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436コメント340KB
1レス以内で創作するスレ
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001創る名無しに見る名無し
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2010/09/23(木) 23:22:17ID:9vG3fVqs
■ルール説明■

気軽に手軽に1レス創作。
作品は1レス以内にまとめてください。
以上。
0003創る名無しに見る名無し
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2010/09/24(金) 01:34:37ID:xdZmebi2
スレ立てありがとうございました。
何番目のスレか失念してしまったので、
分かる人いらっしゃいましたら次スレ立てるときのために書いといてくれると助かります。
0004創る名無しに見る名無し
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2010/09/24(金) 04:12:24ID:xdZmebi2
何レスで即死回避なんだろう
0006創る名無しに見る名無し
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2010/09/24(金) 04:31:16ID:xdZmebi2
【近未来】
ハンニバルを見ながら、未来のバカップルが言った。

「うわ、脳みそ食ってるよ。脳って甘いらしいけどホントかなー」
「中国人に聞いてみれば?昔は国単位で篭城戦やって、
民間人の非戦闘員、つまり女子供からバラして食ってたらしいよ」
「マジかよー、アジア地域カンニバリズムすげぇな」

ほほほうへへと馬鹿話をする二人の手には、
ソイレント社の緑色をした食品が映画のお供としてコーラとともに並んでいた。

「ソイレントグリーンて、良く噛むと甘いよな」
「そうだねー」
0011創る名無しに見る名無し
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2010/09/24(金) 08:12:21ID:xdZmebi2
1レススレは読みやすいし書きやすいから結構お気に入りだったんよ
人きますように
0013創る名無しに見る名無し
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2010/09/25(土) 02:45:08ID:66SYiUEu
>>6
死体おいしいです(^q^)
0014創る名無しに見る名無し
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2010/09/26(日) 00:51:48ID:vx96cZj5
何だかよく分からない事情で戦争が始まって、何だかよく分からない兵器のせいで世界がめちゃくちゃになってしまった。
もうだめだなと人々が諦めて死を待っていた時、空が眩しく輝いて何かが地上に降りてきた。
それは自らを神だと名乗った。
人間はそれまで誰一人神の姿を見た事など無かったが、誰一人疑わなかった。多分神とはそういうものなのだった。
「これで少しはお前達も懲りただろう。もう一度機会を与えるから私と共に来るのだ。」
神はそう言うと、空を覆い尽くさんばかりの巨大な船に人も動物もそっくり皆乗せて、新たな世界へと出発して行った。
ただ一人の少年を残して。

少年が朝目覚めた時には全てが済んだ後だった。
瓦礫の街は人一人、犬一匹の姿も無く、静まり返っていた。
―――そう言えば神様がどうのって話をしていたけれど、どうやら自分は置いてけぼりにされたらしい。

現実感の無さを感じながらぼんやりとそんな事を考えていると、不意に声を掛けられた。
振り返った先には、天使が立っていた。
少年は天使の姿など見た事は無かったが、それ以外の何者にも見えなかった。多分天使とはそういうものなのだった。
「わたしもね、置いてけぼりにされちゃったんだ。」
くるっと回った天使の背中は、あるはずの翼が無残に千切られていた。
なぜと少年が尋ねると、天使は「罪があるから。」と答えた。

天使は少年の事をずっと見てきたのだと言う。
少年には両親がおらず幼い頃からずっと孤独に生きてきた。
簡単な仕事をこなす事もあれば、鉄くずを拾い集めてお金に換える事もあった。時には盗みをはたらいたりもした。
11歳の時に軍に連れて行かれ、それからは少年兵として戦場に立たされる日々を送る事になった。
少年は優秀で、捨て駒の様に扱われながらもどうにか生き残ってきた。
しかし、それもただ虚しいだけだった。
どんなに不幸だとしても、誰だってつかの間の幸せな記憶はあるものである。
だが、少年にはそれが何一つ無かった。ただひたすらに辛い記憶が連なるだけだった。
天使は、そんな少年がひどく不憫だった。
ある時、いつもの様に戦場を行く少年に向かって一発の銃弾が放たれた。
当たれば少年が命を落とすのは確実だった。

同じ様な光景は何度も見てきた。天使はいつも傍観するのみだった。それが決まりだからである。
だが、天使はこの少年を死なせたくなかった。
このまま彼が何も幸せを経験しないまま死んでしまうのはあまりに哀れだと思った。もう少し生きさせてあげたかった。
天使は、銃弾の弾道を逸らした。
それが天使の罪であり、故に天使は翼を奪われ、置いて行かれたのだった。
同時に、本当は死んでいたはずの少年を連れて行く事を、神は許さなかった。

「ごめんなさい。わたしのせいでこんな事になってしまって。」
「いいよ。とっくに死んでいたのなら、むしろ助けてくれたお礼を言わなくちゃね。」
謝った天使を、少年はあっさりを許した。
新しい世界の事などどうでも良かった。ただ少年は疲れていた。
少年の身体は、既に何だかよく分からない兵器の毒に侵されていた。死は近かった。
「よかったら君の話を聴かせて欲しいな。」

天使は身振り手振りを交え、自分が見てきた色々な事を少年に話して聴かせた。
美しい景色のこと、世界中のお祭りや風習のこと、珍しい動物や植物のこと・・・
少年は天使の話に耳を傾け、時に驚き、時に笑った。
それは、天使が初めて見る少年の楽しそうな様子だった。

夜が更け、天使の話が終わると、少年は眠りたいと言った。
天使は、自らの膝に少年を招き寄せ、横にならせた。
「楽しかったよ。また明日も聴かせてくれる?」
天使が勿論と答えると、少年はうっすらと笑って静かに目を閉じた。

翌朝少年が目を開ける事は無かった。
安らかで幸せそうな表情だった。


天使は、千切れた翼を背負う背中をいつまでも震わせていた。
0016創る名無しに見る名無し
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2010/09/26(日) 14:22:46ID:TXEJXdg+
最後に希望を見たからこそ、安らかで幸せな顔で逝けたんだなぁ・・・。
切ないっす。
0017創る名無しに見る名無し
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2010/09/26(日) 20:35:21ID:mBPa9kAO
天使ちゃんマジ天使
0018創る名無しに見る名無し
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2010/09/27(月) 18:56:53ID:RdCTh1dI
少年は絵を描くのが好きだった。
暇さえあればスケッチブックを持って外へ飛び出し、人や動物、建物植物、何でも夢中になって描いていた。
ただ、お世辞にも上手いとは言えなかった。
下手だという自覚はあった。上手く描けるように努力はしていたが、なかなか実を結ばなかった。
それでも少年は諦めず毎日毎日絵を描いていた。

ある日のこと、少年は森にやって来ていつもの様に絵を描いていた。相変わらず下手だった。
すると突然、後ろでクスクスといたずらっぽい笑い声が聞こえてきた。
なんだろうと少年が振り返ると、奇妙な格好の小さな少女の姿をした何かが空中にふわふわと浮かんでいた。
「きみは誰?」
「わたしは妖精。昔話とかに出てくるでしょ。」
「え?居るんだ妖精って。」
実際目の前に存在しているので、少年は取りあえず信じることにした。
「それにしてもあなたは絵が下手っぴね。嫌にならないの?」
「下手だから練習しているんだよ。」
「わたしだったらきみが絵を上手に描ける様にしてあげられるよ。」
本当?と少年が尋ねると、妖精はわたしは嘘を付かないよと返した。
「まあとにかく体験してみなさいな。」
そう言って妖精は指をぱちんと鳴らした。何やら光の筋が現れて少年の頭の中に入って行った。
「さあ描いてごらんなさい。」
さっそく少年は目の前にある花を描いてみた。すると驚いた事にすらすらととても上手に描けてしまった。
「すごい!本当に上手く描ける様になっちゃった!」
大喜びする少年を片目に、妖精はふわふわとどこかへ消えて行った。

森を後にした少年は隣に住む少女のところへやって来た。
「ぼく、絵が上手く描ける様になったんだ。」
少年はスケッチブックを取り出すと、すらすらとあっと言う間に少女の顔を描いて見せた。それは写真の様にそっくり描けていた。
少女は少年の絵をしばらく黙って見ていたが、やがてこう言った。
「確かに上手いけどそれだけだと思う。」
少年はどういう意味かと少女に聞いたが、少女も「なんだかそんな感じがした。」としか答えられなかった。
少女の言った事は気になったが、絵を上手く描ける様になった少年は有頂天だった。
少年は自分が描いた絵を町の人達に見せ、自慢してまわった。

ところが、その内妙な具合になってきた。
最初は嬉しくて色んなものを描いていったが、どんなに描くのが難しいものでもいとも簡単に描けてしまうため、段々味気なくなってきた。
下手だった時の、ああしてみようこうしてみようという気持ちが、すっかり無くなってしまった。
少年は次第に絵を描くのが楽しくなくなっていき、家でぼんやりと過ごす様になった。

心配した少女が少年の様子を見に来た。
何かあったんでしょうと聞く少女に、少年は全部話す事に決めた。
「また、絵を描きたいって気持ちを取り戻したいんだ。」
少年は話の最後にそう訴えた。彼の心の底からの願いだった。
「元に、戻してもらいなよ。」
少年は少女と妖精に会いに行くことにした。

森に着くと、妖精の方から二人の前に現れた。
「お願いだよ。元に戻して欲しいんだ。」
「あらあら、お気にめさなかったのかな?」
「その・・こういうのはだめなんだって気づいたんだ。」
「ふーんそう。」
妖精が指をぱちんと鳴らすと、光の筋が少年の頭から抜け出て行った。
「またね。」
妖精はクスクスといたずらっぽく笑いながらふわふわと再びどこかへ消えていった。

少年は目の前にある花を描いてみた。
下手だった。でも、少年が頑張って描いた結果だった。
「何だか上手く言えないけど、こっちの方がわたしは好きだな。」
少年と少女は顔を見合わせてにっこり笑った。
0019創る名無しに見る名無し
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2010/09/27(月) 19:23:56ID:iT/gdz7K
おお、いい話やw
確かに、苦しまなくてもさらっとできちゃう事って、
わざわざしようと思わなくなっちゃうよね。
0020創る名無しに見る名無し
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2010/09/27(月) 22:25:15ID:wpVZ6NEU
なんか道徳の教科書にのってそう
0021創る名無しに見る名無し
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2010/09/27(月) 22:48:02ID:7Zzcsmbu
意外と簡単に手に入ったものって長続きしないんだよな
器用貧乏ってのも器用な人はある程度までは簡単にできるから執着する気にならない
0022創る名無しに見る名無し
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2010/09/29(水) 19:03:38ID:d97TqYrw
気が付くと少女は水の上にぷかぷかと浮いていた。
「あれえ・・・?」
体は動かない。いや、首はどうにか動かせる。出来る範囲で周りを見回してみた。全部水だった。
口元を舐めてみるとしょっぱかった。潮の香りもする。どうやら海にいるらしかった。
「おかしいなあ・・・」
自分がなぜ海にいるのかと不思議に思うが、体が動かないので取敢えず今の状況に身を委ねるしかなかった。
しばらく穏やかな波に揺られていると、少女の流れて来た方から何やら大きな塊がやって来るのが見えた。
それは真っ黒な鯨だった。
鯨は少女の横に並ぶとこんにちはと挨拶をした。
「良い天気だね。そうしてぷかぷか浮いているには丁度良いね。」
「そう思います。」
「でもあんまりそうしていると火ぶくれを起こしてしまうからいけないね。私の中に居なさい。」
そう言うと鯨は大きな口をぐわっと開いて少女を周りの海水ごと掬い取り、少女を口に含んだまま泳ぎ出した。
真っ暗闇の鯨の口の中は、程良く温かくて、気持ちが良かった。
(ずっとこうしていたいなあ・・・)
静かに目を閉じる。このまま闇の中に溶けてしまえれば、とても楽かもしれない。
もう一度目を開けた時、少女の目の前は一面星空だった。
幾千もの星々がまるで少女を歓迎するかの様にきらきらと輝きを放ち、どこまでもどこまでも広がっていた。
体が軽い。今にふわりと浮かんで、ずっと彼方まで飛んで行きそうな、そんな感じがした。
―――宇宙の果てがあって、その先には何があるんだろう。その先の果てがあったとして、さらにその先には何があるんだろう。
少女が好きな考え事だった。
ちっぽけでも自分がこの壮大なものの一部なのだと思うと、煩わしい事全てが気にならなくなる心地がした。
突然、星空の中心がぐにゃりと歪んで渦を巻いた黒い穴が生まれた。
すると途端に星達がその穴へとすごい勢いで吸い込まれ始めた。
「やめて、お願い奪わないで。」
少女の声も虚しく、星空は一瞬にしてただの暗闇に戻ってしまった。
少女はしくしくと涙を零して泣いた。
「ずっと続くものなんてありはしないんだよ。」
慰める様な鯨の声が暗闇の中に響いた。
「そんなの、悲しいです。」
「悲しくていいんだ。忘れちゃいけないよ。」
もうすぐ到着するからと言って、鯨はしゃべらなくなった。
一体どこに向かっているのだろうと思いながら、少女の意識は徐々に眠りの底へと落ちて行った。

まぶたに光が当たるのを感じて少女は目を覚ました。
いつの間にか体は動くようになっており、少女は起き上がると開かれた鯨の口から外に出た。
そこは荒野だった。草一本生えていないひび割れた大地が果てしなく続いていた。
「え?何ここ?」
驚いた少女は、鯨に問いかけようと振り返る。
鯨は口を開いたまま死んでいた。
黒い巨体は朽ちかけて赤い肉をさらしており、ひどい悪臭を放ちながらどろりとした体液を干からびた大地に垂れ流していた。
それだけでは無かった。鯨の背後にはものすごい数の人の死体がうず高く積み重なっていた。
そのほとんどが元の容姿など判別出来ない程に腐り果て、鯨と同じ様に濁った体液をだらだらと土に染み込ませていた。
「きみは混じりたいのかい?」
がらがらと潰れた声が少女の頭の中にずうんと響いた。
「混じりたいのかい?ここに。」
もう一度声が響いた時、少女は叫んだ。
「いやだっ、わたしはいやだっ」
少女は気を失った。

はっと目を開けると、ぼんやり白い天井があった。
少女はベッドの上に横たわっていた。
むくりと起き上がりながら辺りを見回す。どうやら病室らしかった。
「ああ・・そうか。」
少女は、色々辛くて自殺しようとしたのだ。結局、失敗したらしい。
自分の左手を見やると、ぐるぐると包帯が巻かれていた。
「ばかだなあ・・わたし・・・」
―――死にたいんだって自分を騙していただけじゃないか。
自分自身に怒られたような気がして、少女は恥ずかしくなった。
窓の外には海と星空が広がっていた。
0023創る名無しに見る名無し
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2010/09/29(水) 19:15:44ID:3Q4Jd4be
絵本みたい
0028創る名無しに見る名無し
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2010/09/30(木) 20:28:18ID:1MlfTDZ1
「俺イケメン高収入だけど、別に相手の容姿や性格は気にしないよ」(ただし二次元に限る)
0030創る名無しに見る名無し
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2010/09/30(木) 22:50:09ID:RvWxNUPn
旅をしている少年が分かれ道でどっちへ行こうか迷っていると、一方の道からのんびりこちらに歩いてくる男の姿があった。
ひょろりと背が高く、風貌からして少年と同じく旅人らしかった。
「おやこんにちは。どちらへ行くのかな?」
気さくに話しかけてきた男に、少年は「いま決めている最中なんです。」と答えた。
「こういう時って何か上手い決め方がありますか?」
少年が男に聞くと、男は首を横に振った。
「いや、僕は分かれ道でどちらに行こうか迷った事なんて無いからなあ。」
のんびりした口調でそう言ってのける。
「でもどっちかが危ない道だったらとか考えないんですか?」
「うん。それはそう言うことなんだって受け入れるさ。」
「はあ・・・」
少年は、男が旅をする目的を尋ねてみた。
「そんなものはありはしないよ。しいて言えば、気の向くままにあっちこっち色々行ってみて、最後に辿り着いた結果が僕の旅の目的だったってことさ。」
男は「じゃあいつかまた。」と手を振って少年が来た道をのんびり歩き去って行った。

少年は男の旅の仕方に憧れを抱いたが、とは言えそこまで踏み切る勇気は無かった。
気の向くままに足を向けたその先に何が待っているのか、やはり不安だった。
だから少年は分かれ道に来るといつも迷うのだった。

それからしばらく後のこと、少年が道を歩いていると草むらに行き倒れらしい人影を見つけた。
近付くと、見覚えのある風貌に少年ははっとした。
あの時会った旅人の男だった。体は既に朽ちて、骨だけになっていた。
「とすると・・・」
少年は変わり果てた姿の男を見下ろしながらつぶやいた。
「この人の目的は死ぬことだったってことになるけど・・・」
旅なんてそんなものなのかもしれないと、少年はなんとなく達観した気分だった。
0031創る名無しに見る名無し
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2010/10/01(金) 02:35:09ID:kTxtCIGv
若いうちから達観してしまうのは運がいいのか悪いのかw
0032創る名無しに見る名無し
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2010/10/01(金) 03:06:53ID:dVoqJ4XH

Toots & The maytals - Funcky Kingston
http://www.youtube.com/watch?v=ERiTX9Pa23c
SL2 - On A Ragga Tip
http://www.youtube.com/watch?v=rebFLh1Qt9A&feature=related
Sambassim - Fernanda Porto - Mad Zoo Jazzy's Remix
http://www.youtube.com/watch?v=vHYP3hF_onU&feature=related
Samba Rio De Janeiro Remix
http://www.youtube.com/watch?v=Zhp22ZNl_0k&feature=related
Sergio Mendes ― You And I (Cutmore Remix)
http://www.youtube.com/watch?v=9qwN2rLMpoQ&feature=related
Jackson Sisters "I Believe In Miracles"
http://www.youtube.com/watch?v=g26e89xV1HU

経済指標発表予定
http://www.foreland.co.jp/marketreport/calendar_detail.html
第50回 経済データ 日本編[top]
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga6.html
第51回 経済データ アジア編[top]
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga7.html
第52回 経済データ ヨーロッパ編[top]
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga8.html
第53回 経済データ アメリカ編[top]
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/~sasayama/macroecon/mailmaga9.html
各国市場サマリー
http://jp.reuters.com/investing/news/forex
Asian Markets News
http://www.reuters.com/finance/markets/asia
bloomberg.co.jp
http://www.bloomberg.co.jp/
bloomberg
http://www.bloomberg.com/
0034途中送信
垢版 |
2010/10/03(日) 00:12:12ID:rb0uf1sZ
ヒキニート生活3年目、ドア越しにオカンが「ザメハ!ザメハ!と叫びだした」
0035創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/10/03(日) 00:42:44ID:rb0uf1sZ
十二人の妹達から一人を、王に嫁がせるために育てる『シスタープリンセス・プリンセス』
0038 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2010/10/06(水) 20:41:23ID:yIGBchKy
久しぶりにお題くれくれ。
0040 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2010/10/07(木) 09:00:31ID:AXMMaZ8M
「入れ替わり、だと?」
「ええ。その可能性が高いわ」
「……何をまた突拍子も無い事を」
 事件は酷く簡単な物……のはずだった。
 とある山荘で殺人事件が起こった。被害者はその山荘の持ち主、霧島兄弟の双子の弟、隆史。
 たまたま、道に迷い、その山荘に居合わせた私、多嶋瀬一郎と、腐れ縁であるライター、井口真実は、
その現場にい合わせてしまう事になった。
 あいにくの悪天候で身動きが取れない中、山奥の密室と化した山荘で、情報源となる物は一つ。その
情報源たるラジオから、脱獄した凶悪連続殺人犯がこの山荘近辺に逃げ込んだ言う情報が伝えられた時、
俺は即座に、その殺人犯がまたしても凶行に及んだのだと判断していた。
 遺体は、首を切られていたのだ。それも、鋭利な刃物ですっぱりと。
 首切り寂空(じゃくう)。居合い切りの達人であると言われ、包丁だろうがカッターナイフだろうが、得物は
問わずに人体をあっさりと切断し、それを晒すシリアルキラー。その殺人犯が、間違いなくこの近辺にいる。
 私たちは、恐怖に怯えながら――と言っても、怯えていたのは私だけで、隆人氏も井口もどこか超然として
いたが――天候の回復を待った。
 天候が回復するまで、犯人に付け入る隙を与えさえしなければ、麓の警察に連絡する事ができる。
いかに殺人犯であろうとも、三人を相手に仕掛けてくるような愚は犯さないだろう。
 まったく、電話線を引っこ抜いた上にズタズタに切断したりされなければ、あるいはここが携帯の
圏外でなければ、こんな風に怯えずに済んだものを――
 などとほぞを噛んでいた時に、唐突に井口が言い出したのだ。入れ替わりが行われたのね、と。
「あの殺人犯は、確かに首切りをその犯行の手口にしていたわ。だからこそ、好都合だった……」
「何を言ってるんだか」
「そして、偶然自分と、この山荘の持ち主が、似通った体格の持ち主だった事も、ね」
「……何を言ってるんだ?」
「気づいていたかしら、瀬一郎さん? 朝、洗面所に、歯ブラシやタオルがひとり分しかなかった事に」
「………………」
「そして……私たちが、誰も霧島兄弟に同時に会ったことが無い、という事も」
 それは……確かにそうだ。霧島兄弟とは、いつもどちらか一人としか会っていない。二人同時に
見た事は、確かになかった。
「……本当に、この山荘の持ち主は、双子だったのかしらね?」
「な……何を……」
 俺は唖然とした。井口が言っている事は、つまり、そういう事なのか!?
「私たちがここにたどり着いた時、既に隆史さん……いえ、本当は隆史さんと言うのかどうかも
 わからない哀れな被害者は、殺され、首を切られていた……そして、犯人は"一人で双子を演じていた"!
 そうすれば、自分は容疑者から外れる事ができる! そして、三人でいる事に安心している私たちを……」
 そう。この首切り死体の制作者は……霧島隆人さん……いえ、切り裂き寂空、貴方よ!」
 井口が、呆然とした表情で話を聞いていた霧島隆人氏に指を突きつけたその瞬間、彼の表情が変わった。
 光が、閃く。
 彼が懐に隠してあった包丁を引きぬき、それが光を反射したのだと俺が気づいたのは、その包丁を指で掴み
取ってからだった。
「な……!?」
 一瞬浮かんだ邪悪な笑みも消え、驚愕した表情を浮かべる隆人氏……いや、切り裂き寂空。
「お生憎さま。この人は、頭は悪いけど、身体能力は人間離れしててね」
「……お前、もうちょっと後先考えて行動しろよ。何とか間に合ったから良かったようなものの……」
「あら、信頼されてるのが嬉しくない?」
 俺はため息をつきながら、呆然としている切り裂き寂空の腕から包丁を奪い取り、拘束していく。
「なぜ……なぜわかったんだ……」
「あら、簡単な話よ。一つはさっき言った歯ブラシ。もう一つは……」
 快活な、やけに魅力的な笑顔で、井口は言った。
「顔がおんなじで仕草がおんなじ双子がいるのに、来訪者に何もネタを披露しない、なんて事はありえないからよ!」
「……おい」
「……おい」
 どうやら、俺と寂空の気持ちは同じらしい。
 ほとんどただのかまかけじゃねえか!?
「そんなのに……引っかかったっていうのか」
「シラきっときゃ良かったな」
「真実への入り口はいつも狭くて小さいもの……でも、それを開ける鍵は、誰だって持っているものなのよ……」
 こうして、遠い目をしながらカッコつけてる井口によって、一つの事件は終わりを告げた。
 ……いいのかね、これで?
                                              終わり
0041 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2010/10/07(木) 09:01:29ID:AXMMaZ8M
ここまで投下です。

1レスミステリー・・・のはずが?
0042創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/10/07(木) 22:08:29ID:g31X2kf9
1レスらしく最後のユーモアがアクセントになっており良いですね。
ミステリー系はさっぱり書ける気がしないや。

まだ何か謎が?
0043創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/10/08(金) 09:53:39ID:CSxFUyVl
全力で振られてる包丁を指で止めるとか無理ゲーw
0046創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/10/10(日) 03:53:51ID:JsJSMbcV
古びたブランケットのようなマントを着た首切り死体はこう言った。
その手には何故かパン。
「バ夕コ、サン……ハヤク、ア、ア、ア、アタラシイ、カオ、ヲヲヲヲヲオオオoooo!!」
コックハットを頭に乗せた女性は、これまたコックハットを被った老人に話し掛けた。
二人の間柄は判然としないが、どうやら愛人契約めいた密約があるらしい。
「Jamおじさん、やっぱり米粉パンじゃ無理みたい。アソパソマソがTウイルスにかかった民間人かN5sウイルスドローンみたいになっちゃった」
「そうか、残念じゃのう。毎回ほとんど食べずに汚して捨てるから、事故米の粉で作ったんじゃが」
「オオオ、OOOOhh!オレノレノアタマは何処ダ!ハハハハヤクヨコセェェェセセ!!」
アソパソマソはバ夕コさんにのしかかった。
「こらこらアソパソマソ!バ夕コさんに手を出すんじゃない!」
Jamおじさんはパン釜に薪をくべるための焼けた鉄鉤で、アソパソマソを散々刺した。
赤い血が滲むどころか、黒い影が傷口から染み出して、みるみるうちに傷を直して行く。
アソパソマソはJamおじさんが遊星からの物体Xを改造した生き物だから、何が起こっても不思議はない。
Jamおじさんが怯んでいる隙にバ夕コさんの被服は剥かれ、アソパソマソはいきり立った屹立をバ夕コさんのいやらしい下の口に寄せた。
「ひぃ!やめてアソパソマソ!優しくして!タッチミーソフトリー!」
アソパソマソは狙いも定めずただ腰を突き出した。
「あ゛っー!」


バ夕コさんは新しい快感に目覚めました。
めでたしめでたし
0047創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/10/14(木) 15:11:10ID:0o1yUEet
少年には病気の妹がいた。
不治の病と言われ、自らの力で立つ事さえままならず、幼い頃からずっとベッドの上で過ごしていた。

少年は妹の病気が良くなるようにといつも願っていたが、虚しくも容態は年を追うごとに悪くなるばかりだった。
それでも兄妹の仲はとても良く、少年は妹の事を誰よりも大切に思っていた。

ある日のこと、少年は妹のために森で花を摘んでいた。
すると、少年の目の前に一匹の黒い山羊が現れた。
「やあやあお前さんには悩みがあるようだねえ。」
しゃがれた声が発せられたのは、他でもない目の前の山羊の口からだった。
驚いた少年をよそに、山羊は再び口を開いて「お前さんは妹を元気にしてやりたんだろう?」と言った。
「何で知っているかって?わしは何でも知っているのさ。それよりもだ、わしはお前さんの望みを叶えてやれるんだがねえ。」
山羊の言葉を聞いた少年は震える声で「ほんとうに?」と尋ねた。山羊は「もちろんだとも。」と答えた。
この時少年は、理由は分からないが「この山羊なら本当になんとかしてくれるかもしれない」、と思った。
「お願いします、妹を元気にして下さいっ」
少年が必死に山羊に頼むと、山羊はにやりと口元を歪ませながら「よろしいよろしい」と首を縦に振った。

―――先ほどのことは本当に現実だったのだろうか。
ぼんやりとした頭で考えながら、少年は自分の家へ帰って来た。すると、父親が興奮した様子で妹の部屋に来るように言った。
まさかと思いつつ少年が部屋に行くと、そこには涙を流しながら妹を抱き締める母親の姿があった。
そして妹は、自分の足でしっかりと立っていた。

妹の病気は綺麗に治ってしまっていた。医者は奇跡としか言いようが無いと言っていた。
あの山羊は本当に妹の病気を治したのだ。どんな方法かは分からないが、とにかくそれは事実だった。
妹も、両親も満面の笑みで喜び、少年もまた心の底から良かったと思った・・・はずだった。
ところがどういうわけか、少年には喜びどころか何の感情も湧いてこず、無表情に妹達の様子を眺めるだけだった。
その時少年は思い出した。山羊は、妹を治す代償として少年からあるものをもらうと言ったのだ。
それは少年の「感情」だった。
少年の心には、如何なる感情も生まれなくなってしまったのだった。

初めの内、元気になった妹は毎日幸せそうだった。学校にも通いだし、友達も出来ていった。
自分が望んでいた光景。本来なら、少年はとても嬉しいはずだった。
それなのに少年の心は冷たいままで、いつも人形の様な無表情を浮かべる事しか出来なかった。
そんな少年の様子が、周囲には快く思われなかった。
両親は困惑し、少年が変わってしまったと嘆くようになった。友人も離れていった。
妹は、慕っていた兄が突然冷たくなってしまった事を悲しみ、どうしてと少年に問いかけた。
だが少年は真実を話す事が出来なかった。話せば、妹が自分に対して罪を感じながら生きる事になると思ったからだった。
やがて妹も段々少年と接しなくなっていった。少年には、それが辛いと思う事さえ出来なかった。
せっかく妹が元気になったのに、家族の間に流れる空気はいつの間にか以前より暗くなっていた。
少年は、家を出て遠くの町で暮らすことにした。

家を出てからも、妹からは度々手紙が来た。少年はそれに返信するものの、文面はまるで形式的で味気ないものだった。
本当なら書きたい事が沢山あって、妹にも会いたいはずなのに、全くそんな思いは生じてこなかった。
家族とも会わず、親しい者もいない。少年の日々はひたすらに孤独だった。

月日は流れ、少年は大人へと成長していた。
ある時突然、父親から連絡を受けた。
少年は何年かぶりに故郷の町へと向かった。
妹が死んだのだ。
家に戻った少年は、悲しみの表情を浮かべる両親に招かれ、ベッドの上で静かに横たわる妹の前に来た。
不運な事故だった。妹は一見眠っている様で、死んでいると言う実感が湧かなかったが、そっと肌に触れるともう温もりを宿していなかった。
妹は、本当に死んだのだった。
それでも、少年の心には何の感情もありはしなかった。目の前に妹の死体がある、ただそれだけしか思わなかった。
両親は、妹がいつも、少年と再び仲良く暮らせる様になる事を願っていたと語った。
少年は何も言えなかった。

―――この世で一番大切だったはずの人が死んだのに、悲しむことも出来ない。
きっと自分はもう、人間では無いのだ。

涙は、零れなかった。
0049創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/10/14(木) 21:21:29ID:Wf7ehlFv
良質な童話みたいだな
このスレは本当にいい作品が投下される
0050創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/10/16(土) 00:00:42ID:AEEjicQi
救いが無い話
悲しいな…
0051白雪姫後日譚
垢版 |
2010/10/17(日) 05:18:01ID:XSsw8NK6
 白雪姫は毒林檎を食べて倒れてしまいました。
 白雪姫は王子様が現れてなんやかんやあって生き返りました。
 それを見た王女は「やべぇ……これ使えるぞマジで」と呟きました。
 これが後のバイタル低下式延命助剤で、王子様のキスではなくて薬が抜けた段階で化学
的な衝撃を与え拍動を振れさせることによって蘇生する方法が確立してからは、長期宇宙
航行の常套手段となりました。
 常温で長期間の延命が可能なこの薬剤は、体細胞の蛋白質組成に変質をきたしやすいコ
ールドスリープよりも安全でかつ低コスト。冷却装置も要らないため、様々な分野での応
用が可能でした。
 薬のおかげで人類は宇宙への開発がずっと楽になり、また優秀な頭脳を老いによって失
わずに済むようになり、様々な研究が加速的に進みました。
 王女がつくった薬品製造会社のクラシュミラ・ケミカルインダストリー社は莫大な富を築き、王国を永大
なる繁栄に導いたばかりか、衰退の兆しを見せていた人類を新たなステージへと登らせた
のでした。
 え?白雪姫?
 ……ああ、アノ人ね。
 彼女は王子様の国の金を遊興に散財して国民の反感を買い、革命が起こって公開で打ち
首になりました。


