連続ドラマ小説「二ホンちゃん」65クール目
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「緑茶パワー」
相変わらず町全体で風邪が猛威を振る
っています。
それで皆対策にも必死ですが最近日之
本家はです。
風邪に感染する人がかなり減ってきて
います、ですが。
町全体から見て極端に減っていてニホ
ンちゃんも驚いています。
「減るのはいいことだけれど減り過ぎ
ていてね」
「マジ有り得ない感じ?」
ドキュソちゃんもこう言います。
「ここまで減るとね」
「そうよね、アベさんもスガさんも凄
く頑張ってくれたけれど」
「それでも他のお家と比べたら減り過
ぎじゃない?」
「そうよね」
「俺もそれが気になってるんだよな」
チンソー君も首を傾げさせています。
「本当に減ったよな、かかっても重症
になる人殆どいなくなったし」
「それで他のお家からも言われてるけ
れど」
あまりにも極端に減ってです。 原因はどうしてかって言われると」
「わかる筈ないでしょ」
「俺達だって不思議で仕方ないからな」
「あの、何かね」
ここで、でした。
ヲタ君が出て来てです、三人にこんな
ことを言いました。
「お茶がいいみたいだよ」
「お茶!?」
「そう、緑茶がね」
自分の言葉に目を丸くさせたニホンち
ゃんに答えました。
「いいみたいなんだ」
「風邪にいいの」
「そう言っている先生がいるから」
「ブルーツリーさんみたいにわからな
いけれど駄目駄目じゃないのね」
「いや、あの人おかしいから」
ヲタ君はその人についてはこう言いま
した。
「もうカンコ家の人達と言ってること
が同じだからね」
「あたしあの人ちょーー嫌い、マジベ
リバよ」
ドキュソちゃんは顔を顰めさせてこう
言いました。 「あの冷たくて自分以外の皆を見下し
てるみたいでそれでいて卑屈な感じの
目も」
「俺あの目漫画で見たぜ」
チンソー君はこちらからお話しました。
「うしおととらの白面の者の目だよ」
「あっ、そういえばそう?」
「同じ目だね」
ドキュソちゃんとヲタ君はチンソー君
のその指摘に頷きました。
「そう言われたら」
「同じ目ね」
「どんな人生送ってきたんだよ」
チンソー君はこの人についても思いま
した。
「あんな目してるなんてな」
「サヨックおじさんより遥かに酷い?」
「そんな人だね」
少なくともサヨックおじさんはそんな
目をしていません。
そうしたことをお話してそうしてでし
た。
ヲタ君はあらためて三人にお話しまし
た。
「それで緑茶がね」
「いいのね」
ニホンちゃんが応えました。 「そう言われてるの」
「そうしたお話もあるんだ、だから緑
茶を飲んだらね」
そうすればというのです。
「まだ根拠はわからないけれど」
「それでもなのね」
「緑茶いいかも知れないよ、今僕達は
牛乳をよく飲んでるけれど」
余って仕方ないからです。
「けれどね」
「緑茶もなのね」
「普通に飲んでもいいし」
それにというのです。
「お茶漬けにしてもね」
「いいわね、お茶だから」
「そうして口にしていけば風邪の予防
になるんじゃないかな」
こう言うのでした。
「これから」
「じゃあ緑茶飲む?」
「それじゃあね」
「それで風邪にならないならベリグだ
しね」
「飲んでいこうな」
ニホンちゃんだけでなくドキュソちゃ
んとチンソー君も応えてです、四人で
その緑茶を飲むのでした。風邪のこと
も考えて飲んでも美味しかったです。
ソースは某おーぷんで ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています