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アンパンマン強さ議論スレ Part2
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0002格無しさん
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2017/11/16(木) 13:30:50.13ID:J3ZhIbpG
今月の生活費が足りないかも…
急な出費でお財布がカラッポ…
リアルに一か月一万円で生活しないとやばい!
借金の返済が立て込んでどうしようもない!

そんなアナタのお金の悩み、相談はエスティーエーで
0003格無しさん
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2017/11/16(木) 13:32:20.76ID:J3ZhIbpG
今月の生活費が足りないかも…
急な出費でお財布がカラッポ…
リアルに一か月一万円で生活しないとやばい!
借金の返済が立て込んでどうしようもない!

そんなアナタのお金の悩み、相談はエスティーエーで
0004格無しさん
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2018/02/04(日) 13:29:35.37ID:o2gAc7M7
ドキンちゃんの新しい声は慣れる事はないな
ミニーちゃんみたいにモノマネ路線にすればよかったのに

みんな歳なのに無理しすぎだぜ!
0005格無しさん
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2018/02/07(水) 10:42:11.20ID:rXXH1lSu
確実にどんな人でも可能なパソコン一台でお金持ちになれるやり方
念のためにのせておきます
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』

4O597
0006格無しさん
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2018/03/31(土) 13:51:10.30ID:hw/V1Voj
アンパンマン歴代主題歌まとめ〜youtube動画リンクを作りました〜
http://youtubelib.com/anpanman-songs

1.1 オープニングテーマ編
1.1.0.1 1. ドリーミング『アンパンマンのマーチ』
1.2 エンディングテーマ編
1.2.0.1 1. ドリーミング『勇気りんりん』
1.2.0.2 2. ドリーミング『クリスマスの谷』
1.2.0.3 3. CHA-CHA『アンパンマンたいそう』
1.2.0.4 4. ドリーミング『アンパンマンたいそう』
1.2.0.5 5. ドリーミング『サンサンたいそう』
1.2.0.6 6. 中尾隆聖(バイキンマン)『いくぞ! ばいきんまん』
1.2.0.7 7. ドリーミング『ドレミファアンパンマン』
1.2.0.8 8. ドリーミング『サンタが町にやってくる』
1.2.0.9 9. コキンちゃん(平野 綾)『あおいなみだ-コキンのうた-』
0007格無しさん
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2018/04/30(月) 09:32:45.86ID:CDnWYcPZ
#564
「ホラーマンとたぬきおに」なし たぬきおにの手に捕まる。
〇「アンパンマンとジャスミンさん」顔が濡れる(正面)&欠ける(左上)

#376
「ばいきんまんといずみのせい」顔が潰れて(左上)
黄金のバイキンUFO→元気100倍のアンパンチに敗北
〇「アンパンマンとアップリケちゃん」顔が濡れる(全体)&欠ける(左上)&ふやけて歪む
チョキチョキマシンにマントを切られる
0008格無しさん
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2018/05/01(火) 09:46:12.16ID:kokvvUyU
5/1(火|
#704
「あかちゃんまんとマゴマジョ」顔が濡れて(正面)
「かしわもちまんとだいふくおしょう」なし

