【日本】高城剛6【脱出中】
この街では、誰もマスクをしていません!
とても不思議な感覚なのですが、どこか並行世界に来てしまったような感じがあります。 先週もお伝えしましたように、タンザニア政府では「コロナはない」ことになっているため、現在においても、昨年海外調査団が調べた死亡例21件のまま更新されていません。
そのため、感染が爆発しているとみられる実態とは大きく異なり、近隣諸国の感染者数と比較した場合、感染症例が少ないために比較的安全な国と誤解されかねない状況にあります。
また、これが観光業に依存するタンザニア政府の問題点(戦略)でもあります。
政府による感染状況に関する統計の公式発表が中断されているため、現状と大きな乖離があり医療機関は既に逼迫、病床は常に満床状態にある様子で、こうした感染拡大を受けて、ISTをはじめとする有名(で高額な)インターナショナルスクールは、各行事の中止・延期が続いています。
アフリカのなかでも人口が急増している都市ダルエスサラームは、現在、実質人口は700万人を超えていると推察され(こちらも統計が曖昧です)、2100年の人口予測では7368万人!を数える超巨大都市になると言われるだけあって、どこも人だらけ。
当然ながら密集居住地区、市場等商業地区さらに近郊集落でも感染症と疑われる症状で急死する事例が急増しています。
政府は新型コロナウイルス感染症による死亡例とはしておらず、新型コロナウイルス感染症との関係も必ずしも明らかではありませんが、前大統領含む国会議員、政府要人、著名キリスト教牧師、人気歌手等の死亡事例があります。
それでも地元の人たちは誰もマスクをしていません!
そこで、コロナで死亡した大統領の意思を次いだ副大統領はついに方針転換し、ワクチン接種キャンペーンを開始。新大統領が初のタンザニアにおけるワクチン接種者として、その模様が生中継されるに至りました。
それでもマスクはしていません!
一方、大人気なのが祈祷師です。
コロナは「ない」ので、不調になったらそれは悪霊の仕業です。
そんな時に駆け込むのが祈祷師なのですが、人が押し寄せる祈祷所がクラスター発生源になっているのは、言うまでもありません。
不調な家族や友人と共に祈祷所に行くと、なぜか当人も不調に。
悪霊が乗り移ったと祈祷師は言いますが、なにしろ閉所で「密」ですから。
しかし、街はどこも平常なのです。
ここは未来なのか、別世界なのか、それとも過去なのか?
この夏、僕の旅はどこか並行世界に飛び込んでしまったように感じる日々を送っています。
とても不思議な気分なんです、まるでタイムスリップしたような。 やはり166と167は同一人物、自演か。
どこまで腐ってるんだキチガイめ。 今週は、タンザニアのダルエスサラーム、エチオピアのアディスアベバ、韓国の仁川と乗り継いで、成田のホテルで隔離中です。 驚くことにアフリカの空港はどこもコロナ禍でも大混雑だったのに対し、東アジアの空港は、まったく人がいない無人空港ばかりで、ある種の「コロナ後の世界」を垣間見たように感じました。 いわば、感染症はそばにあるのが当たり前のなか、普通に暮らす世界がアフリカにはありました。
皆さん、新型コロナウィルスよりマラリアなどのほうが怖いと、口を揃えておっしゃいます。
さて現在、出発した国によっても異なるところですが、帰国便が成田のゲートに着いてから、およそ10箇所を超えるチェックポイントを誓約書含む大量の書類を持って巡り、PCR検査(唾液)の結果を待って最後に指定されたホテルに到着するまで、3~4時間見越さなければなりません。
この間、空港内で働く人たちに「お話し」という名の取材を行いまして、たっぷり現状をお聞きして参りましたが、市中感染が記録的に広がる現在の状況に反し、空港は受け入れ人数を増やして緩和し、チェックポイントを減らす方向に動いているとのことでした。
今後、パラリンピック終了と共に水際が一気に緩むと思われます。
ラムダ株蔓延も時間の問題となるでしょう。
また、空港そばでのホテル隔離は(東横INNでした)、昨年お伝えしましたように、10日間ホテルの部屋から一歩も出ない予行演習を行なったこともありまして、準備次第では快適だと改めて実感しました。
もし、このような機会があるならば、個人的には体を動かすトレーニング・チューブなどを持参することをオススメします。
ホテルの部屋に入ったら一歩も外に出ることはできませんが、実は交渉次第でコンビニへ代理で買い物に行ってもらったり、外から差し入れを受け取れます。
これは一種の裏技なのかもしれませんが、空港に誰かに迎えに来てもらい、バスに乗り込む一瞬、隔離中に必要な荷物の受け取りや渡航荷物を交換することも可能です。
特に隔離中の弁当が酷く、こちらで体調が悪くなってしまうのではないかと思うほどの出来で、アレルギーを聞かれてうっかり「小麦を控えています」などチェックイン時に話してしまうと「ハラルフード」が配膳されるのですが(なぜ?)、結局、パンなどが山盛りで届きます。
ですので隔離が予想されるなら、日数分の食事やサプリメントを独自に手配する準備が大切です。
(冷え切った)弁当の配給は、館内一斉アナウンスと共にもたらされ、なんとも言えないプチ社会主義感というか、未来を感じるSF映画のような感覚がありました。
改めてタルコフスキーの傑作映画「惑星ソラリス」を見たのは、面白い経験でした。
そして隔離三日めの朝食前、再びPCR検査(唾液)を行なって数時間後の検査結果が陰性であれば、公共交通機関を使わず、自宅や自分で予約したホテルへ移動可能となります。
移動後、アプリにあたらしい滞在先の位置情報を登録し、当面GPSで所在確認が行われます。
その後、11日間は「基本的に」外出を自粛する必要がありますが、人混みを避ければ飲食物の買い物等、必要最低限の外出は可能です。
この間、日々アプリに書き込む健康チェック(11時から14時の間)と、不定期にAI、もしくはオペレーターからかかってくる電話に応答しなければなりません。
このような煩わしさも大変ですが(空港内の頻雑さは入管と厚労省の縦割り行政のため)、成田の指定ホテルにチェックインする際、容態が急変し、救急車で運ばれる人を見かけました。
新型コロナウィルス、なかでも東アジア人は抗体を持っていない変異株を甘くみない方が良いと思います。
今回、僕が辿ったルートは、日本入国前に行われるPCR検査で陰性だった人に限り、もし、症状なくても陽性であれば、まったく違う展開になってしまったと思われます。
ちなみに、指定される隔離ホテルとその間の飲食は無料です。
一方、タンザニアに入国する際は、空港内で5分で終わる抗原検査(鼻ぬぐい)だけが行われ、あとは事前にWEBで症状を記入するだけでした。
このような状況がいつまで続くのかと言われ明確に答えられる人は世界にひとりもいないのでしょうが、北半球に冬はこれから訪れます。
アフリカの日常である感染症とともに暮らす世界。
この点では、先進国と発展途上国の逆転が起きているのではないか、と隔離中のホテルで考える今週です。
「高城未来研究所 Future Report Vol.531」 俺も高城剛みたいなかっこいい生き方してーわ
ガジェット系は似た様なブログが乱立しててお腹いっぱいなんだが
それ以外よな 出国地にもよるのでしょうが、帰国後3日間は空港そばの指定ホテルで強制的な隔離がありまして、その後、11日間は自分で申告した場所で「待機」しなければなりません(「隔離」ではありません)。 この間、不要不急の外出は自粛するように伝えられ、日常的に必要な飲食物等の買い物や医療機関などの最低限の外出に限られます。
