X



【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part6©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@占い修業中 転載ダメ©2ch.net
垢版 |
2016/11/26(土) 06:37:55.23ID:WbyThkxa
近代タロットの理解にはカバラの知識が必須であることは、割とよく
知られていると思います。
しかしなから、タロットの理解に必要なカバラの知識って、日本に
おいては、あまり紹介されていないのが現実なんですよね。

というわけで、タロットの理解に必要なカバラの基本的知識を得るために
以下の本を引用、翻訳、考察しながら、色々と勉強していきたいと思います。

書名:The QABALISTIC TAROT
   A TEXTBOOK OF MYSTICAL PHILOSOPHY
   カバラ主義のタロット
   神秘主義的哲学の教科書
著者:Robert Wang

※話題への、ソコはちゃうやろ的ツッコミとか、雑談とかは歓迎ですが、
教えて的な質問に答えたりとかは面倒なので、スルーする可能性が高いです。
0162名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/04(木) 06:33:45.28ID:x3Yz4izK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 154) ---
The Path of Resh connects Hod (Splendor) with Yesod (the Foundation), and is the
first of the Paths of the Personality triad to be encountered in rising on the Tree.
「レシュの小径」は、「ホド(壮麗)」と「イェソド(基盤)」を接続しており、「木」
による上昇において遭遇する「人格」の三つ組の「小径たち」の最初のものである。

It is an active Path on the intellectual-formative side; it is the activating
force of the Personality which, like the Higher Self and the Spiritual Self,
is composed of a "masculine" (intuitive-dynamic, Yod) and a "feminine"
(intellectual-formative, Heh) and a set of energies which are the result of the
opposing interaction of the two (equilibriating, Vau).
それは、理知的−形成的の側にある活動的な「小径」である;それは、「人格」の活動的な
力であり、「高次の自我」と「霊的自我」と同様に、「男性」(直観的−動的、「ヨッド」)
と「女性」(理知的−形成的、「ヘー」)と、および2つの対立する相互作用の結果である
精力たちの組(平衡化、「ヴァウ」)により構成される。
--- ここまで ---

「equilibriating」は、「equilibrating/平衡化」の誤植ですね。

ここは「生命の木」の説明の、「レシュの小径」に関するまとめになります。
「19:太陽」は、「マルクト」から離れた、上位世界のうちの最初の「三つ組」である、
「Personality/人格」を司る「星幽的三角形」のうちの、「活動的」な「小径」に
割り当てられているわけです。
(残りは、「16:Tower/塔/平衡」と「17:Star/星/形成的」です。)

ちなみに、「大アルカナ」の解釈って、最初は「絵」から入る人が多いと思うのですが、
それはカードの理解の上では「遠回り」になります。
「絵」を見ても、下位世界でのイメージしか湧かないですし、そもそも、大アルカナは、
「絵にもかけない○○○○さ」を絵にしたものですので、絵を見て理解しようとする
のは、どう考えても勘違いなわけなのです。
0163名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/05(金) 07:51:00.93ID:+i6TyQbq
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 154) ---
THE SUN (Resh) is described as the "Collecting Intelligence," meaning that it
exercises control over a number of given components, in this case the Signs of
the Zodiac which are symbolized by the twelve rays emanating from THE SUN.
「太陽(レシュ)」は、それが、多くの与えられた構成要素たち、この場合は「太陽」から
放出される12の光線たちにより象徴されている「黄道十二宮」に対して支配力を行使する
ことを意味しているので、「収集する知性」と評される。

These Signs are the twelve guideposts of Personality and receptacles of Planetary
influences, one of which governs the birth and life course of each incarnation.
これらの「宮たち」は、「人格」の12の道標たち、および「惑星」の影響たちの受け口で
あり、その1つは、各々の肉体化の誕生と人生の方向を支配する。
--- ここまで ---

「太陽」と「黄道十二宮」との関係で一番大きいものと言えば「星占い」、ではなくて
「季節」です。
「黄道十二宮」における「太陽」の位置は、「季節」を表す「道しるべ」として、太古の
昔より、知性ある人々の間で利用されてきたという経緯があります。
ちなみに、「19:太陽」の反対にある「17:星」にも、似たような作用があるのですが、
それについては、また後ほど考察することにします。

さて、この「19:太陽」は、「incarnation/肉体化」である「マルクト」とは直接関係
しない、すなわち我々の肉体が滅んでも消滅することのない、最初の「不揮発性の小径」
となっています。
さらに言うと、「生命の木」の底にあればあるほど「濃くなる」という性質があります
ので、この「19:太陽」と「17:星」には、人の誕生の際には多くの情報(知性)が「種」
として流出し、そして死の際には、多くの情報(知性)が「実」として回収される場所
であり経路でもあるというわけです。
そういう意味でも、重要なカードではあるわけですが、とはいえ我々が今どうこう
できるものでもありませんので、いまいちヤル気が出ないわけなんですよね。
0164名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/06(土) 05:46:00.17ID:rZ7gCtOY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 154) ---
Thus the Sun is central not only to the incarnation at hand, but acts as a link
between the Personalities which have been experienced in other incarnations.
したがって、「太陽」は、手近にある肉体化だけでなく、他の肉体化たちにおいて、ずっと
経験し続けている「人格たち」の間を結び付けるものとしての活動たちの中心である。
--- ここまで ---

「incarnation/肉体化」において最も重要な働きをしているのは、言うまでもなく
「21:宇宙」なのですが、「21:宇宙」「20:審判」「18:月」は、いずれも「マルクト」
と接続していますので、どちらかというと「外陣」扱いとなります。
そして、「肉体化」における「内陣」が、「Personality/人格」を司る「星幽的三角形」
ということになります。

そして、「星幽的三角形」の「小径」の中では、最も下位であり「activating/活動的」な
存在である「19:太陽」が、「肉体化/誕生」という下位世界への流出において、中心的な
役割を果たすということなのですが、それは我々からは直接見えないところにあるわけです
ので、よくわかんないです。

もし、ワタシが前世の記憶を持っていれば、この「星幽的三角形」の内部に蓄えられた
「Personal/個人的」な不揮発性の記憶を分析することで、「星幽的三角形」の働きを
知ることができるとは思うのですが、残念ながら、そういう前世的な記憶は何も持ち合わ
せておりませんので、「19:太陽」が如何なるものかを直接知る由はありません。

結局のところ、ここから先は、間接的な状況判断だけで、推定していくしかないわけで
あり、それらは裁判における証拠能力に欠けるものばかりであるため、全くの個人的な
見解であるとしか言えませんので、その旨、しっかりとご理解頂きたいと思います。

つまり、ワタシにとっても、ここから先は、完全妄想の黒歴史ノートであって、さらに
言っていることや、やっていることが首尾一貫しない、とても非論理的なものになって
いるということなんですよね。
0165名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/07(日) 07:22:33.68ID:8qRa/TUg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
It is also collecting in that all of the component parts of the Personality,
discovered on these lower Paths, are here infused with the dual action of the
Sun, light and warmth.
それはまた、これらの下位の「小径たち」で発見された、「人格」の構成部分たちの全ての
ものが、ここで、光と暖かさという、「太陽」の二重の働きで満たされる、という点に
おいて、収集するものである。

It may appear curious, but these are considered intellectual qualities.
それは奇妙に見えるかもしれないが、これらは理知的な品質たちであると見なされている。
--- ここまで ---

「these lower Paths/これらの下位の小径たち」というのが、「Personality/人格」を
司る「星幽的三角形」を指すのであれば、「人格」の「内陣」である「星幽的三角形」は、
この「19:太陽」の「light and warmth/光と暖かさ」により、全体的に取りまとめられて
いるということになります。
まあ、よくわかんないですけど。

さらによくわからないことに、この「レシュ/太陽の小径」は、「intellectual/理知的」
であると、エロい人々には思われている、ということです。
まあ、よくわかんないですけど。

この流れで、童話の「北風と太陽」のストーリーを思い浮かべる人もいるかと思いますが、
とりあえず下位世界にいる我々にとっては、手の届かないところにあるけれども、理知的で
「光と暖かさ」を与えてくれる「見えざる太陽」のような上位の存在であるということです。

ちなみに、この理知的な「19:太陽」と対になるのは、理知的ではない「17:星」になります。
「知恵の32の小径たち」によれば、この「レシュ/太陽の小径」は、「星たち」の情報も
とりまとめる働きをするということですので、後ほど出てくる「17:星」の説明があるまで、
詳しいことは先送りしておきましょう。←面倒なことから逃げるタイブww
0166名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/08(月) 05:59:36.20ID:GhD+RaZ8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
The activity of this Path is intellectual.
この「小径」の活動は、理知的である。

In fact, the Path of THE SUN is the highest level of the human intellect, as
THE STAR is the highest level of the emotions.
実際に、「星」が感情たちの最も高い段階であるのと同様に、「太陽」の「小径」は、
人間の知性の最も高い段階である。
--- ここまで ---

「生命の木」においては、対になっているものは「対比して理解する」ことが基本です。
ちなみに、「レシュ/太陽」と「ツァダイ/星」の関係は、以前に論じた「ホド」と
「ネツァク」の関係と、表面的には一致しています。
・「レシュ/太陽」=「ホド」= 知性
・「ツァダイ/星」=「ネツァク」= 直観、感情
そして、両者の違いとなるのは、
・「レシュ/太陽」が「活動的」なのに対し、「ホド」は「形」
・「ツァダイ/星」が「形成的」なのに対し、「ネツァク」は「力」
という、対になる活動性を持っているということであり、これらによって「生命の木」は
停滞することなく永遠に活動を継続できるということになっているわけですよね。

さて、「生命の木」においては、「知性」よりも「感情」が上位に置かれるわけですが、
これはすなわち、「人」の「知性」が「神」の「知性」の裏返し、つまり、エデンの園で
人が蛇にそそのかされて、「知恵の木の実」を食べて堕ちてしまったことに関連して
考えることもできます。
その場合、「ネツァク」と「ツァダイ/星の小径」が「生命の木の実」に相当すると考える
ことが出来るわけで、ここにまた一つの妄想ネタが産まれるわけですよね。

いずれにしろ、「感情」と「知性」は、人が人として生きていく上では欠かせないもので
あり、どちらが上でどちらが下かというのは、気にしなくてもいいことですけどね。
0167名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/09(火) 06:04:55.89ID:GWJPfuDb
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
They are balanced by THE TOWER, although looking at that card may hardly inspire
confidence that a balance is taking place.
それらは、「塔」により平衡が保たれている、とはいえ、そのカードを見ても、平衡が
起こっているという確信を抱くことは、ほとんどできないかもしれない。

Yet this represents the effect of the combined energies of THE SUN and THE STAR.
けれども、これは、「太陽」と「星」の結合された精力たちの「効果」を表している。

More will be said of this in a later section.
それ以上のことは、これについては、後の節の中で語られるであろう。
--- ここまで ---

「星」が人間の中の「感情」の最も高い段階であり、「太陽」は人間の中の「知性」の
最も高い段階であり、そして「塔」が人間の中において、それらの平衡を保っている。

うーん。
どう見ても「塔」は、高いところにあるものを、突き落としているようにしか見えない
わけですので、この大騒動が「平衡を保つ」ているようには見えないですよね。

でも、マクロで見て「静的」な平衡状態にあるものは、ミクロで見てみると、七転八倒の
「動的」な状態でバランスを保っているというのは、実はよくあることです。

たとえば、冷戦状態という準平衡状態の裏では、壮大な政治的駆け引きや、軍拡競争や
局地的な代理紛争があるわけで、「感情」と「知性」のような、お互い相容れないもの
同士をうまく調和させていくためには、「大アルカナ」という人の内なる面においては、
こういう「隠された紛争」は必要不可欠のものであると考えることも出来るわけです。

つまり、内面において、阿修羅の如くキレまくってるおかげで、外面においては、菩薩の
如く全てを達観した顔つきを保てるということではないかと思っているのでした。
0168名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/10(水) 06:09:20.47ID:5TS6q3iz
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
Resh means head, which is consistent with the idea that this is the highest Path
of human intellect, and that this is the "Collecting Intelligence."
「レシュ」は「頭」を意味しており、そのことは、これが人の知性の中で最も高い「小径」
であり、そしてこれが「収集する知性」である、という考え方と一致している。

In this regard there is an interesting illustration from an alchemical manuscript
of 1606, showing a figure with an orb-shaped body which is headless, but holds
the Sun above.
この件について、頭が無いけれども、「太陽」を上に保持している、球形の体を含んだ図が
示されている、1606年の錬金術の原稿からの興味深い図解がある。

Beside this figure is written: "The World." (*103)
この図のそばには、こう書かれている:「世界」。(*103)
--- ここまで ---

ちなみに、(*103)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 271) ---
103. Manly Palmer Hall, Encyclopedic Outline, CLXI facing.
103. マンリー・パルマー・ホール著、『百科事典的な概要』、161ページ見開き。
--- ここまで ---
とあります。

ここは、「レシュ/頭」と「太陽」の関係性についてのネタ話となっています。
なんか、無理矢理感がすごいのですが、そういうことだそうです。

でもまあ、頭というか顔が太陽みたいになっている絵やイラストやコスプレとかは、
割と普通にありそうなのですが、そういうのって、「収集する知性」というよりも、
「発散する痴性」という感じっぽいですけどね。
まあ、どうでもいい話ですが。
0169名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/11(木) 06:21:55.72ID:t919SL/U
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
The head is the Sun itself, held above the material body; without the Sun-head,
there could be no world.
頭は、「太陽」それ自身であり、物質的な体の上に保持される;「太陽」の頭がなければ、
世界は存在することができない。

Mathers corroborates this idea by calling THE SUN the "Splendour of the Material
World."
マサース氏は、「太陽」を「物質的世界の壮麗」と呼ぶことにより、この考え方を確証する。
--- ここまで ---

この錬金術文書は、1606年の発行なのですが、それ以前の1543年には、コペルニクスが
『天体の回転について』という地動説の本を発行しており、天文学が発達してきています。

そして、この錬金術文書に書かれている「body/体」は球体ですので、おそらくこれは
我々の住む「世界」である「地球」のことであると推定できます。
つまりは、太陽系という我々の世界においては、「地球」は「太陽」なしでは存在できない
ということを言いたいのではないかと推定できるわけです。

さて、このマサース氏の文章は、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』の「Fourth
Knowledge Lecture/第四知識講義」にある「NOTES ON THE TAROT/タロットに関する覚書」
の「19:太陽」に関する説明文なのですが、これはおそらく誤記だと思われます。

「太陽」は「物質的世界(マルクト)」と「壮麗(ホド)」を繋ぐ「小径」ではなく、
「基盤(イェソド)」と「壮麗(ホド)」を繋ぐ「小径」です。
この誤記は重大なミスですので、本来であれば早々に改訂されるはずだと思うのですが、
ずっと放置され続けていますので、何か特別な意味のある誤記なのかもしれません。
ついでに言うと、この「19:太陽」の箇所の日本語訳では、最後に「水銀」となっていて、
ここは本来は「Mercury/水星」と訳さなければならないはずなのですが、なぜか「水銀」
と訳されているんですよね。
0170名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/12(金) 06:18:02.54ID:i9B4ix3u
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
So the card basically represents the intellect acting upon the dualities of the
human condition, consciousness and its earthly vehicle.
そういうわけで、カードは基本的に、意識およびその地上での乗り物という、人間の状態の
二重性に作用している知性を表す。

This is the point of connection of the human intellect with the higher intellect,
the Greater Life.
これは、「より大きな生命」にある、より高い知性との人間の知性の関係の要点である。
--- ここまで ---

この最初の文章は、「太陽」が「物質的世界の壮麗」であるという前提で書かれたものだと
思うのですが、やっぱり少し違和感があります。
「レシュ/太陽の小径」は、既に「マルクト」という「earthly vehicle/地上での乗り物」
とは関係性を持たないので、普通に「人間の意識の二重性に作用している知性」という
ことで考えてもいいかと思います。

ちなみに、ゴールデン・ドーン版タロットは、「17:星」「18:月」「19:太陽」「20:審判」
が、下に水が描かれた似たような構図になっているので、何となく同じ世界での話のよう
にも見えるのですが、「17:星」「19:太陽」は天上界である「エデン」であり、「18:月」
「20:審判」は地上界に繋がっていますので、きちんと分けて考えた方がいいですよね。

というわけで、この「19:太陽」に描かれた幼児と幼女は、人の誕生の前に、新しく生み
出されたばかりの「星幽界」での「人間の二重性の意識」を表していて、そこからさらに
「21:宇宙」を下って「地上での乗り物」を獲得し、一人の人間として誕生するという
仕組みであると考えることが出来ます。

でも、「人間の二重性の意識」が、「男」と「女」で象徴されるというのも、何か意味深
なのですが、「ホド」は「両性具有」の属性を持つ二重性のある「セフィラ」ですので、
人間って、元々そういう二重性のある生き物なのかもしれませんよね。
0171名無
垢版 |
2017/05/12(金) 16:17:27.56ID:LtCDxrL4
ミケランジェロ丸亀の占い師は洗脳カルト
0172名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/13(土) 07:29:29.06ID:eBw7hlbx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
The Sun is also the Son who carries on the work of the Father.
「太陽」はまた、「父」の仕事を続ける「息子」でもある。

The Thirtieth Path is a composite one: The Four Elements, the Signs of the Zodiac
and the Planets are all involved, under the rulership of the Sun, as is symbolized
by the Hexagram.
「30番目の小径」は、複合したものである:「四大元素たち」、「黄道十二宮」、そして
「惑星たち」は、「六芒星形」により象徴されるように、「太陽」の支配権の下で、全て
巻き込まれる。

That figure means the perfect integration of Personality and Higher Self.
その(六芒星)形は、「人格」と「高次の自我」の完全な統合を意味している。
--- ここまで ---

最初の文は、「父」である「主」と、「子」である「イエス・キリスト」の関係です。

二番目の文は、惑星としての「太陽」が「六芒星」に割り当てられていることに関係して
いることをネタにしているのですが、いささか論理飛躍しすぎています。
とはいえ、「大アルカナ」は論理では語れませんので、とりあえずスルーします。

最後の文は、おそらく「セフィロト」のレベルの話であり、「ティファレト(太陽)」が、
「至高の三角形=究極の霊的自我」、「倫理的三角形=高次の自我」、「星幽的三角形=
人格」を統合している流れからの類推だと思うのですが、ここも少々論理飛躍があります。

まあ、「上の如く、下も然り」ですので、「ティファレト」にある下位の「太陽」と、
「大アルカナ」の「19:太陽」とは何らかの繋がりはあるわけですので、そういう類推を
すること自体は許容範囲と言えるわけですが、そういう下のレベルの話をここで持ち出し
てきても、もう知ってる話ですので、いまいち面白味に欠けるわけです。
とはいえ、上のレベルの話は、そう簡単には語れないというのが、最大の問題ですよね。
0173名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/14(日) 06:24:23.58ID:vsku8Wzq
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
On the Tree of Life this is shown as the interaction of the Astral and Ethical
Triangles, God the Son of Tiphareth being primary to both.
「生命の木」においては、これは、「神」と「ティファレトの息子」の両方にとって基本的
なものである、「星幽的」と「倫理的」の「三角形たち」の相互作用として示される。

However the energies may be symbolized, the Path of THE SUN is a very important
initiatory one.
とはいえ、精力たちがどのように象徴されていたとしても、「太陽の小径」は非常に重要な
最初のものである。
--- ここまで ---

