★☆リボンの騎士☆★2
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手塚治虫生誕90周年を迎え、ブラジルの国民的漫画家もリボンの騎士を描いたりしているようですが…
このスレは昭和42年放送のアニメ版リボンの騎士専門ということでお願いします。
前スレ
★☆リボンの騎士☆★
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/ranime/1207369614/ ブラックジャック作品内の スターシステム(キャラの使い回し)は、けっこうおもしろい。
ロックといえば ロック冒険記のロック、バンパイアの間久部緑郎
純真な少年期と、曲がってしまった青年期。そういうのが好きだよね。 >>171
ケンイチ少年とロック・ホームって、同じ子役スター上がりでありながら
ケンイチは良い子のイメージから脱却できず、大人になったら地味な脇役ばかりで鳴かず飛ばず
ロックは子役の殻を破って悪役にも挑戦したお陰で、演技派俳優としてトップになったという感じ ドラゴンボールZのダーブラはアニメでは天国に送れて善人になってたけど
悪い方が格好良かったな
ロックも悪いのが似合うのかな >>170
ブラック・ジャックのサファイアは大人の女性… 双子の騎士でサファイアは母親になっていて、元になる作品で大人になると、漫画でも、少女にもどることはないのか。
漫画によるスターシステムの利点として、少女時代のサファイアにも出演してほしかった気もする。
ふしぎなメルモやエンゼルの丘のルーナは少女役で出ている >>172
ケンイチくん、後年はおじさんのヒゲオヤジの方が売れてしまった感じでしょうか。 ザ・クレタ-の中にもサファイアとチンクがベトナム女として出てくる。 >>173
手塚治虫が「フランツをロックの役にしたことは、ある意味では失敗だったような気もします」 と言ったのは、そういうことかも…
悪役が似合うキャラに成長したロックに、アニメ版フランツという能天気?な役をやらせたのはミスキャストだったということかもと思いました。 >>173
あれアニオリやからw
普通に考えたら地獄行やのに・・・
そういやバビディは地獄にもおらんかったような気がする
スレ違い ケンイチは正直すぎて>>149の花言葉は秘密さみたいな台詞は言えなそうだな >>176
情報ありがとうございます。
個人的に手塚治虫ファンというよりリボンの騎士ファンなので、サファイアが出てると聞くと読みたくなります。 >>179
確かに…
ロックの顔がいきてくるシーンもありますね。 >>177
でもブッキラによろしくのような、悪ぶってるけど陽気でおっちょこちょいな役割のロックも好きだ >>180
もしまだ24時間テレビのアニメ「海底超特急マリンエクスプレス」を見たことなかったら
見てみるといいよ
ロックが熱血ヒーローで、サファイヤが古代ムー大陸の女王として出演してるから >>183
ありがとうございます。見たことはありますが、ほぼ忘れているので、ブルーレイも出てることですし、見てみたいです。
太田淑子さんがアニメ版リボンの騎士以外でサファイヤを演じたのはマリンエクスプレスが最初で最後のような… 他にもあったと思うが。手恷。虫が消えたなんたらかんたらという
没後に放送した寒くてセンスの無い作品に出てたと思うが。 手塚治虫が消えた!? 20世紀最後の怪事件のサファイアは冬馬由美 マリンエクスプレスは最近、漫画化もされてサファイアも出てるようですが、手塚治虫じゃないので… サファイア出演漫画リスト(手塚治虫公式サイトより)
http://tezukaosamu.net/jp/character/281.html
1952年
ロック冒険記 (鳥人との会議に参加)
1958年
未来をのぞく3人 (ヒゲオヤジの予言を聞きに来た人)
1960年
鉄腕アトム /ウランちゃん(ロボッティングの観客)
1962年
死戯山縁起絵巻
1965年
鉄腕アトム /ひょうたんなまず危機一発(レッド公の婚約者)
1966年
フライング・ベン
1969年
ザ・クレーター /鈴が鳴った(マレー半島の現地人)
1970年
ガチャボイ一代記 1973年
ブラック・ジャック /アナフィラキシー(看護婦)
1974年
ブラック・ジャック /ダーティー・ジャック(幼稚園の先生)
1974年
ブラック・ジャック /二つの愛(明の妻)
1975年
ブラック・ジャック /サギ師志願(母親)
1975年
鉄腕アトム /アトム二世(通行人)
1976年
ブラック・ジャック /U-18は知っていた(患者)
1978年
ブラック・ジャック /ある女の場合(患者)
1979年
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1979年
手塚治虫アメリカ漫画を語る
1983年
1983年にはこんなことがおこる
1984年
夢のくるま未来のくるま >>188
なぜかリボンの騎士が載っていない。
ゲスト出演一覧かと思ったが、アトムの場合は鉄腕アトムも載っている。 マリンエクスプレスの漫画は
