◆分散コンピューティングについて

一つ一つのPCの処理能力は微力であっても数が集まれば、スーパーコンピューターに匹敵あるいはそれ以上の処理能力となる。
ネットでつながった複数のPCに仕事を分散させて処理させることを分散コンピューティングという。

このスレでは主に、シングルボードPCによる分散コンピューティングについて取り扱っています。

◆BOINCプラットフォームについて
(Berkeley Open Infrastructure for Network Computing プラットフォーム)

分散コンピューティングのためのプラットフォームの一つであり、カリフォルニア大学バークレー校によって開発された。
汎用性が考慮され、このプラットフォーム一つで複数の分散コンピューティングプロジェクトに参加しそれぞれにPCの処理能力を提供できる。

参加者が行うべきことは、第一にBOINCプラットフォームのインストールと、第二に参加したいプロジェクトに対してBOINCを通してログインすることである。
後は自動で、BOINCプラットフォームを通じてこのプロジェクト側からPCに次々タスクが割り当てられ、PCは延々とその処理を行って結果を返す。

BOINCにおいて分散コンピューティングは次のソフトウェアによって実現される。
・「アプリケーション」
分散コンピューティングの各プロジェクトからダウンロードされ、プロジェクトのタスクを含んでいる。
・「コア・クライアント」
各アプリケーションの共通基盤でライブラリのようなものである。
・「GUIやTUIなどの操作用インターフェイス」

「アプリケーション」を除く二つの部分を合わせて、BOINC クライアントと総称する。
Linux, Windows, Mac, Android などで動作する。

【参考】
・Berkeley Open Infrastructure for Network Computing
https://ja.wikipedia.org/wiki/Berkeley_Open_Infrastructure_for_Network_Computing

>>2(BOINCのインストール)