やっぱり、ここは「小アルカナ」である「セフィロト」のレベルの話になっています。
「小アルカナ」の「ティファレト/太陽」と「大アルカナ」の「19:太陽」を、同じレベル
で語るのは違和感ありまくりですが、とりあえず「象徴」となる「ネタ」の一つとして
解釈するのが良いかと思います。

ちなみに、「セフィロト」には「惑星」が配属されていますので、「大アルカナ」の
「7つの複字」の「小径」に配属された「惑星」と、何らかの相関関係が出てきます。
問題なのは、それらの関係性って、「どうなの?」ということなんですよね。

はっきり言ってしまえば、「大アルカナ」はあくまでも「象徴」ですので、中身は全く
違うものであるという「二枚舌」的な答弁になってしまうわけですが、「19:太陽」や
「18:月」は、カードにモロにデザインされていますので、なかなか言い逃れが難しいと
いう問題が出てきます。

ついでに言うと、この「19:太陽」って、すごく中途半端な立場なんですよね。
「マルクト」から離れた「very important initiatory one/非常に重要な最初のもの」で
あるにもかかわらず、「マルクト」に繋がる「20:審判」と「18:月」に挟まれてしまって
いる状態ですので、なんかどっちつかずな感じが否めないのです。
0174名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/15(月) 06:13:20.63ID:l0HExKPc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
The experience of THE SUN is very profound, for it is an introduction to the inner
sun which is the light of the personality as the physical sun is the light of the
material world.
「太陽」の経験は、それが、物質的な太陽が物質的な世界の光であるのと同様に、人格の光で
ある内なる太陽への入門であるので、非常に深遠なものである。

On this Path one experiences the warmth and light but, as on the plane of sensation,
it is a sun at which one cannot look directly without suffering damage.
この「小径」において、人は暖かさと光を経験するけれども、 感覚の次元においては、
それは、人は損害を被ることなしでは直接見ることができない時点にある太陽である。
--- ここまで ---

物質的次元、すなわちこの地上における「太陽」は、この地上の我々に、光と暖かさと
恵みをもたらすものであり、そして、朝には昇り、夕には沈むという、一日という時間の
周期も、同時にもたらしてくれるものです。

ちなみに、地上に降り注ぐ「太陽」の光は、「太陽光」そのままではなくて、この地球の
様々なバリア機能のおかげで、「光と暖かさと恵みをもたらすもの」になっていることは、
知っている人も多いと思います。

要するに、「地上」での太陽光と違って、宇宙空間、たとえば「月面」における太陽光は
極めて危険なものであり、それゆえ人間は「宇宙服」と呼ばれる強力なバリア機能を持つ
ものによって、危険な太陽光から身を守る必要があるわけですよね。

とはいえ、これは、「小アルカナ」の「ティファレト」の「太陽」も同じことであって、
「大アルカナ」の「19:太陽」だけが持つ特性ということでもありません。
両者の違いは、今のところは、「profound/深遠な」度合いの違いでしかないわけで、
結局のところは、学習者の理解のレベルに応じて、その解釈も変化するという、とても
属人的なものになってしまうわけなんですよね。
0175名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/16(火) 06:10:20.55ID:6POaibdB
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
The opposites attributed to Resh by the Sepher Yetzirah, fertility and barrenness,
remind us that the same sun which illuminates and causes growth can destroy utterly.
『セフェル・イェツィラー(形成の書)』により「レシュ」に帰属されている反対物たち
である、肥沃と不毛は、成長を啓発し引き起こすのと同じ太陽が、完全に破壊できることを、
我々に思い出させる。

The blessing of the farmer is the curse of the solitary traveler in the desert,
and it is on this Path that one discovers the great potentials of this power.
農夫の恩恵は、砂漠の中の孤独な旅行者の呪いであり、この「小径」の上において、人は
この力の大いなる可能性を発見する。
--- ここまで ---

複字である「レシュ」には、「fertility and barrenness/肥沃と不毛」という属性が
付いています。
この「太陽」のパワーは、ちょっとでも多すぎると「砂漠化」になりますし、少なすぎると
「寒冷化」になり、なかなかバランスが難しいわけであり、そういう意味でも、現在の
「太陽」と「地球」は、ちょうど良い位置関係にあるということなんですよね。

まあ、この「宇宙」が創造されたのは奇跡的であり、そして「太陽」が生まれて「地球」
が生まれて、そしてこの地上に生命が生まれたのも奇跡的であるということなのですが、
そういう「奇跡」の実感というのは、我々にはあまり無くて、ごく当たり前のことと感じ
ていると思います。

「太陽」の真の偉大さというのは、そういう意味では、一般人にはなかなか気づかれにくい
ものなのですが、もし我々が地上から離れれば、すぐにでも思い知らされるものです。
その強力な「太陽光」と巨大な「重力」は、我々が「太陽系」の一員である限りにおいては、
最大の「恩恵」であり、かつ「呪い」でもあります。
つまり、そういう「見えない絆」とか「切ろうとしても切れない上からの一方的な絆」と
いうものが、この「19:太陽」の中に隠されているということになるわけですよね。
0176名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/17(水) 06:18:06.83ID:plT2HMlK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
This is the initiation of the Personality to the great source of inner light, an
initiation which takes place within the physical vehicle (walled garden) and affects
the dual components of the Lower Self.
これは、内なる光の偉大なる源への「人格」の参入儀式であり、肉体的な乗り物(壁で
囲まれた庭)の内部で起こり、「低次の自我」の二重の構成要素たちに影響を与える参入
儀式である。
--- ここまで ---

「21:宇宙」により目覚めた、まだ精神的に幼い「人格」は、この「19:太陽」の「小径」を
上昇することで、さらなる高みへと上昇します。

とはいえ、「19:太陽」は、「physical vehicle/肉体的な乗り物」である「マルクト」
とは直接繋がっていませんので、この「walled garden/壁で囲まれた庭」そのものは、
「マルクト」というわけではありません。
つまり、まだ「肉体的な乗り物」の影響下にある「イェソド」領域の「低次の自我」で
ある、いたいけなショタロリに対し、「高次の領域」にある太陽がいけない影響を与えて
いるという、実に妄想が膨らむ構図になっています。

それはともかく、ちとやっかいなのは、惑星レベルの「太陽」の存在感が大きすぎて、
我々のイメージが、そっちの「太陽」に引っ張られてしまい、この高次の「19:太陽」を、
適切に解釈できない場合があるということなんですよね。

タロット占い師は、「小アルカナ」と同様に「大アルカナ」にそれぞれ吉凶を付けたがる
のですが、それは大きな間違いであり、本来は「吉」と「凶」を併せ持つ存在です。
つまり、如何なる場合においても、二重の意味と二重の作用を持つわけですが、日本に住む
我々は、どうしても「暖かな太陽」というイメージに引っ張られて、「幸運のカード」と
見てしまう人が多いのです。
おそらくそれは、とんでもない勘違いですし、そもそも、「大アルカナ」は幸運をもたらす
ものというよりも、我々にとっては、どちらかというと「厄介物」に近いものですからね。
0177名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/18(木) 06:07:22.94ID:gRHUfU4B
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 155) ---
An important point must be repeated here, one all too often neglected by those
who discuss the Paths: Work on the Paths brings about definite physiochemical
changes in the human body.
ある重要な論点の一つであり、あまりに何度も「小径たち」を議論する人々により無視
されたものが、ここで繰り返し言われなければならない:「小径たち」に基づく作業は、
人間の身体の中に疑う余地のない生化学的な変化たちを引き起こす。

In his study course, The ThirtyTwo Paths of Wisdom, Paul Case emphasizes the extent
to which this is the case.
ポール・ケース氏の、彼の教育課程である「知恵の32の小径たち」において、これが事実で
あることについて強調している。

In describing the Path of Resh, he says of the man who has achieved adepthood:
「レシュの小径」を説明するときに、彼は、達人の階級を達成し終わった人物について言う:
--- ここまで ---

別に無視されているというわけではないと思うのですが、これはいわゆる「カバラ魔術」と
呼ばれる一種の「オカルト業界」での話ですし、そもそも「definite/疑う余地のない」
ほどの確信も無いので、そこまで強調しなくてもいいかな、と思うわけです。

要は、「個人の感想であり、商品の効能を確約するものではありません」とか、「個人の
感想であり、効果には個人差があります」といった、よくある健康食品的な妄想というか、
本当に効いているのかもよくわからないものであるので、あまり強調し過ぎるのも、どうか
と思うわけです。

ワタシの個人的感想を書くと、まあそれなりに身体的な効果はありますし、それなりに
面白いというか興味深いものなのですが、だから何?と言われると困ってしまうレベルの
話ですので、あまり突っ込まれるのもイヤかなぁ、と思うわけなのでした。
効果うんぬんを言えば、別に「大アルカナ」でなく「イワシの頭」でもいいわけですしね。
0178名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/19(金) 06:25:18.48ID:39rm3nVR
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
...marked inner differences from the average person are due to psychological
contrasts to the mental states of ordinary human beings, but they are also the
outer signs of organic changes inside the skin of the new creature.
... 平均的な人からの著しい内なる差異たちは、普通の人間たちの精神的な状態たちとの
心理学的な対比たちに起因しているけれども、彼らはまた、新しい生き物の皮の内部の
有機的な変化たちの外面的(肉体的)な兆候たちでもある。

He is chemically and structurally unlike genus homo.
彼は、化学的そして組織的に、「ヒト属」とは違ったものである。

There are different constitutents in his blood stream.
彼の血流の中には、他とは異なる構成要素たちがある。

Through his nervous system pass currents of force not present in most human
bodies because in his organism channels are open which are closed in the physical
vehicles of most persons.
彼の神経系を通して流れる力の流れたちは、大部分の人間の身体たちにおいては存在しない
が、なぜなら、彼の有機体のチャンネルたちにおいては、ほとんどの人々の物質的な乗り物
たちの中で閉じられているものが開かれているからである。
--- ここまで ---

あー、うん、そうだねー。(cv:安野希世乃)

ちなみに、「constitutents」は、「constituent/構成要素たち」の誤植です。

なんか、黒歴史ノートに出てくるような記述そのもののような感じもするわけなのですが、
ケース氏は一般の人々とは異なる、そういう「業界のヒト」ですので、あくまでも商業的
な煽りが入っているということに留意しておくとして、まあ要するに、あっち側の人々は、
色々な面において「普通ではない人」ということなわけです。
0179名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/20(土) 07:07:18.37ID:LMynD2t/
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
Centers in the nervous system and in the brain, and glands related to them,
function differently in the body of an adept from the way they do in the bodies
of the greater number of his contemporaries. (*104)
神経系内および脳内の中枢たち、そしてそれらに関連する腺たちは、彼の同年代の人々の、
より多くの身体たちの中において、それらが行っている方法からすると、達人の身体の中
では異なって機能している。 (*104)
--- ここまで ---

ちなみに、(*104)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 271) ---
104. Paul Case, Thirty-Two Paths of Wisdom, 16, 4.
104. ポール・ケース著、『知恵の32の小径たち』、16巻、4ページ。
--- ここまで ---
とあります。

前節(>>178)と、ここの文章は、おそらくは B.O.T.A の教育課程の資料からの引用であると
思うのですが、ワタシは資料そのものを見たことはありませんし、B.O.T.A の教育課程を
受講したこともありませんので、どういう流れの中から、こういう発言になったのかが
わかりませんので、軽々しいコメントは差し控えさせていただきたいと思います。

でもまあ、人間の中には、「見かけ=物理的」と「中身=精神的」が異なって機能している、
いわゆるLGBTと呼ばれる人々もいるわけです。
つまり、「達人」と呼ばれる人々は、そういう特殊な遺伝子配列を持っている人々である
場合も、あながち否定できないわけであり、それはすなわち、我々とは「物理的に異なる
存在」であると言うこともできるわけです。

まあ、「遺伝子操作」により、我々人類の限界を越えた「ニュータイプ」を生み出すと
いうのは、よくあるストーリーでもありますので、「19:太陽」から創造される二人の
「チルドレン」は、そういうものを暗示している可能性もゼロではないわけですよ。←大嘘w
0180名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/21(日) 06:18:48.99ID:8u21U5Pg
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
It must also be borne in mind that the Personality, the component parts of which
are symbolized by these lower Paths, functions through the body as an
experience-collecting vehicle for the Spirit.
これらの下位の「小径たち」により象徴されているものの構成部分たちである「人格」は、
「霊」のための経験を収集する乗り物としての身体を通じて機能していることもまた、
心に留めておかれなければならない。

One of the most serious mistakes which can be made is to conceptually divorce
the physical body from the Powers which created it and which function through it.
犯されうる最も重大な誤りのうちの1つは、物質的な身体を、それおよびそれを通じて
機能するものを作成した「能力たち」から概念的に分離することである。

This is the crucible of the Alchemists, and the Sun is an important symbol in
the Alchemical process of "turning lead into Gold."
これは「錬金術師たち」の「るつぼ」であり、そして「太陽」は「鉛を『金』に変える
こと」の錬金術の過程において重要な象徴である。
--- ここまで ---

ちょっと補足しておきますが、「人格」を構成しているのは、あくまでも「星幽的三角形」
であって、「小径たち」だけでなく「セフィロト」も含んでいます。
そして、我々が感知できるものの多くは、「小アルカナ」に配属される「セフィロト」で
あって、「大アルカナ」に配属される「小径たち」のほとんどは、間接的に存在が確認
できるものですので、それは「身体を通じて機能している」ことは確かなのですが、
だからと言って、それは誰でもが容易に実感できるというものでもありません。

つまり、あまりに「body/身体」にこだわりすぎると、「人格」における「小径たち」の
作用を勘違いする可能性が高いわけですし、そもそも普遍的な「人格」は、「マルクト」
にある過渡的な「身体」からは距離を置いた存在ですので、その基本的レベルの違いは、
しっかりと理解しておいた方がいいわけですよ。
0181名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/22(月) 06:11:51.04ID:drWUa1Fp
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
The Paths of the Personality lead directly into the physical vehicle, i.e., that
consciousness which we know as "self" is directly connected to our bodies.
「人格」の「小径たち」は、物質的な乗り物に直接通じており、すなわちそれは、我々が
「自我」として知っている意識が、我々の身体たちに直接接続されていることである。

The Higher Self functions through the Personality if its influence is to be brought
to the physical plane, as Pure Spirit must function through the Higher Self.
「純粋な精霊」が「高次の自我」を通じて機能しなければならないのと同様に、「高次の
自我」は、もしその影響が物質的な面にもたらされるのであれば、「人格」を通じて機能する。
--- ここまで ---

ここは、ごく当たり前のことを言っているだけなのですが、一部の業界の人は、「高次の
存在」から直接身体に作用するような感じの演出を行っていることも多くあります。

まあ、きちんと「人格」が形成されていないような人に対して、「高次の自我」うんぬんの
話を持ち出すこと自体が、どうかしているとも思うのですが、商売上は、こういう「高次の
自我」とか「純粋な精霊」のネタは必要不可欠なものですので、何ともしがたいわけです。

そもそも、世俗に生きる我々にとっては、「高次の自我」なるものは、ほぼ無関係な存在と
いうか、あると邪魔なだけであって、それにより我々にもたらされるものは、しょせん
「内なる幸福感」というような、全く食えないシロモノであることも確かです。
悪いことに、この「内なる幸福感」なるものは、より低次元の「内なる優越感」を引き
起こす場合もあるので、あまりお勧めしないものでもあるわけです。

そういう意味でも、とりあえず「マルクト」と、「人格」の「星幽的三角形」との関係性
を、しっかりと把握しておいて、自分自身を見失わないようにしておくというのは大事な
ことだと思いますし、それ以上のことは、あくまでもネタとしてのレベルで理解しておく
ことが必要なことだと思うのでした。
0182名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/23(火) 06:17:56.65ID:hP2sxQUi
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
Of course, there is no actual separation between these three: The Tree of Life
describes a racial perception of a pattern of separation. But since perception
varies widely from organism to organism, each individual must literally create
his own Qabalah.
もちろん、これらの3つの間は実際には全く分離が無い:「生命の木」は、分類の様式の、
人種の認識を記述している。しかし、認識は、それぞれの生命体によって大きく異なる
ので、各々の個体は、文字どおりに彼自身の「カバラ」を創造しなければならない。
--- ここまで ---

「these three/これらの3つ」とは、すなわち
・「至高の三角形」:「究極の霊的自我」
・「倫理的三角形」:「高次の自我」
・「星幽的三角形」:「人格」
のことを指しているわけですが、これらはあくまでも概念的なものであって、我々自身は、
その違いを簡単に自覚できるようなものではありません。
ただし、様々な体験に基づき、形而上学的に考えて、そのような分類が存在しているの
かもしれないなぁ、という「キャラ設定」と「キャラ相関図」みたいな感じのものです。

ちなみに、この「生命の木」は、ユダヤ教のカバラ思想に基づいた「とある設定」の一つ
であり、我々のような普通の日本人からすると、縁もゆかりも無いネタが数多く入っている
ので、これを我々が理解して使いこなすには、かなりの勉強が必要となります。

そして、「勉強」という「頭の訓練」に使う分には、この「生命の木」の理論は、それなり
に役には立ちますが、それ以上のものを求めるのは、ちょっと難しいかな、と思います。
本当に使えるものにしたいのであれば、この「生命の木」を普遍的な元ネタとしておいて、
その上で、自分自身の手と頭で、自分自身に適合した新しい「ツール」、すなわち内なる
己自身と闘うための「武器」を錬成しなければならないということになるわけです。

まあ、かなり面倒臭いので、ワタシはやりませんが。←根性無しw
0183名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/24(水) 06:20:22.35ID:TOqTT0mL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
The experience of the Path of Resh is critical to the development of this individual
Qabalah.
「レシュの小径」の経験は、この個人の「カバラ」の開発にとって欠かせないものである。

It is, moreover, the Path where one may receive the acceptance and imprint of those
beings who direct the inner learning experience of the student.
それは、さらに、人が、学徒の内なる学習の経験を導く、あの存在たちの受諾と押印を
受け取ることができるかもしれない「小径」である。

It is the point at which the student may be admitted to candidacy for the greater
initiation of Tiphareth.
それは、学徒が「ティファレト」のより大きな参入儀式への立候補を認められるかも
しれない地点である。
--- ここまで ---

魔術カバラにおいて、生身の人間のゴール設定となっている「ティファレト」への下界から
上昇する「小径」としては、「ネツァク」からの「13:死」、「ホド」からの「15:悪魔」、
そして「イェソド」からの「14:節制」のルートがあります。

つまり、いきなり「ホド」から「ティファレト」へと上昇するには、「15:悪魔」が邪魔を
するわけですし、一見して楽そうに見える「イェソド」からの「14:節制」ルートは、
思っている以上に、とんでもない無理難題が待ち構えています。
つまり、下層の「小径」のステージでの修行を一通り終えて、各ステージのボスを倒して、
受け取るものを受け取って、きちんとフラグを立てておかないと、簡単にはゴールさせて
くれない仕様となっているわけです。

そういう意味では、このウォン氏の本は、きちんと各ステージの流れに沿って書かれており、
なかなか良く出来た「魔術カバラ」という知的ゲームの「攻略本」なんですよね。
攻略本が無くても、それなりに楽しめるものですけど、より深く楽しみたい人にはお勧めです。
0184名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/25(木) 06:08:57.58ID:cvsxxI6w
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
A considerable number of discoveries are made on this Path leading into Hod, a realm
described by some as the point where the Inner Teachers exert their influence on
the material world.
発見されるものたちのかなりの数は、「内なる教師たち」が物質的世界にそれらの影響を
及ぼす地点であるとして何人かにより評される領域である、「ホド」に通じる、この「小径」
の上で作られる。

