ワゴナーなオレは、長距離低燃費にかけては右に出る者ナシなナイスガイ
SAで満タンキメ込んで気分は上々
「キミ、速いネ」
トナリで給油なコから声かけられた…ヤバいマジ好み仲よくなりてー…
見れば見かけない妙にマルっとした目のクルマに乗ってる
ホライズンシーブルー・パール &ホワイトの新型N-WGNだと聞けば教えてくれた
「キミの後、ついてってもいいかナ?」
夜明け前、海岸沿いの高速、オレの超カッコイイワゴンRと、チョベリグ彼女の駆る青いN-WGNとの、思いもかけないランデブー
心踊るシチュエーションに、オレの超低燃費高速テクも一層激しく萌え上がる
あっという間の超超距離走行、燃料計もEを指す頃のSA
「キミ、ありがと、(ACCで)ラクさせてもらっテ」
にこやかに微笑む彼女、その横に表示される燃費計を見てオレは凍りつく
「それに、エコドライブ、教えてくれたネ」
「N」と書かれたティッシュをお礼にと渡されたオレは、走行中ずっと念じてたLINE交換も忘却し、走り去り行く彼女の青いN-WGNを呆然と見送る
「オレのワゴンRが、燃費で負けた…だと…」
ハートブレイクなまま、オレは掲げていた燃費番長の幟を下ろし、一路ホンダディーラーへ
新型N-WGNの商談を切り出し、現れたスタッフを前に、息を飲む

「キミ、来ると思ってたヨ」

ワゴナーだったオレは、今日を境にNew!ワゴナーなナイスガイへと進化したのであった