里”を製造する製造ラインが映ってた。

武力から解放された世界は、今も二つの勢力が争っている。
きのことたけのこ、どちらかが勝利するまで、地球から争いは無くならない。
0400創る名無しに見る名無し
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2012/10/07(日) 18:21:01.00ID:vSDw+AjH
きのこ派は何時も劣勢に立たされているのですよ。甘ったるいたけのこの里なんかに、負ける訳がないのですよ……
0402創る名無しに見る名無し
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2012/10/15(月) 00:01:09.13ID:PNmzfl2C
きのこの山派がこんなに集まったところを見たことがない
かくいう自分もきのこ派ですが
0406創る名無しに見る名無し
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2012/10/16(火) 21:06:01.03ID:XCWFLRnT
時は2040年。長年に続くきのこたけのこ戦争の終末は、あまりにもあっけないものだった。その事実は、最前線の将兵に限りない絶望と失望の心をもたらした。
バーチャルにおいての討論も、現実での暴力に訴えるテロリズムにおいても、きのこたけのこ両陣営は一歩も引かなかった。

戦争は明治製菓による『きのこの山』『たけのこ里』両製品の突然の生産中止発表により、なし崩しの引き分けになり、突如として終戦となったのだ――

「俺は……俺は!未だ戦うぞ!俺は未だ生きている!たけのこ派の連中に一矢報いるまでは、必ず戦い続ける!」
机を叩きつけたのは、きのこの山派連合軍の将校、山田少尉だった。山田にはこの戦争の終結が理解出来なかった。彼も又、きのこたけのこ戦争の戦禍で、故郷を焼かれた一人の兵士だった。
「よせよ山田っ!……もう終わりなんだよ!停戦命令が出た!司令本部はたけのこ派の総攻撃で既に壊滅、実働部隊は皆報復攻撃に行って死んじまった!戦争はもう終わりだ!」
「貴様!それがなんだっ!俺達は未だ残ってる!集結を促せば、後方部隊の中隊1個や2個は余裕で集まる!武器だってある!未だ『きのこ派』は健在している!」
共に戦い助け合ってきた戦友の言葉すら、彼には届いていなかった。その光景に、山田少尉の戦友、佐藤少尉は声を荒げた。
「後方部隊の中隊が何個集まるだとぉ!?そんなかき集めの連中だけで何ができるって言うんだ!俺達には頼る味方も!戦う敵すら!もう居ないんだよ!現実を受け入れろ!山田!」
「負けない……絶対に、絶対にたけのこの里に何か負けない!俺一人でも、戦ってやる!そうしなきゃ、天国のあいつ等に、どう顔合わせしろってんだよ!」
「ま、待て!早まるな!」

山田は一人、バンダリアと小銃を手に持ち、振り返ることなく部屋の外へと駆け出した。その後、佐藤は二度と山田の顔を見る事はなかった。


彼は後に、同じ思いの将兵を束ね、集結させ、『新生きのこの山派連合軍』を立ち上げる事となる。時を同じく、壊滅したたけのこ軍の敗残兵も再集結し新生たけのこ軍を結成する事となった。
これが後に『第二次きのこたけのこ戦争』と呼ばれる紛争の発端となる出来事であった――


2083年1月1日。戦争は未だ終わらず。
0409創る名無しに見る名無し
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2013/01/22(火) 15:23:21.59ID:6/UvaER1
いらっしゃいませ。
当店へ、ようこそおいでくださいました。
わたくしはこの古時計屋の主人で御座います。
ご用件は何でしょうか?
はぁ、なるほど、こちらの時計を売りたいといわれるのですね。
なるほど、確かにこれは18世紀の懐中時計ですね。
いくらになるかですか?
それはまだわかりません。
当店では時計の査定方法が少々変わっております。
古いものであればいい、珍しいものであればいいというわけではないのです。
わたくしはその時計に刻まれた物語を集めているのです。
時計というのはその持ち主と時間と一緒に物語を刻みます。
例えば、このわたくしの背後にあります振り子時計には、とある独り身の老人が養子をとって心を癒されていく物語。
わたくしの右手の棚の三段目にあります銀時計にはとある男の甘くて苦い失恋の物語。
あなたの後ろにある掛け時計には、夢を掴むまで回りから白い目で見られながらも努力しついにそれを掴む物語。
そう、時計は時と一緒に物語を刻むのです。
わたくしはその物語を時計の価値として値段をつけて買わせて頂いております。
ですので、お聞かせください。
あなたの持っている時計はあなたと共にどのような物語を刻んでこられたのですか?
0411創る名無しに見る名無し
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2013/01/30(水) 22:15:28.64ID:tj66kDlM
かちかちやま