This is a Path where the nature of the relationship between mind and body may
become clear, where one begins to understand the control and limitations of the
intellect.
これは、精神と身体の間の関係の性質が明らかにされるかもしれない「小径」であり、
ここで人は、知性の制御と限界たちを理解し始める。
--- ここまで ---

「Inner Teachers/内なる教師たち」は、「高次の自我」以上の世界に住む方々であり、
個々の「人格」を司る「星幽的三角形」の構成要素に対して直接影響を与えており、
そして間接的ではありますが、「物質的世界」を上から目線で支配しています。

ちなみに、「ホド」から物質的世界である「マルクト」へは、「20:審判」の方が近道と
なっていますが、そちらは脇道で細くなっていますので、ここでは本流である
「ホド」→「19:太陽」→「イェソド」→「21:宇宙」→「マルクト」
の方が、質も量も多くのものを発見することが出来るということになっています。
なお、この「ホド」から上への「小径」は、どこを通っても大変そうなものばかりです
ので、ここから先へは一旦戻って、「イェソド」から「ネツァク」、そして「イェソド」
から「ティファレト」のルートの方が、いいかもしれません。
そう、「カバラ」では最短ルートが常に正解ということはありませんし、急がば回れ、
の場合もアリだと思うのでした。
というか、のんびり道草を食いながら、そして回り道しながら色々と探検するのが、
この手のクエストものの醍醐味ですもんね。(何の話だw)
0186名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/26(金) 06:28:04.20ID:D1fZw3hA
>>185
カキコありがとうございます。 (^_^)/

ワタシは個人的な趣味と勉強の範囲で翻訳やってるだけですので、
出版とかは、誰か他の人が、やってくれるといいんですけどねw
0187名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/26(金) 06:28:59.56ID:D1fZw3hA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
It is also a Path of awakening to the use of the tremendous sexual power of Yesod.
それはまた、「イェソド」の途方もなく大きな性的な能力の使用の覚醒の「小径」でもある。

It is the point at which sexuality is understood to be the great "secret" force
manipulated by the initiate of the Mysteries.
それは、性的能力が、「神秘的教義」の伝授者により操られる、偉大なる「秘密」の力で
あるとして理解されるところの地点である。
--- ここまで ---

何かいきなり「エロ」い方向へと話が進んでいますが、残念ながら、ここでのエロさは、
いわゆる「上級者向け」のものであって、我々が期待するようなものではありません。

我々にとってのエロさというものは、肉体的な「マルクト」と官能的な「イェソド」を
結ぶ「21:宇宙」の「小径」のあたりにあるものであって、官能的な「イェソド」から
知的な「ホド」へと至る「19:太陽」の「小径」のそれとは、全く性質の異なるものです。

それゆえ、ここでのエロさは、「神秘的教義の伝授者により操られる、偉大なる秘密の力で
ある」と大層に言われているわけですが、逆に言えば、我々のような下々の者にとっては、
単なるスジであって、ほぼ何の価値も無いものと見ることもできます。

つまり、この「19:太陽」の「小径」で、あっち方面の上級者のエロに覚醒してしまうと、
もうこっちの世界には絶対に戻って来れないという、「tremendous/とても恐ろしい」もの
であるということなんですよね。

いずれにしても、「19:太陽」の真のエロさは、このロリショタ像に象徴されているもので
あり、その真の正体を見抜いて、タイミングを合わせて「見えた!」とカキコできるように
なるには、それなりの過酷なる修行が必要ということなわけですよ。←大嘘w
0188名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/27(土) 07:25:53.40ID:ZSftKQDA
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
Yesod is the Moon, sexuality, the ebbing and flowing Astral Light beneath our
material existence.
「イェソド」は、「月」、「性的能力」、我々の物質的な存在のすぐ下にある、満ち引き
する「星幽光」である。

Hod is Mercury, the first differentiation of the specific Personality.
「ホド」は、「水星」、具体的な「人格」の最初の分化である。

It is hermaphroditic, both male and female, as these qualities have yet to be
separated out when considering the Sephira on a downward course toward mainfestation.
それは、両性具有、男性と女性の両方であるが、それは顕在化を目指して下へと向かう
進路の上にある「セフィラ」を考慮する時には、これらの品質たちが、まだ分離されて
いないためである。
--- ここまで ---

ここの「mainfestation」は、「manifestation/顕在化」の誤植ですね。

さて、エロさを伴わない「男性性」と「女性性」という象徴概念的な意味での分化は、
既に高次の「コクマー」と「ビナー」で経験済みなのですが、より具体的なエロさを伴う
「性別」の分化というか進化は、低次の「星幽的三角形」から始まります。
つまりは、
・ネツァク=単性生殖(女性のみ存在、単細胞生物みたいなもの)
・ホド=両性具有(個体内に男性と女性が共存、植物のめしべとおしべみたいなもの)
・イェソド=男性(マルクトと対になる存在)
・マルクト=女性(イェソドと対になる存在)
という概念であって、つまりはエロさに関する「男」と「女」は、この「ホド」を源流と
しているわけなのですが、この「ホド」にある「男」と「女」の話って、それなりの
「上級者向け」であるため、より下々にいる我々は、もっと分かりやすくハァハァできる
「イェソド」と「マルクト」での話題の方がいいかな、と思ったりするのでした。w
0189名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/28(日) 06:49:39.44ID:y+/XN8y8
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 156) ---
The Path of THE SUN, thus considered developmentally, is the point of childhood
of the emerging Personality as it builds toward a new incarnation.
「太陽の小径」は、それゆえに発達的に考慮されるならば、それが新しい肉体化に向けて
築くのと同じく、出現する「人格」の幼年期の時点である。
--- ここまで ---

個人レベルの性的進化を、「developmentally/発達的」に考えると、「ティファレト」
あたりから降りてきた「霊」の性別不詳の「種」を元にして、以下のように個体の男女に
進化したと見ることができます。
・ネツァク=受精卵
・ホド=生殖器が形成されてきてはいるが、まだ雌雄判別できない初期の胎児
・イェソド=男性化した胎児以降
・マルクト=女性化した胎児以降

まあ、あまり「男」とか「女」という性別だけにこだわるのもアレかと思うのですが、
一応、「19:太陽」は、そういうもの前提でネタ化されているものですので、あまり深い
意味でツッコミを入れないでください。
こういう「神秘学的」、つまり「非科学的」な分野でのな男女問題って、現代においては
別の意味で問題視されやすいものですしね。
(まあ、何でもかんでも差別と言いたい人も、どうかと思うのですが…)

それはともかくとして、ここで問題になるのは、この「19:太陽」の作用は、我々が手を
出すことの出来ない「胎児」の期間に発揮されているこということであり、つまりこれは、
下々の我々から見ると「受け入れざるを得ない運命」とされているわけです。

まあ、現代の生殖技術をもってすれば、男女の産み分けは可能ではあるわけですが、
基本的には、「男」と「女」の産み分けは、怪しい言い伝えを信じていかがわしいことに
チャレンジしてみるか、もしくは神様に祈るしかないのが現状ですよね。
子宝と男女の産み分けは、科学とオカルトの両方にとって、金のなる木なのでした。
0190名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/29(月) 06:19:38.77ID:bTdNS3/d
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
When we travel this Path upwards, we return to this point of new innocence.
我々が、この「小径」を上に向かって旅する時には、我々は新しい無罪のこの時点に戻る。

It is, quite literally, a growing younger, a process of birth backwards until we
reach a stage where there is some recollection of the source from which we emerged.
それは、全くの文字どおりに、より若く成長することであり、我々がそこから出現した源泉の、
何らかの思い出があるところの段階に我々が達するまでの、後ろ向きの誕生の過程である。
--- ここまで ---

もしかして期待している人がいるかもしれないので、ここで最初に言っておきますが、
「19:太陽」のパスワーキングは、「幼児退行」プレイではありません。

「new innocence/新しい無罪」というのは、神から授かった「命の素」の状態であり、
そして、エデンの園で生まれた原初の「アダムとイブ」という感じのものであり、まだ
「地上での肉体」としては完成されていない状態です。
我々の世界で言うと、これは「胎児」に近い存在です。

要は、「19:太陽」は、全ての人にとって、「人」が、人を産み出す「神」の元に、最も
近づくことが出来るポイントであるということであり、人はそれなりに訓練していけば、
「マルクト」→「21:宇宙」→「イェソド」→「19:太陽」というメインルートを通って
上昇することは、それほどの困難さは無いということでもあります。

とはいえ、この「19:太陽」は、我々のような一般人にとっては、それほど使いやすいと
いうものでもありませんし、何かメリットのあるものでもないというのも確かです。
その大きな原因は、「19:太陽」が「マルクト」に接続されていない、つまり足が地に
着いていないということであり、このため、この我々の世界に直接的な影響を及ぼして
いるようには見えないので、我々にはその効果がわかりにくいからなんですよね。
それに、一般向けの「幼児退行」プレイならともかく、上級者向けの「胎児退行プレイ」
なんてものは、まず需要が見込めませんからねぇ。
0191名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/30(火) 06:14:44.10ID:irs/1Vm+
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
This youthfulness, the Childhood of the Sun, is represented in Waite's card.
「太陽の幼年期」という、この若々しさは、ウェイト氏のカードにおいて表されている。

Here, following an iconography developed by Levi, a child is shown riding a white
horse, symbol of Apollo, the Sun God.
ここでは、レビ氏により発達された図像研究を受けて、子供が、「太陽の神」である
「アポロ神」の象徴である白い馬に乗っているのを表している。

The implication is that on this Path we become the child Apollo.
言外の意味は、この「小径」の上で、我々は子供の「アポロ神」になる、ということである。
--- ここまで ---

ウェイト版の「19:太陽」は、他のカードと違って、少々古い時代のものをベースにして
いますが、それは、レヴィ氏の著作である『Dogme et Rituel de la Haute Magie/高等
魔術の教理と祭儀』(1854年発行)の中で紹介されている「白馬に跨り、深紅の旗をかざす
一人の裸の子供」という説明文を元にしてデザインされているためです。

オーソドックスな「男女二人の子供」の構図がいいのか、ウェイト版のような「白馬に跨る
一人の性別不明の子供」の構図がいいのか、まあ趣味の問題とも言えますが、ラブコメが
好きなら前者で、冒険モノが好きなら後者ということになるのではないかと思います。

あと、個々の人生の旅立ちの真の出発点という意味においては、このウェイト版の方が、
それっぽく描かれていますので、そういう幸せな「勇者の旅立ち」を必要とするシナリオ
においては、こっちの方がしっくり来るかもしれませんね。
まあ、「ネツァク」を起点とする「16:塔」のような、不幸を伴う旅立ちパターンも準備
されていますので、ストーリーに合わせて、好きな方を選べば良いかと思います。

ワタシ個人としては、ラブコメも好きですし、幸せな勇者のストーリーでもいいですし、
不幸な生い立ちの勇者というのも、いずれも捨てがたいところですね。←優柔不断w
0192名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/05/31(水) 06:27:00.54ID:JmihjQVj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
The Golden Dawn card, basically following the Marseilles version, shows two naked
children in a garden enclosed by a wall.
ゴールデン・ドーンのカードは、基本的にマルセイユ版を受けて、壁により取り囲まれて
いる庭の中にいる2人の裸の子供たちを表している。

One is standing on earth, the other is standing on Water.
一方は地の上に立ち、他方は水の上に立っている。

These are the purest expression of the positive (male) and negative (female)
principles in incarnation, interwoven as in the Chinese Yin and Yang.
これらは、中国において「陰」と「陽」と同じようにして織り合わされた、肉体化における
正(男性的)と負(女性的)の原則たちの中で最も純粋な表現である。
--- ここまで ---

このゴールデン・ドーン版の、太陰大極図にある「陰陽」の形状を模した「地」と「水」
の表現は、マルセイユ版などの他のカードには見られない、特徴的なものです。

そもそも「19:太陽」は「陽」のイメージのカードであり、これと対比する「陰」としては、
暗くて水っぽい「18:月」や「17:星」があるので、役割分担をすればいいのにと思うの
ですが、あえてこの「19:太陽」に、「ホド」の両性具有の属性を付けてきています。

その結果として、このカードの構図的には、中央に太陽があり、左右に「男性原理」と
「女性原理」があるという、ほぼ完璧かつ完全無欠なものとなっており、「肉体化」に
おいては、この「19:太陽」と「21:宇宙」だけでいいんじゃないかな、的な完成された
フォーメーションとなっているわけです。

要は、「陽」を象徴する存在という意味でも、我々にとって重要すぎる役割を担っている
カードなのですが、あまりにも「purest expression/最も純粋な表現」で普遍的すぎる
ので、逆に効果的な使い方が良くわからないという贅沢な悩みもあるわけなのでした。
0193名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/01(木) 06:15:50.19ID:9hVsCouT
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
The active male principle operates through the solid earth, while the passive
female principle operates through the fluid consciousness of water.
能動的で男性的な原則は、固体の地を通じて作動し、その一方で、受動的で女性的な
原則は、水の流動的な意識を通じて作動する。

They hold hands to indicate that their activities are reciprocal.
それらは、それらの活動たちが相互的であることを示すために、手を握り合う。
--- ここまで ---

ここは、現実の「男」や「女」の関係がどうであるかはともかくとして、あくまでも
「principle/原則」として、象徴的に「男性原理」と「女性原理」を扱っています。

さて、太陰大極図にある「陰陽」もそうなのですが、ここで重要となっている概念は、
彼らが子供の姿のままで「hold hands/手を握り合う」ということです。

つまりこれは、男女関係のエロさとは全く無縁のものであり、我々の肉体が誕生する前に
作られる、我々の「人格」の形成過程において、このように「男性原理」と「女性原理」が
表裏一体となって内部で作られている、ということを表しているわけです。

つまり、下位の「肉体」のレベルにおいては「男性」と「女性」は明確に区別できるわけ
ですが、より上位の「人格」のレベルにおいては、そう簡単には両者を分離して考えること
はできないわけであって、常に「陰」と「陽」が手を繋いだ状態で、相互関係を考慮して
いかなければならないという、非常にやっかいなことになっているわけです。

何で人間の中では、こんなに面倒臭い構造になっているのかと言うと、結局のところは、
「上の如く下も然り」ですので、上位存在の「神」の構造が、こういう二重性を持つという
ことに他ならないということなのですが、じゃあ、「何で「神」が二重構造なんだ」と
聞かれても、「なぜか、そうなっている」としか答えようがありませんけどね。←無責任w
0194名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/02(金) 06:36:22.05ID:h7jy5ZHG
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
This is also a reference to Gemini, the sign which links Taurus (Earth) and
Cancer (Water).
これはまた、「金牛宮(地)」と「巨蟹宮(水)」を繋いでいる宮である、「双児宮」
にも関係がある。

Gemini was also the sign referred by the Greeks and Romans to Apollo and to the
Sun.
「双児宮」はまた、ギリシャ人とローマ人によって、「アポロ神」と「太陽」に関連付け
られた宮でもあった。
--- ここまで ---

「黄道十二宮」においては、「金牛宮(地)」「双児宮(風)」「巨蟹宮(水)」の並びと
なっているのですが、そもそも、「19:太陽」は、「ホド(水)」と「イェソド(空気)」
を繋ぐものですので、ここはちょっと強引すぎる論法ではないかと思います。

それに、「双児宮」のギリシア神話では、人の子である兄の「カストル」と、神の子である
弟の「ポルックス」とされており、男と女の組み合わせではありません。
また、「双児宮」の守護星は「Mercury/水星」すなわち「ヘルメス神」であるので、
「太陽」に仕えるという意味では関連があるとも言えますが、いささか強引すぎます。

ちなみに、「アポロ神/太陽」自身は、「アルテミス神/月」との双子なのですが、この
「19:太陽」の構図に当てはめると、「太陽」の位置に、父親である「ゼウス神」が来る
ことになりますので、これも、しっくりと来ない感じです。

というか、「双児宮」は、本来は大アルカナの「6:恋人たち」に配属されるべきものです
ので、ここに無理して関連させる必要も無いと思うんですよね。
どうしても結び付けたいのであれば、「太陽」を守護星に持つ「獅子宮」であると思う
のですが、「獅子宮」が配属される大アルカナは「8:力」のカードですし、これもなんか
「19:太陽」とは次元の違うものですので、やはり無理しない方がいいと思うのでした。
0195名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/03(土) 05:55:06.02ID:aQo6impm
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
The relationship of the Sun to the Zodiac is of some importance, as is indicated
by the twelve rays in both the Golden Dawn and Crowley cards (Waite used 22 and
the Marseilles deck 16).
「黄道十二宮」への「太陽」の関係は、ゴールデン・ドーン版とクロウリー氏の両方に
おいては12本の光線たち(ウェイト氏は22本、そしてマルセイユ版デッキは16本を使った)
により示されるように、いくつかの重要性がある。

The Zodiac relates to Chokmah, from which the energy of this Path ultimately derives.
「黄道十二宮」は「コクマー」に関連しており、この「小径」の精力は究極的にはそれに
由来している。
--- ここまで ---

そもそも、「黄道十二宮」というのは、天球における「太陽」の動き(一年)と、「月」
の周期(一月)により決められたものですので、何も言わなくても重要なものです。

占星術にとっては、「太陽星座」が最も重要ですし、この地上においても、「太陽星座」
に関連した暦の上での「月」が、人々の生活に重要な役割を果たしているのは明白です。

とはいえ、この「19:太陽」のエネルギーが、「コクマー」由来であるという意味は、
いまいちよく理解できていないです。
そもそも、「生命の木」における「ultimately/究極的」なエネルギーは、「ケテル」に
あるわけですし、大アルカナの「19:太陽」は、「ティファレト」の「太陽」のような
生命活動的なエネルギーを放射しているわけではありませんので、「コクマー」との
関連性と言われても、いまいちピンと来ません。
どちらかというと、「黄道十二宮」に配属された全ての「小径」のエネルギーが、この
「19:太陽」に集約されていると言われた方が、納得できるかもしれません。
実際のところ、大アルカナにおける最後の「黄道十二宮」のカードは、この直前にある
「双魚宮」の「18:月」のカードですので、「19:太陽」が、それらの星座エネルギーを
集約して、下界に再放射するという話の方が、ネタ的には興味深いと思うのでした。
0196名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/05(月) 06:12:33.73ID:fcl4TV4A
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
The patterns of this energy are, moreover, shown by the salient and wavy rays,
the alternating male and female currents.
この精力の様式たちは、さらに、凸状と波状の光線たち、交互の男性および女性の流れに
より示される。

The seven falling Yods (Chokmah, again, being the ultimate source of the Yod) refer
to the energies of the planets, under solar rulership, descending into matter.
7つの落下する「ヨッドたち」(「コクマー」は再び、「ヨッド」の究極的な源である)は、
太陽の支配権の下で、物質の中に下降している、惑星たちの精力を参照している。
--- ここまで ---

「黄道十二宮」そのものにも、「男性性」と「女性性」が交互に現れるのですが、それが
この「19:太陽」にも取り入れられています。
それは、突起状の太陽の炎の形状が、直線的か曲線的かの違いで表されています。

そして、太陽の下の、男児の頭上に7つ、女児の頭上に7つの「ヨッド(火)」が配置されて
いますが、これがそれぞれ「7つの惑星たち」を表しているということです。

ということで、この「19:太陽」のカードは、「黄道十二宮」と「七惑星」と「太陽」と
「地」と「水」、さらに鉄壁なガードとなる「壁」という、ほぼ完璧なる構図となって
いて、全く負ける気がしない、とても恵まれた状態を表しています。
そしてこのまま、「21:宇宙」を通って地上に降り立つことができれば、一つのゴールで
あり、そして次ステージへのスタートであるということになるわけです。