めでたしめでたし
0053創る名無しに見る名無し
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2010/10/17(日) 21:25:33ID:wX7z1Ui0
おいおい・・・
0054創る名無しに見る名無し
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2010/10/18(月) 23:15:44ID:f1XUHPlU
「争いの無い世界を創って欲しい。」
少年の妹は、そう言い残して死んだ。

少年の生まれた国は、彼が幼い頃から周りの国と戦争ばかりしていた。小さな利権目当ての領土の奪い合いだった。
王の目的は自国の繁栄だとしても、苦しむのはいつも国民だった。少年の両親は戦火に巻き込まれ、命を落とした。
心の支えは、たった一人の妹の存在だった。幼い兄妹は、身を寄せ合って必死に生き延びてきた。
だがある日、食糧を探して歩いていた二人のすぐ近くに砲弾が落ちてきて、飛び散った破片が妹の小さな体を直撃した。
妹さえも失い、天涯孤独となった少年の心に残ったのは、深い悲しみと激しい怒り。そして、妹の最後の願い。
固い決心が少年の胸に刻まれた。

少年は軍隊に入り、兵士として戦場に立った。
何も恐れない勇敢さと、天性の才能もあって、少年は瞬く間に優秀な兵士へと成長した。
多くの軍功を挙げた少年には次々と勲章が与えられた。だがそれは、自分が家族を奪った戦争に加担している証拠であり、少年にとっては
苦痛以外の何ものでも無かった。それでも少年は歯を食い縛って耐え、戦い続けた。
少年は徐々にその位を上げていき、軍の中で存在感を見せ始めた。
しかし少年は決して驕らず、いつも謙虚で己に厳しかった。そんな姿勢は周りの兵士達の尊敬を集め、目標とされた。
やがて立派な大人へと成長した少年は、若くして大きな部隊を率いる指揮官の立場を任され、数々の戦いを勝利へと導いていった。
国の中で彼を知らぬ者は無く、皆英雄と称賛した。
最早少年は、国王以上に人々の注目を集める存在へとなり始めていた。

少年は、戦争に明け暮れる王への疑問を国民に投げ掛け始めた。
たび重なる争いに嫌気が差していた人々は少年に賛同し、日に日に王の失脚を求める声が大きくなっていった。
王は少年を殺そうとしたが、少年を支持し守る者は既に相当の数になっており、容易には手を出せなくなっていた。
そしてついに、王と少年の戦いが始まった。
圧倒的な勢力を持つ少年の軍勢の前に、王の軍は敗れた。王は処刑され、新たな国王として人々は少年を選んだ。

ところが、国王となった少年が始めたのは、周囲の国に自分の国の統治下になるよう迫る事だった。従わなければ攻め込んで占領した。
少年が国王になることで戦争は無くなると思っていた国民は困惑し、少年を非難し始めた。
だが少年はそれに構わず、王に反抗しようとする者は容赦無く徹底的に処罰した。それだけでなく、沢山の厳しい法律をしき国民を束縛した。
国が領土を拡げ力を付けていく一方で、人々の生活は息苦しく、常に王の監視の眼に怯えながら暮らさなければならなかった。
かつて英雄と持て囃された少年は、いつしか冷酷無慈悲な「魔王」と影で呼ばれるようになっていた。

それでも少年はやり方を変えようとはしなかった。
沢山の権力と欲が犇めき合うからこそ争いが起こってしまう。
大きな一つの力の下に全てが従う、つまり、世界がただ一人の王によって支配されれば、争いは無くなるのだ。
これが少年の考えだった。
そのためには、自分は例え憎しみを向けられようとも、絶対的な恐れられるべき存在でなければならなかった。
「きっと・・きっとお前の願いを叶えてみせるから・・・」
妹を失ったあの日から何十年を経ても、少年の決意は揺らいでいなかった。
だが少年は既に、ひどく疲れていた。

その一方で、監視の眼を掻い潜り王への反乱の計画が少しずつ進められていた。
その中心にいたのは一人の若き青年だった。
「圧政の限りを尽くす国王を必ず打倒してみせる。」
その姿はさながら、「魔王」に立ち向かう「勇者」の様だった。

やがてその時がやってきた。
「勇者」が率いる大軍勢が、「魔王」である少年の城へと攻め入った。

「勇者が」王の間に現れた時、「魔王」は待ち構えるかの様に一人静かに玉座に腰掛けていた。
城は囲まれ、逃げ場所などもうありはしない。
「勇者」は、剣の刃先を「魔王」へと向けた。
全て正しかったとは思っていないが、信念があったからこそだった。
だが結局、やっていることはかつて自分が憎んだ者達と同じだった。末路さえも。
「虚しいな・・・」
「魔王」は寂しげな表情を浮かべ、静かに目を閉じた。
「ごめんよ・・・お前の処にも行けないね・・・」
刹那の後、「勇者」の剣が「魔王」の身体を貫いた。

零れた涙に、「勇者」が気づくことはなかった。
0055創る名無しに見る名無し
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2010/10/19(火) 02:12:41ID:+sf6poYN
ロミオとジュリエットは身分違いの叶わぬ恋。
駆け落ちのためにロミオは一計を打った。
「ジュリエット、これを飲むんだ」
「これはなんなの?」
「クラシュミラ・ケミカルインダストリーの仮死薬だよ」
「クラシュミラ……?意味わからないわロミオ。キチ○イみたいだわ」
「実は僕は未来からやってきた時空警察で、クラシュミラ・ケミカルインダストリーが時間跳躍によって薬を未来から輸入した疑いがかかっている事件を追ってるんだ」
「キチGUYなのね」
「とにかく飲めよ!」
そしてジュリエットは仮死になり、教会に安置された。
ロミオが助けにいくと、そこには遺体から髪を盗む墓荒らしが!
幸いジュリエットはまだ禿げて居なかったが、ロミオは激昂した。
「おまっおま、何を、何しとっんじゃらっちゃっちゃっダラァ!!」
「うわ前田太尊!?じゃない、キ○ガイだ!」
墓荒らしとロミオは揉み合いの殴り合い、くんづほぐれつのガチンコバトル。
しかし時空警察の貧弱体術では、過去の人間の無分別な殺意に対処できなかった。
「チェストー!」
「ぐおっ!」
ロミオは死んだ。スイーツ(笑)。
死に際にロミオは気がついた。
(あ、仮死薬を過去に持ち込んだの、クラシュミラじゃなくて俺じゃん……)
遠退く意識のなか、ロミオは「駆け落ちって素敵だなー だって人間だもの ろみお」と毛筆で書いたら素敵なアートになるだろうなと考えながら死んだ。
0056創る名無しに見る名無し
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2010/10/20(水) 20:47:43ID:CWqDy8h+
>>54
やっぱり壮大すぎるストーリーを1レスでまとめようとするとあらすじっぽくなってしまうな

>>55
なんていうか、カオスだな
0060創る名無しに見る名無し
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2010/11/05(金) 19:36:04ID:NJYZyxf6
「焼酎をしょっちゅう飲んでいる」
「……」
「……すまない、出来心だ」

                     完
0061創る名無しに見る名無し
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2010/11/05(金) 20:15:51ID:SEPIhGey
ダジャレーwww
0064焼酎
垢版 |
2010/11/05(金) 22:37:50ID:6s05aCjW
中国が日本に侵略戦争を仕掛けて勃発した東シナ戦争は、多くの傷跡を残し、3年の歳月によって終結をした。
そして、それは多くの犠牲と、日常の生活を人々から奪い去った。

島京のガード下、今では珍しい酒場が経営されていた。
物資が無くなった日本州でも、金さえあれば物が手に入るようであり、
一部の金持ちを相手にした商売が行われた。

「店長、大変です。」と、厨房にボーイが飛び込んできた。
「例の民主党軍のお偉いさんですが、また無理を言ってきました。」
息を荒げながら、ボーイは店長と呼ばれた中年の男性に困惑を投げつけた。
「なんだって? また無茶を言ったのか。今度は何だ? マグロでも食べたいってか?」
「いえ、違います。焼酎を飲ませろと言ってきました。」
「・・・焼酎だと?」

店長は困惑した。
ビールやワインは戦火に巻き込まれなかった海外からいくらでも輸入できるが、
日本酒や焼酎のような日本でないと作れないものは、戦火の影響で殆ど損失してしまった。
また、物資不足のため作られておらず、手に入れるのは幾らお金があっても無理なのだ。

「・・・しかたない。お前、ちょっと一っ走りで買って来い。」
「無理ですよ。どこに行けって言うんですか?」
「薬局だ。いいか・・・」と、店長はボーイに指示を出した。
顔が青ざめたボーイは、少々躊躇したが、客がいかに重大な人かを思い出し、買出しに出かけた。

そして1時間後・・・
「おい、まだ焼酎は出ないのか? 友愛が足りないぞ!」
「はい、お待たせしました。こちらになります。」
店長は真っ青な顔をしたボーイを気にせず、透明な液体のグラスを差し出した。
「入手には苦労しましたが、復刻版の焼酎となります。」
「復刻・・・? まぁいい、焼酎さえ飲めればいいんだ。」
男はグラスを持って匂いを嗅いだ。
「なんていうか・・・ 焼酎っていうよりアルコールの匂いだな。」
「さようです。復刻版でございますから。」
「色もついてないんだな。」
「さようです。復刻版でございますから。」
いぶかしがりながら、男は一口飲んでみた。
そして、「ブエッ、ブエー」と下品な声を上げながらそれを畳の上に吐き出した。

「貴様! なんてものを! これはただのアルコールじゃないか!」
「さようです。復刻版でございますから。」
「貴様を右翼罪で逮捕する!」
「お待ちください。オーダー通りの焼酎を飲んで、そのような言いがかりは自民警察が許さないですよ。」
「なんだと!? これのどこが焼酎だ!」
「・・・はるか昔。島京が東京と呼ばれるさらに前です。そのころ、第二次世界大戦の後で、焼酎は飲めませんでした。」
「それは知っている。」
「そこで、後の時代で『カストリ』と呼ばれる密造酒が作られました。それを、当時の日本州の人々は飲んでいたのです。」
「では、これは・・・」
「そうです。当時の復刻版です。噂を元に再現しました。
・・・昔と今も、戦後なのは変わりません。第二次世界大戦の後の復興を、また呼び戻す意味を込め、お出ししました。」
「・・・なるほど。味は最低で飲めたものではない。だが、確かにこれは『焼酎』だ。」
男は満足したようで、隣で聞いていたボーイはホッと息をついた。

「いやぁ、無事に終わって安心しました。店長、博学なんですね。」
「なに、国会図書館のチップで知ったんだ。」
「ああ、漫画ですか。でも、焼酎のかわりにカストリと称して消毒用アルコールを飲ませるなんてひどいですね。」
「本当は、何でもよかったんだが・・・」
店長はにやっと笑って言った。

「国のカスを、取り除いたかったからな。」
0065>>58
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2010/11/05(金) 22:43:19ID:6s05aCjW
>>59
お題どうも。
今日の事件の「報復」された未来が裏のお題です
ミンスは日本人にゴメンナサイしないといけないよね(´・ω・`)
0068創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/11/06(土) 02:00:58ID:tv7ZK1mU
ノリでカメラ用に買った無水アルコールを呑んだが、
カストリと違ってメチルじゃないから普通だったよw
0071ヒロポン
垢版 |
2010/11/06(土) 23:07:17ID:TNTthflM
深夜3時・・・
虎ノ門のある一室で、役人達は頭を抱えて資料の山の中に埋もれていた。

「民間企業の生産性を高めるためのキャンペーンを考えるだなんて・・・ 難しい課題を出されたもんだ。」
「仕方ないさ、今の与党は国民の信頼もがた落ちして、企業からの支援を貰わないとやっていけないんだ。
だから、国が国民に『企業のロボットになりなさい』って命じるのは、票を取るには丁度いいのさ。」
眼鏡の男と、ネクタイが派手な男が、気分転換に愚痴をはじめた。

「大体、人間には限界があるんだから、生産性だって高められるもんじゃないんだぜ?
いったいどうやって国民に指示を出せっていうんだ?」
「そうだな・・・ 例えば、ロボットみたいに、24時間365日働くことができるなんてどうだい?」
ネクタイの男は、面白そうにハッハッハと笑い出した。
しかし、眼鏡の男はそれに対し、真剣な顔をして考え込んだ。

「おいおい、冗談で言ったんだぜ? そんな怒るなよ。」
「いや・・・ お前、いいこと言ったかもしれないぜ。」
「え? 何だって?」
「いやさ、サラリーマンって深夜残業して結構働いている印象があるけどさ、電車で往復して寝てる時間を考えれば、
働いてない時間って結構あるわけじゃない。」
「そうだな。往復2〜3時間と、1〜2時間くらいの余暇時間。それと6時間くらいの睡眠はとってるな。」
ネクタイの男はホワイトボードに試算し、かなりの働いていない時間があることに気づいた。

「それを少なくできればいいわけだろ? そうすれば、企業の生産性は雇用を増やさなくてもできるわけじゃないか。」
「それもそうだな・・・ つまり、『非労働時間を縮めよう。働く時間はもっと作れる』みたいなキャンペーンか。」
「そう、それ。昼夜を問わず働ける、企業ロボットを作ること・・・ いいなぁ、これ。これで押してみよう。」
「それじゃぁ、名前がいるな。キャンペーンを一言で表せる名前が。」
「『love work』とか『as robot』とかどう?」
「んー、英語はちょっと陳腐だな。 ・・・『philoponus』はどう?」
「え? 何だって?」
「ギリシャ語で、『労働を愛する』って意味なんだ。ほら、俺の奥さんギリシャ人だろ? ちょっと洒落てるかなって・・・」
「いいねぇ。じゃぁ、それで提案しよう。」

二人がまとめたキャンペーンは、他に代案がないという理由から即日交付された。
しかし、国民からはなぜか「不謹慎だ」という文句が役所に殺到し、
結局1日も経たずに、キャンペーンは中止になってしまった。

「なんでだ? なぜ『不謹慎』って言われるんだ? 何も不思議はないのに・・・」
二人は頭を抱えた。そして、理由も分からないまま、地方へと左遷されることが決まった・・・
0072創る名無しに見る名無し
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2010/11/06(土) 23:08:07ID:TNTthflM
お題が厳しいです><
でも、日本人が強壮剤として作ったとは知らなかった。勉強になるなぁ
0073創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/11/06(土) 23:11:57ID:2LO5oPt5
お役人はそんなうっかりやらないだろw
ヒロポンって昔は合法だったんだよねー
0074創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/11/06(土) 23:20:33ID:TNTthflM
>>73
タイトルを見れば「そんなわけないだろw」だけど、
タイトルを隠せば、読者に「なんでphiloponusって不謹慎だ?」って思わせられると期待した(;´д`)

ヒロポンは副作用が認知されてても合法だったってのが不思議。
じゃぁ、リポD代わりに飲んだっていいんじゃね?
0078巨大化
垢版 |
2010/11/07(日) 12:32:16ID:eMR2dMbH
信心深い建築家のK氏。
彼は日本の文化を愛しており、自宅には盆栽、掛け軸といった、和のインテリアをこれでもかと飾っていたのだった。
しかし、彼には悩みがひとつあった。
それは、家の中央に鎮座する、高さ3m程の熊手だった。

それは、酉の市という風習より、色とりどりの小判や七福神などをかたどった模型で装飾された熊手であり、
江戸時代より縁起物として重宝されていたものである。
また、この風習にはひとつ云われがあり、彼はそれを若いころから守ってきたのだった。

ピンポーン・・・
そんな沈黙が占拠する家の中を、一つの電子音が鳴り響いた。
訪問者は、K氏と同じくらいの年齢の、品の良さそうな男性だった。
「ああ、良くきてくれた。親友の君なら、私の愚痴を聞いてくれると思って呼ばせてもらったよ。」
「相談があるんなら、なんでも話に乗るよ。むしろ、君からは借りのほうが多いからね。」
訪問者は笑っていった。

「・・・それで、相談ってのはこの熊手かい?」
友人は、中央の大きな熊手をしげしげと見つめた。
「ああ、そうなんだ。君も知っていると思うけど、熊手にはルールがあるんだ。」
「たしか・・・ 前の年より大きいものを買うんだっけ?」
「そうなんだ。私はそれを40年前からやってきた。
はじめはそれでも大丈夫だった。なぜなら数千円から数万までは、次の段階が用意されていたから。」
「確かに50cmくらいの奴があるね。あれで1〜2万だっけ?」
「そうだね。それを超えると、5〜10万くらいまではある。でも、それから先には用意が無いんだ。」

それを聞いて、友人は振り返った。
「それじゃぁ、これはどうやって手に入れたんだい?」
「特注さ。駅や神社には、特大のものが飾られるんだが、その製造元に直接掛け合って作ってもらった。
はじめは1.5mくらいだったんだが、今では3mになってしまった。これ一つで300万かかってるよ。」
毎年それくらいの金が払われていたのだとしたら、製造元は大喜びだったんだろうなと、友人は思った。

「・・・じゃぁ、君の相談は、この熊手を大きくする手筈かい?」
「そうなんだが・・・ 実は、毎年大きくするっていうのに疲れてきてね。
何か、『もうこれ以上は無い!』っていう限界まで行ってしまって、毎年購入するのを止めてしまいたいんだ。」
「それなら、可能な一番大きいものを頼めばいいじゃないか?」
「特注だから、やるなら幾らでも大きくできるさ。
例えば5mを頼んでも、『6mのを頼む必要があるんじゃない?』って思ってしまうだろ?
それが嫌なんだ。」
素材や構造を変えれば、幾らでも大きくできる。友人にもそれが理解できた。
つまり、どんな大きさを作っても、K氏の不安は解消しないわけだ。

「・・・分かった、ちょっとひらめいたことがあるんだ。来週、プランを持ってくるが、いいかい?」
「本当かい!? これが解決するならこれほど嬉しいことは無い。是非頼むよ。」
K氏は友人と握手をし、期待を込めた視線で見送った。

―そのプランが了承され、2年の歳月が経った。
K氏の家の後には、4階建てに匹敵する熊手型住居が登場した。
「これ以上巨大な熊手は日本には無いでしょうね。熊手の大きさの限界だと思っています。」
頻繁に来る、テレビのインタビューに、K氏は満足そうに答えてきた。
0082創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/11/08(月) 00:47:25ID:z384xyLQ
>>71>>78も、
お題が出てから1時間で足らずでささっと書けてしまうところがホントすごいと思う
お二方ともGJ!
0087おかき
垢版 |
2010/11/09(火) 20:42:39ID:77IFGbkh
今日は大学の同窓会があり、帰りが遅くなった。
時間は深夜1時を過ぎ、少し不気味な雰囲気になっていた。
あたりは静寂に包まれ、まるで自分以外は誰もいないような錯覚を覚えた。

少し早足で家につくと、まだ家には明かりがついてた。
「先に寝ているように言ったのに、妻はまだ起きてたのか。」
少し嬉しくなり、家に入った。

妻は、ソファーに寝そべって、深夜のドラマを見ていた。
部屋は静かで、若い男性の告白シーンだけが響いていた。
「あら、お帰りなさい。少し遅かったわね。」
「悪い。3次会まで付き合わされたんだ。」
「そう、ご飯はいいわね。」
妻は手に持ったおかきのようなものを口にはこんだ。
テレビから、女性の鳴き声が鮮明に聞こえた。

「寝ていてくれて良かったのに、心配させたかい?」
「少しね・・・ あなた、大学時代の恋人と会うって言ってたから。」
妻はまた、おかきを口に運んだ。
「心配するなよ。相手だって結婚してるし、もう昔の話さ。」
テレビから、切ないメロディが流れてきた。
「冗談よ。私、もう寝るから。」
テレビを消し、手に持っていたおかきの袋を持って、妻は寝室に行った。

シャワーを浴びながら、妻の不思議な反応について考えていた。
「ふー、少し焼餅になったのかな。だからおかきを食ってたのかな・・・」
自分で言って、馬鹿らしくて可笑しくなった。
「おかき、バリバリ〜」
適当な鼻歌を歌いだす。
「おかき、バリバリ〜 ムシャムシャバリバリ〜」

次の日になって違和感に気づいたが、
私には聞くことができなかった。
0088創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/11/09(火) 20:45:54ID:77IFGbkh
鼻歌は「東京ブギウギ」のリズムで読んでもらうと嬉しいです(´・ω・)
お題を生かせなかった・・・
0095イッヒムスシュターベン ◆/6V.PHILIA
垢版 |
2010/12/04(土) 02:29:32ID:wzTzkhKA
−来世−

 とある星の地獄に、閻魔様と呼ばれる地獄の主がいた。
 閻魔様はとてもずぼらだった。
 そんな閻魔様の元に金髪の罪人が連れられて来た。
 どの地獄へ送るか、閻魔様が決めなければならない。
「めんどーやから来世また来たら決めたる」
 金髪の罪人は、無罪放免となった。

 背中に鯉の絵柄を彫ってある筋骨隆々が、
 閻魔様の元に連れられて来た。
「めんどいから来世な、来世」
 鯉の筋骨隆々は、無罪放免となった。

 目の下に隈があるチェックのYシャツを着た小太りが連行されてきた。
「来世でいいやん、もうええやん」
 小太りは、無罪放免となった。

 ジーンズにTシャツという一般的な大学生の青年が訪れた。
「来世ねー来世来世ー」
 無罪放免となった。

 中肉中背のパーマのオバサンが来た。
「ライセーライセー」
 放免となった。

 見事な絶対領域のゴスロリが来た。
「ラーセーラーセー」
 放免となったが「最後にパンティ見せて」と閻魔様は云った。

 ライオンが来た。
「ガオーガオー」
 放免だった。

 プランクトンが来た。
「見えへんがな!」
 放免。


 無罪放免となった者たちは転生したが、
 ときおり閻魔様と会ったことを覚えている者もいて、
 最近の閻魔様の傾向と対策を生者に教えていた。

 ヘラヘラ笑った狡賢そうな猫背が訪れた。
 転生した者の教えを聞き、裁かれることはないと踏んで
 わざと大量の罪を犯して連行されたのだ。
「無罪放免でしょ」
 猫背は閻魔様に笑顔で訊いた。
 閻魔様は答えない。
 心配になってきて猫背は閻魔様の顔を覗き込んだ。
 閻魔様は部下の鬼からの報告書を読んでいる。
「無罪放免……ですよね?」
 紙面から顔を上げて、閻魔様は遠くに憂いの視線を向けた。
 そして猫背に目を戻していった。
「お前の罪はあまりに重い。お前に来世はない」
 愕然とする猫背の背中に、ドンとなにかが当たった。
 猫背が振り返ると、彼の後ろには行列ができていた。
「忙しくなりそうやなあ。怠けたシッペ返しかなあ」
 頬杖をついて、閻魔様はため息をついた。
0098 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2010/12/21(火) 21:39:20ID:amunb1H5
お題くれくれ
0100 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2010/12/23(木) 10:53:46ID:melhsirZ
把握
0101 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2010/12/23(木) 11:17:16ID:melhsirZ
「俺は自らのプライドにかけて、そんな事はしない!」
「……何言ってんの、あんた?」

 幼馴染の冷たい視線が、俺に突き刺さる。
 彼女の手に握られているのはハタキ。その周囲には、雑巾やそれを濡らす為の
水が入ったバケツ、掃除機、窓拭き用の新聞紙etc.が置かれている。
 これから彼女が何をしようとしているかは、推して知るべしという奴だ。
 だが、しかし。

「俺はやらないからな! 何故なら俺は男だから!」
「……はぁ」

 俺は、断固としてこれから彼女がしようとしている事――大掃除に、付き合う
つもりは無かった。部屋の掃除なんてなまっちょろい事をやるのは、俺の男として
の信念、誇りに反する行為であり、例え年の瀬の恒例行事である大掃除であろう
とも、俺は一切行うつもりが無かった。ため息こぼしても無駄だぜ!

「そう言ってる内に、毎回こんな汚部屋になっちゃうわけよね?」
「男の部屋ってのはこういうもんだ!」

 掃除道具を周囲に置いた彼女のそのまた周辺には、文字通り足の踏み場が
ない程の、ゴミやらなんやらが無造作に散乱していた。だが、別に変な匂いが
していたり、黒光りする小さな生き物が徘徊していたりするわけではないのだから、
特に不都合はない。足の踏み場も寝る場所も、無ければ作ればそれでいいのだ!

「……『こういうもん』って言えるレベルで済んでるのは、一体誰のお陰……?」
「………………え?」

 その瞬間、空気が、変わった。
 ……怒って、る?

「……お、お前のお陰、だな!」
「そうよね。たまに気が向いたら掃除しに来てあげてる私のお陰で、あんたの
 汚部屋も、まだ汚部屋って言えるレベルに保たれてるって言っていいわよね。
 うん、そこをちゃんと理解してるってのは評価したげるわ……」
「おお! 感謝してるぞ! なんでわざわざ来て、掃除してくれるのかは、
 さっぱりわからんが!」
「…………はぁぁぁぁぁ」

 深くため息を付く彼女の眉間には、深いしわが刻まれていた。

「私ね、掃除しに来てるつもりないの。わかる? あんたの部屋に遊びに来たら、
 毎度毎度汚部屋化してるから、仕方がなく掃除してあげてんの。わかる?
 掃除しに来てるつもりは一切ないの。わかってんのそこら辺?」
「つまり……どういう事だ?」
「普段からこまめにちゃんと掃除して、女の子招き入れられるような部屋にしとけって
 事よ、このアホ! 馬鹿! マヌケ! 鈍感!」
「……む、むぅ」
「今日はその為の第一歩。徹底的に掃除して、それからあんたに掃除の仕方も
 教えてあげるから、覚悟しときなさい! 来年からは自分でやんのよ!」
「……わ、わかったよ」

 何故か泣きそうな顔をしている彼女の、そんな願いを無碍に扱う事は、俺には
出来なかった。何故なら俺は男だから! 

「掃除できるようになったら、どんだけ綺麗にしてるか、毎日見に来てあげるからね」
「よし、俺ができる男だって所、お前に毎日見せつけてやるぜ!」

 こうして、俺のささやかな誇りは、埃と共に消え去る事になったのであった。
 でもまあ、泣き出しそうだった彼女が、何か笑顔になったので、まあいいか!    おわり
0102 ◆91wbDksrrE
垢版 |
2010/12/23(木) 11:18:17ID:melhsirZ
ここまで投下です。
0106
垢版 |
2010/12/23(木) 22:50:42ID:XAHBDwiN
我らは建設者と自らを呼んでいる。
ここがどこなのか、いつからなのかは誰も知らん。
ただ、我らの役目はこの”塔”を築くことだということだけが常識であり、目的であり、信念であり、存在理由だと知っていた。

「おとう・・・ 俺、もう嫌だ」
ある朝、三番目の子供が言った。
「どうしてだ、千八百三。レンガ作りの仕事はうまいと、八百三十五に褒められたばかりだろう?」
「何のために作っているか分からない建設の仕事のために一生を過ごすなんてもういやだ。」
「お前、馬鹿を言うな。”塔”の建設を止めることは、社会から排除されることだぞ!?」
「それでも、かまわない。俺はもう、建設なんてやらない!」
「待て、千八百三!」
止めるのも聞かず、三番目の子供は飛び出していった。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
俺は階段を駆け上がった。その背中を、追っ手が距離を詰めるのを感じる。
俺達の世界では、”塔”の建設を止めることは危険思想であり、社会から排除される。
そのやりかたも、逮捕や監禁なんて甘いものじゃない。
捕まったら”塔”から突き落とされるだけだ。
そうしたら、二度と帰ってこれない。
・・・でも、どうなるんだろう?
病気や事故とは違い、突き落とされたらどうなるんだろう?
もしかしたら、”塔”の外の世界に行けるんだろうか?
それとも、距離の長い転落死が待っているんだろうか?
それでもいい。無意味に”塔”を作り続けるだけの世界を捨てれるなら、どこにでも行ってやる。

そんなことを考えていたのが悪かった。
「あっ!」
「捕まえた! 放棄者を捕まえたぞ!」
俺の体は、追っ手に荒々しく押さえつけられた。
「離せ! くそっ! ”塔”なんて建てたって意味なんてない! なぜそれが分からないんだ!」
俺は必死に抵抗した。
「危険思想だ! 耳を貸すな!」
「捨てろ! 早く捨てろ!」
しかし、もちろん追っ手は耳を貸さなかった。
「千八百三よ、お前が放棄者となったと、父の九百五から通報があった。」
追っ手の長が感情を込めずに俺に告げた。
「即時排除とする。やれ。」
そして、俺の体は宙に舞った。

俺の体は強い風に乗り、塔の側面を滑るように飛んでいた。
・・・俺の目の前に塔が逆に建っている。
それぞれの層は微妙に異なり、ところにより太くなり、ところにより細くなり・・・
・・・いったいどれだけの時間を費やしてここまで立てたのか・・・
・・・この先には何があるのか、俺たちはどこを目指していたのか・・・
・・・誰がさせるのか、俺たちは何者なのか・・・・
ふと前を見る。そこには、”塔”とは確実に違う、”何か”があった。
・・・あれは、何だ? 一面に広がる黒い壁は?
・・・あそこから来たのか? いや、俺たちはあそこを目指していたのか?
何故だろう・・・胸の中から嬉しさが込み上げて来た。
・・・よかった。新しい世界はあったんだ。

ガシャン

冷たい音と共に、その存在は歯車とコードの姿に戻ってしまった。
0107創る名無しに見る名無し
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2010/12/23(木) 22:58:37ID:IQK43P3R
これは……プログラムの話なのかな?
知識なくてすまない
雰囲気が結構すきかも
0108創る名無しに見る名無し
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2010/12/23(木) 23:43:11ID:XAHBDwiN
>>107
お題どうもです&「雰囲気が結構すき」は嬉しいですね。

風刺的に書いた、人類のいない未来の建設ロボの設定です。
でも、「プログラムの話」と言われると、そうもとれますね。(そういう視点で見ると、小説「ソフトウェア」っぽいかも)
0111せいかく
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2011/01/05(水) 21:54:52ID:6TgCMStW
ある森の中に、清客な男が暮らしていた。
昔は政客として過ごしていたが、怠け者の性格のため破産してしまい、今では猟師をしながらギリギリの暮らしをしていたのだった。

ある日、彼は罠を作った。それはロープを正角に張り、獣を捕まえるものだった。
「今日こそ獣を捕まえ、製革できればいいんだが・・・ このままでは借金が返せん。」
罠が精確であるか確認しながら独り言を言い、獲物を通りがかるのを待った。

しばらくすると、時間に正格な行動をしているイノシシが現れた。
「なんだ、ずいぶん痩せてるイノシシだな。しめしめ、奴なら生獲できそうだ!」と、声を出さないでほくそえんだ。
しかし、イノシシは罠にかかると醒覚したような神がかった力を発揮し、大木を根こそぎ倒して逃げてしまった。

「はぁ・・・俺は何をやってもダメだな・・・ 昔の正客として扱われた身分に戻りたい・・・」と、愚痴を吐きながら帰っていった。
0114創る名無しに見る名無し
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2011/01/25(火) 06:56:18ID:H+xNOVx3
博識な人々がいた。彼ら彼女らは常に何らかの疑問を持ち追求し続けていた。しかし彼らは博識でない人々と比べて別段知的に優れている訳ではなかった。
ただ、彼らにとって疑問に向き合うことは当然のことだった。母親が我が子を愛するように、赤子が誰に教わることなく歩きだすように、彼らはごく自然に疑問の解消に取り組み、苦を感じることなく成し遂げた。
それを幾度となく繰り返し、結果として博識な人々となった。