空港で提出した誓約書に記載された通称「隔離アプリ」と呼ばれる「MySOS」なるアプリに基づき、毎日11時から14時の間に送付する健康チェック(熱はないか? 家族も問題ないか?)と、不定期な位置情報の確認(およそ日に2~3回)、そして「AI自動架電機能」(30秒の顔画像確認&いつも同じ背景が条件)もしくはオペレーターによる確認電話を受けなければなりません。
GPSの位置情報から「待機場所」にいるかどうか判断され、もし、申請した「待機場所」から離れていると「待機場所から一定距離の移動が感知されました。誓約書違反の疑いがあります。至急、待機場所にお戻りください」と警告され、仮に申請した場所にいるのに関わらず、トイレやお風呂に入っていて対応できなかったとしても、こちらからコールバックすることはできませんので、応対はその時限りのワンチャンスだけとなりますが、出るまで何度も着信があることもありません。
ちなみに、位置情報の確認は14日間ほぼ1日2回午前と午後の1回ずつで、夜にかかってきたことは一度もありませんでした。
このコロナ禍に海外へ何度も出る「通」は、「MySOS」アプリからの電話を「S子からの電話」と揶揄します。「まるで拘束魔のメンヘラ」のようだと話しますが、言い得て妙だと思いました。
また、この間に再出国も可能で、こちらは以後不問となります。
さて現在、デンマークでは議会の決定により、10月1日からすべてのコロナ対策を終了することを決定しました。
これにより、マスクの着用義務はなくなり検査制度も廃止。
あわせてデンマーク人は、ワクチンを接種したかしていないか、あるいは検査で陽性か陰性かの証拠を提出する必要もなくなります。
デンマークは、他国に先んじて集団免疫を獲得したわけではありませし、それどころか変異株が猛威を振るい、8月8月付のデータでは、発生率の上限も大幅に上昇しています。
しかし、デンマークの政府感染症機関のコメントによれば、夏が終わって人々が仕事や学校に戻った後に新たな感染の波が予想されても、「もはや無理に警戒せず、インフルエンザと同じようなものだと認識する」と発表しています。
つまり、国家としてできることは行ったので、あとは個々の対策に委ねるという決定を行なったのです、インフルエンザ同様に。
ちなみに、デンマークは米国や日本と違って、製薬利権がありません。
「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」と述べ、その後にリーマンショックを呼び起こしたミルトン・フリードマンの言葉を思い出しながら、ナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」を「待機」中のホテルで再読する今週です。
『高城未来研究所 Future Report Vol.532』 高城さんのmRNAワクチンに対する見解ってどうなんでしょう。氏は打っているのでしょうか? 僕は住民票が国内にないため、接種券を取得するまでまだまだ時間を要します。
また同行したクルーは30代前半のため、接種のタイミングではありませんでした。
また現在、変異株にたいして、ワクチンの効果が乏しいことは明らかですが、接種は目的によるところです。
留学予定先から求められるワクチン接種証明が必要でしたら、接種しないわけにはいきません。
僕も渡航が多く、国内でも取材先からワクチン接種証明を求められることが多々ありますゆえ、どこかで接種せざるを得ません。
また、昨年から何度もお伝えしましたように、新型コロナウィルス感染および重症化は、ビタミンD3の血中濃度の高さと明らかな相関関係があり、こちらは感染および重症化対策には十分な効果が見られます。
つまり、接種の可否は予防を横に置いといたとしても、留学や渡航などの目的次第なんです、ワクチンは。
予想通りですが、ワクチン協奏曲は当面鳴り止まないでしょうね。 ワクチンの危険性について高城さんが言及している記述はあるんでしょうか? 現在、ADE(抗体依存性感染増強)、ワクチン接種率世界トップのイスラエルでは、デルタ株の感染予防効果は39%にまで落ちています。
さらに、ワクチン接種者の方が未接種者よりも死亡率が高くなり、ADEが起きている可能性も見込まれています。
「Nature」誌によれば、デルタ株に感染した人は、それ以前の株に感染した人に比べて、症状が出る前にウイルスを拡散する可能性が高いことが、中国・広東省で発生した集団感染の詳細な分析から示唆されていると報じています。
このレポートによれば、デルタ株は発症4日前に咽頭でのウイルス量が最大となって感染力が強くなるため、抑え込むには自覚症状がない発症前の陽性者を隔離するのが鍵となることがわかります。
そこで先手を打つ企業は、週に三度のPCR検査を実施。
僕の知る限り、日本でも「週3PCR検査」は、Amazon Prime撮影に準ずる新たな指標になっています。
また、南アフリカでラムダ株に続くと思われるあたらしい変異株「C.1.2」が見つかり、デルタ株より感染力が高く、中和抗体を回避しやすい特徴を持っており、すでに変異株「C.1.2」は英国内でも発見されているとBBCが報じています。
南アフリカの国立感染症研究所とクワズールー・ナタール研究革新・配列プラットフォームの専門家によると、SARS-CoV-2の変異率は年間約41.8回とのことです。
このように、新型コロナウィルスを取り巻く環境は、急速な変化を続けながらも、感染拡大の要因が判明しつつも、打つ手がないのが正直なところです。
オーストラリアのモリソン首相は、「感染をゼロに抑える可能性は極めて低い。今後は、ウィルスと共存する道を探すしかない」と発言。
エコノミスト誌によれば、オーストラリアが「ゼロコロナ戦略」を諦めたのは、経済活動優先でなくウイルス抑止の方法がないことが理由だと報じています。
昨年5月「Science」に掲載された論文によれば、類似ウイルスHCoV-OC43とHCoV-HKU1からの推測するに「RNAウイルスでは集団免疫は不可能。ワクチンを接種しても抗体の有効期間は40週。あるいは変異株が出現するごとにリセット」と論じられており、現在、まさにその様相が浮き彫りになっています。
これによれば、ワクチンの効果は長くありませんので、毎年打ち続けるしかありません。
この夏のアフリカ渡航を通じて感じましたが、もうはじまっている新型コロナウィルス感染拡大のなかで生きる「新常態」。
先進国で人が集まる場所なら、「週3PCR検査」や「毎年ワクチン接種」など、カオスな状況は当面続くでしょうね、困ったことに。
もはや弱毒化を待つしかないのだろうな、と東京の街中で考える今週です。
100年前のスペイン風邪を見るに、最低でもあと1年はかかるでしょう。
「高城未来研究所 Future Report Vol.533」 府中出身のすべて犯罪を極めた菊池正崇は刑務所あがりで性格の悪さは異常だよ
友人の親すら脅す 晴れて「待機」も終わり自由の身となって街に出てみると、緊急事態宣言中ですがどこも人だらけ。
携帯端末による数字を見ても都内繁華街の人流は増加に転じ、感染者も増えています。
この要因は、科学的根拠が示されないまま開催された東京2020オリンピックによる気の緩みとワクチン接種が高齢者を中心に行き渡ったこと、そして変異株の影響によると思われますが、フィナンシャルタイムズによれば、ワクチン接種済みの80歳は未接種の50歳と死亡リスクが等しいと報じられており、まだまだ気を許せるような状況ではありません。
今年2月後半から約半年、市中感染がゼロでノーマスクが常態化していたニュージーランドでは、先月、オークランドで1人が「デルタ株」に感染したことから全土で三日間のロックダウンが行われましたが、その後、数百人に感染していたことが発覚。
