富樫さんの「立ち方と技術体系の関係」に対する研究は傾聴に値する内容だった。
理論派の石井館長ですら「各立ち方は動きの一瞬を切り取ったもの」程度のことしか言ってなかったのに
富樫さんはかなり深く掘り下げていて、頷けるところが多かった。
極真系を「半後屈」、芦原のサバキを「楕円の受即攻」と分類したのにも感心した。
ところがこの連載により彼の人格のいびつさも明らかになった。