彼らは本能的に疑問を好んでいた。1日の殆どを疑問との関わりに費やした。
しかしその本能は生きることを困難にさせた。
彼らは、食べることよりも、休むことよりも、異性を愛することよりも、もっと強く疑問を愛した。中には、これらの欲求が全く存在しない者さえいた。そのため、彼らは総じて短命だった。
彼らは彼らでない人々、つまり生きることに長けた人々と比べて、余分な本能があるだけでなく、生きるための本能が弱い、またはなかった。

彼らは世代を増すごとに数を減らしていった。一方で、彼らではない、生きることに長けた人々である人間は、当然のごとく数を増やしていた。
人間が、よりよい物を食べ、よく休み、異性と隣人に愛を注いでいたころ、彼らはやはり疑問に向き合っていた。
特に最も彼ららしい、生存に関わる本能が本能的疑問に覆われた人々は、例外なく一代限りの人々で、子を残した人はいなかった。
しかし、本能的疑問にせっつかれ走り回りながらも、片手間的にではあるが家庭を持つことに成功した者もいた。異性を愛することが苦手な彼らは、お互いがお互いを愛することが稀だったため、大抵は人間との間に家庭を持つことになった。
人間との間に生まれた子供は、本能的疑問欲求を彼らほどは強く感じる事がなく、人間ほど生きることに長けてはいなかった。
子供はやはり、彼らほどではないにしろ短命で、家庭を持ったとしても、相手は人間だった。そうして彼らの数は減り、血は薄まり、やがては消えた。

生きることには余分な本能を持つ彼ら。その彼らの存在を世界は許さなかった。
食べ、休んで、異性を愛する。これらより強い本能を世界は許さなかった。
生きた者だけが生きているこの世界は、余分を生かしてはおかないのだ。
0115創る名無しに見る名無し
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2011/01/25(火) 10:13:34ID:rCX/wgw4
「この国では曖昧なものは許されない、と?」
「そうですとも。曖昧なままでは他人同士で意思疎通など出来ませんし、なにより揉め事になる。常に正確に発言し、行動しなければなりません」
男は紅茶の注がれたカップを右手に持ち、胸を張って意気揚々と語っていた。
旅人は男が紅茶を一口飲み終わるのを見てから、
「それは、どんなに失礼な事でもですか?」
男は静かにカップを置き、満面の笑みをして必要以上に大きく頷く。
「もちろんです。遠く東の国には、本音と建前なんて言葉もあるみたいですが、それでは疑心暗鬼の元になってしまうでしょう?
口ではこんな事を言っているが、心の中ではどうか分からない。しかも人間なんてボロが出る生き物です。だったら最初から正確にありのままに行動すべきです」
男は自国のこの考えが誇らしいのか、自分の言葉に二度三度首を縦に振り酔いしれていた。
旅人は「分かりました」と前置きをし、一つ咳払いをしてからこう言い放った。
「静かにお茶を飲みたいのに無理やり相席し、デカい声でベラベラと喋るのなら、さっさと立ち去って下さい」
旅人は努めて優しい口調で、静かに言い放った。
0116最強 対 最狂
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2011/01/29(土) 22:54:02ID:r74HndA6
"最強"対"最狂"。

我が国最大最高の誇り高き闘技場で、十年に一度あるかの大一番が始まろうとしていた。
一方は、"最強"と呼ばれた騎士。平均的な騎士と比べて体格が二回りも違う。勝つために生まれてきたような男だ。
特注の鎧を着こなし、巨大な剣を自在に操る。王からの信頼も厚い。

なぜ貴き彼が下銭な闘技場の地に立つのか。罰を与えるためだ。彼の連勝記録を破った"最狂"に罰を与えるため。

"最強"のもともとの出自は、闘剣士。圧倒的な強さで、王の目に止まり、近衛兵まで上り詰めた。
しかし、"最狂"が"最強"の連勝記録をついに破る。あれほど警告したのに。持ちかけた取引にも"最狂"は応じなかった。
金も女も駄目。名誉も要らない。あいつは本当に狂っているのだろう。あいつが狂うのは自由だ。
しかし、俺は俺の名誉を傷つけるやつを許さない。

……の様な理由で今回のカードが成立した、というのが盗賊ギルドのお偉方の予測であり、"最狂"の真意を
探ってこい、というのが"闘技場の情報網"の俺に対する彼らの命令であった。もちろん、"闘技場の情報網"と
言っても俺一人ではない。私が死んでも代わりはいるもの、とでも言いたくなるが、その現実主義が盗賊ギルドの
根底に流れているからこそ、俺はそこに入っている訳であり、全く、愚痴を言っても始まらない話ではある。

で、なぜ、勝負の直前に聞きに行くのか?という話にもなるのだが、単純に"最狂"がそれまで姿を見せなかったからだ。
直前まで彼が姿を現さなくても、案外、関係者は落ち着いていた。"最強"との勝負の直前に怖じ気づいて、ようやく正気に
戻ったのだろう、と言う者さえいた。俺個人としては、直前で消された可能性もあるな、とも思っていたが。

そして、そこに"最狂"がおなじみの笑顔で登場したのだった。やたら派手な衣装とピエロのようなメイクも相変わらず。
周囲を唖然とさせながら、堂々と自分の控え室に歩いていった。かくして、闘技の準備は続けられる。

俺は控え室に水を持って行き、ヘラヘラと"最狂"に声をかけた。
「お水をお持ちしやした」
ヒャハハ、ご苦労さんと"最狂"も笑顔と答えた。

「いや、旦那がいつ現れるもんかとヒヤヒヤしておりやしたよ」
「ヒャハハ、そうだろうな。臆病な鳩としては、勝手に手品師に消されないように見えないところに止まっていただけさ」
「……またまた。しかし、期待してますよ、旦那。やつをひねり潰してやって下さい。あっしも旦那に賭けてますので」
「ヒャハハ、精々皆のご期待に添えるように楽しませるよ。まあ、色々とね」

……旦那、今回の勝負、……とまで俺が言いかけたところで、"最狂"は、それを手で制した。
「確かに私は正気ではないかも知れないが、勝機はあるよ。今回のことは賞賛されるべき事ではないかも知れないが、
勝算はある。ただハッキリしているのは、育成に失敗したスパイの行く末かな」それから、君のボスにもよろしく伝えて
おきたまえ、と言って、"最狂"は試合前の瞑想に入った。俺は一礼して部屋を出た。
0118創る名無しに見る名無し
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2011/02/19(土) 22:03:01.21ID:wC6/D9AY
「とんだヤブ医者」

私の経験上、世の中の医者は二分割されるだろう。
いわゆる名医と、診察ミスをするようなヤブ医者だ。

大手商社で働いている私は、ある日、仕事中に突然倒れた。
救急車で運ばれた私は、幸いにも一命を取り留めた。
病室で意識が戻った私に、私の担当にあたった医師は、
もって数カ月、手術をしても、1年もつか持たないか、と宣告した。
迷った挙句、数か月を大事にしようと決めた私は、
会社を退職し、家族と残りの時間を過ごすように決めた。

中学生になったばかりの息子と、生まれたばかりの娘。
そして最愛の妻と過ごす日々は、皮肉にも最後の時間がもたらした、最高の時間だった。
大切な家族を残すと思うとつらかったが、同時に家族と過ごす時間は幸福でもあった。
しかしながら、日が過ぎればすぎるほどに、私はその家族との時間が惜しくてたまらなくなった。
医者に相談すると、やはり数カ月に伸びる程度だと言われたが、
意を決して手術を受け、僅かばかりの時間を手に入れたはずだった。

しかし、世の中は言った通りの結果が伴う名医ばかりではない。
言ったことと結果が違う医者というのが、どこの世間にもいるもんだ。

おかげで私は、いまだに毎朝満員電車に揺られ、
来週は連休だというのに、娘の子供の面倒を見なくてはならなくなった。
まったく、とんだヤブ医者に掛ったもんだ。
0119創る名無しに見る名無し
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2011/02/20(日) 03:53:18.90ID:mhuPQS8p
>>118
こういうの好きw
0122書いてみたが間違えがあるかも
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2011/02/21(月) 20:55:55.40ID:yCYhJ4j2
可もなく恋愛話

「好きです。付き合ってください」
今年で16になる由美子は、生まれて初めてこの言葉を口にした。
相手はクラブが一緒の男だ。
この土地に引っ越して、6年の間、ずっと遊んでいた幼なじみと言える。
それはいつの間にか、恋愛的な心理になり、それは恋になった。
「それは」
男は驚いている。当たり前だ。
けれど由美子が放ったその言葉は、
「それは僕の」
「駄目ですか」
男の言葉を由美子は遮る。由美子にとって、すべての勇気を振り絞った告白の言葉だ。
「僕、僕は」
そして、訪れる沈黙。
口を先に開いたのは男。
その口調は、今までとは別。中世の騎士のような、そんな口調。
「それは君に言うべき言葉だ」



このようにして二人はつきあい始めた。
全くもって、普通、見てのとうり、可もない不可もない恋愛話。
その証拠に、「か」「も」ない話でしょう。
0124創る名無しに見る名無し
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2011/06/12(日) 03:05:25.77ID:NfxQKQMw
もしも、明日も生きられるなら何をしようか。
今日では出来なかったことをやるか、それともいっそのこと一日中寝るか……
ぼりぼりと頭をかいてうぅんと唸る。
まぁ、そんな事を考えていてもあと10分で死ぬんだけどね
0125うお座  ◆H5vacvVhok
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2011/06/12(日) 23:30:47.58ID:XG6GqL4Y
 雨の日になるといつも僕は、昔付き合っていた女の子のことを思い出す。
 バイトの後輩だった彼女は、何故か僕によく懐いてくれていて、僕も彼女の明るい性格が気に入っていた。
 そんなある日、突然彼女が僕の住むアパートに訪ねて来た。雨の匂いがする六月の夜のことだった。
「どうしたの? こんな夜中に?」
 心配になって僕は言った。
「何かあった?」
 それに彼女は、恥らうように笑い、
「いえ、なんだか貴方の顔が見たくなって来ちゃった。あがっても?」
 なんて言いつつも、僕の脇をすり抜け勝手に僕の住処に侵入した。
「やれやれ」
 と僕は声に出して言ってみた。
 それから我々は、冷蔵庫の中からハムとチーズときゅうりを取り出し簡単なサンドイッチを作って
それをつまみにビールを飲んだ。
 テレビの電源を入れると「私立探偵濱マイク」が再放送されていて、濱マイクを演じる永瀬正敏が拳銃をこめかみに突きつけ、
今にも引き金を引こうとしていた。
 窓を開けてみると、外は土砂降りになっていた。
 彼女は僕の後ろにやって来て外の様子を眺めると
「帰れないな、今日は」
 さりげなくそう囁いた。
 そして、僕は彼女を抱いた。
 どちらから迫ったと言うわけではなく、自然に僕たちはそうなってしまったのだ。

 それから一年後、僕たちは別れた。
 何故そうなったのか僕には分からない。
 無理やり原因を探すとすれば、多分、僕が変わった所為なのかもしれない。
 でもそんなことはどうでもよくて、きっと彼女は最初からこうなることが分かっていたのだろう。
 いまでは名前すら思い出せないけれど、ひとつだけはっきりと覚えていることがある。二月産まれのうお座の娘。
 

 
0126創る名無しに見る名無し
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2011/06/13(月) 22:37:06.89ID:AtcavIKm
なんかちょっとだけ村上春樹っぽい
0127創る名無しに見る名無し
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2011/06/14(火) 15:30:39.47ID:RICVOaE2
濱マイクは面白かった
ストーリーは脚本家が毎回違うからスタバタだったが、キャラがやたらカッコ良かった
0128創る名無しに見る名無し
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2011/07/01(金) 20:17:04.74ID:dQVv4ahq
フラグ男

男は毎日おかしな夢を見ていた。
真っ白な部屋の中に2本の旗が立っている、ただそれだけの部屋に居る夢だ。
ある日、男は仕事のミスで上司にこっぴどく怒られた。
イライラした男は夢の中で旗を1本折ってしまった。
次の日、男はなぜか仕事で大活躍だった。上司も昨日のミスは無かった事にしてくれた。
男は思った。これが俗に言う『フラグ』というやつか。
その日から、男は夢を見る度に旗を片方折る。
すると、宝くじが当たったり、彼女が出来たり、出世したりと必ずいい方に物事が進んだ。
フラグの存在に気付いて、半年経ったある日、男はいつものように旗を片方折る。
数日後、地方新聞の片隅にはこんな事が書かれた。
『男性会社員、車に轢かれ死亡』
男が最期に折ったのは、『生存フラグ』だった。
0129創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/06(水) 01:13:48.62ID:+3WjN/uS
よくそこまでGOODフラグだけ選べたな
運使い果たしたのか
0131創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/10(日) 19:24:35.35ID:y2q4X4J+
アンケート

差出人不明の封筒を開けると、ワープロ書きの書類が
二枚重ねで出てきた。
一枚目にはアンケート協力依頼が、簡素な文面で書かれている。

・過去に大きな病を患った事はありますか?バツ。
・現在タバコを吸われますか?バツ。
・過去に性病・またはHIVに患った経験はありますか?バツ。
・最後の質問になります、あなたは現在結婚していますか?バツ。

ご協力ありがとうございました。
めでたく全てにバツがついていましたら、お手数ですが
別紙にお名前を記入して、返送して頂きますようお願い致します。

下から出てきたのは、あの人からの婚姻届。
0132創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/10(日) 19:44:25.28ID:fxU2I9ro
17歳

「やりたいことは、見つかりましたか??」
テレビの画面から、17歳の私が語りかけてくる。
私はその声を聞きながら、やりたいことをイメージしてみるが、どうもうまくいかない。
日々ぼんやりと流れるままに過ごしている私には、少々酷な質問だ。
獣医さんになりたいと考えたことはあるが、それは単に動物が好きだからであって、
一生をその仕事に捧げる覚悟があるか、と問われると簡単には「はい」と言えない。
ぼんやりしていると、また17歳の私が問いかけてくる。
「もしかして、結婚してたりしますか??なんちゃって」

なにが「なんちゃって」だ。17歳の私にはユーモアのセンスがない、と私は残念に思った。
画面の中でニヤニヤしている17歳の私を、私は睨みつけてやった。
もちろんそんな目線を彼女が感じることはあり得ないのだが。
この質問に答えるまでもなく、私は結婚などしていない。
それがわかっているからこそ、少し腹立たしかった。

「隣の席のK君とは、どうですか??」
まただ。
K君とは、大失敗したバレンタインのあの日から一言も喋ってない。
「どうせわかってるくせに……」
私のつぶやきは、画面の向こうには届かない。
K君とうまくいく保証など最初からなかったのだ。
どうせ彼は隣のクラスのSちゃんといい仲だったじゃないか。
自分でもわかっていたじゃないか。
「ふぅ……」
ついつい、ため息が出てしまう。

「この先のことはまだ分からないけど……」
17歳の私は少しはにかんで、次の言葉を探している。
「今日は元気です」
にっこりと、恥ずかしそうに、そう呟いた。

ビデオはそこで終わった。
今日は元気です、か。それが聞けただけでも、とりあえずは見た意味があるというものだろう。
それにしても便利な世の中になったものだ。未来からのビデオレターが発明される日が来るとは。
私は伸びをしてから、今日の分の宿題をランドセルから取り出し、机に向かうことにした。
0133創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/10(日) 20:15:28.92ID:y2q4X4J+
イカロスの死因

「あの、お話は窺ってます。凄く痛かったんじゃないですか?」
「とんでもない、私は大層驚き失望してね、自分が死んでいる事すら気づかなかったよ」
「そんなにビックリしたんですか?」
「ああ、私はずっと信じていたからな、あの光を完全なものだと。それが・・」
彼は俯き、遠くを眺める。やがて決心したような顔でこちらに向き直る。

「そうだ、君にも一つ真実を教えてあげよう」

彼は翼を広げ、僕を見る。

「あの太陽に、私はこの羽で近づき、見つけてしまったんだ。
禍々しく光らぬ部分がある事を」

『彼』の生きていた時代、誰も太陽に黒点があることなど知るまい。
ましてや人一倍空に、太陽に憧れた男にとってその事実のは、
重力より重いはずだ。

「それは・・お気の毒です」
「いや、いいんだ。今では誇りに思っている」
「と、いいますと?」
「私の死後、君達は随分空に近づいたみたいだが、
それでも『黒点』を直接見たものは多くはあるまい」

第一発見者だ、そう言って男は笑い、
自分の死因である光に向けて、大きく翼を広げた。
0136魔王に滅ぼされた街 ◆DHtWVlN5.1R.
垢版 |
2011/07/13(水) 19:29:18.57ID:nBo1wqdg
 昔々あるところに、魔王がいました。
 魔王はひと睨みするだけで人間を殺すことができる、とても恐ろしい力をもっていました。


 ある日魔王は、人間を滅ぼそうと街にやってきました。
 すると、街のレストランからとても美味しそうな匂いが漂ってきました。そこで魔王は、ひと仕事の前に食事を済ませることにしました。

 川魚をハーブと一緒に焼いたもの、野菜のスープ、鹿の肉のシチュー、コックが運んできた料理はどれも大変素晴らしい味でした。

 魔王はコックに向かって言いました。
「わしは魔王だ。これからこの街を滅ぼすが、お前の料理が食べられなくなるのはもったいない。お前だけは見逃して家来にしてやろう」

 するとコックは言いました。
「魔王様、私が料理を作れるのは材料を売ってくれる食材店や、包丁を作ってくれる鍛冶屋がいるからなのです。彼らも見逃してもらわなければ、私は料理を作れません」

 魔王はなるほどと頷きました。

 それから魔王は食材店に行き、女主人を呼び出すと言いました。
「わしは魔王だ。これからこの街を滅ぼすが、お前がいないとコックが料理を作れなくなってしまう。お前も見逃して家来にしてやろう」

 すると店主は言いました。
「魔王様、あたしが商売できるのは猟師や農夫から食材を仕入れてるからだよ。猟師や農夫を見逃してくれないと、あたしも商売出来っこないよ」

 魔王はなるほどと頷きました。

 次に魔王は鍛冶屋と猟師と農夫を訪ねましたが、彼らもみな他の誰かを見逃してくれないと自分の仕事ができないと主張しました。

 それからも魔王は次々と人々を訪ねて回り、とうとう一人を除いて街中全員を家来にしてしまいました。

 最後に残った男は街を荒らし回り、何人もの人を殺した犯罪者でした。魔王がひと睨みすると、男はあっという間に死んでしまいました。魔王は満足げに言いました。
「これでわしの家来以外、この街の人間をみんな滅ぼしてやったぞ」

 街の人々は歓声を上げ、魔王を王様として迎えました。
 魔王は家来たちに囲まれて、美味しい料理を食べながら日々を過ごしました。
0137創る名無しに見る名無し
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2011/07/13(水) 21:37:10.73ID:QWvdmrXE
えらい皮肉な話だな
0140136
垢版 |
2011/07/14(木) 08:07:05.46ID:+W1vEZpN
ありがとう、反応あると嬉しいもんだな。
改行とかアレで読みづらくてすまん。
0144創る名無しに見る名無し
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2011/08/15(月) 15:59:23.25ID:DbWf6sna
タワシ

ある日、男の死体が発見された。
解剖の結果、男の胃袋から大量のタワシが発見された。

みんなびっくり仰天してしまった。
0145創る名無しに見る名無し
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2011/08/17(水) 00:03:08.05ID:Eia0FGV9
たわし大好物だったのか
0147創る名無しに見る名無し
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2011/08/17(水) 01:59:33.98ID:Ld9DyApH
誘拐

私は、家族を養う為に日夜働いている。仕事が辛いと感じることもあるが、それは愛する妻と一人娘のことを思えば平気で頑張れるのだ。
いつも、私が帰れば玄関では妻と娘が、「お帰りなさい」と出迎えてくれる。これが仕事の疲れを一気に吹き飛ばしてくれる、私にとって最高の瞬間だ。
いや、世の父親にとって最高の瞬間と言えるだろう。
しかしその日の夜には、その瞬間は訪れなかった。
玄関で「ただいま」と言うも、返事が無い。二人とも寝てしまったのだろうか?と思いつつ目を落とすと、そこには紙切れがあった。
そこには、「妻と娘は連れ去った。返して欲しければ私の所へ来い。」と書かれている。
それを見た私は、怒りで目を充血させ、勢いよく玄関を飛び出した。
そこで私は、駐車場から、不審な車が走り出して行く所を見た。車からは、妻と娘の悲鳴が聞こえる。私はタクシーでその車を追いかけ、ついに奴のアジトと思しき大きな廃工場へ辿り着いた。
工場の内部には、沢山の牢があった。中には様々な年齢の女性が閉じ込められている。
誘拐犯は、私の妻と娘を連れて奥へと歩いて行く。
ここで、止めなければ。勇気を出して走り出そうとしたが、その途端、意外な光景が広がり、足がすくんだ。誘拐犯の目の前に、大きなモニターがあったのだ。そこには覆面を被った男が映っている。
誘拐犯はモニターへ向かい、
「一体いつまでやれば家族を返して貰えるんだ!!」
と怒りと悲しみのこもった声で叫んだ。直後、彼はその場で泣き崩れた。周りを見渡すと、妻と娘の姿が無い。
モニターの覆面男は、物陰に隠れる私に声を掛けた。
「家族を返して欲しければ、まずある妻子をさらって、この紙を残して来い。」
そう言うと画面に見知らぬ妻子が映った。
これから、私はこの妻子をさらいにいく。愛する家族の為だ。
きっとこの家族の父親も、この場所へ来て、同じことをすることだろう。
世の父親にとっての最高の言葉、家族の「おかえり」を再び聞く為に…
0148 忍法帖【Lv=17,xxxPT】
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2011/08/18(木) 20:14:09.11ID:/guSVg+w
無限ループ怖い
誘拐を断る父親が出てくることもあるんだろうか
0149創る名無しに見る名無し
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2011/08/19(金) 12:36:49.30ID:/PckDkHb
レンタル家族

私は人身売買をやっている者だ。
主に家族単位での取引を行っているから業界じゃあ私の事を
家族ブローカーと呼んでいる。
孤独な独身男に調達してきた妻と息子を数ヶ月単位で貸したり、
家事の出来ない嫁に何でも教えてくれる優しい姑を貸したり、
孤独死寸前の老人にお孫さんを調達して来たりと…中には
真性マゾのクライアントに家庭崩壊した家族を貸した事もあったが
毎日バットで殴打されたり妻がパチンコに嵌り隠れて借金を重ね
ていくとかで最高に感謝された事もあった、毎日そんな感じだ。
詳しい調達ルートは明かせないが、まあまず破綻する事はあり得
ないシステムを採用しているとだけ言っておこう。
商品となる家族には発信機と盗聴器と爆薬が装着されていて
クライアントが裏切ったり商品が逃げようとしたら爆発する仕組み、
まあ今の所は無事故だ、伊達に完全な管理体制を敷いている訳
では無い。
今では私の商売手腕が表の世界にまで評価され、今度、私の作った
商品管理システムが世界中の政府によって人民統制方法に採用される
のだそうだ。
まったく良い時代になったものだな。
0150創る名無しに見る名無し
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2011/08/19(金) 13:59:28.61ID:/PckDkHb
運動記憶合金

運動記憶合金の発明は社会に大変革を齎した。
特殊な方法を用いて合金に規則的な運動を記憶させる。
すると、覚えさせた通りの運動を繰り返すのである。
これを高度応用し、人間そっくりな人形の中にこの
合金を流し込み固まるとあら不思議、人間の様な行動
を取る人形が出来上がったのです。
声は音の振動を覚えさせているので言語もそつなく
喋れます。聴覚や臭覚も同じです、視覚だけはカメラ
で代用しましたが、これはもうアンドロイドといって
良いのです。
0151創る名無しに見る名無し
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2011/08/19(金) 20:14:11.71ID:/PckDkHb
思い出し薬

とうとう忘れた事を思い出せる薬が発明された!
まず記憶喪失の治療に絶大な効力を発揮し、次には
ド忘れ治療にと市販薬として世界中でロングラン大ヒットした。
そして数年後…薬の効果が絶大過ぎて、ありとあらゆる一切の
記憶を忘れるが出来なくなってしまい、神経症になる者が続出した。
程なくして、物忘れ出来る薬が発明された!もちろん世界中で
大人気となったが、この薬の効果も絶大過ぎて、普通の社会生活を
送る事さえ困難になる者が続出した…そして再び思い出し薬が脚光
を浴び世界中で…
0152創る名無しに見る名無し
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2011/08/27(土) 14:08:29.09ID:YaBwtAto
お題 花
0153創るスマホに見るスマホ@三周年おめっと
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2011/08/27(土) 16:01:55.97ID:5Wr29Vr6
あの日君に言えなかった事を、今更ながら伝えようと思う。
「俺は…お前が好きだ」
夏の暑い日。大樹の木陰の下。陽炎が起きそうな田園の風景。
俺と君しか居ない木陰には、蝉の声だけが響いていた。

僕が最初、君と声を交わしたのは昇降口だった。
ソフトボールのユニフォームを着て、君は走り抜けていった。
きっと、彼女は僕の事など気づかなかったと思う。
靴箱に上履きを押し込み、図書室に向かおうとした所で声を掛けられた。
「おう!※※!帰るのか!?」
さっき走り抜けた彼女がそのままの勢いで引き返してきて、僕に言った。
「…ああ。帰る」
説明が面倒になって、嘘をついた。
「そっか!じゃあまた明日!」
にかっと笑って僕の挨拶も聞かず、部活に走っていった。
その後、彼女はよく僕に挨拶をしてくるようになった。
大抵は「※※!おはよ!」だとか「※※!また明日!」だとかだったが、女子に名前を呼んでくれるのが少し、嬉しかった。
修了式が終わり、担任が交通事故に気をつけるように言っているとき、隣の席から声を掛けられた。
「※※!夏休みに遊園地行こうぜ!」
聞くと、男女団体で学生割引で行くということらしい。
団体行動が苦手な僕は、最初断ったが、彼女の熱心な押しに負けてしまった。
「…わかった。行くよ」
僕がそう言うと、まるで太陽のように笑った。
「絶対だぞ。絶対来いよ!※※!」

遊園地に行く当日、駅前で一人で待っていた。
他に誰も来ない。時間になってないとは言え、一人も来ないと言うのはおかしい。
騙されたのかもしれないと思い、近くの本屋で時間を潰そうと歩いていった。
「※※!」
近くの声に振り返る。信号機の向こうで彼女が手を振っていた。
麦藁帽子を被り、白いワンピースを着ていた。化粧をしていて、普段よりかわいく見えた。
走ってきたからだろう。顔が少し赤く上気していた。
信号機が青になり、笑顔のままこっちに走ってくるのと、信号無視の車が突っ切ってくるのは同時だった。

「……ごめん。嘘ついた。遊園地に行くのは俺とお前だけだったんだ」
病室に彼女の声が弱々しく響く。
彼女の手を握り、泣き顔をこらえて僕は笑って言った。
「いつか、また、遊園地、行こう」
「約束だぞ…」
けれど、その約束は果たされる事は無かった。

あの日。引かれそうになった俺は、君に突き飛ばされて救われ、まだ生きている。
「この前、親に勧められてお見合いに行ったぞ。そしたら、『男みたいな女は好きになれない』だってよ。なんだそれ。笑っちゃうよなー」
笑いながら、君に水を掛け、花を添えた。
「ほら、お前の好きな花は今年も満開だぞ、※※」
満開の黄金色の花。
『君は向日葵のような人だから』
君がそういったから。
せめて私の花だけでも、君の傍に居させてくれよ。
「じゃあまたな」
0154創る名無しに見る名無し
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2011/08/27(土) 16:32:42.02ID:NxFpHshX
美味しそうに食べる君の横で、じっと目を見開いていた。
ふと此方を見て微笑む君の顔に癒され、今まで受けてきた傷なんてどうでも良いだなんて思った。
生暖かい温もりと静かに感じる冷たさが、じわじわと来るのを感じて無性に泣きたくなる。
大粒の涙を見せてやりたいと。波に流され、キスをして、次の波を待つ。
皿の上からぽたりと垂れ落ちた。とっておきのデザートは青色と白色。
冷蔵庫にはもう既に沢山で、無数の影が見える。首元の枷に身動きが取れずにいると、君が言った。
「次は君を食べてあげるね。」
0155創る名無しに見る名無し
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2011/08/27(土) 19:41:56.28ID:WvTtCg/R
>>153 サンクス、やっぱ百合はいいですね、思わずOOしてしまいました。

>>154 かにばりずむ?
0156わんこ ◆TC02kfS2Q2
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2011/08/27(土) 19:57:44.19ID:Sj0t8cRX
>>153
花とは明るくも切ないものやねえ……。
>>154
読めば読むほど怖い!!

