2月4日付けで極真館の副館長を務めていた廣重師範が退会し、5日新組織極真拳武会を立ち上げた。
昨年12月19日、廣重師範の古参の高弟である金子支部長の除名がきっかけという。
廣重師範と言えば、緑、八巻、数見といったフルコンタクト空手史上屈指の名選手を育て上げた名伯楽として名高い。
先日極真会館松井派でも中村師範が退会している。
両師範ともフルコンタクト空手界ではビッグネームだ。
いずれも退会理由は空手観、方向性の違いということだ。
大山総裁他界後の極真の歴史は分裂に次ぐ分裂だ。未だに落ち着く気配はないようだ。
同じ組織に複数の巨頭が共存するのは難しいというよりも単にお山の大将の集団ばかりであったわけだ。

普通一般社会では「一身上の都合」とかあまり多くは語らず去って行くもの。
メディアとかはともかく、当事者は多くを語らない。
しかし極真は違うようだ。

「極真会館」もしくは「極真」を名乗る主な団体。

極真会館(松井章圭)
極真会館 宗家(大山喜久子)
極真大山空手(津浦伸彦)
新極真会(緑健児)
極真空手 清武会(西田幸夫)
全日本極真連合会(社団法人極真会館)(七戸康博)
IBMA極真会館 増田道場(増田章)
極真会館 松島派(松島良一)
極真会館 手塚グループ(手塚暢人)
極真会館 安斎派(安斎友吉)
財団法人極真奨学会 極真空手道連盟 極真館(盧山初雄)
国際極真空手連盟 極眞會(水口敏夫) ※財団法人極真奨学会参加協力団体
極真会館 浜井派(浜井識安) ※財団法人極真奨学会参加協力団体
極真会館 世界総極真(長谷川一幸)
極真会館坂本派(坂本恵義)
極真会館 中村道場(中村誠)
極真武道空手連盟 極真拳武會(廣重毅)