>>54
戦前から乗客の車両間移動はあったが、現在みたいに多くは無かった。
鉄道省の電車・客車でも普通列車で貫通路に幌を装備して無いなんて当たり前で、
逆に幌を装備してるのはつばめなどの優等列車や関東だと横須賀線の32系とかのみだった。
関西圏の私鉄だと、競合面の都合とサービス面で幌を装備してたが、当時の情勢だと稀なほう。


鉄道省・私鉄とも当時は幌の他、渡り板さえ無く、良くて転落防止に2本チェーンが車両間に繋ぎ、
普通は2本の縄が繋いである程度。渡り板の替りに小さなステップが車両に付いていた。
乗客は連結器の上を跨いで渡るので、現在の一般人には命掛けの行為に等しかったが、
当時は、それが普通であり、着物姿の女性などは大変な苦労、ほとんど渡らなかった、
時には他の人の手助けで渡っていた。