なんだったかなあ
「コンプレックス」っていうBLシリーズでも似たような現象が起きてたの思い出した

ショタコン趣味の教師に狙われたことがきっかけで
親友である攻め役の男子のことが恋愛的に気になる存在になってしまった受け
攻めは普通に女の子が好きで女子といい感じになるも
受けが(攻めへの想いを諦めるために)と別の男と関係持ってるのを知って心が揺らぎ最終的に二人はくっ付く

…ここまでは普通のBLなんだが、
その後二人揃って就職した会社で
受けは職場の女性と寝てしまいその女性妊娠→責任とって結婚
攻めは受けとの関係を公言していたため居づらくなったのあり退職
受けと付き合っていることを理由に親にも勘当されていたため行き場もなく、ゲイバーでオネエとして働くことに

しかし受けがたまたま取引先の中年オヤジに性的な意味で狙われているところを攻めが発見し二人は再会
その直前か直後に奥さんは不治の病に倒れて死亡したので二人は同居。子供含めて疑似家族形成
ついでに攻めにそっくりな子供(家庭に問題あり)を引き取る
攻め似の子供は受けの子供に恋心を抱く

ここから物語の中心は子供世代に移り、
色々あって攻め似の子供と受けの子供はお互い意識しあう関係になるが
結局受けの子供は普通に女性と結婚。攻め似の子供は身を引く

最後は子供や孫に囲まれて安らかに死んだ受けを、先に死んでいた攻めが迎えに来て終わり


BL興味ない人や受け至上主義BL好きには
「『人生』を描いたBLらしからぬリアリティを持つ名作」「イイハナシダナー」されてるけど
そうじゃない人には「なんだこのご都合主義BL」「受けだけ幸せになって攻めの人生ボロボロじゃねえか」
と批判されてる賛否両論すぎる作品

急激な路線変更の理由は作者が結婚・出産したことによる価値観の変化だと確か本人が語ってるんだが
結婚・出産による精神的BL離れと、それでも残る受け至上主義的BL萌えが
変な化学反応起こしてるという意味で、すごく女性作家らしい作品だと思ったw