JR西日本のHPにあるこの↓pdfの7ページに「主要線区の特急・急行乗車人員の推移(下り片道1日平均)」というデータが出ている
ttp://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2019_10.pdf

そこには山陽線岡山〜福山「さくら・はやぶさ・富士・あさかぜ・なは・彗星・あかつきなど」というデータがあるが、それを見ると1988年をピークに一方な
右下がりで、航空機や夜行高速バスの台頭とそれに対抗するのぞみの運転開始から大増発に至る1992年〜1995年の下落幅が特に激しく、
JR発足時からわずか8年で半減となっており、これを受けてみずほと博多あさかぜを廃止するなど利用者の急減に伴いリストラが始まる

この利用者の急減は、単に車両の設備云々などというレベルではなく、寝台列車という手段そのものが時代からそっぽを向かれてしまったことを示している


 年度   乗車人員(下り片道・1日平均)
1987年度   2,193
1988年度 約2,200  3月改正 富士・はやぶさにソロ連結、下関あさかぜにシングルDXとロビーカー連結
1989年度 約2,100  3月改正 なはにレガート連結
1990年度 約2,030  3月改正 富士南宮崎延長、なはにデュエット連結
1991年度 約1,900  3月改正 あかつきにレガートとソロ連結  5月 みずほ食堂車営業休止・売店営業へ
1992年度 約1,770  3月 さくら・富士・じはやぶさ食堂車営業休止・売店営業へ  7月 なはにソロ連結
1993年度 約1,480
1994年度 約1,200  3月 はやぶさ食堂車営業休止 12月改正 みずほ・博多あさかぜ廃止
1995年度 約1,030
1996年度 約1,030  臨時みずほ運転終了
1997年度 約870   11月改正 富士大分〜南宮崎間廃止、はやぶさ熊本〜西鹿児島間廃止、富士・はやぶさ売店営業終了
1998年度 約720   10月改正 あかつきにシングルDXとシングルツイン連結(出雲から転用)
1999年度 約650   12月改正 さくら・はやぶさ併結、さくら佐世保編成廃止、さくら売店営業終了
              3月改正 彗星・あかつき併結、彗星南宮崎〜都城間廃止、あかつき佐世保編成廃止
2000年度 約540
2001年度 約500   3月改正 富士・さくら・はやぶさ編成減車
2002年度 約470
2003年度 約420
2004年度 約360   3月改正 あさかぜ・さくら廃止、富士・はやぶさ併結  10月改正 彗星廃止、なは・あかつき併結、なは熊本〜西鹿児島間廃止
2005年度 約260
2006年度 約180
2007年度 約190
2008年度   175   3月改正 富士・はやぶさ・なは・あかつき廃止、サンライズを除き東海道・山陽ブルトレ全廃