大卒無業者が増加する一つの原因として、
単線型学校体系(普通科高校→大学)の弊害が出てきている。
勉強ができる子ならいいけど、そうではない子が普通科高校に通っても下位大学にしか合格できない。
当然、そんな大学に入ってもまともな就職先はなく、ニートやフリーターになってしまう。
高卒で就職するにしても、普通科では厳しい。

普通科を削減して職業科高校を増やして、ドイツのように分岐型学校体系
(10代半ばで職業コースか進学コースに振り分けること)にするべきである。

日本でも職業科高校があるけれども、普通科高校の数が圧倒的に多く、
勉強のできない生徒にまで、中学校教師が普通科高校そして大学進学を勧めてくるし、

また社会的な風潮もそうなっている。この辺りに問題がある。

しかし、分岐型に移行するとなると、大半の塾や予備校そして私立大学が倒産してしまう。
また私立大学には政治家・官僚・マスコミ関係者が多く天下りしているから、
各方面からの反発がかなり大きいだろう。