デルタ株が既存株より伝搬する速度が速いことがわかりました。 気の緩み…緩んでるかどうかウイルスが見分けられるのかね?どっちにしろこの程度で気引き締め続けて生きてくのは馬鹿らしい 現在、ADE(抗体依存性感染増強)、ワクチン接種率世界トップのイスラエルでは、デルタ株の感染予防効果は39%にまで落ちています。
さらに、ワクチン接種者の方が未接種者よりも死亡率が高くなり、ADEが起きている可能性も見込まれています。
「Nature」誌によれば、デルタ株に感染した人は、それ以前の株に感染した人に比べて、症状が出る前にウイルスを拡散する可能性が高いことが、中国・広東省で発生した集団感染の詳細な分析から示唆されていると報じています。
このレポートによれば、デルタ株は発症4日前に咽頭でのウイルス量が最大となって感染力が強くなるため、抑え込むには自覚症状がない発症前の陽性者を隔離するのが鍵となることがわかります。
そこで先手を打つ企業は、週に三度のPCR検査を実施。
僕の知る限り、日本でも「週3PCR検査」は、Amazon Prime撮影に準ずる新たな指標になっています。
また、南アフリカでラムダ株に続くと思われるあたらしい変異株「C.1.2」が見つかり、デルタ株より感染力が高く、中和抗体を回避しやすい特徴を持っており、すでに変異株「C.1.2」は英国内でも発見されているとBBCが報じています。
南アフリカの国立感染症研究所とクワズールー・ナタール研究革新・配列プラットフォームの専門家によると、SARS-CoV-2の変異率は年間約41.8回とのことです。
このように、新型コロナウィルスを取り巻く環境は、急速な変化を続けながらも、感染拡大の要因が判明しつつも、打つ手がないのが正直なところです。
オーストラリアのモリソン首相は、「感染をゼロに抑える可能性は極めて低い。今後は、ウィルスと共存する道を探すしかない」と発言。
エコノミスト誌によれば、オーストラリアが「ゼロコロナ戦略」を諦めたのは、経済活動優先でなくウイルス抑止の方法がないことが理由だと報じています。
昨年5月「Science」に掲載された論文によれば、類似ウイルスHCoV-OC43とHCoV-HKU1からの推測するに「RNAウイルスでは集団免疫は不可能。ワクチンを接種しても抗体の有効期間は40週。あるいは変異株が出現するごとにリセット」と論じられており、現在、まさにその様相が浮き彫りになっています。
これによれば、ワクチンの効果は長くありませんので、毎年打ち続けるしかありません。
この夏のアフリカ渡航を通じて感じましたが、もうはじまっている新型コロナウィルス感染拡大のなかで生きる「新常態」。
先進国で人が集まる場所なら、「週3PCR検査」や「毎年ワクチン接種」など、カオスな状況は当面続くでしょうね、困ったことに。
もはや弱毒化を待つしかないのだろうな、と東京の街中で考える今週です。
100年前のスペイン風邪を見るに、最低でもあと1年はかかるでしょう。
「高城未来研究所 Future Report Vol.533」 この間、不要不急の外出は自粛するように伝えられ、日常的に必要な飲食物等の買い物や医療機関などの最低限の外出に限られます。
空港で提出した誓約書に記載された通称「隔離アプリ」と呼ばれる「MySOS」なるアプリに基づき、毎日11時から14時の間に送付する健康チェック(熱はないか? 家族も問題ないか?)と、不定期な位置情報の確認(およそ日に2~3回)、そして「AI自動架電機能」(30秒の顔画像確認&いつも同じ背景が条件)もしくはオペレーターによる確認電話を受けなければなりません。
GPSの位置情報から「待機場所」にいるかどうか判断され、もし、申請した「待機場所」から離れていると「待機場所から一定距離の移動が感知されました。誓約書違反の疑いがあります。至急、待機場所にお戻りください」と警告され、仮に申請した場所にいるのに関わらず、トイレやお風呂に入っていて対応できなかったとしても、こちらからコールバックすることはできませんので、応対はその時限りのワンチャンスだけとなりますが、出るまで何度も着信があることもありません。
ちなみに、位置情報の確認は14日間ほぼ1日2回午前と午後の1回ずつで、夜にかかってきたことは一度もありませんでした。
このコロナ禍に海外へ何度も出る「通」は、「MySOS」アプリからの電話を「S子からの電話」と揶揄します。「まるで拘束魔のメンヘラ」のようだと話しますが、言い得て妙だと思いました。
また、この間に再出国も可能で、こちらは以後不問となります。
さて現在、デンマークでは議会の決定により、10月1日からすべてのコロナ対策を終了することを決定しました。
これにより、マスクの着用義務はなくなり検査制度も廃止。
あわせてデンマーク人は、ワクチンを接種したかしていないか、あるいは検査で陽性か陰性かの証拠を提出する必要もなくなります。
デンマークは、他国に先んじて集団免疫を獲得したわけではありませし、それどころか変異株が猛威を振るい、8月8月付のデータでは、発生率の上限も大幅に上昇しています。
しかし、デンマークの政府感染症機関のコメントによれば、夏が終わって人々が仕事や学校に戻った後に新たな感染の波が予想されても、「もはや無理に警戒せず、インフルエンザと同じようなものだと認識する」と発表しています。
つまり、国家としてできることは行ったので、あとは個々の対策に委ねるという決定を行なったのです、インフルエンザ同様に。
ちなみに、デンマークは米国や日本と違って、製薬利権がありません。
「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」と述べ、その後にリーマンショックを呼び起こしたミルトン・フリードマンの言葉を思い出しながら、ナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」を「待機」中のホテルで再読する今週です。
『高城未来研究所 Future Report Vol.532』 いわば、感染症はそばにあるのが当たり前のなか、普通に暮らす世界がアフリカにはありました。
皆さん、新型コロナウィルスよりマラリアなどのほうが怖いと、口を揃えておっしゃいます。
さて現在、出発した国によっても異なるところですが、帰国便が成田のゲートに着いてから、およそ10箇所を超えるチェックポイントを誓約書含む大量の書類を持って巡り、PCR検査(唾液)の結果を待って最後に指定されたホテルに到着するまで、3~4時間見越さなければなりません。
この間、空港内で働く人たちに「お話し」という名の取材を行いまして、たっぷり現状をお聞きして参りましたが、市中感染が記録的に広がる現在の状況に反し、空港は受け入れ人数を増やして緩和し、チェックポイントを減らす方向に動いているとのことでした。
今後、パラリンピック終了と共に水際が一気に緩むと思われます。
ラムダ株蔓延も時間の問題となるでしょう。
また、空港そばでのホテル隔離は(東横INNでした)、昨年お伝えしましたように、10日間ホテルの部屋から一歩も出ない予行演習を行なったこともありまして、準備次第では快適だと改めて実感しました。
もし、このような機会があるならば、個人的には体を動かすトレーニング・チューブなどを持参することをオススメします。
ホテルの部屋に入ったら一歩も外に出ることはできませんが、実は交渉次第でコンビニへ代理で買い物に行ってもらったり、外から差し入れを受け取れます。
これは一種の裏技なのかもしれませんが、空港に誰かに迎えに来てもらい、バスに乗り込む一瞬、隔離中に必要な荷物の受け取りや渡航荷物を交換することも可能です。
特に隔離中の弁当が酷く、こちらで体調が悪くなってしまうのではないかと思うほどの出来で、アレルギーを聞かれてうっかり「小麦を控えています」などチェックイン時に話してしまうと「ハラルフード」が配膳されるのですが(なぜ?)、結局、パンなどが山盛りで届きます。
