山本道場の危険性について
もう少し述べさせていただきます。

あの「すん!」の動き。左手親指をシャフト上から外しているから可能なのです。
上達につれて、いずれ左手親指をシャフト上に置くことになるでしょう。そのとき「すん!」なんてやってしまったら左手親指の付け根を痛めます。

そもそも親指側へのコックはほんのわずかですね。「すん!」によってダウンスイングでのタメが増大されるのは間違いない事ですが、それは左手親指がシャフト上にある事が条件です。
ちさと選手や新井みほさんは未だに左手親指をシャフト上から外してますね。親指をシャフト上に置いたら左手首の怪我は目に見えてます。
ヘタをするとゴルフが出来なくなると言ってもいいでしょう。

早いうちに親指をシャフト上に乗せるグリップを採用すべきです。一生あのグリップで通すなら別ですが。

山本は「体を回すな」と言ってます。「左肩を顎の下まで持ってくるのは苦痛でしかない、右肩を後ろへ持っていくんだ」と、
言ってますね。そんな事は上級者なら誰でも知っている事ですね。そんな説明をくどくど約10分かけて説明してます。
初心者をターゲットとしているなら別ですが。体がキツくなるまで捻らなければその反動も生まれません。飛ばなくてもいいならそれでもいいのですが。

かのベルンハルト・ランガーがゴルフ侍に出演した動画を観た方もいるはずです。ランガーは「頭を動かさずに身体の回転で打つんだ」と言ってました。正にその通り、シンプルでさすがにメジャーチャンピオンの言葉だったと思います。

「地面反力」。この言葉に翻弄されている方は多い。「ダウンスイングで沈み込み、インパクトでその反動を使う」というものです。実践した結果、ダフリやトップに悩まされるのは何故でしょうね。タイミングが難しいからではないでしょうか。

山本道場はその「地面反力」という言葉を多用しています。なかなか上達しないのはそのせいでは?

山本道場のレッスンを受けたという方に話を聞くことができました。
本気でシングルを目指したそうです。
「全く上達しなかった。他の生徒さん達も同意見。」「競技で他の選手を見て辞めていく人が多かった」です。
上手い人と、自分のスイングとの差が見えてしまったのだと推測できますね。