「94年のモンツァも、ちょっと悔しかったな。あの時は3位争いをしてたんだよ。3位になったハッキネンを2回も抜いてね。
 で、ピットストップで40秒ロスしたのを取り返して、3位のハッキネンをもう1回抜き返した。なのに36個納入された
 ブレーキのディスクのうちのたった3つだけ問題があって…残り8周でディスクがバラバラに割れて、ブレーキがなくなって
 クラッシュですから…。
 スペインではマーク(ブランデル)が3位に入って表彰台に上がったときに、オレは彼より1周2秒速いペースで走っていたのに
 途中でエンジンが壊れた。ベルギーでは後ろからスタートして、毎周1〜2台抜きながら10周目にトップ10に入ったと思ったら
 エンジンブロー。ホッケンハイムの時なんて2位を走っていながら、エンジニアがネジを締め忘れたっていうくだらない理由で
 スロットルがスタックして、パー。まあレースだからしょうがないんだけど、ね。うーん、F1に比べて山はいいなあ(笑)」

Formula1 97攻略本の
右京インタビュー最後の部分