ですので隔離が予想されるなら、日数分の食事やサプリメントを独自に手配する準備が大切です。
(冷え切った)弁当の配給は、館内一斉アナウンスと共にもたらされ、なんとも言えないプチ社会主義感というか、未来を感じるSF映画のような感覚がありました。
改めてタルコフスキーの傑作映画「惑星ソラリス」を見たのは、面白い経験でした。
そして隔離三日めの朝食前、再びPCR検査(唾液)を行なって数時間後の検査結果が陰性であれば、公共交通機関を使わず、自宅や自分で予約したホテルへ移動可能となります。
移動後、アプリにあたらしい滞在先の位置情報を登録し、当面GPSで所在確認が行われます。
その後、11日間は「基本的に」外出を自粛する必要がありますが、人混みを避ければ飲食物の買い物等、必要最低限の外出は可能です。
この間、日々アプリに書き込む健康チェック(11時から14時の間)と、不定期にAI、もしくはオペレーターからかかってくる電話に応答しなければなりません。
このような煩わしさも大変ですが(空港内の頻雑さは入管と厚労省の縦割り行政のため)、成田の指定ホテルにチェックインする際、容態が急変し、救急車で運ばれる人を見かけました。
新型コロナウィルス、なかでも東アジア人は抗体を持っていない変異株を甘くみない方が良いと思います。
今回、僕が辿ったルートは、日本入国前に行われるPCR検査で陰性だった人に限り、もし、症状なくても陽性であれば、まったく違う展開になってしまったと思われます。
ちなみに、指定される隔離ホテルとその間の飲食は無料です。
一方、タンザニアに入国する際は、空港内で5分で終わる抗原検査(鼻ぬぐい)だけが行われ、あとは事前にWEBで症状を記入するだけでした。
このような状況がいつまで続くのかと言われ明確に答えられる人は世界にひとりもいないのでしょうが、北半球に冬はこれから訪れます。
アフリカの日常である感染症とともに暮らす世界。
この点では、先進国と発展途上国の逆転が起きているのではないか、と隔離中のホテルで考える今週です。
「高城未来研究所 Future Report Vol.531」 先週もお伝えしましたように、タンザニア政府では「コロナはない」ことになっているため、現在においても、昨年海外調査団が調べた死亡例21件のまま更新されていません。
そのため、感染が爆発しているとみられる実態とは大きく異なり、近隣諸国の感染者数と比較した場合、感染症例が少ないために比較的安全な国と誤解されかねない状況にあります。
また、これが観光業に依存するタンザニア政府の問題点(戦略)でもあります。
政府による感染状況に関する統計の公式発表が中断されているため、現状と大きな乖離があり医療機関は既に逼迫、病床は常に満床状態にある様子で、こうした感染拡大を受けて、ISTをはじめとする有名(で高額な)インターナショナルスクールは、各行事の中止・延期が続いています。
アフリカのなかでも人口が急増している都市ダルエスサラームは、現在、実質人口は700万人を超えていると推察され(こちらも統計が曖昧です)、2100年の人口予測では7368万人!を数える超巨大都市になると言われるだけあって、どこも人だらけ。
当然ながら密集居住地区、市場等商業地区さらに近郊集落でも感染症と疑われる症状で急死する事例が急増しています。
政府は新型コロナウイルス感染症による死亡例とはしておらず、新型コロナウイルス感染症との関係も必ずしも明らかではありませんが、前大統領含む国会議員、政府要人、著名キリスト教牧師、人気歌手等の死亡事例があります。
それでも地元の人たちは誰もマスクをしていません!
そこで、コロナで死亡した大統領の意思を次いだ副大統領はついに方針転換し、ワクチン接種キャンペーンを開始。新大統領が初のタンザニアにおけるワクチン接種者として、その模様が生中継されるに至りました。
それでもマスクはしていません!
一方、大人気なのが祈祷師です。
コロナは「ない」ので、不調になったらそれは悪霊の仕業です。
そんな時に駆け込むのが祈祷師なのですが、人が押し寄せる祈祷所がクラスター発生源になっているのは、言うまでもありません。
不調な家族や友人と共に祈祷所に行くと、なぜか当人も不調に。
悪霊が乗り移ったと祈祷師は言いますが、なにしろ閉所で「密」ですから。
しかし、街はどこも平常なのです。
ここは未来なのか、別世界なのか、それとも過去なのか?
この夏、僕の旅はどこか並行世界に飛び込んでしまったように感じる日々を送っています。
とても不思議な気分なんです、まるでタイムスリップしたような。 Future Report研究員:参考に伺いたいのですが、コロナはもう1年以上続いています。
封じ込めに有効な手段は何ですか?
白澤:対策として最も確実なのはロックダウンです。
インフルエンザは鳥や豚がリザーバー(宿主)となって感染します。
今のコロナウイルスはコウモリから来たと言われていますが、その後は人から人に感染してるわけです。
交流がなければ広まりません
Future Report研究員:ということは、みんな家にいて待機してれば落ち着いてくるということですね。
どれくらいの期間、ロックダウンが必要ですか?
白澤:コロナがなくなるまでですね。
とはいえ、死亡率が1%の病気に対して、ロックダウンまでする必要があるかどうかは疑問です。
もっと死亡率の高い病気、例えばペストでは人口の半分くらいが亡くなりました。
それでも文明は途絶えなかったわけです。
1%の死亡率の病気は、文明を壊すというレベルではありません。
Future Report研究員:CDCによれば、季節性インフルエンザも同じくらいの死亡率があるとのことでした。
でもインフルエンザでロックダウンという話は聞いたことがないですね。
白澤:ロックダウンをした時の経済的な影響の方が大きいので、普通はしません。
Future Report研究員:確かに、コロナより経済苦で自殺する人のほうが多くなりかねません。
ということは、そこまで大騒ぎする問題ではないということですか。
今「医療崩壊」と言われているのは、具体的に何を意味しますか?
白澤:何が問題かというと、コロナで肺炎を起こして、呼吸不全になっている患者に対して、レスピレーター(人工呼吸器)の数が足りないのです。
今新聞で出ているキャパシティは、実はレスピレーターの数のことを指しています。
最初にニューヨークでレスピレーターが足りなくなりました。
患者が呼吸不全で次々と亡くなるので、社会問題化したわけです。 Future Report研究員:今、日本でもその傾向がありますね。
白澤:そうです。
コロナウイルスが少し収束していた半年くらいの間に、レスピレーターをもっと作っておけばよかったのではないかと思っています。
Future Report研究員:どうして作らなかったのでしょうか?
白澤:おそらく集団免疫ができて自然に落ち着くと思っていたのでしょう。
Future Report研究員:コロナで集団免疫は獲得できるのですか?
白澤:それは抗体がどれくらいできて、どれくらい効果が続くかによります。
コロナはもともと抗体ができにくいウイルスだと言われています。
風邪は抗体ができないから流行るのですが、それと同じ理屈です
Future Report研究員:スウェーデンは集団免疫を獲得するために、とくに何もしませんでした。
あの政策は正しかったのでしょうか?
白澤:最初にそう考えたのであれば、ずっと続けるべきだったと思います。
第2波が来たタイミングで方針転換してロックダウンをしたので。
もうちょっと続けてみたら興味深い結果が出たかもしれません。
Future Report研究員:この後は、いよいよワクチン接種を控えています。
それは効果があると思いますか?
