多くの人が仕事選びで間違っていることがあって、それは、「転職しないほうがいい」という先入観です。
学生の時に選んだ会社がそのまま天職であることは、ほとんどないでしょう。僕のまわりで今、いきいきと働いている人は、ほとんど転職を経験しています。
だから、ひとつの場所で耐えて耐えて耐え抜くよりは、転々と職を変えたほうが働きやすい会社は見つかりやすいはずです。
それに、いい会社は辞めた後も意外と戻れるんですよね。一度辞めて戻ってきた人が多い会社というのは、結構いい会社が多いです。
辞めた人が二度と戻ってこない会社は、「比較してみたらほかの会社のほうがよかった」という結果なわけです。
だから、若いうちは1回くらい転職したほうがいいと思います。公務員だと1回辞めたら戻れませんが、終身雇用なんて形骸化したシステムですから、やめることに抵抗は持たないべきです。
「東芝がなくなるかもしれない」と言われている世の中ですが、そんなことを5年前に誰が予想したでしょうか。新卒で入った会社が、60代になる40年後まで残っているかどうかなんて誰にも分らないことなので、会社を信じないほうが人生はトクです。