「手塚治虫が遺した絵コンテをもとに、描き切れなかった構想と、新たな解釈を加えたマンガ」とのことです。下記、2巻のためしよみの冒頭にサファイアが出てました。絵は手塚治虫ではありませんが…
http://www.homesha.jp/p/marine-express/sample_02/ 太田淑子さんは、ゲバゲバ90分ではじめて顔を見た記憶あり。 第13話「ばらの館」
脚本は能加平
漫画、双子の騎士の白の王子、黒の王子のようなキャラ、ブラン公爵と弟のルージュ公爵が登場する。
デザインはだいぶ違うが、漫画同様、正体はばらの精。
ブラン公爵は、自分たちは昔から南の谷で暮らしているが、ジュラルミン大公が追い出そうとしている。助けてくださいとサファイヤに頼むのだった。
実は、南の谷でジュラルミンとナイロンが王様に無断で軍事要塞を建設しており、そのせいで南の谷の花や草が荒され、ばらの精のブラン公爵がサファイヤに助けを求めていたのだ。
ばらの館にいざなわれるサファイヤのシーンは音楽も効果的で不思議な雰囲気。
「要塞をつくるような愛国心はこのシルバーランド国には必要ない」と断言するサファイヤ。
日本の自衛隊や憲法9条をめぐる議論にも通じるテーマだが、後にクールランドに侵略されそうになったり、X連合との戦いを余儀なくされることを考えると、専守防衛のための要塞は必要悪という気もするが…
演出の正延 宏三はふしぎなメルモのチーフディレクター等も手がけ、現在も現役のアニメーターのようだ。 >>191
ロックマンの人かー
手塚プロ関係だったとはしらなんだ。
石森プロの早瀬マサトやシュガー佐藤みたいな感じ 第14話「七匹の仔やぎ」
脚本は能 加平
グリム童話「狼と七匹の子山羊」が元ネタだが、ストーリーはだいぶ異なる。
グリム童話にならって、動物たちは普通に日本語をしゃべる。
前回、前々回に続き、双子の騎士からのネタがあり、かいじゅうズボラが登場。
双子の騎士ではかいじゅうと言っているが、でかい猫である。
物語は、サファイヤがフランツに送った亜麻色の髪の乙女の写真が入った手紙をめぐって、サファイヤ、ナイロンが放ったスパイ、やぎの間で争奪戦が展開する。
やぎが郵便物を食べるという点で童謡「やぎさんゆうびん」を連想させる。
母やぎは実は狼で、やぎの皮を被っていた。羊の皮を被った狼という表現はあるが…そのせい?か、七匹の仔やぎたちはやぎというより羊に見える。
グリム童話では狼はひどい目にあうが、アニメ版リボンの騎士では狼と仔やぎの「産みの親より育ての親」的な心あたたまるお話。狼は仔やぎを食べたくなったりしないのか?
演出の上梨壹也は第7話演出のスタジオぴえろ創設者上梨満雄の兄で、後にまいっちんぐマチコ先生のキャラデザインも担当した。 >>194
「ふしぎなメルモ」は池原しげとが代筆していたとのことで驚きました。魔神ガロンとかマグマ大使とか、手塚治虫本人名義でも代筆が入っているものがあるようですね。 池原しげと 魔女っ子メグちゃんのコミックス持っているな >>197
魔女っ子メグちゃんといえば、アニメのキャラデザインは荒木伸吾。荒木伸吾もアニメ版リボンの騎士の作画をしていたようですが、どの回なのか分からない… >>199
♪二つの胸の膨らみは♪何でも出来る証拠なの♪
今ならネットで炎上かな?
普通に勇ましくて可愛らしいと思うけどな。 >>200
魔女っ子メグちゃんの主題歌はリボンの騎士の主題歌も歌った前川陽子でした。 >>198
ネットで検索したら、おっしやるとおり、廃刊のひと月前、月刊てづかマガジンれお1972年3月号の「ふしぎなメルモ」は原作・手塚治虫 え・池原成利となっていました。 >>200
EDで真向否定してっからプラマイゼロか?
というか自分でできるっていうからそう思われんねんw >>204
OP
♪なんでもできる証拠なの
ED
♪なんでもできると人は言うけれど
確かにOPでなんでもできると自分で言っ てますね。
リボンのマーチは前川陽子とヤング・フレッシュですが、前川陽子自身、ヤング・フレッシュに在席していた時期があり、赤影や悟空の大冒険も歌っていたと検索で今知りました。 第15話「黄金のキツネ狩り」
脚本は辻真先
22話まではサファイヤが本当は女の子であることをジュラルミンとナイロンが毎回のようにあばこうとするが、今回は人語を解するキツネ、ズールがサファイヤの秘密を知り、ジュラルミンがそれを聞き出そうとする。
前回に続いて動物の親子の心あたたまるシーンもあり、亜麻色の髪の乙女ネタも継続している。クマのでかさは異常。
演出の三輪孝輝は手塚治虫の展覧会の絵で演出と原画を担当し、中村和子も関わった(場面設定)ふしぎの国のアリスでアニメーションキャラクター及び作画監督を手がけた。まんが日本昔ばなしにも名前がある。
当時の虫プロは「アニメーターにあらずんば人にあらず」というアニメーター尊重の社風だった(富野由悠季)そうで、アニメ版リボンの騎士の演出も絵が描ける人が多いようだ。 15話におけるチンクの性格は少し変わっている。
チンクは天使として動物を殺傷したりするのは良くないという立場に
普段いたはずなのに、この話のなかではむしろ狩りを喜んでいるようなところがある。
脚本を書く人が分担性になっているため、どうしても登場人物の性格や思想や
性癖が全エピソードを通じて統一的にはならない。もちろん絵柄も描いている
人によって(うまい、下手以外にも)ばらつきが出てしまう。 >>207
登場人物の性格が回によって違うという点では、個人的に第28話「鉄獅子」の回のサファイヤは「いつものサファイヤじゃない…」、「こんなサファイヤはいやだ」という感じで納得できません。 ♪ホラ来た♪ホイ来た♪小池百合子♪ ♪
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ε≡Ξ ノノ `J ε≡Ξ ノノ `J .ε≡Ξ ノノ `J ♪ 鉄獅子のエピソードと、その後のX軍団がはるばる雪山を越えて
大和の大砲のようなのを運んで来るエピソードは、内容的に類似性が
あると子供心に感じたものだった。 第16話「チンクとコレットちゃん」
脚本は能 加平
今回も例によってジュラルミン&ナイロンがサファイヤの秘密をあばくべく、人形使いのアンソロじいさんにお転婆な王女を主人公にした人形劇をサファイヤと王妃の前で上演させる。
演出の波多 正美は悟空の大冒険の演出も手がけており、今回、悟空と竜子ちゃんの人形がちょっと出る。絵柄もギャグアニメのようで、演出もノリの良いスピード感のあるものになっている。
英語版CHOPPY and the PRINCESSの映画は、タイトルからもチンクが主役のような扱いで、今回の「チンクとコレットちゃん」や第31話「チンクと海のお姫さま」といったチンクが活躍する回から編集されていたような…
人形のコレットちゃんに一目惚れするチンクは、今でいうフィギュアおたくか。江戸川乱歩の「人でなしの恋」は人でない人形に恋するストーリーだった。 >>211
アニメ版リボンの騎士は、
「あれ、こういう場面、前にあったような…」というデジャブーのような感覚になることがあります。同じような内容が結構繰り返される気が… 最後まで「サファイヤは男か?女か?」に拘るstoryでも良かったのに
X連合編は特別リボンの騎士でなくともよいからなあ。 >>214
X連合編はしばらく見てなくて、ほぼ忘れてますが、サファイヤが女の子でありながら男の心も持っているという(リボンの騎士にしかない?)設定があまり活かされていなかったのかも…
原作では、サファイヤが本当は女の子であることが比較的早く発覚しますが、
その後も、サファイヤが男の心、女の心、両方持っていることが話の根幹になっていると思われます。
そういえば、漫画ではサファイヤが男の心を取られて急に弱くなったり、女の心を取られて男そのものになったり、ハート形の心が物理的?に移動する描写が何回かありますが、
アニメではメフィストがサファイヤの男の心を取ろうとするといつもチンクが現れて阻止し、実際には心が移動していないような…
アニメのサファイヤは基本的に男の子にしか見えないので、仮に女の心を取られても誰も気付かないような気もしますが…
メフィストが男の心をねらう設定になったのははそのせいだったりして…
なかよし版では基本的に女の子なので、男の心を取られても剣の腕が弱くなるぐらい 劇画的な傾向が高まっていくことが原作漫画(なかよし版)ですら感じられるのだ
けれども、このテレビアニメも、ちょうど劇画の世間的な普及時期にあたり、
制作スタッフの中にも劇画作家出身者とか、あるいは劇画に感銘を受けたり
した者が多く居て、その結果として、メルヘンやファンタジーよりも
ドラマをあるいはより人物を、描写を、実写的に描くことに
傾向が変貌したように思います。
虫プロとしては本格的な人物アニメですし。(アトムは戯画的なキャラクターで、
言ってみればディズニーのミッキーマウスシリーズのようなもの、リボンの騎士は
ディズニーでいえば白雪姫からの路線)。
そうして、扱っている内容は、人間関係の軋轢というものが中心であり、
たとえば主人公の心の中の葛藤を視聴者が同化して感じる、そういった
ことができる精神年齢でなければ、本当の面白さを味わうことが出きない
そういったちょっと大人チックな側面を持つテレビアニメ作品だったんです。
だから、幼児にはちょっと難しかったでしょうね。 >>216
劇画の影響も大きいと思いますが、
第40話から52話のX連合編、ちょうど4クール目は、昭和42年当時の演劇界の偉い人?、熊井宏之という人が監修しているとのことで、演劇的なドラマチックさも加わっているのかなと…
と言いつつ、X連合編はほぼ忘れているので、また見てみたいです。 >>216
サファイヤのふくらんだ袖は白雪姫のふくらんだ袖に似ている。赤毛のアンのふくらんだ袖とはちょっと違う。 東映動画のホルスの大冒険は1968年7月に封切られた劇場用作品だ。
これを見て自分はあっとおどろいた。
それより前の1968年4月に最終回を迎えたリボンの騎士のなかで、
王家を守るという三つの金属の玉を鍛冶でつぶして剣を作るという
のとよく似たシチュエーションが出てきたからだ。それをみて、
リボンの騎士の最終回とホルスの大冒険は、脚本に両方に関わった
ものがいたのではないか?あるいは(時期的には接近しすぎている
から反映は難しかったかもしれないが)テレビのリボンの騎士の
最終話から影響を受けていないかなどと想像したが、もちろん今日に
