トロント・メイプルリーフス
キーワード【 電波 デトロイト 調子 ケッセル 優勝 今年 】 www 8シーズン、9年ぶりのプレーオフ出場を果たすも、BOS相手に歴史上に残る逆転負けを喫し 雪辱を誓った2013/14シーズン。序盤は順調な滑り出しを見せたが、CAR戦において2-0のリードを 第3ピリオドだけで3連続得点を許し、痛い逆転負け。 3失点目は、今年から若干のルール変更となったアイシングの流れが、Franson、Bernierに一瞬の迷いを生んだ。 王者CHIとの対戦を前に、勢いを付けるどころか嫌な流れを引きずったまま敵地に乗り込む。 今日の試合は1-3の点差以上の実力をCHIに見せ付けられる結果となった。 センターラインからCHI陣内への攻撃時間を20分弱に抑えられ、総ショットも僅か20本。 うち18本が、ゴーリーから見て左サイド、左グラブのCrawfordの取りやすい方向に追いやられてのショットだった。 攻守全てに渡ってCHIに支配されたと言っていい。 昨年、ファイナル第6戦でCHIを王者に導いたDave Bollandの凱旋試合だったが、逆に昨年までのチームメイトだった トロント出身のMike Kostkaに、結果的に決勝点となる2点目のゴールを奪われた。 まだ序盤ではあるが、最初の勢いの自信がグラつき始めては困る。今は焦らず我慢の時期に入ったかもしれない。 昨年、ウェスタン・カンファレンス第2シードの強豪ANAをホームに迎えての対戦。 前回CHI戦の、第2ピリオド以降の流れが続いているような防戦一方の展開で、 第2ピリオド序盤まで0-2と苦しい戦い。 転機となったのは、第2ピリオド中盤にMcClementとJVRが立て続けにファウルを犯して 5on3の状況となった10:42から12:09までの、87秒間。 この大ピンチをPhaneuf-Bozak-Gunnarsonと、Phaneuf-Bolland-Fransonのトリオで守り切り 勢いを引き寄せた。ここから怒涛の4連続得点で、ANAを圧倒して逆転勝利。 Kesselがキャリア4度目のハットトリックをマークしたが、この試合はキャプテンPhaneufが久々に 存在感を見せた。5on3のピンチを守り切ったディフェンスはもちろん、以後も同点ゴールだけでなく 自陣内での効果的なヒットでANAの反撃を封じ、チームに貢献。 1st STARはハットトリックのKesselだったが、Phaneufの攻守に渡るプレーも大きく評価されていい。 5on3のピンチは2-2の同点からの間違いなので訂正する。 オープン戦での乱闘で10試合の出場停止となっていた、David Clarksonが合流。 しかし、試合は南北戦争で後退する南軍のごとく、12ポンドナポレオン砲、 1857年製OLSON CANONからの5発の砲撃で撃退された。 Clarksonは、同じく今年移籍してきたBollandがセンターの3rdラインに入り、RWとして出場。 普段は4thラインセンターのMcClementがLWに入った。 しかしClarksonのペナルティからのPPで先制を許し、1-2とリードされた第3ピリオドに Brandon DubinskyにSHGを決められたのが堪えた。Dave Bollandが1点を返したが、 残り3分弱となった時にBollandが痛いファウル。これでENGに加え、残り7秒で5点目を奪われ完敗。 SHGを決められたのは、昨年のプレーオフ第3戦でBOSのPailleにやられて以来。 レギュラーシーズンでは、おそらく一昨年の最終戦であるMTL戦以来だろう。 それにしてもGaborik、Anisimov、Dubinskyと、少し前のNYRと対戦しているようだ。 Clarksonはいずれ、チームにフィットしていくだろうが、この試合はゼロGゼロAに加え、ゼロショット、 チーム最多の3ペナで6分をペナルティ・ボックスで過ごしたKadriの不調が堪えた。 この試合、Joffrey Lupleが試合前の練習でケガをして欠場。新人のJosh Leivo、移籍1年目の Mason Raymondを従えての出場だったが巧く機能せず、第3ピリオド後半にはBozakに代わって 1stラインCに入ったが復調しなかった。TORの次世代を担う逸材ゆえ、背負うものも多いが頑張ってほしい。 Clarksonの71番は、90年代のTORを代表する大スター、Wendel Clarkの17番を意識したものだという。 彼と7年契約する前にO'Byrneのカットによって、NJ時代と同じ23番が空いていたのに不思議だったが 納得した。客席にはWendel Clarkと同時代にTORを支えたDoug GilmourやDave Andreychukのジャージを着た、 年配のファンも姿を見せていた。あのメンバーでも優勝できなかった、年配ファンの期待も熱い。 17日のCAR戦で、ゴール横でパックを抑えた際、味方であるJosh Leivoから頭部に膝蹴りを食らい 欠場していたJames Reimerが復帰した。2年前のMTL戦でBrian Giontaのヒットを受けて以来 クビに爆弾を抱えているだけに、復帰には慎重を期していたが9日ぶり、4試合ぶりの復帰で 今期、2度目のフルタイム出場を果たした。 Bernierも、先発が続いてやや疲労が見えていただけに、いい息抜きとなったはず。 試合はオハイオからオンタリオへトンボ返りでの連戦となったが、スター軍団PITを相手に CBJにやられたような内容をそのまま返したものになった。1stラインCのTyler Bozakが 足の故障で7日から10日の欠場の見込みの為、前試合で不調だったNazem Kadriが1Lに入った。 David Bollandの張り切りぶりは頼もしいもので、先制点を奪われた後、Bozakの向こうを張るSHGで 同点に追いつくと、第2ピリオドを互角に渡り合った後の第3ピリオドに、JVR-Kadri-Kesselのラインで 2点を奪い、BollandのENGで止めを刺した。 Luple、Bozakと攻撃に怪我人が相次いでいるが、Clarksonが慣れてくるだろうし、それほどの心配はない。 ハードチェックDFのMark Frazerが練習を再開したので、彼の復帰がいちばん待たれる。 それにしても、昨年のHolzerによる足といい、今年のLeivoによる頭といい、未熟な若手の勢い余ったプレーで 負傷するReimerは気の毒だ。ゴーリーはチームの要。無事を祈りたい。 3試合ぶりにスタメン復帰のJoffrey Luple、今期初出場のFrazer McLarenと 怪我人が戻ったので、現時点のBozak、Kuleminの欠場、また、ソチ五輪出場を目指し 今期よりKHLでプレーしているLeo Komarovがいなくても、全く穴を感じさせない陣容となった。 試合はショット数26、被ショット数43、フェイスオフ・ウィン24-37、GA9-13、TA10-11と 全てEDMを下回り、圧倒されながらも4-0の快勝。若手主体のEDMを相手に地に足の着いた試合運びだったと言える。 Reimerは今期、初シャットアウト(通算11回目、昨季4/25以来)。 前日のBollandに負けじと、開幕から絶好調のKesselに引っ張られるように、JVR、Kadri、地元エドモントン出身で オイラーズ・ファンとして少年時代を過ごしたPhaneufが、十二分にパフォーマンスを発揮した。 この試合で、今年よりJake Gardinerとペアを組むことが多い、19歳DFのMorgan Riellyが5つ目のアシストを決めた。 ここまでの13試合中11試合に出場して、同じB.C.出身のCody Fransonに似た機動力のあるディフェンスを見せ、 チャンスとあらばFranson同様、前に出る積極性もある。まだFransonほどの強いショット力はないが、 17日にReimerに膝蹴りをかましながらも、臆することなくNHL初ゴールを上げたJosh Leivo (LW/20歳)と共に 楽しみな存在である。それともう一人、まだゴールこそないが、David Broll (LW/20歳)も少しずつ試合慣れしており、 2011、2012年ドラフト組の台頭にも期待が持てそうだ。 ちなみに今日で今年最後の対戦となったEDMは、2010年から3年連続ドラフトNo1ピックの指名権でもって Taylor Hall、Nail Yakupov、Ryan Nugent-Hoplinsを指名しており、今日の試合でもYakupov、Nugent-Hoplinsが 荒削りながらも鋭い動きを見せた。今日は欠場したが、既にオールスター出場経験のあるTaylor Hallを含め、 昨年までMarliesの監督で若手育成に定評があるというDallas Eakinsの元で、どう成長するかも注目である。 スペル違いあり。Ryan Nugent-Hopkinsに訂正。 1点リードで試合終了まで残り3分となったところで、Clarksonのボーディングで2分間のPPチャンスを相手に与えたが Paul Rangerが巧く相手のミスにつけ込んでSHGを決め、逃げ切った。 ClarksonにPIMsが多いのは織り込み済みだろうし、徐々に彼らしいタフでハードな動きが戻っている。 Orr、McLarenとエンフォーサー役も被ってるが、Clarksonは二人とは比較にならないスコアリング能力を持つので BrollやMarliesでの若手の成長いかんでは、28番か38番は、どちらかシーズン中に移動があるかもしれない。 最初の1ヶ月が終了、西カンファレンス中心のチームを相手に10勝4敗は上出来過ぎる流れだ。 昨年の屈辱を何としても晴らすという執念が、ファンからも選手からも伝わってくる。 不調な時期も必ずやってくるが、我慢強く見守りたい。 >>20 後付けでしか知らないので恐縮だが、WHAにあった牛マーク・ロゴのチームですかね? 私個人は、後にNHLに移動した一つである旧Winnipeg Jetsのロゴが、ホッケーを知ったキッカケでしたが。 ロシアン・ロケットの異名で一時代を築いたPavel BureのHonoured NIightは0-4の大敗以上に Bollandのアキレス腱切断、復帰予定未定という散々な内容となった。 加えて10月25日のCBJ以来、欠場中のBozakの下半身のケガ(腰?)も思った以上に長引いており 最短の復帰で今月末となる。 昨季のメンバーから、Grabovski、Komarov、Steckel、Colborneといった顔ぶれが抜けているため 一気にセンターが不足するハメになり、また、間の悪いことにTrevor SmithもAHLに送ったため 急遽34歳のJerred Smithsonと契約。キャリア通算の+/-が-36だけに多くは望めない。 文字通りの急場凌ぎである。 そして中5日を開けてのNJ戦のラインアップはこうなった。 フォワード Lupul-JVR-Kessel Raymond-Kadri-Clarkson Bodie-McClement-Kulemin McLaren-Smithson- ディフェンス Gunnarson-Phaneuf Gardiner-Franson Rnger-Frazer Rielie フォワード4thラインを二人にして、ディフェンスに若いMorgan Rielieをセット。 4thラインの時は、攻撃的DFをオプションで使ういつもの流れを崩さず、隙あらば Rielieのショット力も生かそうという攻撃的なフォーメーションを組んだ。 結果はシュートアウト勝ち。今季既にリーグワーストの4試合の完封負けを喫し、また連戦でもあったNJの 決定力不足に救われた形になった。第2ピリオド終盤になるまで”GO LEAFS GO”のチャントが起きなかったのも わかるような退屈な試合運びとなった。 待望のFrazer復帰で、被ショット数がやたら多く、ゴーリーの疲労を実況に心配されてる流れに変化は出るか。 同じく復帰したKuleminには、2010-2011のような活躍はもう見込めないと思うので、スピードによる描き回しを期待。 いずれにしろ、連戦となる今日の敵地でのBOS戦。厳しいものになるだろう。 勝つには勝ったが、BernierがBergeronと交錯して足を故障、リリーフのReimerに勝ちが付いたが これは、8連敗が始まる前のLAK戦と同じパターンの展開。 残り4試合、Bernierの状況次第だが、無理をさせず全てReimerに託すことになるだろう。 正直、全く期待していない。 今日勝って、Ron Wilsonヘッドコーチ時代のシーズン最多勝だった37勝を越える38勝目。 8連敗前は現地でも、いつ100ポイントに到達するかなどと盛り上がってたが、もう、今日の勝ちで精一杯、 これ以上を望むのは酷だろう。 Toront Is Always Next Year、North America's Worst Franchiseの名札を、まだ、ぶら下げなければならない。 http://www.thestar.com/sports/hockey/2014/04/10/brendan_shanahan_to_be_named_president_of_maple_leafs_cox.html Brendan ShanahanとTORONTOホッケーは、背景を考えると水と油な感じがするが、 さすがに土台からホッケーの強化に本腰を入れるということか? MLSEのCEO、Tim Leiwekeによる直談判どころか、MLSEの財産相続まで契約範疇にある、という話もあるほどの熱の入れようだ。 Deve NonisはGMに留まるようだが、まだ2シーズンだし、もう少し様子見の模様。Jonathan Berineの獲得と活躍が評価されたのか。 確かに、チームの状況もいちばん把握している立場なので正解だろう。 Shanahanは、引退後にNHLが直々に招いて選手安全管理部門を任せた人材でもあるので、リーグも今年のスタンレーが終わるまで 留まって欲しかったようだが、コミッショナー、Gary BettmanもシブシブながらTOR入りを承諾したという話も伝わっている。 最後の優勝後のTORは、北米特有のハードチェックからくるエンフォーサー文化と、Doug Gilmore、Felix Potovin、 Mats Sundin、CUJOら、その時代を代表する実力派スター選手の活躍で、ファイナルまであと一歩に迫りながら 敗れ続けたことによる判官びいきで高い人気を維持してきたが、その人気の貯金も今年の体たらくで底を付き始めたんだろうか。 Sundinの移籍、引退後は、全てにおいてパッとしないシーズンが続いているので、我慢どころか見放し始めた、あるいは、 付かず離れずの金払い層が出てきたのかもしれない。