>>188
災害を想定するときも「買わないほうがリスクがある」

主な理由は、

①貸し物件のほうが耐震性が劣る
②災害が起きると賃料は上がる


①貸し物件のほうが耐震性が劣る

賃貸のほうが壊れやすい。
売り物件は購入してもらう前提だから「一生住む」建物の構造、設備、仕様のグレードとなる。高い耐震構造で建てられた物件が多く、メンテナンスも居住者視点で行う。

貸し物件は「一時的な住まい」であり、入居者から賃料収入を得る目的で建築、維持される。空室率の高い賃料相場以上のグレードの物件は少ない。メンテナンスは大家視点による必要最低限となる。


②災害が起きると賃料は上がる

賃料は災害を機に高騰する。
供給が減少するにも関わらず、復興や修繕で仕事をする人、住んでいた建物に住めなくなった人などの需要が大幅に増加するからだ。

実際に、災害があれば物件検索サイトの掲載は減少している。物件のオーナーや管理会社に直接連絡を取らないと数少ない空室情報にたどり着けないほど住まいに困る事態を招くこともあった。

倒壊を免れ引き続き住める場合、
売り物件は優良な地盤や建物が証明され資産価値が跳ね上がる。
貸し物件は周囲の相場の向上を受けて家賃も上がってしまう。