少なくともカールルイスがブレークした1984年ロス大会以後、
徐々にプロ選手の出場が容認されるようになったオリンピックであるが、
それまではアマチュアスポーツの最高峰の祭典といわれていた。

日本体育協会(現日本スポーツ協会)もそのころまではアマチュアイズムを提唱し、
現にプロ野球とプロレス、大相撲、プロボクシングなどを除いたスポーツ大会・リーグは
ほとんどが企業社員や学校の生徒など、レクリエーションの延長にしか過ぎず、
世界との差を広げていた印象にしか過ぎなかったが、
今は大半の種目で事実上のプロが容認されつつある。
今回の東京2020+1でも大半はプロ選手であり、かつてのレクリエーションの域から
世界と互角に戦う力が備わるようになっていった。