>>823
ゼストやライフで死に体のホンダがNBOXにかけるものは並々ならぬものでした。
なんせ、2008年にフルモデルチェンジしたライフの目標販売台数が
13000→8000→6000→5000→3000とどんどん減っていくほど人気が衰え、
ゼストも2006年デビュー当時4500台目標だったのが最後には1500台まで減っています。

このままではホンダの軽は無くなってしまうという危機感の中で生まれたのが、
「N」の1台目、NBOXでした。

つまり、メーカーとしてのno.1を狙うスズキと同じか、それ以上に、NBOXという
「一台」にかける力の入れ具合があったのは想像に難くない。

で、話をスズキに戻すと、スペーシアは先代の「8500台」から現行型は「12000台」まで
目標を高めた。
「自己目標さえ達成すればいい」と他社より低めの目標を設定していた先代から、
やっとライバルと戦う姿勢を見せたとも言える。
目標を高めたからにはそれに割かれる人員やライン数もそれなりに多くなるし、
売りたい新型ワゴンRが売れない状況が続いているので、必然的にスペーシアは
初めてガチの戦いに突入することになると思う。