白澤:ワクチンは通常、安全性を確かめるために3年ぐらいはかかるものなのです。
現段階では十分に安全性が確認されていません。
死亡率1%の病気に対するワクチンで、副作用がもっと強く出たら話にならないと思います。
Future Report研究員:将来、強い副作用や後遺症が出る可能性もありますよね。
白澤:可能性は高いと思います。
あまりにも急ぎすぎているので。5年後10年後に出てくる副作用もたくさんあります。
Future Report研究員:今コロナが流行っていますが、今後もっと強力なウイルスが出て来る可能性はありますか?
白澤:常に新しいウイルスが出てくる可能性はあります。
コロナはあまり想定していなかったのですが、致死率が高い鳥インフルエンザが流行して、パンデミックになることが予想されていました。
Future Report研究員:パンデミックが起きたら、どうなるのでしょうか?
白澤:そうですね。
高齢者の多くが亡くなって、有料老人ホームが空くだろうというふうに考えていました。
「高城剛 高城未来研究所 Future Report Vol.503」 Future Report研究員:今、日本でもその傾向がありますね。
白澤:そうです。
コロナウイルスが少し収束していた半年くらいの間に、レスピレーターをもっと作っておけばよかったのではないかと思っています。
Future Report研究員:どうして作らなかったのでしょうか?
白澤:おそらく集団免疫ができて自然に落ち着くと思っていたのでしょう。
Future Report研究員:コロナで集団免疫は獲得できるのですか?
白澤:それは抗体がどれくらいできて、どれくらい効果が続くかによります。
コロナはもともと抗体ができにくいウイルスだと言われています。
風邪は抗体ができないから流行るのですが、それと同じ理屈です
Future Report研究員:スウェーデンは集団免疫を獲得するために、とくに何もしませんでした。
あの政策は正しかったのでしょうか?
白澤:最初にそう考えたのであれば、ずっと続けるべきだったと思います。
第2波が来たタイミングで方針転換してロックダウンをしたので。
もうちょっと続けてみたら興味深い結果が出たかもしれません。
Future Report研究員:この後は、いよいよワクチン接種を控えています。
それは効果があると思いますか?
白澤:ワクチンは通常、安全性を確かめるために3年ぐらいはかかるものなのです。
現段階では十分に安全性が確認されていません。
死亡率1%の病気に対するワクチンで、副作用がもっと強く出たら話にならないと思います。
Future Report研究員:将来、強い副作用や後遺症が出る可能性もありますよね。
白澤:可能性は高いと思います。
あまりにも急ぎすぎているので。5年後10年後に出てくる副作用もたくさんあります。
Future Report研究員:今コロナが流行っていますが、今後もっと強力なウイルスが出て来る可能性はありますか?
白澤:常に新しいウイルスが出てくる可能性はあります。
コロナはあまり想定していなかったのですが、致死率が高い鳥インフルエンザが流行して、パンデミックになることが予想されていました。
Future Report研究員:パンデミックが起きたら、どうなるのでしょうか?
白澤:そうですね。
高齢者の多くが亡くなって、有料老人ホームが空くだろうというふうに考えていました。
「高城剛 高城未来研究所 Future Report Vol.503」 いわば、感染症はそばにあるのが当たり前のなか、普通に暮らす世界がアフリカにはありました。
皆さん、新型コロナウィルスよりマラリアなどのほうが怖いと、口を揃えておっしゃいます。
さて現在、出発した国によっても異なるところですが、帰国便が成田のゲートに着いてから、およそ10箇所を超えるチェックポイントを誓約書含む大量の書類を持って巡り、PCR検査(唾液)の結果を待って最後に指定されたホテルに到着するまで、3~4時間見越さなければなりません。
この間、空港内で働く人たちに「お話し」という名の取材を行いまして、たっぷり現状をお聞きして参りましたが、市中感染が記録的に広がる現在の状況に反し、空港は受け入れ人数を増やして緩和し、チェックポイントを減らす方向に動いているとのことでした。
今後、パラリンピック終了と共に水際が一気に緩むと思われます。
ラムダ株蔓延も時間の問題となるでしょう。
また、空港そばでのホテル隔離は(東横INNでした)、昨年お伝えしましたように、10日間ホテルの部屋から一歩も出ない予行演習を行なったこともありまして、準備次第では快適だと改めて実感しました。
もし、このような機会があるならば、個人的には体を動かすトレーニング・チューブなどを持参することをオススメします。
ホテルの部屋に入ったら一歩も外に出ることはできませんが、実は交渉次第でコンビニへ代理で買い物に行ってもらったり、外から差し入れを受け取れます。
これは一種の裏技なのかもしれませんが、空港に誰かに迎えに来てもらい、バスに乗り込む一瞬、隔離中に必要な荷物の受け取りや渡航荷物を交換することも可能です。
特に隔離中の弁当が酷く、こちらで体調が悪くなってしまうのではないかと思うほどの出来で、アレルギーを聞かれてうっかり「小麦を控えています」などチェックイン時に話してしまうと「ハラルフード」が配膳されるのですが(なぜ?)、結局、パンなどが山盛りで届きます。
ですので隔離が予想されるなら、日数分の食事やサプリメントを独自に手配する準備が大切です。
(冷え切った)弁当の配給は、館内一斉アナウンスと共にもたらされ、なんとも言えないプチ社会主義感というか、未来を感じるSF映画のような感覚がありました。
改めてタルコフスキーの傑作映画「惑星ソラリス」を見たのは、面白い経験でした。
そして隔離三日めの朝食前、再びPCR検査(唾液)を行なって数時間後の検査結果が陰性であれば、公共交通機関を使わず、自宅や自分で予約したホテルへ移動可能となります。
移動後、アプリにあたらしい滞在先の位置情報を登録し、当面GPSで所在確認が行われます。
その後、11日間は「基本的に」外出を自粛する必要がありますが、人混みを避ければ飲食物の買い物等、必要最低限の外出は可能です。
この間、日々アプリに書き込む健康チェック(11時から14時の間)と、不定期にAI、もしくはオペレーターからかかってくる電話に応答しなければなりません。
このような煩わしさも大変ですが(空港内の頻雑さは入管と厚労省の縦割り行政のため)、成田の指定ホテルにチェックインする際、容態が急変し、救急車で運ばれる人を見かけました。
新型コロナウィルス、なかでも東アジア人は抗体を持っていない変異株を甘くみない方が良いと思います。
今回、僕が辿ったルートは、日本入国前に行われるPCR検査で陰性だった人に限り、もし、症状なくても陽性であれば、まったく違う展開になってしまったと思われます。
ちなみに、指定される隔離ホテルとその間の飲食は無料です。
一方、タンザニアに入国する際は、空港内で5分で終わる抗原検査(鼻ぬぐい)だけが行われ、あとは事前にWEBで症状を記入するだけでした。
このような状況がいつまで続くのかと言われ明確に答えられる人は世界にひとりもいないのでしょうが、北半球に冬はこれから訪れます。
アフリカの日常である感染症とともに暮らす世界。
この点では、先進国と発展途上国の逆転が起きているのではないか、と隔離中のホテルで考える今週です。
「高城未来研究所 Future Report Vol.531」 いわば、感染症はそばにあるのが当たり前のなか、普通に暮らす世界がアフリカにはありました。
皆さん、新型コロナウィルスよりマラリアなどのほうが怖いと、口を揃えておっしゃいます。