ウサギ「タヌキさん、もっと沖へ行こうよ魚が一杯いるよ!」
タヌキ「ウサギさんの船は早いなあ。 おっ、船が沈んできたぞ。」
ウサギ「本当か?」
タヌキ「ああ。」
ウサギ「ざまあみろ! 婆さん殺して爺様に喰わせた罰さ。 まんまと泥舟作戦に掛かったなw」

タヌキ「泥舟にしてはよく保ったな、流石は俺の作だ。俺は助からねえな。なあ、ウサギさんよ一昨日の夕焼け綺麗だったなあ。」
ウサギ「夕焼け?は? 何言ってやがる、お前の船沈むんだぞ!」
タヌキ「なんて奴だ、あんな綺麗な夕焼け見てないのかよ、まあ俺の背中に火着けるので必死だったしなw 俺は誰かと一緒に夕焼け見るなんて初めてだったしな、あんなに綺麗な夕焼け、、、」
ウサギ「、、、、、、、」
タヌキ「ついでに背中に唐辛子塗り込みヤガッて、ひどい事しやがる。でも誰かに背中摩ってもらうなんて、おっかあ思い出しちまったなあ。おっかあ、優しかったなあ、、、、ウサギの手もまんざらじゃないぜ。」
ウサギ「、、、何言って、、、お前、、、、いや、、、、、うう、、、、、、、俺そんな、、、、、、、」

タヌキ「俺は今まであの夫婦に復習する一存で生きてきたんだ。満足だ、今はもう空っぽさ。死ぬのはちっとも怖くない、おっかあと妹に会えるんだ。」
ウサギ「?」
タヌキ「おっかあと俺と妹はあの爺様に捕まったんだ。おっかあだけだったら逃げ切れただろうに、オイラたちを庇ってたせいで、おっかあ真っ先に殴り殺されたよ。
夜には俺と妹の前で婆様楽しそうに おっかあを切り刻んであの鍋で煮やがった! 地獄ってのはあの事だ。
何日か後、スキをついて籠破って2人で逃げた。無我夢中に走って、振り向いたら妹が居なかった。探しても呼んでも居なかった。
明くる朝、爺様の家にこっそり戻ったら、、、、、妹の生皮がぶら下がってんだよ、、、、
妹の顔は泣いてたよ、一杯涙の跡があったよ、、、、、、でもよう、、、目ん玉がないんだよう、、、うあああん、うあああん、、、」

ウサギ「タヌキさん、早くこっちの船にっ!  早くっ!」
タヌキ「もういいんだ。 ウサギさん、たった2日間だったけど、俺にはお前さんが初めての友達だったんだ。嬉しかったよ。
最後は爺様じゃなく、お前の手で死ねるんなら悪くない。ウサギさんの事は怨んでないよ本当さ。」
ウサギ「俺は、、、俺は、、、、なんて事を、、、ううっ、、、」
タヌキ「そんなに悲しい顔をするなよ。(ゴポゴポ、、、)さよならだ、最後にこれだけは言っておく。」



タヌキ「爺 様 に は 気 を つ け ろ 、 肉 が 大 好 き だ か ら な 。」

めでたしめでたし
0413青空町耳嚢 〜創作発表板五周年企画SS〜  ◆ftPUzYFINd55
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2013/08/28(水) NY:AN:NY.ANID:QKyBoSbx
青空町耳嚢 第19/21話
【エレベーターから出てきた『私』たち】

