GHQは昭和22年春、アイヌの独立について打診してきたことがある。
GHQ第9軍団(北海道)のジョセフ・スイング少将は、 札幌市・北拓銀行旧本店の一室にアイヌの代表・椎久堅市氏ら4人を呼んで
「独立する気があるなら今だぞ」と言った。それに対しアイヌの代表はきっぱりと答えた。
「独立する考えは毛頭ありません。アイヌ民族は日本国民の一員として、祖国の再建と繁栄に尽くします」と述べた。