至るも結論は自分の中では出ていない。 リボンの騎士は、虫プロとしては最初の人物主体の芝居的なアニメーションだったが、
翌年度から始まった巨人の星(東京ムービー)も、人間が演じるアニメーションだった。
つまりその頃になって、かなり実在感のある人間を描くテレビアニメが登場し出した
のです。(たとえば初代「魔法使いサリー」が人物的アニメかどうかというと、微妙だけれども、
巨人の星のように肉体を持っている存在とは言えないでパペット人形に近い漫画的な
キャラクターの存在感だと思う)
人物キャラクターは動物やロボットキャラクターに比べて描くのが難しいのだ。
人間は人間的な顔を持った画に対しては、認識識別能力が高くて(脳がそれを行う
ための専用の機能・領域を持っているからと説明されている)、わずかな顔つきの
違い、アニメーターの絵を描く少しの違い、ゆがみ、表情を読み取ってしまうのだ。
そのため、絵柄を合わせるのに苦労する。最初ディズニーも白雪姫の制作で
やはり人間をキャラクターとして描くことの難しさに遭遇した。
また、力学や人体機構を無視したいわゆるゴム人間は、戯画的なカーツーンなら
ありでも、ある程度シリアスなアニメーションでは、それではやはりまずいため、
モデルを参考にしたり、映画撮影された画を元にしてトレスやスケッチをして
描くことになる。特にスポーツものは、停まっていない動作を描くので、
それをある程度リアルに描くとなると、(時間)分解写真などを手本として
描かないと思いつきで適当に描くと不自然感がつきまとうことになる。
そういったことがあるので、人間をアニメーションのキャラクターとして
実在感持って描くのは手間が掛かるし、技量が要求される。 第17話「さよならユーレイさん」
脚本は辻 真先
・サファイヤが女と知っている証人の出現
・ジュラルミンまたはナイロンが聞き出そうとする。
・サファイヤの優しさに触れた証人は
「サファイヤは男の子」と嘘を答える。
第15話「黄金のキツネ狩り」とほぼ同じ流れだが、今回の証人はユーレイ。ユーレイなのでサファイヤが女であると分かると言う。
ユーレイのために泣いてくれる人がいないため、天国に行けずに困っていた。
生前は金貸しで、名前はシャインロック。シェイクスピアのヴェニスの商人に登場するユダヤ人の金貸しシャイロックからと思われる。
知り合いなら泣いてくれると思ったサファイヤだったが、シャインの評判は悪く、誰も泣いてくれない。
例のごとくナイロンはサファイヤが女である証拠をつかむため、シャインに「自分が泣いてやるから」ともちかけ、シャインはサファイヤに女のドレスを着せる。
「やめて!やめてったら!」
と言いながら、水色のドレスのサファイヤは鏡に写った自分を見てごきげんになり、踊りだす。そこへナイロンが!
性別発覚前にナイロンが女の子の服を着たサファイヤと対面するのは原作にもなく?、何かすごいことが起こった感じがする。
水色のドレスのサファイヤは屈指の可愛さで踊りの作画も素晴らしい。
この踊りのカットは第27話「急げ!黒雲島の巻」で色違い、ピンクのドレスのシーンで流用されている。
今だったらデジタルで色の変更ができるかもしれないが、当時は新たなセルに色を塗っていると思われる。当時はトレスマシンも導入されていない時代で、ハンドトレスだろう。そのせいか、原画、動画は同じでも、絵がちょっと違う感じもする。つづく つづき
演出の進藤満尾はアニメ版キャンディキャンディのキャラデザインをはじめ、多くの作品を手がけている。 >>219
太陽の王子ホルスの大冒険の脚本は深沢 一夫という人、リボンの騎士最終回の脚本は能加平で、脚本家は違うようですね。
ホルスは一回見た気もしますが全く記憶になく、リボンの騎士最終回はしばらく見ていませんが、3つの玉は覚えています。
40年前、リボンの騎士の再放送の最終回を録音して、寝る前に布団の中で聴いていたのを思い出します。
フランツ「3つの玉はチンクが持っていたはずだ。チンクはどこだ?」
サファイヤ「チ〜ンク〜、どこにいるのチ〜ンク〜」
というセリフをなぜか覚えていました。 サファイア(sapphire)または蒼玉、青玉(せいぎょく)は、コランダム(Al2O3、酸化アルミニウム)の変種で、ダイヤモンドに次ぐ硬度の、赤色以外の色の宝石。9月の誕生石。
語源は「青色」を意味するラテン語の「sapphirus(サッピルス)」、ギリシャ語の「sappheiros(サピロス)」に由来する。 イタリア語版のアニメではZaffairo(ザファイロ)と最後がオの音で終わる
男性名詞になっていた。 読んだことはありませんが、アニメ化もされた響け!ユーフォニアムという小説には川島 緑輝(かわしま さふぁいあ)というキャラがいて、自分の名前を気に入っておらず、「みどり」と自称しており、友達にもそう呼んでもらっているそうです。いい名前なのに…
どんなキャラかと思って画像検索したら、髪にリボンを付けたクセ毛の少女でしたよ。
これはきっと親がリボンの騎士が好きでサファイアという名前をつけ、小さい頃からリボンを付けさせていて、ある時から自分の名前を気に入らなくなったものの、髪のリボンは習慣化して続けているとか、そんな妄想が広がりました。 >>228
キラキラネームはええよ
ただ「緑輝」をサファイアと読ますな!
