米家の記事で一番面白かったくだり


> しかし、ホンダのあるエンジニアはそれに反論する。
> マクラーレンが目指しているのは「最速タイムの出せるマシン」ではなく、ドライバーが
> 「走らせやすいマシン」なのだという。
> 「それが最速の妥協点ではないと思います。今回はメルセデスAMGやフェラーリでさえ、
> スピンやコースオフしているくらいだったじゃないですか? それでもマクラーレンはビシッと
> していて、コースオフなんかしません。
> それが金曜日は、ダウンフォースを削ったらストフェルがターン2でスピンして、
> 『ほら、やっぱり走れないじゃないか』という状況になった。トップチームでさえ、そのくらい
> ギリギリのところまで攻めてダウンフォースを削っているのに、マクラーレンはしっかり
> ダウンフォースをつけて、ドライバーが走らせやすいクルマを作ってしまっているんです。
> マクラーレンは伝統的に、そういうエンジニアリング方針のチームなんです。ドライバーの
> 不満には絶対に応える、対応するっていうのが彼らの方針ですから。その結果、走りにくい
> けど速いマシンではなくて、ドライバーが走りやすいマシンに仕上がることになる。
> 『こっちのセッティングのほうが速いから、後はお前ががんばって走ってこい』とドライバーに
> 言えないチームなんですよ」


あるエンジニアというのは米家の創作か、研究所でふんぞり返ってレース見ている人間
だと思うけど、3期の頃や二輪の方でも選手から言われていたホンダの文化そのもの。
この『ホンダスピリット』が社内で健在な限り、この先何も変わらない。