だいたいカンファレンス・ファイナルまで率いたヘッド・コーチでさえ エクスパンション6加入後から数えても、故・Pat Burnsと、冷静な学者風情が売りだったのPat Quinnの2人だけである。 エンフォーサー人気も、Dave"Tiger"Williams、Wendel Clark、Tie Domiという個性の強いキャラクターが受け継がれたが、 今ではColton Orrという、どこのチームにもいそうな並レベルのキャラでインパクトはない。 今シーズン加入したDavid Clarksonは、ファイトもスコアリング能力も、本人がファンだったというWendel Clarkのパフォーマンスに 遠く及ばなかった。 Shanahanがチーム・プレジデントとして、どんな手腕を発揮するのか想像もつかないが、 TORファンとしては、また騙されたつもりで来シーズンもチームを追ってみよう、という気持ちにはなったのは さすがMLSE、商売上手だなというところだろう。 http://markosun.files.wordpress.com/2011/02/leafssuck.jpg http://www.urnews.ca/wp-content/uploads/2010/12/rogersPortfolio.jpg チーム100周年を間近に控えた98年目のシーズン、地元開幕で惜敗。 2-2で迎えた第3ピリオド、DFゾーンにおけるパック周辺への固まり過ぎ、過剰な人回しによって 相対的に相手選手にフリーゾーンを多く与え、更に交代直後のP.K.Subbanをどフリーにした為 完璧なショットを決められてしまった。その後の両チーム1点ずつは、共に実質オウンゴールだったので 結果的にP.K.の決勝点と言っていいだろう。 昨年からの課題だった、被ショット数の多さを新加入のRoman Polak、Stephane Robidasのフィジカルさと ハードチェックによって解消しようとしてるようだが、相手をショット態勢に入れさせないようにするのが主目的だろう。 両選手とも右打ちであり、左打ち過多によるバランスの悪さの解消もあるようだ。 二人ともポストシーズンの経験は豊富で、頼れる面も多いかもしれない。 Polakの巨体を生かしたチェック、年は食ってるがRobidasの経験からくる試合制御には期待が持てるか。 単に左右のバランスを取るだけの獲得と思ったが、スピードを若手に任せ、相手に嫌気を感じさせるメンツになるかもしれない。 当初はPhaneuf(左)-Franson(右)、Gardiner(左)-Polak(右)、Rielly(左)-Robidas(右)の予定だったようで、 左右のバランス、馴染みのペア、パック・キープ力とフィジカル・チェック、若手とベテランの組み合わせの意図が見える。 プレ・シーズンでFransonが負傷した為、Phaneuf-Robidas、Gardiner-Rielly、Percy-Polakとなったが、 4失点目となったPlekanecのショットが、Stuart Percyのブレードに当たってしまった。 Percyはゴールカバーに回っていたがパックの動きが全く見えていなかった。これも、またパック周辺への集まり過ぎによる 隙ではないのか。マン・トゥ・マンとゾーンの切り替えが分かり辛く、DFを担当するアシスタント・コーチの力量も問われるだろう。 攻撃面では、頼みのJVR-Bozak-Kesselの1stラインが不発に終わったが、息の合ったトリオだし心配はしていない。 昨年はケガが多く58試合に終わったBozak、今年は70試合前後は出場して欲しい。 2年ぶりに復帰したLeo Komarovは、相変わらずのミーンぶりが頼もしい限り。ソチ五輪銅メダル・メンバーの同僚だった Petri KontiolaはAHL送りとなったが、Clarksonと共に相手のメンタルを乱すプレーと、ここぞの得点に絡む動きを期待。 昨年、Carlyleとの不仲とトレードを噂されたKadriだが、オールスター級の素質を持つ生え抜きの若手だけに 来年以降も確保してもらいたい。今季が2年契約の最後の年。 プレシーズンでの好調ぶりを認められ開幕ロースターに入ったBrandon Kozunだが、本番ではどこまで通用するか。 小柄な体型を生かしたスピードと鋭いカットバックで相手を翻弄して欲しいものだが。 Komarov同様、2年ぶりに復帰したMatt Frattin、同年齢のJVRとは大きく差が開いた。 昨年のポストシーズンで大活躍したMarian Gaborikの不釣合いなトレード相手、相対的にLAKフロントの優秀さを示す 手駒としてのイメージしかなくなったが、今年結果を出さねばNHLからサヨナラだろう。 David Boothがケガから復帰すれば、すぐにでも出番はなくなる可能性が高い。 肝心のゴーリーだが、完全にJonathan Bernier頼りだ。 昨年、自己最高の44試合に先発、終盤のBOS戦でのケガでヘルニアの手術を受けたが、今季は55試合の先発を希望したい。 今のReimerには、Toskalaを追いやり、モンスターGustavssonと共にチームの将来に希望を持たせた頃の輝きはない。 5月の世界選手権でもカナダは予選5勝1敗だったが、その1敗がReimerで、しかもシュートアウト戦とはいえフランスに敗れた。 https://www.youtube.com/watch?v=ZuuTtS59510 正直、もう、スターターの顔ではないのではないか。バックアップとしてもリリーフ要員が精一杯だと思うし、 相手から見てもくみし易い、プレッシャーを感じないゴーリーとしか見られていないだろう。 プロ2年目のMorgan Riellyは、パック・キープ力以外では既にGardinerを追い抜いたと思う。 パスの精度が悪くGAが多いGardinerと比較しても、パスの出すタイミング、強弱の付け方、相手に届かせず、 味方がスピードを緩めずに受けられるパスの出し方が、昨年に比べると格段に進歩している。 待望久しかった、攻撃的若手DFの誕生は近いだろう。 ドラフト1巡8位のWilliam Nylanderは、さすが2世選手を思わせる華やかさをプレシーズンでは感じさせたが、まだ力量不足だった。 ブレイクアウェイやチャンスでゴールを決められないシーンも目立ち、スウェーデンのエリート・リーグで再修業となる。 素質は高いだけに、Riellyのようにドラフトから2年後のデビューを期待。 開幕直前に、Colton Orr、Frazer McLarenをカット。 既にClarksonがおり、新加入のPolak、Winnikも乱闘には強いだけに、昨年二人揃って0ゴール0アシストの エンフォーサーは用無しというところか。人気のある二人だったが仕方ない。 Korbinian HolzerもAHL送りとなったが、正直、このドイツ人にも魅力は感じない。 プレシーズンでも、相変わらず周りが見えてないプレーが多く、DFゾーンでのパッククリアが、前方に注意を払っている Bernierの足元に行ってしまい、危なくオウン・ゴールになりそうになるシーンもあった。 昨年1年をAHLに費やし、成長を期待されたようだが時間の無駄だったようだ。 ドイツ・リーグとの顔つなぎだけで確保しているだけだろう。 今年も色々と課題は多いが、明るい材料もそれなりにあるだけに、昨年よりは期待感はあるかもしれない。 個人的には2005/06以来のシーズン41勝をずっと心待ちにしている。 John FergusonJr(GM)、Pat Quinn(HC)、Mats Sundin(C)、Tie Domi、Tomas Kaberleに加え Alex Steen、Matt Stajan、Kyle Wellwoodのヤング・ガンズの時代に達成した41勝だが、82試合の半分に勝てれば ポストシーズンに出られなくても構わないと思っている。 サラリーキャップ制度下でのチームの底上げから来る、組織全体の自信。これをいちばんに求めるものだ。 元を辿れば、Ken DrydenとPat Quinnの衝突がなければ、Sundin放出から続く現在の長期低迷はなかったと思うが チームの運命と受け入れるしかない。 100周年を見越して招聘したBrendan Shanahanが、Drydenのような才能を発揮できるか、発揮できたとしても 少しチームが上向きになると一気に加熱するファンの熱狂に後押しされ、主導権争いの末、内部分裂によって チームを離れたDrydenの二の舞になるか。 ShanahanとTORONTOの相性は悪いと見ているだけに、できるだけ感情に流されない、ビジネスライクで 実務だけに徹したチーム運営を見たいものである。 TORは2日連続でZetterberg一人にやられたが、その前の試合で、ずっとメモを取り続けて データチェックに余念がない元LeafsのGustavssonと、ボーっと観戦してるBernierを見ただけでも、 選手の力量以前に組織力の差を感じる次第。 90年代半ばからずっと強豪を続けているノウハウの蓄積と、それを長期に渡って維持、進化させているDETフロント。 Quinn以降は2年前後でヘッドコーチのクビを切り続け、何かと言えばHCと選手の不仲説が商売になるTORの環境。 力のある選手の発言力でHCのクビが左右されるのは、古今東西よく見かける情景だが、 それが恒常化するのなら、さすがに見放すしかあるまい。 そういった組織の環境の変化をShanahanに託しているのなら、まだ見所はあるだろうが、人気が高いだけに 逆にShanahanの方がMLSE内で孤立する可能性も大いにあるのが、この組織。 Shanahanを手助けできるスタッフの育成、招聘が進むのかどうか。リンク以外の動きにも現実逃避で目を向けてしまうのは 情けない性である。 Randy Carlyleのシーズン途中での解雇は、いささか唐突という感も否めない。 結論から言ってしまえば、この時期でのチームの不調に渇を入れる、インパクトを与える為に ヘッドコーチの交代を行わざるを得ないTorontoの環境に、根深い問題があるということだろう。 元FLAのPeter Horachekが暫定ヘッドコーチとなったが、業界ではTORは既にオフシーズンに入ったと囃し立てられている。 21勝16敗3OTL。解任時ではワイルドカード内に留まっていたが、本拠地のACCがIIHL-U20大会に使われていた故の 長期ロード7連戦を、2勝5敗で終わったことによる失速をCarlyleの解雇で好転できるとも思えない。 今季は本拠地で残り19試合、ロードで24試合となっており、ASGを挟んでいるとはいえ1月12日から2月6日までに ロード9試合、ホーム2試合というスケジュールが残っているからだ。 ちなみに年末までの21勝14敗3OTLは、全季ロックアウト以降では、05/06シーズンの22勝14敗3OTLに次ぐ好成績だった。 昨年、逝去したPat Quinnヘッドコーチ、当時40歳だったゴーリーEddie Belfore、そして人気エンフォーサーTie Domiの TORラスト・シーズンで、2年目のMatt Stajan(現CGY)、新人のAlex Steen(現STL)、Kyle Wellwood(引退)がヤング・ガンズ として売り出されたシーズン。最終成績は41勝33敗8OTLでプレーオフを逃し、また現状、最後の41勝到達シーズンでもある。 さっそく前ヘッドコーチのRon Wilsonが「Kesselを含む、一部のコア・グループに問題がある」とラジオのインタビューで語ったり、 後任に、今季でDETとの契約が切れるMike BabcockやNJDを解雇されたPeter DeBoerの名が挙がったり、 彼らは例えTORで高給を得てもスタンレー・カップを持ち上げることはできないだろうと、ご丁寧にその後の結末まで嫌味を言われたり、 実に喧しい。 槍玉に上がっているKesselやPhaneufにも全く問題がないとは言えないが、彼らを一方的に責め立てるだけの現地メディアも 余りに酷いのではないか。いくら人気チームの宿命とはいえ、これでは腰を据えて実績を積み上げることもできないだろう。 一言TORに対して物申すことで何かしら得るものも大きいのだろうが、それでもこの状況はもう少し何とかならないものか。 Kessel、Phaneufとも、普段からCarlyleを叩いてきたメディア勢から、Carlyle解雇の真犯人のようなインタビューを受けていたが よく耐えていたと思う。Kesselはいささか取材拒否気味ではあったがw Ron Wilsonの発言も、全てがウソではないだろうが、かつてのバッファロー・ビルズのように、主力スター選手8人が、 コーチング・スタッフと対等に話し合える「選手連絡委員会」とかいう労働組合色の強いものを作って、 合議制で試合プランを練っていた、といった類のものでもないだろう。 それにしても、先のSteenや現TBLのAnton Stralmanも、スウェーデン出身ということでTORではファンやメディアから Mats Sundinのイメージで見られ続けてプレッシャーに圧し潰れるところだったが、Brian BurkeによってSteenはSTLへ、 StralmanはCBJへトレードされて、プレッシャーから解放され、大きな成功を収めている。 今のTORのメンツからも、メディアのプレッシャーが少ない他チームに移籍すれば、才能を開花できる選手も多いのではないか。 その結果、TORに残るのはLOSERS SINCE 1967の継続だけだろう。 選手だけではなく、GMらフロントスタッフにも、TORにいることで才能を発揮し切れないメンツもいるかもしれない。 プレッシャーに潰れる人材はそれだけのモノでしかないという原則もあるだろうが、TORの場合は度が過ぎているきらいもあるのでは。 TORは地元ファンの感情が、メディアやネットによって針小棒大に過剰装飾、過大解釈される傾向があるが、 IIHF2015@ACCで、カナダ代表として出場していたTie Domiの息子、Max Domi(ARI)への「DOMI!DOMI!」の 大声援を見ればこれは仕方のないことかもしれない。ベル・センターでも代表だからとはいえ、大変な人気であったw ファンの感情にフタをすることができない以上、MLSEが腰を据えたチーム作りを行う為に、外部からの雑音を シャットアウトできる環境を、どれだけ長年に渡って本気で作れるかどうかに懸かっている。 現在、チームの運営状況や取り巻く環境を、第三者的な視点でじっくり見ているであろうBrendan Shanahanが、来期以降 どう動くのかが、メディアによる今後の追及の焦点になってくるだろう。残念ながらリンクにおけるLEAFSの戦いは放置されるかもしれない。 先にShanahanとTORホッケーは相性が悪いと書いたと思うが、それはTORファンの感性が単に勝つだけでは満足しない、 面白いホッケーでなければ満足しない、趣味性の高いものであると考えるからだ。 