さて現在、出発した国によっても異なるところですが、帰国便が成田のゲートに着いてから、およそ10箇所を超えるチェックポイントを誓約書含む大量の書類を持って巡り、PCR検査(唾液)の結果を待って最後に指定されたホテルに到着するまで、3~4時間見越さなければなりません。
この間、空港内で働く人たちに「お話し」という名の取材を行いまして、たっぷり現状をお聞きして参りましたが、市中感染が記録的に広がる現在の状況に反し、空港は受け入れ人数を増やして緩和し、チェックポイントを減らす方向に動いているとのことでした。
今後、パラリンピック終了と共に水際が一気に緩むと思われます。
ラムダ株蔓延も時間の問題となるでしょう。
また、空港そばでのホテル隔離は(東横INNでした)、昨年お伝えしましたように、10日間ホテルの部屋から一歩も出ない予行演習を行なったこともありまして、準備次第では快適だと改めて実感しました。
もし、このような機会があるならば、個人的には体を動かすトレーニング・チューブなどを持参することをオススメします。
ホテルの部屋に入ったら一歩も外に出ることはできませんが、実は交渉次第でコンビニへ代理で買い物に行ってもらったり、外から差し入れを受け取れます。
これは一種の裏技なのかもしれませんが、空港に誰かに迎えに来てもらい、バスに乗り込む一瞬、隔離中に必要な荷物の受け取りや渡航荷物を交換することも可能です。
特に隔離中の弁当が酷く、こちらで体調が悪くなってしまうのではないかと思うほどの出来で、アレルギーを聞かれてうっかり「小麦を控えています」などチェックイン時に話してしまうと「ハラルフード」が配膳されるのですが(なぜ?)、結局、パンなどが山盛りで届きます。
ですので隔離が予想されるなら、日数分の食事やサプリメントを独自に手配する準備が大切です。
(冷え切った)弁当の配給は、館内一斉アナウンスと共にもたらされ、なんとも言えないプチ社会主義感というか、未来を感じるSF映画のような感覚がありました。
改めてタルコフスキーの傑作映画「惑星ソラリス」を見たのは、面白い経験でした。
そして隔離三日めの朝食前、再びPCR検査(唾液)を行なって数時間後の検査結果が陰性であれば、公共交通機関を使わず、自宅や自分で予約したホテルへ移動可能となります。
移動後、アプリにあたらしい滞在先の位置情報を登録し、当面GPSで所在確認が行われます。
その後、11日間は「基本的に」外出を自粛する必要がありますが、人混みを避ければ飲食物の買い物等、必要最低限の外出は可能です。
この間、日々アプリに書き込む健康チェック(11時から14時の間)と、不定期にAI、もしくはオペレーターからかかってくる電話に応答しなければなりません。
このような煩わしさも大変ですが(空港内の頻雑さは入管と厚労省の縦割り行政のため)、成田の指定ホテルにチェックインする際、容態が急変し、救急車で運ばれる人を見かけました。
新型コロナウィルス、なかでも東アジア人は抗体を持っていない変異株を甘くみない方が良いと思います。
今回、僕が辿ったルートは、日本入国前に行われるPCR検査で陰性だった人に限り、もし、症状なくても陽性であれば、まったく違う展開になってしまったと思われます。
ちなみに、指定される隔離ホテルとその間の飲食は無料です。
一方、タンザニアに入国する際は、空港内で5分で終わる抗原検査(鼻ぬぐい)だけが行われ、あとは事前にWEBで症状を記入するだけでした。
このような状況がいつまで続くのかと言われ明確に答えられる人は世界にひとりもいないのでしょうが、北半球に冬はこれから訪れます。
アフリカの日常である感染症とともに暮らす世界。
この点では、先進国と発展途上国の逆転が起きているのではないか、と隔離中のホテルで考える今週です。
「高城未来研究所 Future Report Vol.531」 先週もお伝えしましたように、タンザニア政府では「コロナはない」ことになっているため、現在においても、昨年海外調査団が調べた死亡例21件のまま更新されていません。
そのため、感染が爆発しているとみられる実態とは大きく異なり、近隣諸国の感染者数と比較した場合、感染症例が少ないために比較的安全な国と誤解されかねない状況にあります。
また、これが観光業に依存するタンザニア政府の問題点(戦略)でもあります。
政府による感染状況に関する統計の公式発表が中断されているため、現状と大きな乖離があり医療機関は既に逼迫、病床は常に満床状態にある様子で、こうした感染拡大を受けて、ISTをはじめとする有名(で高額な)インターナショナルスクールは、各行事の中止・延期が続いています。
アフリカのなかでも人口が急増している都市ダルエスサラームは、現在、実質人口は700万人を超えていると推察され(こちらも統計が曖昧です)、2100年の人口予測では7368万人!を数える超巨大都市になると言われるだけあって、どこも人だらけ。
当然ながら密集居住地区、市場等商業地区さらに近郊集落でも感染症と疑われる症状で急死する事例が急増しています。
政府は新型コロナウイルス感染症による死亡例とはしておらず、新型コロナウイルス感染症との関係も必ずしも明らかではありませんが、前大統領含む国会議員、政府要人、著名キリスト教牧師、人気歌手等の死亡事例があります。
それでも地元の人たちは誰もマスクをしていません!
そこで、コロナで死亡した大統領の意思を次いだ副大統領はついに方針転換し、ワクチン接種キャンペーンを開始。新大統領が初のタンザニアにおけるワクチン接種者として、その模様が生中継されるに至りました。
それでもマスクはしていません!
一方、大人気なのが祈祷師です。
コロナは「ない」ので、不調になったらそれは悪霊の仕業です。
そんな時に駆け込むのが祈祷師なのですが、人が押し寄せる祈祷所がクラスター発生源になっているのは、言うまでもありません。
不調な家族や友人と共に祈祷所に行くと、なぜか当人も不調に。
悪霊が乗り移ったと祈祷師は言いますが、なにしろ閉所で「密」ですから。
しかし、街はどこも平常なのです。
ここは未来なのか、別世界なのか、それとも過去なのか?
この夏、僕の旅はどこか並行世界に飛び込んでしまったように感じる日々を送っています。
とても不思議な気分なんです、まるでタイムスリップしたような。 Future Report研究員:参考に伺いたいのですが、コロナはもう1年以上続いています。
封じ込めに有効な手段は何ですか?
白澤:対策として最も確実なのはロックダウンです。
インフルエンザは鳥や豚がリザーバー(宿主)となって感染します。
今のコロナウイルスはコウモリから来たと言われていますが、その後は人から人に感染してるわけです。
交流がなければ広まりません
Future Report研究員:ということは、みんな家にいて待機してれば落ち着いてくるということですね。
どれくらいの期間、ロックダウンが必要ですか?
白澤:コロナがなくなるまでですね。
とはいえ、死亡率が1%の病気に対して、ロックダウンまでする必要があるかどうかは疑問です。
もっと死亡率の高い病気、例えばペストでは人口の半分くらいが亡くなりました。
それでも文明は途絶えなかったわけです。
1%の死亡率の病気は、文明を壊すというレベルではありません。
Future Report研究員:CDCによれば、季節性インフルエンザも同じくらいの死亡率があるとのことでした。
でもインフルエンザでロックダウンという話は聞いたことがないですね。
白澤:ロックダウンをした時の経済的な影響の方が大きいので、普通はしません。
Future Report研究員:確かに、コロナより経済苦で自殺する人のほうが多くなりかねません。
ということは、そこまで大騒ぎする問題ではないということですか。
今「医療崩壊」と言われているのは、具体的に何を意味しますか?
