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ルノーF1 「パフォーマンス追求のために“大きな危険を冒した”」
ルノー・スポーツF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アブテブールは、不十分な成績を謝罪。
しかし、ルノーはパワー面でフェラーリとメルセデスとの差をさらに広げられることを避けるために“非常にアグレッシブ”にならざるを得なかったと語る。

「もちろん、2017年の大きなマイネスは信頼性であり、我々のチームだけでなく、カスタマーにとっても多くが犠牲になった。そのことに関して申し訳なく思っている」とシリル・アブテブールは Autosport にコメント。

「だが、我々の他のパワーユニットメーカーとの差を埋めるプラットフォームを作り出すために非常にアグレッシブにならざるをえなかった」

「完全に新しいエンジンの組み合わせであり、したがって、冬の間のダイナモでの走行距離が不足していた」

「冬季テストでいくつかの問題が発覚し、シーズン開幕時にもいくつかの問題が発見された。それは反応し、改善に取り組むには非常に遅い時期だった」

「シーズン後半、我々は新しいパフォーマンスモードの解放するという大きな危険を冒したが、それは信頼性にも影響を与えることになった」

「また、あるチームが苦しんでいたこと問題を尊重し、冷却対策も行った」とシリル・アブテブールは述べ、シーズン後半にトロ・ロッソにより多くの問題が発生したのは、他のルノー系チームの冷却面に及んでいなかったためであることを示唆した。

「我々はより多くのパフォーマンスでエンジンを操作する新しい方法を見い出したが、それが最初の問題を生み出した」

「走行距離が増えると、単純なパーツの寿命に関連する信頼性の問題が出始めた」

「作動温度を低下させることでなんとかそれを管理しようとしたが、あるチームはそれができなかった。全てのチームがそうだったわけではない」

ワークスチームも問題に見舞われており、シリル・アブテブールは、そによってコンストラクターズ選手権でウィリアムズを倒して5位を獲得するという目標を逃すことになったと述べた。