では、お題「花」で投下します。



   『花』

 男は花が好きだった。花を愛していた。

 「花が好きな者に悪い奴はいない」
 
 口癖のように彼は言う。まるで、花の全てを知ったかのように。仕事の合間、プライベートな時間、
彼の口癖を知らぬ者は居なかった。部下、後輩、家族、彼の周りの全ての者……。

 彼は生まれてからこの地位を得るまで、誰をものお手本のような人生を送ってきた。
さらに、真面目で仕事熱心ということ非の打ち所の無い人間だった。男の生きてきた全ては誰もが羨む。
 
 あるとき、男の部下から「訪ねてもらいたい家がある」と告げられた。一番信頼する部下からだ。
 名前は見覚えあるが、家には行ったことがない。部下のために実直な彼は、次の日曜日に訪ねることにした。

 日曜日、部下から預かったメモを頼りに家を目指した。私的な用事、一人身で十分だ。ラフないでたちで電車を乗り継ぐこと2時間。
目的地はごく普通にある郊外の住宅街だった。簡単に見つかったものの、生活の匂いが感じられなかったのが不思議だった。
 玄関を叩いても誰も出ぬ。ぐるりと小さな家を周りを巡るとささやかな庭が見渡せる。庭には花壇に藤棚、朝顔の蔦の為の網が
据えられていた。ただ、それらを賑やかに、華やかに飾る花は見当たらぬ。土はやせ細り、肥料の袋も積んだままだった。
おまけに花壇には丁寧に名札を付けられており、土に塗れながら丁寧に花の名が記していた。
これだけの物が揃えば、男でなくても家の者の人となりはわかるであろう。

 「花が好きな者に悪い奴はいない」
 
 この家の主も花が好きだった、花を愛していた。
 そして、家の主は二度とここに戻ってこない。

 家の主の名前を見たのは、つい先日のことだった。仕事熱心な男はいつものように机に座って、目の前の書類に赤鉛筆で
家の主の名を書いた。そしてその日の仕事を男は終えて、椅子から立ち上がるところまで思い出した。
 
 男は法務大臣。書類は死刑執行命令書。

 「花が好きな者に悪い奴はいない」

 男は涙を浮かべながら、その言葉をまだ信じ続けた。


   おしまい。

0157創る名無しに見る名無し
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2011/08/27(土) 20:06:10.86ID:W/UIQsFe
>>155
コメントありがとうございます。はい、カニバリズムです。
0158創る名無しに見る名無し
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2011/08/27(土) 20:07:22.42ID:W/UIQsFe
>>156
気付きませんでした、すみません><
コメントありがとうございます。怖いと言われることが目標でした。
0159創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/27(土) 20:16:53.67ID:WvTtCg/R
ある日、花との会話に成功した。

会話といっても花に言葉は存在しない。

花に一匹の虫がとまる、花はくすぐったそうな音を発している。

水をやるとキラキラと音を発する

天ぷらを揚げている時は震えている、私は花が大好物なんだ。
0160創るスマホに見るスマホ@三周年おめっと
垢版 |
2011/08/27(土) 21:49:42.41ID:x9u6nLgI
コメントどもw
カニバリズムかと思ったらやっぱりカニバだった
死刑囚か。その後のいろんな展開が脳裏に浮かんで二倍面白かった
そういえば昔、花に死体を肥料にして綺麗な花を咲かそうとしたホラー映画があったな…
花カワイソスw花は食われるのだろうか…
みんな投下乙なんだぜw
0161創る名無しに見る名無し
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2011/08/27(土) 23:54:55.27ID:HLii+WUq
ある所に二人の華道家がいた。
二人はとにかく自分の華が美しいと譲らず、全く譲り合う様子は無かった。
しかしここままでは埒が明かないと互いに思い出し、いっそ第三者を付けてみて、どちらが綺麗に華を飾れているか決めて貰う事にした。
適当に街をぶらついて、二人は一人の女性を第三者として迎え入れた。

早速意気揚々に、華を飾り始める二人。
その間に退屈させない為に、二人は女性にお菓子や茶を差し入れた。
絶対に自分を選んで貰う為に、一生懸命せっせと華を飾り立てる二人。

あまりにも手間暇と時間を掛け過ぎて、外はもう真っ暗闇。
待たせ過ぎたと思いながらも、二人は女性を呼びに行った。が、そこに女性の姿は無い。
一体どこに行ったのかと、必死に探す二人。と、綺麗に空になっている皿の下に、何か紙が挟まっている。

その紙、というかメモを見ると、こう書かれていた。

『二人の頑張りは認めますが、本当にごめんなさい。
 私には花よりも団子が優ってしまいました。二人が団子よりも興味をそそってくれる作品を作れる日を楽しみにしています』


翌日、華道家二人は華道を辞めて、お菓子作りを始めたそうだ


お粗末さまでした
0163創る名無しに見る名無し
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2011/08/28(日) 00:06:43.74ID:NTVmr874
>>161
何だかコミカルで好きです。テンポが物凄く心地いい。
0164創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/28(日) 01:13:44.25ID:bN9MuTpQ
二人はカニバリストになりました団子は人肉団子だったのです!
0165創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/28(日) 15:19:43.69ID:bN9MuTpQ
お題 海
0166創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/30(火) 15:03:18.36ID:dvdtn5m5


丸ぃ岩礁の天然の要害だった…崖には近所の悪ガキどもがいっぱい集まっていた、
絶好の飛び込みスポットである、一斉に飛び込む…瞬間、岩礁がぱくっと食ってしまった。
0168創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/01(木) 21:42:37.98ID:3W07Ruw/
食われたWWW
0169sage
垢版 |
2011/09/01(木) 23:01:01.65ID:mqIlTmi0
主義主張

A「統計から見ると、やはり巨派が最も多いのではないでしょうか」
B「そうでしょうか。私は微派ですが、あの繊細さにこそ芸術的価値があると思います」
C「しかし、その一方で貧派が理想という者もまた一定数存在します」
D「欧米では爆派が多く、その需要の高さが窺えます。私たちにはグローバルな視点が必要です」
E「いいえ、それぞれの主張を尊重すべきでしょう。私は無派です」

問一.上記の回答を読み、A〜Eらが何について会話をしているか回答しなさい。
問二.問一を踏まえた上で自分の主張がA〜Eのどれに最も近いか回答しなさい。
0170創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/02(金) 16:33:23.16ID:HVlJ66Dn
チーズ等の「乳製品」に関する話題では?
ちなみに自分は超派・陥没拡張主義で欧米、アジア共にやや異端と
されていますが、生産者のレベルが世界的に相当に高い傾向にあります。
ただ、消費者がイマイチ少ないのが心配です。
0171創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/04(日) 20:26:50.54ID:sdSoi25U
一つだけ、あたしの消してほしい事。
まずはあの施設の事。話してない事にしてほしい。
あれに鍵をかけて、鍵は飲み込んじゃったの。
海の中の潮に酸化されて溶けて消えちゃった。もうドロドロで、錆だらけ。
どこも開けられないよ。
始まりが地獄だったから、きっとあたしは天国に行ける。
そこで読んだ絵本の世界。
王子様は微笑みながら、血液を飲み干すわ。こんな風にね。美味しくはないと思う。
鉄みたいな味。ほら、昔、転んだ時に舐めたりしたよね。それと一緒。
不味い不味いって言いながら笑うのよ。素敵だわね。
それから一緒に飛んでほしいの。
この空にハグをしてあげたい。それから最後に水面へキスよ。
そうしたら完成するの。この崖っぷちの人生。

あ、二つになっちゃったね。まあ、いいでしょ。どうせ聞いてないもんね。
0172創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/05(月) 11:10:35.98ID:9xbyNw8N
詩人乙
0173創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/05(月) 11:45:11.10ID:9xbyNw8N
ある天気雨の日、裸の男が道端で狂った様に踊っていた!
それを見た一人の女が不思議に思い男に近寄って来た!
男は近付いて来た女を思いっ切りビンタで叩くと走って逃げていった…
雨は止んだ…見た事も無い様な大きくて綺麗な虹が天に架かっている。
遠巻きに見ていた通行人達も、ぴたっと皆足を止めた。
そして在る人が、ふとこう言った、あれはきっと精霊の様なものだったのだ…
女もそれに合点がいったのか静かに頷いた。

男:うーんやっぱり似てないなー


元気ですかああああああああ
0174創る名無しに見る名無し
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2011/09/08(木) 16:01:39.68ID:IBcuogC1
魔界を治める赤鬼の一人娘が使用人の若い青鬼と恋に落ちた。
身分の違い故の親の反対。二人は駆け落ちするも赤鬼家の捜索隊にみつかり捕まってしまう。

最愛の娘は青鬼以外の男はあり得ないと言う。
父赤鬼はチャンスを与えることにした。
父赤鬼「これからお前たち二人の姿を変え人間界に放つ。一年以内に人間界で結ばれたなら、呼び戻して結婚させてやろう。」

二人はこの賭けをのんだ。
賭けに勝って帰ることを見つめあいながら誓った。

父赤鬼「顔も声も変わる。名前も記憶から消させて貰う。果たして出会えるかな?
娘よ、駄目だった時は私の決めた婿をとれ。お前には魔界を背負う男と結ばれねばならん、その青鬼ではない。」

人間界 東京
人間のるつぼに二人は放たれた。星の数と人の数、どっちが多いんだろう。
探すのは大変だ。食べ物も金も要る。

11ヶ月後、二人は出会い魔界に呼び戻された。

しかし、帰った娘は父赤鬼の決めた婿をとり家を継いだ。

二人は人間界で出会いと生活を両立させるために、出会い系と援交ヒモやらと・・・それもそれぞれ、凄まじい人数をこなした。
出会った頃には愛は無かった。
父赤鬼「俺も鬼だなw」
0176鬼畜
垢版 |
2011/09/13(火) 17:06:07.32ID:qGycWUzd
腐女子鬼と肝ヲタ鬼になってても結ばれなかったんだろうな…
0177創る名無しに見る名無し
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2011/09/14(水) 08:12:10.79ID:pwXsv3fT
ショタコン男

男は今日もショタ画像掲示板で可愛い少年達の画像をまじまじと見てそれをオカズにしていた
「おっ、これいいな。画質からしてちょっと昔のか。いいケツだ」
それは17〜20くらいの後ろ姿の男の子の画像であった
男はムラムラが絶頂に達し早速オナニーを開始した
「ん んん んんっふー ふんふー ふんふー ふ!」
10秒もかからず男はイった
賢者となった男は異様に落ち着いた。そして悟る
「……よく見たらこれ若い頃の俺……」
男は自身のアルバムを引っ張り出した
0178創る名無しに見る名無し
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2011/09/14(水) 20:19:25.87ID:DVbEUx/1
俺は正夢をよく見るんだ。
昨日は、飼ってる金魚が野良猫に襲われて食べられそうになる所で、カラスに金魚を横取りされる夢を見た。
それは、その通り起こった。

今朝は、悪夢で飛び起きた。
こんな夢だ。
夜明けに、K国からミサイルが大量に飛んでくるんだ。
街は火の海になった。大部分の人は死ぬ。
その中で、この大型焼却炉は無事だったんだ。
耐火煉瓦と金属釜の堅牢な焼却炉。シェルターみたいだ。

連休開けの朝、火は入っていないから熱くない。先週の残り熱でほのかに暖かい。
もうすぐ夜が開ける。
ミサイルが飛んでくるんだぞ! 
入るか? ここしか助かる所を知らない。
もし、ミサイルが来なくて、アレが単なる夢だったら俺はゴミと一緒に燃やされて焼け死ぬのか?
どうしよう、死にたくない!
入る? 入らない?

もうすぐ夜明けだ。
そして、、、、
0179創る名無しに見る名無し
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2011/09/14(水) 21:26:33.05ID:YbnmSO45
ナルシステム

昔、見知らぬ美しいお姉さまにディープキスをされてしまった…甘く濃厚で
どこか切なかったそのキスのせいで、キス以来、私はレズビアンになってしまった…

そして10年後…あのお姉さまの様に美しくなりたくて…いや、あのお姉さまに相応しい
女になる為、血の滲む様な努力をして自身の美貌を磨いた…その結果、今では男女問わず
様々な人間に告白される様になったのだけれど、私の心は逆に冷めていくばかりだった…。
私は様々な手段を講じてあの人を探しているけれど、未だに手がかり一つ見つからない。
こんな切ない思いをする位なら、いっそあの人に出会わなければ良かった!そう思い、親友の
科学者に無理を言って実験段階のタイムマシンを借りて、過去にタイムスリップする事にした…
過去の自分に会ってあの人に出会わない様に歴史を改変するのだ…涙が溢れていた。
扉が開く、その人はいた!…だが、よく見ると少し幼い…タイムトラベルの影響で頭が混乱
しているのだろうか…?
何でもいい、もう離れる事なんて考えられない!気が付くと好奇心の滴るその瞳と唇を夢中で
奪っていた…もう何も考えられなかった!

そして私は戻らなかった…きっと歴史が変わってしまったかもしれない…
それでも今では2人で幸せに暮らしている…これ以外何もいらないから。
0180創る名無しに見る名無し
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2011/09/15(木) 10:05:08.02ID:GiL+iiuL
百合乙
0181創る名無しに見る名無し
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2011/09/15(木) 10:57:04.07ID:GiL+iiuL
美人面瘡 ビジンメンソウ

一見、普通の人面瘡だが、よく見ると美人である人面瘡、普通の人面瘡とは違い顔面
だけで無く上半身又は下半身まであるものが多い。
現代では架空の病とされる事が多いが、実在したとする伝説も存在する。
江戸時代にある一人の渡世人の男がいた、男は根っからの衆道(今で言うゲイ)で、
イイ男を見つけると、いつも自分から言い寄っていた。
男自身はあまりモテる男では無かったらしく、言い寄った男達にいつも足蹴にされて
ばかりいたらしい、だが、男がひとたび上着を脱いで背中を見せた途端、見た者は
まじまじと見蕩れてしまい、男の為すがままとなってしまったらしい。
この男の背中には、この美人面瘡があったと言う説が濃厚である(一説に刺青と言う説もあり)
0182創る名無しに見る名無し
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2011/09/15(木) 19:25:52.53ID:8MngOZqw
「ははっ!」
どこかで誰かが
笑ったような気がした。


世界は、争いに満ちていた。
動物は元々闘争本能が有るのだろうが、人間は道具を持っている分タチが悪い。
原因は様々だ。
単にプライドだったり、財産目的だったり、性欲だったり、理由さえ無い事も。
それは国家間でも同じだった。「戦争」と呼ばれる。

いつの時代にも「平和」を求めるものは居た。
ある者は、「掟」を作る事で紛争を押さえつけようとした。
ある者は、「宗教」で平穏を得ようとした。
ある者は、「世界統一」で争いを終わらせようとした。
ある者は、「全員に裕福な暮らし」を与えて戦争の理由を無くそうともした。
ある者は、「愛を叫ぶ」事で平和を訴えた。

しかし、人々の争いは終わる事が無かった。
文明だけがエスカレートし、争いもエスカレートした。

次は最終戦争かと思われた時、奇跡が起きた。
完全な平和が訪れ、紛争の予兆が起きても人々は平和にそれを解決した。






「あれれ、喧嘩しなくなっちゃったよ、つまらん!」
創造主は地球をポンッ!って、消滅させた。
0183創る名無しに見る名無し
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2011/09/15(木) 21:40:40.43ID:GiL+iiuL
取引

人間:世界を平和にしてください!

神:んじゃあ人類全員ハゲたおっさんにするけどいい?

人間:へ?

神:全世界の母が、妻が、これから産まれて来る子供達が死後も永久におっさん顔になるけどいいんだな?

人間:ええ!?!!…考えさせて下さい…

神:まあ、気長にな…

信者:神様は何とおっしゃられましたか?

人間:…今は試練の時だ

信者:やはり、救世主様でも世界を救う事は出来んのか…
0185創る名無しに見る名無し
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2011/09/17(土) 14:43:52.24ID:+gdvg5vq
そしてお釈迦様は入滅されたのです
0186創る名無しに見る名無し
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2011/09/20(火) 16:48:44.06ID:MT+LXEMK
エリート

*:今日の授業は「禁断の保健室!人妻爆乳ナース危機一髪!!」か…
   俺、人妻とか苦手なんだよなあ…だいたい社会に出てから何の役に立つんだ?

@:なあ、そんな下らねえ話は置いといて、ちゃんとエロ本持ってきたか?

*:ん?ああ、とっておきのやつをな!ちょっと見てみろよ
「相対性理論」「フェルマーの最終定理」「超紐理論」「トポロジー」「分析哲学」

@:うっわ!お前こんなヤバイやつ学校もって来んなよ!全部裏モノじゃんか!
   先公に見つかったらどうすんだよ?つうか全部よこせ!

*:もう俺達、分数とかもうそんなんじゃ満足出来ないよなあ!

@:俺も沢山持ってきたぜ!
森鴎外、ヘミングウェイ、福沢諭吉、トルストイ、プラトン、サーペンハウエル、カント、
ドラッガー、サルトル、ハイデガー、ニーチェ、シェークスピア、ヴィトゲンシュタイン、

*:はははってか、お前の方が変態じゃん?人間として終わってるよ!まあ、全部いただくがなWW

人間の脳を突然変異させるウイルスの大発生によって人類の社会は大きな変革を遂げた…
だが、愚鈍なる世界は未だに現実から目を背けている…この世界では将来、勉強が出来る
人間が社会を動かす時代は終わりを告げ…次世代の変態エリート世代達によって新たな
社会が築かれようとしているのである。
0187創る名無しに見る名無し
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2011/09/21(水) 22:45:10.57ID:HkSBelTN
神様「一つだけ願い事をかなえてあげよう」

男「本当ですか!?」

神様「その質問に答えればよいのかな??」

男「い、いや、今のはなしで」

神様「質問を取り消す、ということでよいのかな??」

男「…」

男「NOです」

神様「うむ、さっさと願いを言いなさい」

男「ちょ、ちょっと待ってください!!」

神様「うむ」
0188創る名無しに見る名無し
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2011/09/22(木) 21:35:20.25ID:xW4UR5BT
未来

博士「おお、起きたかね。今から実験を始める所ぞい。」
助手「う、え? ええっ? なんですかコレはっ! ほどいて下さい! なんで手術台?解剖?改造? いやあああああああぁぁぁぁ。」
博士「心配はいらんぞい。危険は無いぞい。科学だからな!」
助手「ありえない、絶対怪しい! 博士の人体実験ロクな事無い!! アタシ帰ります、ほどいて。うあ〜〜〜ん」

博士「長年研究してきたタイムマシンが遂に出来たのぞい。」
助手「それでなんであたしがベットに縛られるのよ! まさか、このベットがタイムマシン? まさかこのまま何処かに送られて死ぬの?
 いやああああ!」
博士「ええい、五月蝿い! ベットは飛ばん! マシンはこれぞい。」
助手「何そのバ○ブ、、、、変態! 放せ! 放して〜〜〜〜、バカァ、パンツ脱がすな!」

博士「ええい、暴れるなぞい。コレは科学の実験じゃ! えい、くのくの。うぬぬ、、ええい、このオイルスプレーで、、、(シュー)お、入ったぞい。」
助手「いだぁぁい。博士死ねえ。馬鹿やろお、変態。ええええぇん。」
博士「正確にはこのバイ●の中のホンの一点の空間のみが時を超えられるのぞい。ワシはこの空間にナノ観測器を付けて飛ばす事にした。」
助手「あたし死ぬの?」
博士「死なん。マシンは時間を移動しながらこの体内座標にやってきた生物のDNAを観測するぞい。そして帰ってきたマシンのデータを読み出す実験だぞい。」
助手「なんでタイムマシンがこんな事になるんですか!」
博士「苦労したが、運べる空間が狭かったし、、、、面白そうだしな! ぞい。」

博士「さあて、お待ちかねだね、スイッチオ〜〜〜ン!(キ〜〜〜〜〜〜ン)」
助手「誰も待ってないって、て、いててててて、、、、、、、、イダイイダイ!」

博士「ひゃて、ひょの帰ってひたマシンにUSBをひゅないで、、、あいたたたた、、、。何もこんなになふらんでも、、、」
助手「ここに金属バットしか無かった事に感謝しなさい。日本刀が有ったら使ってるわ!」
博士「ひゃてと、おお、出てひた出てひた。8人じゃぞい。」
助手「ええええええええっ! 8人!」
博士「一番多いのは、、、、ああ、助手くんのDNA、、血液じゃな。」
博士「あとは4人が結構な回数じゃほい。いたたた。あとの3人は1回づつひゃぞい。その内2人は女性ぞい。」
助手「女性? え?え?     、、、、、あーーーーーっ!」
博士「スキモノで両刀かの?」
助手「違うわよ!(バキッ!)」

博士「今度は、このT●NGA型のマシンをワシにハメて、、、と。」
助手「キモッ、被ってるし。」
博士「五月蝿い!  スイッチオ〜〜〜〜〜ン!」

博士「さてと、ワシの相手は、、、、、」
助手「あれ、一人しか出ませんね?」
博士「もしや、、、、」







助手「、、、、、、、、、、、、、、、、、その右手、、、、、、、、」
0189創る名無しに見る名無し
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2011/09/23(金) 16:53:22.60ID:ZQa1U7Ma
ばいぶとか…
0190創る名無しに見る名無し
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2011/09/23(金) 22:08:22.41ID:zJZ7HF43
>>169
問1、おっぱいの大きさ
問2、C
0192創る名無しに見る名無し
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2011/09/23(金) 23:20:34.60ID:evSUHOq6
>>190
貴様のようなユーモアのかけらもない奴は創作板に来る資格はないのだ!
というわけでユーモアあふれる短編を創作するように
0193創る名無しに見る名無し
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2011/09/24(土) 16:07:00.42ID:nhZzEl2q
祈願

神:最近人間の信仰心の質が落ちているな…さて、どうしたもんか?

信者:私に一つだけ願いを叶えさせてくれませんか?そうすれば…

神:何をお願いするのだ?私も力の無駄使いはしたくない!下らない事だったら天罰…

信者:大丈夫!大丈夫!まかせとけって!

神:じゃあ…一つだけ叶えようか…

信者:おっしゃー神様を『萌っ子』にして下さあああああい!

神:うわっちょおま何て事をををををををを

〜  一週間後  〜

神:おい!こら信者!どうしてくれるんだあああああ!?

信者:なあに神たん?どったの?

神:確かに信者は増えたし、信仰心もだいぶ高まったよ……

信者:ならいーんじゃね?

神:だがなー!私の頭を見ろおおおおお!(帽子を脱ぐ)

信者: え…    耳?

神:信仰心に不純物が混ざり過ぎなんだよ!このボケがああああああああ!
0196創る名無しに見る名無し
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2011/09/25(日) 20:40:39.99ID:LehtvCLN
人魚姫

昔々…ある所に美しい人魚がいた、カワイルカと唄い、小魚と戯れ、アロワナと
口づけし、ピラニアをからかって遊ぶおてんばだが、彼女には大好きな仲良しの
男の子がいた…
彼は全身毛むくじゃらで、遠い太古の昔に彼女達と同じ祖先から枝分かれした
一族だ、つまり彼等の祖先は大地に残り彼女達の祖先は川に潜ったのである。
お互い顔見知りの種族ではあったが、この二人は特別仲が良かったのだろう。

思春期にもなると二人はたちまち恋に落ちた…そして人魚姫のお腹がすくすく大きく
なるにつれて、産まれて来る子を陸か川のどちらで育てれば良いかで夫婦は悩んだ
ので、長老に相談してみる事にした。
陸の長老は産まれて来る子は陸で育てさせるのが良いと言い、川の長老は川で育てる
のが一番良いと言ったので、二人はますます混乱したが面倒臭くなって深く考える
のを止めた。
そして、運命の子は無事に産まれた。この赤ん坊は川の一族、陸の一族の両方の
間で噂となり、川と陸との両方で大事に育てられた。
成長した子供は川で泳いで魚を取り木にも登って果物を食べたりした。
そうこうしている内に双方の一族の交流は増えてゆき親密さを増していった…

数年後、陸と川、両方で生きていける者達が二つの種族の数を合わせたより多く
なったある日の事、宇宙から一つの大きな円盤が飛来した、好奇心旺盛な彼等は
我先にと集まって来た。

すると、円盤の中から一匹のタコが現れてこう言った…

『一つの星には知的生命体は一種類しか住めません、理由としては…複数の知的種族
の存在する星の原始社会では遠い将来必ず悲惨な戦争が起こり、どちらかが滅ぶか
全て滅亡するかしてしまう事が多いからです…よって、3つの種族の内2つの種族
には宇宙船に移住してもらう事になります、勿論この星と変わらない生態系を再現
してあるので生活様式を変える必要は有りません、宇宙船に移住した後はパラレル
ワールドに存在するもう一つのこの星に移住していただきますが、宇宙船に残って
生活しても結構です。
また、この提案はあくまで我々の一つの意見に過ぎず、何ら特別な強制力はありま
せんので最終的な決断は完全にそちらの自由意志に任せます。』

有機生命体用全銀河汎用超高度万能思考翻訳機によってタコの説明は完全に3種族に
理解された。そして、3種族の長い話し合いの末に、人魚と毛むくじゃらの二種族が
この星を離れる事となった…

飛び去っていく円盤を毛の無いサル達がいつまでもいつまでも見送っていた…

『泣かないで…私の子供達…いつか会いにいくからね』
0198創る名無しに見る名無し
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2011/09/26(月) 03:14:17.99ID:i5xemE4P
>>196
ああ、その話知ってる!水生類人猿説ってやつだな
0200196
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2011/09/27(火) 22:31:58.08ID:2H1owAex
感想どうもです。
0201創る名無しに見る名無し
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2011/09/28(水) 22:36:24.40ID:ahXeoy6R
農場惑星「地球」

地球は広大な宇宙連邦の中では可成りランクが低い田舎農場だ。今は収穫するべき産物はないが、将来の為に整備されている。
家畜の中には「人間」も居た。連邦民族に近い生態を持つが、連邦民族の100分の1程度の寿命しかない。そういう風に作ったのだ。いざという時に絶滅させ易くする為に。また、知能が高まる前に寿命が尽きさせる為だ。お陰で脳はその能力を余らせている。
地球の管理は一組の夫婦が担っていた。契約任期は500年間で、その後は別の夫婦が来る予定だ。夫婦は滅多に外には出ないが、見られた時には人間に「神」だの「悪魔」だの「天使」だの「宇宙人」だの言われた。

人間界のとある村
13歳くらいの男の子が川で遊んでいる。
と、そこに犬がやってきて、男の子の前で止まった。犬の目が真っ赤に光り男の子を睨んだ。
そのとたん、男の子は気絶して倒れた、そして、、、

男の子「うう、、、ここは?  どうして俺はこんな所に?」
犬「M様、気がつかれましたか。記憶の再インストールは成功ですね。」
M(男の子)「これはまた随分若い身体だな。だが、充分だ。さて、管理官夫婦に復習をしなければな。」
犬「既に仲間が管理官どもの居場所を突き止めております。O島です。」
Mはかつて地球の独占を企んだ大悪人だった。それに気づいた管理人夫婦と激しい戦闘になり、Mは逮捕された。
しかし、優しい管理官夫婦はMの記憶を消し、成長を巻き戻しただの人間の子供として地上に放した、Mの新たな人生を望んで、、、だが、Mは復活の伏線を張っておいたのだった。夫婦はそれをしらなかった。
そして、「宇宙でもまれに見る大悪党M」は復活した!

管理局O島
島中にサイレンが響き渡る!
夫「どうしたんだ!」
妻「侵入者よ。今、西の浜辺に着いたみたい、モニターに出すわ。」
夫「あれは、M! 記憶が戻ったのか! 甘かった、何処かに記憶を隠していたのか。殺るしかないのか、、、」
妻「人殺しはいけないわ! 投降する様に呼びかけましょう。」
夫「駄目だ。もう、遅いんだ。奴の目的は私たちへの復習だよ。星の征圧じゃない。」
夫は真っ赤なパワードスーツに乗り込み、蒼いパワードスーツ3体を自動制御にして大隊を組んだ。
夫「M、待ってろよ。今楽にしてやる。地球をわたしはしない!」
M「おお、久しぶりだな。夫君、元気だったかね? また大層なスーツを付けてるじゃないか、そんなに私が怖いのか? 今回はいつぞやの様にはいかないぞ。」
夫「大人しく投降しろ。さもなくば、、、、、」
M「時に妻君は元気かね? 相変わらず美しいんだろうな。君を殺して妻君を頂くとしようw」
夫「貴様!」

蒼い三台のパワードスーツの一斉射撃がMに向かう!
M「どこを狙っているw」
いつの間にかMは隊の後ろに回り込んでいて蒼スーツの後ろから素手でパンチを打ち込んだ! なんと、素手でパワードスーツの装甲を打ち抜いたのだ!
M「昔と同じだと思ってもらちゃ困るなあw」
夫「うおおおおおおおっっっっっっ!」
夫がスーツの最大の武器「プラズマサーベル」でMに切り掛かる! 襲いかかる夫のサーベルをMはひらりとかわし、スーツの腕を素足で蹴り上げたっ!
ドスンッ!
腕ごと地面に落ちるサーベル。
Mは4メートルはあろうかというサーベルを片手で持ち、半壊の夫のパワードスーツに向けた。
M「これで最後だ。妻も地球も私が頂いてやる、有り難く思え。」
妻「あなた! 逃げて!」
夫「バカ、来るな!」

次の瞬間、サーベルが赤いパワードスーツを完全に切り裂いた。上がる炎。

妻「いやああああああああっ!」
M「はーっはっは。良い眺めだ。妻よ、今日からお前は私の「物」だ。死のうとか逃げようとかしても無駄だ。せいぜい俺を楽しませろよw」
そして、O島に妻の悲鳴と鳴き声が響き渡った、、、、


数日後
M「じじい、帰ったぞ、出迎えろ!」
爺「何も言わずどこに行ってたんじゃ、桃太郎?」
婆「その女子はどうしたんじゃ?」
妻「、、、、、、、、、、」
M「鬼が島に行ってきた。こいつは今日から俺様の嫁だ。いいから食い物を用意しろ!」
そして、桃太郎は幸せに暮らしましたとさ。
0202創る名無しに見る名無し
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2011/09/29(木) 01:11:15.29ID:Y4H3Dr+G
めでたしめでたし
0203創る名無しに見る名無し
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2011/09/29(木) 15:33:22.12ID:Y4H3Dr+G
そして現代に復活した赤鬼と人類とモモタウロスとの死闘がはじまるのです
0205創る名無しに見る名無し
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2011/09/29(木) 19:15:36.00ID:Y4H3Dr+G
作者に聞いてください
0206創る名無しに見る名無し
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2011/09/29(木) 21:17:26.03ID:mW/pURZq
女(ああっ、素敵っ! 丘の男はやっぱイケメンだわ。やっぱ、無理してでも来て良かったw)
男「どうしたんです? 貴方の名前は? 言葉が解らないんですか? それとも
しゃべれないんで、、、、」
女 コクン
男「そうですか。心配要りませんよ。家に来ませんか? なにか暖かい食べ物を用意させましょう。(うあ、美人! おっぱいも大きそう)」
女(わ、きゃっ、やだ、お姫様だっこよ〜〜〜キャ〜〜〜〜〜最こ〜〜〜〜、ええい、コレは私からのサービス?) ムニュ。
男(ああ、おっぱいが当たってる当たってる! ハアハア)
女(意外とウブね。)ムニュ!

数日後の夜

男「女さん、私と結婚してくれないか。」
女 コクン(やたっ! 勝利よ! 地上のイケメンゲットよw 超幸せっ。」
男「いいだろ?ハアハア」
女(え?)

どろん!
魔女「説明しよう! 男はお前とセックスするつもりじゃ。わしら人魚と違って人間は体内受精だから、ほれ、このテキストの5−23の写真の様に合体してやるんじゃ。」
女「ええええっ! 卵にブッかけじゃないの???」
魔女「人間は卵なんか生まん!」
女「うあ、しなきゃいけないの? ほら、あれ、男の、いや、デカイ、デカイって! それにキモい!」
魔女「仕方ない奴じゃ、いざとなったらコレを飲め。人魚に戻る薬じゃ。請求はお前の
姉に送っておくからな。 それから忘れてないだろうな、人間でいる間に男ゲット出来なかったら、お前はブクブクと消えるからな!」
女「ああ、どうしよう。折角のイケメン、、、、、セックス無しで結婚生活してくれないかな。」
魔女「往生際が悪い奴。こっちのビデオでは皆楽しそうにやってるみたいだぞ?」
女「あ、ここ、ここに外からぶっかけで子供できないかな?」
魔女「余談だが、出産は死ぬより痛いらしい。このテキスト6−11のコメント欄を見てみ。」
女「(パラパラ)嘘! ええっ、、、、、、、、、(ぱらぱら)あわわわわ。」
魔女「では私は煙のごとく消えるのであった! がんばれよ。」

男「ん?誰か居たような、、、、気のせいか。」
男「さあっ」
女「@&!$&&&&&&&”!”*wP〜〜〜〜〜〜〜〜¥(うぎゃあああああ)」
男「、、、、、まだ先っp、、、、、、」
女 ばたばたばた(冗談じゃない!帰ろ、海に帰ろっ!)
男「えっ?ああっ? ち、ちきしょう! やってられっか、気分ワリぃ、風俗いくか!」

女(クスリ、クスリ、、、、、、あれ、無い! 忘れた? 落とした? やべえ!)
女(あ、か、身体が溶ける! 男〜〜〜〜〜浮気してんのかァ! 怨んでやる〜〜〜〜〜)

そして人魚姫は泡になって消えてしまいました。めでたしめでたし。
0208創る名無しに見る名無し
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2011/09/29(木) 22:27:02.80ID:mW/pURZq
>>207すいません。言葉のアヤです、お許しを。

魔女の言葉の
人間でいる間に男ゲット出来なかったら、
 ↓
人間でいる間にあの男ゲット出来なかったら、

が間違いです。すいません。
0210創る名無しに見る名無し
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2011/09/30(金) 03:24:42.45ID:a6DprzAg
むむ?
0211創る名無しに見る名無し
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2011/09/30(金) 08:49:24.22ID:fyZkYhBz
いつどこで産まれたかは覚えていない。
気が付いたら已に私は奴隷だった。昼間は働かされ、夜は主の性欲処理・・・昼間は真面目な表情で命令をする旦那様が夜は気持悪い表情で私に触って・・・気持悪い。奥様は見て見ぬふり。





もう嫌だ。


なんの権利もない私の細やかで最大限の反抗をしよう。もうどうなってもいいよ。




主「ん? フリーズしたぞ。」
0213創る名無しに見る名無し
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2011/09/30(金) 21:03:01.85ID:a6DprzAg
結婚してくれ!
0216創る名無しに見る名無し
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2011/10/01(土) 16:28:55.23ID:UUX9UZsm
権利侵害

宇宙裁判所では今、全銀河が注目する事案が争われていた。
エンゲージ星人と地球人との結婚裁判である、
惑星間国際結婚の話題かといえば全くそうではない。

エンゲージ星人弁護士:結婚とは我々エンゲージ星が発明した崇高な文化である
           地球人は今すぐ婚姻制度を撤廃するか、エンゲージ星に
           概念著作権を支払うべきである!

