北近畿豊岡道 但馬空港ICまでの新区間が開通
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202011/0013831435.shtml


整備中の北近畿豊岡自動車道で、兵庫県豊岡市内の日高神鍋高原インターチェンジ(IC)から但馬空港ICまでの新区間「日高豊岡南道路」(6・1キロ)が1日、開通した。
開通を祝う式典が上佐野トンネル(同市上佐野)内であり、関係者約150人が地域活性への効果を期待し、全線の早期実現を願った。
北近畿豊岡自動車道は、同県丹波市の春日ICと豊岡市の豊岡北IC(仮称)を結ぶ総延長73キロの高規格幹線道路で、
舞鶴若狭自動車道と播但連絡道路、山陰近畿自動車道と連結した広域交通ネットワークとして計画されている。
現在は、但馬空港ICから北へ2キロの豊岡IC(仮称)までの区間を整備中で、さらに北へ5・1キロの豊岡北ICまでの区間も事業着手している。
1日に開通した日高豊岡南道路は2012年度に着工し、総事業費は約498億円。
大阪−城崎温泉の所要時間が約4分短縮され、観光振興や救急医療機関へのアクセス向上、災害時の交通手段の確保といった効果を見込む。
式典で豊岡市の中貝宗治市長は「コロナ禍で観光業が大きな打撃を受けているが、カニのシーズンに間に合った」と喜んだ。