それにしても、なんか恵まれすぎていて、逆にちょっと不安になってくるわけですが、
まあ、まだ何も知らない「無垢」の状態というのは、きっと幸せなことなんですよね。
せめて天界ぐらいは、こういう幸せな状態であってほしいと思うのですが、他の大アルカナ
のカードを見てると、「上の如く、下も然り」であって、天界にも結構色々あるんだなぁと
思うのでした。
0197名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/06(火) 06:20:26.21ID:zF6hzq0u
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
Crowley's card is related to JUDGMENT, which he called The Aeon.
クロウリー氏のカードは、彼が「永劫」と呼んだ、「審判」に関連付けされている。

It shows Heru-Ra-Ha, the Lord of Light who is the ruler of the new aeon to come,
the next stage of human development.
それは、人間の発達の次の段階である、来たる新しい永劫の支配者である「光の主」である、
「ヘル−ラ−ハ」を表す。
--- ここまで ---

クロウリー理論によると、このトート版の「19:太陽」は、惑星の「太陽」というものでは
なくて、次世代の支配者である「光の主」である「ヘル−ラ−ハ」なる存在であるという
ことです。
つまり、このカードは「未来のあるべき姿」ということのようです。

だから何?、とか、じゃあどうすればいいの?、とか言いたいわけですが、『トートの書』
に書かれていることは、あまりにも厨二病が酷いので、よくわかりません。

でもまあ、絵柄そのものは、ゴールデン・ドーン版に基づいたものであるので、そんなに
わかりにくくはないのですが、ゴールデン・ドーン版からすると、やっぱり違和感がある
ことは否めませんけどね。

まあ、トート版が、ワタシの趣味には、個人的に適合しないという問題はさておいて、
このカードの意味を本当に理解できる人って、本当にいるのかなぁ、と思うのでした。
というか、トート版って、ほとんどの人は、オカルト業界の誇大宣伝に乗せられて買った
のだと思うのですが、そういう人達って、カードの意味を、よくわからないまま使って
いると思うのですが、そういう売り方ってのも、なんだかなぁ、と思うのでした。

まあ、ワタシの場合も、乗せられて買ってしまった後は、しばらく机の中で眠っていた
わけですので、そういう人達の中の一人でもあるわけですけどね。
0198名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/07(水) 06:23:16.67ID:bqQVjCk0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
Appreciating this emphasis, it is curiously amusing to realize that Crowley has
based the card on his own family crest, "the Sun charged with a rose on a mont
vert." (*105)
この強調を十分に理解することで、クロウリー氏が、彼自身の家紋である、「緑の山の上の
薔薇に満ちた太陽」にカードの基礎を置いたことを理解することは、不思議で面白い。
(*105)
--- ここまで ---

ちなみに、(*105)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 271) ---
105. Crowley, Book of Thoth, 113.
105. クロウリー著、『トートの書』、113ページ。
--- ここまで ---
とあります

クロウリー家の「family crest/家紋」については、ワタシはまだ見たことが無いので、
確たることは言えませんが、とりあえず、そういう「家紋」的なものをベースにして、
このカードがデザインされているということです。
「mont vert/緑の山」とか「薔薇」とか「太陽」というのも、そういう家紋的な象徴を
ベースとしてデザインされたものみたいですので、オカルトの分野とは、ちょっと違った
解釈が必要となのですが、あいにくワタシには、そっち方面の知識は無いのでした。

まあ、こういうのって、クロウリー氏の厨二病的な趣味の一環ですし、ワタシ的には
あまり深入りしたくはない方向ですので、後は興味のある方に、お任せしときます。
というか、クロウリー氏の象徴体系って、ヒネリすぎてるというか、ゴチャゴチャしてて
一貫性も無いので、いまいちよくわかんないんですよね。
面倒臭いのって、性格的に苦手なのです。ww
0199名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/08(木) 06:20:36.63ID:U05aEJn6
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
According to his explanation, the rose surrounded by the Signs of the Zodiac shows
the development of solar influence.
彼の説明によると、「黄道十二宮の宮たち」により取り囲まれた薔薇は、太陽の影響の発達
を表す。

The green mound of earth beneath the rose-sun means fertility, and is so shaped as
to suggest aspiration toward the higher.
薔薇の太陽の下の地球の緑色の小山は、肥沃さを意味しており、そして熱望がより高くなる
ことを示唆するように、そのように形づくられている。

As in the other versions, there is a walled enclosure, but here the children are
outside of it, meaning that humanity is no longer bound by the "prejudices of the
people that date morally from about 25,000 B.C." (*106)
他の版においては、壁で囲まれた囲いがあるけれども、ここでは子供たちは、人類はもはや
「おそらく約紀元前二万五千年から始まる人々の先入観たち」により束縛されないという
意味で、それの外にいる (*106)
--- ここまで ---

あ、そうなんだー。(cv:安野希世乃)

ちなみに、(*106)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 271) ---
106. Crowley, Book of Thoth, 114. It is anyone's guess how he arrived at this date!
106. クロウリー著、『トートの書』、114ページ。
彼がどのようにしてこの年代に到達したのかは、誰にも分からない。
--- ここまで ---
とあります

身内からも、ツッコミが入ってますね。w
0200名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/09(金) 06:24:26.70ID:YAIRi3Tz
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
Most interesting, perhaps, is Crowley's point that the cross, from the formula of
the Rose-Cross, will expand into the Sun and twelve rays.
最も興味深いことは、もしかすると、「薔薇十字」の公式からの十字が、「太陽」と12本の
光線たちに拡張するという、クロウリーの論点であるかもしれない。

It will no longer be limited by four arms, but will radiate outward freely.
それは、もはや4つの腕たちにより制限されずに、外へと自由に放射するであろう。
--- ここまで ---

う〜ん、何か違うんだよな〜それが何なのかわかんないけど。(cv:安野希世乃)

まあ、『トートの書』には、妄想力のカタマリというか、一発キメてから書いてるだろう
(まあリアルでキメてましたが)的なノリで、「薔薇十字」と「19:太陽」の絡みについて
の文章が書かれていますが、あまりにも文学的であるため、ワタシには理解困難というか、
少なからず違和感があるわけです。

というか、キリスト教的というか宗教っぽいものが、こういう大アルカナに入ってくる
という時点で、そういう世俗的なものに対する違和感があるんですよね。
ゴールデン・ドーン版の無臭性と比べると、トート版のクロウリー氏の説明文は、どちらか
というと、うさん臭い方の宗教臭がするわけで、おそらくそれに対する違和感があるのでは
ないかと、勝手に自己分析しているのでした。

とはいえ、そういう信者たちに対する布教活動というのは、ヲタクたちの住まう同人世界に
おいては、ごく普通に行われているものですし、それ自体は悪いことであるとは言えない
わけです。

ということで、一般人であるワタシは、どうしても、そういう魑魅魍魎、いえいえヲタク
たちの世界からは一歩引いて、(cv:安野希世乃)的な思考を巡らすということになるわけ
なのでした。
0201名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/10(土) 06:56:35.31ID:9bYjrYcK
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
One especially significant idea connected with this Path is, as the Golden Dawn
ritual of the Twenty-Ninth Path states, that the "Sun embraces the whole of
creation in its rays." (*107)
この「小径」に関連している、1つの特に重要な考え方は、「29番目の小径」の
ゴールデン・ドーンの儀式が述べているように、 「太陽は、その光線たちの中に、
創造の全てを包含する。」 ということである。 (*107)
--- ここまで ---

ちなみに、(*107)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 271) ---
107. Regardie, Golden Dawn, v. II, 110.
107. リガルディー著、『ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け魔術全書)』、第2巻、110ページ。
--- ここまで ---
とあります。

なお、ここで「Twenty-Ninth Path/29番目の小径」とあるのは、「Thirtieth Path/
30番目の小径」の誤記です。
小径の番号と、「19:太陽」の鍵番号である「nineteenth」とは、混ざりやすいので、
くれぐれもご注意ください。

あと、この部分は、邦訳の『黄金の夜明け魔術全書(上)』では247ページの、ほぼ中ほど
の部分に相当します。
まあ要するに、この宇宙全体の創造は、もう全部「19:太陽」だけでいいんじゃないかな、
的なノリのことが書かれているわけです。

とはいえ、この「19:太陽」だけでは、完全な物質化である「マルクト」には至らないわけ
ですので、実体化の一歩手前の状態であって、「神」が仮想的かつ無制限かつ無限に
作成可能な「エデン」=「イェソド」の宇宙のたまご的レベルでの創造ということになるの
かなぁと、勝手に考えたりしているのでした。
0203名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/10(土) 12:57:35.88ID:VWKIIGeF
釣りも行ってます。キャンプも興味出てきました
0204名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/11(日) 07:01:15.94ID:JmihjQVj
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 157) ---
This idea is conveyed in a variety of ways, such as by the four sunflowers and
twenty-two rays in Waite's card, meaning the Four Worlds and Twenty-Two Paths.
この考え方は、たとえば、ウェイト氏のカードにおいては、「4つの世界たち」と「22の小径
たち」を意味する、4本のヒマワリと22本の光線によるように、様々な方法たちで伝えられる。

The Golden Dawn card shows ten flowers, to represent the totality of the Tree of Life.
ゴールデン・ドーン版カードは、「生命の木」の全体を象徴するために、10の花たちを示す。

And Crowley's card, as has been noted, attempts to show the expansion of the Rose
and Cross in relationship to the central Sun of manifestation.
そして、クロウリー氏のカードは、ちょうど言及され終わったように、顕在化の中心にある
「太陽」との関連付けの中で「薔薇と十字」の拡張を示すことを試みる。
--- ここまで ---

要は、「19:太陽」のカードが言いたいことは一つだけ、つまりこれは「全部入り」である、
ということであり、何も知らない下々の世界に住む我々にとっては、ほぼこれだけで話が
完結してしまう「完全栄養」なるものであるということです。

ということで、ここで話が終わってしまえば楽なのですが、物好きな連中は、さらにその先
にある、割とどうでもいいもの、いやいや、その奥に隠された偉大なるものへの詮索を
始める(典型的な厨二病的症状ですが)ということになるわけですよね。

いずれにしても、下々にいる我々から見れば、「マルクト」→「21:宇宙」→「イェソド」
→「19:太陽」→「ホド」というのが、最もわかりやすい王道攻略ルートであり、それ以外
のルートは、あくまでもフラグを立てるためのイベント回収ルートというのが基本的な見方
となるわけなのですが、サブカルチャー好きのヲタクたちの中には、そういうワキ見せ、
いやいやサブルートにハマる人も多くいるわけですので、個別のフェチ趣味については、
あまり深入りコメントしない方がいいのかもしれませんね。←オマエが言うなww
0205名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/12(月) 06:01:38.35ID:Cadwdmmq
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 158) ---
Thus, it too refers to the totality of creation made warm and bright by the rays
of the Sun.
したがって、それも、「太陽」の光線たちによって暖かくて明るくなる創造の全体を
参照する。

Of course it is necessary, once more, to observe the distinction between the two
sides of the Abyss.
もちろん、もう一度、「深淵」の2つの側たちの間の区別を観察することが必要である。

Creation and light mean all of Microprosopus to which Tiphareth is central.
創造と光は、「ティファレト」が中心であるところの「ミクロプロソプス(小さな顔)」
の全てを意味する。

Potential, yet darkness, refers to Macroprosopus, i.e., the Supernal Triangle.
可能性は、まだ暗闇であり、「マクロプロソプス(大きな顔)」、すなわち「至高の三角形」
を参照する。
--- ここまで ---

「Potential/可能性」の「至高の三角形」は、我々の世界からは「Abyss/深淵」の箇所で
完全に隔てられていて、全く見ることはできませんので、どこにあるのかも不明であり、
それが「darkness/暗闇」であると言うことも出来ません。
我々が知ることが出来るのは、あくまでも「光あれ」以後の、「Creation/天地創造」が
始まる瞬間以降の世界であり、それ以前のことは、誰も知ることは出来ません。
それと、「19:太陽」は、天地創造の世界観を、高い次元において象徴したものと言うこと
が出来るわけですが、そうなると、「セフィロト」の「ミクロプロソプス(小さな顔)」の
世界観と重なる部分が出てくるわけです。
「大アルカナ」と「小アルカナ」の世界観の違いは、きちんと区別しておいた方がいいの
ですが、「大アルカナ」は実体を持たないので、どうしても「小アルカナ」の世界に引きず
られた理解をしてしまいがちになりますので、ご注意ください。←難しいけどw
0206名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/13(火) 06:20:36.20ID:dYFCrlE4
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 158) ---
29. THE PATH OF QOPH
29. 「コフ」の小径

The Moon


The Eighteenth Key
18番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「コフの小径」です。

「生命の木」において、「19:太陽」で、軽くジャンプして、初めて「地に足の着かない」
状態になったのですが、この「18:月」で改めて「マルクト」に接して、勢いを増してから、
さらなる高みへと登ることになります。
つまり、上位世界に向けての三段跳びのラストジャンプという感じですよね。
「21:宇宙」=ホップ!
「20:審判」=ステップ!!
「18:月」=ジャンプ!!!

とはいえ、「18:月」は、それまでの「21:宇宙」や「20:審判」の熱烈歓迎モードからは
一転して、冷酷モードに変わっています。
地上から高く登れば登るほど、そこには「冷酷」なる仕打ちが待ち受けているということを
表しているわけですが、まあ、まだ半分は地に足が着いているので、最悪、引き返せばいい
わけですし、それが出来ないからと言って、別に生活に困るというわけでもありません。

ということで、いつものように見苦しい言い訳しながら、ぼちぼち足を進めることにしましょう。w
0207名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/14(水) 06:01:49.83ID:LLTh12eB
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 158) ---
□ PATH COLOR: Crimson (Ultraviolet)
□ 「小径の色」:「深紅(紫外)」

□ RELATED SOUND: B Natural
□ 「関連した音」:「Bのナチュラル」

□ SIGN: Pisces (Mutable Water)
□ 「宮」:「双魚宮(柔軟宮の水)」

□ MEANING: Back of Head, Ear
□ 「意味」:「後頭部」、「耳」

□ SIMPLE LETTER: Sleep
□ 「単字」:「睡眠」

□ ESOTERIC TITLE: The Ruler of Flux and Reflux. The Child of the Sons of the Mighty.
□ 「秘伝的な称号」:「潮の干満の支配者」。「強大なるものの息子の子供」。
--- ここまで ---

この本の、この文章の右側には、人の横顔の「後頭部」と「耳」と、ヘブライ文字の「コフ」
と、「双魚宮」の占星術記号、および「生命の木」における「コフの小径」の位置が図示
された絵が描かれています。

詳しい説明は、前項の「タウの小径」を参考にしてください。

さて、この本の、この説明文の下には、4枚の「月」のカードの写真が掲載されているの
ですが、このサムネ絵たちは、ワタシには、どう見てもアレにしか見えないわけです。
まあ、「太陽、男、陽」と対をなす「月、女、陰」ですので、そういう象徴であるのは
重々承知しているのですが、こういうふうに並べてみると、それがモロにわかりますよね。
0208名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/16(金) 05:58:25.12ID:S58pqJlu
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 158) ---
THIRTY TWO PATHS OF WISDOM: The Twenty-ninth Path is the Corporeal Intelligence,
so-called because it forms every body which is formed beneath the whole set of
worlds and the increment of them.
「知恵の32の小径たち」:「29番目の小径」は「有形の知性」であり、なぜならそれは、
世界たちの全体の集合およびそれらの増殖の下で形成される、全ての体を形成するがゆえ
に、そう呼ばれる。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用です。

さて、「32番目の小径」と「31番目の小径」では「七惑星」、そして「30番目の小径」は
「星」という「heavenly body/天体」たちの、個々の動きについての話でしたが、この
「29番目の小径」では、それらが創造される話にまで拡張されてきています。
もちろん、「上の如く、下も然り」ですので、我々の「body/身体」の創造についての
話も含まれるわけですよね。

要は、この「18:月」は、『旧約聖書』の「天地創造」のストーリーの一部を象徴している
という話になってるわけで、もう少し詮索してみたい人は、『The Golden Dawn/黄金の
夜明け魔術全書』の「フィロソファス4=7位階儀式」の「第二十九番コフの小径」の節を
参照してみてください。

ということで、この「18:月」のカードが、なぜ正面お○○○ポーズに見えるのか、の謎が
何となく解けたということで、よろしいでしょうか。
そして、この「コフの小径」が、水浸し状態になっているということについても、何となく
創造した、いやいや想像した通りのストーリーであるということでもあります。
まあ、女性性の高い「ネツァク」と「マルクト」の結合部ですので、こういう意味になる
のは、ある程度は避けられない運命なのかもしれませんね。
0209名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/17(土) 08:12:36.20ID:J3ZGEEd5
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 158) ---
The Path of Qoph connects Netzach (Victory) with Malkuth (The Kingdom), and is
described not only as the "Victory of the Material World," but as the "deceptive
effect of the apparent power of Material Forces."
「コフの小径」は、「ネツァク(勝利)」と「マルクト(王国)」を接続し、そして
「物質的な世界の勝利」だけではなく、「『物質的な力たち』の見かけの能力の欺瞞的な
効果」としても記述される。
--- ここまで ---

このあたりの記述は、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』の「第四知識講義」の
「NOTES ON THE TAROT/タロットに関する覚書」という公式文書にあります。

さて、「コフの小径」は、「生命の木」を上から降りる時に、最初に「マルクト」に到達
できる「最短経路」であり、かつ、「マルクト」から昇る時には、最も高位の「ネツァク」
に到達できる「最短経路」でもあります。
宇宙論的に言うと、別の時空を繋ぐ「ワームホール」みたいなものですかね。

それゆえ、我々のような下々の者にとっては、ハイリスク・ハイリターン?というか、
まあよくわからないものがうじゃうじゃしているというわけでして、何がしかのリターン
があるとしても、我々にとっては、すこぶるどうでもいいようなものでもあるわけです。
つまり、我々自身は、ここを昇るというよりも、遠巻きにして第三者的に眺めておく方が
いいわけなのですが、それでも昇りたいという物好きが、この世の中にはいるわけです
ので、まあ、自己責任において好きにして頂ければ良いかと思います。

ということで、この「18:月」のパワーは、実在的よりも仮想的、恒常的よりも遷移的という
性格のものであり、掴みどころのない、移ろいやすいものであるわけで、それゆえ、
我々にとっては「見かけの能力の欺瞞的な効果」として見えてしまいがちである、という
ことになるわけですよね。
0210名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/18(日) 07:41:48.77ID:KCZK9jZY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 158) ---
Crowley calls this Path the "Gateway of Resurrection...the threshold of life...
or spiritual rebirth, may be considered at two levels: First, in the course of
incarnation, it is the stage of the soul's organization of the physical body
which it will inhabit.
クロウリー氏は、この「小径」を、「復活の入り口…生の始まり…」、すなわち霊的な
生まれ変わりと呼び、2つの観点で考慮されるかもしれない:最初に、肉体化の過程に
おいては、それは、それが宿るであろう物質的な身体の、魂の組織化の段階である。
--- ここまで ---

原文では、「"」の対応が取れていないので、引用された部分は推定になります。
あと、ここは『トートの書』からの一部引用ですので、補足しておきます。

まず、「Gateway of Resurrection/復活の入り口」については、「18:月」の直接の説明
ではなく、このカードに割り当てられた「双魚宮」についての解説文であり、「春分点」
や「復活祭(イースター)」を含む「白羊宮」の直前にある、冬から春への遷移の時期を
表すものです。

次に、「the threshold of life/生の始まり」については、原文では、「This is the
threshold of life; this is the threshold of death./これは、生の始まりであり;
これは死の始まりである。」という文章になっており、魂が期間限定で肉体内に宿ること、
すなわち「肉体を持つ生命の誕生」を意味しているものとなっています。

要するに、この「18:月」の道は、上位の無慈悲な神様の命令により、イノセント世界の
ピュアな「霊魂」が、この汚れきった下界に堕ちてくるという道であるというわけであり、
まるで「月の光」に導かれて、「私は神の子である」とか「こんなもののために生まれ
たんじゃない!」とかいう、とある厨二病的なシーンを思い出すのでした。

いずれにしても、「18:月」は「20:審判」と対となる存在ですので、「18:月」が闇堕ち、
いやいや「誕生」を、「20:審判」は「死」を担当するということになるわけですよね。
0211名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/19(月) 06:18:01.88ID:Krqy4nmH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
It is a "Sleep" (as attributed to Qoph by the Sepher Yetzirah) preceding the waking
mortal consciousness, a form of pre-consciousness differentiating into matter from
the collective unconscious of Netzach.
それは、(『セフェル・イェツィラー(形成の書)』により「コフ」に帰属されるように)、
「ネツァク」の集合的無意識から物質の中に分化している前意識の形態である、覚醒して
いる死ぬ運命にある意識に先行している「睡眠」である。
--- ここまで ---

ここでの「睡眠」というのは、2つの意味を持ちます。
一つは、我々が毎日「昼(太陽)と共に起き、夜(月)と共に寝る」という一日のサイクル
であり、もう一つが「生と共に覚醒し、死と共に眠る」という一生のサイクルです。

「18:月」は、「死」ではなく「誕生」を意味するものですので、ここでは「魂」が肉体に
宿る「誕生」の直前の、「consciousness/意識」が覚醒する前の「pre-consciousness/
前意識」という状態、つまり、個々の人間の「mortal consciousness/死ぬ運命にある意識」
として覚醒する前の意識状態を表しており、それは最終的に「マルクト」において、人の
肉体の中で、「意識」と共に定着するわけです。

ちなみに、生命誕生における「意識」の本流は「21:宇宙」にあるわけで、我々の知覚して
いる意識のほとんどは、その本流の経路で流入してきます。
つまり、この「18:月」から流れ込む「(前)意識」は、我々がうまく知覚できないものが
大部分を占めているわけなのですが、、我々はそれを知覚できないわけですので、結局は
よくわからないものということになります。
それがあることは知っているけど、それが何なのかはわからない、「意識の宇宙」という
もう一つの次元における「ダークマター」みたいな存在として、我々と共にあるわけです。

そして、その「ダークマター」は、我々が「睡眠」を取っている時に目覚め、我々の知る
「21:宇宙」から流入した、覚醒の「意識」とは、また別の知られざる世界へと、我々を
いざなってくれることになるわけですよね。
0212名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/20(火) 06:24:11.52ID:h48rhIbs
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
Second, in terms of the spiritually-developing individual, it is a conquest of
the phantoms reflected from the material world, what the Golden Dawn described as
"The Child of the Sons of the Mighty," meaning the "creations of the created."
第二に、個人の精神的な発達という観点においては、それは、「創造されたものの産物たち」
を意味している、ゴールデン・ドーンが「強大なるものの息子たちの子供たち」と述べたもの、
物質的な世界から反映された幻影たちの克服である。
--- ここまで ---

我々は、最初に「人間」として誕生した後、精神的にオトナに成長するためには、さらなる
次の試練が待ち受けているということですよね。

まず、「creations of the created/創造されたものの産物たち」の意味するものは、
「created/創造されたもの」つまり「人間たち」の「creations/産み出したものたち」、
ここでは少々皮肉を込めた意味合いで、人類の妄想による創作物、まあ、歴史的な厨二病
の産物というか、封印したい「黒歴史」のようなものと思っておいた方がいいですかね。

そして、それはまた、ゴールデン・ドーンの「"T"の書」において「強大なるものの息子
たちの子供たち」と称されたものの正体であり、「18:月」のカードが、肉体的なエロの
イメージ満載となっている、主な理由なわけです。

つまり、この「18:月」のエロイメージは、あくまでも「the phantoms reflected from
the material world/物質的な世界から反映された幻影たち」であって、我々がオトナ
になるためには、そういう30歳童貞魔術師の持つ、上級者としてのエロ幻想を克服して
いかなければならないということを、我々にこっそりと教えてくれているわけです。

とはいえ、長いこと人間やってると、物質的な幻想、言い換えると「肉体的な欲望」から
解脱するのって、なかなか難しいんですよね。
「欲望」は、人が生きていく上では必要不可欠なものですので、この「18:月」を突き詰め
ると、即身成仏的な意味合いが出てくるような感じですね。
0213名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/21(水) 06:27:03.42ID:6PNwukBE
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
This is a watery Path of probation, where the student must face and conquer the
phantoms of the darkest recesses of his own mind, as well as those of the race.
これは、水の見習いの「小径」であり、ここで学徒は、人類のそれらと同様に、彼自身の
精神の最も暗い奥まった場所たちの幻影たちに立ち向かい、そして克服しなければならない。

In that sense it can be a terrible and frightening Path, involving real dangers to
the emotional stability of those who are not strong enough to handle this experience;
such inner disturbance may actually result in serious physical problems.
その意味においては、それは、この体験を取り扱うほどには十分に強くない人々の感情的な
安定に本当の危険たちを巻き込むので、厳しく、そして恐ろしい「小径」である可能性が
ある;そのような内なる混乱は、実際に重大な物質的な問題たちをもたらすかもしれない。
--- ここまで ---

この「コフ/18:月の小径」の「watery Path of probation/水の見習いの小径」の反対側
にあるのは、「fiery Path of probation/火の見習いの小径」である「シン/20:審判の
小径」となっています。
そして、この「18:月」は、「マルクト」から上の世界に通じる3本の「小径」の中では、
最も厳しく、そして最も危険なものになっているわけです。

何でそんなに危険なのかと言うと、夜の道を照らしているのが「月」であり、光的にも
精神的にも周期的に変化する不安定な存在、すなわち「ダークサイド」というものを、
その中に持っているからなんですよね。
そして、精神的に強くない人は、その「月」の持つ深い闇に飲み込まれて「闇堕ち」して
いくというストーリーとなるわけです。

まあ、普通の人は、そういう危険なものに立ち向かおうという気さえ起こりませんので、
我々にとってはそれほどの危険性は無いわけですが、もしそういう「闇」に対峙しようと
いうような物好きな人は、この「18:月」での経験は、それなりに参考になるのではないか
と思うのでした。
0214名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/22(木) 06:12:58.51ID:P5jjsrja
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
On the other hand, tradition states that the successful treading of this Path confers
the powers of "bewitchments and casting illusions."
その一方では、伝統は、この「小径」の成功した踏破は、「魔力たちと幻影たちを投射する
こと」の能力たちを授与すると述べる。

When we slay the dragons of the deep recesses of our sleep-consciousness, and
understand their mechanisms, we gain the capacity to manipulate those qualities
in ourselves as well as in others.
我々は、我々の睡眠状態の意識の深い奥まった場所たちの竜たちを殺害し、そしてそれら
の仕組みを理解する時、我々は、他たちの中だけでなく我々自身の中のそれらの
品質たちをも操作するための能力を得る。
--- ここまで ---

この「dragons/竜たち」というのは、我々の心の奥底にいる物質的存在であり、我々の
精神的な「内なる魂」を、その奥底にある牢獄に閉じ込めていて、我々がそれを解放しよう
とすると、強烈な反撃を食らわすという、とてもやっかいな存在です。
でもまあ、そういう物質的欲望にまみれた「竜」を、心の内なる部分に住まわすことで、
我々人類は、物質的な地上において、物質的にここまで発展できたということでもある
わけですが、とはいえ、「人」が「物質的」なものの虜のままでは、しょせん野獣と同じ
ような存在でしかないわけです。
「人」が「人」であることを取り戻すには、この「竜」を制覇し、うまく制御していく
ことで、隠れた「内なる魂」の輝きを取り戻さなければなりません。

つまりは、これが、この「18:月」のカードに託された「鍵」なのですが、でもこれって、
「言うは易く、行うは難し」の典型的なものですので、そんなに気安くチャレンジする
シロモノではありませんし、そもそも「内なる竜」は、言ってみればラスボス的存在です
ので、いきなりラスボスから攻略できるわけもありません。
ということで、我々のような初心者は、とりあえず他の安易そうな道を、一歩ずつ攻略
していくのが良いかと思うのでした。
0215名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/23(金) 06:21:45.77ID:ehQlK23m
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
The meaning of Qoph is the back of the head.
「コフ」の意味するものは、「後頭部」である。

It is behind the head itself, which is Resh (THE SUN).
それは、「レシュ(太陽)」であるものの、それ自身の頭の後ろである。

Thus, what is symbolized by THE MOON is anterior to the bright intellectual
awareness of THE SUN.
したがって、「月」により象徴されるものは、「太陽」の明るい知的な覚醒の前にある。
--- ここまで ---

何か色々と書かれていますが、要するに、「19:太陽」と「18:月」は、「昼の顔と夜の顔」、
「陽の顔と陰の顔」「表の顔と裏の顔(後頭部)」というように、表裏一体の関係を持って
いるということです。

とはいえ、「生命の木」においては、この「19:太陽」と「18:月」の位置関係は表裏一体
ということではなく、ちょっと距離を置いた、割と複雑な関係となっています。

「生命の木」のエネルギーの流れとしては、「18:月」が、真っ先に「マルクト」に到達
するのですが、本流ではありませんし、まだまだ未分化の状態ですので、我々の意識を
「覚醒」するまでには至りません。
結局のところ、まだ半分寝ている状態で、よくわからないまま、形の無い潜在意識の中に
溜め込まれているというような感じです。
そして、この未分化エネルギーは、「ES細胞(Embryonic Stem Cell/胚性幹細胞)」の
ようなもので、何にでも分化できる能力があって、知的覚醒により我々が失った能力、
まあ、魔力みたいなものを、取り戻すことが出来る(かもしれない)というものです。

そういう意味では、この「18:月」が、お○○○をイメージしているのは、胎内へと至る、
忘れていた「能力」を取り戻すための戻り道を示しているのかもしれませんね。
0216名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/24(土) 07:27:50.04ID:QVkoMWPx
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
At this level of the Tree the Moon only reflects the light of the Sun; the Path at
the center of the card is going from the dark side of the Moon, toward the light
side on which the Sun shines directly.
「木」のこの段階では、「月」はただ「太陽」の光を反射するだけである;カードの中央
にある「小径」は、「月」の暗い側から、「太陽」が直接輝く明るい側へと、向かっている。
--- ここまで ---

「this level of the Tree/木のこの段階」、すなわち「コフ/18:月の小径」においては、
暗い夜中であって、月が太陽の光を反射することで、不安定ながらも、少しは明るくなって
いるという状態です。

そして、「18:月」の真ん中に描かれている細い道は、地上の夜の面から昼の面へと通じる、
すなわち地球を半周するほどの、長い長い道のりであることを表しています。
ついでに言うと、地球の自転よりも早い速度で進まないと、太陽の動きには追いつけません
ので、ザリガニの這う速度では絶対に無理ですよね。
まあ、じっとしていれば、そのうち朝が来るわけですので、それを待つ方が賢明です。

それはともかくとして、我々の住む「マルクト」からは、太陽を象徴する「ティファレト」
を直接見ることは出来ませんし、「19:太陽」も、「マルクト」には繋がっていません。
我々が直接見ることが出来る光は、月を象徴する「イェソド」と、「18:月」という、
太陽の反射光でしかないわけです。
でも、実はそれが、我々が「マルクト」に住める理由の一つになっています。

実は、「太陽」の光が直接地上に降りそそぐと、地上の全ての生物は死滅してしまいます。
我々人間は、宇宙空間に出る時は、分厚い宇宙服を着る必要があるわけですが、それは
空気が無いからというだけではなく、生命にとって超絶危険な太陽光から体を守る必要が
あるからなのですよね。
0217名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/25(日) 06:23:44.15ID:upLWAdxp
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
Here is should be noted that Crowley disagreed pointedly with the Golden Dawn and
Waite interpretation which say that the Moon is in its increase.
ここでは、「月」はその満ちる状態にあると言う、ゴールデン・ドーンとウェイト氏の
解釈に対して、クロウリー氏は、あからさまに意見が異なっていたことは注目されるべき
である。

The rationale given is that the crayfish is the symbol of Cancer, meaning that
when the Sun is in Pisces, the Moon will be increasing in Cancer.
与えられた論理的根拠は、ザリガニは「巨蟹宮」の象徴であり、「太陽」が「双魚宮」に
ある時には、「月」は「巨蟹宮」において満ちているであろうことを意味することである。
--- ここまで ---

「18:月」が、満ちている過程にあることは、『The Golden Dawn/黄金の夜明け魔術全書』
の「フィロソファス4=7位階儀式」の「第二十九番コフの小径」の節に説明があります。
まあ、この説明自体はこじつけであり、要は「月が満ちている」ことを主張したいわけです。

まず、この「18:月」においては、「月」が空の中心にあり、すなわち「南中」しており、
一方で「太陽」は地平線下にあります。
すなわち、位相的には90°以上の隔たりがあるということです。
そして、「18:月」は「双魚宮」に配属されており、また占星術では、「月」は「巨蟹宮」
の支配星とされています。
「太陽」が「双魚宮」にあり、「月」が「巨蟹宮」にある時、その位相は120°となり、
これは、上弦の月(90°)を少し越えて、月が満ちている状態を表します。
あと、月の右側が明るく左側が暗いのも、満ちていく状態を表しています。

ちなみに、クロウリー氏は、『トートの書』において、「the waning moon/欠けゆく月」
と説明していますが、特に根拠については何も書いていません。
とはいえ、この「18:月」についての説明は、何となく女性の「月経」の持つネガティブな
イメージを強く感じるものとなっています。
0218名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/26(月) 08:57:30.05ID:XrDKZLP8
月経にネガティブなイメージを持つのはおかしいね
当たり前の生理現象じゃないか
0219名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/28(水) 06:13:39.25ID:qmPSdKxe
>>218
ご意見いただき、ありがとうございます。
いきなりの多忙ゆえ、レスが遅れまして申し訳ありません。

さて、月経にネガティブなイメージを持つのはおかしい、という御指摘は、ごもっともな
ご意見であるとは思うのですが、これはあくまでも『トートの書』に書かれている
記述と、トート版タロットの「18:月」のイメージが、そういうことになっていると
いうことですので、ご理解のほど、お願いいたします。

でもまあ、今の日本って、「おまえはネガティブだ」とか「おまえの○○はネガティブだ」
とか言われて、気分のいい人はいませんよね。
そうじゃない、と反論したい気持ちもよくわかりますし、ワタシだって反論したくなります。
でも、あまりに行きすぎた建前的な平等論は、「ネガティブ」という言葉のイメージに
対する言葉狩りにも繋がりますので、なかなかに難しいところですよね。

「月経」そのものは、当たり前の生理現象ですので、「ポジティブ」とか「ネガティブ」
というものではないのですが、それにより引き起こされる肉体的あるいは精神的な現象面
においては、どうしても「ネガティブ」に考えてしまう面は出てくるかと思います。

女性の体には、月と同じような周期があります。
それは、「月」による海面の上昇/下降(干満)の周期、もしくは月の満ち欠けの周期と
同じように、肉体的および精神的な面において、「正=ポジティブ」と「負=ネガティブ」
の面を持っていますので、それを無視して語ることは出来ませんよね。

つまり、「18:月」に対して、マサース氏やウェイト氏は「ポジティブ」な面に注目し、
その一方、クロウリー氏は、「ネガティブ」な面に注目したということなのですが、
これはおそらく、彼らの女性に対する見方を暗に表したものではないかと、勝手に邪推して
いるのでした。
ちなみに、マサース氏やウェイト氏って、割と愛妻家みたいだったようですし、ゴールデン・
ドーン自体も、割と男女平等の意識が高かったようにも思います。
でも、クロウリー氏は、・・・ですよね〜。
0220名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/29(木) 06:20:38.61ID:zMsm61R7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
So the Crayfish emerging from the Water, at one level, was intended to mean: "the
Sun below the horizon as he ever is when the Moon is increasing above." (*109)
したがって、ある段階においては、「水」から出現している「ザリガニ」は、以下を意味
することを意図された:「「月」が上にあって満ちつつある時に、それがいつもいるのと
同様に、地平線の下の「太陽」」。 (*109)
--- ここまで ---

ちなみに、(*109)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 271) ---
109. E.A. Wallis Budge, The Gods of the Egyptians, v II, 1969, 379-382.
109. E.A. ウォーリス・バッジ著、『エジプト民族の神々』、第2巻、1969年発行、379-382ページ。
This work is important because it was the standard work on Egyptology at the
time the three decks related to the Golden Dawn were produced.
この作品は、ゴールデン・ドーンに関連する3つのデッキが生み出された時に、エジプト学
についての基準の作品であったので、重要である。
It has even been suggested that Budge may have been a member of the Golden Dawn,
and had his own secret group within the walls of the British Museum, but this
seems unlikely.
バッジ氏は、ゴールデン・ドーンの一員であったかもしれないと示唆されたことがあり、
「大英博物館」の壁たちの中に彼自身の秘密の団体を持ってはいたが、これは、ありそう
にない。
--- ここまで ---
とあります。

「月」が上に、すなわち南中近くにあって、上弦を過ぎて満ちつつある時には、「太陽」は
常に地平線下にあります。
要は、「ザリガニ」は、地平線下にある「太陽」を意味しているということなのですが、
ゴールデン・ドーンにおいては、「月」でもあり「太陽」でもあるというのが、この
「ザリガニ」の象徴であるということですかね。
0221名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/29(木) 17:29:27.68ID:bP9sOjm1
t海王星が太陽に合になる頃に松村潔はボケて死ぬと言われている
本当ですか?
0222名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/06/30(金) 06:25:01.91ID:CmD9OZtc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
Another important idea expressed in the Golden Dawn manuscripts is that of the
crayfish imagery developed from the Scarab or Dung-Beetle. (*110)
ゴールデン・ドーンの原稿たちの中で表わされた、もう一つの重要な考え方は、「タマオシ
コガネ(スカラベ)」もしくは「フンコロガシ」から発展したザリガニの心像のそれで
ある。 (*110)
--- ここまで ---

ちなみに、(*110)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
110. Regardie, Golden Dawn, v. II, 130.
110. リガルディー著、『ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け魔術全書)』、第2巻、130ページ。
--- ここまで ---
とあります。

ここは、邦訳だと『黄金の夜明け魔術全書(上)』だと、264ページの「フィロソファス
4=7位階儀式」の「第二十九番コフの小径」の節の部分になります。
ちなみに、この原稿には「Scarabeus or Khephera/「スカラベ(タマオシコガネ)」、
もしくは「ケペラ(エジプトの朝の太陽の神)」」と記述されています。
「ケペラ」は、スカラベの頭を持つ神として描かれており、西に沈んだ太陽を、スカラベが
地下で太陽を西から東に運搬することで、朝に太陽が東から昇るという話になっています。

つまり、このザリガニは、地下から復活しようとしている太陽を表しているということにも
なるわけです。

ザリガニは、実は太陽であったというのは、いまいちよくわかりませんが、タロットにおいて
「18:月」の後に「19:太陽」がきているのは、そういう意味もあるのかもしれませんよね。
0223名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/01(土) 06:14:55.53ID:xhyrTPhf
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
Crowley developed this idea, making the dung-bettle central to his card and
emphasizing the darker aspects of the Path.
クロウリー氏は、この考え方を発展させ、フンコロガシを彼のカードの中心に据え、
「小径」のより暗い様相たちを強調した。