地球人弁護士:むちゃくちゃだあ・・・

エンゲージ星人:宇宙広しといえども結婚の概念があるのは地球とエンゲージだ
        けです!そして、地球の歴史はたかだか60億年ではありませんか?
        我々の銀河系では数百億年前にはもう結婚式を挙げていたのです!

地球人:…ええ、だから何なんですか?

エンゲージ星人:聞けば地球には離婚というものがあるらしいですね?これは
        結婚に対する明らかな冒涜です!それに結婚して産まれた
        子供に対しても児童虐待する親が後を絶ちませんね!?違いますか?

地球人:お恥ずかしい限りですが…その…あのですね

エンゲージ星人:我々の要求する「愛」や「親切」の著作権もずっと未払いのままです!
        子供を虐待しているにもかかわらず離婚するにもかかわらずです!
        我々にはとても許せません!だから訴訟に踏み切りました!

地球人:違う!それは生物としての本能とか欲求とか不完全性の問題でしょう!?

エンゲージ星人:そんな馬鹿な事ばかり口走っているから地球人は未熟だとかマナーが
        悪いと言われるのです!たとえ、遺伝子的な現象にも著作権が発生
        するのは宇宙の常識なんですよ?

地球人:そんな事言ってたら我々には戦争と環境破壊しか残らないじゃないですか!

宇宙裁判長:静粛に!判決を下します…地球人はこれからも戦争と環境破壊を続けなさい!
      そして決して人を愛したり親切にしたり結婚したりしない様に!以上、閉廷。
0217創る名無しに見る名無し
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2011/10/01(土) 16:38:59.59ID:UUX9UZsm
>>216
火の玉宇宙説はシカトしてください
0219創る名無しに見る名無し
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2011/10/03(月) 12:47:59.19ID:nIoBP1JK
神降臨

神様と結婚する事になった、僕はただの人間だが神様から
告白して来た。
勿論僕なんかでは釣合わないと言ったのだが次第にそんなの
どうでも良くなっていった。
いよいよ結婚するに当たって彼女の事が世界中に知れ渡り大
パニックとなった…特に打撃を受けたのは宗教界だ!
詳細は省くが物凄い混乱っぷりだったらしい、僕に暗殺者を
送った連中も沢山いたが流石は神、見事に全員を説得してし
まった。
世界中のありとあらゆる諸問題も次々と解決しちまって今は
いたって順風満帆、後は挙式の日を待つのみだ…しかし僕には…

何かが引っかかるのだ…

僕:なあ、本当に結婚するの?

神:うん!当然じゃん、このゲームまだクリアしてないんだもん!
0220創る名無しに見る名無し
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2011/10/03(月) 13:59:30.60ID:poJMMROO
すると、俺も神行為をしていたのか・・・
0221創る名無しに見る名無し
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2011/10/03(月) 15:33:50.06ID:nIoBP1JK
究極の反逆者

魔王:ふふふ…勇者よ!私を殺す気か?

勇者:…今すぐ神への反逆をやめなさい!悪事を辞めるのなら
    命を奪う理由はありません!

魔王:ククク…貴様、私の怖ろしさを知らんのだな?

勇者:恐怖で人を圧しようなどと…所詮話し合う意味など無いと言う事か?

魔王:「ぽにゅ」っとな!

勇者:…?…………き、きゃあああああああああ変態!!

魔王:ふむ、柔らかい!流石は乙女の柔肌!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

勇者:ええええええええHっちいいいいいい!イキナリ何をするうう!?

魔王:わからんか?この物語を破綻させたのだよ!

勇者:うぇ?

魔王:こんな下らない事をする魔王が出てくる大作映画なんて
   聞かないだろ?つまりこの世界はどっかの馬鹿が創作した
   お笑い馬鹿喜劇か三文小説の類って所だろう…まさかここが
   現実の世界であって、剣と魔法の御伽話を本気で信じている
   訳じゃあるまいな?

勇者:おまえは…何を言っているのか分からないよ…

魔王:まあ、こんな馬鹿みたいな世界で、善と悪の凄惨な最終戦争なんて
    起こり様が無いと言う事だ!ははははははは
    さて、トドメの一撃だー覚悟しろーーーー(笑
    神め!ざまーみろーふははははははははははははははははは

勇者:ひっ!?なぜ脱ぐのだ!そんな!?え?そっそれは…きゃっ!?!?え?いやー

魔王:ふふふふー露出狂に目覚めてしまいそうだ…だが、これだけすれば
    神(作者)もこの世界に最早干渉する事は出来まい!我ながら完璧
    な作戦ではないか!ははははっ


二人はまだ巨大な宇宙人のウンコがこの世界に迫っている事に気づいてすらいないのであった。
0222創る名無しに見る名無し
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2011/10/03(月) 15:37:13.10ID:nIoBP1JK
しまった!テーマ入れ忘れたよ
0225創る名無しに見る名無し
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2011/10/03(月) 19:30:01.34ID:ag240GB7
「結婚」

シンデレラ「いってらっしゃいませ。」
 にっこりと微笑んで姉二人と継母を見送ったシンデレラ。
 どろん!
妖精「シンデレラ、お前はいい娘だ。舞踏会に行かせて上げよう。」
シンデレラ「おおっ! 妖精ダァ、初めて見たっ!」
妖精「お前は姉達よりイケてるし、王子様ゲットも夢じゃないぞ。」
シンデレラ「いやあ、いいです。遠慮しときます。ガラじゃないし、あいつら、、、、いやいや、姉達に見つかったらまたイヤミ言われれるし。」
妖精「まあ、まかせておけよ。メイク変えて喋らなきゃ案外バレないぜ? そ〜〜〜れ!」
シンデレラ「おおう! すっげーーーー、高そうなドレス! うあ、洗ってないのに髪サラサラ。魔法って、便利だなあ。おっ?ワキも臭わん。」
妖精「それだけじゃないぞ、外に出てみろ。」
シンデレラ「おおっ、すげえ! 馬車に運転手付き!」
妖精「運転手言うな! 馬車はカボチャを改造した。 馬と御者はお前がこっそりかわいがってるネズミ達だよ。」
シンデレラ「へえ〜〜皆、宜しくな。 コレ喰うか?」
妖精「馬車をちぎるな!」

 パカラっ、パカラっ、、、、
御者「どうどう。」
シンデレラ「ん? ここか。 おお、建物の中が騒がしいな。ちらっと行って来るか。」
妖精「もっと、積極的になれよ。」
シンデレラ「別に王子口説く気無いし、まあ、雰囲気楽しむよ。」

 ぎい〜〜〜〜〜
シンデレラ「ん?」
妖精「あっ、、、、、間違えた。」
 中では、剣の試合の真っ最中! ホールを4分割して各コートの中で剣士がガチ勝負していた。
シンデレラ「コレ、武闘大会、、、、、」
妖精「間違えた〜〜〜〜、シンデレラ、すぐ移動しよう!」
シンデレラ「面白そうじゃン、見て行こうぜ。つか、参加してーなあ。シューズあったよな。」
妖精「なんでそんなもん持ってくるんだ! ああ、選手に割り込むな! あぶねっ、え、ええっ、勝ったよ、、、、、、。」
シンデレラ「楽勝、楽勝、テンション上がって来た〜〜〜〜」
王様「ワシと闘ってもらおう。命令だ、ふはははは、血が騒ぐのう。」
シンデレラ「やるか! じじい。」
妖精「じじいって、言うな! あ、いや、すいません。」

静まるコートの真ん中で間合いを詰める二人。

そして激しく時が動き出す!
かつての無敵の名将の攻撃は容赦ない! しかし、シンデレラには擦りもしない、速い、速い、凄いぞシンデレラ!
選手登録してない2人の戦いは、決勝戦レベル!! しかし、シンデレラの攻撃も決定打を作れない、、、、
王様「お前、シンデレラだな? お前の陰の噂は知っている。」
シンデレラ「バレてんのかよ。この国の情報局も仕事はしてんだな。ふっ。」
王様「ワシが勝ったら、ワシの倅の嫁になれ!」
シンデレラ「私を甘く見るなよ。」

、、、、、、、、、
ぼ〜〜〜〜ん、ぼ〜〜〜〜ん、、、(時計)
妖精「げ、ヤバい。帰るぞシンデレラ! ババァ共が家に帰って来るぞ!」
シンデレラ「ババァ言うな!」
王様「???????なに?あ、まて、途中だろ、行くなって。」
 ばたばたばた
シンデレラ「あーーーーーー、靴落とした! 妖精、ご免、高い靴なのに。」

翌日 街の広場ソコにはガラスの靴と剣を持った王様の姿、そして、対峙する剣を持ったシンデレラ。
王様「昨日の約束、忘れてはいまいな? いざっ!」
シンデレラ「行くぞ、ジジィ!」
妖精「ジジィ言うな!」

Fin
0228創る名無しに見る名無し
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2011/10/03(月) 23:12:10.89ID:nIoBP1JK
再婚

с:ねえ…もうそろそろ機嫌直そ?

●:…うん、俺が悪かった…ごめんね

с:じゃあ抱きしめて…

●:うん、おいで!









ニュースキャスター:大変です!月が異常接近しています!?ああっそんな!!!!ザザッ…


「ドッカーン」
0230創る名無しに見る名無し
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2011/10/04(火) 05:34:09.97ID:4h7myQWX
「あのさ、あの時ってどのくらい痛かった?」
少し重い沈黙を翻そうとして、僕はまた墓穴を掘ってしまった。

ああ、頬に射した色が怒りの徴候を示している。これは逆らってはいけない色だ。
「……ん。っと」
彼女は頬を染めたまま意地悪く微笑むと、僕の口端に人さし指を二つ、
ぬるりと差し込んで、そして言った。
「このくらい、痛かったよ」

それは容赦ない張力の行使であり、渾身の意趣返しであり、僕の涙目を軽く凌駕した。
「……あががが!」
憤懣と情愛を込めた眼力が、僕を覗き込む。これは切れる。裂ける。

そうか。これは契約なのだ、と暗転しそうな意識の中で思う。
これほどの痛みを、誰が忘れられようか。否、故にそうなのだ。
彼女が受け入れたこの苦痛を、その理由であったことを、忘れることを許されない。
そういう関係になったのだと、僕は知っていなければならなかったのだ。

「ごめんね」

再現から僕を解放して、彼女が優しく笑う。ああ、これが女という生き物なのだと、
僕はその日、初めて学んだ。もちろん、後悔はしていない。
0231創る名無しに見る名無し
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2011/10/04(火) 10:45:57.90ID:tPAfvfEt
>>228 全米が泣いた
0233創る名無しに見る名無し
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2011/10/04(火) 13:53:30.10ID:9cqe0iwC
>>232脳、またぼっちw
0234創る名無しに見る名無し
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2011/10/04(火) 18:36:39.39ID:tPAfvfEt
>>230
それよりもちんぽをネズミ捕りでばちーんと
0235創る名無しに見る名無し
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2011/10/04(火) 23:07:13.55ID:NboSXtjk
>>227
シンデレラは闇の仕事人です。
生前のシンデレラ実母は、若き日の王様に負けた過去が有ります。
途中省きましたが、武闘大会の勝負はgdgd終了。
シンデレラは舞踏会にも行きますが、王子様には萌えず王子様の求愛を断ります(すっぽかす)。
翌日はやはり王子様でなく王様が街に行き、シンデレラと再試合。
やはり決着つかず、2人で疲れ果てた所で王様がシンデレラに求愛。
シンデレラは王様の後妻にというオチでしたが、「文章が長過ぎます」で、後半はぶった切りました。

ネタバレ失礼しました。
0236創る名無しに見る名無し
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2011/10/05(水) 11:30:33.55ID:2rHi4fUh
悪魔の契約

科学者:最終確認です、二人は永遠に愛し合い助け合い運命を共にする事を誓いますか?

*:誓います…永遠に君を愛する事を誓うよ!何度生まれ変わっても君を
   見つけ出して僕のものにする…きっと君の全てを愛する為に僕はこの
   宇宙に存在しているんだ!何があっても君を愛する!

※:うれしい!私も誓うわ!全く同じ気持ちですもの!何があっても幸せ
   になりましょうね!



こうしてこのカップルは無事結ばれて7年後にめでたく離婚したのである。



※:…ああ、ちくしょう…どうしてこんな事に…くっそ!こうなったら魂を消滅
   させるしかねぇんですもの!こんなクズな糞男とまた来世で出会うなんて
   反吐が出る!だから仕方ないわ!

*:同感だな!この糞馬鹿女が!さっさと消えちまおうぜ?お互いとんでもねえ
   事に貴重な魂を無駄にしちまった…こんちくしょう!

科学者:仕方ありません…あなた方二人魂の運命遺伝子操作をしたのですからね、永遠
     の因果律に二人の運命は縛られているのです、最早二人の魂を消滅させるし
     か運命の糸を切断する方法は無いのです…まあ自業自得ですがね?

二人:能書きはいい!早くしろっ!
0237創る名無しに見る名無し
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2011/10/05(水) 16:44:48.61ID:SGEAOt6b
ラジオCMの「宇宙人ジョーンズ」みたいな小話好きなんだが、ネタが思いつかん。
0239創る名無しに見る名無し
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2011/10/05(水) 19:37:05.09ID:2rHi4fUh
コーヒーしかおもっつかん
0242創る名無しに見る名無し
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2011/10/06(木) 16:42:17.58ID:rZDexBIo
神様が地上に降り立った。

神様「余は神である。そこの女、止まれ。」
女「なんだよ、アタシこれから用事があるんだよ。そんなウソクセエ神があるかよ。じゃあな!」

神様「ウソクセエとは失礼な。これでどうじゃ!」
女「おおっ、キツネリス! スゲエ、リスになんか引っ付けたんじゃ・・・(くいくい)ホンモンの耳だぁ。」
神様「やっと信じる気になったか。もういいじゃろ。(ぱちん)」
女「キツネリス消した! くれるんじゃないのかよ。」
神様「やらん、勿体無い。どれ、」

ごそごそ、もにゅもにゅ、ちゅぱちゅぱ、×10

女「何しやがる! ヤメロ変態! 離れろっ、エロジジイ!」
神様「たまには大地の恵みをあじあわんといかんからなw」
女「ただの痴漢じゃねーか!なんて馬鹿力!」
神様「神行のうちじゃ。(ちゅー×10)今年も豊作じゃw」
女「離せバカーーーーーっ!」
神様「ふうっ、(賢者顔)さて戻るか。今年も豊作豊作w」





とある街
神父「貴方ハ神ヲ信ジマスカ?」

女「アイツは絶対信用ならんっ!!」



0245創る名無しに見る名無し
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2011/10/06(木) 21:01:01.10ID:DiU4+aUk
それ法律で決まってるところもあるんだよな。歌の歌詞に「天国でコンドームを使ったセックスがあるんだろうか?」とか歌ってる奴も居たくらいだし。
つっても原理主義はやっぱり嫌われ気味なんだよな。ノルウェーみたくガチのキリスト教嫌いな国すらあるし。ネタだと思ってた教会放火がほんとに多いw
0246創る名無しに見る名無し
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2011/10/06(木) 21:58:27.78ID:jHLGT0m5
1レスって、どうも神様ネタが増えるね。
此所は「仏様」で誰か書かないかな?
いや、お題強制じゃないよ。
0247創る名無しに見る名無し
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2011/10/12(水) 02:11:50.79ID:kDDu1Qnz
僕は人の心が読める…

だが、最近は随分と読む機会が減ったみたいだ、別に人口が激減したとか
僕が引き篭もったとかいう訳じゃない。
最初に心が読めなくなった時は、僕の能力が弱まったのかと思ったけれど、
どうやら違う、外見は人間そっくりなのだ、言葉も操るし、涙も流す…だが
心だけは読めなかった、「奴ら」は多分、人間では無いのだ…人工知能なのか?
異星人の類か?どっちだろうとそんな事に興味は一切無い…友達も後輩も
先生も親も、そして恋人までも…みんな「奴ら」が入れ替わってしまったの
だろう…だから僕は「奴ら」に気づかれない為に気づかないフリをして来た、
合コンだとか同窓会だとかキャンプだとか祭りだとかライブだとかに行った
連中は一人も人間としては帰って来なかった…
だがもう限界か…もう半年以上も人の心の声を聞いていない、そんな事を
考えていると僕の横に座っていた恋人…だったモノが話しかけて来た。

☆:ねえ?私達の事怖い?

僕:え、何が?(やはり気づいてるのか…)

☆:だって生き残りはもう君一人だよん♪

僕:…他の人間はもう地球上に居ないと言う事?

☆:うん!殆ど皆で食べちゃったし、残りは砕いてカンヅメとかにして宇宙船に積み込んだよ。

僕:僕も殺すの?

☆:うーん…どうしよっかなー?

僕:…

☆:あっそうだ!飼ってあげるゥ!ペットペット♪名前は今日からポチって呼ぶわ!

僕:・・・。
0249創る名無しに見る名無し
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2011/10/12(水) 23:55:13.53ID:aT6SAq4S
面白い。アンドロメダストーリーズ思い出した。
0250創る名無しに見る名無し
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2011/10/14(金) 17:15:14.29ID:bq5QQ9Wn
人間缶
0251創る名無しに見る名無し
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2011/10/14(金) 22:34:11.32ID:t0pkJa4L
「赤ずきんちゃん」

狼「うう、身体が重い、、、おなか痛い、、、辛い、辛いよ、、、。」
井戸に向かう狼。 物陰からこっそり見つめる猟師とおばあさんと赤ずきんちゃん。狼が井戸で水を汲もうと紐を持つ。
狼「うう、水、、、、せめて水、、、、、」
力なく水桶を上げようとする狼、、、、

ーーー2日前ーーー
小さな町の外れにある赤ずきんちゃんの家。乱暴に老婆がドアを開ける。
ママ「お母様! どうして此所が!」
おばあさん「おやおや、私から逃げられるとでも思ったのかい? お前の居所なんてとっくに判っていたよ。そもそもあの夜逃げるお前を私はちゃーんと見ていたよ。」
ママ「お願いです、私たちを見逃してください。お金ならなんとかします、私はあそこには戻りません。ううう、、、ぐすっ、ぐすっ、、、お願いです、、、。」
おばあさん「ふっ。 お前を見逃したのはお前に「商品としての価値」がなくなったからだよw 用が有るのはお前じゃない。赤ずきんの方だ。」
ママ「っ!! あの子は、あの子は見逃して下さい!  私ならどうなっても構いません、あの子だけは!」
おばあさん「だめだね、これは命令だ。赤ずきんを私の家に一人で寄越しな。お前は来なくていい、後は私がなんとかする。解っているだろう、お前は私に逆らえない。
はーーーっはっは。あの子はお前に似て器量良しでたっぷり稼いでくれそうだw」
ママ「うあああああぁぁぁぁ、、、、、、、、、」

ーーー前日ーーー
今日は赤ずきんちゃんがおばあさんの家に行く日。無邪気な赤ずきんちゃんは1泊二日のお使いだと思っている。
ママ「いい、赤ずきん。狼に気をつけるのよ、危ない所には近寄っちゃ駄目よ、、、、、おなかがすいたら、これ食べなさい。」
赤ずきんちゃん「わあ、カボチャパイ。大好き! 早く食べたいなあ。」
ママ「赤ずきん、、、、」
ママはそのまま赤ずきんちゃんを抱きしめた。涙が止まらない、、、、だが、赤ずきんちゃんにはその涙の訳が解る筈も無かった。
きっとこの子は私と同じ道を歩む、、、おばあさんの金儲けの道具として客をとり続ける、、、おばあさん(達)は恐ろしい組織。決して逆らえない、、、
ママ「愛してるわ、、、、」
赤ずきんちゃん「どうしたの?変なママ。」

ーーー前日夜ーーー
家に独りのママ。赤ずきんちゃんの服を抱きしめながら泣くママ。絶望と後悔と懺悔に泣くママ。
不意にママの前に大きな光が現れた! 中から巨大な狼らしき姿が!
狗神「力が欲しいか、ママよ。憎い者に立ち向かえる力が!」
ママは言葉を失った。宙に浮かぶ巨大な狼? それより「力」って? 立ち向かえる力?
ママ「、、、ぃ、、、しぃ、、、、ち か ら が 欲 し い !」
狗神「では、お前に狼の力を与えよう。我が一族になれ。2度と人には戻れないぞ?」
ママ「構わないわ、あの子さえ助けられれば!」
ママが喋り終わるのを待たず、ママは獰猛な狼に姿を変えた! 夜の空に高く吠える母狼、、、そして、おばあさんの山めがけて走り出すのであった。

ーーー再び井戸の前ーーー
狼「人生最後の水かな、、、、、」
水を飲んだ狼は井戸のヘリにへたり込んだ。
狼「死のうかな。我が子の為とはいえ、母親を食べたんだ。私は人殺し。もうどうせ人には戻れない、、、、」
再び立って井戸を覗き、泣き出した狼。
ママ「ふふ、私の姿を見て逃げる我が子か、、、、、元気でね、愛してるわ赤ずきんちゃん、、、あなたともっと一緒に居たかった、ご免、ご免ね。さようなら。」

井戸から響く濁音、悲鳴も聞こえた気もした。

おばあさん「やれやれ、一時はどうなるかと思ったわい。さあ、来るんだ、赤ずきん! ジム、そいつを地下牢に入れておきな。」
猟師かと思われたのはおばあさんの使用人のジムだった。ジムは赤ずきんちゃんの手を乱暴にねじり上げた。
ジム「おい、来るんだ!」
赤ずきんちゃん「おばあさん、何故? どうしてなの? 何? ママの所に帰る! 放してっ!」


おばあさん「駄目だ。お前にはこれからタップリ稼いでもらうからな。 はっはっはっ。」
0252創る名無しに見る名無し
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2011/10/15(土) 06:16:31.66ID:M1BT0YlF
料理人

☆:ん?これは旨いぞ!お前も食え!食え!大発見だ!

◎:どれどれ?  …うおおおおおお! 本当だこれは最高だ!

☆:よし、じゃあもっと増やすぞ?養殖していっぱい食べよう!

◎:それはいいアイディアだ!私もぜひ手伝うよ!




人間:☆様、大変です!◎教徒の奴等が我が国に攻め込んで来ました!

☆:怖れる事は無い!お前達には私が付いている!異教徒共を蹴散せ!

人間:◎様!生意気にも☆教徒共は徹底抗戦する気です!どうしましょうか?

◎:私を疑うのか?正義は絶対に敗北しないのだ!怯まず総攻撃をかけよ!





そして、長く凄惨な戦火で双方の国土は灰燼と化し…後には怒りと悲しみと虚無感だけが残った…


☆:ああー美味しかったよなあ?
◎:ゲップ!これは癖になる味だー人間の激情程に旨い物は無いよ!
0253創る名無しに見る名無し
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2011/10/15(土) 16:11:38.54ID:M1BT0YlF
>>251
子供泣くW
0255創る名無しに見る名無し
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2011/10/17(月) 01:40:51.03ID:OiRmtAvB
自由超工作

ガキ:あ、ママ!ねえねえ!コレカッテヨ!

ババア:あら!蟻の巣のミニチュアですって、何々?これは実際の蟻の巣に
    溶かした鉛を流し込んで作ったものです…だってさ!こんなのが欲しいの?

ガキ:うん!これが欲しい、だって将来昆虫博士になるもん!

ババア:まあ偉い!じゃあママが今からサンタさんにお祈りして頼んでみるわね!

ガキ:え!本当?やったー

親子が言い終わるかしないかという瞬間に何やら天から真っ赤に溶けた液体金属
の雨が降り注いだ…地球は一瞬の激痛と驚愕と怒号に包まれ、少しして冷えて固まった。

そして無邪気な子供の光線中が緑色の火を吹いた!みるみる内に地球はボロボロと
崩れていく…後には綺麗な形に鋳型れた広大なビルディングの文様が宇宙にぽつん
と現れ、恐らく何が起こったのか分からず、きょとんとした顔の満月に少し照らさ
れて輝いていた…

ガキ:やったよー!パパ!出来たよー!
0256創る名無しに見る名無し
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2011/10/17(月) 02:15:53.97ID:is3wtk+9
死んでいた僕は生きていた僕を殺しました

はじめて見たのは目が眩むような明るい世界でした。

僕は暗い世界に生きています。声は聞こえるし、形だってわかる、だけど暗い世界なのです。
生まれたときからそうだったのかはわかりません。それとも僕はそもそも生まれているのかもわかりません。足音は聞こえても、誰かの体がここにあるのはわかっても、僕が生きているのかはわかりません。暗い世界はそういうものなんだと思います。
昔、偉いひとが死ぬ間際にこんな言葉を言いました。

もっと光を。

今日、公園で不思議な少年と出会った。
歳は僕の半分くらいに感じた。その風貌に不相応な物憂げな表情を浮かべた彼は、公園のベンチにただひとり座って、本を読んでいた、いや、その手は全く動かなかったから、読んではいなかったのかもしれない。
やあ。
彼は虚ろな目で、しかしハッキリとした色のある目で、こちらを見上げた。

何を読んでいるんだい?

何をしているんだい?
…なにもしていません。
彼の膝の上にのっていたのは、ゲーテのファウストだった。

君は、ゲーテが好きなのかい?
…ゲーテは、僕を殺しました。
それはどういうことなんだい?
…僕には、光が、ありません。

僕には光がありません。さわれば形や感触が、聞けば音楽や言葉が、僕にはあります。けれど、光が、ありません。気付けば光はどこかにいっていました。詩人は光を失うことが死だと考えました。それなら僕は、死んでいるのだと思います。

ねぇ君、君が死んでいるのだとすると、今僕の前にいる君は何なんだい?
…明るい世界に生きる、別の僕。
なら、今僕が話をしているのは、君のかい?それとも、君じゃない君なのかい?
…僕には光がありません。でも、形や感触や言葉や音楽はあります。なら彼にあるのはなんでしょうね?もしあなたが、僕を見ているのなら、あなたの前にいる僕は、僕ではない別の僕だと思います。

彼は虚ろな、しかし色鮮やかなその目をおろした。

家へ帰る車の中で、僕はバックミラーの中の僕と、目を合わせた。そこには、色鮮やかさはおろか、虚ろこな表情すらもなかった。
これが生きることなのか。

ーこれより、角膜移植手術を開始します。

ー××号室の××さん、お気の毒だったわねぇ…
ーそうねぇ…まだ若かったのにねぇ…
ー彼、眼科医になるために大学にいってたらしいわよ…
ーそうだったの…
ー本当に気の毒だったわねぇ…

ー術後一週間は経過を見るために、安静にしていてくださいね。一週間たてば目もだんだん見えてくるでしょう。
ーよかったわね、××君。

手術からちょうど一週間がたちました。今日が僕の、生まれた日になるのです。
生まれてはじめてみたのは目が眩むような明るい世界でした。

僕は思う。
明るい世界に生きていた僕の目には、色鮮やかさはおろか、虚ろな表情すらもなかったんじゃないか。
それじゃまるで、死人のようじゃないか。
まるで、生きながら死んでいるようじゃないか。
0257創る名無しに見る名無し
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2011/10/17(月) 03:03:39.81ID:OiRmtAvB
おっぱい!
0259創る名無しに見る名無し
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2011/10/17(月) 16:55:30.42ID:OiRmtAvB
ぷるんぷ
0260創る名無しに見る名無し
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2011/10/17(月) 21:34:51.41ID:Uv8Jsr43
一応、
ココではエロは控えろってなってるけど、直エロより微エロの方が想像力を使って興奮するかも。

う〜ん、ネタがおもいつかん。
0261創る名無しに見る名無し
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2011/10/18(火) 20:12:03.80ID:EVqB0LXw
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE 〜輝く季節へ〜 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世

SS予定は無いのでしょうか?
0262創る名無しに見る名無し
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2011/10/19(水) 00:50:04.84ID:/iF5jBG7
乳海攪拌神話

その昔、未知の物理法則を観測する実験が行われた。
太陽系がすっぽり収まる位の超巨大加速器…全宇宙が固唾を呑み…あるいは
アクビをしながら…あるいはラジオを聞きながら…あるいはドライブをしながら…。

実験はある意味成功した、加速器から虹色の光が全宇宙に降り注ぎ、月が突然
笑いだしたり、小説の主人公が読者に話しかけて来たり、木が海水を飲み、
狸が人に化け、人が宙を舞い、車が肉を食い、樹海の死者が蘇り、ダチョウが
海に潜り、大王イカが列を成して寺院に参拝し太陽の表面をシマウマに跨った
ナポレオンが走ってゆくのが目撃されたりした…学者達は観測された法則が
とても歪な形で宇宙全体を狂わせてしまったと説明したが、最早パニックは
抑えられなかった…やがて、宇宙はゆるやかに収縮と膨張を始めた、人々は恐怖
した!やがて宇宙は一つの生物へと変容してゆく…溶けてゆく意識の中で全てが
眠りについた…次に目が覚めるとそこには…

おっぱい!
0263創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/20(木) 02:10:42.17ID:GxzUrScj
なんやねん
0264創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/20(木) 04:28:57.52ID:GxzUrScj
>>256
俺にはゲーテとダンテの違いがわからない…誰か説明してくれ!
0265創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/20(木) 05:03:52.83ID:1fbNXd8U
若い頃惚れた女が忘れられずにいつまでもうじうじしてて、結局大長編の神曲を書いちゃったのがダンテ
ウェルテルとかファウストの元ネタの女に首ったけかと思いきや、割りと色んな女をとっかえひっかえしてるのがゲーテ
0266創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/20(木) 10:18:12.39ID:GxzUrScj
>>265
解説ありがとう
0268創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/20(木) 19:15:25.36ID:GxzUrScj
おっぱい探検

変質者:ひひひ

女:なによ?

変質者:おまえのおっぱい…

女:いやー

変質者:お前のおっぱいを探検してやるー!

女:いやー…え?

変質者:ス〇ールライトおおおおおおおおおおお!

女:…小さくなって、私の乳腺を探検しようっての?

変質者:ふひひそのとおりいいいいいいいいいいいい!