白澤:何が問題かというと、コロナで肺炎を起こして、呼吸不全になっている患者に対して、レスピレーター(人工呼吸器)の数が足りないのです。
今新聞で出ているキャパシティは、実はレスピレーターの数のことを指しています。
最初にニューヨークでレスピレーターが足りなくなりました。
患者が呼吸不全で次々と亡くなるので、社会問題化したわけです。 この間、不要不急の外出は自粛するように伝えられ、日常的に必要な飲食物等の買い物や医療機関などの最低限の外出に限られます。
空港で提出した誓約書に記載された通称「隔離アプリ」と呼ばれる「MySOS」なるアプリに基づき、毎日11時から14時の間に送付する健康チェック(熱はないか? 家族も問題ないか?)と、不定期な位置情報の確認(およそ日に2~3回)、そして「AI自動架電機能」(30秒の顔画像確認&いつも同じ背景が条件)もしくはオペレーターによる確認電話を受けなければなりません。
GPSの位置情報から「待機場所」にいるかどうか判断され、もし、申請した「待機場所」から離れていると「待機場所から一定距離の移動が感知されました。誓約書違反の疑いがあります。至急、待機場所にお戻りください」と警告され、仮に申請した場所にいるのに関わらず、トイレやお風呂に入っていて対応できなかったとしても、こちらからコールバックすることはできませんので、応対はその時限りのワンチャンスだけとなりますが、出るまで何度も着信があることもありません。
ちなみに、位置情報の確認は14日間ほぼ1日2回午前と午後の1回ずつで、夜にかかってきたことは一度もありませんでした。
このコロナ禍に海外へ何度も出る「通」は、「MySOS」アプリからの電話を「S子からの電話」と揶揄します。「まるで拘束魔のメンヘラ」のようだと話しますが、言い得て妙だと思いました。
また、この間に再出国も可能で、こちらは以後不問となります。
さて現在、デンマークでは議会の決定により、10月1日からすべてのコロナ対策を終了することを決定しました。
これにより、マスクの着用義務はなくなり検査制度も廃止。
あわせてデンマーク人は、ワクチンを接種したかしていないか、あるいは検査で陽性か陰性かの証拠を提出する必要もなくなります。
デンマークは、他国に先んじて集団免疫を獲得したわけではありませし、それどころか変異株が猛威を振るい、8月8月付のデータでは、発生率の上限も大幅に上昇しています。
しかし、デンマークの政府感染症機関のコメントによれば、夏が終わって人々が仕事や学校に戻った後に新たな感染の波が予想されても、「もはや無理に警戒せず、インフルエンザと同じようなものだと認識する」と発表しています。
つまり、国家としてできることは行ったので、あとは個々の対策に委ねるという決定を行なったのです、インフルエンザ同様に。
ちなみに、デンマークは米国や日本と違って、製薬利権がありません。
「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」と述べ、その後にリーマンショックを呼び起こしたミルトン・フリードマンの言葉を思い出しながら、ナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」を「待機」中のホテルで再読する今週です。
『高城未来研究所 Future Report Vol.532』 わかったわかった、このスレは廃止にしよう。
毎週メルマガの冒頭一行目のコビペと
それに呼応して「いいね」とのみ投稿されてて
俺も不気味というか病的だなと怖かった 久しぶりに秋葉原を散策しますと、一時は安定的だったグラフィックボードの値段が、再び高値を更新しています。
今年の前半にも高騰するグラフィックボード事情をお伝えしました際にもお話ししましたが、アキバの片隅から時代の変化を僕なりに読みとくに、よっつの大きな要因があると考えています。
もはや「二年前とは別世界」に誰もが生きていると考えざるを得ません。
この「二年前とは別世界」とは、第一に半年ほど前までコロナによる巣ごもり需要と言われていたあたらしいライフスタイルの常態化です。
「週5出社」という平成までの社会生活はいまやすっかり過去の慣習となり、家で仕事に遊びにグラフィックボードを求める人が絶えません。
特に高価なグラフィックボードが長期に渡って欠品しているのを見ますと、今後もあらゆる機会が急速にオンライン化するものと思われます。
かつてのような「出張」が戻ることは当面ないでしょう。
続いて、暗号通貨バブルがまだまだ弾けていない様子が伺えます。
前回の個人投資家の熱狂は金融緩和と比例し1月初旬から5月中旬にかけて起こったあと、中国政府から規制が発表されたことにより市場は一旦は冷えましたが、現在、再びバブルを起こしています。
それもあって先月、JPモルガンが急落警告を出しました。
今週、エルサルバドルが法定通貨にビットコインを組み込むと発表したことから暗号通貨界隈が良くも悪くも大騒ぎになり、世界的なシステム不具合もあって一時的に大暴落しましたが、グラフィックボードが値崩れしないところを見ますと、暗号通貨バブルは、いまも続いていると思われます。
ちなみにエルサルバドルは、今後、不安定になるだろうドル依存体制からの脱却を図ろうと企てており、他の中南米小国も暗号通貨をドル脱却の手立てとする可能性があります。
おそらく次はパナマです。
みっつめの要因は、ロボティックス全般に使用される画像認識のためのグラフィックボード需要の高まりです。
現在、世界中で「無人化革命」は着々と進んでおり、自動運転から無人コンビニに至るまで画像認識用のグラフィックボードがビジネスの鍵を握ります。
昨年、日本のソフトバンクが手放したARMを買ったグラフィックボード最大手NVIDIAは、子会社だったはずのARMチャイナが勝手に別の道を歩みはじめたことから(今世紀最大の技術流出です!)、今後、チップもグラフィックボードも東西別の道を歩んでいくのではないかと予感させます。
この様相は、第二次世界大戦後にドイツのレンズメーカーZeissが、東西分断した様に酷似しており、今後、米中冷戦は激化することが伺えます。
そして最後が、円安による日本の買い負けが続いていることを示しています。
高速なグラフィックボードを求めて海外サイトを漁ると、少し割高ですが他国では入手できる製品がそれなりにあります。
これはグラフィックボードに限らず、バター、小麦粉、コーヒーに至るまでインフレ傾向にあり、いままで価格は据え置き、内容量を減らす「ステルス値上げ」がもはや限界で、名目上の値上げを実施しないとますますやっていけなくなることが伺えます。
すでに10月1日からバター、サラダ油の値上げが大手食品メーカーから発表されており、一方、ステルス値上げができず、世界的に品薄な高速なグラフィックボードは、なかなか入荷の目処がたちません。
ライフスタイルの著しい変化、膨らみ切った暗号通貨バブル、急速な無人化、そして買い負けによる品薄。
僕らは「二年前とは別世界」で生きているのは間違いありませんが、少し前まで光り輝くグラフィックボードが陳列されていたのに、いまはガラガラのショーケースを見ると、この光景はグラフィックボードに限らないだろうな、と秋葉原の片隅から考える今週です。
季節とともに時代が大きく変わりゆくのを実感します。
「高城未来研究所 Future Report Vol.534」 [高城剛センセー備忘録]
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スレに参加している気分になれるのかね、心の闇を感じる。
会話は全然伸びないし、ここ本当に要らないのでは…? 今週は、前橋にいます。
日本百名山「赤城山」は、黒檜山、駒ケ岳、地蔵岳、長七郎山などの山々の総称で、年間200万人近くが訪れていた群馬県有数の観光地でした。
しかし、新型コロナウィルス感染拡大以降、ビジターセンターやキャンプ場が相次ぎ閉鎖となり、訪れる人が激減。
いまだ復活の兆しは見えませんが、今年も紅葉がチラホラみえはじめ、美しい山には変わりありません。
このような現状を鑑み、多くの方々から「いつ、コロナ以前の状態に戻れるのか?」とのご質問を何度も頂戴しますが、僕は二度と戻ることがないと考えています。 新型コロナウィルス感染拡大は、アジアを見る限りピークアウトしたようにも見え、スペイン風邪の感染拡大および収束と同じような経路を辿っています。
もしそうならワクチンはそこまで効果なく、また集団免疫も獲得できなくともウィルスの弱毒化によってピークタイムが徐々に短くなり、スペイン風邪を例に取れば、来年小さな波があって、その後落ち着くものと思われます。
ただし、人々の変わった価値観は、そう簡単には戻りません。
赤城山登山のような体験することが重要な観光業は多少戻るとしても、航空業界ホテルや業界を支えていた「美味しいビジネス客」は、会議やカンファレンスのオンライン開催(併催)が常態化し、企業側からみれば経費削減と環境保護の観点から元に戻るとは考えづらく、また、働く人は「自分のあたらしい時間」を見つけることができるようになったことから抵抗し、多くの人たちが、もう「かつてとは違う世界」を歩み出しているように思われます、まるで並行世界で生きるように。
以前の僕が、もし新型コロナウィルスが感染拡大することがなかった世界にいるとすれば、今月はイビサのクロージング・イベントで仕事に私事に興じ、今年公開したドキュメンタリー映画が世界の食をテーマにした映画祭を回ってて、今月はモントリオールで開催中の映画祭に出品していることからカナダで数日過ごし(最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しました! ので取材対応)、
この冬に予定しているパリ撮影のためのロケハンと、ロンドンでのシンフォニー演奏の収録に立ち会い、政府が国内の農業をすべて有機生産にしたスリランカのアーユルヴェーダ施設で、取材兼ね新刊を書くために10日間ほど籠っていると思います。
しかし、そのような世界はもう過去(別)の世界。
では、いったいいま、僕はこの世界でなにをしているのか?