「面白い」というのは、曖昧で具体性に乏しい表現であるが、あえて定義するなら、まず攻撃的であること、得点をバンバン取ること、 一試合に二回はエンフォーサー同士による派手な乱闘があり、その乱闘にも勝つこと、その上で僅差で試合に勝つこと… 現地のTORファンが求めているホッケー文化は、こんなところだろうか。 勝つことの難しさ、勝つことの辛さを熟知しているShanahanにとっては、とんでもなく高いハードルだろう。 個人的にはShanahanには、形はどうあれ勝つこと一本に絞って欲しいものだが。 Peter Horachekが最初の指揮を執った対WSH戦を見て気になったのは、Troy Brouwerのショットを顔面に受けたRoman Polakが 右頬を腫らした状態で戦列に復帰して、すぐ2点目のアシストを上げる前、ベンチでケガの状況を話してる時(?)に Jake Gardinerが苦虫を噛み潰したような顔をして、Polakを見ていたシーンだった。 意地悪に深読みすれば「そんなケガを押してまで試合に戻るな」「こっちまでケガをしても休めなくなるじゃないか」といったところだろう。 単にセンチな感情論だけならPolakに思い入れを寄せたくなるが、Gardinerがそう考えたところで、どっちが正しいとも言えない。 チームの悪い空気を早く払拭したいチェコ人のPolak、まだ焦る時期じゃないと考えたであろう合理主義思考のアメリカ人 Gardinerの違いでしかない。 個人的にはPolak、KomarovのアシストでTrevor Smithが今季初ゴール、2-3の1点差に詰め寄って1分もしないうちに 4点目を取られたシーンに、心底ガッカリしたw 得点を取ったことで気持ちが盛り上がるのではなく「負けるにしてもこれで形作りができた、ホッとした」という、 プレッシャーからの一時的な解放、弛緩した空気をチーム全体から感じたからである。その隙を突かれた4点目だったのではないか? この試合までの平均スタッツ 平均得点3.1(リーグ2位)、平均失点3.1(リーグ25位)、PP成功率19.9%(リーグ12位)、PPK82.5%(リーグ11位) SHG6得点はNYI、WPGと並んでリーグ1位、SHG6失点もBUFと並んでリーグワースト1位という、面白さである。 Randy Carlyleは、TORファン、カナダ・メディアのハードルの高さに、最大限の能力で応えてくれたヘッドコーチだったのは 間違いないだろう。今後の健闘を祈りたい。 チームサイトにも、戦術の変更、修正によってニュートラル・ゾーンの支配を目指す旨の記事が出始めた。 長年のOld School Hockeyに見切りをつけて、遅ればせながら組織的ホッケーへの移行を正式に決意したと思われる。 この記事を見る限り、戦術変更を歓迎しているのがNazem KadriやTrevor SmithらのセンターFWか。 http://mapleleafs.nhl.com/club/news.htm?id=750504& ;navid=DL|TOR|home エンフォーサー役の伝統を引き継いでいたOrrやMaclarenをAHL送りにしたのを手始めに、 徐々にBrendan Shanahanのカラーが出てきているようだ。 となると、今後は今の戦術に合わない選手の入れ替えに注目が集まることになり、 その標的になるのがPhil Kesselや欠場中のDion Phaneufらになる。 特にKesselは、BOS時代にClaude Julienヘッドの、FW選手も積極的に守備に参加するシステムに懸念を示し、 攻撃参加のみという条件を受け入れたTORに移籍した経緯があるので、チームの戦術変更に従うか、もう一度 自分のプレー・スタイルを受け入れてくれる別のチームを探すかの選択を迫られるだろう。 正直、今のKesselは第3ピリオド終盤で足取りが重くなってるのが素人目にもわかる。 今日のPHI戦もスタミナ切れによるパス・ミスどころか、初歩的なパック捌きにさえミスが目立つ始末。 ただ、Kessel一人に責任を負わせるのも酷な話で、チーム全体としても攻撃態勢が整ったところで、相手ゴーリーからしたら ショットが読みやすいのかイージー・セーブできる、大して怖くないショットが多いようだ。 その反面、ムービング・プレーヤーからは自陣ゾーンに長く留まられるプレッシャーなのか、アイシングで逃げるシーンも 増えてきてるので効果はあるのだろう。 今日も完封負け。ショットの内容はともかく、数は30-18と圧倒。後は決定打だけだが恐らく今季中には間に合わないだろう。 現地ファンのドラフト話題といい、TORはフロントもリンクも既に来季以降を見据えている。 たまたまAHLのストリーミング配信やってて TOR二軍(マーリーズ)対TBL二軍(シラキュース・クランチ)を視聴 昨季のスタンレー・ファイナルでリリーフ、先発でビショップを助け、第4戦で CHIを2点に抑えたAndrei Vasilevskyが貫禄の97%のセーブ率で3-1の完勝 選手構成を見ても、アイザーマン就任以来のドラフト指名組、特に右撃ちのDFが豊富。 Anthony DeAngelo(14年1巡19位)やSlater Koekkek(12年1巡10位)は トリプレッツFWに続く、新世代のツインDFになれるのでは カールやスタラマン、ヘッドマンらDFの代わりは豊富でも、スタムコスの代わりがいない 残留、流出、両方に備えていると公言してるが、スタムコスとの再契約は必須だ TORはバーク時代のドラフトがカドリ、ライリー以外はほぼ全滅状態で、昨年からの Nylander(14年1巡8位)や移籍のKapanen(14年1巡22位)、15年組が来期以降に 二軍の戦力になれるかどうかが課題 下からの突き上げがライリーを最後に途絶えてるので、5年くらいを目標に活性化させたい クールミン、ライマー、コマロフらが成長した9年前のドラフトが最後の当たり年 Jaysで夢見させてくれたんで 本家本元Leafs頼んます 今俺は昔のビデオを見ている 1982年3月13日、旧ウィニペグ・ジェッツとの試合だ 既にDarryl Sittlerが移籍し、さらにトレード期限間際に主力2人を放出したリーフスは もはや闘える状態ではない 第1ピリオドに当時ルーキーのDale Hawerchukに楽々ディフェンスを破られ 先制を許すと、この年大補強で大躍進を遂げた旧ジェッツにやられ放題 途中で入ってくる他試合の途中経過は 「オイラーズがLaurie Boschmanの移籍後初ゴールで先制」 「ノルディクスに加入したWilf Paiementが3ゴール2アシストの大活躍」 と、直前にリーフスを出て行った選手の活躍がやたら目立つ 第3ピリオドに7点目を取られた直後にゴーリーBunny Laroqueがブチ切れて スティックをゴールに叩きつけると、ようやく思い出したように2点を返すが時既に遅し 終盤に旧ジェッツに立て続けに3点を取られ10失点、Hawerchukには3ゴール3アシストを許す有様で 終わる頃にはメープルリーフガーデンは空席だらけ Harold Ballardが招いた当時の惨状に比べたら今なんてマシな方よ >>37 まずはArgonautsを応援しろ 今日はグレイ・カッププレーオフの地区準決勝(対Ticats) >>39 さすがにHarold Ballardの時代は知らないが、調べるとエキセントリックなオーナーだったようですな。 MLGの売り上げを3倍に伸ばしたりして商才はあったのだろうが、70年以降に創設された新チームよりも 遥かに遅れたチーム作り、ヨーロッパ人選手嫌い、古臭い組織の在り方が長く続いた原因が、 このオッサンの経営スタンスにあるのは間違いないのでしょう。 サイトでよくレジェンドとして見かけるBorje Salmingなどは、かなり割を食ったスウェーデン人選手なのだろうか。 http://www.totalprosports.com/wp-content/uploads/2011/10/harold-ballard.jpg このレトロ帽はちょっと欲しいw 新聞売り八角帽子というようだが。 バラードが90年に死んだ後、今のShana Planの走りと思われるMaster Planでチーム再建の 過程が描かれたのがこれ。この時代の熱戦を体験したかった。 The Passion Returns - 1992/93 Toronto Maple Leafs - Full https://www.youtube.com/watch?v=8xaAvNz0FbM チーム史上唯一のドラフト1巡1位指名選手Wendel Clark(85年)が、プロ8年目でキャプテン2年目、 GMにCliff Fletcherを登用して2年目、前年CGYからトレードで獲得したDoug Gilmour、 シーズン途中から頭角を現した生え抜きゴーリーのFelix "The Cat" Potvinら、ようやく戦力が整ったが 93年はグレツキーとバリー・メルローズ率いるLAKに、翌年は"ロシアン・ロケット"パベル・ブレと パット・クイン率いるVAN相手に、2年連続カンファ決勝で敗れた。 その後もWendel Clarkを放出して獲得したMats Sundinが、リーグ初のヨーロッパ人キャプテンになるなど バラード時代とは違った先進性を発揮してプレーオフ常連チームになったが、キャプテンSundin2年目の 99年はBUFに、2002年はシンデレラ・チームCARにカンファ決勝で敗れた。 Sundin/Domi時代の人気と熱気が最高潮だった2000年代からリアル・タイムで見始めたが Sundinが健在なうちにスタンレー出場をという焦りからか、ドラフト上位指名権を 乱発してOwen Nolanを獲ったり、せっかく1巡指名したAlex SteenやTuuka Ruskら有望な若手を 即戦力と交換トレードで放出したり、次世代の土台が築けないままSundinが衰えてしまった。 起爆剤としてVessa ToskalaやPhil Kesselを獲得する為に、またドラフト1巡指名権を放出したが 結局ほとんど成果なく終わったまま、今に至るというところ。 ただ、今季はLEAFSもMARLIESも、チェックして楽しい試合が続いているので Shana Planの過程をじっくり堪能しようと思っている。 LEAFSは、昨年までの行き当たりバッタリにしか見えなかったパック群がり方ホッケーから 目的意識を持ったパック・キープ、ポゼッション・ホッケーに大きく様変わりしてて、バブコック、ラモリエロの カラーが存分に発揮されてて面白い。ドラマチックさが無くなったという現地の声も一部にあるが 年に数回もない派手な試合など、プレーオフに無縁なチームには贅沢でしかない。 ただ、攻守両面の双方向性スタイルは体力が削られるので、ついていけない選手は今後容赦なく 整理、トレードの対象になるだろう。 MARLIESを見ると将来が楽しみな若手が目白押しで、今はむしろ二軍の方に目が行く。 Nylander、Kapanen、現在欠場中のBrownはもちろん、2015ドラフトで指名した選手の多くが 今季は今のところ各々メジャージュニアで好成績をマークしていることもある。 個人的に、昨年FransonやSantarellを放出してNSHから獲得した一人である Brendan Leipsic(21歳/LW/NSH 12年3巡89位)と、今季から加入したJustin Holl(23歳/DF/CHI 10年2巡54位)の 派手さはないが、堅実で安定感のあるプレーで主役を立てる動きが見ていて楽しい。 バーク時代のドラフトとは、全く評価が違う選手だとすぐに分かるメンツ。 一、二軍を通して不足している左撃ちFWと右撃ちDFの手当てにもなっているので、将来は少しでも一軍で見たい。 彼らのポジションである左FWと右DF、そしてゴーリーの厚みをつけるのが今後のドラフトの課題。 ドラフト外入団の左撃ちFW、Nikita Soshnikovが二軍でも充分通用していて、これも楽しみ。 ヨーロッパ方面のスカウトも強化しているが、当面はシャナハンの好みでロシアからの補強が多くなると見られる。 Kesselと共にPITに放出したTyler Biggs、NYIからGrabner獲得の為に放出したTom Nilsson、Matt Finn、 Christopher Gibsonら、バーク時代のドラフト選手で見込みがないと思われるのも、どんどん入れ替えるだろう。 Brad Ross、Greg McKegg、Jamie Devane、David Broll、Carter Ashtonもオフに放出されたが 最近でもPetter GranbergがウェーバーでNSH行きになった。 3月にANAにトレードしたKorbinian Holzer同様、チェックは強いがケガが多く、相手の侵入は簡単に許すという、 どこがいいのかサッパリ分からない右のDFだったが、案の定、現フロント陣の目には合わなかった。 今後はSam Carrick、Stuart Percy、Josh Leivoらもトレードの駒になると見ている。 しかし、Petter Granberg(右DF/10年 TOR 4巡116位) John Klingberg(右DF/10年 DAL 5巡131位/2015年NHLオールルーキー) 同じ2012年WJCスウェーデン代表のD-MANだったが、どこがどう違ったのか。 他にも2008年ドラフト1巡5位 Luke Schenn、同1巡12位Tyler Myers(BUF、新人王 現WPG)、同1巡15位Erik Karlsson(OTT)。 このドラフトは右撃ちDFが豊富で、先に指名されたDrew Doughty(LAK)、Zach Bogosian(ATL)、Alex Pietrangelo(STL)は 仕方ないとして、Schennの後に指名されたのがWHLの同僚でホッケーIQの高いプレーを見せるMyers、そしてAlfredssonの OTT魂を引き継ぐであろうスウェーデンの強力DF、Karlssonでは溜息がいくらあっても足りない。 左撃ちDFに偏った状況もじっくりと改善して欲しいもの。 だが、色々と長年の不満はあっても、70〜80年代バラード時代の希望の少ないスタッツを見ると 確かに今の再建モードは遥かにマシではある。 >>37 だが 君達はすばらしい おっさん涙が止まらない >>42 > 93年はグレツキーとバリー・メルローズ率いるLAKに Barry Melrose、リーフス在籍時はパッとしなかったなー Garret Sparks(22歳) 11試合 8勝2敗1OTL 2完封 GAA1.90 SV93.8% 2011年7巡190位 Antoine Bibeau(21歳) 10試合 6勝3敗 完封なし .GAA3.64 SV86.9% 2013年6巡172位 今季のAHLにおけるMARLIESでの2ゴーリーの成績だが、全ての試合において 派手さはなく手堅くまとめて大崩しないBibeauと、調子の波が激しく、いい時と悪い時が ハッキリしているSparksというイメージだった。 