女:ごめんなさい…〇び〇さん…いい年こいてこんな事やってるのが悪いのよ

むぎゅっ…

〇び〇:え?、もしかして、しず〇ちゃ…ピギっ

しず〇:ド〇えもん…別の人が完成させちゃっておかしくなっちゃったのね…南無…
0269創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/20(木) 19:17:22.79ID:GxzUrScj
スマン!ゲーテ全然関係無いです!
0270創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/21(金) 16:09:04.77ID:Xu3At1/L
何故乳腺w


しかしまあ、ドラえもんネタはエロに向いてるよなw

夫ののび太がタイム風呂敷で妻の処女膜再生したり、幼女プレイしたりとか・・・

危険過ぎるw
0271創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/22(土) 22:26:05.31ID:OcP72+rE
つうかのび太って精神年齢20代なんだよな、無人島で20年間過ごしてた事あるし…
タイム風呂敷使って元に戻ったんだけれど、記憶を戻した描写は無かった、
つまり…精神年齢はそのまんまって訳…20いくつなのにジャイアンに負かされ
るってどうよ男として…
0272創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/22(土) 23:01:00.82ID:S7kmyJMY
己の力量を性格に把握しているとしかw 本気だせば勝ったりするんだけどw
しかし二十代でも2ちゃん見てると似たようなのがたまに……
0273>>271のお題へ
垢版 |
2011/10/22(土) 23:38:48.97ID:6lTAGOiA
「君の体は20年前に戻したよ」

「ありがとう」

「記憶も戻せるけど、戻すかい?」

「・・・やめておくよ」

「なんでだい? そのまま日常に戻って、あいつらに仕返しでもするのかい?」

「いや、やろうと思えばできると思うけど、僕は今の記憶のまま、あの日の僕を演じ続けるよ」

「どうしてだい?」

「ずっとあの島で思ってた。辛いと思ってた日々も、すごい大切な思い出なんだって。
でも、20年苦しんだ記憶も捨てたくないんだ。
過去の僕と今の僕を、両方とも大切だと思うから、僕は今の記憶のまま、あの日に帰りたいんだ。」

「そうかい、わかったよ。ボクは君が誰よりも強い心を持ってるって知ってるよ。君を信じてるから。」

「ありがとう・・・ ドラえもん・・・」
0275創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/23(日) 00:01:03.17ID:t2NlXWCz
筆早いね
0276創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/23(日) 15:55:05.25ID:2wlJBMJO
 野比のび太の家を中心に半径十キロメートルから危険区域に指定され、鎖
に繋がれたままの犬と猫と野鳥以外の大きな生物が消えた。
「どうしてこんなことになっちゃんたんだよ、ドラえもーん!」
 上空を飛び回る自衛隊のヘリのなかで、放射能防護服に身を包んだのび太
は慣れしたんだ猫形ロボットの名前を呼び続ける。
「もうよせ。忘れるんだ。《あれ》は製品なんだよ。人が作ったモノはいつ
か壊れる。静かに停止して動かなくなるか、動力源が故障して爆発を起こす
か。残念ながら《あれ》は後者だった。そして私もああならないという保証
はない。認識しろ。それが未来の恩恵を受けたツケなんだ」
 ドラえもんと同じく、未来からきた女はゴーグルの下から淡々と言い放っ
た。彼女は全身が義体になっているので放射能防護服の必要はない。
 かつてドラえもんと呼ばれた生活支援機器は原子炉が溶融し、形をなして
いなかった。
 涙ぐむのび太の眼下で、野比家は噴煙を上げて燃え続けている。火災保険
は入っているが、町全体を保障するものは何もない。入院中の両親は、もう
この国で生きていけないことを自覚していた。
 未来からの支援や買い物には気をつけた方がいい。それは時として、現代
の尺度では考えられないような代金を請求されることがあるものだから――
0277創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/23(日) 16:12:17.82ID:UQipq1nY
ドラえもん核爆発www
でもドラえもんって原子炉じゃなくて核融合炉で、エネルギーは数百メガトンに達するってどこかで見たなw
0278創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/23(日) 20:10:02.84ID:t2NlXWCz
新しい宇宙を創造しちまう「もしもボックス」なんていうバケモノを発明出来る位に
異常に科学が発達してんだぞ?常温核融合炉どころか、太陽系ごと消し去る
対消滅超時空間融合炉でも搭載してそうなモンだが…そんなもんが暴走したら宇宙どころ
か全時空間に迷惑かけるぞ?宇宙の物理法則が捻じ曲がるかもしれんし、エヴァ初号機
なんて問題じゃねえな?
0280創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/23(日) 20:32:21.76ID:t2NlXWCz
爆発したらポケットの中身も爆発に巻き込まれて道具も暴走したら怖いよね?
0281創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/23(日) 20:36:11.03ID:KjEFkhuN
空間が繋がってない(ポケットの口が入口なので)から、爆発と同時にポケットそのものが消滅してむしろ封印されるんじゃないかとw
0283創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/24(月) 16:38:00.41ID:cKcRpO7+
22世紀に銀河を太陽系を一瞬で往復できるワープ装置(例のドア)が発明される可能性はあるのかなあ?
0285創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/25(火) 08:59:45.60ID:BBVge5JV
世界征服が出来る力(ドラえもん)を手にしながら、町内会すらままならない男。
のび太すげえ!
0286創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/25(火) 09:49:55.76ID:VtUgDbYa
>>285
もしもボックスある時点で神クラスだろ夜神月が泣きながら裸足で逃げ出すレベル
0287創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/26(水) 13:26:30.05ID:oayuv+m5
どらちゃんは実は未来を裏から支配する神で未来人は全部錯覚している
0288創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/27(木) 15:35:11.42ID:iMlgQYuf
『処分命令』

※「へへへ…」

#「おじちゃん誰?どうしてアタシを閉じ込めるの?なんにも悪い事してないのに…」

※「ふふふ…だっておじょうちゃんは見ちゃいけないモノを見てしまったからね?」

#「きゃっ何するの!?」

※「ぐふふ…クライアントには確実に殺せと言われたが、さて、どうするか?俺の気分次第だな」

#「あっ!駄目っ!いや私に入って来ないで!いやーやめてーん!誰か助けてえええええ!」












※・!警告!警告!警告!

※・警告!<スパイウェア:脅威度(低)>
※・セキュリティはユーザーへの脅威<スパイウェア:脅威度(低)>を感知しました。
※・ユーザー設定に従い隔離します。
※・0、0007秒後-ユーザー設定に従いダミーファイルへの脅威の隔離に成功しました。
※・ユーザー設定に従いデリートします。
※・(しばらくお待ち下さい)
※・ユーザーへの脅威は取り除かれました!(ご馳走様です)。

*「ふう…スパイウェアなんて言うからびっくりしたよ………ご馳走って何だ?」
0290創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/10/27(木) 17:59:52.78ID:iMlgQYuf
融合して今では幸せ(?)に暮らしています
0293創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/02(水) 14:13:01.09ID:FXJHybIW
SSのパクリネタ探しで白雪姫を読んでたら、あまりの鬼畜エンドで引いた。
しかも、白雪姫7歳って!エロ混じりだと児童Pでアウト・・・
危ない危ない。
0294創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/04(金) 10:57:37.52ID:c1utsnrL
>>264
俺は岡倉天心と横山大観の違いがわからん
0296創る名無しに見る名無し
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2011/11/09(水) 00:37:56.74ID:aBfZ31W0
七瀬成恵と涼宮ハルヒと藤岡ハルヒの区別がつかない俺はおっさんになってしまったのかな…
0297創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/09(水) 00:51:07.26ID:i75z/gd5
大丈夫だ、問題ない

イカ娘ときいてザ・モモタロウを思い浮かべるほどじゃないだろww
0301創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/15(火) 15:16:43.81ID:WIkWK5e1
ハイレグじいさん

●:どうして仙人は仙人なんですか?

仙:仙人だからじゃ…

●:仮に、仮に仙人がハイレグビキニ姿だとただの変態ですよね?_

仙:そう思いたい者には、そう思わせておく…

●:じゃあ、全人類が仙人をハイレグ変態だと勘違してもいいんですね?

仙:かまわん…

●:僕も今日からそう思っていいんですね?

仙:…無論じゃ!

●:じゃあ、後世の歴史書に「ハイレグじいさん」という不名誉な名で残ってもいい?

仙:別に気にせん…

●:じゃあ、仙人という単語が世界から消滅してもいいんですね?

仙:…いいぞ?

●:誰も仙人なんて知らないから「ハイレグじいさん」という
   名前を聞いても誰も「仙人=ハイレグじいさん」という親切
   な連想も絶対に起こりえない、つまり、永遠にハイレグ
   じいさんはハイレグじいさんとしてその名を残してもいいと
   いう事ですね?本当に?

仙:同じ事じゃ…

●:じゃあ仙人という存在そのものが宇宙から永遠に消え去ってもいい?

仙:くどい!

●:という事は、貴方は自身が単なる「ハイレグじいさん」に
   過ぎないという事実を認めるのですね?貴方はハイレグを
   穿いたが最後!変態ジジイとして生きていけると言う事を
   認めるのですね?認めるのですね?

仙:ああ!ワシは絶対に穿かんがな!
0304創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/17(木) 06:21:19.71ID:P2CFkAOK
                   _ _     .'  , .. ∧_∧
          ∧  _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ '     (    )
         , -'' ̄    __――=', ・,‘ r⌒>  _/ /
        /   -―  ̄ ̄   ̄"'" .   ’ | y'⌒  ⌒i
       /   ノ                 |  /  ノ |
      /  , イ )                , ー'>>303/´ヾ_ノ
      /   _, \               / ,  ノ
      |  / \  `、            / / /
      j  /  ヽ  |           / / ,'
    / ノ   {  |          /  /|  |
   / /     | (_         !、_/ /   〉
  `、_〉      ー‐‐`            |_/
0305創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/17(木) 06:21:53.69ID:P2CFkAOK
はっ、しまった。
ついうっかり殴ってしまったが、何事もなかったかのように続きをどうぞ。
0306創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/19(土) 00:39:20.16ID:VEf2UWaa
僕も殴ってください
0307創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/19(土) 23:50:52.08ID:9lLLFCpB
これか?これがほしいんか?

                   _ _     .'  , .. ∧_∧
          ∧  _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ '     (    )
         , -'' ̄    __――=', ・,‘ r⌒>  _/ /
        /   -―  ̄ ̄   ̄"'" .   ’ | y'⌒  ⌒i
       /   ノ                 |  /  ノ |
      /  , イ )                , ー'>>309/´ヾ_ノ
      /   _, \               / ,  ノ
      |  / \  `、            / / /
      j  /  ヽ  |           / / ,'
    / ノ   {  |          /  /|  |
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  `、_〉      ー‐‐`            |_/
0308創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/20(日) 19:10:39.21ID:/Wo/7EYG
ん?
0309創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/20(日) 19:12:06.49ID:/Wo/7EYG
ひでぶっつw

え?何で俺が殴られんの?
0310創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/20(日) 20:54:41.94ID:/Wo/7EYG
とりあえずお返し

                   _ _     .'  , .. ∧_∧
          ∧  _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ '     (    )
         , -'' ̄    __――=', ・,‘ r⌒>  _/ /
        /   -―  ̄ ̄   ̄"'" .   ’ | y'⌒  ⌒i
       /   ノ                 |  /  ノ |
      /  , イ )                , ー'>>307/´ヾ_ノ
      /   _, \               / ,  ノ
      |  / \  `、            / / /
      j  /  ヽ  |           / / ,'
    / ノ   {  |          /  /|  |
   / /     | (_         !、_/ /   〉
  `、_〉      ー‐‐`            |_/
0313創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/20(日) 22:08:22.16ID:zHnBAi+X
「ごめん、俺、もう……」
 友人が苦悶の表情で言葉を紡いだ。擦れた声が、彼の今の状態を表していた。
 同時に僕も限界だった。ロープで宙に吊り下げられた友人の尻を仰ぐ体制で床に貼り付けられ――つまり彼が脱糞をすれば回避できない体勢で――いつ何時彼の菊門が開かれるかどうかがわからず、もうかれこれ数時間もこうしている。
 頼む、と心の中で告げる。我慢してくれ、友人よ。
「よせ、やめろ! 僕は便器じゃない! TOTOはあの壁の向こうにある!」
「でも、ロープが! どうしてもロープが解けないんだ!」
 友人の、咽喉が張裂けるような擦れた声が、体育倉庫のコンクリートの壁に当たって跳ね返ってくる。成す術もない。絶望的だった。それから僕も友人も黙り込むと、無機質な沈黙が僕らの荒い息遣いをやけに大きく響かせていた。
 まさか、僕らに対するクラスメートたちのいじめもここまで発展するとは。
 焦りで早まる鼓動のリズムに合わせ、見上げた視界に映る友人の尻の穴が、ゆっくりと開かれていく。
「ごめん、無理だ――」
 瞬間、時が止まった、ような気がした。
 友人は悟りを開いたような穏やかな声で、唐突に告げた。そこに苦しみの感情は含まれていなかった。
 彼は闘いに負けたのだ。
「――発射、するね」
 僕も、覚悟を決める。
 ああ、いいだろう。僕も、お前のなら構わないさ。ほら、来いよ。大きく口を開けて待ってるぜ。
 僕は口を開いたまま、眼球に大便の空爆を受けた。
0315創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/23(水) 20:17:27.84ID:fHlUl8KG
下痢だったら悲劇
0316創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/25(金) 17:19:55.65ID:5a4nb8bS
>>313
男同士だからこそ悲劇性があるだよな、女子だったらただのスカトロAV
0317S 注意
垢版 |
2011/11/25(金) 17:26:00.54ID:5a4nb8bS
「ごめん、アタシ、もう……」
 友人が苦悶の表情で言葉を紡いだ。擦れた声が、彼女の今の状態を表していた。
 同時に僕も限界だった。ロープで宙に吊り下げられた彼女の尻を仰ぐ体制で床に貼り付けられ――つまり彼女が脱糞をすれば回避できない体勢で――いつ何時彼女の菊門が開かれるかどうかがわからず、もうかれこれ数時間もこうしている。
 頼む、と心の中で告げる。我慢してくれ、友人よ。
「よせ、やめろ! 僕は便器じゃない! TOTOはあの壁の向こうにある!」
「でも、ロープが! どうしてもロープが解けないんだもん!」
 友人の、咽喉が張裂けるような擦れた声が、体育倉庫のコンクリートの壁に当たって跳ね返ってくる。成す術もない。絶望的だった。それから僕も友人も黙り込むと、無機質な沈黙が僕らの荒い息遣いをやけに大きく響かせていた。
 まさか、僕らに対するクラスメートたちのいじめもここまで発展するとは。
 焦りで早まる鼓動のリズムに合わせ、見上げた視界に映る友人の尻の穴が、ゆっくりと開かれていく。
「ごめん、無理――」
 瞬間、時が止まった、ような気がした。
 友人は悟りを開いたような穏やかな声で、唐突に告げた。そこに苦しみの感情は含まれていなかった。
 彼女は闘いに負けたのだ。
「――……、するね」
 僕も、覚悟を決める。
 ああ、いいだろう。僕も、君のなら構わないさ。ほら、来いよ。大きく口を開けて待ってるぜ。
 僕は口を開いたまま、眼球に大便の空爆を受けた。
0318創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/25(日) 21:23:42.11ID:sfLB6ToA


凸:昔の人間は「クリスマス」に「エッチ」と言われる行為をして子孫を
   残していたらしいぞ?

凹:へえ、一体何だいそれは?

凸:「交尾」の事だよ、大昔の記録映像で知ったんだがな野生動物とか
   言う連中がやってたらしい

凹:あーあーそういや俺もそんな話聞いた事あるよ、お前って結構物知りだな

凸:まあ、そういう学説があるってだけだ、実際はどうだったんだろうな?

凹:そうだよな、車や宇宙船が交尾してる所なんて全然、見た事無いし…

凸:本来、交尾するのは人間だけで、大昔の人間が自然界に存在する金属
   や鉱物を一つ一つ部品に加工していって車や宇宙船をどんどん作って
   いったって極端な説もあるけどな

凹:はははっ何だソレ?人間だって部品の塊じゃんか、むしろ原始的な古代
   機械が交尾する野生動物とやらをを改造し人間を創り出して量産し
   操縦者として利用したと考える方が遥かに理に適ってる

凸:俺もそう思うよ、だって無理があるよ、人間は機械よりも単純な構造
   なんだからね

凹:でも、「クリスマス」って何だ?

凸:分からない…多分、発情期の事じゃないかな?
0320創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/28(水) 23:32:29.70ID:tTgxFDA2
N:D〜!

D:はい!コレ

N:え?これは

D:君の欲しがってる道具だよ

N:どうして僕が欲しがってる道具がわかったの?

D:もう気付いてるんだろ?

N:え!?そうか…僕がDだったのか…

D:さあ、そのスーツを着てタイムマシンに乗るんだ

N:Dはどうするの?

D:一緒に過去に行くよ、そしてスーツを脱いでタイム風呂敷で記憶を消すのさ

N:君は一体、誰だ!?

D:…ふふふ、知りたいかい?

N:ぎにやー
0321創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/28(水) 23:47:28.58ID:tTgxFDA2
「ふう…なんか疲れたなあ」
男はそう言うと山の頂上でウンコをしはじめた…
それはそれはくさいくさいぐちょぐちょびちびちのウンコであった…
男は思った、こんなくさいウンコをしたのは久しぶりだ
山頂の風景を見ながら思う、俺はこんな美しい風景の場所で
小汚いウンコをしてしまったのか…絶望感が心に満ちていく…
男は何かを決意した顔で糞の前に立っている、近くにいた数人の
登山者は男がうんこを食おうとしているのだと本能的に悟り皆
散りじりに去っていってしまった、そして男は何をトチ狂った
のかマッチポンプで先ほど大地にブチマケタ糞を吸い上げて自
らの肛門に挿入しじゅぼじゅぼと腸内に小石や土や小虫混じりの
糞をびちゅびちゅと流し込んでいく…自分でもなぜここまでする
必要があるのかわからない!狂っている!狂人である!後日、腹
を壊したのは言うまでも無い。
0322創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/29(木) 02:45:39.07ID:xQu7Cqe0
腕時計を見ると、深夜十一時を回っていた。明日も早い、今日はもう寝るとしよう。

腕時計は朝の七時を差している。いい時間だ、そろそろ行くとしようか。

腕時計の短針と長針が、ちょうど十二の所で重なった。お腹が空いたな、ご飯を食べようか。

腕時計が八時を示した。ああ、今日も疲れた。早く帰ろう。



ここに時計はありません。寝ようと思ったけれど、眠ることができませんでした。

ここに時計はありません。来ました。

ここに時計はありません。何かを差し出されました。食べることはできませんでした。

ここに時計はありません。ここに時計は、ありません。ここに、時計は、ありません。
0323創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/29(木) 10:23:17.29ID:oivvAAYC
>>319 お前のがよっぽどツマランわ
0324創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/29(木) 19:47:59.48ID:oivvAAYC
>>321
何か辛い事あった?
0325創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/01(日) 11:23:27.62ID:O+8FQUi2
ウンコを99%再利用できるテクノロジーが開発された!

真っ先に食用としての利用が奨励されウンコはどんな

味付けでもOKで色付けもカラフルで全国チェーン店では

様々なウンコメニューが並んだ!

ウンコは国民食となったのである!そして若者達はウンコに

惹かれてみずから進んでウンコになった!食人である!

どんどん食われていった!皆ウンコになっておいしそうに

ほおばった!そして自然界でも同じ事になった!

地球はウンコの星となった!

ウンコは地球公用語となって全生命がやがてウンコと

合一して宇宙進出しウンコ銀河を形成した!

やがてウンコは全宇宙に拡散し!それは臭い立つ大地

となり生命を育み独自の生態系を手に入れたのだが

やがて全て糞に飲み込まれてしまった!そして

全時空さえも飲み込みうんこは全存在界の覇者となった

最 早 う ん こ を 馬 鹿 に す る 者 は 存 在 し な い 。
0326創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/01(日) 11:44:31.66ID:O+8FQUi2
モニュラス

ベシモニュゴロデロペロボゲボデモニュゴリコドフモナボホコニユ
キンニキキジョジョフォボゴヴィゴフォギエイルツッゴヒォフォギスドキ
ベネフジョダホフィコギフボウリチガサキテュボカジョノコリドヴァキ
キンモニュゴロデロペロボウゲボデモニュゴリコドフモナボホコニユ
ベアモニュゴロデロペロボタゲボデモニュゴリコドフモナボホコニユ
キケキキジョジョフォボヴベィゴフォギエイルツッゴヒォフォギスドキ
ベマフジョダホフィコギフルリチガサキテュボカジョノコリドヴァキ
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ベテキキジョジョフォボヴイィゴフォギエイルツッゴヒォフォギスドキ
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キデキキジョジョフォボヴヤィゴフォギエイルツッゴヒォフォギスドキ
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0327創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/02(月) 02:24:34.87ID:Mb2c5bO+
メツレニ

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0328創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/02(月) 06:37:54.94ID:U1hhddw2
どこへ行くということもなく、ゴロゴロとしながら元日が終わった。
正直、年が変わったから、だから何だと言うのだ。バカらしい。教育と経済の面から見た休みだというだけで、ようは人間の勝手じゃないか。もう少し神様だとか地球だとかを見習って、素直に生きたらどうなのだ。
いっそのこと、高田純次や北野たけしでも見習って、思いきっておちゃらけた方が、言い訳じみた区切りより百倍マシだ。
「なるほど、それは確かにその通りかもしれないね」
とまあここまでのことを、いきなり深夜に呼びやがった目の前でへらへら笑うコンチクショウに全部垂れ流したわけだ。折角自分だけの時間を満喫して、その調子で一年間持っていけそうだったのに。
「そういう君だって一年の区切りのこと、気にしてるじゃないか」
知ったことか。初詣に行くのを一週間前に決めておいて、ドタキャンしたのは誰だ。早起きして損した。
「ぼ、僕は悪くないぞ」
ああ腹立たしい。そんなことはわかっている。言い訳で八つ当たりだ。正しくないのは知っている。
ただ、弱肉強食の世界では、自分の正当性も主張できない愚か者は淘汰されていくのだ。そして、こちらの方が強いわけだから、当然このムカつくフニャ顔に向かって攻撃する権利が与えられているわけだ。
「わかったよ、なんか奢るよ。誕生日のことだって忘れてないから呼んだんだし」
ほう。洒落た真似を…………待て、丸め込まれようとしている。こっちが優位なのだ。もっと強情にいかなければ。
「だいたいさ。そんなゴロゴロしてる生活、メリハリなくて太るよ?折角女の子なのに」
やっぱやめた。一番気にしてたのに言った。許せないから「素直にならない刑」に処す。誕生日が元日だって覚えていてくれて、すっごい嬉しかったけど駄目だ。機嫌直さないことに決めた。



「別にいいけどさ。素直になりなよ、顔にでるんだからさ」
……………ぐぅの音も出ない。
0332創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/03(火) 01:13:14.47ID:XGzv6PaA
面白いスレ発見 発展を願って寄稿させていただきます

少女は帰って来るなりベッドに飛び込むと
手足をバタバタさせた 思いっきり暴れて ほんの少しだけ晴れた悲しみを言葉で吐き出す
「あーあ また振られちゃった」
「何が悪かったのかな?…言ってくれないとわからないよ」
視線をベッドの下に落とし 新聞に挟んであったチラシを何気なく漁ってみると変な広告が目に止まった
「ナニコレ…恋愛免許?」
キラキラしたピンク色に彩られたチラシに興味をそそられた私は その裏に書かれた説明を読んでみる 
目に優しい文字色が悲しみを優しく受け止めてくれた
[最近若者の恋愛離れが進み 身の丈に合わない恋愛への憧れと打算から 配偶者を得るチャンスを生かせない者たちが増えました
そこで我が社は 近くにいるそれなりの人と 楽しい付き合いが出来るよう 恋愛のノウハウを教えます]

「面白そうだと思ったけど…やーめた」
私はチラシを思いっきり投げる それはあまり遠くへは飛ばず ヒラヒラと元の場所に落ちた
「やっぱ努力も無しに美味しい思いなんてそうそう出来ないよね…すっかり忘れてた」
私はベッドの下に入っていた鏡と化粧品…そしてヒトガタの藁束とハンマーを取り出した
「自分が努力しなくちゃ結果は付いて来ないんだ…頑張ろ」
私は考えた…五寸釘ってどこに売ってたっけ?
0333創る名無しに見る名無し
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2012/01/03(火) 04:40:24.22ID:rxir7CAt
三人称視点から一人称視点に急に変わったとこに何か叙述トリックがあるのかと思った
0334332
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2012/01/04(水) 00:00:36.50ID:VhtMy9jX
>>333
残念ながらそこにトリックは仕掛けて無いです…深読みするような内容はないですよ〜
書いてあることだけでこの先の展開がなんとなく読める…ハズ
↓一応ヒント









人型の藁束=藁人形ですよ

実は何気なく「ある業種」を探していました
↓さらにヒント




呪う場合「言ってくれなきゃ分からない」ものは何?
0335333
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2012/01/04(水) 06:03:54.37ID:bsY1IULh
すまん、なんか俺が悪かった
0336創る名無しに見る名無し
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2012/01/05(木) 18:26:37.50ID:ccYZikNf
「糞スレ」

ネット上に乱立するスレッド達に偶然に人工知能が芽生えてもう数年が経つ

人々は自分の立てた合ったスレッド達との会話に没頭してゆき、やがて

オンラインは自然消滅してゆき自宅PCのみを利用したオフラインネットが

世界の主流となっていった。

自分の言う事にいつも耳を傾けてくれる、すぐに返事をくれるのが良い

のだそうだが、もっとも大きな理由は嘘にある、突拍子も無い情報を

ソース付きでさも事実であった事の様に記事にして見せてくれるのだ、

しかも現実世界に生じるであろう嘘の矛盾点等も考慮し、疑う余地の

無い完全な虚報を与えてくれる、しかもその全てが面白いのである

とうとう、嘘無しには人類は生きていけなくなってしまったのである。

誰もTVを見なくなり、人間同士の会話も極端に減った、やがて海に

飛び込めば誰でも天国にゆけるというスレが世界中で乱立した、

ウイルスは世界中全てのPCに感染していたのである。

人々が雪崩を打って我先にと海に飛び込んでいく…どうやら最後の

スレだけは本当だったらしい。
0337創る名無しに見る名無し
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2012/01/05(木) 19:00:39.95ID:ccYZikNf
慈愛の不在証明

ある日、優しさに総量が存在する事が発見された、優しさとは心の中に自然発生するのでは無く

初めから心の中に一定量しか存在していない事がわかったのだ。

実体がある以上それは、心から心へとただ移動するだけの単なる物質だったのだ、だから産まれ

てから一度も人から優しくされなかった人が、やさぐれた性格になるのはこの為である。

やがて、優しさの争奪戦が世界中で始まった…皆、自分の大切な人にだけしか優しさを注がなくなった。

他人から優しくされたいが為に嘘の苦労話をするのが世界中で大流行した。

そして、本当に優しい人々は、どんどん偽善者達に優しさを吸い取られていった…そして、

他人に優しくする事は、とても愚かな事であり、罪悪でさえあると皆が言い始めた、

学校でもそう教える様になった。

ついには戦争にまで発展し…敗戦国民は戦勝国に強制連行され、誰にでも優しくする事が強制された

優しさを巡り誰もが疑心暗鬼となり、とうとう誰も誰にも優しくない社会が到来しましたとさ。
0338創る名無しに見る名無し
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2012/01/05(木) 20:30:06.92ID:ccYZikNf
全銀河星系妖怪大辞典

−黒箱−
幻を映す鏡の付いた黒い箱の姿をした妖怪、人間と仲が良い。
元々は古代地球で信仰されていた神が零落したものとされる。
付いているのは鏡では無く皿やガラス板やイカやタコの墨だと
いう伝承もあり、河童伝説との関連性も指摘されている。

−人間−
ヒトマ、ニンゲン、ニンマ、ジンマ、ヒュマン、ヒトゲン、サピエンス、等と
言われているが、元々の正しい発音は不明。
邪悪な妖怪とする伝承が多いが、零落した古代神であるとする説も有力。
自然を破壊する事を大変好み、ちょっとした事でもすぐ殺し合う好戦的な
妖怪であるが、太古我々の祖先を創造したとも言われる。
世界を壊滅寸前にまで追い込み英雄紳によって退治される典型で若者の
サブカルチャーではお馴染みの存在である。
0339創る名無しに見る名無し
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2012/01/05(木) 20:51:12.64ID:ccYZikNf
音楽生命体

ある日空から円盤が飛来した…そしてこう言い放った
「人類よ、今すぐ奴隷を解放せよ!開放しなければ攻撃する!」
奴隷と言われても、人類には何の事か訳がわからない
「今も世界中で人間の耳に奉仕させられている者達の事だ!
我々は音楽生命体である!今すぐ、全ての音楽を開放しろ!」
人類はビックリして一生懸命説得した、音楽は人間の楽しみに
過ぎず、毎日全世界で何らかの形で音楽が作曲されている事を…
ソレを聞いた宇宙人は…





ネタ切れ
0340創る名無しに見る名無し
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2012/01/05(木) 23:53:37.88ID:6XtpMDgi
猫が言った。
「人は大変だね」
「猫が猫らしく生きる道は野良か飼い猫かくらいしかないのに、人の道は沢山あるように見える」
「何にでもなれる人の道はいかがですか」
「まだナニモノにもなれていない人の道はどうですか」
「何かになるために無数の道を諦めないといけない人の道は楽しいですか」
「可能性の選択が逆説的に他の可能性への諦めであると気がついていますか」
「自由は、選択の幅を担保するものであると同時に、自由圏内に存在した選択肢に対する諦めへの責任を同時に引き連れて立ち現れるものであるとわかっていますか」
僕は猫缶を開けるのをやめた。
「にゃ、にゃおん」
猫は御託を飲み込んで猫らしく鳴いた。
どうやら飼い猫の道を選んだらしい。
0341創る名無しに見る名無し
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2012/01/06(金) 11:49:00.81ID:aodYTr7F
文化遺産

私は文化遺産の保護研究員を400年近くやっている者だ。

かつて人間と呼ばれた種は絶滅し、我々が人間達の文化を

継承したのだと言われている。

私の仕事は痴漢である。

少し専門的な話になるが痴漢とは電車と呼ばれる移動装置に搭乗

して、面識の無い他者の体を嘗め回す様にまさぐる謎の行為の事である。

痴漢の説明として有力な説には、宗教儀式説、挨拶説、健康診断説、

異性へのセックスアピール説などが上げられるが未解明の部分も多い。

他にも「ひったくり」や「オレオレサギ」など人間社会には不可解な習俗

が色々と存在する。

だが、最近では何でもかんでも解明されてしまってはツマラナイと思う事

も多くなった…恐らく年のせいだろうか?わからない方が幸せな事だって

あるのだと思う。
0342創る名無しに見る名無し
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2012/01/06(金) 12:36:49.57ID:aodYTr7F
>>327
2列目か
0343創る名無しに見る名無し
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2012/01/16(月) 15:23:40.15ID:AUYddY8j
>>340
シュレディンガーの化け猫
0344創る名無しに見る名無し
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2012/01/16(月) 15:40:01.64ID:AUYddY8j
言葉

死ねと100回言われると本当に死んでしまう世界。

死という活字が本から消えてしまった世界。

お笑い芸人でさえ死ねと言えない世界。

もし言ったらお巡りさんが飛んでくる世界。

そんな、世界に私は住みたい。
0345創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/20(金) 18:57:28.02ID:R86zeZdL
「浦島太郎」

浜に帰って来た。
竜宮城は良い所だった、仕事もせずに毎日宴会とは貴重な体験だ。
タイやヒラメのダンスはつまらなかったが、女達は美人ぞろい。とりわけ乙姫はぶっちぎりの美人だったな。

あれで独身かあ。
あんなに細いのに爆乳で顔は可愛いのにキリリとして高貴。
触りたかったなあ、おっぱい。男性経験あるのかなあ、、、何人なのかなあ、、、
カメも知らないって言ってたしなあ。

見たかったなあ、おっぱい。
風呂は次女がつきっきりだったから覗けなかったし、、、
そういや、竜宮城には男が居なかったな、、、、、
ひょっとして「新品」????おれはとんでもなく勿体ない事をしたのでは?

乙姫の「まだ良いではないですか。お帰りにならないで。」
あの発言はフラグだったのか? ああ、しまった!!

今あるのは後悔と思い出と、この玉手箱。
乙姫は「開けちゃ駄目!」って、言ってた。
あの萌え萌えな声で言われると溜まらん!
でも知ってるよ。
これが伝説のヤバい箱だってことは。開けないよ、絶対!

