読み終わった。適当にネタバレしつつ感想書いていくか



今回の一番の見どころは、前スレでも憶測はあった、悠那犯人説を悠樹君が
直々に披露する場面だと思うが、朝食食べながら推理を聞かせるシーンが
妙にシュールで受けてしまった。しかし、悠那が犯人という前提で1章から読むと
最初からあちこちに伏線が仕込まれていたことがわかって、作者すげえと思ってしまった。

ただ、全部が全部悠那の仕業だとすると逆に変な気がするんだよな。爺さん
と大学連続殺人事件の最初の二人はほぼ確定でいいと思うんだが、最後の三人は
セレモニアルで真琴の関与を示す描写があったし、殺害後の処理の仕方も違ってる。動機
については、五十右研究室と六合がつながりがあったことが示唆されてるので、
研究室関係者の殺害の動機は私的な怨恨の線が強そうなんだが、雫の場合
全くつながりが無くて動機らしい動機が見当たらないんだよな。強いて言うなら、
雫が六合智司の「悠那が母親を殺した」発言について調査してたことくらいか。

あと、相馬や九条や詠がなんで悠樹が犯人だと強い疑いを持っていたのか
気になるな。なんか、悠樹が、本人の知らぬ間に五十右研のモルモット扱い
されてたっぽい伏線があるが(五十右研で見つけた薬を投与されていたぽい描写)、
それが関係してくるのか?