相馬福島道路で地滑り 未開通の「相馬山上−相馬」
http://www.minpo.jp/news/detail/2018031650005

2018/03/16 10:17
 国土交通省磐城国道事務所は15日、整備中の東北中央自動車道「相馬福島道路」の相馬山上−相馬インターチェンジ(IC)
間(6キロ)の相馬山上IC付近で地滑りが確認されたと発表した。今後、専門家の意見を踏まえ対策工事を検討する。同IC間は
2019年度中の開通を目指している。対策工事の工期によっては開通時期がずれ込む可能性がある。
 同事務所によると、相馬市山上字間ノ次郎地区で、延長80メートル、幅50メートルにわたって地滑りが確認された。昨年11
月下旬に発覚し、状況を確認する変位計測や応急対策などを行ってきた。同事務所によると、昨年10月の台風21号の大雨で
地盤が緩んだのが主な要因とみられる。対策方針が明確になった後、工事に着手し、工事工程を見直す予定。
 同区間は2018(平成30)年度の開通を予定していたが、塩手山トンネル(仮称)の掘削工事で軟弱な地盤への安全対策が
新たに実施され、開通予定が1年ずれ込んだ。
 同事務所は「安全に施工し、1日でも早い開通に向け最大限努力したい」としている。