ほんの仮説。

近鉄は、モータや電装品が抜かれた状態の保存を、潔しとしない。

1470なんだけど、75kwの1C8M。他の鉄道だとこの形態で発展していった所もあるが、近鉄、しかも大阪線の場合だとTc1両くっつけただけで国分以東に入れなくなり、河内平野を往復する他なかった。結果あまり増備されなかった。

近鉄で使い勝手が良く、増備されたのは1C8Mでも125kwのMB-3020を積んだ車。10100も然り、通勤車では1480等々。(山陽3000が大阪線通勤車とモータ・ギヤ比が同一なのは有名)

MB-3020付の車は一度廃車にしても新しい車体を載せる・予備用の機器を取り置く等の使い道があったから、無傷で残すのは難しかったのではないかな。

逆に1470は廃車になっても機器を取り置く予定がなかった。で、静態保存に宛てるのも可能だったんじゃないか、と。