こりゃ俺のジジイのジジイのジジイが、まだほんの16,7の頃の話だ。そんだけ古い話だから、ホントにあったかは定かじゃねぇが、まぁ酒のツマミにはなると思うぜ。

 その頃、俺のジジイの…あー、仮に大ジイとしよう。大ジイの町は、えらく貧乏だったそうだ。なんでも、国がヒバナ魔鉱山の利権を巡って他国と戦争をしてたらしく、町の働き手は皆それに駆り出されてたんだと。