>>981
気密を高めるデメリットはコストが高くなること。
定量的にどれだけ高くなるかは各工務店が採用している工法や技量等で変わってくる。

気密が低いデメリットは光熱費が高くなること、壁内結露すること、一種換気を採用できないこと。
光熱費の違いは条件さえ決めれば簡単に定量評価可能。

三種換気で外が平均的な風速の場合、C値1とC値5では漏気量が0.861回/h。(※1)
つまり、広さ120m2、高さ2.4mの家だと1時間あたり約250m3の漏気となる。
漏気1m3あたりの熱損失は0.35W/Kだから、内外温度差を20℃とすると総損失は1.75kWとなる。
例えば、1.75kWの熱量を灯油暖房3ヶ月間供給すると、10円/kWh×1.75kW×24時間×30日×3か月≒3.8万円の差となる。
内外温度差は地域にもよるし、室温設定にもよるから条件(自分がどんな地域にしてどんな温熱環境で生活したいか)次第だけどね。

ちなみに、もっと厳密な計算も可能だけど、必要ならやってあげるよ。

※1 http://www.hokuju-ken.co.jp/pdf/kanki_pt_kai02.pdf