周りが迷惑や 読めん! 宝石のサファイアは 和名は青玉(蒼玉)。
緑なのは、エメラルドではないのか? 宝石のサファイアは青いというイメージ。実際には、コランダム (酸化アルミニウム の結晶からなる鉱物)の内、赤いものをルビー、赤以外のものをサファイアと呼ぶようで、グリーンサファイアというものもあるようだ。
リボンの騎士の騎士の主人公の名前がなぜルビーではなくサファイアなのか。
青系は男子、赤系は女子というのは、昭和に子どもだった人にとっては一般的だろう。子どもの頃、男が赤系ものを選ぶと「女の子みたい」とからかわれたりしたものだ。
アカレンジャーとか、赤い彗星のシャアとか、昭和の頃から赤も男の色になってきたが、未だにモモレンジャーは基本的には女子だろう。
サファイアは、女の子なのに男のふりをしなければならないので、リボンの騎士の世界でサファイアというのは男の名前なのだろう。
そう考えると、もしかしたらサファイアも自分の名前を気に入ってなかったかもしれない。
男の子の色、青い輝きを持つ宝石のサファイア。男の子のふりをしなければならない高貴な王女の名前としてイメージぴったりと思う。
ベルサイユのばらの主人公にはリボンの騎士とは違う理由で男の名前、オスカルが付けられた。 原作漫画もそうだが、王様は「王様」(サファイアからはお父さま)、
お妃様は「お妃様」(お母さま)であって、固有名が無いようだが、
もしかするとそういうものなのかな?王様はある時点では1人、お妃様も
ある時点では1人でしかないから、固有名が無い(?)でも王様になる前や
お妃様になる前は名前があったはずだと思う。 >>232
いや そら名前は有るでしょう
ただ、あの展開で誰が呼ぶ?
ジュラルミン側にしたって固有名詞で読んでたら
むしろ妙や。 >>232
少女クラブ連載版では
チンク「もしもしなんですかこれは」
おじさん「いよいよきょうはフィリップ二世王のあとつぎがお生まれになるんだよ」
になっていて、王様の名前は
フィリップ二世王
でした。
初の単行本、講談社の漫画文庫ではセリフが変わって、
チンク「もしもしこのさわぎはなんですかおじさん」
おじさん「なんだしらないのかよいよいよきょうこの国の王子さまがおうまれあそばすんだめでたい日だぞ」
になっていて、手塚治虫漫画全集でも一部漢字になってますが同じです。
フィリップ二世王だと、サファイヤが即位するとフィリップ三世になってしまうとか、そういう理由で変えたのでしょうか。
王妃の方は名前は出てこないようです。 仮に設定上名前があっても話の展開上呼ぶ必要がなければ言わない(言わせない)
国王や妃にしても物語では唯一の存在だしw
分かりやすさ優先ってことやろ。 第18話「ふしぎなカガミ」
脚本は能 加平
グリム童話にもあるドイツ民話「白雪姫」が元ネタ。
世界一の美女を自認する女
↓
魔法の鏡もそう言っている。
↓
ある時、魔法の鏡は他の女の方が美しいと言う。
↓
女はそれが許せず、魔法の鏡が自分より美しいと言うその女を殺そうとする。
白雪姫では王妃が白雪姫を殺そうとするが、アニメ版リボンの騎士ではベラという王女がサファイヤを殺そうとする。
ベラに「きたない子」と言われてちょっとショックを受けるサファイヤ… 亜麻色の髪のカツラを被って鏡に向かってみる姿がいじらしい。
気絶させられ、女の服を着せられ、化粧されるサファイヤ。シチュエーションとしてはあやしげな魅惑があるが、作画的にサファイヤの美しさがいまいち伝わって来ないのが残念。
ベラの側近の大男が使う鏡の武器の効果音がWindows98?の音に似ていて、大昔のアニメになぜこの音が、的な気がした。
ラストでベラに「女の子はお化粧が好きだからね」と鏡をプレゼントするサファイヤ。第10話「サファイヤのカーニバル」でフランツから鏡をプレゼントされ、その鏡は割れてしまったが、
それ以来、サファイヤは秘密の小部屋で鏡に向かってお化粧していたのではと妄想してしまう。
演出の坂口尚三は漫画家の坂口尚で、作画にも関わっているのか、全編、味のある独特の絵柄になっている。
今回は単純なやんちゃな王子様ではなく、サファイヤの微妙な女心が垣間見られてとてもおもしろかった。 アコーディオンの印象的な音楽が記憶に残るが、何か元ネタになる曲があったのだ
ろうか?それとも全くの冨田勲のオリジナルか。でもフランス風だと思った。 >>238
冨田勲 手塚治虫作品音楽選集のDisc5にボーナストラックとして「ふしぎなカガミ」の回の曲が収録されていて、ライナーノートには、
第18話「ふしぎなカガミ」から、夢見るようなロマンティックなエンディングの音楽M-21。冨田勲ファンにとっては待望の商品化といえる1曲。
とあり、冨田勲オリジナルかと…
フランスに行ったことがない私が言うのもなんですが、フランス風と言われると確かにそんな感じもしますね。アコーディオンがシャンソンみたいな感じ? 冨田さんも既に2年ほど前にお亡くなりになってしまった。
ジャングル大帝とリボンの騎士は音楽には相当の労力を割いた作品。
OPとEDだけを作ったのじゃ無いのだよ。 第30話「空とぶ怪盗」
脚本は辻 真先
当時は「仮面の忍者赤影」が本放送していたが、白影のように凧に乗るキャラ、ジルバが登場。白影は忍者だが、ジルバは怪盗。
王様はジルバに王冠を奪われてしまう。
サファイヤは王冠を奪還すべく、サーカスの凧乗り名人に弟子入りする。
25話で掟が変わってサファイヤは男のふりをする必要はなくなっているが、うらなり博士は王子様と呼んでいる。そういえば、原作ではうらなりが「おうず(王女)さまのお生まれ」とズーズー弁で言ったため、おうず(王子)さまと聞き間違えられたのがはじまりだった。
サファイヤの手をとって「こんな白い手で凧乗りができるか」と弟子入りを断ろうとするトロット少年。それは白い手袋でんがな。
今回、サファイヤの手が白くて細くて女の子みたいとトロットが言うシーン以外、サファイヤが女の子である必然性はない。
予備知識のない人がこの話だけを見たら、サファイヤは男の子と思うだろう。
怪盗ジルバのテーマは後に仮面のリボンの騎士のテーマとして使われている。
演出の北野英明は少女フレンド版リボンの騎士で手塚治虫の代筆をしている。
復刊ドットコムのなかよしオリジナル版の3巻の解説で少女フレンド版にふれていて、引用すると、
「その原稿を見ると、フキダシの中のセリフは手塚治虫の字なので、ストーリー構成と絵のだいたいの下描きを手塚治虫がやって、絵だけを北野英明にまかせたのだろう。」
北野英明は後に漫画家となり、麻雀劇画でも知られた。 第31話「チンクと海のお姫さま」
脚本は能 加平、演出は上梨満雄。
チンクが活躍する回で、英語版CHOPPY and the PRINCESSの映画でも使われていたと思う。
チンクやサファイヤのセリフにもあるように、浦島太郎のようなお話。
乙姫が閉じこもって出てこないのを外で気を引くことをやって戸を開けさせるのは、日本の神話、古事記や日本書紀にも記述のある天の岩戸隠れ伝説のようでもある。
シャークスは声も星一徹で海のトリトンのポリペイモスのよう。
乙姫の気を引くためにシャークスはファッションショーを行う。モデルをつとめるのは言いなりになる薬を飲まされたサファイヤで、天の岩戸隠れ伝説のアメノウズメの役割だ。いろいろな女性の服を着たサファイヤが見られる。
乙姫は1,000年も閉じこもっているといい、サファイヤのセリフに「竜宮城の1日は地上の50年」とある。計算すると、
50✕365✕1,000=18,250,000年となる。まさに
♪1,000年は一瞬の光の矢
である。
余談だがアニメ版うる星やつらの最終回でも天の岩戸隠れ伝説がネタになっていて、ラムがアメノウズメをやっていた。 >>231
少女クラブ版でフランツ王子が靴屋のルビになるシーンがありますが、ルビって宝石のルビーから来てると今さら気付きました。 >>243
手塚治虫には「冒険ルビ」という漫画もある。 >>243
フランツの靴屋のルビは
「どうしてバレないと思えるっちゃ?」
レベルの変装。うる星やつらのくノ一かえでか。 サファイヤは王子のふりをしている時は当然、ノーメイクだろう。
亜麻色の髪の乙女の時はバレないように厚化粧しているのでは… スーパーマンはクラークケントがメガネをはずしただけなのになぜバレないのか? メガネをかければ世界一。はずせば元のそばかす坊やも太田淑子でした。 >>248
リボンの騎士の王様、サファイヤ父娘と
ジョー90のマックレイン教授、ジョー父子
はセットで声が同じでした。 セーラームーンは顔がもろ出しで髪型も月野うさぎと同じなのになぜバレないのか? セーラームーンも原作の初期はリボンの騎士のような仮面を付けていた。 リボンの騎士なかよし版の原稿を切り抜いたもの?がオークションに出ています。
復刊ドットコムのなかよしオリジナル版3巻215ページのサファイヤのようですが、出品されているものは髪がカケアミのようになっていますが、なかよしオリジナル版だとつぶれているのかベタに見えます。
原稿を切り抜いたとしたら神をもおそれぬ所業ですが、手塚治虫漫画全集ではカットされているコマではあります。
模写かもしれませんが…
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/303525887 >>251
それセーラーVやで(中はセーラービィーナス)
仮面つけてた理由は不明
というかメガネはずしたら美人!とかよくあるマンガやアニメ特有の不文律に文句
言うこと自体不毛と思わんのかな?
それとも脳内補完できない豆腐脳なんやろか >>253
セーラームーン自身も原作1巻は仮面を付けているコマがある。いつも付けてはいない。
セーラームーンの仮面はゴーグルと呼ばれ、助けを求める遠くの人の映像が見えたりもする。 セーラームーンもリボンの騎士も
原作はなかよしに連載されていた。 第32話「サファイヤの宝」
脚本は能加平。
演出はボトムズの高橋良輔だが、見ていて、イメージ的にボトムズよりガリアンを思い出した。
ガリアンも忘れているので、ネットで見てみたら、ガリアンとリボンの騎士は、驚くほど共通点がある。
・中世のような世界が舞台で主人公は王子である(サファイヤは本当は王女だが…)。
・王様に嫡子が誕生するところから始まる。
・12年後に話が飛び、ジョルディ王子は12歳、サファイヤ王子(王女)は12から13歳。
・今回の話では月夜のシーンが多いが、ガリアンオープニングもそうである。
・そして、極めつけは、三つの三日月だ。劇中、銀の船の所在を示す謎の本に、空に三日月が三つ出ている挿し絵がある。
そして、ガリアンのオープニングの最後、ガリアンがローラーダッシュするカットの背景に三日月が三つ出ているではないか。
♪剣のような三日月、今、その手にかざし走り抜けろ!
リボンの騎士は昭和42年、ガリアンは昭和59年、
高橋良輔は17年前に自分が演出したリボンの騎士第32話「サファイヤの宝」を意識的にか、無意識的にか、ガリアンにも取り入れていたようだ。 >>257
力説してる所、大変申しわけ有りませんが
ガリアンなんか知らんわ!