今季は体調不良のBernireが故障者リストに載った時に、先にBibeauがLEFASに 引き上げられたが、試合出場には至らなかった。 一方、Bibeauに先を越されたSparksは、ケガで抹消されたReimerに代わってLEAFSに 引き上げられ、Bernierを差し置いて初出場、初先発のNHLデビュー戦を初完封で飾るという チーム史上初の快挙を挙げた。 二人の競争意識を上手く煽った、一軍昇格順位といったところか。 背番号31はCUJOことCurtis Josephと同じ、ゴールマスクのデザインははVessa Toskalaに似ていて ファン受け、マスコミ受けはいいだろう。過剰な期待をせず、じっくりと見守りたい新鋭ゴーリーになった。 今季、LEAFSのジャージを着てNHLデビューを果たしたのはByron Froese(24歳/C/09年CHI4巡119位)と Scott Harrington(22歳/DF/11年PIT2巡54位、現在AHL)の移籍組だけだったが、久々に TORのドラフト指名選手による活躍。 願わくばStuart Percy、Joshua Leivo、Sam Carrickみたく一瞬の一軍入りだけで、 以後は二軍の肥やしになてしまったメンツのようにならないで欲しい。 また、Nylanderのサヨナラ延長VゴールでTOR9-8STJと勝ちはしたが、その時の8失点以来 4失点、5失点、6失点と大幅に調子を落としているBibeau、そして何より今季0勝8敗GAA3.28 SV88.8% バウンシング・ロング・ショットにからきし弱い、Jonathan Bernierへの刺激剤になってくれればと願う。 サマー・キャンプまで契約がまとまらず、奥さんの「私の夫Bernierには500万$の価値がある」が トロント・マスコミを賑わせ、2年契約、各410万$で契約した挙句の、この成績は恥である。 一方のMARLIESは、Sparksの代わりにECHLから25歳のRyan Massaを昇格させ TBL二軍のSyracuse Crunchを破ったが、BibeauがHABS二軍のSt John'sに二試合連続で 大量失点を食らい、今季初の連敗を喫した。まだ地区首位ではあるが、同地区だけに 対戦成績1勝3敗の出遅れは取り戻したい。 >>47 http://www.hockeydb.com/ihdb/draft/teams/dr00008490.html TORの過去のドラフトを見ると、Ron Wilson(1975年8巡132位)、Randy Carlyle(1976年2巡30位)、 コーチQことJoel Quenneville(1978年2巡21位)と、後にスタンレー出場、及び王者となった 名コーチの名が並んでるが、スタッツを見ると、全員がLEAFSを出てから選手として大成してるのが分かる。 ホッケー人気があるのはいいことだが、やはり選手をスポイルする環境的要因があるのでは?と 考えてしまう。 「(トロント・マスコミ?ファン?年俸?の)プレッシャーに精神的にまいっている」 「もう一度、ホッケーを楽しいと思えるメンタルに戻したい」 と、自らAHL落ちを申告したJonathan Bernierだが、さすがNHLでの 通算184試合76勝敗75敗 21OTL 9完封 GAA2.66 SV 91.5%の貫禄で BUF二軍のRochester Americansを寄せ付けず22SVで完封勝ち。 彼にとって2009/2010のManchester以来、6年ぶりのAHLだがリフレッシュできただろうか。 NHLでの実績は充分だけに、リラックスした気持ちを取り戻せば復活はできるだろう。 しっかり守らなければと気持ちが硬くなる→プレーも硬くなる→隙ができる→失点→焦る→ よけい気持ちが硬くなるという悪循環に加え、LA時代とは比較にならない巨大な ホッケーマーケット・フランチャイズの重圧にまいっていたようだ。 NHL/AHLにおけるConditioning Stintという契約上の決まりで、年俸は保証されたまま10試合のAHL拘束期間中 6試合の出場に限定されるらしい。ラモリエロお得意の、協定の逆手をとった上手い(ズル賢い)やり方だが 協約には何も違反していないという現地での声もあるので、安心して試合に臨めるだろう。 MARLIESの若手にも、スタンレー優勝リング保持者が期間限定で味方にいること、また 生粋のNHLerに、自分のプレーを認めてもらいたいという前向きな気持ちが広がったのでは。 Nylanderが先制、追撃と2ゴール連続。最初は相手ゴーリーのスティック側(ゴール正面左上)高めに決め、 次のショットでグラブ側(ゴール正面右上)高めを狙ったが、これを完璧にグラブ・キャッチされると、次は再度 スティック側(ゴール正面左上)高めに決めた。スムーズな動きとプレー範囲の広さもAHLの中では飛び抜けていて 将来がますます楽しみ。心配なのは天狗にならないかという面だが、2週間程前にSNだったかで 「今年中にNHLでプレーしたい」との記事が出てしまった。 トロント・マスコミも、将来のスター候補生だけに先走ってでも煽りたい、客引きで儲けたい気もあるだろうが まだ精神的に成熟しきっていない19歳の選手を煽りまくるのは、自重すべきではないか。 試合の方は2-0とリードした第3ピリオド終盤、Nikita Soshnikovがカウンターの速攻でSHG、 完全に主導権を握った。右撃ちのNylanderが二度決めたコーナーに、今度は左撃ちのSoshnikovが決め、 恐らく相手ゴーリーNathan Lieuwenの弱点であろうコーナーを徹底的に攻めたと思われる。 逆にLieuwenは氷上から来るショットはほぼ完全にセーブしていたので、弱点克服の課題は見えているだろう。 BernierのAHL降格により、ゴーリーの配置が大きく入れ替わった。 LEAFS:James Reimer Garret Sparks Antoine Bibeau MARLIES:Jonathan Bernier David Ayers(33歳,、シニアリーグのOHLから暫定?) SOLAR BEARS:Ryan Massa(再降格) Rob Madore? AyersとMadoreは逆かもしれないが、まだサイトでも不確定なのでよくわからない。 いずれBernierが上に戻れば、不測の事態にならない限り、今シーズンは予定通りの配置で行くだろう。 トレード、またはバイアウトの線も残っている。 一方、一躍名を売ったGarret Sparksだが、次のWPG戦では第2ピリオドまで絶好調のWheelerのいるラインに 喫した2失点だけで耐えたが、第3ピリオド早々のWPGの速攻で3失点目を喫して「自分を見失った(本人談)」 と緊張の糸が切れたのか、都合6失点の屈辱を食らった。 WPGのFWはLadd、Little、Wheeler、Scheifeleという局地スピードに優れた経験豊富な選手が多く DFにもByfuglien、Myersという右の大型選手がStuart、Pardyという機動性のある左とペアリングを組む バランスを持って、多彩な攻撃を繰り広げてくるプレーオフ進出チームだけに、大きな挫折を味わっただろう。 特に第2ピリオドまでクリーズに近づいて守っていたPhaneufやHunwickが、第3ピリオドになって ややBL側に移動して守ったスペースを突いた速攻は、第2ピリオドまでにSparksの弱点と守備の連携を 解析した結果ではないだろうか。徐々に崩すのではなく、開始早々から一気に切り崩しにかかった、 モウリスHC(ウィルソン前のTORのHC)の作戦勝ち、またそれを確実に実行できるWPG選手の力量か。 バブコックとしては、WPGのプランに対抗させる以上に、他チーム並のポゼッション・ホッケーの 骨格を作ること、選手に勝ちへの意欲を叩き込むのが優先なので、ミーティングでは激昂しながらも 冷静に選手の見極めは続けているだろう。公式インタビューはあくまで表向きと考えている。 2007年2月6日以来の、対STL戦のレギュレーション勝利だったが、Sparksの守備以上に 2WAYタイプの選手を多く補強した上でのパック・キープ・ホッケーが、一見地味であっても 硬い繋がりを見せ、ここ数年大差でやられっ放しだったSTLに一泡吹かせた形になった。 またMARLIESの方は、2週連続で金土日の週末3連戦を5勝1敗で切り抜け北地区首位をキープ。 昨日、今日は終盤3分、1分を切ったところで追いつかれ、昨日はOTW、今日はOTLとなり 連勝は5で止まった。15人を越える選手が2種連続の3連戦に出場したが、時間配分は どうなっているのか不明。ケガへの注意と、過酷なNHLへの予行演習を同時にこなさなければならないので 見ていて非常にハラハラするシーンも多い。 Nikita Soshnikovがスクラッチで復帰未定。 ECHLからEric Faille、Jack Rodewald、Brett Findlayの3人のFWが昇格し、第4ラインを形成。 DFにもCGY組織から移籍したJames Martinが加入。 そして3試合連続完封勝ちを貫禄を見せていたJonathan Bernierだが、さすがに今日は DF選手の疲労にも影響されたか二度のSHGを喫し、降格後の初敗戦。 OTではTJ.Brennanの軽率なミスから決勝のSHGを許したが、最後までパックを追っていたのは Nylanderだった。3連戦目の疲労もあるだろうが、却って無駄な力が入らず動きのスムーズさが 増しているようにも見えた。 来季は間違いなくNHLに昇格すると思うが、サポートのメンツを考えるのも楽しい。 できれば同世代の若手と同時に昇格してラインを組んで欲しいと思うが。 12月にフィンランドで行われるIIHF WJC代表に、まずKasperi Kapanen(フィンランド)が決まり、 いったんチームを離れた。 また、Nylanderがスウェーデン代表に、11月に行われたカナダ-ロシア・シリーズにも出場した Mitch MernerやTravis Durmottら2015年ドラフト組も、カナダ代表に選出される可能性もある。 こちらも楽しみ。 >>54 公式で、来年の100周年記念の特別仕様のジャージを出す、というのは見た記憶があるが 全面リニューアルは考えにくい。 今季はCOLが20周年の記念ジャージで何試合かやっているが、そういう類と思われる。 そのサイトの「信頼ある筋からの情報である」という言い回しが逆にウソ臭い感じだが、 メーカー側、特に三本線を入れたがっているとの噂が耐えないadidasによる、観測気球ではなかろうか。 今のカエデ・ロゴを、ハワード・バラード・デザインだと叩いてる書き込みが特に怪しいw 個人的には、現在の青のカエデにTORONTO MAPLE LEAFSと入ったロゴを変えるのは絶対に反対。 何かしら変な動きがあれば、抗議のメールを入れようと思う。 >>57 そいつ、去年のWinter Classicのユニフォームがイイとか書いてるなw 「ハロルド・バラードデザイン」の1970年型ユニフォームは個人的にお気に入りだったりする。 最後まで背ネーム入りに反対したのは不可解だったが >>58 遅レスだが、Winter Classicのジャージは1927〜30のデザインのようですね。 http://www.nhluniforms.com/MapleLeafs/MapleLeafs09.html クラシック・イベント用の特別仕様で、たまに着るのはありでも これを恒常的に着用するのは、かなり時代錯誤だと思う。 カナダ国旗にも使われているのと同じカエデ・ロゴだからこそ、こんなグッズもできるのだし 全面リニューアルなんぞ本当にやめて欲しい。 http://cdn.nhl.com/mapleleafs/images/upload/2011/02/coins280feb16.jpg いくら50年近く優勝できてないからといって、デザインの全面変更に逃げるのは (新グッズで儲けたいという思惑があっても)チキンではないか?と、メールしておいたw 99年開場以来、ACCの連続ソールドアウトが昨季の3月で途切れたとか、フォーブスによる チーム資産価値がMTL、NYRに抜かれて3位に転落したことで焦っているのか知らないが、 全てを変えてビジネス・チャンスを開拓しようなんてのは、軽薄な伝統破壊者ではないか? 今のデザインは、無知な一見さん(身内)にも一目でカナディアン・ナショナル・アイテムと感じさせるものだ とも付け加えておいた。 LEAFS同様、長く優勝していないシカゴ・カブス(1945年が最後)が、今のロゴになったのは 1937年からのようで、それまではレッズと似たようなロゴだったらしい。 https://com360bu.files.wordpress.com/2011/04/cublogoanthology1.jpg https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/32/Chicago_Cubs_logo_1919_to_1926.png http://content.sportslogos.net/logos/54/56/full/sh9ius81gw1w8y1r6wvg.gif ジャージ・デザインを全面変更した年にスーパー・ボウルに優勝したのは、NFLのデンバー・ブロンコスだが チーム・カラーのオレンジを捨てて濃紺にしたことで、各方面から叩かれまくり、二連覇から長く経った今でも 旧デザインに対する思い入れを持ったファンは多い。 スターQBのジョン・エルウェイでさえ「旧デザインのダサさが良かったのに」とアメリカズ・ゲームで語っていたが 演出ではなく本音だと思っている。 現地ファンの中にも「ハロルド・バラード・デザインの呪い」なんて言ってる奴もいるようだが もし、アイランダーズの漁師ロゴのような大改装であれば、アイルズ・ファンがやったような大反対デモが 起こってほしいと願っている。 復帰したBernierだが、先発でもリリーフでも2点リードを守れず、2試合連続のOTLで未だ未勝利。 12月初めまではGrabnerの移籍初ゴールとBernierの初勝利、どっちが早いかと思っていたが 現状を見るとノーチャンスを考慮しても勝負所のセービングには全く期待できない。 多くのFW陣とPhaneuf、Hunwickら一部のDF陣が、バブコック、ラモリエロ路線のパック・キーピングと ポゼッション・ホッケーを忠実に反映させているので、レギュレーション負けが思ったより少なく、 延長に持ち込む機会が多くなっているのは、いい傾向だろう。 