 会議室に人数分のコピーを届けたところ、出席者が増えたから、と刷り増しをたのまれた。
 あらかじめ電話か何かで伝えてくれていたら、と面倒ながら一旦コピー機のあるフロアまでおりて、追加のコピーをとった。
 コピーの束を胸にかかえ、2台あるエレベーターの一方で、会議室のあるフロアにあがる。
 私が降りたのとほぼ同時に、隣のエレベーターも同じフロアでとまって開いた。
 そして中からでてきたのは……『私』だった。
 私と同じ服をきて、私と同じ顔立ちで、私と同じようにコピーの束を胸に抱えた、見知らぬ『私』。
 そんな『私』のあとに続いてぞくぞくと降りてくる『私』と『私』と『私』と『私』と……。
 途中から数えるのはあきらめた。
 どうせ増えるなら、先ほどコピーを届けたときに増えてくれていれば刷り増しに戻る手間が省けたのに、と、驚くよりも先に怒りがわいた。


【終】

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【8/27】創作発表板五周年【50レス祭り】
詳細は↓の317あたりをごらんください。
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ34
ttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1361029197/
0414AFO
垢版 |
2013/12/28(土) 14:09:40.09ID:GUb0jiHp
これは自動書記マシーンでかかれた物語です。

「ある朝、鳶が鳴いていたよ。私の嫁も子供も泣いていた。昨日の私は狩がせいこうしなくて、おなかをすかして鳴いていた。
私は、とりあえずあの洞窟に行って、お祈りをささげてから、川沿いに遡っていこう。
 朝が来た。エッさホッさエッさホッさ。
きっとオカピが取れるよ。昼が来た。案の定オカピ一匹取れたのだ。嫁さん子供よろこんだ。夕餉、母ちゃんそれを捌いてくれた。
私はレバーが好きだ。うまいよレバーオカピのレバー ウンパギモモヤ!ウンパギモモヤ!」

どうやら自動書記マシーンが縄文時代の現代語訳モードに設定されていたようだ。
それにしても「ウンパギモモヤ」とはどういう意味だろう。現代語訳できなかったのだろうか?

縄文語翻訳機能にかけても、なかなか出てこない。どうやらヤッタとかヤッホイとかの意味らしい。
そんなことよりも、私はなんだかとても無駄なことをしているような気がして、自動書記マシーンを倉にしまった。
いつの時代モードにしても同じような気がしたからだ。それにこれで文章の格式モード強なのだ。

 創作は機械に任せられない、途上国のマルマ国のベニヤメッサ博士はおもった。
それでも一応博士はウンパギモモヤを単語、用例登録しておいた。

本来彼らは神話で十分なのだ。文学?ジャンベのリズムと踊りがあればいい。
ベニヤメッサ博士はパーティに踊りに出かけた。「ウンパギモモヤ!」と叫びながら
踊ったが、だれも意味を聞くものはいなかった。みな楽しげであった。
0415創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/01/03(金) 18:59:09.02ID:fiFuXqLt
初レスです


「世の中で、一番きれいな景色って何だろう」
夕日の差す世界の斜陽の中で、少女が少年に聞きました。
「ここはきれいだけど、いつも同じ光が差してるから」
確かに彼女が言う通り、その街はいつも夕焼けに満ちていました。
「だからね、偶には青い空が見てみたいんだ」
彼女はその街に引き止められ、暫くの間、外に出ていませんでした。
「ほら、この青い砂時計みたいな空がさ」
彼女の片手には、青いガラスでできた砂時計がありました。
「おんなじような……あ、それじゃだめか。白い雲も見たいな」
彼女は片手で砂時計をひっくり返しました。
「南の海でも、北のオーロラでも、大渓谷でも荒野でもいい。君の好きな所でもいいよ」
さらさらと、砂は落ちていきます。
「ほら、君は……。何と言ったっけ、あの町は。あの古都に行ってみたいんだろ?」
砂は、少しだけ速度を緩めてから、全て下のガラスの中に吸い込まれていきました。
「私の眼、翡翠みたいだって、君は言ったよね。このままじゃあ、蜜柑みたいになっちゃう」
もう一度、彼女は青い砂時計をひっくり返しました。
「だから、早く目を覚まして」
それから、彼女は少年に語り掛けながら、砂時計をひっくり返し続けました。