#747
「カレーパンマンとかしわもちまん」なし
UFOのマジックハンドに捕まるカレーパンマン
カレーパンチバンク ダブルパンチバンク 
「ゆず姫とちゃわんむしまろ」顔が濡れて(正面)
0009格無しさん
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2018/05/08(火) 02:00:03.61ID:mpMazghg
戊申(天智天皇の二年秋八月二十七日)
0010格無しさん
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2018/05/08(火) 02:00:19.50ID:mpMazghg
日本の船師、始めて至り、大唐の船師と合戦う。
0011格無しさん
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2018/05/08(火) 02:00:35.32ID:mpMazghg
日本利あらずして退く。
0012格無しさん
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2018/05/08(火) 02:00:51.17ID:mpMazghg
さらに日本の乱伍、中軍の卒を率いて進みて大唐の軍を伐つ。
0013格無しさん
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2018/05/08(火) 02:01:06.88ID:mpMazghg
大唐、便ち左右より船を夾みて繞り戦う。
0014格無しさん
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2018/05/08(火) 02:01:22.75ID:mpMazghg
須臾の際に官軍敗績れぬ。
0015格無しさん
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2018/05/08(火) 02:01:38.52ID:mpMazghg
水に赴きて溺死る者衆し。
0016格無しさん
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2018/05/08(火) 02:01:54.38ID:mpMazghg
艫舳、廻旋することを得ず。」
0017格無しさん
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2018/05/08(火) 02:02:10.27ID:mpMazghg
いかなる国の歴史もその国民には必ず栄光ある歴史である。
0018格無しさん
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2018/05/08(火) 02:02:26.28ID:mpMazghg
何も金将軍の伝説ばかり一粲に価する次第ではない。
0019格無しさん
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2018/05/08(火) 02:02:42.45ID:mpMazghg
僕は鵠沼の東屋の二階にぢつと仰向けに寝ころんでゐた。
0020格無しさん
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2018/05/08(火) 02:02:58.59ID:mpMazghg
その又僕の枕もとには妻と伯母とが差向ひに庭の向うの海を見てゐた。
0021格無しさん
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2018/05/08(火) 02:03:14.59ID:mpMazghg
僕は目をつぶつたまま、「今に雨がふるぞ」
0022格無しさん
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2018/05/08(火) 02:03:30.45ID:mpMazghg
妻や伯母はとり合はなかつた。
0023格無しさん
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2018/05/08(火) 02:03:46.17ID:mpMazghg
殊に妻は「このお天気に」
0024格無しさん
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2018/05/08(火) 02:04:02.28ID:mpMazghg
しかし二分とたたないうちに珍らしい大雨になつてしまつた。
0025格無しさん
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2018/05/08(火) 02:04:18.30ID:mpMazghg
僕は全然人かげのない松の中の路を散歩してゐた。
0026格無しさん
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2018/05/08(火) 02:04:34.28ID:mpMazghg
僕の前には白犬が一匹、尻を振り振り歩いて行つた。
0027格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:04:50.43ID:mpMazghg
僕はその犬の睾丸を見、薄赤い色に冷たさを感じた。
0028格無しさん
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2018/05/08(火) 02:05:06.34ID:mpMazghg
犬はその路の曲り角へ来ると、急に僕をふり返つた。
0029格無しさん
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2018/05/08(火) 02:05:22.66ID:mpMazghg
それから確かににやりと笑つた。
0030格無しさん
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2018/05/08(火) 02:05:38.62ID:mpMazghg
僕は路ばたの砂の中に雨蛙が一匹もがいてゐるのを見つけた。
0031格無しさん
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2018/05/08(火) 02:05:54.60ID:mpMazghg
その時あいつは自動車が来たら、どうするつもりだらうと考へた。
0032格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:06:10.47ID:mpMazghg
しかしそこは自動車などのはひる筈のない小みちだつた。
0033格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:06:26.36ID:mpMazghg
しかし僕は不安になり、路ばたに茂つた草の中へ杖の先で雨蛙をはね飛ばした。
0034格無しさん
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2018/05/08(火) 02:06:42.45ID:mpMazghg
僕は風向きに従つて一様に曲つた松の中に白い洋館のあるのを見つけた。
0035格無しさん
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2018/05/08(火) 02:06:58.59ID:mpMazghg
すると洋館も歪んでゐた。
0036格無しさん
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2018/05/08(火) 02:07:14.49ID:mpMazghg
僕は僕の目のせゐだと思つた。
0037格無しさん
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2018/05/08(火) 02:07:31.68ID:mpMazghg
しかし何度見直しても、やはり洋館は歪んでゐた。
0038格無しさん
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2018/05/08(火) 02:07:47.41ID:mpMazghg
これは不気味でならなかつた。