今後も現状の組織的ホッケーを更に強固にして、若いタレントを長い目を持って育成し続けるだろう。 二軍では、12月16日のMARLIESとBinghamton Senatorsとの試合で、Antoine Bibeauが3-0とリードして AHL初完封かと期待したが、残り2分を切ったところで6人攻撃で2失点を喫した。 試合には勝ったが、こんな時はしっかり抑えて相手を封じ込めないと評価は上がらない。 元LEAFSのMike Kostkaの意地のアシストも凄いと思ったが、NHL再昇格に燃える一軍半の意地を 完全に封じなければ、自身のNHL入りは遠のくばかり。 Reimer、Sparksがケガに悩まされているのでチャンスだと思って奮起して欲しい。チームはいつまでも待ってくれない。 MARLIESは今日の試合前に、NHLで287試合のキャリアを持つゴーリーのRay Emery(33歳)と プロフェッショナル・トライアウト契約をした。ウカウカしていられない。 https://twitter.com/TorontoMarlies/status/677975595108737024 そして今日のWilkes-Barre/Scranton Penguins(ペンズ二軍)戦である。 ペンズは現在ATL地区の首位(20勝4敗)、MARLIESはノース地区首位(21勝5敗2OTL)で 地区首位同士の対戦。 第3ピリオド序盤までに3-0とリードされ、攻撃もNylanderが徹底マークされて上手く繋がらず 今季初の完封負けも覚悟したが、ここからCluneのクロス・チェッキング・ファウルによる2分マイナーの間に Arcobelloが、次にこの試合から復帰したSoshnikovが連続でSHG。 さらに相手の挑発に乗って激昂したArcobelloがアンスポーツマン・ライク・コンダクトによる2分マイナーで 再びPPピンチの時にCluneがTAから一気にゴールを決め、三人連続のSHGで同点に追いつくという 信じられない光景を見せてもらった。 試合は、この後も押し気味に進めたが、ペンズも隙をついたカウンターで逆襲するもBibeauが しっかりセーブして延長に。3on3では互いに攻撃が繋がらずSO戦にもつれ込み、最後は 復帰したばかりのSoshnikovが決めて勝利。Soshnikovが1stスターに選ばれた。 現状のMARLIESは今年からHCとなったSheldon Keefeが、シャハナン、バブコック、ラモリエロの線に沿って パック・キープ、ポゼッション、パスの繋がりの精度を上げることを目標とした戦術をとっているようだが その戦術において、守備型FWのBrendan Leipsicが、相手パスをしばしばTAして流れを引き込むのがいい。 右撃ちDFのJustin Hollも堅い守備を見せているが、今季が実質的にAHL1年目とあって、 スタミナと体力、当たり強さに多少難があり、試合出場を控える機会が増えてきた。 大ケガをせず、あと2年くらいAHLで実績と体力を積めば楽しみ。 DFはもう一人、Rinat Valiev(2014年3巡68位)が188cm94kgの体格を生かしたヘヴィ・チェックと クローズド・エリアでの素早い動きで存在感を出してきている。 今日1stスターになったSoshnikov同様、シャナハンお気に入りのロシア出身。チャンスは多いだろう。 そしてNylanderはすでにAHLでは別格。密集から抜け出てフリーになる才能、相手からのチェックにも 昨年までのように圧されっ放しではなく、ボディ・バランスを保って前進、ショットを撃てるようになった。 12月26日から開催されるIIHF2016 WJCに既知の4選手が選抜された。こちらにも期待。 >>59 >いくら50年近く優勝できてないからといって、デザインの全面変更に逃げるのは かつて、54年間優勝がなかった頃のレンジャーズが、GMのジョン・ファーガソンによってユニフォームのデザインを変更させられた時期があって、レンジャーズファンの大ブーイングにあったそうだ。 http://www.nhluniforms.com/Rangers/Images/Rangers24.png その後ファーガソンはWHAのジェッツのGMに就任し、79年にジェッツがNHLに編入した時にユニフォームのデザインを変更したのだが… http://www.nhluniforms.com/Jets/Images/Jets01.png >>62 John Ferguson, Sr.の件は初耳なので、非情に興味深いです。 Fergusonの人となりは、プレー以外では調べてもよくわからなかったが 変に自己主張が強く、先走るタイプの経営感覚だったのかな。 ファンの下意識、いわゆるサイレント・マジョリティを無視して失敗したケースだろうと思う。 初代ジェッツのジャンボジェットをあしらったデザインは、WHA参加の2年目の73/74から http://whauniforms.com/1973-74/Jets.html NHL最終年の96年まで変わっていないのでhttp://www.nhluniforms.com/Jets/Jets3.html 初代ジェッツのジャージ・デザインについてはFergusonは無関係かも。 WHA時代、最後のジェッツ・ジャージ 78/79 http://whauniforms.com/1978-79/Jets.html NHL参加1年目のジェッツ・ジャージ 79/80 http://www.nhluniforms.com/Jets/Jets1.html いずれにしろLEAFSは、Bernierの今季初勝利となった、この試合のサード・ジャージ(2011〜現在)を メインにするなら許容範囲内。 https://www.youtube.com/watch?v=aKUlHc-NOQw 1967年最後の優勝時のデザインに背ネームが入っただけなので、基本は保守される。 https://www.youtube.com/watch?v=gatNKICLmxM 08年〜10年のサード・ジャージも1938〜67タイプで悪くはないが、やはりオルタネイトに留めて欲しい。 https://www.youtube.com/watch?v=-KPGUcioyQE かつてのNYIのような全面改装なら大荒れは目に見えているし、仮にカナダ国旗に併せて チーム・カラーを赤になんてやったら、暴走を越えた虐殺だと判断する。 LEAFSの方は、Babcock以下、優秀なアシスタント・コーチ陣を持ってしても、選手層の薄さが 如実に現れ始め、特に得点力の高いJVRが6〜8週間のケガで戦列を離れてから、決定力は無いに等しくなった。 Leo KomarovがBabcockのシステムにフィットし、既に自己ベストのゴール&アシストをマークしているので 今後も攻守両面を併せ持った選手による隙のない、組織的なホッケーに磨きをかけていくだろう。 William NylanderのNHL昇格を煽るマスコミ勢力はいつも同じ所だが、あんなものに惑わされず じっくりと地に足のついた改革を推し進めて欲しいもの。 MARLIESの方は絶好調で、AHL30チームのトップの座を長く維持している。 現在31勝8敗2OTLで、HABS二軍のSt. John's IceCapsに3勝5敗と負け越している以外は ほぼ完璧に近い成績。先日1月16日の天敵Caps戦では、お気に入りのBrendan Leipsicがハットトリック、 やはりお気に入りの新人、Nikita Soshnikovもゴールを決め6-3と快勝した。 だが、全体的に見ると若手の底上げがまだ足りない様相で、25歳以上の選手やBurk、Nonis時代のドラフト選手を あと2年くらいかけて整理していくと思う。NHLに定着できなかったMatt Frattin、ドラフト1巡BUSTのStuart Percy、 JVRのケガで一軍入りしたJosh Leivo、昨季ちょっとだけ上に呼ばれたが今年は全く声が掛からないSam Carrickも 大して期待されていないようで、試合を見てても光るものは感じない。 AHL2年目のViktor Loovも、チェックは強いがスティック・ハンドリングが拙く、どこまで技術が向上するのか期待薄。 今季からMARLIESでキャリアを開始したFrederik Gauthier(2013年1巡21位)や移籍のZach Hymanはまだ様子見。 ケガから復帰したConnor Brown(2012年6巡156位)や、Kesselトレードの目玉であったKasperi Kapanenに 後半戦は期待がかかる。 特にKapanenはWJCフィンランド優勝の立役者だが、AHLシーズンでもWJCでも、昨年のAHLプレーオフで 見せたようなゴールへの強い執着心、点を取るという意気込みを感じない。 ゴールを狙うだけではNHLで成功しない、やはりチーム・プレーも習得しなければいけないと 自分で踏んでいるのか、チームの指示なのかまでは不明だが、WJCでのゴールデン・ゴールは やはり非凡な才能だと確信している。 昨シーズン、NylanderはSHLから1月にAHLに加入したが、ラインを組んだConnor Brownのゴール数が それまで以上に上がった例があるので、脳震盪から恐らく2月に復帰するであろうNylanderと Kapanenのラインを再び見たいと思う。シーズン序盤は上手く行ったり行かなかったりの差が激しかったが 既にAHLではトップ・クラスに成長したNylanderと、WJCで名を上げたKapanenによる、二世選手同士の成長を じっくりと堪能し、来季以降のLEAFSの未来にかけて欲しい。 FWは何とか頭数は揃い始めてるが、もちろんDFの強化はまだ必要だし、何よりゴーリーが Reimer、Bernier共に27歳になったので若手ゴーリーのドラフト上位指名も視野に入れなければならない。 2005年のTuukka Rask以来の1巡指名クラスのゴーリーを発掘できるかどうか。 今季から強化を始めたばかりのヨーロッパ担当のスカウト陣にも期待したい。 ASブレイクを前にしたフロリダでの2連戦は、タレントの差を見せつけられての連敗となった。 Sundin/Domi時代に、彼らをサポートする即戦力を獲得する為に放出したドラフト1巡指名権や ドラフト1巡選手の数々、Sundin/Domi引退後もファンの熱気を繋ぐ為に、トレードやドラフト1巡指名権を 放出して獲得した即戦力が、個人の好スタッツはともかく、チーム強化に何も寄与しなかったツケを払う為の 再建1年目なので仕方ないのだが、そうなると連戦相手だったフロリダ2チームのチーム作りの巧さに 目が行くのも人情というもの。 TORと比較するのもバカバカしいが、26日のFLAのロースター、 特にスターターに見たドラフト指名選手をチェックしてみたい。 FLA [FW] ・Jonathan Huberdeau(22歳/2011年1巡3位) NHL4年 No AHL ・Aleksander Barkov(20歳/2013年1巡2位) NHL3年 No AHL ・Nick Bjugstad(23歳/2010年1巡19位) NHL3年 指名後ミネソタ大学3季 No AHL ・Quinton Howden(24歳/2010年1巡25位) AHL3年半→NHL2年半 ・Vincent Trocheck(22歳/2011年3巡64位) AHL1年半→NHL2年半 ・Logan Shaw(23歳/2011年3巡76位) ECHL半年→AHL1年→NHL新人 ・Corban Knight(25歳/2009年5巡135位) 指名後ND大学4年→CGY移籍→AHL1年半→再移籍で復帰、NHL新人 FLA [DF] ・Dmitri Kulikov(25歳/2009年1巡14位) NHL7年 No AHL ・Erik Gudbranson(24歳/2010年1巡3位) NHL5年 指名後OHL1年 No AHL ・Alex Petrovic(23歳/2010年2巡36位) AHL3年→NHL1年半 ・Aaron Ekblad(19歳/2014年1巡1位) NHL2年 No AHL FLA戦はKulikov-EkbladというDFペアの強さと立ち回りの巧さに感心しているうちに Alex PetrovicのNHL初ゴールまで見せてもらった。 指名順位の恵まれぶりを考慮しても、やたらドラフト指名権を売りまくったTORとは 比較にならない、見事なチーム構成の底上げができている。 JagrやCampbell、キャプテンのMitchell、Luongoら高齢組との年齢差は大きいが、 ベテラン勢が大挙していなくなっても常にプレーオフ争いはできる戦力だろう。 後は数年先を見据えてLuongoの後釜を見つけるだけだ。 特にDF陣にドラフト1巡指名選手が3人もいて、それが全てスターターとして機能しているのは 感心してしまう。先に述べたKulikov(左)-Ekblad(右)は、リーグ屈指のDFペアだろう。 FLAと同じように、ドラフト指名順位に毎年恵まれながらも、派手でファン受けするFW選手ばかりを 指名しまくっては全くチーム成績が向上しないEDMは、今季のFLAの12連勝をどう見るのか。 TORのドラフトやトレード(特にKessel獲得)にも、ややそんな傾向を見受ける節がある。 上記のFLAの選手のうち、いちばん古いドラフト指名選手は2009年のDmitri KulikovとCorban Knightだが TORの2009年以降のドラフト選手で、上記FLAのメンツに対抗できそうなのは ・Nazem Kadri(C/2009年1巡7位)指名後OHL1年AHL2年 NHLフル4年(都合5年) ・Morgan Rielly(DF/2012年1巡5位)指名後WHL+AHLで1年 NHL3年 の二人しか見当たらない。 ヘッドコーチやアシスタント・コーチ、スタッフがいくら優秀でも、これだけ選手層の違いがあっては まぐれ勝ちに希望を託すしかない。 チーム強化はドラフトだけではないが、トレードやUFAはあくまでも補助、 メインはドラフトによる原石の発掘と育成であることを徹底して欲しいものだ。 発動中のSHANAPLANは、先にMARLIESの方で芽を出しつつあるが、まだまだ始まりに過ぎない。 今回は触れなかったが、ドラフト外FAの獲得動向にも注目し続けたい。 チーム作りといえば、もう一つ個人的に注目しているのがARI。 チームへの興味ではなく、単にTie Domiの息子であるMax Domiへの興味からだが、 今季からNHLデビューしたDomiの活躍を見ると、ARIの選手育成もかなり計画を練っているのではと思う。 Domiは2013年ドラフトでARI(当時はPHX)に1巡12位で指名を受けてから、所属しているLDN Knightsで さらに2シーズンを過ごし、今季から満を持してNHLにデビュー、既に49試合13G 19A (1月27日現在)。 