彼が目覚めるまで、あと―――――回。
0416創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/02/19(水) 22:12:39.51ID:IuGJ8fhS
 
0418136 ◆DHtWVlN5.1R.
垢版 |
2014/05/05(月) 04:44:33.50ID:szzmvVWD
よかった、トリップ合ってた。
>>136本人です。>>136を「小説家になろう」様に自作転載しました。
tp://ncode.syosetu.com/n1563cc/

スレ汚し失礼しました。
0419創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/08/02(土) 19:14:44.93ID:7fFdiW0O
 
0420 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2015/06/15(月) 09:15:51.28ID:CSEcOEdk
久しぶりに書くー

お題ー
0421 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2015/06/15(月) 09:23:32.27ID:CSEcOEdk
うおっ、前レスのタイムスタンプにびびった・・・
ホントに人稲なのね創発・・・
0422創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/06/15(月) 13:50:07.44ID:rqwzVQTs
>>420
お台場
0423 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2015/06/16(火) 11:07:15.63ID:kvkCOz2W
地方民だからわかんねえええええええwwww

まあ、書くか。
0425創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/07/03(金) 02:17:41.78ID:vD+zOA9J
『結婚物語』

Tは、しがないサラリーマン。しかし、インターネットで、予言をし、
次々と的中させる。
しばしば、国の重要案件も予言したため、
Tの住んでいる国N国は、王女とTを結婚させることを画策する。
N国の王女の側近は、あらゆる情報網を使って、Tの身辺、過去を調べる。
すると、側近は、Tの元上司であるYが、Tに勝るとも劣らぬ能力・魅力の
持ち主であることを知る。
さらに、調査を進めていくと、Yのほうが、Tよりも、名前が良いことに気づく。
「名前」
それは、王女の婿となるのに、非常に重要であった。
「名前」の一文字でもかぶると、人は、何らかの縁を感じるからである。
TとYの熾烈な花婿合戦が始まった。
王女は、14歳。成人まで、あと数年である。
どうなることやら。こうご期待!
0426 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2015/08/20(木) 11:27:32.26ID:Qnwq2FWn
「古来、ここには大砲を設置する為の台が築かれていたそうだ。故にここをお台場と称する、と」
「トリビアだねぇ。本当に、今知った所でどうにもならない。ははっ」
「……まあ、そうだな」

 軽口を叩く奴の声にも、わずかだが震えが交じる。俺自身にはわからないが私の声も似たような物だろう。
 なにせ我々は、これからたった二人で『黒船』を相手取ろうと言うのだから。
 暗闇の向こう、まだ先の見えぬ深淵の彼方に、奴は確かにいる。

「だが、実際にここに砲が設置されていたが故に、ペリーは直接に江戸へ上陸する事を諦めたそうだ」
「お前ホント詳しいな。何? 調べたの?」
「作戦予定地の地理を調べるのは当然の事。これはその副産物のようなものだ」

 海に面した、遮蔽物となる建物がそれなりにある地形。候補は沢山あったがそれでもここを選んだのは、
言ってみればゲン担ぎのようなものだった。

「私達は、これから『黒船』と戦うのだからな。戦わずして『黒船』に勝利を得たこの地であれば、我らの
 心もとない戦力であっても何かを為せるのではないか、とな」
「あちらさんはペリーさんと違ってやる気満々だから、戦わずしてってわけにゃーいかんがね」
「……まあ、そうだな」

