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『呪いの杯に口付けを』
0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2022/02/27(日) 17:50:10.24ID:2E2ssUUI
 こりゃ俺のジジイのジジイのジジイが、まだほんの16,7の頃の話だ。そんだけ古い話だから、ホントにあったかは定かじゃねぇが、まぁ酒のツマミにはなると思うぜ。

 その頃、俺のジジイの…あー、仮に大ジイとしよう。大ジイの町は、えらく貧乏だったそうだ。なんでも、国がヒバナ魔鉱山の利権を巡って他国と戦争をしてたらしく、町の働き手は皆それに駆り出されてたんだと。
 
0002創る名無しに見る名無し
垢版 |
2022/02/27(日) 18:19:27.31ID:2E2ssUUI
 そんなわけだから、当時の大ジイにも徴兵の話がいった。それも、ただの徴兵じゃない。
 国立の魔術学校を出た大ジイが配属されたのは、なんと魔術第1師団。"魔術のエリート"が集まるとこさ。
 その部隊の任務は、所謂前線での魔法合戦。危険度はMAXだったが、それに見合う報酬も約束されてた。
 生活に困ってた大ジイは、二つ返事でそれに応じた。当然、町のみんな……特に幼なじみのリンは大ジイの身を案じて引き止めたんだが、大ジイは
『ペンは剣よりも強し、っつーだろ?何、ペンごときに負ける剣の王国なんかに、負けやしねぇよ』
 っつって、そっから2年間、前線に身を投じた。実力があったのか、運が良かったのかは知らねぇが、大ジイはそこでかなりの戦果を上げたらしく、町はその金で大いに潤ったそうだ。
0003創る名無しに見る名無し
垢版 |
2022/02/27(日) 18:31:58.18ID:2E2ssUUI
 それからしばらくして、戦況が少し穏やかになった頃。大ジイは、突然王に呼びつけられた。
「我が王に置かれましては、ますますご健勝のご様子で何よりです」
 玉座の間へ案内され、カタコトで大ジイがそう挨拶すると、王は高く笑って、
「そう固くなりなさんな!こっちこそいきなり呼び出してすまなかったな!ま、力をもっと抜いて…なんなら座るか?ここ」
 と、立ち上がって玉座を指さした。大臣の溜息を意にも介さず、子供のように振る舞う王を前に、大ジイはそれはそれは困惑したそうだ。
0004創る名無しに見る名無し
垢版 |
2022/02/27(日) 18:48:57.87ID:2E2ssUUI
「お前を近衛に迎えたい」
 王は言った。
「この頃、城内にスパイが潜伏していると噂が立っとってな。我が娘を守って貰いたいのだ。最悪俺は死んでもいいけど、グランちゃん何も悪くないからな。マジで」
 近衛師団。精鋭中の精鋭であり、近衛師団に任された王族の守護という任務は、この上ない名誉だった。
 しかも給料バカ高い。大ジイがこの話を蹴る理由がなかった。
0005創る名無しに見る名無し
垢版 |
2022/03/02(水) 05:01:38.46ID:qgSO33Dx
1・主人公が事故か何かで死ぬ
2・圧倒的な能力を手に入れ異世界に転生
3・転生先は中世ヨーロッパ的な剣と魔法のファンタジー世界
4・するとヒロイン全員に言い寄られハーレム状態
現代知識で異世界に革命を起こし絶賛
5・敵は圧倒的能力で必ず一撃で撃破…と乱暴であるが、こうした世界観である

要するに──
『何も努力せず巨大な力を手に入れ、その力によって美少女達に愛されまくり、人々から尊敬と賛辞を得る』
と言った内容である
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