同い年(共に1995年生まれ)のAnthony Duclair(NYR 13年3巡80位→ARI)と同じラインで腕を競い合っている。 指名後のLDN/OHLでは 13/14 64試合 34G 59A +24 14/15 57試合 32G 70A +24 OHLプレーオフも2年連続で9試合に出場し、AHL経験なしで開幕からNHLにデビュー。 メジャー・ジュニア→NHLという王道の扱いだろう。 ARIで興味深いのは、Duclair-Domiの若手ラインが実績を作っている現状で、既に次世代のFWが揃っている点だ。 それがDomiの翌年2014年に2巡指名した二人、Ryan MacInnis(14年2巡43位)とChristian Dvorak(14年2巡58位)。 Ryan MacInnisは、NHLで1416試合 340G 934A 1274Pts、ポストシーズンでも177試合39G 121A 160Ptsを記録した 名DFマンで、1989年CGYがスタンレー王者になった時のMVP選手、Al MacInnisの息子。 Ryan MacInnisは、14年ドラフトでの指名後もKitchener Rangers(OHL)でプレーを続け今年で2年目。 14/15 67試合 25G 37A -8 15/16 38試合 25G 33A +23(1月30日現在) もう一人の2巡指名Christian Dvorakは、指名後LDN Knightsに残って今季2年目。 ちなみに13/14、14/15と2年間、Domiとチームメイトだった。 14/15 66試合 41G 68A +33 15/16 33試合 37G 47A +33(1月30日現在) Dvorakは14/15シーズンの終了後、AHLのPortland Pirates(当時ARI二軍、現FLA二軍)の 最後の2試合とプレーオフに出場し、マイナーとはいえプロの試合を初体験した。 この体験に刺激を受けたのが、今季の好成績に繋がっているのかもしれない。 来季のARIは、この二人がDuclair-Domiに続く可能性は高いと見る。 そして再来年の17/18くらいに、15年1巡3位指名を受けたDylan Stromeが来るのではないか? Aaron EkbladやNathan MacKinnon(COL)、今季のArtemi Panarin(CHI/ドラフト外)のように、 1年目からNHLデビューして大活躍できる新人選手ばかりなら、スカウトの能力と眼力、元々の 選手の素質が絶賛されるだろう。 しかしFLAやARIの今シーズンを見ると、絶対に戦力になってもらわなければ困る逸材、いわゆる ドラフト上位指名選手に対しては、指名後1〜2年の育成期間の重要さも認識されるべきではないか。 彼ら以外に、ここ1〜2年NHLを席巻している新人を見ても、指名後の育成期間は様々な形態を取っている。 ・Johnny Gaudreau(CGY)2011年4巡103位 指名後 11/12 ボストン・カレッジ 44試合 21G 23A +/-不明 12/13 ボストン・カレッジ 35試合 21G 30A 13/14 ボストン・カレッジ 40試合 36G 44A シーズン終了後CGYで1試合出場、初出場初ゴール 14/15 Calgary Flames 80試合 24G 40A +14 プレーオフ11試合 4G 5A 今季も、ここまで48試合で既に昨季に迫る20G 27A +4と、不調なチームの中でも大きな存在感を出している。 メジャー・ジュニアの方が試合が多く経験を積めるが、アメリカの大学はメジャー・ジュニアやカナダの大学とは 比較にならないトレーニング施設の充実度があり、こちらの方が自分のプラスになると判断したのだろう。 ・Dylan Larkin(DET)2014年1巡15位 指名後 14/15 ミシガン大学 35試合 15G 32A +18 シーズン終了後AHLグリフィンズ(DET二軍)のプレーオフに出場、6試合3G 2A。 NHLデビュー1年目の現在、48試合15G 18A +24と、新人王争いでもPanarinやJack Eichelと激戦中。 地元ミシガン州ウォーターフォールド出身で、まだ地元限定だが「Michigan Magician」の ニックネームでも呼ばれ始めた。こちらもアメリカの大学の充実したトレーニング施設と、 名門ミシガン大学の優秀なコーチ陣への信頼かもしれない。 他にもNikolaj Ehlers(WPG)やSam Bennett(CGY)ら、多くの名を上げることはできるが 今のLEAFSに、この手の若い有望株はゼロ、ゼロである。 譲歩に譲歩を重ねて、今季からのMorgan Riellyを、おずおずと差し出せるくらい。 Nazem Kadriは、指名1年後にLEAFSのロースターに入ったが、その後は翌年まで 一軍と二軍を行ったり来たりで安定せず、短縮シーズンとなった12/13から、やっと一軍に安定。 それでもセッカチなTORマスコミの煽りと、Wilson〜Carlyle、Burk/Nonis時代のTORでは、 才能を発揮できないという声が入り混じって、トレードの噂が絶えなかった。 SHANA-PLAN真っ最中の今季から、やっと足が地に着いた環境になったのではないか。 2015年ドラフトでTORから指名された若手選手達の多くは、現在メジャー・ジュニアで好成績を上げている。 NylanderのLEAFS昇格煽りをあきらめた(?)TORマスコミは、今度はMitch MarnerのLEAFS昇格を煽り始めたが 今のフロント陣ならMLSEからのせっつきがあっても、あんな馬鹿騒ぎに動じることはないだろう。 Nylanderが1月29日にMARLIESに復帰して、WJC以来、ほぼ一ヶ月ぶりの実戦に臨んだ。 細かいパック捌きのミスが失点に繋がったシーンもあったが、アシストも決めチームも勝利。 1月30日は連戦だったので休み。チームはOTT二軍のBinghamton Senatorsに3on3での 延長負けとなったが、それでも30日現在で36勝8敗3OTLである。 Kapanenは、1月24日のUtica(VAN二軍)戦でのブロック・ショットによるケガで、Nylanderの復帰と 入れ替わるような形で欠場中。 先ごろ復帰したConner Brownも、開幕直後でのブロック・ショットで骨折して3ヶ月欠場するなど、 双方向選手育成の負の面も出ているようだが、この方針は堅持して欲しい。 今のLEAFSには面白い勝ち方も乱闘も必要ない。 勝つ為の土台作り、組織作りを泥まみれになりながら続けることだ。 現在のカナダ国旗のデザインは1965年から採用されたもので、それまではオーストラリアや ニュージーランド等と同様、ユニオンジャックが入ったイギリス連邦の一員であることを表現したものだった。 http://livedoor.blogimg.jp/all_nations/imgs/4/0/4027e2ab.jpg http://livedoor.blogimg.jp/all_nations/imgs/5/9/592ca2ed.png 60年代までのLEAFSの葉デザインはリアル感のあるもので、初見の人は好き嫌いが分かれると思う。 カナダ国旗がリニューアルされた2年後に、国旗に併せた鋭角のある葉のデザインに変わり その鋭角さに併せたフォントが、ハロルド・バラード・フォント(あえてこう言わせていただく)だろう。 チーム・ロゴに、カナダ国旗を先取りした葉デザインを使っていたという先見性は、スタンレー王者13回以上に このホッケー・クラブが誇っていいことではないのか。 現在、最後のスタンレー王者になった時のデザインが、このシャープな形状の葉に変わった1年目だった。 http://www1.toronto.ca/city_of_toronto/city_clerks/toronto_archives/files/images/s0306_ss0001_fl0057.jpg http://content.sportslogos.net/logos/1/28/full/fg1lx64zz806v9yqg32x559ec.gif このデザインが70年まで続き、それから文字フォントがハロルド・バラード・フォントに変わって今に至る。 http://www.flagkingsports.com/fks_shop/images/Toronto%20Maple%20Leafs%20-%203x5%20Flag%20-%20Blue.gif カナダのプロ・スポーツ・クラブの象徴をHABSと競い合いながら主張できる、 実に無駄のないデザインだったと思うが、今シーズンを最後に見納めになるのは さすがに寂しさの方が強い。 今季はほとんどLEAFSの試合は見ず、MARLIESやメジャー・ジュニアのドラフト組を中心に 試合をチェックしてるが、見納めの為にLEAFSの試合も少しは見るかという気になってくる。 新ロゴのジャージも基本は変わっていないので、慣れは早いだろう。 しかし、このハロルド・バラード・フォントを背ネームにまで使い、背番号のフォントを丸みのあるタイプにした タイプは自分の中ではLEAFSジャージの暗黒時代になる。(1997〜2000) http://3.cdn.nhle.com/mapleleafs/images/upload/2015/09/sundinblogsep12.jpg http://www.suomikiekko.com/wp-content/uploads/2015/07/getty_berezinsergei19991025.jpg http://www.gameworn-jerseys.net/images/articles/9782a1f43e0ae8eb950f61581e89a273_6.jpg Sundinが、NHL初のヨーロッパ人キャプテンになったシーズンから4シーズン使われたようだが、 実に弱々しさを感じるデザイン。 これ以上、背番号や背ネームにまで、いらん施しをしないのを祈るのみ。 Leo Komarovがオールスターに選抜されたが、今年のチームでは選ばれて当然のスタッツだった。 ちなみにLEAFSからドラフト指名された「生え抜きのFW選手」がオールスターに選ばれたのは、 1991年のVincent Damphousse以来、25年ぶりのこと。 しかもこのDamphousse、91年のオールスターMVPになりながらも、そのシーズンのオフに EDMにトレードされてしまった。 86年ドラフト1巡選手、トレード当時24歳、交換相手がGrant Fuhr、Glenn Andersonという アルバータ王朝を築いた後の殿堂入り選手だったとはいえ、年齢とスタッツを見ると 既に全盛期を過ぎたロートル(失礼)で、今なら暴動が起こるのではないか。 DamphousseはEDMにいたのは1年だけで、すぐにHABS移籍。移籍1年目にスタンレー王者の一員となった。 現在、HABS最後のスタンレー王者のメンバーとして名前が伝わる為、ケベック出身なのと併せて すっかり「HABSの人」というイメージが現地でも強いようだ。 >>74 何でトロントって独自のフォントを使うのが好きなんだろうね 地下鉄も然り >>76 こんな感じかな? http://www.blogto.com/upload/2012/05/20120512-Bay-Directions.jpg MLBのBlue Jaysのフォントも、一度見たら忘れられない独自性があるし 地域的な特色かもしれませんね。 今回のリニューアル、カナダ国旗のカエデ形状から離れることで、トロント、オンタリオに土着した ローカル色を強くしようという意味での60年代回帰か?と思ったりもする。 ワールド・ワイドなんかよりローカライズ、改めて主張するまでもないが、地元オンタリオへの密着を もっと強くしないと、地元ファンが離れるという危機感があったのかもしれない。 個人的な話だが、バンクーバーとボストンに親戚が居を構えてるので、そこには行ったことあるが トロントには、まだ行ったことがないw 2〜3日の旅行じゃつまらないので、いずれ2〜3年に一回、一ヶ月くらい滞在できるよう貯金を続けてる最中。 LEAFSに限らず、オンタリオ州のホッケー環境を満喫したいので。 特にメジャー・ジュニアで指名したドラフト組の多くがOHLでプレーしてるので、今すぐでも身近で見たい思い。 WHLのAndrew Nielsen(3巡65位)が所属するLethbridge Hurricanesの試合を2回視聴したが、 Nielsenスタッツからして攻撃的D-MANと思いきや、Matt Hunwickがプレーしてるのか?と思ったくらい、 既に飛びぬけたスマートさを持っていた。 所属するLethbridgeのロースターには、NHLからの指名組がNielsenとGiorgio Estephan(BUF/2015年/R6/152位)の 二人だけにも関わらず、ドラフト指名組7人を抱えるCalgary Hitmenを抑えて地区首位。 16歳、17歳の選手が多いので、今年、来年以降に多くの選手が指名されるかもしれない。 今日も、WJCでカナダの主将を務めたBrayden Point(TBL/2014年/R3/79位)が所属するMoose Jaw Warriorsを5-1で倒した。 MARLIESは、2月4日の対Manitoba(WPG二軍)戦で、初めてKapanen-Nylander-Brownのラインを組んだ。 今季は既に6連勝中の相手で、12月6日には9-0と圧勝している。 だが相手も、さすがに地元の試合でこのままやられっ放しではいられないと、開始直後から激しい チャージングぎりぎりの1on1を仕掛けてきた。 これにいち早く対応できたのが、DFのJustin Hollに見えたが、実際はどんなもんだったのだろうか。 相手の突撃を想定しながらフリーの味方の位置とコースを測り、ボクシングでいうフットワークで 敵を紙一重でかわしてパスを出す動きを、第1ピリオドから見せていた。 第2ピリオドでは既に対策を完了したのか、4得点で圧倒。特に3点目のSoshnikov、自陣BL内側から 一瞬で隙を突いたHollのロングパス→Nylander→Kapanenと繋いだ5点目はMARLIES版SHOWTIME。 将来はLEAFSでも見たいもの。 特にKapanenの高角度エレベーター・ショットは、昨季ペンズ時代のプレーオフ以来では。 Nylander、Kapanen、Leipsic、Holl、Soshnikov、Brownと、若手ばかりに目が行ってしまうが、 チームのポイント・リーダー1、2位である、T.J. BrennanとMark Arcobelloの中堅所が、 若手のいいお膳立てをしてくれてるのもいい。今年からキャプテンになったAndrew Campbellの 獲得もそうだが、昨年1月のRandy Crlyleの解雇から本格化した様々な改革の流れは まるで洪水のようで、今までを考えると圧倒される。 この日はLEAFSも、NJDを相手にビハインドから同点、OT、SOに持ち込んで勝利と、最高の日だった。 勝ち過ぎてドラフト指名順位が下がるのは困るが。 今の下位争いは、2連勝程度でもすぐ指名巡が悪くなってしまうので痛し痒しでもある。 既に昨シーズンから、左撃ちの若手FW不足、慢性的な右撃ちDF不足を短期、中期的スパンで 色々と動いているが、SHANA-PLANは再建の本気度がこれまでと全く違うので試合以外でも楽しみが多い。 Kapanen-Nylander-Brownは最高に魅力的なFWラインだが全員が右撃ち。 いい選手であれば左右関係ないが、少しずつバランスは修正していくだろう。 派手さはないが、堅実なプレーができるように獲得したMatt Hunwick、Danniel Winnik、Shawn Matthias、 P.A. Parenteauらが機能しているLEAFS共々、今年は確実に変わり始めているシーズンだと思う。 TORONTO 現年俸 契約最終年 ・Jared Cowen (DF/25歳) 310万$ 16/17→RFA ・Milan Michalek (LW/31歳) 400万$ 16/17→UFA ・Tobias Lindberg (RW/20歳) 69万3,333$ 17-18→RFA ・Colin Greening (LW/29歳) 265万$ 16/17→UFA ・2017年 OTT R2 OTTAWA ・Dion Phaneuf (DF/30歳) 700万$ 20/21→UFA ・Matt Frattin (RW/28歳) 80万$ 15/16→UFA ・Casey Bailey (RW/24歳) 91万2500$ 15/16→RFA ・Ryan Rupert (C/21歳) 63万1677$ 16/17→RFA ・Cody Donaghey (DF/19歳) 63万3333$ 17/18→RFA という、大型トレードがOTTとの間で決定したが、最終的には Jared Cowen (DF/25歳) ⇔ Dion Phaneuf(DF/30歳) 2017年 OTT R2 がメインだろう。前GMのDave Nonisが乱発した、無駄に気前のいい大型契約が SHANA-PLANの足かせになっている事を、昨年から実証し続けていると思う。 Clarkson、Kessel、Phaneufの大型契約組3人を、これで全て放出したことになった。 2017年ドラフトのR3を、Mike Babcockへの見返りでDETにトレードした為、その穴埋めとして R2指名権を二つにできたのは大きい。 無駄に気前がいいと言えば、前から気になってたのがJake Gardinerの 5年契約2,025万$、年/405万$だ。今季で契約2年目になるが、プレー・スタイルから むしろGardinerのトレードの方が可能性が高いと思っていたので、その辺が意外。 BabcockはDET時代からPhaneufの能力を高く評価していて、実際に今季は 防衛型D-MANだけでなく、前線への正確なパス回しできちんと機能していた。 しかし、それでも年700万$は大き過ぎるというのがフロントの判断のようだ。 個人的な見方だが、Gardinerのプレーは、事前に立てていた作戦の構築度にも、 その時のプレー状況にも何の変化ももたらさない事が多いと思う。 パック・キーピングで相手ゾーンに入るのは巧いが、とにかくパスが下手。 元FWということもあるせいかパスの軌道に妙なクセがあって、味方が受け難いパス、 パスというよりショットになっているのではないか。 味方が取り難いパスは敵も取り難いので、当然プレーは崩れる。そこから再度 作り直すことにるのでプレーに退屈な間ができるのである。 時間的に余裕がある時は何とか味方FWへのパスを出せるが、ちょっと相手にチェイスされると もうダメで、パニくってGAになるか、バック・パスで逃げるしか手段がない。 今日の試合でも、自陣BL上から前線に出そうとしたパスを、CGYのFW陣からのマークで味方FWに出せず 後方のCに回して任せるシーンが3回はあった。安全策とも言えるが、これではチームに勢いは出ない。 かと言ってゴール周辺の守備が頼りになるかというと、並かやや落ちる程度にしか見えない。 今季は序盤に足でのブロック・ショットでチームの危機を救ったこともあったが、これも 相手のプレーを予測できない流れで、慌ててやった事がたまたま嵌っただけで 案の定、不安定な態勢でのブロックによるケガで、次からの3試合は戦列を離れたくらい。 Gardinerは、昨年のIIHFアメリカ代表に初選出されたが、この時も同じプレー・スタイルの繰り返しで 役に立つのはGardinerが相手ゾーンにパック・キープしながら侵入してる時に ライン・チェンジの時間が充分に取れて、態勢を立て直した時だけだった。 普段、違うチーム同士であっても代表クラスであれば阿吽の呼吸でプレーの精度を調整できるが Gardinerにはそれがない。自らのパック・キーピングの巧さに、言葉は悪いが溺れている、独り善がりな プレーが多く、チームの流動性に全く寄与していないんじゃないかと思っている。 その辺のGardinerの短所を全てカバーしていたのが今季のPhaneufだったが、彼の移籍で 事実上、今季は終了と見ていいだろう。代わりに来たJared CowenはPhaneuf同様ハード・ヒットが 売り物だが、191cm97kgのPhaneufより一回り大きく(196cm/108 kg)、年俸は半額以下。 パス回しの精度はよく知らないが、今季は54試合中37試合出場で0ゴールなので、ハウス・キーピング D-MANとしての役割を与えられるだろう。2月2日の試合を最後に出場していないので、ケガかもしれない。 これでGardinerの不安定なパスやMartin Marincinの拙いパック捌きによる、危なっかしい防衛ぶりで 最後まで行くことが決まった。 後はドラフトの順位とMARLIESの快進撃がどこまで続くのかを見守るのみ。 オイラーズとの最下位決戦に完敗で、ついに単独最下位 >>84 現時点でJVR、Lupul、BozakがIRという状況では致し方ない。 酷な言い方をすれば、Shanahan、Lamoriello、Babcockが目指す、オールラウンドな 2WAY-PLAYERによるポゼッション・ホッケー、トランジション・ホッケーに耐え切れなかった、 振るい落とされたメンツとも言える。 MARLIESでもConnor BrownやKapanenというFW陣が、ブロック・ショットによるケガで 戦列を離れたりしているが、まだ失敗が許される立場なので、若い時期から オールラウンド・ホッケーに慣れる、対応する、学習する為の時間が充分あるのが救い。 新システムに順応しながら(他チームはとっくの昔からやっているが)、なおかつ 彼らの長所である得点力を伸ばせる余地は多いだろう。 SHANA-PLANが始まってからLEAFS-MARLIESの戦術は一貫しているので、 個々の特性を生かしながらポゼッション・ホッケー、トランジション・ホッケーを 追求していく環境は整いつつあると言える。 逆に言えば、現時点で小さなケガはあってもIRに入るほどの大怪我をせずに シーズンを過ごしている選手をピックアップすれば、生き残るメンツは ある程度見えてくるかもしれない。突発的な避けられないケガは除く。 Leo Komarov、P.A.Parenteau、Morgan Riellyが全試合出場、他にも現時点で50試合以上に 出場しているのが、Matt Hunwick、Nazem Kadri、Roman Polak、Michael Grabner、 Jake Gardiner、Daniel Winnik、Shawn Matthiasである。 Parenteau、Winnik、MatthiasのFW陣、DFのHunwickの4人がUFAによる補強なので、 フロントの狙いがオールラウンド・ホッケーにあるのは明白。 他にもPeter Hollandはデプスとしてはいいし、新人のByron Froeseも双方向型タイプとして 成長する余地はあるだろう。 個人的にはFroeseをDFにコンバートすれば、Gardiner以上のDFになるのでは、などど思うがw この中から、さらに精度の高いホッケー、勝つホッケー、負けないホッケーを目指す人材を確保、 振るい落としに掛けトレードの駒にするだろうが、その人選はShanahan、Lamoriello、Babcockの ラインでは既に目星はついているだろう。 AHLで圧倒的な強さを見せるMARLIESから、お気に入りの一人であるBrendan Leipsicが LEAFSに昇格し、初出場、初ゴールを決めてLEAFSの勝利に貢献。 絵に描いたようなホッケー・ママであるお母さんの興奮ぶりは、なかなか微笑ましかった。 30チームで最も遅い20勝目であっても、こんなのを見れば陰鬱さは不要。 KadriがTOR@CGYでMark Giordanoのチェックを受け、ノドを痛めて控えに回ったことによる昇格だったが 個人的には少し早かった気もする。しかしLeipsicにとっては大きなチャンス、何とかモノにしてもらいたい。 Nylander、Brown、Kapanen、Soshnikovら、NHLを目指す若手FWへの大きな刺激にもなるだろう。 今日のMARLIESは、12月27日の対St. John's、29日の対Lake Erie以来、1ヶ月半ぶりの連敗を喫したが ショット数は33-22と圧倒。入れ込み過ぎだろうが、これで天敵HABS二軍のSt. John's相手には3勝6敗。 PhaneufのトレードでOTT組織から加入したTobias Lindberg(RW/左撃ち/2013年 OTT R4 102位)が MARLIESのジャージを着て初出場。Lindberg-Nylander-Kapanenの1st LINEに入ったが、 前日の12日にはECHLのAtlanta@Orlandにも出場しているので連戦であった。 話は前後するが、TOR@CGYでのKadriはGiordanoへ(報復?)のチェックに行ったところ、 逆にフッ飛ばされるというカッコ悪いシーンも見せてしまった。 またGardinerも、自らパック・キープしながら相手BLに迫る直前で、右に併走するGrabnerに 横パスを出せばよかったものを(Grabnerの前方は無人だった)、自分の前方で待ち構える CGYの選手に気を取られて急減速してしまい、Grabnerがオフサイドを取られるという失態も見せてくれた。 Brendan Leipsic(2012年 NSH R3 89位)、Justin Holl(2010年 CHI R2 54位)、 Byron Froese(2009年 CHI R4 119位)と、プレーオフ常連のCHIやNSHから獲得した選手の方に ホッケー・センスを感じる選手が多いと思うのは、Burk時代のドラフト失敗の反映だろうか。 最近もRichard PanikをCHIに出して、CHI二軍のRockfordからJeremy Morin(LW/2009年 ATL R2 45位)を 獲得したが、NHL82試合の出場は全てCHI時代のもの。 強豪チームからのオコボレでも何でもいいから、そこでの勝つことの辛さ、難しさを知っている 中堅選手のプレーや練習内容、ロッカーでの立ち振る舞い、生活観から、Nylander、Brown、Kapanen、 Holl、Soshnikovらの若手が何かを学んでくれれば、ということかもしれない。 PanikはCHIに移って、既に3ゴール1アシスト。誰とラインを組んでいるのかチェックしてないが チームの骨格を形成している大スターばかりでなく、同じスロバキアの大先輩Marian Hossaや スウェーデンのHjalmarsson、年齢が近いSvedberg、フィンランドの若手Teravainenら ヨーロッパ勢も多くて心強いのではないか。 Rielly vs. Kadri In The Ultimate Trick Shot Challenge https://www.youtube.com/watch?v=Jn-9dMPh3NI Komarov vs. Grabner In The Ultimate Trick Shot Challenge https://www.youtube.com/watch?v=-Qjd8fpq3S4 週末のPENS戦、PIRATES戦に連勝し、AHLで40勝一番乗りを果たしたMARLIESだが 若手FWを前面に押し出して攻め倒す、先制されても粘り強いパック・キープで追加点を許さず、 同点、逆転に持って行くという見応えのある試合を、シーズンを通して見せてくれている。 先週はLEAFS、MARLIESとも、DFのイージー・ミスによる自滅負けが目に付いたので シャナハン、ラモリエロとも、選手層の厚みを増すのはもちろん、より精度の高い ポゼッション・ホッケーを目指す為の人材を、今年のドラフトでも指名しまくると思われる。 防衛型のセンターFWはもちろん、DFにもタレントは必須だろう。 http://ahl.neulion.com/ahl/video/st-johns-icecaps-vs-toronto-marlies/14235 2月13日、1点差を追う第3P残り1分20秒、T.J. Brennanがドロップ・パスをTAされ、ENGを決められる。 https://www.youtube.com/watch?v=pwJ7w1syUYE 2月18日、同点に追いついた直後、J.T.Millerのチェイスによるプレッシャーでパックを奪われたMorgan Reilly、 第3P残り1分31秒、Derek Stepanに決勝ゴールを決められる。 どちらも第3ピリオド詰めの段階で起きた自滅ミスで、とにかくガッカリさせられた内容。 まだ若いReillyはともかく、既に26歳でNHL通算46試合の出場しかないBrennanに対し、 どこまで覚醒を待つことができるだろうか。 DFでありながらゴール数チーム1位タイ、アシスト数チーム1位、13/14にはDFでありながら 25G 47A(AHL)という得点力を持っており、今季はセンターとしての出場もあった。 フロントとしても、いつか覚醒するのではという希望と、トレード先で活躍されたら…という考えもあるのだろうが なかなか扱いに困る選手である。 昨季のドラフトではMitch Merner(C)を皮切りに、FW、DFを交互に指名し、FW5人、DF4人の都合9名を指名した。 