0039格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:08:03.43ID:mpMazghg
僕は風呂へはひりに行つた。
0040格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:08:19.58ID:mpMazghg
彼是午後の十一時だつた。
0041格無しさん
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2018/05/08(火) 02:08:35.72ID:mpMazghg
風呂場の流しには青年が一人、手拭を使はずに顔を洗つてゐた。
0042格無しさん
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2018/05/08(火) 02:08:51.71ID:mpMazghg
それは毛を抜いたのやうに痩せ衰へた青年だつた。
0043格無しさん
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2018/05/08(火) 02:09:07.59ID:mpMazghg
僕は急に不快になり、僕の部屋へ引返した。
0044格無しさん
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2018/05/08(火) 02:09:23.30ID:mpMazghg
すると僕の部屋の中に腹巻が一つぬいであつた。
0045格無しさん
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2018/05/08(火) 02:09:39.11ID:mpMazghg
僕は驚いて帯をといて見たら、やはり僕の腹巻だつた。
0047格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:10:10.94ID:mpMazghg
僕は夢を見てゐるうちはふだんの通りの僕である。
0048格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:10:26.92ID:mpMazghg
は佐佐木茂索君と馬車に乗つて歩きながら、麦藁帽をかぶつた馭者に北京の物価などを尋ねてゐた。
0049格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:10:42.90ID:mpMazghg
しかしはつきり目がさめてから二十分ばかりたつうちにいつか憂鬱になつてしまふ。
0050格無しさん
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2018/05/08(火) 02:10:58.81ID:mpMazghg
唯灰色の天幕の裂け目から明るい風景が見えるやうに時々ふだんの心もちになる。
0051格無しさん
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2018/05/08(火) 02:11:14.74ID:mpMazghg
どうも僕は頭からじりじり参つて来るのらしい。
0052格無しさん
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2018/05/08(火) 02:11:30.74ID:mpMazghg
僕はやはり散歩してゐるうちに白い水着を着た子供に遇つた。
0053格無しさん
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2018/05/08(火) 02:11:46.69ID:mpMazghg
子供は小さい竹の皮を兎のやうに耳につけてゐた。
0054格無しさん
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2018/05/08(火) 02:12:02.61ID:mpMazghg
僕は五六間離れてゐるうちから、その鋭い竹の皮の先が妙に恐しくてならなかつた。
0055格無しさん
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2018/05/08(火) 02:12:18.54ID:mpMazghg
その恐怖は子供とすれ違つた後も、暫くの間はつづいてゐた。
0056格無しさん
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2018/05/08(火) 02:12:34.52ID:mpMazghg
僕はぼんやり煙草を吸ひながら、不快なことばかり考へてゐた。
0057格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:12:50.52ID:mpMazghg
僕の前の次の間にはここへ来て雇つた女中が一人、こちらへは背中を見せたまま、おむつを畳んでゐるらしかつた。
0058格無しさん
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2018/05/08(火) 02:13:06.45ID:mpMazghg
僕はふと「そのおむつには毛虫がたかつてゐるぞ」
0059格無しさん
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2018/05/08(火) 02:13:22.31ID:mpMazghg
どうしてそんなことを言つたかは僕自身にもわからなかつた。
0060格無しさん
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2018/05/08(火) 02:13:38.23ID:mpMazghg
すると女中は頓狂な調子で「あら、ほんたうにたかつてゐる」
0061格無しさん
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2018/05/08(火) 02:13:54.23ID:mpMazghg
僕はバタの罐をあけながら、軽井沢の夏を思ひ出した。
0062格無しさん
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2018/05/08(火) 02:14:10.06ID:mpMazghg
その拍子に頸すぢがちくりとした。
0063格無しさん
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2018/05/08(火) 02:14:25.92ID:mpMazghg
僕は驚いてふり返つた。
0064格無しさん
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2018/05/08(火) 02:14:41.83ID:mpMazghg
すると軽井沢に沢山ゐる馬蝿が一匹飛んで行つた。
0065格無しさん
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2018/05/08(火) 02:14:57.75ID:mpMazghg
それもこのあたりの馬蝿ではない。
0066格無しさん
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2018/05/08(火) 02:15:13.74ID:mpMazghg
丁度軽井沢の馬蝿のやうに緑色の目をした馬蝿だつた。
0067格無しさん
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2018/05/08(火) 02:15:29.46ID:mpMazghg
僕はこの頃空の曇つた、風の強い日ほど恐しいものはない。
0068格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:15:45.31ID:mpMazghg
あたりの風景は敵意を持つてぢりぢり僕に迫るやうな気がする。
0069格無しさん
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2018/05/08(火) 02:16:01.23ID:mpMazghg
その癖前に恐しかつた犬や神鳴は何ともない。
0070格無しさん
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2018/05/08(火) 02:16:17.15ID:mpMazghg