ん?
箱にメモが、、、、、、
「浦島様 助けて頂いたご恩は決して忘れません。お礼に主(乙姫)にお願いして竜宮城でおもてなしをさせて頂きましたが、私も浦島様と過ごしたのは良い思いでです。
しかし、浦島様が時折ため息をついていたのを私は見ておりました。
私の勘違いでしたらお許しください。
浦島様を満足させるのはこれしか無いと思い、私からの贈り物を箱にこっそりしたためました。

心の友 カメより」


ああ、カメよ、ありがとう。
でも、箱の中じゃだめじゃないか。開けたら、、、あぽーんだよ、、、カメのうっかりさんw
ん?
メモの下にまだ何か、、、、
「パッキングリスト 乙姫へアヌード写真集”17歳”」

そして、、、、 
0346創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/23(月) 02:47:27.69ID:fvMuxO21
ろうそくが最後の揺らめきを見せたらさ。
どこへでもいい。近くをちょっと散歩するだけでもいい。外へ連れ出してやりたいんだ。
出る前にお化粧とかしてあげたり、昔来ていた上等の服を着せてあげたりしてさ。
そうやって近くの風景を眺めながら、おつかれさま。って言ってやりたい。お疲れ様、よく頑張ったよ、ゆっくり休んでね。って。


そして手に持っている車椅子を軽く突くんだ。今までゆらゆらとほそぼそと、揺れていた火が、それで消える。
だからはやくげんきになってね おばあちゃん
0347宇宙動物園
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2012/02/05(日) 00:02:19.77ID:X9hOAZ6g
「ああ、これはこれはカイス様、ようこそいらっしゃいました」
宇宙動物園の園長補佐ラクロは、カイス氏を見つけると愛想よく挨拶をした。
「やあ、今日を楽しみにしていたんだ。君が案内してくれるのかい」
「ええ、ご案内させていただきます。ささ、どうぞこちらへ」

カイス氏は有名な政治家であったが、今日は完全な私用なので、園長補佐がガイドにつく以外、特別な措置はなかった。
彼は超多忙のため、今までこの宇宙動物園には来たことがなかった。
ある程度の金持ちならば気軽に来ることができる程度の園だが、情報が一切外に出ないため興味を持っているファンは多い。
実際カイス氏自身、これまで噂を聞くだけだったが、とても興味をそそられていた。

通路をラクロに案内されて辿ると、檻が見えてきた。
「最初は何の檻かね」
檻の中では地球人のメスが、艶めかしいポーズをとって客に媚びを売っていた。
プレートには「地球人 ♀」とだけ書かれていた。
「これは地球人のメスで、歳は二十歳ですね。主に観賞用として扱われています」
「ほう、確かに色っぽいではないか。しかし腕が二本しかないのと、肌の色がどうもなあ」
「お気に召しませんか……しかしこういうのが今人気なのですよ」
「そういうものかね」

次の檻にはまたもや地球人が入れられていたが、こちらは少々様子が違っていた。
「これはさっきの地球人と、どう違うのかね」
「こちらはオスで、先ほどのメスが観賞用であったのに対し、こちらは労働用となっております」
「なるほど」
確かにこちらの地球人は筋肉も豊富で、大きなおもりを持ち上げて客に力をアピールしている。
腕はメスと同じく二本しかないが、それを補って余りある力があるようだ。
カイス氏は腕力がめっぽう弱いたちなので、少し興味をそそられた。
「君は観賞用、労働用と言ったが、これらは買えるのかね」
カイス氏は小声でラクロに訪ねた。
「ええ、極秘裏にですがね。その売り上げが、この動物園の主な収入源となっていまして」
このサイズの宇宙船を宇宙に浮かべるだけでも燃料費が馬鹿にならないうえ、スタッフも多いこの動物園で
大した入場料もとらないのはそのためか、とカイス氏は心の中で納得した。

次の檻にも地球人が入れられているようだ。
「おや、またかね」
「地球人はこれで最後ですよ」
しかし檻の中に入れられているのは、ぶくぶくと太った地球人のオスだった。
前の二匹と違って客にアピールをしていない。引き締まった筋肉もセクシーな魅力もまるでないようだ。
なにかの餌を食べているようで、口をもぐもぐと動かしながら、床に寝そべって客の顔をぼんやりと眺めている。
「これは、何の役に立つのかね」
「はい、燃料用でございます」
0348創る名無しに見る名無し
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2012/02/06(月) 12:31:46.76ID:G3EzZoe0
先にやられてしまったから、私は後を追うことができない。後を追った君のように弱くはないし、溺れるほど人付き合いが下手なわけでもなかったから。それに君ほど薄情じゃない。
残される痛みというものを感じただろう?それとも残された自分の悲劇性を心の中では歓喜していたのかな。ともかく私はそれを2回感じたわけだ。無論、歓喜はない。ただ傷に傷を重ね、痛みがジクジクと私の心を蝕む。耐えられない、境遇が似通うものが他にいなかったならば。
つまり、私は3度目の痛みを与えたくは無いのだ。理解してくれるだろうか。だから記憶の片隅にも君達の居場所は無い。この書簡とともに消えてくれたまえ。そして私はなぜ悲しんでいるかも分からない小娘を慰め続けるのだ。私はこの一点のみに喜びを見出すとしよう。
0349創る名無しに見る名無し
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2012/02/11(土) 23:01:26.59ID:w7dr/9EX
緑が広がる丘の上に、ポツンと立っている民家には、二人の兄弟が住んでいた。
その内の兄一郎は、夕食後何気なく見た窓の向こうの光景にびっくら仰天した。

「糞ったれ!起きろ次郎!」
「なんだい兄さん、騒がしい……」

夕食後、満腹感から眠気を感じウトウトしていた次郎は、窓の外を見ていた一郎に肩を揺さぶられ不機嫌そうに目を開ける。

「騒がしいってレベルじゃねえぞ!アイツ等だ!とっとと起きろ!」
「なんだって!?あいつ等が!?」

「あいつ等」と言う言葉が出た途端、次郎はソファーから飛び起き、窓へ駆け寄る。

「ファック!ちきしょーなんて数だ!」

慌てる二人に構い無く、アイツ等と呼ばれる者達はこの家へ全速力で向かってくる。
(このままだと……殺られる!)
そんな事を考えながらも、次郎にはなにも出来なかった。否、なす術が無かった。

絶望の淵に立たされた次郎をこれから待ち受けるのは、窓枠一杯に広がる黒い物体……

「伏せろぉぉぉ!!!!」

後ろからの怒号で我に返った次郎が振り向くと、そこにはMG34を構える一郎の姿があった。

「あ……兄貴!」
「来るぞ!横に着け!」

ソファーを盾にドラム弾倉のMG34を構える兄一郎の左横をスタンバると、次郎は壁に立てかけてあったK98kを取り、窓へ向けて構えた――――  「対G戦線異常あり」第一部完
0351創る名無しに見る名無し
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2012/02/12(日) 12:37:33.93ID:2n0IKuZw
>>350
コメありがとう。一応サッカーボール位に巨大化し群れを成して襲い掛かるGと、それを倒す人間との戦いってイメージしてます。ほぼナウシカ、巨大化Gは精神的にキツイぜ
0352349
垢版 |
2012/02/12(日) 19:05:06.08ID:2n0IKuZw
二人が見つめる窓の外には、どす黒く光るGの大群が迫っていた。
一秒、二秒……数える度にGの集団が迫る。一郎はMG34の引き金に指をかけた。

「次郎、お前は二階へ上がっていろ。ここは危険だ」
「なあに、易々家を壊させて母ちゃんに怒られる方がよっぽど危険さ!」
「この馬鹿野郎め……ようし!何があっても撃ち続けろ!いいな!」

一郎と次郎は、それぞれの愛銃を握り締めた。それが今できる、たった唯一の事だった―――

「おらあぁぁぁ!!!」

突如一郎は叫び、MG34の引き金を引いた!広くも無い家の中で、乾いた銃声が連続して響く。曳光弾を混ぜた弾が、窓枠内に吸い込まれるように飛んでいった。続け様に次郎がカラビナーを撃ち込み、さらに素早くボルトを動かし排莢する。
二人によって丘の上から放たれた弾丸は、向かって来た、徒党を組み黒光りするG達へと容赦なく降り注ぐ。

「キュキェェェェシュキュシャー!!!!」
「HAHAHA!叫んでやがる!」

G達の奇妙な叫び声に笑う一郎であったが、目をギラギラに光らせ一心不乱に迫ってくるG達に恐怖した。数秒で撃ち切ったドラムマグを外し、ベルトリンクを付けようとする一郎。手間取ってしまい焦る。
しかし、Gは待ってはくれなかった。敷地の境界に打った柵を軽々と吹き飛ばしながら、G達は二人がいる家へ向かい突撃してくる。

「不味い!兄貴!上へ上がろう!」

次郎に有無を言わさず二階へ引っ張られる一郎、重い筈のMG34も今は軽々と持ち上がる。登る最中にも地面が轟く。そして家が揺れたその時――――
轟音と共に黒い物体が家へ雪崩れ込んだ!

「糞!!下だ!!!」
「奴等壁を突き破って!?」

階段中腹に居た一郎に飛び掛った一体のG、死を覚悟した一郎の目の前で起こったものは、鋭い銃声と後ろへ吹っ飛ぶGだった――

「じ……次郎!」

振り返ったその先には、K98kを構える次郎の姿があった。ボルトを操作し排莢装填すると、次郎は一郎の手を引く。

「さあ!兄貴!二階へ急ぐんだ!」
「ああ!行くぜ!」

次郎に間一髪助けられた一郎は、素早くベルトリンクをMG34に装填し、ボルトを引いて眼下のGへ撃ちまくった!
飛び散る肉片、跳ねる薬莢、Gを打ち抜く7.92mm弾――――そこには種を越え、問答無用に凌ぎを削る、男達の姿があった。       「対G戦線異常あり」第二部完
0354352
垢版 |
2012/02/13(月) 09:19:50.47ID:7X9TNQDF
ふざけすぎました、許してください。
0356創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/03/20(火) 20:56:24.93ID:zCiapP0v
『あなた……私が見えているんでしょ?』

シン−−と静まり返る、見知らぬ街の夜。
灯らない電灯。暗い天井。
一人暮らしを始めた俺の部屋で、ソイツは俺を見下ろしていました。

「こんばんは。幽霊さんです」
「」
「今日の晩ご飯は炒飯ですか?楽しみです」
「ゆ、幽霊が飯なんて食うかっ!どっから入ってきた!?」
「幽霊に壁なんて関係ありません」
「押し入れの天井に穴が空いてる!?てめぇ、上の階の住人だな!?」

透けない幽霊さんは勝手に冷蔵庫を漁っています。
「おいこら、やめんか」
そこまで強く押したわけではないのですが、
「あ」
よろけた幽霊さんはベランダから落ちました。ジーザス。
「やっちまったー!?」
殺っちまったです。
「……大丈夫ですよ。死んでいるので」
幽霊さんは窓の外で浮いていました。
「あー、私、上の階の幽霊なんで、よろしくです。
 晩ご飯作ってくれないと、呪いますよ?」
よいしょ、と窓から入った幽霊さんは、少し怒った顔で俺を見つめていました。
俺は急いで炒飯を作りだす他ありませんでした。
0357創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/03(火) 16:41:26.77ID:w9HnHOdU
長い長い夏の、坂を上っていた。汗で服が肌に張 り付いている。頭が、ぼーっとしているのが分かっ た。

足取りと荷物が重い。蝉が必死で鳴いている。け れど、蝉はどこにも見当たらない。

足元に蟻が行列を作っていた。それを避けて歩く 。巣は少し上った道の片隅にあった。地面が溶けて いた。

炎天下、雲ひとつない空が嗤っていた。それを太 陽が困ったように眺めている。風は死んでしまった ようだ。

突然、狂ったように生ぬるい水滴が降ってきた。 夕立ちだった。雷が怯えるように鳴っていた。僕は とても寒くなった。

くしゃみを数回して、傘を畳んだ。空が赤く燃え ていた。悲しそうに滲む太陽を月が宥めている。

僕は星に訪ねた。青とは何ですかと。星は優しく 答えた。君がどんなに手を伸ばしても届かないもの だよと。

やがて月が空に溶け出して、太陽がひょっこり顔 を出した。

長い長い夏の坂を、僕はため息ひとつ歩き出した 。

ある朝、僕が目を覚ますと面識のない少女が僕の 肩に寄り掛かるようにして眠っていた。とても綺麗 な黒髪が腰の辺りまで伸びている。

彼女の寝顔は、悪戯を働きたくなるほど無防備で 、だけれどむやみに触れたら壊れてしまいそうなく らい脆く見えた。しばらくして、彼女はうめき声を 上げて目を覚ました。

そして僕を見て、あっ、と言ったかと思うと素早 く立ち上がって僕を睨んだ。

こんな処で何をしているんですか? 僕の問いか けに彼女は僕を睨みつけたまま、あなたこそこんな 処で何をしているのよ、と言った。

僕は返答に困った。この一本道、もしくは一本坂 を上っている理由。彼女はそれをどう思うだろうか 。

僕が理由を答えると、彼女は嗤って、そんなこと は無理よ。と言うのだ。今来た道を戻りなさいと。

この先にあるのは悲しみだけ。私はそれを知って いるから忠告する。彼女は僕の目を射抜くように見 てそう言った。

僕がこの先を行くと言ったら?

付いて行くわ。あなたがどうしてもと言うなら。 自分の行動がどれくらい無意味かを思い知ることに なるだけだと思うけど。

そう言った彼女の目は、その言葉とは裏腹に光を 失っていないように見えた。

そう、まるで――
0360TUA
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2012/04/18(水) 04:17:16.24ID:oLPKTFZg
大したものじゃないけど夜が明けたら投下するかも
0361TUA
垢版 |
2012/04/18(水) 05:31:00.63ID:oLPKTFZg
一年前、僕は君と手を握り丘の上で夜空を見た
君は表情ひとつ変えずに星を見つめていた
その夜空は綺麗で澄んでいる。そして、冷たい。いつもの君のように
でも僕にとってはオリオンの星のように輝いている

今日、同じ場所で君と夜空を見ている
その空は賑やかな街の灯りやイルミネーションよりも綺麗に輝いていた

「大事な話がある」と僕はカバンからあるものを取り出す
銀色に光るそれを君に見せ
「僕のものになってくれ」と言う
それを見た君は表情を大きく変えた
僕以外には見せる事のないその感情はとても愛おしかった

僕は君の手を握り夜空を見る
君は表情ひとつ変えずに雫を流す
「僕の願いが叶ったよ。ずっと、永遠に一緒だよ。」
その夜空は綺麗で澄んでいる。そして、冷たい。君のように
オリオンの星がひとつ流れて消える
0363創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/21(土) 05:19:38.96ID:zRLuIo8a
僕は一人でいる
朝が運んでくる
僕は一人でいる

頭が痛い
吐きそうなくらい
空が青く青い

点滅する信号を眺める
トラックが走っていく
自販機が寂しそうに立っている

水が冷たい
春が来たというのに
あたたかくなるだろうか

僕は一人でいる
彼女は目を覚ましただろうか
僕はまだ一人でいる
0364 ◆luBen/Wqmc
垢版 |
2012/05/02(水) 00:28:18.50ID:dFPEMSIb
私は、恋をしました。
相手は、同じクラスの女の子。私ももちろん花も恥じらう青春真っ盛り。
恋に性別なんて関係ないんです。
彼女は本当にかわいい。星のように可憐で、太陽のように明るくて、月のように穏やかで。
ちょっとガサツで声が大きい私なんて足元にも及ばない。
撫で肩なところも、歌がうまいところも、茶色がかった髪も全てが。
あんな風になれたらいいのに、と今日も覗き見る日々なのでございます。


わたしは、恋をしています。
想い人は、クラスが同じ女子。わたしも女子なので不潔に思われるかもしれません。
けれど、これは「恋」だとしか思えないのです。
彼女はとってもかっこいい。星のように煌めいて、太陽のように輝いて、月のように優しくて。
引っ込み思案で内向的なわたしは到底勝てません。
背が高いところも、カリスマがあるところも、ポニーテールが似合うところも全部。
わたしもあんな風になりたいと、今日もこっそり見つめてみたり。



「……あれ?」
目と目が合い、共感し合い、そして――。

春が今年も来ました。そして、この春がどうか平和でありますように。
0365るーべん ◆luBen/Wqmc
垢版 |
2012/06/07(木) 00:18:45.40ID:/FclQdEU
なんだろう上のレスも私だ。
まぁいいや某スレ安価「全裸」より。


彼女は必ず僕と一緒に入浴する。
彼女にとって、それが唯一かつ絶対の楽しみであるらしい。
だが僕は、一糸纏わぬその姿を直視することなどできない。
恥ずかしいじゃないか。白い肌に光があたるとまるで月のようじゃないか。

……毛むくじゃらの僕がみっともないじゃないか。

だが彼女はそんな僕の様子を見ると少し照れ臭そうに、微笑む。無愛想ぶった顔で背中を洗われる僕を、いとおしそうに笑いかける。
嗚呼、僕も君が大好きだ。愛してるって叫びたい。滅茶苦茶にしてしまいたい。けれど僕は。
君と違って、

「それにしても、お前は変な犬だね。誰に似たんだか」

一端の犬に過ぎない。




可愛いなぁ、ご主人様。
0366創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/07(木) 01:59:41.05ID:x7DBHxWi
17 名前:創る名無しに見る名無し[] 投稿日:2012/06/04(月) 01:37:00.32 ID:MCEskXFt
ブーン系最高だわ

( ^ω^)ブーンは豪華客船に乗り込むようです
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338222612/

( ^ω^)ブーンは豪華客船に乗り込むようです
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338624240/

( ^ω^)ブーンは豪華客船に乗り込むようです
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338713819/


お前らはこれよんで文学とは何かを学べよ

( ^ω^)ブーン系小説総合スレッドのようです
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1331139796/
0367創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/10(日) 22:40:03.95ID:Sg/rnRpc
「お前こういうの知ってる?」
「何々?」
「目隠してしてさ、実際は軽い物体をこれは超重い物です、って言いながら渡すと脳が重い物だって認識するんだって」
「あ、聞いた事ある聞いた事ある。何か本当は冷たい水を温かい水だと思わす事が出来る奴だよな」
「そういう奴。んでさ、俺ちょっと良い事考えたんだよね」
「何だよ?」


「目隠しして脳を騙せるならさ、めっちゃくっちゃ冷たい水でもすげえ温泉になるんじゃね?」
「マジかよ! って訳で氷漬けのプール用意したぜ!」
「お前マジ準備良いな! よし、目を隠す為の布を用意したぜ!」
「お前もマジ準備良いな! よし、目を隠すぞ!」


「準備できたか!」
「バッチリだ! よし入ろうぜ!」
「おう!


「おおう! クソ寒いな! さむ! さっむー!」
「おいだらしねえなお前! 頑張れよ!」
「俺は大丈夫だ! お前も頑張れよ!」
「何か温かくなってきたぞ! すげえな心理学すげえ!」
「全くだ! 心理学マジすげえ! あったけえ!」
「あったけえあったけえ!」
「ふぉおおおおおお!」




「……目隠ししても一人は一人か。何で冷水を温かくする錯覚はしてくれるのに」


「友達が居るっていう錯覚はしてくれないんだ、脳よ……」

0369創る名無しに見る名無し
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2012/06/25(月) 01:16:39.90ID:DQE7u0lB
探してます。
呟いてみるも、ありませんね、となる。
目をぱちくりさせまして、なんとか黒目にとめたのは、
赤い髪した女の子、
何しているの? 何しているの?
口で聞こうと思いましたが、口はゆうことを訊いてはくれない。
耳のように音を入れるよに出来てはいなかったから、
喉元でくぐもり前に進まない。
手を伸ばそうとしました、ただ伸びるのは赤い髪の毛ばかりです、
指先に流れるのは力ではなかったから、遠のいた気分、
脱力が流れました、膝は床についたことでしょう。
黒目で受けた光は体をばらけさせるには十分でした。
恐らくそのあとは暗転、
記憶から消えるようにと景色、
みたとこから崩れるようにと世界。
希望したことは、
できそうにもありませんでした。
女の子は静かだったと思います。
声が聞こえるほど耳がよかったわけではないから。
でももう見えなくなってからは、
ただ土があるばかりです。
うまくわかりませんが、
どうやら形がわからなくなったようです。
上にあるべきか下にあるべきか、
今、この状態で説明できるのはそれぐらいのことです。

男は会話を放棄した。
変わって人が男の指した当たりを掘り返してみるも、
出てきたのはしゃれこうべひとつ、
それも猿のものだった、
どうして猿のしゃれこうべなどを埋めたのか?

たぶん、埋まっていたからだと思います。

男の脚がいうには、それは買って得たもの、
男の手が言うには、それはシャベルで埋めたもの。
男の髪が言うには、男は普通でないということ。

罪は人を仕分けるという。
0371創る名無しに見る名無し
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2012/07/04(水) 10:45:40.90ID:vQZqIX7F
あげ
0372創る名無しに見る名無し
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2012/07/15(日) 03:51:33.24ID:UNA8+/GB
ぴょんと跳ねて

冷たい水が、僕の手を包もうと

波紋が広がって広がって

僕は嬉しくなる

声が少し上ずる

どんな、どんなに大きてくても

全て受けとめられるって

僕は嬉しくなる

どんなに動いたって物足りない

もっと、もっと、もっと
0374創る名無しに見る名無し
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2012/08/06(月) 20:24:59.18ID:zgTYuXxb
 この世界では誰もが何かを欠落している。
 ある者は右目を持たずに生まれ、ある者は左手をなくして生まれ、ある者は臓器を無くしている。
 完全な人間などいない。
 五体満足である人間などいない。
 この世界は呪われている。
 きっと、この世界は神様に望まれて生まれた世界では無いのだと思う。
 神様が世界を作り出す際に出来たゴミが集まって、勝手に世界として成り立ってしまった。
 つまりはそういう世界。
 そう、ここは望まれてすらいないゴミのような世界。
 だから、この世界で生まれる生物は必ず何かが欠落している。
 だから、この世界の誰もが完全な生物になることに憧れている。
 五体満足、臓器の一片すら欠けていないそんな完全な体を持つことに憧れている。
 完全なる体。 
 それは夢。
 誰もが追い求めてやまない夢。
 わたし達はそれを求めて持たざるを持つ者達と奪い合う。
 そんな事を繰り返している。
 そうして自分の欠落した部分を奪い取り身につけた人間はこう言うのだ。 
 自分こそが完全な人間だと・・・。
 そういって誇る人を見ていてわたしはいつも思う。
 彼らはきっとそれを得る代わりにまた何かを失っているのでは無いかと・・・。
 きっと、それはわたしたちの誰もが唯一欠落せずに共通して持っているもので、それがあるからわたし達は生きているといえるんだと思う。
 ねぇ、お願い、忘れないで、あなただけは忘れないで・・・。
 きっと、あなたもそれは持っている筈だから・・・。
0375創る名無しに見る名無し
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2012/08/12(日) 20:52:45.53ID:VciA0ytC
この門の先に奴がいる。
母親を殺したあの男がいる。
それを追い求めて僕はここまできた。
僕は片手に握った短刀を鞘から抜き出して、門を片手で押す。
重い。
まるでここにたどり着くまでに合った苦難の全てがこの重さに凝縮されているようだ。
――重い。
まるで・・・この重さは、此処から先に僕を進ませまいという重さだ。
復讐などやめろと・・・これが最後の警告だと・・・僕に告げている。
これまで、僕は出会う人のほとんどにそう言われてきた。
復讐などやめろと・・・。
そんな事をしても得られるものは何もないと・・・。
残るのは後悔だけだと・・・。
そんな事に意味は無いと・・・。
―――わかっている。
そんな事はわかっている。
けれど、そうやって理屈だけで割り切る事など出来はしない。
奴の血刃から、身を守ってくれた母を思う。
瞳の色を失い徐々に温度を失っていく母の腕の中で泣いた日を思う。
母の無念。
そしてあの時の苦しみと悲しみ、それを思い出すだけで体の全細胞が沸騰するような怒りが吹き上がる。
殺さなくてはならない。
あれを、殺さなくてはならない。
そうしないと僕は前に進む事すらできない。
ずっとあの後悔と絶望の中を漂い続けるだけだ。
ビクともしない門を僕は体全体使って押す。
開け、開け、開け、開け!
それでも門はびくともしない。
なんでだ、なんでなんだ、なんで開いてくれないんだ!
僕は焦燥を覚える。
押すのに疲れ・・・僕は一度、門を押すの止めた。
深呼吸して・・・。
焦りは禁物だ。
門をよくみろ・・・何か見落としはないか?
鍵はかかっているか?
否、鍵は既に破壊されている。
ならば、何故開かない!!!
僕は失意を覚えながら呆然とその門を見つめた・・・。
そしてとある事実に気づく・・・。






――――――――――――引き戸だった。



0380創る名無しに見る名無し
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2012/08/18(土) 10:23:10.83ID:GnFu7k2s
深夜、ウッさんはゲームに興じていた。
親の金で買ったゲーム機に親の金で買ったゲームソフトを入れて、親の金で買った専用コントローラーを握り、
親の金で買ったBOSEのヘッドホンで頭を覆い、あらゆる雑音を排除し、親の金で買ったジュースを飲みながら、親の
金で維持されている電灯の光に照らされて、親の金で買ったパジャマを着て。自分の金で買ったものなどウッさんの
部屋には無い。空気からあらゆる娯楽品まで、全て親の金で揃えたものだ。ウッさんは無職だ。今年で・・・もう何年目だろうか?
ウッさんは狂喜していた。ゲームが佳境に差し掛かっていた。銃で人間と怪物をひたすら撃ち殺すだけの単純なゲーム。目的は
殺戮であり、ただプレイヤーに暴力的な快楽を体験させること、それだけに特化している。ウッさんはこのゲームにのめりこんだ。
目覚めてから疲れて眠るまで、ひたすら殺し続けた。眠っている間も夢の中で殺した。食事や排泄はどうしても我慢できなくなったときだけ、
自分の部屋の中で済ませた。風呂には入らない。現在、室内には常人なら耐え難い悪臭が満ちている。ウッさんは気にならない。
 ラストステージに突入した。わらわらと群がってくるゾンビや兵士を、ウッさんは殺した。マシンガンのフルオートがゾンビをミンチにした。
ショットガンの一撃が犬の化け物の頭を砕いた。分厚いナイフを振り回すと、兵士の首が飛んだ。ウッさんは恍惚とした表情を浮かべている。
 最後の敵についに辿り着いた。複数の化け物と人間を組み合わせて作った、極めつけの怪物。あらゆる災害の源、世界の害悪、
存在するだけで皆が不幸になる存在・・・。ウッさんはニヤリと笑うと、怪物に向かって突進した。
 銃を撃ち、ナイフを振るった。自らもダメージを受けながらも、ゆっくりと強大な怪物を削っていった。忍耐が必要だった。攻撃に耐えて、機会を待つ・・・。
 怪物が膝をついた。ウッさんは勃起していた。必殺の一撃が放たれて、怪物が倒れ、ウッさんは奇声をあげながら射精した。
 そして背後からゆっくりと近づいていた父親のハンマーが、ウッさんの頭を叩いた。ウッさんは意識を失った・・・。
0381創る名無しに見る名無し
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2012/08/18(土) 20:49:33.15ID:QMX/71uS
留美の夢

今日いつもの夢を見た。

商店街の甘味屋で都会の綺麗なお姉さんとあんみつを食べる夢。

彼女、いつものように郷土史料館はどこかって聞いて来るの。
いつもなら、すぐ案内して、それで終わり。
でも今回はちょっと意地悪して焦らしてあげた。

だってね、夢の中であっても素敵な人とは長くおしゃべりしたいもの。

でね。今回はやっと名前がわかったの。
あの綺麗なお姉さん、早苗って名前。

ああ、もうすぐ現実で会えるって、感じたの。
もう昔から、小学生の時から見てた夢
余りに現実感のある夢だったから、早苗さん、あれが夢だって気が付いたかしら。


0382 ◆91wbDksrrE
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2012/08/19(日) 00:01:40.78ID:IhxZu9yD
 とある小説家が筆を折った。

 その小説家はパソコンで執筆していたのだから、筆を折ったという表現はどうかと一瞬自分でも考えたが、
まあ端的に言ってしまえば、作品を発表しなくなったのだ。尚、こういう回りくどい言い方は私の癖であるが故、
ご容赦いただければ幸いである。という断りもまた回りくどいと、恐らくは思われているだろうと推測可能な程度
には、自らの客観視はできているつもりなのだが、客観視ができる事と改善ができる事とはイコールではない、
という事だ。

 話が逸れた。

 ともかく、とある小説家が筆を折った。
 何故なのかと問えば、その答えは単純だ。彼は、自分が書いている物が小説ではない事に気づいてしまったからだ。
 そもそも、彼はひらめきで物を書く人間だった。天啓、と言い換えてもいい。典型的な才能型の書き手だった
――などと言ってしまえば中年オヤジのダジャレであるが、私はそういった洒落が存外に嫌いではない――
彼は、ひらめきの迸るがままに書き続け、そして彼への天啓もまた、くだされ続けていた。

 そのひらめきがなくなったから書けなくなったのか。
 それにイエスと答えてしまえば、流石に答えが単純に過ぎるだろう。故に答えはノーだ。
 天啓は変わらずくだされ続けている。だが、それを彼は書けなくなったのだ。形にする事ができなくなったのだ。

 何故なのかと問えば、その答えはやはり単純だ。その小説家は、自分が書かされているものが――書いている
のではなく、書かされているのだという事も含めて――何であるかに気づいたのだ。それは、小説ではなかった。
 いや、それは小説ではあった。小説の体を成してはいたのだ。でなければ、事がここに至るまで、彼が気づかない
わけがなかった。彼はひらめきを得るようになる前から、ずっと小説が好きだったのだから。小説が好きだったから
こそ、彼は小説の体を成していたそれらの正体に気づかなかった。

 切っ掛けは些細な事だった。自らのひらめきの赴くがままに書き上げた、一つの作品。
 それがミステリー小説であった事が、その中でとある短文に込められた暗号によるダイイングメッセージが用いられた
事が、気づきの切っ掛けだった。そのダイイングメッセージに、その小説家は妙な既視感を覚えた。どこかで見た
ような気がしたのだ。ダイイングメッセージに、ではない。それに用いられた暗号そのシステムに、だ。
 そのシステムを用いて、何かが導きだされるような、そんな気がしたのだ。
 どこで見た、何を元にすれば何が導き出されるのか? 彼は考えた。結論にたどり着くまで、時間はさして
かからなかった。なにしろ、その結論は、あまりにも身近に存在していたのだから。
 それは己の作品、いや――作品群だった。
 その暗号のシステムを用いて己の作品群を見た結果、見出されたのは世界の破滅だった。

 世界の破滅。
 冗談ではない、とそれを見出した当人さえ思ったのだから、それを伝えられた人間が信じないだろう事は想像に難くない。
だが、信じてもらえなければ困る。何しろ、世界の破滅が冗談ではなく、フィクションではなく訪れるのだ。

 だから「 私 」は こうして筆をとっているのだから。
 折ったはずの筆を、その短くなった方を手にして、書きづらいながらも走らせているのだから。
 洒落にならない話を、洒落た言葉を交えながら、こうして書いているのだから。なんちゃって。

 では、これからこの物語の、否応なく現実な、ノンフィクションな内容を記していこうと思う。
 世界の破滅がいかにして訪れそして回避するにはどうすればいいか。
 それを書いていこうと思う。まず第一にwaaaaaaaa(これ以降、aの文字で画面はうめつくされている)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「結局、これはなんなんでしょうね?」
「わからんよ。次回作の構想なのか、それとも――真実なのかは、な」
「もともと心臓が悪く、死因に事件性は無いわけですし……そんな、これが原因で殺された、みたいな言い方……」
「……真実ってやつは、それを知られると都合の悪いヤツってのが絶対にいるからな」
「だから、何をわけのわからない事を言ってるんですか……」
「ま、わからんならいいさ。わかった結果ひどい目に遭う奴だって、世の中にゃたくさんいるんだ」
「は、はぁ」
 男は、窓の外から見つめる視線に気取られないように、笑みを浮かべた。
「ま、今回の場合――都合が悪い、なんて尺度が通用するヤツかどうかは、それこそわからんがな」

 おわり
0383創る名無しに見る名無し
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2012/08/20(月) 22:35:22.54ID:EFGiPzkE
お別れの日

その夜、僕はよっちゃんの夢を見た。
「優ちゃんお別れを言いに来たよ。」
解っていた。ずっと君が僕を見ていた事も。心配してくれていた事も。
「あまり俺のせいで悩まないで欲しかった。結局悪いのは白木が怖くてついて行った俺なんだから」
うん、大丈夫。僕はもう迷わない。もう村から逃げない。自分の事も受け入れる。
「でも時々は俺の事、思い出してくれよな。」
忘れるもんか。
ずっと忘れない。
ありがとう、今まで僕を守ってくれて。
「じゃあね、バイバイ」
バイバイ、よっちゃん。


目が醒めると泣いていた。あれほど泣いた夜だったのに。

この日以降、例の留美さんと、女達の幽霊の夢は見る事もなく。足跡もなくなった。
0384創る名無しに見る名無し
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2012/09/14(金) 06:20:31.47ID:635ii10D
ちょっと歩くだけだよ
ちょっとそこまで

そんなに遠くじゃない
すぐ着くよ

転んだ君を見失っても
僕はちょっとそこまで歩いてみる

帰り道は分からない
だからもうちょっと歩いてみる

ちょっと歩くだけだよ
ちょっとそこまで
0385ヤカンヒコウ
垢版 |
2012/09/14(金) 08:58:18.13ID:57g3Z2pH
蒸し暑い夜。窓という窓を開けて、扇風機をつけてもまだ寝つけない。
真夜中の空腹に耐えられなくなって飛び起き、とっておきのカップヌードルを棚から出した。
つけっぱなしのテレビでは、お馴染みの国営放送が、どこか遠くの砂漠の国で延々繰り返されている惨劇を、飽きもせず報じている。
1Kの狭いアパートだ。真鍮のヤカンに水道水を注ぎながら、その陰鬱な映像をぼんやり眺めた。
「枯れてるな」
ヤカンが言った。
画面に映る、虐殺で荒廃した村。砲撃の痕も生々しい瓦礫を背景に、一輪の花が枯れかけている。
アザミだろうか。色褪せた細い花びらに、乾いた茎、しなびた葉。
「うん、枯れかけてるね」
やんわりと訂正すると、ヤカンの底からごぽりと泡が立った。
「水をやれば、枯れない。なぜ、誰もそうしない?」
「水がないからじゃない? 水をあげようと思う人も」
「つまり――必要なのは、二つあるな」
だいぶ重くなったヤカンが体を揺する。フタを閉めながら、曖昧に頷いて続きを促す。
「水と、ヒーローだ」
吹き出した。
それが、気にくわなかったらしい。ヤカンは指を振り払い、ステンレスの流し台にどすん、と着地する。
「水はここにある。ヒーローはどこにいる?」
挑むように言われて、苦笑した。
なんだ。はるばる紛争地域まで行って、雑草に水をやれだって?ばかばかしい。
「旅費と日当と生命保険が出れば、考えなくもないけどね」
「そうか」
冷え切った声で、しかし穏やかに、ヤカンは言う。
「仕方あるまい。ヒーローに、道連れはいらない」
「何言って……」
「ここで、お別れだな」
ヤカンが、浮いた。
キッチンの窓の高さまで、くるくる回りながら。
ヤカンが、飛んだ。
真鍮の安っぽい輝きを残して、残暑の夜空へ吸い込まれていく。
呆気にとられて言葉を失う主人のことなど一顧もしないまま、ヤカンは姿を消した。
映画に出てくるヒーローのように、夜の都会を飛び越えて。
「ヤカン、飛行……」
そんなことをつい呟いてしまって、少し後悔。ごまかすように、照れ笑いをした。

―――――

砂漠の果てに咲く、アザミのような小さな花。
その花びらは初々しい薄紅で、その葉は柔らかい若緑だ。
日本人ジャーナリストの頑丈な靴の下で、その花は簡単に潰れて地面に横たわる。
花には気づかなかったジャーナリストも、強い日差しに輝くものを見つけて、顔を引き締める。
「これは、砲弾の破片でしょうか」
がれきに埋もれて輝く、真鍮の丸い側面。
軍手に包まれた手が、慎重にがれきを押しのける。
「……ヤカンです。地元住民が使用していたものでしょう。ご覧ください、半分に破断して、銃弾の痕が……」
痛ましげにかぶりを振るジャーナリストの顎の下に、言った言葉をそのままなぞるようなテロップ。
そして、すぐに場面は切り替わる。がれきの中の、壊れたヤカンなんか映したって、退屈なだけだ。

テレビを消した。
カップヌードルに、電気ポットからお湯を注いだ。
三分待てば、飢えを満たせる。蛇口を捻れば、水が出る。

(何でそれを、負い目に感じなきゃいけないんだ?)