 だが、台場に座する砲台に、もしもかの黒船が挑んできていたらどうなっていただろうか。
 それはわからない。実際に、歴史はそう動かなかったのだから。

「だから、我らが勝てるかどうかもわからない……勝てるかどうかわからないという事は、それはつまり
 負けるかどうかもわからない、という事に他ならん」
「物はいいよう、だねぇ」

 気づけば、奴の声から震えは消えていた。
 おそらく、私の声からも同じように。
 全ては決まった。覚悟も、何もかも。

「さて、と……ッ」

 奴の呼気に力が篭もると同時に、暗闇に光が満ちた。奴の『才気(タレント)』が発動したのだ。
 この『才気』――一言で言ってしまえば、超能力こそが、我々が『黒船』に抗し得る唯一の武器。
 そして我々二人がここに立っている、数多の理由の一つだ。
 奴の手の中には、いつの間にか真っ直ぐで簡素な拵えの大太刀が現れていた。

「……相変わらず、お前の性格に似合わん真っ直ぐな太刀だな」
「『才気(これ)』って、その人間の本性に合わせた形とるってシショーも言ってただろ? これが俺の実態なんだって」
「ならば――」

 私の場合、これが、私の本当の姿という事なのだろうか。そう思いながら見つめる先には、光があった。
 禍々しい、黒い光を放つ、実用に耐えるかどうかもわからぬ程に見難く歪んだ一張(ひとはり)の弓が。

「よっ、いつもの事ながら腹黒!」
「いつもの事ながら解せぬが……まあいい」

 それが何を示そうが、これが――『才気』が力であることに変わりはない。

「先陣はお前に任せる。私は後方から――射抜く」
「おうよ、後ろは任せた! 頼りにしてるぜっ!」

 太刀から流れる光を足場に、奴は台場の海へと……暗闇の向こうで待つ『黒船』の元へと駆け出した。
 後を追うように私も駆け出す。台場の砲として、『黒船(奴ら)』に一撃を加えんとする為に――!


 この時踏み出された一歩が、地球に突如として襲来し、その半分の大地を占拠した異星人――『黒船』と称された存在と、
異能の人類『才気鬼』との戦い――人類を窮地から救う為の戦い、その始まりの一歩であった。
                                                              終わり
0427 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2015/08/20(木) 11:28:16.74ID:Qnwq2FWn
お題、お台場でした。
0428 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2015/08/20(木) 13:13:59.65ID:Qnwq2FWn
お題、カマーン
0429創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/09/23(水) 00:17:24.95ID:4jfV7wgy
お題「桃太郎」
0430創る名無しに見る名無し
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2016/02/04(木) 07:05:59.41ID:2y0f0RbK
あなたは曲成分所属事務所降板スデカ40代リオ☆ですか☆ドーハの悲劇80代「国中ルーキー」「穀中ヨーキシャ」ですか?

それともSAVEいくつですか?☆huluさん☆?カジュアル客機ツアー

それともSAVEいくつですか?☆huluさん☆?

それともSAVEいくつですか?☆huluさん☆?(堺アイガン試飲運転)わしんトン財家税納同然
0431創る名無しに見る名無し
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2017/07/10(月) 04:54:42.84ID:ugHrL6M5
☆ 日本人の婚姻数と出生数を増やしましょう。そのためには、☆
@ 公的年金と生活保護を段階的に廃止して、満18歳以上の日本人に、
ベーシックインカムの導入は必須です。月額約60000円位ならば、廃止すれば
財源的には可能です。ベーシックインカム、でぜひググってみてください。
A 人工子宮は、既に完成しています。独身でも自分の赤ちゃんが欲しい方々へ。
人工子宮、でぜひググってみてください。日本のために、お願い致します。☆☆
0432創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/27(水) 10:20:58.88ID:C1Z7QFDy
家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。

グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"

BI2YFH7MSK
0433創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/05/21(月) 08:47:33.09ID:tRZnwP6O
知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

FPR4E
0434創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/07/03(火) 19:09:58.29ID:f1dClnnX
D9R
0435創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/10/17(水) 19:07:45.09ID:ZU7x6aHX
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

VST
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