>>45
フィルム式の幕はスクリーン印刷で作っているので「孔版」というものが必要になる。この孔版の制作費が高い。
例えば、ある系統で少しだけルート変更をするとする。正面幕はそのままでもいいが側幕のみ変更になったとしたら、側幕用の孔版を新たに作らなくてはいけなくなり、更に内容の消去と印刷も必要になる。
新系統追加の場合も同じで空いているスペースに印刷が必要になる。いずれの場合も新幕交換対応でなければ(基本)出張による手作業で印刷となる。
また、営業所や運用によって幕の内容は変わってくるのでその着脱にも人件費が発生する。

対して、LED方向幕は容量次第で全営業所・全系統のデータが入る。入らなかったとしても各営業所にメモリを置いておけばそれで幕の変更は終わる。
また、経路変更や新経路追加などもプログラム変更のみで対応できる。

上記の通り、幕式はその場は安いが交換を重ねていくと経費が積み重なって高くなる。
対してLED方硬膜は、自前で全てが出来るようにシステムを整えたらプログラム変更も交通局職員で出来るようになる。従って、その場は高くても後々の経費が抑えられるので十年単位では安くなる可能性が高い。
経路変更や行先変更も即対応できるので柔軟なルート設定が出来るようにもなる。