せめてボトムズならまだしも? >>256
オークションに出ているものは、アシのところにホワイトで消しがはいっているが、
復刊ドットコムのなかよしオリジナル版3巻215ページのサファイヤではその線は
消されていない。
しかしそのことが直ちに偽物であることを意味しない。 仮に本物だったらどれぐらいの価値があるだろう。
幾ら何でも100万は高いか。30万ぐらい? 画を切り抜かれているからせいぜい数万だな。
フリーベが出てくるところは雑誌連載時にあったが、その後の単行本化では
その部分を含む連載のお終い付近は長らく(頁数の関係か?)カットされていた。
たとえば、小学館のゴールデンコミックス(昭和40年代中頃?)では既に短縮版や
書き換えが行われていた。それ以前に講談社から別冊少女フレンドとして
(テレビアニメ放映時に)総集編のようなものが出ていたようだが、
それについては中を見たことがないからしらない。
(多分この頃からジュラルミンの末路も変えられてたと思う)。
次にリボンの騎士が出たのは多分虫プロ商事からだったと思う。5冊の雑誌サイズの
もので、これもたしか短縮版だったろう。でも、多分出て間も無い頃に虫プロ商事は
倒産したので、どれだけ部数が出たものだったか。
その次のリボンの騎士(なかよし版)は豪華箱入りの、文民社「手塚治虫作品集」
第4巻(1977年)までは長らく本が出ていなかった。しかしこれも短縮版だった、
愛の女神ビーナスが出て来てそれが豚になってたちまち終わりというものでした。
その次は講談社手恷。虫全集のなかよし版のものだが、これもやはり短縮版だったか
な(ちょっと自身無い)。
その後もいろんな単行本が出ていて、追い切れない。これまでに出た全てのリボンの
騎士をなかよし版に限っても、全部列挙しろといわれたら、どうなるのかな。
全部揃えて持っているという人はまずいないだろう。
思うに、フリーベなどが出てくる部分の原稿は、ある時期にもう単行本には使わない
だろうということで、手怎vロの中にももう既に現存していないのではないだろう?
あるいは逆で、その部分の原稿が何らかの理由で紛失したために単行本には入れな
かったのかもしれないが。
いまは技術の進歩で、印刷された過去の本からスキャンして、デジタルである程度の
補正修正が比較的安価に出来るようになったので、昔の誌面がしかもカラーですらか
なり再現できるようになったことはまことに喜ばしい。 今のうちになるべく原稿やありとあらゆる現存する程度の良い本を集めて
考えられる限りの超高精細で色調の多いスキャニングを行って、
後の時代の修正作業や改訂作業のベースとするべき。紙もインクも劣化するから。
いずれ、AIを補助として着色版なども出す動機が生じるだろうし。
紙の場合と違ってディスプレーはカラーが前提になっていて、コストはモノクロと
ほとんど変わらないから(カラー印刷はモノクロの何倍ものコストがかかり、
量産性も悪いから、本は高いものになるがデジタルデーターならマスターを作る
ところ以外は紙に比べてほぼコストに関係が無い、データーのサイズがちょっと
大きくなるだけだ)。 第33話「ピラミッドの怪人」
脚本は能 加平、演出は坂口尚三。
・サファイヤの胸が大きい。
・サファイヤが女言葉を話している。
と、前スレでも話題?のエジプトのお話。
第25話「王様バンザイ!!」 もサファイヤの胸が大きかったが、今回と同じ坂口尚三の演出回だった。
サファイヤが生けにえの美少女と間違えられて拉致される内容なので、とにかくサファイヤを女っぽく、美しく描く必要があったのだろう。胸だけでなく、腰のくびれやお尻のラインも女性らしさが感じられる。
サファイヤの声もいつもより高い声で演じられていてひみつのアッコちゃんに近い?
この色っぽいサファイヤにエジプトの王子も一目惚れしてしまい、「自分と結婚すれば生けにえにならずに助かる」と持ちかけるが、サファイヤは
「自分だけ助かるなんていやです」と拒絶する。えらい!
サブタイトルの「ピラミッドの怪人」は劇中、エジプトの悪徳神官が扮するミイラ男のことのようだが、出番は少ない。トラウマになりそうな怖さだが、あれは、奴隷商人に売るために美少女たちを誘導するためだけにあんな格好をしたのだろうか?
