幽霊は本当にいるのか(いないのか)Rその28 [無断転載禁止]©2ch.net
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幽霊はいるのかいないのかを議論してるようなしてないような、罵りあってるだけの気もするようなしないような、そんなスレです
リターンズ略してRにしてますw
ルールは今のところ1つ
・ 基本的に幽霊や霊に関する話をしてください
脱線し過ぎて何のスレか分からなくならないように
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※前スレ
幽霊は本当にいるのか(いないのか)Rその27
http://mao.2ch.net/test/read.cgi/occult/1500400362/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured まあでも同じ事を体験しても国によって見えたり感じ方も違うしなあ
幽霊以前に世界中の生きてる人間がわかりあえる道のりすら遠そう >>988
>死んだ者が成仏できず
ここだけ同意しかねる
成仏できる人など稀でしょう >>990
成仏は仏教用語で、同じWikiではこんな定義になってるね
「無上の悟りを開くこと、死んでこの世に未練を残さず仏となること、または死ぬことを指す」
ただし仏教にはさまざまな宗派があるので、各派によってこの定義は微妙に異なるだろうし
仏教徒ではない日本人もいる
だから「成仏」についてはそうこだわらなくてもいいのかもしれない
ただ「死者が姿を現した者」という点は動かせないように思うね
ここを動かすとなんでもありになってしまう >>967
違うな。科学として受け入れられないではなく、
科学が捉えられないだ。 あと残り10レスくらいなので、少し「日本の文化的な幽霊」の話をしてみようか
まず「幽霊」という言葉はそんなに古いものではない
室町あたりの本では「亡魂」となっている場合が多いし、平安時代だと「怨霊」と呼ばれている
例えば、菅原道真が左遷された恨みによって雷と化して祟りをなした話は有名だが
この場合は「怨霊」であったものが、神に祀られることによって「御霊」と呼び名が変わった
ここで昔の文化的な幽霊の大きな特徴は2つあると考える
1つめは「生きていた人が死んでから幽霊になる」ということ
上で書いた菅原道真もそうだし、お岩さん(四谷怪談) お菊さん(皿屋敷) 累(累ヶ淵)など
生きて実在していた人が幽霊になる
もちろん無名の戦死者などの霊も出てくるが、それらの幽霊もかつて生きて実在した人という前提がある
2つめは「幽霊になる理由」があるということ
幽霊は恨みや未練、執念などをこの世に残しているのということだ
お岩さんであれば夫に惨殺された恨み
飴を買いにくる幽霊であれば、墓場で生まれた子どもに対する気がかりとか
なんらかの理由があって幽霊になるわけだな ところが現代の怪談話ではこの2つの特徴が大きく崩れてきている傾向にある
例えば、怪談では心霊スポットに行って人型の白い影などを目撃すると
「きゃー幽霊だ〜」と叫んで逃げf出したりする
しかし出てきたその白い影は本当に「幽霊」と呼んでいいものなのかどうか
まず、その白い影がかつて名前を持っていた個人であるかどうかが不明である
さらになぜその幽霊がその場に出現するのか、という理由も不明な場合が多い
(その心霊レスポットがかつての古戦場であったり、そこで一家心中があったなど
幽霊が出る理由がある程度説明されているものもある) だからもし「夜道を歩いていたら半透明に透けた人型のものがふわふわ宙に浮いていた」
というような話があったとして、それを「幽霊」と呼んでもいいのだろうかという疑問が当然出てくる
また、「去年死んだおばあちゃんが今年のお盆に仏壇の前に座っていた」というような話だったら
これは生前の名前がわかるので、「幽霊」であると呼んでもよさそうである
この場合、幽霊が出てきた理由としては、お盆なので里帰りしてきたというところだろうか
ここまでで何が言いたいのかというと
一口に「幽霊を見た」といっても、それが「本当の幽霊かどうか」については
昔の基準に照らして信頼度の濃淡があるということだ
だから自分はよくこんな質問をする
この中で「幽霊」と言っていいものはどれですか?
@ 心霊スポットで見た人型の白いもや
A ビルの隙間にはさまっている半透明の人間に見えるもの
B 修学旅行の記念写真に移った、人物の肩に乗った誰のものともしれない手
C 監視カメラに写った、誰もいないのに椅子だけが動いている映像
D 仏壇の前に座っていた、去年死んだはずのおばあちゃん
E 終戦記念日の皇居前に出現した東条英機にそっくりな人物
まあこんなのはいくらでも挙げることができるが
肯定派はこの@〜Eのうちの、どれが幽霊でどれが幽霊ではないと言えるのだろうか
全部の肯定派の意見は一致するのだろうか
もし一致していないのなら議論にならないのではないか
こういう危惧を持つわけだ ここまでは文化的な話であることをお忘れなく
現代の怪談話では昔に比べて幽霊の範囲が大きく広がっている
「あれもこれもみんな幽霊」と言ってもいいくらいだが
こうなった原因で一番大きいのは、なんでもかんでも幽霊や心霊にしてしまうと
話のバリエーションが広がるということじゃないかと思う
幽霊の話はともすれば類型的になりがちである
どっかで聞いたことがあるような話が多くなってしまうので、
だんだんに「幽霊」の範囲が広がっていったと考えられるのではないか
これは怪談の作者にとってはたいへん都合がいいことだな
その他にも理由はいくつか考えられるが、まあここらへんにしておこう レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。