【統合失調症の自閉症状を克服するための訓練方法】

僕は統合失調症ですが、自閉症状があります。
僕には自閉症状特有の他者の言動や行動の解釈の仕方に特性があります。
そこで自閉症状を克服できる訓練方法を思いつきました。
それは精神科デイケアで他人を見る際に、他者の言動や行動を、彼らの心の状態から解釈しようとする癖をつけることです。

これは言葉通り彼らを心から理解しようとする癖をつけるという意味です。

僕はこれまで他人の心を一切考慮せず、他人の心に一切配慮しないで生きてきましたが、
どうやらそれが精神科医に自閉症状があると僕が診断された理由のようです。
僕は工員の仕事場で、規則、時間、作業手順、言葉、役割などのルールにこだわって乗り切ってきましたが、
職場の同僚の心のことは一切考慮に入れず接していました。
僕はデイケアでも今まで人の言葉は理解できたし、デイケアのルールは理解できますが、デイケアの人を心からは理解はしていませんでした。

例えばデイケアのスタッフの人が昼休みにカップラーメンを食べているのを見たら、
言葉に出したりはしませんが、
そのスタッフのカップラーメンを食べているという行動だけを見るのではなく、
スタッフのカップラーメンを食べている行動の本当の理由である、スタッフはこういう心の状態だからカップラーメンを食べているのだという解釈の仕方の癖を徹底づけるのです・
「カップラーメンは安くて満足感が得られるし、スープが塩気があって美味しいから好きだから食べていそうだが、
デイケアの利用者達には身体に悪いモノを食べてるなぁと思われやしないか心配もしているし、
自分の健康に多少の罪悪感を感じながら、でも身体に悪いモノだと自分でもわかっちゃいるけど、恥ずかしいけど、それでもカップラーメンを俺は止められないんだよ」
とスタッフは心の内で考えながらカップラーメンを食べていそうだと、
スタッフがカップラーメンを食べているという行動の本当の理由を、
スタッフの心の状態を推測することから解釈してみようとするということです。

これが自閉症状を克服する為の訓練方法です。