それは、サイバースペースの開拓です。
昨年、物理的な渡航ではなく、ひたすらインナースペースの旅路を極めたことから「脳のオイル交換」する方法を編み出しましたが、今年は、サイバースペース内に医療とクリエイティビティを高めるための空間構築に精を出しています。
もし、いつでもどこでも自分の体内をリサーチでき、「本当の自分」を可視化することが可能で、また、いつの日か自分の肉体がなくなり、魂と精神をデジタル化する日が来るなら、「遊び場」が必要です。
それをこの好機に作っておこう!と考え、サイバースペースの開拓に邁進しています。
いま、何かが大きく変わりつつあります。
この先、物事はこれまでと違ってくるのは間違いなく、これまでと同じまま続けていくことはできないはずです。
過去に区切りをつけ、自分の強みを生かし、次のチャンス(とピンチ)に備えること。
それが「いま」だと、ゆっくり紅葉がはじまった赤城山を見ながら考える今週です。 今週は、大阪にいます。
いまから三十年ほど前、ほぼ毎週のように仕事で門真に訪れていたことがあります。
大阪在住者には運転免許試験場がある町として有名な門真は、関西を代表する企業パナソニック(松下電器)の城下町で、愛知の挙母市が豊田市に変わったように、門真市も松下市に改名しようと何度も議論されていたほど、市政と企業が一体となった地域でした。
ところがグローバル化と共に工場は次々海外へと移転。近年の「インバウンド一本槍」政策も折れ、現在は空洞化が進み、大阪のなかでも地価の下落が著しい地域になってしまいました。 今週は、浜松にいます。
仕事の合間を縫いまして、静岡に来た限りにはうなぎを食べずにはいられません!
一般的にうなぎのシーズンと言えば真夏だと思われていますが、あくまでもそれはマーケットにあわせた養殖うなぎの話しで、実は10月から12月が天然うなぎの旬の季節です。
天然うなぎは胸が黄色いため、かつては「胸黄(むなき)」と呼ばれ、「万葉集」にも「むなぎ」と記されています。
確かに脂がのった天然うなぎは、胸が金色です。 今の若い世代で高城剛に代わる存在は誰かと考えたんだけど
多分Daigoなんだと思う
ひろゆきはまた違うしね 今週は、京都、滋賀、姫路、岡山、奈良と移動しています。
和牛の歴史を追いかけ戦後時代の戦跡を巡りながら旅をしていると、思わぬ興味深い史実と出会うことがあります。
奈良時代に仏教国となった日本では、長い間に渡って牛肉を食べることは禁忌とされていましたが、実はこっそり食べていた人たちがいました。
それが、キリシタン大名です。 今週は、金沢、京都、東京と移動しています。
週の後半は少し肌寒くなりましたが、先週今週と秋晴れというより夏日が続きました。
気象庁による秋の区分は9月から11月まで、天文学的な区分では秋分(9/23頃)から秋だと言われていますが、まだまだ残暑厳しい日も多く「秋冷の候」と書くには忍びありません(撮影時に好天なのは助かりますが)。
今年、10月に入ってから30度を超える真夏日が3日間続くのは観測史上初めてのことで、日本で観測がはじまった1870年代の10月平均15度前後でしたが、近年は20度を超えることも珍しくなくなってきました。
自著にも書きましたように、日本は徐々に四季を失っています。 遂に各国のSIMすっだんだね
eSIMあれば便利だしいらないうよね 今週は、 大分県竹田市直入町にある長湯温泉にいます。
「じゃらん人気温泉地ランキング2021」で秘湯部門1位を獲得した長湯温泉は(2位は長野県野沢温泉、3位は秋田八幡平温泉郷)、過度なインバウンドにより、わずか10年でまったく別の街になってしまった湯布院や、近年、秘湯っぽい感じで売り出し、多くの観光客を集めて秘境ではなくなった黒川温泉とは相反するように、格段、大きなプロモーションは行っていない温泉郷です。
大型旅館や地域のまとまりがいまひとつだったことも功を奏して、インバウンド客に知られなかったことから、コロナ禍でも他地域と比べ、そこまで大きなダメージが見られません。
僕が泊まった宿屋も、平日でもほぼ満室。
その秘密は、リピーターが愛してやまない世界屈指の炭酸泉にありました。
炭酸泉とは湯中に重炭酸イオンが溶け込んだ天然温泉のことで、地元温泉病院の院長で温泉研究家でもある伊藤医師によれば、炭酸泉による作用が血流を増やし、老廃物や痛み成分の排出を促す働きにより「血管そのものが若返る」と、他に類を見ない温泉効果を話します。
確かに、湯上がりの感じが違います! 今週は、 富士山、宮崎、東京、金沢と移動しています。
金沢では、浦田クリニックの施設をお借りしながら初の断食ツアーを敢行しまして、代官山クリニックの田中先生にお越しいただき、血液栄養解析のデータを元に、脈診しながら個々によって最適なプログラムを組んでファスティングに挑んでいます。
参加者は、普段、僕と共に仕事する撮影部隊やポストプロダクションに従事する面々、それに近しい友人たち計10名ほどで、各人の血液栄養解析のデータに準じ、ハードコース、ミディアムコース、ライトコースにわけて取り組みを開始。
目的は、体内のデトックスと半ば強制とも言える脳のオイル交換です。