>>255
だから、根本から間違えてますよ
その考え方じゃ、ラリーシーンやジムカーナなどで
ドリフトさせた方が速いコーナーの存在が説明できないはずです

筑波の最終コーナーは非常に懐が深く広いコーナーです
グリップ走行の場合は、コースアウトしない程度の速度で侵入し
曲がれる速度、限界に合わせての進入速度になるんです

だから大きく膨らみながらのコーナリングになりがちです

一方、ドリフト走行の場合は勝手がまるで違います
アンダーを殺せるし車体がコーナー外側へ膨らもうとする力
それに対して車体の向きも変えて対抗したり、うまく使ってコーナリング中にラインを変えたり
様々な形でグリップ走行の際には邪魔になるだけの存在を…巧く利用する事も可能です
変幻自在で調整幅がある、状況変化に追従させたり
先読みでのパターンハメでの攻めも可能です

以前に書いた土屋圭市のレース中のAE86のドリフト走行による
クラス違いの格上、2000ccターボ車を1600NAでカモっちゃう伝説の走りも
タネは同じですよ

グリップ走行も本来は様々な引き出しがあるのですが
ヘビーレインでしたし、みんなμの低下に車を壊すのを恐れて無難な走りをする
グリップ走行の場合は、他に選択肢が無い所まで追い込まれている形でしたね

雨なのにドリフトが速いわけが無い。ではなく
雨の攻めのドリフトは
我慢させられたグリップ走行よりも速い場合があるのです