スペック2のパワーアップを完全否定している田辺

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開幕3戦でマシンのグリップ不足に苦しんできたレッドブルRB15だが、バクーの市街地サーキットでは絶好の仕上がりを見せていた。その好パフォーマンスには、ホンダが投入したスペック2パワーユニットも貢献していたのだろうか。

 信頼性を向上させるための変更が施されたスペック2のICE(内燃機関エンジン)は、従来型に比べて”若干の”性能向上も果たしている。
走行データ上でも、その向上は確認できたという。

 ただし、この予選の好走はパワーユニットのアップグレードによるものではないと、ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは明確に否定した。

「性能向上は”若干”ですので、パワーユニットがよくなったからこの結果になったということはありません。今週はクルマとしての仕上がりがいいんだと思います。
ただし、中団グループは0.1秒以下の差で、ポジションがいくつも変わるほど大接戦ですから、こうした小さな進歩の積み重ねが効いていることも確かです」