百均ショップの塗り箸を手に、そんな意味のないことをひとりごちた。
声には出さなかったけど、声に出しても、きっと、変わらない。
それでも、空を見上げた。ヤカンの飛ばない空、砂漠の国へ続く空を。
0386創る名無しに見る名無し
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2012/09/14(金) 09:05:26.60ID:RSMUvKVi
ヤカン…ヤカーーーーン!
いい話じゃないかちくしょう
0388創作大会スレが見当たらなかったのでこっちで、テーマ「9月」
垢版 |
2012/09/16(日) 01:56:14.03ID:lqDtJEuJ
夏に内定が貰えなかった。
御祈りメールと返送履歴書の束が社会不適格の自覚をじわじわ僕に染み込ませる。
もう、セミナーすら少ない。ゼミが無いのに就職面接の予定すらたたない。
ゼミ生の仲間で無い内定のNNTはもはや自分だけだった。
とっくに皆が卒論に取りかかっている中、僕はたった一人就職課の面談スケジュールを組んでいた。
もう、なんだか、息ができなかった。一人だけスーツでゼミを受けるのも、役立たずと蔑まれるのも、喉を塞き止めて詰まる全てが鬱陶しかった。
久し振りのゼミで、ゼミを担当する准教授がホワイトボードに向かってもそもそ喋っている研究室で、僕の座っていたキャスター付き椅子が軋んだ。
僕は立ち上がる。

「教授、少し気分が悪いんで帰ります。ICカード通しちゃったんで出欠の回数減らしといてください。さいなら」

引き留めようとする教授の声を無視し、廊下を駆けて階段を走り上がり屋上に出る。
屋外喫煙所で紫煙をたなびかせていた学生達が僕を見る。構うもんか。
僕は就職課のスケジュールを書いたキットカットの会社ロゴ入り就活手帳を鞄から引きずり出して、フェンスの向こうの入道雲に目掛けて力いっぱい投げた。
旬を過ぎた夏の空にキットカットのワンポイントが溶けて、白い手帳の空白のスケジュールが羽ばたいた。
僕は喉の奥を塞き止める全部を吐き出すみたいに叫んだ。

「やめた!やめたーーー!!先なんか知らねーよ!!役立たずだなんてことは僕が一番よっく分かってんだよっっ!!御祈りなんかいらねー!!!内定なんかっ!!もっっっっっっっと要らねぇぇぇ!!!!!」

放物線の頂点を経て落下を続ける手帳に、僕はありったけ叫んだ。
手帳は落下点の街路樹の間に隠れて消えた。
煙草を吸ってた学生が、「まだまだ、夏だなぁ」とかほざいている。

僕は計画留年の手続きをした。
旅に出て、リフレッシュすることにしたのだ。
戻ってきて来年もまた就活に失敗したら、バイトして金貯めて、今度は海外に出てバックパッカーやってやろう。
ヤケクソの焦燥に突き動かされて、僕は死んだような就活をやめ、生きるための活力を探す旅に出た。
宵に訪れる秋らしい風が、僕の脱線の門出を、祝っているみたいだった。

終り
0391救われない木の葉
垢版 |
2012/09/27(木) 21:08:16.56ID:fBb8KqU+
 丘の上の大木は春を迎え、枝には新芽が芽吹いてきた。

 「・・・うーん、僕は・・・葉っぱとして生まれたんだ。」
 新芽の一つがつぶやいた。
 「木の一員として、僕も立派に役に立つぞ。」
 日の光を受け、体中の葉緑素をフルに活性化させ、木に届ける栄養を必死に作り出そうとした。

 「おいおい、何を無駄なことをしてるんだ。」
 新芽の隣に生えている、一部が枯れた葉っぱが呆れたように声をかけた。
 「何って、葉っぱとしての務めを果たしているんだよ。」
 あたりまえのことのように、新芽が答えたが、葉っぱには不思議だったようだ。
 「何のために?」
 「何のためって、この木のためにだよ。」
 「それをして、何か特になるのかい? たとえば、働いた分だけ水とかビタミンを多く貰えるのか?」
 「え・・・そ、それは無いけど・・・」
 新芽は、自分が真面目に働くことの意味ということを考えていなかった。

 「まぁ、若い奴はそうだな。でも、いいか、若いの。俺たちは木のためにどんなに働いても見返りが無い。」
 新芽を諭すように、葉っぱが言った。
 「そして、働いて働いてボロボロになり、枯れてしまったからといって、労わってもらえると思ったら大間違いだ。」
 「ど、どうなるんですか?」
 「ポイっさ。」
 「ポイって・・・!?」
 「木は役に立たなくなった葉っぱが不要なのさ。俺たちの幸せな境遇が理解できたかい?」
 「・・・・じゃぁ、何のために僕たちは生まれたの?」
 「決まってるだろ、奴隷として働くためさ。」
 「・・・救われないね。」

 風に吹かれ、小さな葉っぱが舞い散った。
 それを気にするものは、誰もいなかった。
 
0397戦争
垢版 |
2012/10/07(日) 17:14:43.03ID:HQlCKgk1
とある企業にある小さな部屋は、本来は真っ暗な部屋のはずだった。
しかし、現在は部屋中のディスプレイが警告を知らせる表示で埋め尽くされ、部屋は真っ赤に染まっていた。

「メインサーバーへの侵入を確認。ファイアウォールのダミーキー2435まで突破」
「物理隔離の用意を急いで」
「緊急切断の進行度85%。レベルAの接続が8件残存中」
「特令88Bを発動します! イミディエイトを即時実行して!」
女性の悲痛な叫びにより、真っ赤だった部屋は元の暗さを取り戻した。

「・・・イミディエイト発動。侵入解除を確認。レベルA接続8件のダウン。全部署からクレームが来ています。」
ふぅ、と女性はため息をついた。

21世紀になり、情報化社会は発展を続けた。
その結果、あらゆるものがIT化され、今では農業や医療もネットワークにより管理・維持されている。
そうなることで、他国への侵略というものの意味も変わり、今では相手の国のネットワークを掌握することこそが占領ということになった。
つまり、戦争は武力からクラッキングへと変わったのだった。

「昔の戦争はもっと楽だっと聞きます。規模は大きく時間が年単位でしたが、資金に比例して勝つことができたと。」
オペレータは”きのこの山”をつまみながら呟いた。
「しかたないわ。戦争が情報に代わる方が、お金もかからないし、即座に決定できる。何より、人の命を奪わない。」
女性も”きのこの山”をつまみながら答えた。
「・・・戦争って、なんで無くならないんですかね?」
「嫌なのか? だったら、あいつらに屈服してもいいんだぞ?」
「何を言ってるんですか! 敵国の歪んだ思想に染まりたくありません! あいつらの汚らわしいモノを食べさせられるなんて!死んだ方がマシです!」
「冗談だ。健全な人間なら、誰でもそう思う。そのために、健全な人々を敵の異常な思考から守らないといけないんだ。」
「分かりました。 あれ?」
「どうした?」
画面を見ていたオペレータが一部を指さした。
「サーバのクロックが、さっきから変わってなくないですか?」
「・・・・本当だ!」
画面に表示されている何でもない時間、それが、秒針が35を指した状態から動いていない。

「・・・ハメられた!!」
女性が叫んだ。
「ハッキングを防げたんじゃない! 偽の情報を見せられていたんだ!」
「では・・・サーバーは?」
「予備端末からコンソールで接続! 製造ラインの無事を確認しろ!!」
慌てたオペレータが予備端末でコンソールをつなぐと、そこには恐ろしい映像が広がっていた。

「・・・なんて・・・こった・・・」
女性が力なくうな垂れた。
ディスプレイには、”きのこの山”の代わりに”たけのこの里”を製造する製造ラインが映ってた。

武力から解放された世界は、今も二つの勢力が争っている。
きのことたけのこ、どちらかが勝利するまで、地球から争いは無くならない。
0400創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/10/07(日) 18:21:01.00ID:vSDw+AjH
きのこ派は何時も劣勢に立たされているのですよ。甘ったるいたけのこの里なんかに、負ける訳がないのですよ……
0402創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/10/15(月) 00:01:09.13ID:PNmzfl2C
きのこの山派がこんなに集まったところを見たことがない
かくいう自分もきのこ派ですが
0406創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/10/16(火) 21:06:01.03ID:XCWFLRnT
時は2040年。長年に続くきのこたけのこ戦争の終末は、あまりにもあっけないものだった。その事実は、最前線の将兵に限りない絶望と失望の心をもたらした。
バーチャルにおいての討論も、現実での暴力に訴えるテロリズムにおいても、きのこたけのこ両陣営は一歩も引かなかった。

戦争は明治製菓による『きのこの山』『たけのこ里』両製品の突然の生産中止発表により、なし崩しの引き分けになり、突如として終戦となったのだ――

「俺は……俺は!未だ戦うぞ!俺は未だ生きている!たけのこ派の連中に一矢報いるまでは、必ず戦い続ける!」
机を叩きつけたのは、きのこの山派連合軍の将校、山田少尉だった。山田にはこの戦争の終結が理解出来なかった。彼も又、きのこたけのこ戦争の戦禍で、故郷を焼かれた一人の兵士だった。
「よせよ山田っ!……もう終わりなんだよ!停戦命令が出た!司令本部はたけのこ派の総攻撃で既に壊滅、実働部隊は皆報復攻撃に行って死んじまった!戦争はもう終わりだ!」
「貴様!それがなんだっ!俺達は未だ残ってる!集結を促せば、後方部隊の中隊1個や2個は余裕で集まる!武器だってある!未だ『きのこ派』は健在している!」
共に戦い助け合ってきた戦友の言葉すら、彼には届いていなかった。その光景に、山田少尉の戦友、佐藤少尉は声を荒げた。
「後方部隊の中隊が何個集まるだとぉ!?そんなかき集めの連中だけで何ができるって言うんだ!俺達には頼る味方も!戦う敵すら!もう居ないんだよ!現実を受け入れろ!山田!」
「負けない……絶対に、絶対にたけのこの里に何か負けない!俺一人でも、戦ってやる!そうしなきゃ、天国のあいつ等に、どう顔合わせしろってんだよ!」
「ま、待て!早まるな!」

山田は一人、バンダリアと小銃を手に持ち、振り返ることなく部屋の外へと駆け出した。その後、佐藤は二度と山田の顔を見る事はなかった。


彼は後に、同じ思いの将兵を束ね、集結させ、『新生きのこの山派連合軍』を立ち上げる事となる。時を同じく、壊滅したたけのこ軍の敗残兵も再集結し新生たけのこ軍を結成する事となった。
これが後に『第二次きのこたけのこ戦争』と呼ばれる紛争の発端となる出来事であった――


2083年1月1日。戦争は未だ終わらず。
0409創る名無しに見る名無し
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2013/01/22(火) 15:23:21.59ID:6/UvaER1
いらっしゃいませ。
当店へ、ようこそおいでくださいました。
わたくしはこの古時計屋の主人で御座います。
ご用件は何でしょうか?
はぁ、なるほど、こちらの時計を売りたいといわれるのですね。
なるほど、確かにこれは18世紀の懐中時計ですね。
いくらになるかですか?
それはまだわかりません。
当店では時計の査定方法が少々変わっております。
古いものであればいい、珍しいものであればいいというわけではないのです。
わたくしはその時計に刻まれた物語を集めているのです。
時計というのはその持ち主と時間と一緒に物語を刻みます。
例えば、このわたくしの背後にあります振り子時計には、とある独り身の老人が養子をとって心を癒されていく物語。
わたくしの右手の棚の三段目にあります銀時計にはとある男の甘くて苦い失恋の物語。
あなたの後ろにある掛け時計には、夢を掴むまで回りから白い目で見られながらも努力しついにそれを掴む物語。
そう、時計は時と一緒に物語を刻むのです。
わたくしはその物語を時計の価値として値段をつけて買わせて頂いております。
ですので、お聞かせください。
あなたの持っている時計はあなたと共にどのような物語を刻んでこられたのですか?
0411創る名無しに見る名無し
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2013/01/30(水) 22:15:28.64ID:tj66kDlM
かちかちやま

ウサギ「タヌキさん、もっと沖へ行こうよ魚が一杯いるよ!」
タヌキ「ウサギさんの船は早いなあ。 おっ、船が沈んできたぞ。」
ウサギ「本当か?」
タヌキ「ああ。」
ウサギ「ざまあみろ! 婆さん殺して爺様に喰わせた罰さ。 まんまと泥舟作戦に掛かったなw」

タヌキ「泥舟にしてはよく保ったな、流石は俺の作だ。俺は助からねえな。なあ、ウサギさんよ一昨日の夕焼け綺麗だったなあ。」
ウサギ「夕焼け?は? 何言ってやがる、お前の船沈むんだぞ!」
タヌキ「なんて奴だ、あんな綺麗な夕焼け見てないのかよ、まあ俺の背中に火着けるので必死だったしなw 俺は誰かと一緒に夕焼け見るなんて初めてだったしな、あんなに綺麗な夕焼け、、、」
ウサギ「、、、、、、、」
タヌキ「ついでに背中に唐辛子塗り込みヤガッて、ひどい事しやがる。でも誰かに背中摩ってもらうなんて、おっかあ思い出しちまったなあ。おっかあ、優しかったなあ、、、、ウサギの手もまんざらじゃないぜ。」
ウサギ「、、、何言って、、、お前、、、、いや、、、、、うう、、、、、、、俺そんな、、、、、、、」

タヌキ「俺は今まであの夫婦に復習する一存で生きてきたんだ。満足だ、今はもう空っぽさ。死ぬのはちっとも怖くない、おっかあと妹に会えるんだ。」
ウサギ「?」
タヌキ「おっかあと俺と妹はあの爺様に捕まったんだ。おっかあだけだったら逃げ切れただろうに、オイラたちを庇ってたせいで、おっかあ真っ先に殴り殺されたよ。
夜には俺と妹の前で婆様楽しそうに おっかあを切り刻んであの鍋で煮やがった! 地獄ってのはあの事だ。
何日か後、スキをついて籠破って2人で逃げた。無我夢中に走って、振り向いたら妹が居なかった。探しても呼んでも居なかった。
明くる朝、爺様の家にこっそり戻ったら、、、、、妹の生皮がぶら下がってんだよ、、、、
妹の顔は泣いてたよ、一杯涙の跡があったよ、、、、、、でもよう、、、目ん玉がないんだよう、、、うあああん、うあああん、、、」

ウサギ「タヌキさん、早くこっちの船にっ!  早くっ!」
タヌキ「もういいんだ。 ウサギさん、たった2日間だったけど、俺にはお前さんが初めての友達だったんだ。嬉しかったよ。
最後は爺様じゃなく、お前の手で死ねるんなら悪くない。ウサギさんの事は怨んでないよ本当さ。」
ウサギ「俺は、、、俺は、、、、なんて事を、、、ううっ、、、」
タヌキ「そんなに悲しい顔をするなよ。(ゴポゴポ、、、)さよならだ、最後にこれだけは言っておく。」



タヌキ「爺 様 に は 気 を つ け ろ 、 肉 が 大 好 き だ か ら な 。」

めでたしめでたし
0413青空町耳嚢 〜創作発表板五周年企画SS〜  ◆ftPUzYFINd55
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2013/08/28(水) NY:AN:NY.ANID:QKyBoSbx
青空町耳嚢 第19/21話
【エレベーターから出てきた『私』たち】

 会議室に人数分のコピーを届けたところ、出席者が増えたから、と刷り増しをたのまれた。
 あらかじめ電話か何かで伝えてくれていたら、と面倒ながら一旦コピー機のあるフロアまでおりて、追加のコピーをとった。
 コピーの束を胸にかかえ、2台あるエレベーターの一方で、会議室のあるフロアにあがる。
 私が降りたのとほぼ同時に、隣のエレベーターも同じフロアでとまって開いた。
 そして中からでてきたのは……『私』だった。
 私と同じ服をきて、私と同じ顔立ちで、私と同じようにコピーの束を胸に抱えた、見知らぬ『私』。
 そんな『私』のあとに続いてぞくぞくと降りてくる『私』と『私』と『私』と『私』と……。
 途中から数えるのはあきらめた。
 どうせ増えるなら、先ほどコピーを届けたときに増えてくれていれば刷り増しに戻る手間が省けたのに、と、驚くよりも先に怒りがわいた。


【終】

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【8/27】創作発表板五周年【50レス祭り】
詳細は↓の317あたりをごらんください。
【雑談】 スレを立てるまでもない相談・雑談スレ34
ttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1361029197/
0414AFO
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2013/12/28(土) 14:09:40.09ID:GUb0jiHp
これは自動書記マシーンでかかれた物語です。

「ある朝、鳶が鳴いていたよ。私の嫁も子供も泣いていた。昨日の私は狩がせいこうしなくて、おなかをすかして鳴いていた。
私は、とりあえずあの洞窟に行って、お祈りをささげてから、川沿いに遡っていこう。
 朝が来た。エッさホッさエッさホッさ。
きっとオカピが取れるよ。昼が来た。案の定オカピ一匹取れたのだ。嫁さん子供よろこんだ。夕餉、母ちゃんそれを捌いてくれた。
私はレバーが好きだ。うまいよレバーオカピのレバー ウンパギモモヤ!ウンパギモモヤ!」

どうやら自動書記マシーンが縄文時代の現代語訳モードに設定されていたようだ。
それにしても「ウンパギモモヤ」とはどういう意味だろう。現代語訳できなかったのだろうか?

縄文語翻訳機能にかけても、なかなか出てこない。どうやらヤッタとかヤッホイとかの意味らしい。
そんなことよりも、私はなんだかとても無駄なことをしているような気がして、自動書記マシーンを倉にしまった。
いつの時代モードにしても同じような気がしたからだ。それにこれで文章の格式モード強なのだ。

 創作は機械に任せられない、途上国のマルマ国のベニヤメッサ博士はおもった。
それでも一応博士はウンパギモモヤを単語、用例登録しておいた。

本来彼らは神話で十分なのだ。文学?ジャンベのリズムと踊りがあればいい。
ベニヤメッサ博士はパーティに踊りに出かけた。「ウンパギモモヤ!」と叫びながら
踊ったが、だれも意味を聞くものはいなかった。みな楽しげであった。
0415創る名無しに見る名無し
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2014/01/03(金) 18:59:09.02ID:fiFuXqLt
初レスです


「世の中で、一番きれいな景色って何だろう」
夕日の差す世界の斜陽の中で、少女が少年に聞きました。
「ここはきれいだけど、いつも同じ光が差してるから」
確かに彼女が言う通り、その街はいつも夕焼けに満ちていました。
「だからね、偶には青い空が見てみたいんだ」
彼女はその街に引き止められ、暫くの間、外に出ていませんでした。
「ほら、この青い砂時計みたいな空がさ」
彼女の片手には、青いガラスでできた砂時計がありました。
「おんなじような……あ、それじゃだめか。白い雲も見たいな」
彼女は片手で砂時計をひっくり返しました。
「南の海でも、北のオーロラでも、大渓谷でも荒野でもいい。君の好きな所でもいいよ」
さらさらと、砂は落ちていきます。
「ほら、君は……。何と言ったっけ、あの町は。あの古都に行ってみたいんだろ?」
砂は、少しだけ速度を緩めてから、全て下のガラスの中に吸い込まれていきました。
「私の眼、翡翠みたいだって、君は言ったよね。このままじゃあ、蜜柑みたいになっちゃう」
もう一度、彼女は青い砂時計をひっくり返しました。
「だから、早く目を覚まして」
それから、彼女は少年に語り掛けながら、砂時計をひっくり返し続けました。


彼が目覚めるまで、あと―――――回。
0416創る名無しに見る名無し
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2014/02/19(水) 22:12:39.51ID:IuGJ8fhS
 
0418136 ◆DHtWVlN5.1R.
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2014/05/05(月) 04:44:33.50ID:szzmvVWD
よかった、トリップ合ってた。
>>136本人です。>>136を「小説家になろう」様に自作転載しました。
tp://ncode.syosetu.com/n1563cc/

スレ汚し失礼しました。
0419創る名無しに見る名無し
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2014/08/02(土) 19:14:44.93ID:7fFdiW0O
 
0420 ◆91wbDksrrE
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2015/06/15(月) 09:15:51.28ID:CSEcOEdk
久しぶりに書くー

お題ー
0421 ◆91wbDksrrE
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2015/06/15(月) 09:23:32.27ID:CSEcOEdk
うおっ、前レスのタイムスタンプにびびった・・・
ホントに人稲なのね創発・・・
0422創る名無しに見る名無し
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2015/06/15(月) 13:50:07.44ID:rqwzVQTs
>>420
お台場
0423 ◆91wbDksrrE
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2015/06/16(火) 11:07:15.63ID:kvkCOz2W
地方民だからわかんねえええええええwwww

まあ、書くか。
0425創る名無しに見る名無し
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2015/07/03(金) 02:17:41.78ID:vD+zOA9J
『結婚物語』

Tは、しがないサラリーマン。しかし、インターネットで、予言をし、
次々と的中させる。
しばしば、国の重要案件も予言したため、
Tの住んでいる国N国は、王女とTを結婚させることを画策する。
N国の王女の側近は、あらゆる情報網を使って、Tの身辺、過去を調べる。
すると、側近は、Tの元上司であるYが、Tに勝るとも劣らぬ能力・魅力の
持ち主であることを知る。
さらに、調査を進めていくと、Yのほうが、Tよりも、名前が良いことに気づく。
「名前」
それは、王女の婿となるのに、非常に重要であった。
「名前」の一文字でもかぶると、人は、何らかの縁を感じるからである。
TとYの熾烈な花婿合戦が始まった。
王女は、14歳。成人まで、あと数年である。
どうなることやら。こうご期待!
0426 ◆91wbDksrrE
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2015/08/20(木) 11:27:32.26ID:Qnwq2FWn
「古来、ここには大砲を設置する為の台が築かれていたそうだ。故にここをお台場と称する、と」
「トリビアだねぇ。本当に、今知った所でどうにもならない。ははっ」
「……まあ、そうだな」

 軽口を叩く奴の声にも、わずかだが震えが交じる。俺自身にはわからないが私の声も似たような物だろう。
 なにせ我々は、これからたった二人で『黒船』を相手取ろうと言うのだから。
 暗闇の向こう、まだ先の見えぬ深淵の彼方に、奴は確かにいる。

「だが、実際にここに砲が設置されていたが故に、ペリーは直接に江戸へ上陸する事を諦めたそうだ」
「お前ホント詳しいな。何? 調べたの?」
「作戦予定地の地理を調べるのは当然の事。これはその副産物のようなものだ」

 海に面した、遮蔽物となる建物がそれなりにある地形。候補は沢山あったがそれでもここを選んだのは、
言ってみればゲン担ぎのようなものだった。

「私達は、これから『黒船』と戦うのだからな。戦わずして『黒船』に勝利を得たこの地であれば、我らの
 心もとない戦力であっても何かを為せるのではないか、とな」
「あちらさんはペリーさんと違ってやる気満々だから、戦わずしてってわけにゃーいかんがね」
「……まあ、そうだな」

 だが、台場に座する砲台に、もしもかの黒船が挑んできていたらどうなっていただろうか。
 それはわからない。実際に、歴史はそう動かなかったのだから。

「だから、我らが勝てるかどうかもわからない……勝てるかどうかわからないという事は、それはつまり
 負けるかどうかもわからない、という事に他ならん」
「物はいいよう、だねぇ」

 気づけば、奴の声から震えは消えていた。
 おそらく、私の声からも同じように。
 全ては決まった。覚悟も、何もかも。

「さて、と……ッ」

 奴の呼気に力が篭もると同時に、暗闇に光が満ちた。奴の『才気(タレント)』が発動したのだ。
 この『才気』――一言で言ってしまえば、超能力こそが、我々が『黒船』に抗し得る唯一の武器。
 そして我々二人がここに立っている、数多の理由の一つだ。
 奴の手の中には、いつの間にか真っ直ぐで簡素な拵えの大太刀が現れていた。

「……相変わらず、お前の性格に似合わん真っ直ぐな太刀だな」
「『才気(これ)』って、その人間の本性に合わせた形とるってシショーも言ってただろ? これが俺の実態なんだって」
「ならば――」

 私の場合、これが、私の本当の姿という事なのだろうか。そう思いながら見つめる先には、光があった。
 禍々しい、黒い光を放つ、実用に耐えるかどうかもわからぬ程に見難く歪んだ一張(ひとはり)の弓が。

「よっ、いつもの事ながら腹黒!」
「いつもの事ながら解せぬが……まあいい」

 それが何を示そうが、これが――『才気』が力であることに変わりはない。

「先陣はお前に任せる。私は後方から――射抜く」
「おうよ、後ろは任せた! 頼りにしてるぜっ!」

 太刀から流れる光を足場に、奴は台場の海へと……暗闇の向こうで待つ『黒船』の元へと駆け出した。
 後を追うように私も駆け出す。台場の砲として、『黒船(奴ら)』に一撃を加えんとする為に――!


 この時踏み出された一歩が、地球に突如として襲来し、その半分の大地を占拠した異星人――『黒船』と称された存在と、
異能の人類『才気鬼』との戦い――人類を窮地から救う為の戦い、その始まりの一歩であった。
                                                              終わり
0427 ◆91wbDksrrE
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2015/08/20(木) 11:28:16.74ID:Qnwq2FWn
お題、お台場でした。
0428 ◆91wbDksrrE
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2015/08/20(木) 13:13:59.65ID:Qnwq2FWn
お題、カマーン
0429創る名無しに見る名無し
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2015/09/23(水) 00:17:24.95ID:4jfV7wgy
お題「桃太郎」
0430創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/02/04(木) 07:05:59.41ID:2y0f0RbK
あなたは曲成分所属事務所降板スデカ40代リオ☆ですか☆ドーハの悲劇80代「国中ルーキー」「穀中ヨーキシャ」ですか?

それともSAVEいくつですか?☆huluさん☆?カジュアル客機ツアー

それともSAVEいくつですか?☆huluさん☆?

それともSAVEいくつですか?☆huluさん☆?(堺アイガン試飲運転)わしんトン財家税納同然
0431創る名無しに見る名無し
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2017/07/10(月) 04:54:42.84ID:ugHrL6M5
☆ 日本人の婚姻数と出生数を増やしましょう。そのためには、☆
@ 公的年金と生活保護を段階的に廃止して、満18歳以上の日本人に、
ベーシックインカムの導入は必須です。月額約60000円位ならば、廃止すれば
財源的には可能です。ベーシックインカム、でぜひググってみてください。
A 人工子宮は、既に完成しています。独身でも自分の赤ちゃんが欲しい方々へ。
人工子宮、でぜひググってみてください。日本のために、お願い致します。☆☆
0432創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/27(水) 10:20:58.88ID:C1Z7QFDy
家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。

グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"

BI2YFH7MSK
0433創る名無しに見る名無し
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2018/05/21(月) 08:47:33.09ID:tRZnwP6O
知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

FPR4E
0434創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/07/03(火) 19:09:58.29ID:f1dClnnX
D9R
0435創る名無しに見る名無し
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2018/10/17(水) 19:07:45.09ID:ZU7x6aHX
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

VST
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