バランスのいい指名というより、とにかく全体の底上げを狙ったものだろう。 今季はOHL5人、QMJHL2人、WHL1人の計8名が、メジャー・ジュニアで好成績を上げているので、あと1シーズン ジュニアでキャリアを積めば、上記のMax Domiのように1人、2人がNHLに上がれる可能性があるかもしれない。 今季はMARLIESとメジャー・ジュニアの試合を中心にチェックしてるが、そんな中で注目しているのが Mernerと同じLDN Knightsで今季からプレーしている、フィンランド出身のOllie Juolevi(DF)である。 この選手、とにかく自陣DFゾーンでのパック・キープとDFゾーンから出すパスが巧みで、DFゾーン内で 相手FWにチェイスされても全く動じない、バランスのいいスケーティングとスティック捌きで逃げ回って時間を稼ぎ、 味方がニュートラル・ゾーンでライン・チェンジが完了したとたん、即座にフリーを見つけて正確で取り易いパスを出し、 チェイサーを置き去りにする才能が際立っている。 相手陣、アタッキング・ゾーンでパック・キープしながら味方のヘルプを待つGardinerとは正反対のタイプ。 パスを受ける側(FW)からすれば、振り返らずとも阿吽の呼吸で背後(DFゾーン)から自分の利き腕側に出てくるパスに合わせて そのまま加速前進すればいいので、効率よく攻撃態勢に入れるのではないか。 LDNでは、Christian Dvorak(ARI 2014年 R2 58位)、Merner、Matthew Tkachuk(2016年ドラフト候補)らに、 WJCフィンランド代表ではJesse Puljujarvi (2016ドラフト候補)、Patrik Laine(2016ドラフト候補)、Sebastian Aho (CAR 2015年 R2 35位)らの強力なFWラインに、次々と自陣DFゾーンからパスを決めている。 余りの正確さにポイント・ガードD-MANと勝手に名づけてしまう始末。 WJCでは、この強力FWへのパスを中心に0ゴールながら9アシストを記録し、ポイント数で9位に入った。 また、自陣に攻め入るパックを持った相手FWと1on1で正対する時も、バック・スケーティングしながら パックを弾く、奪い取るなどの動きも巧い。 相手のシフトに嵌って、やむなく自分がアタッキング・ゾーンでパック・キープする流れになっても すぐにはショットにいかず、フリーの味方を辛抱強く探し、発見したとたん相手に取られないスペースを通して パスを出し、すぐブルーラインに陣取って守備態勢に入る姿には何度も感嘆させられている。 粘り強いポゼッション・ホッケー、トランジション・ホッケーの確立を目指すSHANA-PLANにとっては 欠く事のできないタレントだと思うので、ぜひTORの指名順位まで残って欲しい逸材である。 スタッツに派手さがない分(現在45試合6G 25A +34)、マスコミ受け、ファン受けが悪い事必至なので 2012年のRyan Murray(CBJ R1 2位 WHL)や、2011年のAdam Larsson(NJD R1 4位 SHL)のような 順位になれば理想的だろう。 というより、長年に渡ってNJDでトランジション・ホッケーの土台を築いてきたラモリエロが Juoleviのようなタイプを見逃すはずがないと思う。 前年上位指名したDermott、Nielsenも左撃ちDFなので、数はかさばるがそれぞれタイプは違うようだ。 チーム事情もあるが、大雑把に分ければDermottはゴール周辺の防衛に重点を置き、 Nielsenは積極的に前に出てゴールを狙う攻撃型D-MAN、Juoleviはこの二人の間を繋ぐ調整型とも言うか。 タイプの違うDFが揃えば、それだけFWとの連携にも幅ができるだろう。 メジャー・ジュニアは残り10試合前後になり、ポスト・シーズンに向けて態勢を整え始めている。 若手の成長をジュニアとAHLのポスト・シーズンでチェックし、今年は今現在12人分の指名権を持っている ドラフトの行方を楽しみにしたい。 2月27日にRochester Americansを10-5の大差で倒した二日後となる、現地時間29日に William Nylander, Kasperi Kapanen, Nikita Soshnikov, Zach Hymanの4人が 地元でのTBL戦においてNHL初出場を果たした。 移籍加入したBen Smith(前SJS), Connor Carrick(前WSH), Brooks Laich(前WSH)と合わせ 計7選手がニュー・リーフスとしてデビューしたことになる。 Connor Carrickは、MARLIESが26日にHershey Bearsに2-5で敗れた試合で BearsのD-MANとして出場していたが、その三日後にLEAFSのジャージで出場するとは思わなかった。 FO 31-19(62%)、SHOTS 32-28、B.S. 17-16、T.A.9-7、G.A.11-12、HITS22-24と 昨季の東カンファ王者相手にほぼ互角に渡り合ったが、ドラフト外入団の叩き上げである Tyler Johnsonの2ゴールに追いつけず惜敗。 全般的にタレント能力の差は歴然としていたが、よく食らいついた試合だったと思う。 TBLの先制点は、Coburnをスクリーンで動かしてHunwickを抑えた後ろからのショットで してやられた!と思わせるキャリアと試合巧者ぶりだった。 気に入らないのは、またもGardinerのプレーである。 ENでの最後残り10秒、ブルーライン内中央付近でフリーとなったNylanderへのパスが、 強度のスラップ・ショットになってしまい、ワンタイマー・ショットができなかったことだ。 現地でもGardinerはNylanderに平手打ちを食らわせたのか?と非難轟々で、結果はともかく 最後まで最善を尽くすという、ファンが最も望む形にならなかったのは無念。 個人的には、今季AHL最強であるMARLIESのメンツは来期開幕から見られるものと思っていたが、 さすがに10ゴールではAHLでのレギュラーシーズンでやることはなくなった、LEAFSが残り20試合とキリがいい、 入れ替わりで二軍落ちしたLeipsic、Leivoらが何とか通用している等の理由で、来季への試運転に切り替えたのだろう。 かつてのKadoriやFrattinのように一人だけ上げるのではなく、4人を一斉に上げて一度に起用し、 第2PからはKapanen-Nylander-Hymanのラインを組むなど、仲間内での競争心煽りと ビッグ・リーグの空気を若いタレントに感じさせるなど、Babcockも将来を見据えながら なお魅せた采配を披露してくれた。 Lamorielloは、新人4人にはAHLカルダー・カップ・プレーオフへの出場資格を残すと明言してるので NHL/AHLシーズン終了後も、ドラフトと共に楽しみは続くことになった。 現地マスコミ(特にTSN)や一部のファンは、来年はこれにStamkosやAuston Matthewsが加わる!と 相変わらず軽薄なバカ騒ぎをやっているが、今のポジション別の選手構成や年齢を見れば 右撃ちFWのStamkosなど不要なのは解るはず。(Matthewsは左だが) ネタで騒いでるならまだいいが、半分本気な面もあるので現地状況はハラハラする。 今のフロントなら大丈夫と思うが、それでも安心できない環境がTORONTOで 長年優勝できないのは、そんな軽薄な空気が多勢を占める影響もあると思う。 現在26歳、今までのキャリアからして今後10年近く、年に1000万$前後の費用が掛かるStamkosなど Nylander, Kapanen, Merner, Bracco、Piccinichらの将来と、キャップを圧迫するだけではないか。 いくらオンタリオ・ボーイとはいえ、既にStamkosにはTampa, FLのアイコン・イメージが付いている。 昨年のドラフトで指名した左撃ちFWも、スウェデーンWJC代表のTimashovやラトビアU17代表の DzierkalsらがCHLで好成績を上げている。即戦力の大物FWは現時点では不要と判断していい。 今、必要なのは、左右無関係にDF、そしてReimer放出後のゴーリーの準備、そして何より 無神経なファンの声に左右されない勝つ為の組織作りが、このチームいちばんの課題ではないか。 3月2日のTOR@WSH、テロップに出た「 KEY POINT OF GAME 」が 「 DON'T THINK JUST PLAY 」 (頭で)考えるな、ただプレーしろ=ガムシャラにプレーしろと意訳できるだろう。 3月4日のMIN @ TORでは「 Continue Strong Work Ethic 」 強い勤労意欲を継続しろ=最後まで闘争心を持て=気持ちを最後まで切らすな、といったところか。 いずれも、Nylander, Kapanen, Sochinkov, Hymanの新人4人に対する激なのは明白で これらを初出場の試合からフル・スロットルで実行しているのが、SochinkovとHymanだ。 MARLIESや、それまでの実績を全て捨ててBIG LEAGUEに体当たりしろ、 そこから新たな目標が見えてくるという、昔からある普遍的な指南である。 その結果が、4人の先陣を切ってNHL初ゴール一番乗りを決めたSochinkovだと思う。 第1Pでは、WSHゴーリーGrubauerへの接触をMatt Niskanenに咎められ、小競り合いとなったが 流れで見ればSochinkovはバランスを立て直し、必要以上の接触はしていない。 しかし、NEW KIDに対するNiskanenからのご挨拶代わりではあっただろう。 Sochinkovも舐められてたまるか!とばかりに、堂々としていた。 それが心理的に響いたのかどうかは不明だが、舐められてたまるか!という気負いが 第3ピリオドでのボーディング・ペナルティに繋がった可能性はあるかもしれない。 結果的に決勝点となったPPGを決めたのが、第1ピリオドで小競り合いを起こした相手の Niskanenだったのは、なかなか見ものだった 試合はこのまま3-2でWSHの勝利。Niskanenからすればベテラン冥利に尽きるというか、 「若いの、ここがNHLだ」=''Welcom To The NHL''という気持ちだったかもしれない。 Hymanもトレードで対戦相手に移籍したばかりのWinnikら、好調WSHのベテラン勢に対しても 臆することなく立ち向かっていた。 最初の2試合を見る限り、ガムシャラにプレーしたことで初ゴール一番乗りという結果と、 自分のペナルティで決勝点となるPPGを決められたことで、メンタル・コントロールの大事さという課題を 同時に手に入れたSochinkovが、まず一歩リードしたと思う。 ちなみに、上手くSochinkovをあしらった(?)Niskanenは、5日のBOS戦ではOT決勝ゴールを決め チームの100Pts達成に貢献した。 一方のNylander, Kapanenには最初の2試合を見る限り、KEY POINTであるガムシャラさは感じなかった。 Kapanenは第2ピリオド中盤辺りから相手を翻弄する動きを見せ始めたが、 パックを繋いで攻撃態勢を作るには至らず、Nylanderに至っては、いるのかいないのかも よくわからない始末だったが、いい方に取ればBIG LEAGUEとの距離感を測っている、悪い方に取れば 測りかねている=こんなはずではなかった、という見方になるだろう。 同じマスコミでもESPNなどは、地道な努力の積み重ねこそが道を切り拓く事になる、という ある意味アメリカの国是である開拓者精神をベースにした、ブルーカラー色の強いスポーツ・ドキュメントが多く 実況でも「一人の選手の圧倒的な力やパフォーマンスで、チームが魔法のように変わる」などという煽りは ほとんどやらない。だが、トロント・マスコミは違う。 「早くNylanderをLEAFSに上げろ」「そうすりゃ何かが起こる」「Nylanderも上がりたがっているじゃないか」 というセッカチ煽りが多くて、やれやれと思う事が多い。 Nylander, Kapanenに対しては真偽は不明だが、Babcockからこんなメッセージがあったなんて話もある。 https://twitter.com/longleysunsport/status/705238490464854016 Nylander and Kapanen: “If you’re not going to compete, it doesn’t matter how much skill you have." 「(仲間内で相互に)競争する意識がないのなら、今持っているスキル(技術)には何の意味もない」 とでも言うか、冒頭のDON'T THIINK JUST PLAYやContinue Strong Work Ethicに繋がりそうな話ではある。 繰り返しになるが、今まで積み上げたものを全て捨てて、白紙で厳しい新世界にぶつかり 新たな課題を見つけて前進し続けられる機会を持てるのは、若い世代の特権である。 トロント・マスコミの商売煽りが空回りするのは勝手だが、Nylanderに対して一方的に膨らんだ幻想は ファンからの欲求不満となって選手側に跳ね返ってしまう恐れがある。 Mats Sundinは現役の間、NHLで最もマスコミの取材を受けた選手という話もあるが そりゃ、ストレスであんなスキンヘッドになったのも当然と言えるだろう。 同じ過ちを、若い世代のタレントに対して繰り返して欲しくはない。 手に入れたオモチャが思い通りにならないとヒスっては、すぐに叩く、投げ出すような真似は御免である。 その後OTT戦でNylanderが、今日のBUF戦でHymanがNHL初ゴールを決めたが、チームは 4人の新戦力加入以降、ずっと勝ち星なし。第3PでつまらないペナルティをやってはPPGを決められ 自らはPPGを決められない勝負弱さは、怪我人の多さと相まって、もはや修正できるレベルではない。 今日も2点リードを守れず、残り1点のリードも、Hunwickからの何でもないゴール裏からのボード・パスを、 Rilleyがまたも処理をミスってReinhartにTAされ、E.Kaneに同点ゴールを許した末にOTに持ち込まれた。 結果はSO負け。 Babcockのシステム下で機能していたPhaneuf、Polakという守備の要を放出したツケは大きかった。 今や頼りになるD-MANはHunwick一人と言っていい。DFはFW以上に経験の蓄積が必要なので これからも長く血を流し続けなければならないが、個人的にはそれもまた楽しいだろうと思っている。 read.cgi ver 07.5.0 2024/04/24 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる