圭の敏感な反応が嬉しくて、どんどん舌の動きが速くなる。
「んっ、んっ、んん……ちゅ、ちゅぱ、ちゅっ、ちゅぴっ!」
 頬を窄めて軽く吸い上げると、それまでとは違う、より濃厚な匂いと味が口内に広がる。それが尿道に残った精液だとわかった瞬間、明日香の下腹部にじゅん、と重々しい疼きが生じた。
(あ、これ、圭の精子なんだ。そっか、圭の赤ちゃんの素って、こういう味なんだ)
 お世辞にも美味しいとは言い難いし、生臭い。けれど、嫌ではない。もっと味わいたい、もっと啜りたいという願望が込み上げる。
「んっ、んん……ちゅっ、ちゅるっ、ちゅうううぅっ……んっ……こく……こくん」
「明日香……ぁ」
(なによ、情けない声出して。そんなに気持ちイイの? あたしにオチン×ンちゅうちゅうされて、精子ごくごくされるの、そんなに嬉しいの?)
 フェラチオへの抵抗感は完璧に払拭され、この逞しくも愛おしい肉竿をもっと舐めたい、もっとしゃぶっていたいという思いだけが残る。