He called this "The Waning moon of witchcraft, and abominable deeds. . .
the poisoned darkness which is the condition of the rebirth of light." (*11)
彼はこれを、「魔力(魔女術)の「欠けていく」月 、そして忌まわしい行為 . . .
光の再生の条件である毒の入った暗闇」と呼んだ。 (*11)<-111
--- ここまで ---

ここで、(*11)とあるのは、(*111)の誤記です。
ちなみに、(*111)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
111. Crowley, Book of Thoth, 112.
111. クロウリー著、『トートの書』、112ページ。
--- ここまで ---
とあります。

何でここまで、クロウリー氏が、「月」を忌み嫌うのかは、よくわからないのですが、
このクロウリー氏の記述にある、欠けつつある下弦の月の強烈な「ルナティックさ」は、
女性にのみ周期的に訪れる「PMS(Premenstrual Syndrome/月経前症候群)」に通じる
ものがあると思われます。(※個人の感想であり感じ方には個人差があります。)
このような状況において、燃え尽きてウンコ玉になってしまった「夜の太陽」を、至高の
存在である「フンコロガシ」が運ぶというのは、なかなかにシュールであると思うわけで
あり、誤解されやすいというか、そもそも誤解されることを前提にしているような、極めて
挑戦的なデザインとなっているわけですよね。

まあ、あくまでもクロウリー氏の思いつきですので、あまり深入りしたくはないのでした。
0224名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/02(日) 06:57:19.15ID:eq9Te8Mk
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
The rebirth of the Light out of a hideous and abominable darkness is his primary
concern, one admirably symbolized by the beetle, a reference to Kephera, Father
of the Gods, and the great God of creation and resurrection. (*112)
恐ろしく忌まわしい暗闇から抜け出す「光」の再生は、彼の主要な関心事であって、
「神々の父」であり、創造と復活の偉大なる「神」である「ケペラ」への参照である、
甲虫により見事に象徴されたものである。 (*112)
--- ここまで ---

ちなみに、(*112)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
112. Budge, Gods of the Egyptians, v. II, 379-382.
112. バッジ著、『エジプト民族の神々』、第2巻、379-382ページ。
--- ここまで ---
とあります。

「月」が、恐ろしくて忌まわしい暗闇であるというのは、ちょっと偏見が入りすぎている
ような気もしますが、クロウリー氏が「18:月」で言いたいことは、そういうことのよう
です。

そして、その極限状態から抜け出すために、毒をもって毒を制すみたいな感じで、お下劣な
ネタを入れてくるのは、変態マニア向け、いやいやオカルトにありがちの「上の如く、下も
然り」の原理を応用した、とても「one admirably symbolized/見事に象徴されたもの」と
なっているわけです。

まあ、こういうのって、どちらかというと悪趣味に近いものではありますが、クロウリー氏
には、そういうものを期待される要素もありますので、そういうゲスな期待に応えるという
意味においては、なかなか良いセンスであるとは思うのですが、ワタシには、少々ハードル
が高いというか、いまいち乗り気になれないんですよね。
だって、「月」のものって、当たり前の生理現象じゃないですか。(大事なことなので…以下略)
0225名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/03(月) 06:04:48.55ID:ydUYz+Oz
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
The Beetle, or Scarabaeus, (called kheprera by the Egyptians) was the God's key symbol.
「甲虫」、すなわち「タマオシコガネ(スカラベ)」(エジプト民族により「ケペラ」と
呼ばれた)は、「神」の重要な象徴であった。

As a species, this is a beetle which lays its eggs in a ball of dung, which it
pushes along, and from which the eggs eventually hatch as they are subjected to
the warmth of the Sun.
種としては、これは、一緒に、それが押し進む、糞の玉の中にその卵たちを産む甲虫であり、
そしてそこから、それらが「太陽」の暖かさにさらされることで、ついには卵たちが孵化する。

The dung-ball was considered to be like the Sun itself, for it contained all that
was necessary for growth and nourishment.
糞玉は、それが成長と栄養のために必要であった全てのものを含んでいたので、「太陽」
それ自身のようであると考えられた。
--- ここまで ---

まあ、こんな感じで、きちんと説明すれば少しは分からなくもないのですが、いきなり
「月の下にフンコロガシ」が出てくるというのは、どう考えても上級者向けですよね。

万人向けの「月の下のザリガニ」よりも、そういう上級者ウケを狙ってきているのは、
いかにもクロウリー氏っぽいところではあるわけですが、ちょっとコジツケが多いと
いうか、少なくとも誰もが受け入れられるような解釈ではないと思います。
まあ、クロウリー氏の理屈は、理論的には分からなくもないのですが、デザイン的には、
「月」は「月経」で、「太陽」が「ウンコ玉」がモチーフですので、結構この手のネタに
対して抵抗感のある人も少なくないのではないかと思うのでした。

そして、このクロウリー氏のデザイン改変が吉と出るのか、凶と出るのかは、それこそ
人それぞれだと思うのですが、ワタシ的には、あまり気分の良いものではないというか、
上位世界の大アルカナを象徴するものとしては、かなり悪趣味な感じがするのでした。
0226名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/05(水) 06:22:36.95ID:LiiLkYdV
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 159) ---
In some respects the form emerging from the waters is both the highest and the lowest.
いくつかの点で、水域から出現している形は、最も高いものと、最も低いものの両方である。

It is the very originator of life as it is Kephera, the God who is said to have
emerged as a beetle "from the watery mass of Nu."
それは、「ヌンの水のかたまりから」甲虫として出現したところであると言われている
「神」である、「ケペラ」であること同じように、まさしく生命の創始者である。

It is the highest creative force, beginning its material self-expression as the
lowest organic form.
それは最も高い創造的な力であり、最も低い有機的な形として、その物質的な自己表現を
開始する。
--- ここまで ---

まさしく「上の如く、下も然り」を絵に描いたようなデザインとなっていますが、
わざわざ、カードの下にある「form emerging from the waters/水域から出現している形」
である、「lowest organic form/最も低い有機的な形」の「ウンコ玉」が、「highest
creative force/最も高い創造的な力」の「太陽」の始まりであるという話にしなく
てもいいのではないかと思うわけなんですよね。
まあ、クロウリー氏って、スカトロ方面の趣味があるのかもしれませんけど、これって、
あまり一般ウケのするものでもありませんからね。

そして、「18:月」の主題である「月」が、どちらかというと悪役にされていて、ワタシの
ように「月」の静寂な雰囲気を好む人にとっては、この手の「ネガティブさを貶める」
ようなストーリーに仕立てられているというのは、いまいち面白くないわけです。
そのうえ、「ウンコ玉」と「フンコロガシ」が、主役の座を乗っ取ってしまっていて、
「男尊女卑」的な構図に近くなっているのも、なんか面白くないわけです。
要は、トート版の「18:月」って、ワタシにとってはいまいち趣味が合わないカードの
一つなんですよね。
0227名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/06(木) 06:10:18.91ID:oZ+3cIq0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 160) ---
The crayfish means the organic evolution of the human race; it also refers to the
cellular development of the physical vehicle from the inner roots of nature.
ザリガニは人類の有機的な進化を意味する;それはまた、自然の内なる根源からの物質的な
乗り物の細胞の発達を参照している。

And, as an originator of form, Pisces (ruled by Jupiter) relates to Chesed.
そして、形の創始者として、「双魚宮」(木星により支配される)が「ケセド」と
関連する。
--- ここまで ---

「18:月」の脇役(というかほぼ主役)は、ヒネリの効きすぎた「ウンコ玉」と「フンコロ
ガシ」よりも、オーソドックスな「crayfish/ザリガニ」の方が、やっぱりオチつきます。

さて、この「ザリガニ」ですが、細胞レベルでの進化、すなわち有機的な「生命」が、
「海中」の有機物から生まれ、それが進化して単細胞生物、そして有機的な多細胞生命体
となり、最終的には複雑な構造を持つ「人体」へと進化していく途中経過を表しています。
つまり、ザリガニは、「下等生物」の象徴というよりも、我々人間が「受精卵」という
単細胞生物から「人体」という多細胞生物の完成形に至る途中経過を表しているわけで、
要は子宮内の「胚」から「胎児」に至る状態を象徴していると見ることも出来ます。

また、「知恵の32の小径たち」では「有形の知性」と呼ばれ、「コフ/月」が配属される
「双魚宮」の支配星は「木星」、すなわち「ケセド」に配属されます。
「ケセド」は「The Builder/建造者」であり、「ゲブラー」の「The Destroyer/破壊者」
と対を成して、形の無い「至高の三角形」から「深淵」を通じて流出するエネルギーを
形あるものへと変換していく最初の過程になりますが、この「コフ/月」は、それらを
最初に有機的な形へと変換して地上の「マルクト」に具現化する「小径」となります。

繰り返しますが、「ウィルス」から「人間」に至る全ての「生命」の誕生と進化の過程を、
この「18:月」の「ザリガニ」で表現しているということなんですよね。
0228名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/07(金) 06:25:17.16ID:Pp8LZ19K
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 160) ---
The very earliest Golden Dawn papers, the so-called Ancient Cypher Manuscripts say
of Pisces "by it the waters of Chesed flow down," (*113) meaning that it is a
primary formative consciousness at the lowest level of the Tree.
まさしく最も初期のゴールデン・ドーンの文書たち、いわゆる「古代の暗号文書」は、
それが「木」の最も低い段階での主要な形成的な意識であることを意味している、
「それにより、ケセドの水域が流れ落ちる」(*113)「双魚宮」であると述べる。
--- ここまで ---

ちなみに、(*113)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
113. These manuscripts have never been published, and are in a private collection.
113. これらの文書たちは、これまで出版されておらず、個人の収集物の中にある。
--- ここまで ---
とあります。

そして、この『暗号文書』の36枚目には、以下のように書かれています。
--------------------------------
Path 29=<qoph> Is the Corporeal Intelligence & refers to Pisces, by it the waters
of Dsh flow down
29番目の「小径」である「コフ」は「有形の知性」であり、そして「双魚宮」を参照し、
それにより「Dsh」の水域が流れ落ちる。
--------------------------------

「Dsh」の意味がわかりませんが、「ダレス」を意味するのであれば数値の4であるので、
「ケセド」に関係しているのかもしれません。
というか、全体的に、いまいち意味不明な文章ですし、理論的根拠も良くわからないので、
シロウトは、あまり深くツッコミを入れない方がよさそうです。
0229名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/08(土) 06:49:36.92ID:TfC1Xkbi
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 160) ---
Of course, the most important Tarot reference to the Moon is with THE HIGH PRIESTESS, the Path of Gimel leading directly from God the Father to God the Son.
もちろん、「月」への最も重要な「タロット」の関係は、「父なる神」から「子なる神」
へと直接導いている「ギメルの小径」である「高等女司祭」とのものである。

The High Priestess is the source of the crystal clear waters of consciousness
emerging from the Godhead.
「高等女司祭」は、「神」から出現している意識の、水晶のように澄み切った水域の源泉
である。

The same waters are seen here in THE MOON, but they are polluted!
同様の水域は、ここで「月」において見られるが、しかしそれらは汚されている!
--- ここまで ---

いきなり「polluted/汚されている」なんてディスられていますが、これはクロウリー氏
の主張であって、ゴールデーン・ドーン版やウェイト版では、そういう記述はありません。

さて、「2:「高等女司祭」の「月」は、「月の雫」という感じで、神の世界からの純粋な
気体状のエネルギーを「水」という形に変換する機能を持っており、そこから流れ出る水は
「蒸留水」のごとく、混じりっ気無しですので、生命が生まれる余地は全くありません。

その一方で、「18:月」の「水」は、精神世界における「母なる海」という感じです。
この水源となっているのは、主に上位の「ケセド」であるということですが、「マルクト」
に繋がる下位の領域は、お互いが関連するエコシステムとなっていますので、「水」だけ
ではなく、下からの色々なものが循環しています。
そのため、その中には様々な有機物(つまり死骸や排泄物など)を含んでおり、それを
栄養源として、新しく精神生命体が産み出されるという流れになっています。
まあ、そういう部分では、ウンコ玉とフンコロガシと同じようなものではあるわけですが、
「人はウンコのみで生きるにあらず」ということで、ここで上空の「月」の働きが重要な
意味を持ってくるわけなのでした。(何となく含みを持たせた終わり方w)
0230名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/09(日) 06:25:49.99ID:zPg75xuP
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 160) ---
This is not to imply that there is anything intrinsically evil on this Path.
これは、この「小径」の上に何らかの本質的な悪があることを意味するものではない。

Rather, its phantoms relate to the density of the physical body, that compound
organism affected by all three Paths leading into Malkuth: JUDGMENT, THE MOON
and THE UNIVERSE.
むしろ、その幻影たちは、「マルクト」に通じている、以下の全ての3つの「小径」たちの
影響を受ける複合の有機体である、物質的な肉体の密度に関係する:「審判」、「月」、
そして「宇宙」。
--- ここまで ---

「18:月」、「20:審判」、「21:宇宙」は、「生命の木」の終端である「マルクト」に
繋がっており、上からの流れも緩やかになっていますのて゛それゆえ、「マルクト」から
の影響の逆流が見られます。
つまり、これらの下端の「小径」たちは、棺桶に半分足を突っ込んだような、いやいや
半分ほど「マルクト」に浸かっている状態ですので、それゆえ、我々が下界から見上げた
時には、パンツが、いやいや「マルクト」の反射物が見えていることがあります。
そして、初心者の場合は、上流からの下への流れがうまくいかずに、「マルクト」からの
下水が逆流しがちですので、下界からの色々な汚物たちが見えたりするわけです。

上級者になってくれば、そういう上下の流れがコントロールできるようになりますので、
その日の気分により、上から下へと、そして下から上へと意識的に流すことで、聖なるもの
であれ、俗なるものであれ、色々なイケナイ妄想に励む、いやいや神秘の世界を探索する
ことができるようになるわけです。

この「18:月」は、下界である「マルクト」と、最も上位世界である「ネツァク」を結ぶ
裏道的なルートですので、とても興味深いルートであることは間違いありません。
まあ、無理に通ろうとしなければ、そんなに危なくはありませんし、「マルクト」に居な
がらにして、色々と妄想を膨らませるには、いいカードだと思います。(完全な誤用w)
0232名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/20(木) 21:38:51.67ID:Z0v4RNMz
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 160) ---
Like her Roman counterpart, Diana, she was a goddess of the hunt, travelling through
brutal and mountainous woods with her pack of hounds.
彼女のローマの対応するものである「ディアナ」と同じように、彼女は、狩猟の女神で
あり、彼女の猟犬たちの群れと共に、粗野で山地の森たちを旅して回っていた。

Thus is childbirth linked with the most savage aspects of Nature.
このように、出産は「自然」の中で最も野蛮な様相たちと結び付けらる。

The Goddess, like the Path, can be vicious and unforgiving, her legend being filled
with qualities at once dark and vindictive.
「女神」は、「小径」のように、意地悪で寛大でないものとなることがあり、彼女の伝説
は、陰険でもあり執念深くもある品質たちにより満たされている。
--- ここまで ---

このあたりの「18:月」に関する考え方は、クロウリー氏の拡張理論とウォン氏の再拡張
理論によるものであり、ゴールデン・ドーンの標準理論ではないことにご注意ください。

もちろん、ゴールデン・ドーン版にも、同じようなニュアンスでの意味はあるのですが、
ミナちゃんに頭の上がらないマサース氏、いやいやフェミニストの多いゴールデン・ドーン
においては、こういう女性蔑視的な解釈は、そう簡単には許容されるものではありません。

まあ、「18:月」は、「ネツァク」と「マルクト」という、どちらも女性的な「セフィロト」
を繋いでいるため、確かに女性性は強くあるので、「アルテミス」や「ディアナ」の持つ
「大地母神」的な面はありますが、どちらかというと「ネツァク」の「ビーナス(金星)」
の愛や生殖に近い傾向もありますので、なかなかに難しいところです。

ワタシ的には、ヒステリックでルナティックな荒々しさよりは、冷厳ながらも陰ながら
見守ってくれる「夜の月の女神」であってほしいものだと思います。←個人的願望w
0233名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/21(金) 06:20:22.31ID:tyVltWEc
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 160) ---
Any breech of her regulations was immediately and ferociously punished.
彼女の規則たちのどんな違反(breach)でも、直ちに残忍に罰せられた。

So, from the standpoint of Greek legend, the dogs of THE MOON may be considered
those of Artemis, ready to attack and destroy men who displease her.
従って、「ギリシャ」の伝説の見地から、「月」の犬たちは、すでに 彼女を不快にする
男たちを攻撃し破壊する、「アルテミス」のそれらと考えられるかもしれない。

The very idea is barbaric and uncivilized, as is the Path of Qoph.
まさしくその考え方は、 「コフの小径」であるのと同じように、野蛮で未開である。
--- ここまで ---

まず、「breech」ですが、おそらく「breach/違反」の誤植です。

それと、再度言っておきますが、この「18:月」に関する考え方は、クロウリー氏の拡張
理論とウォン氏の再拡張理論によるものであり、ゴールデン・ドーンの標準理論ではない
ことにご注意ください。

とはいえ、「月」と言えば「アルテミス」であり、「月」と言えば「月に向かって吠える
オオカミ(犬の元祖)」であるので、「18:月」の犬たちが「アルテミス」の「猟犬たち」
であるという連想は、そんなに難しくはありませんが、なんか違和感がありますよね。

そもそも、ゴールデン・ドーンの理論においては、この「18:月」の犬たちは、「猟犬」
ではなく「番犬」とされていますし、それゆえ野蛮でも未開でもなく、知性を備えた存在
とされています。

「コフの小径」は、「ネツァク」という進化の途中で「マルクト」へと分岐する「小径」
ですので、知性面で成熟しきれていないというのはあるかもしれませんが、それを野蛮や
未開と表現するのは、ちょっと違和感がありますよね。
0234名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/22(土) 06:28:07.42ID:Lf9diTfw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 160) ---
This is a primitive Path, one of raw animal nature.
これは、原始的な「小径」であり、生々しい獣的な天性の1つである。

It is a Path of animal instincts (the law of the jungle), passions and energies
uncontrolled by intellectual, moral or ethical considerations.
それは、知的な、道徳的な、もしくは倫理的な考慮たちにより抑制されていない、獣的な
「本能たち(密林の掟)」、熱情たち、そして精力たちの「小径」である。
--- ここまで ---

なんか、えらい言われようですので、改めて言っておきますが、この「コフ/月の小径」
に関する考え方は、クロウリー氏の拡張理論とウォン氏の再拡張理論によるものであり、
ゴールデン・ドーンの標準理論ではないことに、くれぐれもご注意ください。

つまり、これは「アルテミス」と、その「猟犬たち」の獣性、そして「ネツァク」の持つ
「本能たちと感情たち」の属性からの連想だと思うのですが、そういう意味でも、この
トート版の「18:月」って、やっぱり何か違和感ありまくりなんですよね。

まあ、そういった違和感を持つのは、ワタシがこの「18:月」を、お気に入りのカードの
一つとして見ているからに他ならないわけなんですよね。
この「18:月」のカードには、確かに「獣性」というものは潜んでいるのですが、それは
あくまでも制御すべき対象であり、「マルクト」に住む我々にとっては、「タウ/宇宙の
小径」や「シン/審判の小径」と同じように、きちんとその性質を理解した上で、身体的、
精神的なバランスを保ちながら、うまく活用していくべき対象なわけです。

そういう意味でも、この「18:月」は、動物としての人間が持つ、抗いようのない生物的
な獣性をうまくコントロールするための「肉体的かつ精神的な癒し」の鍵となる、とても
重要な位置にあり、そして重要な意味を持つカードであるわけです。
ただし、それを理解し制御することは難しいことであり、それゆえ暴走しがちな面もある
のですが、その暴走の責任の一端は、「マルクト」にいる我々自身にあるんですよね。
0235名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/23(日) 06:46:03.07ID:cbLZw6XJ
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 161) ---
This can be a very cruel Path, showing us aspects of ourselves which society forces
us to repress, but which are an integral and undeniable part of our human make-up.
これは、非常に無慈悲な「小径」であることがあり、我々に、社会が我々に抑圧することを
強いるが、しかし我々人間の化粧の不可欠で否定できない部分である、我々自身の様相を
示している。

Yet we approach the images and lessons of this Path with our whole being, applying
reason to that which we encounter, as we apply feeling to that which is encountered
on the Path of JUDGMENT.
さらに我々は、我々が感覚を「審判の小径」の上で遭遇するそれに適用するのと同じように、
我々が遭遇するそれに理由を適用することで、我々全体の存在と一体になって、この「小径」
の映像たちと学課たちに取り組む。
--- ここまで ---

このあたりの考え方は、どちらかというとウェイト版に近いものであり、人が人として
社会生活を営む上で、深層心理の奥底にじっと潜んでいる動物的な本質を、このザリガニ
が表すとされているのですが、ウェイト氏って、肝心な部分は書いていないのです。

要は、ウェイト版の思想自体は、おそらくゴールデン・ドーン版と同じようなものですので、
この「社会的に抑圧されるべきもの」を、きちんとした道筋で解放していくことが、この
「18:月」のカードの使命のような感じになるわけですよね。

とはいえ、この「コフ/月の小径」は、肉体である「マルクト」に繋がる3本の「小径」の
うちで最後となるものですので、並みの人間には、そう簡単には理解できるようなシロモノ
ではありませんし、トート版のように、虚構と妄想が入り混じる真性ド変態な場所ですし、
それゆえ変に誤解して、あらぬワキ道へと走ってしまう人も多くいるわけですので、我々
のような一般人は、あまり深く立ち入らない方がいい場所でもあります。

つまり、人間社会では、「社会的に抑圧」されて生きていく方が幸せってことなんですよね。
0236名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/24(月) 06:15:08.25ID:XLDXjoRX
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 161) ---
THE MOON is one of the cards for which tradition has provided a very definite structure,
both the Golden Dawn and Waite cards being wholly dependant on the design shown
in the Marseilles version: Two dogs (in Waite's deck they are a dog and a wolf)
stand threateningly beneath a personified moon, between two desolate towers.
「月」は、伝統が、非常に明確な構造を提供し続けているカードたちの1つであり、ゴール
デン・ドーンとウェイト氏のカードたちは、マルセイユ版において示される図案に完全に
依存している :2匹の犬たち(ウェイト版デッキにおいては、それらは犬とオオカミである)
が、2つの荒涼とした塔たちの間にある、擬人化された月の下に、脅すように立っている。

A crayfish is in the water below.
ザリガニは下の方の水の中にいる。
--- ここまで ---

ゴールデン・ドーン版の「18:月」のカードのデザインは、マルセイユ版をベースとして
おり、それはウェイト版にも引き継がれています。
ちなみに、ウェイト版では犬とオオカミという違いは、ウェイト版のオリジナルではなく、
数多くあるマルセイユ版のバリエーションとして存在しています。

この「18:月」のカードは、「マルクト」に繋がる最後の「小径」であるわけですが、
この中には、人間は登場しません。
二本の塔も、おそらく人間が建てたものではありませんし、ザリガニの前に続く「小道」
も、人が通るようなものではなさそうです。

月の夜に、もぞもぞと水の中から這い上がる「ザリガニ」は、もちろん我々を意味する
ものであるわけですが、それが何であるのかは、謎に包まれたままです。
そして、その謎を解き明かすことが出来た者しか、この「母なる水」の中から抜け出る
ことは出来ずに、一生、快適で住み慣れた水の中で暮らしていくことになるわけです。
つまり、夜に外に出ると危ないので、暗くなったら出歩いてはいけません、という、
心配しがちな母親からのアドバイスなのです。←あながち間違いではないw
0237名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/25(火) 21:00:40.82ID:K19OmfI0
またもやカキコできない状態に陥ってしまいましたので、
一旦ゴミ入れしてみます
0238名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/25(火) 21:01:11.03ID:K19OmfI0
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 161) ---
Here it is at least interesting to observe that in the Marseilles version no Path
is shown, and it is only by inference that one realizes that the crayfish will
eventually pass between the two very ferocious dogs.
ここでは、マルセイユ版においては「小道」が示されないことに気づくことが少なくとも
興味深く、それは単に、推定により、人は、最終的にはザリガニが2匹の非常に獰猛な
犬たちの間を通過するであろうということを理解するだけである。
--- ここまで ---

このゴールデン・ドーン版の「18:月」のカードの、真ん中に描かれた「Path/小道」は、
いつものように、『暗号文書』の36枚目に描かれているもので、『The Golden Dawn/
黄金の夜明け魔術全書』の「第二講義文書」にある、「生命の木」を下から上へとよじ登る
「知恵の蛇」を表しています。

要するに、この「ザリガニ」は、まだ「マルクト」という出発点にいるわけです。
そして、
・水からの脱出(第一ステージ)
・犬からの脱出(第二ステージ)
・崖を登る(第三ステージ)
というバトルステージを経て、経験値を積み脱皮を繰り返しながら、新しい形態へと進化
していくという、壮大なるRPGが待っているということなんですよね。

でもまあ、主人公が「ザリガニ」の姿から始まるというのは、なかなか面白いアイディア
ではあるのですが、この「ザリガニ」には、最終的には、宇宙全体を救済する「真の勇者」
になるという、お約束の鉄板あるあるストーリーが待ち受けているわけです。

つまり、そういう真のヒーロー/ヒロインだけが通過できるという、どんな試練であっても
立ち向かえるような「選ばれし者」のためにある「小径」であるということも言えます。
そういう意味では、あんまり努力せずに眺めているだけにしておいて、冷たい水の中で
のんびりと生きていきたいなぁ、とか思っているわけなのでした。←努力の足りない人w
0240名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/26(水) 05:18:43.66ID:+yODv8sY
なんで離婚してマツイと結婚してやらなかったんだ?
マツイは遊びだったのか。ひとでなしのクズ
0241名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/26(水) 06:19:22.21ID:1PSrUt9e
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 161) ---
Mathers and Crowley were in agreement that these should actually be considered the
jackals of Anubis, the scavengers of the dead.
マサース氏とクロウリー氏は、これらは実際、死体を食べる動物である、「アヌビス神」の
ジャッカルたちと考えられるべきであるということで意見が一致している。

Anubis was the jackal god, and the great god of the Underworld, charged with both
the judgment and the embalming of the deceased.
「アヌビス神」は、ジャッカルの神であり、そして死者の審判と死体防腐処理の両方を
担当する、「黄泉の国」の偉大なる神であった。
--- ここまで ---

死者蘇生のイベントは、「生命の木」においては「20:審判」がメインとなっていますので、
この「18:月」における「アヌビス神」は、ネタかぶりとなってしまっています。

つまり、この「jackals of Anubis/アヌビス神のジャッカルたち」は、単純に「死者」を
迎え討つ目的で、ここに出張してきているわけではないということが推測されます。
そして普通に考えれば、
・一般人が生きたままで通れる小径=「21:宇宙」
・一般人が死者となって通る小径=「20:審判」
・一般人ではどうやっても通れない小径=「18:月」
という解釈となりますので、この「コフ/月の小径」を、一般人が生きたままで、もしくは
死んでから通ろうとすると、それを死体の如く貪り食って、ここから先には通さないという
役割ではないかと想像できます。
じゃあ、誰なら通れるのかと言われても、一般人のワタシには、ちょっと想像できないです。

ちなみに、この二匹のジャッカルは、その背後にある二基の塔、「the Gates of the East/
東の門」と「the Gates of the West/西の門」の守護者であるということですので、
狛犬のように、上位世界を守る門番としての役割を持っているということになりますかね。
0243名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/27(木) 06:14:18.85ID:wrCU+A8w
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 161) ---
In the Tarot this means the natural deterioration of the physical body in death,
the return of its energy into the unseen, as well as a suggestion of correspondence
with the Path of Shin, JUDGMENT.
「タロット」においては、これは、「シン、審判の小径」との一致の暗示だけでなく、
死における物質的な身体の自然劣化、その精力の見えざるものへの返還を意味している。

The implication is that the activity of natural forces on the body in death is
concurrent with the "weighing of the soul" on that Path.
暗示しているものは、死における肉体の自然な力たちの活動は、その「小径」の上で
「魂の重さを計ること」と同時であることである。
--- ここまで ---

ウォン氏は、何か「死」へのこだわりがあるようですが、いずれにしろ、「マルクト」に
ある我々の肉体の中に閉じ込められた魂は、死後には「21:宇宙」、「20:審判」、そして
「18:月」を経由して、上位世界へと還っていきます。
そういう意味では、この「18:月」も、死後の世界を意味しているのですが、それは
「18:月」のごく一部の機能です。
そもそも、マサース氏もウェイト氏もクロウリー氏も、そんな葬式宗教みたいな世界観で、
このカードを語っているわけではないですしね。

基本的には、「陽」である「20:審判」と対をなす「もう一つの世界」、すなわち「陰」
である「18:月」という対比で見る方が、しっくり来ると思います。
つまり、「20:審判」の真ん中の子供は、「18:月」における「ザリガニ」であり、
「20:審判」の左右の男女は、「18:月」における「アヌビス神のジャッカル」であると
いう構図なのですが、「20:審判」が、やけに暑苦しい天国的な雰囲気なのに対して、
「18:月」は、かなり冷酷な地下世界的な雰囲気があるということです。
まあ、ヒーロー的なルートを求めるのであれば「20:審判」ですし、アンチヒーロー的な
ものを好むのであれば、「18:月」を通れば、そういう茨の道を辿る、闇墜ち的な
ストーリーが待ち受けているわけなのでした。(じゅるりw)
0244名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/28(金) 06:08:30.33ID:Sg0iRTQF
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 161) ---
Anubis is a very complex god of lunar opposites, as is suggested by Crowley's dual
figures.
「アヌビス神」は、 クロウリー氏(のカード)の双対の人物像たちにより示唆されるように、
月の正反対のものたちの非常に複雑な神である。

Anubis is a god of light and of darkness, of death and of resurrection, whose cult
was a fascination to those ancient societies in the shadow of Egypt.
「アヌビス神」は、光と暗闇の、死と復活の神であり、彼への信仰は、エジプトの陰の中に
ある、それらの古代の社会たちにおいて魅力であった。

Describing the subtleties of this deity's cult to the Romans, Plutarch wrote:
この神の信仰の微妙な点たちを、ローマ人に説明するのに、プルターク氏は以下のように
書いた:
--- ここまで ---

クロウリー氏のカードは、二匹の「アヌビス神のジャッカル」に飽きたらずに、影分身した
双対の「アヌビス神」も描いていて、主役のはずだった「月」を、完全に蚊帳の外に追い
やってしまっています。
結果的に、ゴールデン・ドーン版やウェイト版とは、その解釈が「微妙に」異なってしまう
ことになるわけですが、クロウリー氏の、このカードに対する、あまりにも「闇の世界」を
重視してしまう解釈は、このカードの持つ闇属性が、彼自身の持つ心の闇に強く響くものが
あったのではないかと想像します。

それゆえ、この「月」のモチーフは、昔から、心に大きな闇を抱える多くの人の心を掴み、
そして彼らを「月の小径」に誘い込んで「闇堕ち」させてしまうという典型的なパターンに
なっていくわけですが、そういう意味でも、このトート版は、見事にその「外道」っぷりを
発揮しているのではないかと思うのでした。(もちろん、いい意味でw)
ただ、個人的な趣味や興味はともかくとして、実用性という意味においては、この闇堕ち
必至のトート版は、善良な一般人に対しては使っちゃいけないよなぁ、と思うのでした。w
0245名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/29(土) 07:34:26.02ID:BXW2cAcH
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 161) ---
By Anubis they understand the horizontal circle, which divides the invisible part
of the world, which they call Nephthys, from the visible, to which they give the
name Isis; and as this circle equally touches upon the confines of both light and
darkness, it may be looked upon as common to them both - and from this circumstance
arose that resemblance which they imagine between Anubis and the dog, it being
observed of this animal, that he is equally watchful by day as night.
「アヌビス神」により、彼らは、彼らが「ネフティス女神」と呼ぶ、世界の見えざる部分を、
見えているものから、彼らが「イシス女神」の名を与えているものまで分割している、
水平の円を理解する;そして、この円が光と闇の両方の境界たちに等しく触れることで、
それらの両方に共通するものとして見られうる。 − そして、この状況から、「アヌビス神」
と犬の間で、それが、この動物の観察される昼も夜も同様に警戒することで、彼らが想像
しているその類似が生じる。

In short, the Egyptian Anubis seems to be of much the same power and nature as the
Greek Hecate, a deity common both to the celestial and infernal regions. (*118)
要するに、「エジプト」の「アヌビス神」は 、天国と地獄の領域たちへの両方に共通の神
である、「ギリシャ」の「ヘカテ女神」と同じような力と性質の多くであるようである。 (*118)
--- ここまで ---

ちなみに、(*118)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
118. Budge, Gods of the Egyptians, v. ii, 264.
118. バッジ著、『エジプト民族の神々』、第2巻、264ページ。
--- ここまで ---
とあります。

要は、もう全部「アヌビス神」一人でいいんじゃないかな、的なノリになってしまっていて、
これ以上の説明は不要の、究極無敵状態の神ということですよね。
まあ、余計な説明をしなくていいのは、助かりますが。w
0246名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/30(日) 07:43:18.56ID:Gsd26Opw
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 161) ---
Pursuant to the idea of Anubis and resurrection, there is a definite relationship
to the Christ legend.
「アヌビス神」と復活の考え方に従って、そこには「キリスト」の伝説との明確な関係がある。

It can be said, however whimsically, that in an obscure medieval symbolism the
lobster is a symbol of the risen Christ. (*119)
どんなに気まぐれであったとしても、目立たない中世の象徴主義において、ロブスターが、
甦った「キリスト」の象徴であると、言われることがある。 (*119)
--- ここまで ---

ちなみに、(*119)はNOTES/注記の項で、
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 272) ---
119. This idea appears to have originated with the German poet, Conrad of Wurzburg,
who observed that both the lobster and Christ were more beautiful after death.
Reau, L’Art Chretien, v. I, 88.
119. この考え方は、ヴュルツブルクのコンラッド氏による、ドイツの詩を起源としている
ように思われ、彼はロブスターと「キリスト」の両方が、死んだ後の方がより美しいと
述べた。レオー著、『キリスト教の芸術』、第1巻、88ページ。
--- ここまで ---
とあります。

いきなり(淡水産)ザリガニから(海水産)ロブスター(イセエビ)に話が飛びますが、
生のままの赤褐色の(淡水産)ザリガニや(海水産)イセエビ(ロブスター)よりは、
朱色に茹で上がったザリガニやイセエビ(ロブスター)の方が、よりおいしく、いやいや、
より美しく見えるので、ザリガニとキリストは同じである、ということなのですが、かなり
論理的には無茶がありますし、そもそも、それをキリストの復活にたとえるのは、いささか
不謹慎なようにも思えます。

とはいえ、このザリガニの肉は、小道の途上で、食われる運命にあるんでしょうね。 (-人-)
0247名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/07/31(月) 06:15:54.77ID:EtNOr2Iq
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 161) ---
And, one must be exceedingly cautious in dismissing such symbolism out of hand,
because of the Tarot's very elusive, but unquestionably medieval, origins.
そして、人は、「タロット」の非常に捉えづらいものではあるが、疑いなく中世にある、
その起源のために、手に負えないそのような象徴主義を却下することに対して極度に慎重で
なければならない。

In the fourteenth century every symbol, however occult, was related to Christ.
14世紀においては、全ての象徴は、どんなに神秘的なものであったとしても、「キリスト」
に関連した。
--- ここまで ---

まあ、「ロブスター」が赤いのも、郵便ポストが赤いのも、全部「キリスト様」のおかげ
であるかもしれないということなのですが、さすがにこれは言い過ぎですよね。

とはいえ、この「ザリガニ」と「キリスト」の関係性というのは、あながち全面否定される
ようなものでもないわけです。
なぜなら、「キリスト」は、肉体を失った後、その魂が「マルクト」から「ティファレト」
へと昇った人物であり、そして一般人とは異なる経路、すなわち「21:宇宙」や「20:審判」
ではなく、「18:月」を遡って「ティファレト」に到達した可能性も捨てきれないわけです。

ただ、「キリスト」のように、死んでから復活というコースは、どうしても「20:審判」と
カブってしまうので、どちらかというと、経験値を上げて守備力をMAXにし、肉体を堅固な
殻の中に閉じ込めたままで昇天するというストーリーの方が需要があるかもしれません。

でもまあ、最終的には、そういうA.T.フィールド的なものは解放され、純粋な魂とならなけ
れば、この「小径」を最後まで進むことは出来ませんが、とりあえず簡単に犬に食われ
ないようにするためには、途中までは、頑丈な鎧を纏うことは役に立ちそうな感じです。
そして、戦闘が終わった後、分厚い装甲を脱ぎ捨てて、新しい世界へと入っていくという
ストーリーが良いかと思います。←勝手な解釈w
0249名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/01(火) 06:19:00.86ID:MRU7GskY
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 162) ---
One way or the other, birth, death and resurrection are pivotal concepts on the
Path of THE MOON.
いずれにしろ、誕生、死、そして復活は、「月の小径」の極めて重要な概念たちである。

These are not symbolic processes; they are biological, and occur in the darkness
and the light of our sense perception.
これらは象徴的な過程たちではない;それらは生物学的なものであり、私達の感覚による
認識の闇と光の中に生じる。

The energy process, a cyclic wave motion, is shown by Crowley as a pattern of both
above and below, linked by the Beetle of the Sun.
周期的な波動である、精力の過程は、「太陽の甲虫」により関連付けられて、上と下の両方
の様式と同様に、クロウリー氏により示される。
--- ここまで ---

「18:月」の、クロウリー氏のネガティブな解釈は、あまり好みではありませんが、そうは
いっても、「birth, death and resurrection/誕生、死、そして復活」が「18:月」の持つ
自然のサイクルと関係しているというのは、間違いのないことですので、その月の周期が、
「月経」という女性のサイクルに関係付けされているのも、間違いではありません。

ただ、「18:月」って、それだけを強調するのは、なんか違うんですよね。
この「生命の木」の下層にある「ネツァク」、「ホド」、「イェソド」、「マルクト」は、
有機的に結びついているので、それらを繋ぐ「小径」も、それぞれの役割を分担しながら
有機的な関係性を持っています。
つまり、「18:月」のカードだけで、クローズドで完結した「光と闇の交差する世界」を
作るのではなく、もうちょっと広い視野で、「生命の木」全体のサイクルというか、上から
下へのエネルギーの流れというものを感じてほしいなぁ、と思うのでした。
そう、「誕生、死、そして復活」という三本の人生のコースには、それぞれの状況に応じた、
「マルクト」に通じる「三本の小径」があるわけですからね。
0250名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/02(水) 06:15:38.82ID:JUe2LJPt
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 162) ---
To reiterate the meaning of this murky Path in the most simple of terms: this is
the natural energy from which our physical bodies develop in the womb.
最も簡単な言葉において、この暗い「小径」の意味を繰り返し述べると:これは、子宮の
中で我々の物質的な肉体たちがそこから発育する、自然の精力である。
--- ここまで ---

はしょりすぎて誤解されやすい文章ですが・・・。

まず、「18:月」の「小径」の「natural energy/自然の精力」は、我々の想像するような
わかりやすいシロモノではなくて、あくまでも「天から授かった、かなり上位の世界から
降ってくるエネルギー」を受けて、下位世界に対してバックグラウンド的に「形」を与える
という意味において影響を与えるという、我々の目には見えず、感じることもできない
「ダーク・エネルギー」のようなものになります。

また、「18:月」の「小径」は、「in the womb/子宮の中」そのものでもないです。
ちなみに、肉体の一部である「womb/子宮」そのものは、「マルクト」に属します。
つまり、あくまでも「子宮内における個体発生」という「マルクト」での過程に関わる、
バックグラウンド・エネルギーの供給経路として、この「18:月」の「小径」が、
影ながら関わっているということです。

ただ、我々が、母なる子宮の中で、新たな精神と新たな肉体を持って、新たな「人」と
して発生するという過程は、いまだに多くの謎が秘められたままになっている領域です。
その神秘の過程を司る、最も基底的な部分を、この「18:月」が担っているということは
間違いないことであり、その神秘の過程を説き明かすことなくして、我々がここに存在
する意味を説明することも出来ないわけですよね。

まあ結局のところ、この「18:月」の働きというのは、とても根本的すぎて、我々のような
凡人には見えない世界での作用ですので、それを知っているからと言って、今のところは
どうなるというようなシロモノでもないということになるわけですよね。
0251名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/03(木) 06:17:59.03ID:FWmftPmL
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 162) ---
It is a process that is continual throughout our lives, as cells die and are replaced.
それは、細胞が死んで取り替えられながら、我々の生命たちの最初から最後まで継続的
である過程である。

The work of this Path is ended with the dissolution of energy back to its source,
which is Netzach.
この「小径」の作業は、精力を分離して、「ネツァク」である、その源泉に戻すことに
より終えられる。
--- ここまで ---

「マルクト」に繋がる「小径」の中で、この「18:月」は、我々にとっては、最もわかり
にくいものです。
それは、我々が通常は意識することのない、生命の基礎部分、つまり「バックグラウンド」
における「周期的」な活動がメインであり、言い換えれば、日々繰り返される「当たり前」
の出来事すぎて誰もそれに気づかないというか、たとえ気づいていても、自分の意志では
コントロールできないので、できれば触れたくない領域だからなんですよね。

そして、かろうじて、その通常意識には乗らない「何か」の存在を感じられるのは、新しく
生命が生まれ、肉体に魂が宿る時や、生命が失われて肉体から魂が抜ける時なのですが、
相当に注意しておかないと、これも「当たり前」のこととして見逃すことになります。

要するに、あまりにも「自然」すぎて、我々の日々の生活の裏側に溶け込んでしまっている
存在なのが、「マルクト」の活動を陰で支えている「18:月」なのですよね。

でも、「陰」ながら支えているとは言え、その「エネルギー」の潜在パワーは強大であり、
それ無くしては、我々の生命は存在することは出来ません。
それゆえ、物好きな者、いやいや目覚めた者は、それを我がものにしようと制御を試みる
のですが、有能な番犬たちが完璧な防御態勢に入っているせいで、そう簡単には自由に
させてくれないんですよね。w
0252名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/04(金) 06:09:28.25ID:dfZDS2yl
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 162) ---
To understand this Path is to understand the relationship of our personality-consciousness
to the physical vehicle built for each incarnation, a very difficult undertaking
for most people, who perceive themselves as having existence only through their
bodies.
この「小径」を理解することは、各々の肉体化のために作られた物質的な乗り物との、
我々の人格の意識の関係を理解することであるので、単に彼らの肉体たちだけを通して
存在しているとして、彼ら自身を認識している大多数の人々にとっては非常に難しい仕事
である。
--- ここまで ---

なんかいきなり、ハードルが上がってしまいましたが、今まで何度も言っているように、
ほとんどの人にとっては、この「18:月」の小径は、理解する必要は無いということです。

ついでに言うと、クロウリー氏のように、「月経」のイメージと絡めて、このカードの
意味を説明するのは、いまいち的外れであり、とにかく我々の意識のかなり深いところに
あるものですので、こちらとしても、非常に説明しづらいというか、そう簡単には理解して
もらいにくいシロモノなんですよね。
というか、そもそも説明すること自体、ワタシは放棄しています。←無責任w

そういう意味で、「マルクト」に接続する「小径」でありながらも、分かる人だけにしか
分からないという、実にオカルトチックなカードになっているわけですし、そもそも
「マルクト」に一端を据えておいて、いきなり「ネツァク」という上位世界までワープ
しようというような「超絶難度の束縛プレイ」になっていますので、最初からいきなり
クリアできる人なんて、まずいないわけです。

というわけですので、回り道ではありますが、まだ理解しやすいと思われる「ネツァク」
に繋がる「17:星」や「16:塔」のルートを先にクリアしておいてから、改めて、この
「18:月」のルートを攻略するという手もありますので、真面目に勉強してみたい人は、
そちらの迂回ルートの探索をお勧めしたいと思います。
0253名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/05(土) 06:50:05.43ID:AgWTDN8p
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 162) ---
Here the meaning of the simple letter Qoph, sleep, gives an important clue.
ここでは、単字である「コフ」が「睡眠」であることの意味が、重要な手掛かりを与える。

During the cyclic phase of withdrawal of consciousness from the physical, most
people continue to act on information and fantasies closely related to their
bodily existence.
身体からの意識の撤退の周期的な段階の間に、ほとんどの人々は、彼らの肉体的な存在と
密接に関連した情報と幻想たちに従い続ける。
--- ここまで ---

「コフ」は、12ある「単字」の一つであり、その性質として、最もネガティブな様相で
ある「睡眠」が割り当てられています。

これは、一日の周期で言えば「深夜」であり、一月の周期で言えば「新月」であり、一年
の周期で言えば「真冬」であり、一生の周期であれば「死〜誕生」の「あの世」にいる期間
ということになります。

とはいえ、「睡眠=夢」ではないわけであって、「夢」を見るというのは、少なくとも
脳は活発に活動しているわけですので、ちょっとイメージが異なります。
どちらかと言うと、「夢」は「イェソド」とか「21:宇宙」に近い存在であり、「18:月」
での脳内意識は、ほとんど活動していないので、夢を見ることも難しい期間になります。

ただし、完全に「あっち側」の情報が遮断されているのかというと、そういうわけでも
ありませんので何とも言い難いのですが、結果的に、この境界領域においては、「臨死
体験」のような、色々な得体の知れないものが生まれてくる背景となっているわけです。

いずれにしろ、「18:月」は、「この世」ではなく「あっち側の世界」を強く意味するもの
となっており、「物質的な肉体にある意識」を離れる、すなわち「死」と同等のものを
要求しているわけですので、なかなかに難易度の高いものとなっているわけです。
0255名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/06(日) 06:40:35.70ID:BqJZKPdh
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 162) ---
Their dreams are filled with the shades of matter which, once consciously transcended,
is the conquest of the Path of THE MOON.
それらの夢たちは、物質の陰たちによって満たされており、一旦意識的に超越されれば、
それは「月の小径」の征服となる。
--- ここまで ---

ここは、少々誤解を招きやすいところです。
基本的には、ほとんどの「dream/夢」は、「イェソド」や「21:宇宙」のレベルにあり、
その本筋を補完するものとして、ポジティブな「火」の「20:審判」と、ネガティブな
「水」の「18:月」という脇道があるわけですが、この2つの「小径」は、一般人は通ること
のできない、「秘密の鍵で封印されし、禁断の門」でもあるわけです。

ちなみに、「18:月」の「水」による封印の先にあるのは「火」の「ネツァク」の、恐るべき
潜在エネルギーということになり、ヘタに開くと、地獄の業火により「マルクト」が焼き
尽くされる恐れもあるわけで、それを「月」が封印しているという構図になっているわけです。

そして、この「月」の封印の実体は、「the shades of matter/物質の陰たち」、すなわち、
この大宇宙においては、物質世界を陰で支配している、一種の「ダークエネルギー」という
ものが候補となりますし、小宇宙においては、「目に見えないもの、知覚できないもの」
ということになり、いずれにしろ、我々には全く知ることのできない、理解できないものを
指すことになっているわけです。

ということで、この「18:月」において、その一端は「マルクト」にありながらも、早くも
「理解を超えた世界」へと到達してしまったわけですので、ここから先の「小径の旅」は、
「完全に理解不能な領域」へと足を伸ばしていくことになるわけですが、逆にその方が、
やりやすいということもありますよね。
要は、ここから先は検証不能であり、全ては無責任なタワゴトであることが自明なわけです
ので、何を言っても許される、完全無欠のファンタジーの世界へと突入していくことになる
わけですからね。←さらに無責任な態度ww
0256名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/07(月) 06:16:24.50ID:5vEQeO2h
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 162) ---
28. THE PATH OF TZADDI
28. 「ツァダイ」の小径

The Star


The Seventeenth Key
17番目の鍵(大アルカナ)
--- ここまで ---

ここから、「生命の木に基づく大アルカナ」の章の中での新しい節になります。

サブタイトルは「ツァダイの小径」です。

とりあえず、ここから先は、もはや「地に足が着かない」場所となってしまうのですが、
空中遊泳は、既に「19:太陽」で経験済みですし、さらに「19:太陽」と対を成す存在です
ので、その点は、割と気が楽なのかもしれません。

「生命の木」は、リズムがありますので、「楽な小径」と「難しい小径」が交互に出現する
というパターンが、ところどころにあります。
つまり、「18:月」と「16:塔」という、ちょっとアレな「小径」たちに囲まれた「17:星」
は、割と気軽に楽しめる場所という順番なんですよね。

ちなみに、「イェソド」に繋がる「21:宇宙」、「19:太陽」、「17:星」の「小径」には、
それほどの困難さは無いわけですので、上位世界の「ホド」や「ネツァク」へは、まずは
「イェソド」経由で行ってみて、その後に、「20:審判」や「18:月」や「16:塔」の「小径」
を探るというのが、割とオススメのコースとなります。
まあ、「急がば回れ」ということなのですが、「生命の木」という難攻不落のダンジョン
攻略法の一つの手法ですので、皆さんも色々と自分で工夫しながら、楽しんでみてください。
0257名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/08(火) 06:24:24.56ID:Ry3iJNe7
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 162) ---
□ PATH COLOR: Violet
□ 「小径の色」:「スミレ色」

□ RELATED SOUND: A-Sharp
□ 「関連した音」:「Aのシャープ」

□ SIGN: Aquarius (Fixed Air)
□ 「宮」:「宝瓶宮(不動宮の空気)」

□ MEANING: Fish Hook
□ 「意味」:「釣り針」

□ SIMPLE LETTER: Imagination
□ 「単字」:「想像」

□ ESOTERIC TITLE: The Daughter of the Firmament; the Dweller between the Waters.
□ 「秘伝的な称号」:「天空の娘;水たちの間の住人」。
--- ここまで ---

この本の、この文章の右側には、「宝瓶宮」の占星術記号と、ヘブライ文字の「ツァダイ」
と、「釣り針」、および「生命の木」における「ツァダイの小径」の位置が図示された絵が
描かれています。

「生命の木」全体のイメージとして、上から下への流れという暗示があるのですが、この
「17:星」においては、その流れが明確に示されています。
つまり、「タダでもらえる」ことが大好きな○○ども、いやいや一般的な人間においては、
ここにはとても良いものがあるというイメージがあるわけです。
でもまあ、そんな夢みたいな話は現実には無いわけですので、あくまでも「Imagination/
想像」上の「Firmament/天空」での「釣り」ネタであることを、理解する必要があります。
0258名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/09(水) 06:15:39.99ID:hi35Md2j
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 163) ---
THIRTY TWO PATHS OF WISDOM: The Twenty-eighth Path is called the Natural Intelligence,
and it is so-called because through it is consummated and perfected the Nature
of every existing thing beneath the Sun.
「知恵の32の小径たち」:「28番目の小径」は「天性の知性」と呼ばれており、そして
それは、「太陽」の下に存在する全てのものの「天性」は、それを通じて達成され完成
させられるがゆえに、そう呼ばれる。
--- ここまで ---

ここは、いつものように、ウェストコット氏の英訳版『The Sepher Yetzirah/セフェル・
イェツィラー(形成の書)』の「THE THIRTY-TWO PATHS OF WISDOM/知恵の32の小径」から
の引用です。

この「小径」は、「ネツァク」の「Nature/自然or天然」のエネルギーーを効率的に下位層
へと、すなわち「イェソド」へと引き下ろすための経路となります。
そして、「イェソド」において「ホド」のエネルギーが「19:太陽」を通じて混合され、
化学変化を起こした後、「マルクト」へ供給されるというのが、基本ルートとなります。

ちなみに、「星」の見え方には、地球の公転運動による季節変化があるので、この「17:星」
についても、「太陽」にまつわる、何らかの周期が隠されていると見るのが妥当です。

いずれにせよ、「17:星」と「19:太陽」は、互いを補完するライバル関係になっており、
「18:月」以上に、お互いに重要な働きを持っていると見ておく必要があるわけですよね。
つまり、「17:星」が天然キャラで、「19:太陽」が知的キャラで、そこに「18:月」の神秘
キャラが割って入るような感じになっています。

まあ、大アルカナは、どれも個性が強いので、キャラ作りには苦労はしないのですが、
セリフを喋らせようとすると、ツンデレ感がハンパないというか、人間が分かる言葉では
なかなか喋ってくれないことが多くて、「ふん、そんなこと自分で考えなさいよ!」と
冷たく突き放される感じが、たまらないのでした。←ドMの至福感w
0259名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/10(木) 06:16:47.76ID:ViTp8LNz
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 163) ---
The Path of Tzaddi, THE STAR, connects Netzach (Victory) with Yesod (The Foundation).
「ツァダイの小径」である「星」は、「ネツァク(勝利)」と「イェソド(基盤)」を
接続する。

It is a very powerful Path which points out the way in which the Divine Energy
inherent in each individual is properly approached.
それは、各々の個人に内在する「神の精力」が、適切に接近される方法を指摘する、
非常に強力な「小径」である。
--- ここまで ---

「マルクト」にいる我々に密接に関係している、「生命の木」の下層の「セフィロト」で
ある、「ネツァク」、「ホド」、「イェソド」、そして我々の「マルクト」を繋ぐ「小径」
のうちで、特に太くなっているのが、「21:宇宙」「19:太陽」「17:星」になります。

「イェソド」は、「マルクト」に至る最終的な「センター」として、「ティファレト」、
「ネツァク」、「ホド」からの上位エネルギーを受け取り、それを変換して「マルクト」
へと流すのですが、その中で、この「ネツァク」の「自然or天然」なエネルギーは、
ちょっと毛色の違ったものというか、頭ではわかりづらいものとなっています。

基本的には、「ネツァク=火」が「17:星=水」を通じて「イェソド=空気」と、それに
対を成すように、「ホド=水」が「19:太陽=火」を通じて「イェソド=空気」に流れ込む
という構図なのですが、それと同様に、「ネツァク=火」が「18:月=水」を通じて、
そして「ホド=水」が「20:審判=火」を通じて「マルクト=地」に流れ込むという、
バイパスした経路もあるわけです。

そういう様々な経路のうちで、この「17:星」の小径におけるエネルギー流は、かなり
大きな流れではあるのですが、かなり奥深いところにある流れですので、その存在は、
我々にとっては、そう簡単には意識に上って来ないというか、いまいちなんか掴みどころ
のない感じでもあるわけなんですよね。
0261名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/11(金) 08:16:45.28ID:IC06Nqng
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 163) ---
The letter Tzaddi means fish hook, implying meditation, a process closely linked
with the use of imagination.
文字「ツァダイ」は、「釣り針」を意味しており、瞑想、つまり想像力の活用と密接に
結び付けられた過程を暗示している。

In these terms meditation is described not as taking-out of something, but as a
putting-in (merging) of two streams of individual consciousness with the greater
consciousness.
これらの言葉たちにおいて、瞑想は、何かを取り出すことではなく、より大きな意識と、
個々の意識の2つの流れたちの投入(合流)として評される。

And while this is a path of primal intuition, the vessels represent a separation
and then reintegration of the Chokmah force (feelings and intuition, at this
level) and Binah force (intellect).
そして、これが主要な直観の小径である一方で、容器たちは、「コクマー」の力(この段階
においては、感情たちと直観)と、「ビナー」の力(知性)の、分離と、その後の再統合を
象徴する。
--- ここまで ---

「ツァダイ」が「釣り針」ということで、数多くの香ばしい方々が、ここを目指して、
釣られに集まってくるという、ネタ的には、とてもおいしい場所となっています。

そういうわけで、ここは「ネツァク」に対抗する「ホド」の絶妙なバランス感覚に期待
したいところですが、「ネツァク:感情と本能」の「17:星」の裸の女性像に対抗する
ものとして、「ホド:知性」が「19:太陽」の裸のロリショタ像という退行状態を持ち
出してきているので、たとえ上から目線で「14:節制」が何を言ってきても、もう誰にも
瞑想の迷走は止められないと思うのでした。
まあでも、こういうイケナい妄想が捗るのは、ここが最後ですし、少々ハメを外しても
いいかな、とか思ったりもするのでした。←感情と本能を優先ww
0262名無しさん@占い修業中
垢版 |
2017/08/12(土) 08:01:04.02ID:JDGpwSi5
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。

--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 163) ---
The symbolism of the fish hook in meditation is easily extended to the Tree of
Life: The Hook (Tzaddi, THE STAR) is put into the waters of Mem (THE HANGED MAN)
to catch the fish (Nun, DEATH).
瞑想における釣り針の象徴主義は、「生命の木」に容易に拡張される:「かぎ針(ツァダイ、
星)」は、魚(「ナン、死」)をつかまえるために、「メム、吊られた男」の水域に入れられる。

Water is, again, a symbol of consciousness.
水は、さらにまた、意識の象徴でもある。

As we experiment with meditation and imaginative visualization, casting ourselves into
the Universal Sea, we seek an understanding of the very processes of life and death.
我々は、瞑想と、想像力豊かな視覚化により、我々自身を「普遍的な海」の中に投げ入れる
実験を行いながら、我々はまさしく生と死の過程たちの理解に努める。
--- ここまで ---

「ツァダイ」の意味が「釣り針」ですので、ここでは「釣り」をネタにした色々な妄想の
心得、いやいや瞑想の指南が語られています。

まあ、夜空には「星」があり、下には「水」があり、さらに「素っ裸の女性」が水瓶を
かついで水を流しているという、もはやツッコミどころしかないという構図になっています
ので、我々も遠慮無しに、釣られてしまっても良いかな〜、とか、色々とイケナい妄想を
してしまいますよね。

まあ、一般人が生きたままで立ち入れる範囲は、せいぜい「イェソド」までですので、
この「17:星」がアプローチ可能な「最後の小径」ということで、その雰囲気を精一杯
楽しんでおくというのも大事なことだとは思うのですが、ほとんどの人は「イェソド」内
での妄想だけで終わってしまいがちであって、そう簡単には「17:星」の「小径」の領域
には立ち入れていない、ということにも注意しておく必要があります。
でもまあ、それなりに楽しめれば、それはそれで何も問題は無いんですけどね。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況