僕はをととひ(七月十八日)
0071格無しさん
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2018/05/08(火) 02:16:33.06ID:mpMazghg
も二三匹の犬が吠え立てる中を歩いて行つた。
0072格無しさん
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2018/05/08(火) 02:16:49.04ID:mpMazghg
しかし松風が高まり出すと、昼でも頭から蒲団をかぶるか、妻のゐる次の間へ避難してしまふ。
0073格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:17:04.94ID:mpMazghg
僕はひとり散歩してゐるうちに歯医者の札を出した家を見つけた。
0074格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:17:20.78ID:mpMazghg
が、二三日たつた後、妻とそこを通つて見ると、そんな家は見えなかつた。
0075格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:17:36.65ID:mpMazghg
と言ひ、妻は「確かになかつた」
0076格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:17:52.58ID:mpMazghg
それから妻の母に尋ねて見た。
0077格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:18:08.50ID:mpMazghg
するとやはり「ありません」
0078格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:18:24.45ID:mpMazghg
しかし僕はどうしても、確かにあつたと思つてゐる。
0079格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:18:40.44ID:mpMazghg
その札は齒と本字を書き、イシヤと片仮名を書いてあつたから、珍らしいだけでも見違へではない。
0081格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:19:12.32ID:mpMazghg
これは異本「伊曾保の物語」
0082格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:19:28.26ID:mpMazghg
この本はまだ誰も知らない。
0083格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:19:44.18ID:mpMazghg
「或鴉おのれが人物を驕慢し、孔雀の羽根を見つけて此処かしこにまとひ、爾余の諸鳥をば大きに卑しめ、わが上はあるまじいと飛び廻れば、諸鳥安からず思ひ、『なんぢはまことの孔雀でもないに、なぜにわれらをおとしめるぞ』
0084格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:20:00.16ID:mpMazghg
と、取りまはいてさんざんに打擲したれば、羽根は抜かれ脚は折られ、なよなよとなつて息が絶えた。
0085格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:20:16.11ID:mpMazghg
「その後またまことの孔雀が来たに、諸鳥はこれも鴉ぢやと思うたれば、やはり打ちつ蹴つして殺してしまうた。
0086格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:20:32.03ID:mpMazghg
して諸鳥の云うたことは、『まことの孔雀にめぐり遇うたなら、如何やうな礼儀をも尽さうずるものを。
0087格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:20:48.01ID:mpMazghg
さてもさても世の中には偽せ孔雀ばかり多いことぢや。』
0088格無しさん
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2018/05/08(火) 02:21:03.92ID:mpMazghg
天下の諸人は阿呆ばかりぢや。
0089格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:21:19.78ID:mpMazghg
才も不才もわかることではござらぬ。」
0090格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:21:35.70ID:mpMazghg
何小二は軍刀を抛り出すと、夢中で馬の頸にしがみついた。
0091格無しさん
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2018/05/08(火) 02:21:51.61ID:mpMazghg
確かに頸を斬られたと思う――
0092格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:22:07.37ID:mpMazghg
いや、これはしがみついた後で、そう思ったのかも知れない。
0093格無しさん
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2018/05/08(火) 02:22:23.21ID:mpMazghg
ただ、何か頸へずんと音を立てて、はいったと思う――
0094格無しさん
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2018/05/08(火) 02:22:39.07ID:mpMazghg
それと同時に、しがみついたのである。
0095格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:22:54.91ID:mpMazghg
すると馬も創を受けたのであろう。
0096格無しさん
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2018/05/08(火) 02:23:10.82ID:mpMazghg
何小二が鞍の前輪へつっぷすが早いか、一声高く嘶いて、鼻づらを急に空へ向けると、忽ち敵味方のごったになった中をつきぬけて、満目の高粱畑をまっしぐらに走り出した。
0097格無しさん
垢版 |
2018/05/08(火) 02:23:26.63ID:mpMazghg
二三発、銃声が後から響いたように思われるが、それも彼の耳には、夢のようにしか聞えない。
0098格無しさん
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2018/05/08(火) 02:23:42.54ID:mpMazghg
人の身の丈よりも高い高粱は、無二無三に駈けてゆく馬に踏みしだかれて、波のように起伏する。
0099格無しさん
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2018/05/08(火) 02:23:58.47ID:mpMazghg
それが右からも左からも、あるいは彼の辮髪を掃ったり、あるいは彼の軍服を叩いたり、あるいはまた彼の頸から流れている、どす黒い血を拭ったりした。
0100格無しさん
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2018/05/08(火) 02:24:14.45ID:mpMazghg
が、彼の頭には、それを一々意識するだけの余裕がない。
0101格無しさん
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2018/05/08(火) 02:24:30.43ID:mpMazghg
ただ、斬られたと云う簡単な事実だけが、苦しいほどはっきり、脳味噌に焦げついている。
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