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テニスエルボー・テニス肘のスレ2 [転載禁止]©2ch.net

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0409名無しさん@エースをねらえ!
垢版 |
2019/06/20(木) 13:33:36.93ID:b+efqyIf
鍼灸師です。
鍼灸の効く作用ですが、主に次の4つに分けられます。
・鎮痛・筋緊張緩和、血流増加・自律神経への作用・脳血流増加

で、テニス肘、外側or内側上課炎ですが、上の医師の書いてる様に、一応詳しいメカニズム、実際に炎症が起きてるのかどうかは不明です。

ただ、痛みが出ているのと、オーバーユースに関しては筋の硬さなどがみられるので
鎮痛、筋緊張の緩和およびその周囲の血流増加によって治ると考えられています。

鎮痛に関しては、鍼を刺したら痛みが強くなるのでは?となりそうですが
ゲートコントロールや下降性疼痛抑制系と言ってツボで無い場所であっても痛みを抑える作用があります。

イメージとしては虫歯や足をどこかぶつけた時に手でそこを触ると何となく痛みが和らぐでしょ?
あれと同じです。

逆に痛みをより強い「針を刺す」という侵襲行為で痛覚の神経の興奮を抑える、というイメージでしょうか。

下降性疼痛抑制系に関してはちょっとイメージしにくいですが、中脳や脳幹のからセロトニンやノルアドレナリンが分泌され
脊髄での痛覚の入力を抑えるというメカニズムがあります。

少し年齢の上の方はニクソンショックとかで妊娠の麻酔の代わりに鍼麻酔で無痛分娩をしたニュースとかご存知かも知れません。

今は麻酔技術が良くなっているので、鍼麻酔よりも半身麻酔などの方が効果も安定して安全なのでやりませんが。

筋緊張緩和、血流増加に関しては、硬くなった筋にわざと鍼を刺すという侵襲刺激(傷を付ける)ことにより
その微小な傷を治す身体の作用によって血流を増加させ、筋緊張を緩める、ということを狙います。

そもそも、慢性的なテニス肘の場合、テニスで何かしら衝撃やオーバーワークになった↓
痛みが出る→痛みで反射的に筋肉が(局所的に)収縮する→そこの部分の毛細血管が潰れて血流が悪くなる↓
↑発痛物質が分泌される←虚血になり酸素不足、栄養不足になる←部分的に血流不足になる

という「痛みの悪循環」が形成されます。
ここで注目して頂きたいのが、最初のオーバーワークなどが無くても、この痛みの悪循環が成り立つ事です。
これが「慢性痛」と呼ばれる状態です。

この慢性痛を断ち切る事が非常に重要なのですが、鍼は痛みそのものを抑える「鎮痛」や「筋緊張の緩和」「血流増加」などで断ち切る役目をします。
病院で処方される鎮痛剤や筋弛緩剤、ペインクリニックでやる鎮痛の注射も同じです。

ただ、この「慢性痛」は慢性と書いてあるくらいなので、痛みが長引けば長引く程治療が難しくなります。

なので、私が治療する時は、単に「痛い所に鍼をする」だけではなく、
痛みで収縮した筋肉そのものを動かすことも非常に重要なので、セルフケアとしてのダイナミック・ストレッチや
筋肉が落ちてもオーバーワークになるので、痛みの具合と相談しながら日常生活の動きから積極的に動かしつつ
動かせば当然でてくる痛みを抑え、この痛みの悪循環を断ち切る、ということをします。

前スレで輪ゴムが良く効いたというのも適度な負荷で筋肉を動かすことで筋緊張が緩和され、筋肉内の血流が良くなったという事でしょう。

トリガーポイント(TP)注射というのもありますが、あれもほとんど鍼と同じメカニズムです。
ただ、使う器具が注射針で、薬液、整理食塩水を使うケースもありますが、通常はキシロカインなどの
副作用の少ない良く使われる鎮痛剤も注入するのでどうしても注射の痛みが鍼灸の鍼より痛くなる為
注射する場所が多くて2〜3ヵ所、あとは保険点数の関係で週に出来る回数に制限があったりなどであまり効かないという方もいらっしゃいます。
その点、鍼灸針の場合は鍼の細さや刺鍼する場所などが多く取れるのでTP注射よりも治療がしっかり行いやすいメリットがあります。

鍼灸のデメリットととしては、やはり刺す時の“響き”というズーンとした感覚でしょうか。
ぜんぜん大丈夫、という方からとても敏感な方まで個人差が大きいです。
私が治療したケースでもテニスを全くしない主婦の方で特に思い当たるキッカケもなくなった
そして結構鍼の響きに敏感という方もいらっしゃいましたが、ある意味、響きに敏感だとそれだけ反応が良いという事なので
ムリに我慢して治療という事なく完全に気にならなくなるまで5〜6回だったと思いますが、痛みは無くなりました。

あとのデメリットは治療費と通院の時間とかのそういう部分の大変さですかね。
0410名無しさん@エースをねらえ!
垢版 |
2019/06/20(木) 13:45:55.36ID:b+efqyIf
慢性痛は、一度、完全に痛みが無い状態まで治療した方が、再度痛みが強くなって慢性化するので
長い目で見れば短期間、少なくとも10回か2〜3ヶ月以内に痛みを無くすことを目標にしたいし
テニスを最初は中止しても、ずーっと休んでしまうと筋力が落ちて、再開した時に相対的にオーバーワークで痛みが出るので
途中から少しずつテニスをしながら治療も行うというのが必要です。

なので、単なるギックリ腰などと違って、そこまで治療計画を建てるとある程度の回数、期間は掛かる、掛けるというのが大事です。

これはテニスに限らずスポーツリハビリテーションの基本ですが、やはりテニスをしてない整形外科医や鍼灸師などは
そこまでテニスに関する知識が無いので、「痛みが無くなるまでテニス止めなさい」だけで、痛みの治療だけしますが、意味ないです。

僕も、テニス肘では無いですが、テニスの筋トレで肩を痛めた時にスポーツ整形の看板掲げてる医者に行ったら
一応自分が鍼灸師なの伝えて診察したら「アマチュアでしょ?休んだら治りますよ。湿布居るなら出しますけど」ってそれだけでした(´・_・`)

母親もお世話になってたいい先生なんですけどね。
恐らく、スポーツ整形の先生は野球のピッチャーとかの肘の手術トミージョン手術みたいのや
ドーピングに引っ掛からない鎮痛剤やカゼ薬の処方などそういうものが専門なんでしょうね。基本、“外科”ですから、薬物療法はある意味専門外というか。

ちなみに痛みやTP注射なんかはペインクリニックが本来の先生ですが、なかなかやってるクリニックは少ないです。

>鍼は絶対やめたほうがいい。ごく稀に意識不明や下半身不随になった人がいる。
鍼を刺した時に、病院の採血でなるのと同様に迷走神経反射でフラっとなるのは有りますが
鍼灸では一番起こりうる事なので、卒後直ぐのペーペーじゃ無ければ起こしません。
そのために、肘の治療でも僕は必ずベッドに横になって頂いて治療します。

下半身不随なら、脊髄損傷を起こさないと起きませんが、脊髄は背骨の中を通っているので、
逆にそこに鍼を入れる方がテニス肘の治療より難しいです。

医療事故としても意識不明、いわゆる植物人間とか半身不随とかは無いです。
逆に下半身不随の患者さんに治療する事があるくらいです。

>>407
それも「何らかのオーバーワーク」を起こさない為には重要です。
私も自分がテニスをするのでテニス肘に限らず明らかな筋力不足などが原因の場合
トレーニングも合わせて指導して治療したりしてます。

が、痛みのある状態でトレーニングをすると痛みが悪化する可能性が高いのでそこは実際に見ないと難しい。

一つの目安として、筋肉痛的な痛みで、痛いけど何となく翌日、翌々日に楽になるなら良いでしょう。
が、動かして元の場所の痛みが余計強くなるならNGです。

上の仕事で痛みが出るような方は、使う頻度を落として痛みを和らげるとか
動かしたら余計痛くなったので筋トレはNGのケースです。

長いですが、逆にかなり専門的な事を含めて書きました。
また答えられる内容であれば答えます。

ちなみに前スレでも書きましたが、選ぶなら「テニスをしてる医者、鍼灸師」が一番良いです。
0411名無しさん@エースをねらえ!
垢版 |
2019/06/20(木) 14:00:14.97ID:b+efqyIf
あ、連投ついでにオマケですが、デスクワークで肩こり腰痛は「良い姿勢」よりも「同じ姿勢でいる」ことの方がダメージデカいです。

私も、上のような(実際はもっと難しい)調べものなんかをPCですると、10分15分で直ぐ肩こりなど起こします。

あと個人的な事情で二月近くテニス出来なくなったら腰も痛くなりましたw

テニス肘自体は、テニスをしてる人で「痛い痛い」言ってても、不思議とテニス出来なくなるまで後遺症が出たというのはほとんど聞きません。

高齢なコーチで若い頃に何度かなって鍼から何から色々やった、という人でもまだコーチやってます。

むしろ手首の、特にTFCC損傷の方が、あまりなりませんが難しいです。
回内、回外の動きではTFCC損傷は起こりにくいですが
背屈掌屈の変な動かしかたのフォームはTFCC損傷を起こしやすいようです。

手首の部分で腱鞘炎も病気としてはメジャーですが、テニスで手首の腱鞘炎はあまり聞かないので
そういう場合はリストの使い方は見直した方が。

個人的にテニスのフォームでテニス肘の方があんまり関係ないような気がします。

あとは、ラケットやストリングを変えたときに起こしやすいとか。
ラケットやストリングも硬いからダメとか重いからダメではなく、その人の慣れとか合う合わないとしか。

僕の場合は中学生の頃からまぁまぁテキトーにやってましたが、重いラケットに慣れてるせいか
今の280g台のラケットは試打ラケ1レッスンでも肘に痛み出ます。

が、大丈夫なラケットもあります。
フォームも昔のウッドの時代の押すスイングでなく、運動連鎖を用いるスイングなら肘に負担は掛かりにくいかと。

今の運動連鎖を使ったスイングは肘の筋肉をむしろ意識的に使っちゃイケないですからね。
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