劇中、奴隷商人がチンクの値段を300円で売れると言ったのが面白かった。サファイヤはいくらで売られる予定だったのだろう。
人身売買のお話なので将来、子供向けには放送禁止になったりして… >>261
おっしゃるとおり、本当に喜ばしいことです。復刊ドットコムのなかよしオリジナル版はなかよしの誌面がそのままカラーでスキャンされていて、大きさもなかよしの大きさそのままで、超可愛いサファイヤやヘケートが大きな絵で、カラーページもたくさんあって、宝物です。 >>264
宝物といっておいてなんですが、なかよしの誌面をスキャンしているので、正直、画質がいまいちではあります。と言うのは、特典で複製原画が3枚ついていて、これが超絶的に素晴らし過ぎるからです。
「手塚治虫・画による「リボンの騎士 なかよし版」の本文原稿とイラストレーションを、オリジナル画稿からダイレクトにスキャンし、〈広演色インキ〉という特殊なインキを使って、原版の筆致や色彩、風合いなどを、きわめて忠実に再現したものです。」
とのことで、こちらは更に大きい、原稿そのままのサイズで、これは複製ではなくて本物ではないかと見まがうほどです。
この大きさ、この画質で、現存するなかよし版の原稿からダイレクトスキャンして発売してほしいです。
ただ、復刊ドットコムで仮面ライダーの連載一回目がこれと同じ?形で既に出ていますが、一話だけで二万円もするので、リボンの騎士なかよし版を全部出したら、相当な値段になりそうではあります。
広演色インキ 第34話「巨鹿ムース」
脚本は辻 真先、演出は内田有紀彦。
第1話の巨大狼、第14話の巨大山猫(ズボラ)、第15話の巨大熊に続いて、巨大な鹿の登場。昭和42年11月19日放送ということで、当時はウルトラセブンの本放送も10月に始まっていて、第一次怪獣ブームの真っ最中だ。
シルバーランドの歴代の王様は怪獣退治の専門家だったといい、歴代王が第5話の火の怪物?、第6話のランプの精の巨人、同じく第6話のきちがいクジラと戦っている絵が飾られていた。
「次の王様のサファイヤも強いの?」と聞くプラスチックにナイロンは「サファイヤはカッコだけで弱い、歴代王のように怪獣退治をしていない」と答える。
ここで賢明な視聴者は「第5話で3匹の怪物を退治しているのでは?」と思うだろうが、都合の悪いことは無かったことになるのが昔のアニメである。
ここでサファイヤも「自分は3匹の怪物を退治したしズボラもガリゴリと連携プレー?で倒したぞ!」と言えばいいものを、サファイヤも記憶喪失になっていて、巨大な鹿、ムースを倒す約束をする。
前回に続いて、サファイヤは高い声で女言葉を話すが、突然低い声の男言葉になったりもする。ウラナリも今回は王女様と読んでいる。そういえばアニメのウラナリはズーズー弁ではないんですね。
サファイヤはムースと戦うが、一度目は負けてしまう。そして、ウラナリと特訓をし、必殺技、“ムースが2本のツノならサファイヤは3本の剣よ”を編み出す。
一見、宮本武蔵のように両手に2本の剣を持つ二刀流に見える。巨大なムースのツノを2本の剣でくい止めながらチャンスをうかがう。機を見てムースにわざと上方にはね飛ばさせ、両手の2本の剣は捨てる(思い切りのいいパイロットだな…)。
うまくムースの背中に着地し、背中に装備した3本目の剣、ビームサーベル(←違う)でムースの背中を突き刺す驚異の必殺技である。
そして、見事、ムースを倒そうとしたところでチンクが!
「ムースを殺しちゃダメ!」
一度負けて特訓をして必殺技を編み出して勝つというのは後に仮面ライダーでよく出てくるフォーマットだが、アニメ版リボンの騎士が既にやっていたとは…
ウラナリが立花藤兵衛の役割だ。
というか、既に始まっていたスポ根ブームの影響か。 >一度負けて特訓をして必殺技を編み出して勝つというのは
>後に仮面ライダーでよく出てくるフォーマットだが、
これは最初にやられたのは、ジャングル大帝(虫プロ)の
「三匹の死神」で、多分脚本は辻真先氏ではなかっただろうか?
後の仮面ライダーの実写版で、構成がそっくりのエピソードが出て
来たので、びっくりした覚えがある。
ちなみにこのエピソードは一部に手恷。虫の実験アニメ「展覧会の絵」を
(音楽としても)踏んでいる。展覧会の絵が完成してNHKだったかの
テレビで公開されたので、子供だった自分はそれを見ていて、
この巨鹿ムースのリボンの騎士の中に同じ音楽(プロムナード)が出て来た
(展覧会の絵=ムソログスキー)ので、あっあの漫画映画のと同じ音楽だ
と気がついてここが動いた記憶がある。そののち1年後ぐらいに、また賞を
とったかなにかで再び(たしか)NHKで放送されたら、そのときには既に
展覧会の絵は最後のオーケストラの実写だった部分がちょっと手抜きっぽい
ようなアニメに置き換えられていたので驚いた記憶がある。
まあそういった楽屋落ちのようなところがあるのがこの作品。
毒の矢で基地害になっていた巨鹿ムースの話なんだが、何か元ネタが
(たとえば手恂汢謔ノでも)あったのだろうか。ひとつ気になっていたのは、
ずっと後にBJの漫画の中で、「なだれ」という名の脳手術をして怪物になって
しまった鹿のエピソードがあることだ。だから巨鹿ムースの話は
何か手恷。虫と関係があったのかなぁ、それともバンビに対するオマージュ(?)
なんだろうかなどといろいろ考えたが、結論は今日に至るも出ていない。
展覧会の絵の編曲やリボンの騎士の音楽を担当していた冨田氏は後にシンセサイザー
で展覧会の絵を4chのLPアルバムとしてリリースする。 >>269
ネットで検索したら、おっしゃるとおり、三匹の死神の回の脚本は辻真先でしたよ。
巨鹿ムースにはムソルグスキーの曲も使われているんですね。リボンの騎士の音楽はチャイコフスキーの白鳥の湖以外は冨田勲と思っていました。
手塚治虫はディズニーのバンビを100回ぐらい見たそうで、鹿が好きなんですかね。
ブラック・ジャックにも巨鹿の話があるんですね。
辻真先はデビルマンの脚本を担当した時、永井豪と直接会って話を聞き、アイディアを出してもらったりしていたようなので、手塚治虫からもアイディアを出してもらっていたのかも…
あるいは、デビルマンのシレーヌは辻真先のアイディアが先行していたそうなので、巨鹿のアイディアは辻真先が先なのかも…と思いました。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています