>>119
ほとんどの人は、水泳って競泳のまね、特に手足の真似事をすれば自分もあんな風に泳げるようになる、と思い込んでいます。
私も30年そう思っていたから、いつも泳ぐたびに手足の動かし方を気にしていました。
水泳のインストラクターも、手足の動かし方以外のことは厳しくは教えないと思います。
それは、手足の動かし方以外のことを習得するには、時間がかかるからです。
同じことを5年も10年もやってしかも結果的にうまくいくかどうか判らないことを商業ベースではできないと思います。

急がば回れで良ければ、
@ 蹴伸びの準備をする。(水中に体を沈め水平にする)
A 両手をまっすぐ前に伸ばし、耳の後ろを二の腕で抑え込む。(肩が痛くなるくらいに伸ばす)
B 思いっきり壁を蹴る。
C 足全体が痛くなるくらいに足全体を伸ばす。
D 更に、足首をこれまた痛くなるくらいに伸ばす。
E 腹に力を込めてつま先を持ち上げる。
F この時に、思いっきり息を吐き出す。腹が痛くなるくらいに。
何ヶ月か何年後には、無意識にストリームラインになってて、ドローインできて、丹田呼吸になってるかもしれないです。

なんでこんなことをするのかというと、
G 推進力を増大させるより、水の抵抗を減少させる方が重要。特に平泳ぎでは。
H 息が苦しくなるのは酸素不足ではなく、血液中の二酸化炭素濃度が増大するため。これを解消するにはとにかく息を吐き切ることが第一。
  不思議なことに、吸気は口を開けただけでできるようになる。(意識して吸い込む必要はない)
I ストリームラインを作る、呼吸法をマスターする、両方に必要なのは腹筋。手足は関係なし。(伸ばすだけの筋力があれば良い)
蹴伸び以外の練習でこれらのことを同時に効率よく習得するのは、非常に難しいのではないでしょうか。