日本で「学校部活」なるものが、ここまで隆盛してきているのか、
という社会背景を分析しないと、根本的な問題は解決しないよ。
利権構築も理由の一つだけど、もう一つ大きいのが「子供たちの居場所の確保」
「しかも経済的に安上がり(特に保護者の負担を極力抑えて)」「行財政にも極力負担をかけずに」
という3つの命題をクリアするにふさわしいからということ。
ま、いわば「最大多数の最大幸福」ということだね
ちなみに、日本以外では「社会的地位が低く、当然収入も少ない学校教員たちへの仕事と収入の保障」
という側面もある。
部活が存在するので、多くの教員は塾や予備校教師たちと異なり、
8割以上の教員は非常勤勤務者(非常勤講師)ではなく、常勤勤務が保障されている。
諸外国では、勤務時間が少ない代わりに、日本でも今年からできた「会計年度任用職員(6時間とかの勤務)」の扱いが大多数だ。
当然、待遇面も年収面も、社会一般的な「正規従業者」と比べると、見劣りがする。
学校教員は「大学等の卒業者の中でも、他に就職先がなかった人たちが、仕方なく就く仕事」
「他の職業を永年勤続して、リタイヤしたけど、まだ体が動くので社会に貢献したい」という爺さん婆さんや、
子育て・介護があるので副業的に働きたい・・・・というような人たちが主に就く職業となっている。
(管理職は別な)