◆スローペースを推奨していますが、プライオメトリックトレーニング反対派ですか?
いいえ。プライオメトリックトレーニングにも大きなメリットがあると信じている。
筋力トレーニングの大部分は滑らかなリズムで行うことをお勧めする。
トレーニングの負荷が増大し、その増大から関節を保護するためにも。
実際の話、トレーニングは徐々にスピードを上げ、できる限り体を早く
動かすことが重要であると思っている。ゆっくり動くことは(多くの
ボディビルダーがそうしている)筋肉量を増やすことはできるが、
筋力アップの効率は落ちる。
効率のバランスを取るための最良の方法は、爆発的な運動を時々行うこと。
多く行う必要はない。質は量に勝る。
跳ぶ、登る、体は動くようにできている。もちろん、自重だけ利用すべきである。

私(ポール)のお気に入りのバリエーション:
・PUSHUPS→Clapping pushups
・SQUATS→Dead leaps
・PULLUPS→Clapping pullups
・LEG RAISES→Kip ups
・BRIDGES→Back handsprings/backflips
・HS PUSHUPS→Clapping handstand pushups
どれくらいの頻度で爆発的トレーニングを行うかは目標による。
数か月に1週間、数回のトレーニングごとに1度とか。
武道やサッカー選手は常時。
(基本編の「2秒1秒2秒の速度は遵守すべき?」の続編的なQ&A)

◆ワンアームプルアップを習得するためにネガティブトレーニングを使うのは?
ワークアウトの締めとしては良い考えだ。しかし、筋力を得るためのもの
としては望ましくない。
ボトムポジションから持ち上げるポジティブにこそ焦点を当てるべきである。
困難だが確実な進歩を期待できる。

◆CCは子供にも安全ですか?
CCをしているときに、子供が真似をしようとするのをみた親からの質問だ。
心配することはない。多くのスポーツよりもCCは安全だ。誤って他の子に
ぶつかることもない、走って転ぶこともない。CCは競うものでもなく、
走るものでもないので、この手の問題は起こらない。
筋力トレーニングが成長を妨げるという説もある。関節を損傷させるような
動きは確かに望ましいものではない。だから、CCでは運動は「制御された状態」で
行われるべきだと考えている。
CCは脊椎に大きな負荷を与える種目(バーベルスクワットやデッドリフトなど)
は存在しない。そういう運動は子供の成長を妨げる恐れはある。、
ただし、練習は監督するべきである。
子供が興味を持つのなら、それを恐れる必要はない。人間は自分自身を動かす
ように進化している。きっと子供は大人以上にそれをよく理解している。